説明

フィルム収納箱

【課題】
フィルム収納箱の蓋を開いた形態で前記フィルム収納箱の前板のつまみ板の表面に有するフィルム仮留め部に仮留めして有るフィルムの先端部をつまむときに前記仮留めして有るフィルムの先端部が前記前板に付いて、前記仮留めして有るフィルムの先端部をつまみにくいときがある。又、前記つまみにくいときに前記つまみ板の略端部に引っ掛けて前記つまみ板を前記前板と前記フィルム収納箱の縁折板を介する折り手段を中心にして回動する。そのときに前記つまみ板の略端部に引っ掛けにくいときがある。
【解決手段】
折り手段を介して前板を覆う縁折板が該前板の上端縁に連接して、回動手段を該縁折板に該前板から該折り手段を介して該縁折板に渡るまでの間で該前板のつまみ板の略端部と接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込みと該切れ目あるいは切り込みが該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動したときに繋がる形態で設けた構成。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はフィルム収納箱に係わる。
【背景技術】
【0002】
特許文献1においては書類より収納箱側に切れ残ったフィルム先端部をつまみ易くするためのつまみ片が予め前板から浮き上がっており、その浮き上がりが長期間維持されるというところで本発明と目的を異にし、又、書類より本発明と構成を異にする。
【0003】
特許文献2においては書類より包装用フィルムに対する異物の付着を防止するというところで本発明と目的を異にし、又、書類より本発明と構成を異にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4408139号公報
【特許文献2】特許第4326431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
フィルム収納箱の蓋を開いた形態で前記フィルム収納箱の前板のつまみ板の表面に有するフィルム仮留め部に仮留めして有るフィルムの先端部をつまむときに前記仮留めして有るフィルムの先端部が前記前板に付いて、前記仮留めして有るフィルムの先端部をつまみにくいときがあるという短所があった。又、前記つまみにくいときに前記つまみ板の略端部に引っ掛けて前記つまみ板を前記前板と前記フィルム収納箱の縁折板を介する折り手段を中心にして回動する。そのときに前記つまみ板の略端部に引っ掛けにくいときがあるという短所があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
折り手段を介して前板を覆う縁折板が該前板の上端縁に連接して、回動手段を該縁折板に該前板から該折り手段を介して該縁折板に渡るまでの間で該前板のつまみ板の略端部と接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込みと該切れ目あるいは切り込みが該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動したときに繋がる形態で設けたことを特徴とする。
【0007】
折り手段を介して前板を覆う縁折板が該前板の上端縁に連接して、回動手段を該縁折板に該前板から該折り手段を介して該縁折板に渡るまでの間で該前板のつまみ板の略端部と点で接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込みと該切れ目あるいは切り込みが該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動したときに繋がる形態で設けたことを特徴とする。
【0008】
折り手段を介して前板を覆う縁折板が該前板の上端縁に連接して、回動手段を該縁折板に該前板から該折り手段を介して該縁折板に渡って該前板のつまみ板の略端部と接する形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込みと該切れ目あるいは切り込みが該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動したときに繋がる形態で設けたことを特徴とする。
【0009】
該縁折板が該前板に貼り合わせて有ることを特徴とする。
【0010】
フィルムがラップフィルムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、折り手段を介して前板を覆う縁折板が該前板の上端縁に連接して、回動手段を該縁折板に該前板から該折り手段を介して該縁折板に渡るまでの間で該前板のつまみ板の略端部と接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込みと該切れ目あるいは切り込みが該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動したときに繋がる形態で設けたことで、フィルム収納箱の蓋を開いた形態で該縁折板を押すと、該縁折板を押したことと連動して該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動して突出するため、フィルム収納箱において、簡単に該つまみ板の表面に有するフィルム仮留め部に仮留めして有るフィルムの先端部をつまむことができる。
【0012】
又、本発明は、折り手段を介して前板を覆う縁折板が該前板の上端縁に連接して、回動手段を該縁折板に該前板から該折り手段を介して該縁折板に渡るまでの間で該前板のつまみ板の略端部と点で接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込みと該切れ目あるいは切り込みが該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動したときに繋がる形態で設けたことで、フィルム収納箱の蓋を開いた形態で該つまみ板を押すと、該つまみ板を押したことと連動して前記点で接しない部分、該切れ目あるいは切り込みの順にそれぞれ破断してあるいは前記点で接しない部分をそれぞれ破断して、該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動して、該縁折板を押すと、該縁折板を押したことと連動して該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動して突出するため、フィルム収納箱において、簡単に該つまみ板に付いているフィルムの先端部をつまむことができる。
【0013】
又、本発明は、折り手段を介して前板を覆う縁折板が該前板の上端縁に連接して、回動手段を該縁折板に該前板から該折り手段を介して該縁折板に渡って該前板のつまみ板の略端部と接する形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込みと該切れ目あるいは切り込みが該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動したときに繋がる形態で設けたことで、フィルム収納箱の蓋を開いた形態で該つまみ板を押すと、該つまみ板を押したことと連動して該切れ目あるいは切り込みをそれぞれ破断してあるいは前記それぞれ破断することがなく、該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動して、該縁折板を押すと、該縁折板を押したことと連動して該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動して突出するため、フィルム収納箱において、簡単に該つまみ板に付いているフィルムの先端部をつまむことができる。
【0014】
又、本発明は、該縁折板が該前板に貼り合わせて有ることで、それぞれ前記つまむことができる。
【0015】
又、本発明は、フィルムがラップフィルムであることで、ラップフィルムにおいて、それぞれ前記つまむことができる。
【0016】
又、本発明は低コストで実現することができるため、材料費のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】蓋を開いた形態の本発明の実施例1のフィルム収納箱の外観図
【図2】図1の本発明の実施例1のフィルム収納箱のA−A断面図
【図3】図1の本発明の実施例1のフィルム収納箱のB−B断面図
【図4】縁折板を押すと、前記縁折板を押したことと連動して前記縁折板に設けた回動手段を中心にして前記縁折板、折り手段を介して前記縁折板に連接する前板のつまみ板が回動して突出したときの図1の本発明の実施例1のフィルム収納箱の外観図
【図5】図4の本発明の実施例1のフィルム収納箱のC−C断面図
【図6】蓋を開いた形態の本発明の実施例2のフィルム収納箱の外観図
【図7】図6の本発明の実施例2のフィルム収納箱のD−D断面図
【図8】図6の本発明の実施例2のフィルム収納箱のE−E断面図
【図9】前板のつまみ板を押すと、前記つまみ板を押したことと連動して前記前板から折り手段を介して前記前板に連接する縁折板に渡るまでの間で前記つまみ板の略端部と点で接しない部分、前記点で接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込みの順にそれぞれ破断してあるいは前記点で接しない部分をそれぞれ破断して、前記縁折板に設けた回動手段を中心にして前記縁折板、前記つまみ板が回動して、前記縁折板を押すと、前記縁折板を押したことと連動して前記回動手段を中心にして前記縁折板、前記つまみ板が回動して突出したときの図6の本発明の実施例2のフィルム収納箱の外観図
【図10】図9の本発明の実施例2のフィルム収納箱のF−F断面図
【図11】蓋を開いた形態の本発明の実施例3のフィルム収納箱の外観図
【図12】図11の本発明の実施例3のフィルム収納箱のG−G断面図
【図13】図11の本発明の実施例3のフィルム収納箱のH−H断面図
【図14】前板のつまみ板を押すと、前記つまみ板を押したことと連動して前記前板から折り手段を介して前記前板に連接する縁折板に渡って前記つまみ板の略端部と接する形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込みをそれぞれ破断してあるいは前記それぞれ破断することがなく、前記縁折板に設けた回動手段を中心にして前記縁折板、前記つまみ板が回動して、前記縁折板を押すと、前記縁折板を押したことと連動して前記回動手段を中心にして前記縁折板、前記つまみ板が回動して突出したときの図11の本発明の実施例3のフィルム収納箱の外観図
【図15】図14の本発明の実施例3のフィルム収納箱のI−I断面図
【図16】蓋を開いた形態の従来のフィルム収納箱の外観図
【図17】図16の従来のフィルム収納箱のJ−J断面図
【図18】図16の従来のフィルム収納箱のK−K断面図
【図19】前板のつまみ板を前記前板と縁折板を介する折り手段を中心にして回動したときの図16の従来のフィルム収納箱の外観図
【図20】図19の従来のフィルム収納箱のL−L断面図
【図21】蓋を開いた形態の従来のフィルム収納箱の外観図
【図22】図21の従来のフィルム収納箱のM−M断面図
【図23】図21の従来のフィルム収納箱のN−N断面図
【図24】前板のつまみ板を前記前板と縁折板を介する折り手段を中心にして回動したときの図21の従来のフィルム収納箱の外観図
【図25】図24の従来のフィルム収納箱のO−O断面図
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明を実施するための形態を各図を参照して説明する。
本発明は、折り手段8を介して前板4を覆う縁折板5が該前板4の上端縁に連接して、回動手段9を該縁折板5に該前板4から該折り手段8を介して該縁折板5に渡るまでの間で該前板4のつまみ板6の略端部と接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込み10と該切れ目あるいは切り込み10が該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動したときに繋がる形態で設けたフィルム収納箱である。本発明の素材は紙、樹脂、金属などにしてもよい。又、該折り手段8は折り線、折り目線、ミシン目、ハーフカットなどを設けた部分、前記折り線、前記折り目線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けた部分と前記折り線、前記折り目線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けていない部分、前記折り線、前記折り目線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けていない部分のように折ることができる場合、該前板4あるいは該つまみ板6と該縁折板5を介している場合は全て含む。又、前記折り線、前記折り目線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けた部分、前記折り線、前記折り目線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けていない部分はそれぞれ1ヶ所に限定しなくてもよい。又、該回動手段9は回動線、ミシン目、ハーフカットなどを設けた部分、前記回動線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けた部分と前記回動線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けていない部分のように該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動したときに該切れ目あるいは切り込み10と該切れ目あるいは切り込み10が繋がる形態になる場合は前記回動線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けていない部分を除いて全て含む。又、その場合、前記回動線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けていない部分は前記回動線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けた部分と前記回動線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けていない部分のうちの前記回動線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けていない部分を含まない。又、前記回動線とは中心にして回動することができる部分を回動するために設ける凹状の線をいう。又、前記回動線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けた部分、前記回動線、前記ミシン目、前記ハーフカットなどを設けていない部分はそれぞれ1ヶ所に限定しなくてもよい。又、該回動手段9の形態はまっすぐな形態など、湾曲した形態などを含む。又、該回動手段9は1ヶ所に限定しなくてもよい。又、該つまみ板6とは該つまみ板6を形成したときに該折り手段8と該前板4及び/あるいは該折り手段8に有する繋がらない部分11で囲まれる部分をいう。しかし、後記本発明の実施例においては説明しないが、例えば、後記本発明の実施例1においては該つまみ板6とは該縁折板5を含んだ形態で該折り手段8、該回動手段9、該切れ目あるいは切り込み10、該繋がらない部分11で囲まれる部分と捉えることができるし、後記本発明の実施例3においては該つまみ板6とは該回動手段9、該切れ目あるいは切り込み10、該繋がらない部分11で囲まれる部分と捉えることができる。そのときは後記本発明の実施例においては説明しないが、該つまみ板6の定義などをそれぞれ前記捉えることができる場合に置き換えて捉えることができるものとする。又、該つまみ板6の略端部とは該繋がらない部分11の該つまみ板6側の部分、該切れ目あるいは切り込み10を除いた部分をいう。しかし、後記本発明の実施例においては説明しないが、例えば、後記本発明の実施例3においては該つまみ板6の略端部とは該縁折板5を含んだ形態で該繋がらない部分11の該つまみ板6側の部分、該切れ目あるいは切り込み10の他方の該切れ目あるいは切り込み10側の部分と捉えることができる。そのときは後記本発明の実施例においては説明しないが、該つまみ板6の略端部の定義などを前記捉えることができる場合に置き換えて捉えることができるものとする。又、該繋がらない部分11は該縁折板5を押した形態で該前板4に設けた切れ目を破断して形成してもよいし、該縁折板5を押した形態で該前板4に設けたミシン目を破断した部分と該前板4及び/あるいは該折り手段8に設けた切り込みで形成してもよい。又、該繋がらない部分11は1ヶ所に限定しなくてもよい。又、該切れ目あるいは切り込み10、該繋がらない部分11の形態はまっすぐな形態などにしてもよいし、湾曲した形態などにしてもよい。又、該切れ目あるいは切り込み10は1ヶ所に限定しなくてもよい。
【0019】
又、本発明は、折り手段8を介して前板4を覆う縁折板5が該前板4の上端縁に連接して、回動手段9を該縁折板5に該前板4から該折り手段8を介して該縁折板5に渡るまでの間で該前板4のつまみ板6の略端部と点で接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込み10と該切れ目あるいは切り込み10が該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動したときに繋がる形態で設けたフィルム収納箱にしてもよい。
【0020】
又、本発明は、折り手段8を介して前板4を覆う縁折板5が該前板4の上端縁に連接して、回動手段9を該前板4から該折り手段8を介して該縁折板5に渡って該前板4のつまみ板6の略端部と接する形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込み10と該切れ目あるいは切り込み10が該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動したときに繋がる形態で設けたフィルム収納箱にしてもよい。
【0021】
又、本発明は、該縁折板5が該前板4に貼り合わせて有るフィルム収納箱にしてもよい。
【0022】
又、本発明は、フィルムがラップフィルムであるフィルム収納箱にしてもよい。
【実施例1】
【0023】
本発明の実施例1においては図1〜図5に示すように折り手段8を介して前板4を覆う縁折板5が該前板4の上端縁に連接して、該縁折板5が該前板4に貼り合わせて有り、回動手段9を該縁折板5に該前板4から該折り手段8を介して該縁折板5に渡るまでの間で該前板4のつまみ板6の略端部と接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込み10と該切れ目あるいは切り込み10が該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動したときに繋がる形態で設けたフィルム収納箱に係わる。又、本発明の実施例1においてはフィルムがラップフィルムであるフィルム収納箱に係わる。又、本発明の実施例1においては図においてはフィルム収納箱に収納して有るラップフィルムロール、前記ラップフィルムロールから引き出して有るラップフィルムは省略する。
【0024】
図16〜図20に示す従来のフィルム収納箱においてはフィルム収納箱の蓋7を開いた形態で該フィルム収納箱の前板4のつまみ板6の表面に有するフィルム仮留め部12に仮留めして有るラップフィルムの先端部をつまむときに前記仮留めして有るラップフィルムの先端部が該前板4に付いて、前記仮留めして有るラップフィルムの先端部をつまみにくいときがある。又、図19、図20に示すように前記つまみにくいときに該つまみ板6の略端部に引っ掛けて該つまみ板6を該前板4と該フィルム収納箱の縁折板5を介する折り手段8を中心にして回動する。そのときに該つまみ板6の略端部に引っ掛けにくいときがある。
【0025】
しかし、本発明の実施例1においては図1〜図5に示すように折り手段8を介して前板4を覆う縁折板5が該前板4の上端縁に連接して、該縁折板5が該前板4に貼り合わせて有り、回動手段9を該縁折板5に該前板4から該折り手段8を介して該縁折板5に渡るまでの間で該前板4のつまみ板6の略端部と接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込み10と該切れ目あるいは切り込み10が該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動したときに繋がる形態で設けたことで、フィルム収納箱1の蓋7を開いた形態で図4、図5に示すように該縁折板5を押すと、該縁折板5を押したことと連動して該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動して突出するため、該フィルム収納箱1において、簡単に該つまみ板6の表面に有するフィルム仮留め部12に仮留めして有るラップフィルムの先端部をつまむことができる。
【0026】
又、本発明の実施例1は低コストで実現することができるため、材料費のコストダウンを図ることができる。
【実施例2】
【0027】
本発明の実施例2においては図6〜図10に示すように折り手段8を介して前板4を覆う縁折板5が該前板4の上端縁に連接して、該縁折板5が該前板4に貼り合わせて有り、回動手段9を該縁折板5に該前板4から該折り手段8を介して該縁折板5に渡るまでの間で該前板4のつまみ板6の略端部と点で接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込み10と該切れ目あるいは切り込み10が該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動したときに繋がる形態で設けたフィルム収納箱に係わる。又、本発明の実施例2においてはフィルムがラップフィルムであるフィルム収納箱に係わる。又、本発明の実施例2においては図においてはフィルム収納箱に収納して有るラップフィルムロール、前記ラップフィルムロールから引き出して有るラップフィルムは省略する。
【0028】
図21〜図25に示す従来のフィルム収納箱においてはフィルム収納箱の蓋7を開いた形態で該フィルム収納箱の前板4のつまみ板6に付いているラップフィルムの先端部をつまむときに前記付いているラップフィルムの先端部が該前板4に付いて、前記付いているラップフィルムの先端部をつまみにくいときがある。又、図24、図25に示すように前記つまみにくいときに該つまみ板6の略端部に引っ掛けて該つまみ板6を該前板4と該フィルム収納箱の縁折板5を介する折り手段8を中心にして回動する。そのときに該つまみ板6の略端部に引っ掛けにくいときがある。
【0029】
しかし、本発明の実施例2においては図6〜図10に示すように折り手段8を介して前板4を覆う縁折板5が該前板4の上端縁に連接して、該縁折板5が該前板4に貼り合わせて有り、回動手段9を該縁折板5に該前板4から該折り手段8を介して該縁折板5に渡るまでの間で該前板4のつまみ板6の略端部と点で接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込み10と該切れ目あるいは切り込み10が該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動したときに繋がる形態で設けたことで、フィルム収納箱2の蓋7を開いた形態で図9、図10に示すように該つまみ板6を押すと、該つまみ板6を押したことと連動して前記点で接しない部分、該切れ目あるいは切り込み10の順にそれぞれ破断してあるいは前記点で接しない部分をそれぞれ破断して、該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動して、該縁折板5を押すと、該縁折板5を押したことと連動して該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動して突出するため、該フィルム収納箱2において、簡単に該つまみ板6に付いているラップフィルムの先端部をつまむことができる。
【0030】
又、本発明の実施例2は低コストで実現することができるため、材料費のコストダウンを図ることができる。
【実施例3】
【0031】
本発明の実施例3においては図11〜図15に示すように折り手段8を介して前板4を覆う縁折板5が該前板4の上端縁に連接して、該縁折板5が該前板4に貼り合わせて有り、回動手段9を該縁折板5に該前板4から該折り手段8を介して該縁折板5に渡って該前板4のつまみ板6の略端部と接する形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込み10と該切れ目あるいは切り込み10が該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動したときに繋がる形態で設けたフィルム収納箱に係わる。又、本発明の実施例3においてはフィルムがラップフィルムであるフィルム収納箱に係わる。又、従来のフィルム収納箱においての説明は本発明の実施例2と同様であるため、省略する。又、本発明の実施例3においては図においてはフィルム収納箱に収納して有るラップフィルムロール、前記ラップフィルムロールから引き出して有るラップフィルムは省略する。
【0032】
本発明の実施例3においては図11〜図15に示すように折り手段8を介して前板4を覆う縁折板5が該前板4の上端縁に連接して、該縁折板5が該前板4に貼り合わせて有り、回動手段9を該縁折板5に該前板4から該折り手段8を介して該縁折板5に渡って該前板4のつまみ板6の略端部と接する形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込み10と該切れ目あるいは切り込み10が該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動したときに繋がる形態で設けたことで、フィルム収納箱3の蓋7を開いた形態で図14、図15に示すように該つまみ板6を押すと、該つまみ板6を押したことと連動して該切れ目あるいは切り込み10をそれぞれ破断してあるいは前記それぞれ破断することがなく、該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動して、該縁折板5を押すと、該縁折板5を押したことと連動して該回動手段9を中心にして該縁折板5、該つまみ板6が回動して突出するため、該フィルム収納箱3において、簡単に該つまみ板6に付いているラップフィルムの先端部をつまむことができる。
【0033】
又、本発明の実施例3は低コストで実現することができるため、材料費のコストダウンを図ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、使い勝手がよい構成を低コストで実現することができるため、市場における拡販及び利便性の向上を期待することができる。
【符号の説明】
【0035】
1 フィルム収納箱
2 フィルム収納箱
3 フィルム収納箱
4 前板
5 縁折板
6 つまみ板
7 蓋
8 折り手段
9 回動手段
10 切れ目あるいは切り込み
11 繋がらない部分
12 フィルム仮留め部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り手段を介して前板を覆う縁折板が該前板の上端縁に連接して、回動手段を該縁折板に該前板から該折り手段を介して該縁折板に渡るまでの間で該前板のつまみ板の略端部と接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込みと該切れ目あるいは切り込みが該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動したときに繋がる形態で設けたことを特徴とするフィルム収納箱。
【請求項2】
折り手段を介して前板を覆う縁折板が該前板の上端縁に連接して、回動手段を該縁折板に該前板から該折り手段を介して該縁折板に渡るまでの間で該前板のつまみ板の略端部と点で接しない形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込みと該切れ目あるいは切り込みが該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動したときに繋がる形態で設けたことを特徴とするフィルム収納箱。
【請求項3】
折り手段を介して前板を覆う縁折板が該前板の上端縁に連接して、回動手段を該縁折板に該前板から該折り手段を介して該縁折板に渡って該前板のつまみ板の略端部と接する形態でそれぞれ設けた切れ目あるいは切り込みと該切れ目あるいは切り込みが該回動手段を中心にして該縁折板、該つまみ板が回動したときに繋がる形態で設けたことを特徴とするフィルム収納箱。
【請求項4】
該縁折板が該前板に貼り合わせて有ることを特徴とする請求項1〜3記載のフィルム収納箱。
【請求項5】
フィルムがラップフィルムであることを特徴とする請求項1〜4記載のフィルム収納箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2012−20760(P2012−20760A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−159383(P2010−159383)
【出願日】平成22年7月14日(2010.7.14)
【特許番号】特許第4673442号(P4673442)
【特許公報発行日】平成23年4月20日(2011.4.20)
【出願人】(505020400)
【Fターム(参考)】