フッ素化エーテルウレタン及びその使用方法
式(Rf−Q)a−X−(A−)bにより表される末端基を含む化合物、及び、多官能性イソシアネート化合物と、式(Rf−Q)a−X−(Z)bにより表されるフッ素化化合物とを含む成分の反応生成物を含む化合物。各Rfは独立して、RfA(O)r−CHL’−(CF2)n−、[RfB−(O)t−C(L)H−CF2−O]m−W−、CF3CFH−O−(CF2)p−、CF3−(O−CF2)z−及びCF3−O−(CF2)3−O−CF2−から選択される部分フッ素化基又は全フッ素化基である。フッ素化化合物を用いる表面を有する物品の製造方法、及び、処理される物品もまた開示される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下式により表される末端基と、
(Rf−Q)a−X−(A−)b
下式により表される部分を含む多価単位と、を含む化合物であって、
【化1】
式中、
各Rfは独立して、
RfA−(O)r−CHL’−(CF2)n−、
[RfB−(O)t−C(L)H−CF2−O]m−W−、
CF3CFH−O−(CF2)p−、
CF3−(O−CF2)z−、又は
CF3−O−(CF2)3−O−CF2−であり、
各Qは独立してアルキレン又はアリールアルキレンであり、ここで、アルキレン及びアリールアルキレンは、独立してエーテル、アミン、エステル、アミド、カルバメート又はウレアである少なくとも1つの官能基により中断若しくは終端されてもよく、「a」が1のときQはまた結合、−C(O)O−又は−C(O)−N(R”)−であってもよく、
Xはアルキレン又はアルキレンポリマー主鎖であり、これらの各々は−S−又は−O−により中断されてもよく、ここで、前記アルキレンポリマー主鎖は、−Si(G)3、アンモニウム基、ポリアルキレンオキシ部分、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートで置換されてもよい少なくとも1つのアルキルエステル基で置換されてもよく、各Gは独立してヒドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、ハロゲン、アルキル又はフェニルであり、少なくとも1つのGはアルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ又はハロゲンであり、
各Aは独立して−O−、−N(R1)−、−S−又は−C(O)O−であり、
R”及びR1は、それぞれ独立して、水素、又は最大4個の炭素原子を有するアルキル基であり、
aは1〜10の数であり、
bは1〜5の数であり、
cは1〜20の数であり、
RfA及びRfBは、独立して、1〜6個の炭素原子を有し、少なくとも1つの酸素原子によって中断されてもよい、部分又は全フッ素化アルキル基を表し、
LはF又はCF3であり、
L’はF又はHであり、
Wはアルキレン又はアリーレンであり、
rは0又は1であり、ここで、rが0のとき、RfAは少なくとも1つの酸素原子で中断され、
tは0又は1であり、
mは1、2、又は3であり、
nは0又は1であり、
各pは独立して1〜6の数であり、
zは2〜7の数であり、
Rはアルキレン、アリーレン又はアリールアルキレンであり、これらの各々は少なくとも1つのビウレット、アロファネート、ウレトジオン又はイソシアヌレート結合により中断されてもよい、化合物。
【請求項2】
前記化合物が下式により表される末端基を更に含み、
アルキル−A−、
Rf3−Q1−A−、
アルキル−O−[EO]f−[R2O]g−[EO]f−、
アルキル−O−[R2O]g−[EO]f−[R2O]g−、
【化2】
[(G)3Si]d−X’−A−、
(D)1〜3−R3−A−、又は
(M)1〜2−R4−A−
式中、
Rf3は、最大6個の炭素原子を有し、1つ又は2つの−O−基により中断されてもよいペルフルオロアルキルであり、
Q1はアルキレン又はアリールアルキレンであり、ここで、アルキレン及びアリールアルキレンは、独立してエーテル、アミン、エステル、アミド、スルホンアミド、カルバメート又はウレアである少なくとも1つの官能基により中断若しくは終端されてもよく、
EOは、−CH2CH2O−を表し、
各R2Oは独立して、−CH(CH3)CH2O−、
−CH2CH(CH3)O−、−CH2CH2CH2O−、−CH(CH2CH3)CH2O−、
−CH2CH(CH2CH3)O−、−CH2CH2CH2CH2O−、又は−CH2C(CH3)2O−を表し、
各fは、独立して1〜150の数であり、
各gは、独立して0〜55の数であり、
各Gは、独立して、ヒドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、ハロゲン、アルキル又はフェニルであり、ここで、少なくとも1つのGは、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ又はハロゲンであり、
各Dは、独立して、アクリレート、メタクリレート、エポキシド、グリシドキシ又はビニルであり、
Mは、アンモニウム基、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートであり、
各R’は、独立して、水素、アルキル又はアリールであり、
R3は、二価、三価又は四価のアルキレンであり、
R4は、少なくとも1つのエーテル結合又はアミン結合により中断されてもよいアルキレンであり、
X’は、アルキレン又はアルキレンポリマー主鎖であり、これらの各々は−S−又は−O−により中断されてもよく、ここで、前記アルキレンポリマー主鎖は、アンモニウム基、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートで置換されてもよい少なくとも1つのアルキルエステル基で置換されてもよく、
dは1〜5の数である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記化合物が下式により表され、
【化3】
式中、
各a’は独立して0、1又は2であり、
eは0〜20の数であり、
X1は、アルキレン、ポリアルキレンオキシ、フルオロアルキレン又はポリフルオロアルキレンオキシであり、ここで、アルキレンは、−O−、ポリジアルキルシロキサン、ポリジアリールシロキサン又はポリアルキルアリールシロキサンのうちの少なくとも1つにより中断されてもよく、−Si(G)3、アンモニウム基、ポリアルキレンオキシ部分、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートで置換されてもよく、
各Eは、独立して、下式により表される末端基であり、
(Rf−Q)a−X−A−、
アルキル−A−、
Rf3−Q1−A−、
アルキル−O−[EO]f−[R2O]g−[EO]f−、
アルキル−O−[R2O]g−[EO]f−[R2O]g−、
【化4】
[(G)3Si]d−X’−A−、
(D)1〜3−R3−A−、又は
(M)1〜2−R4−A−、式中、
Rf3は、最大6個の炭素原子を有し、1つ又は2つの−O−基により中断されてもよいペルフルオロアルキルであり、
Q1はアルキレン又はアリールアルキレンであり、ここで、アルキレン及びアリールアルキレンは、独立してエーテル、アミン、エステル、アミド、スルホンアミド、カルバメート又はウレアである少なくとも1つの官能基により中断若しくは終端されてもよく、
EOは、−CH2CH2O−を表し、
各R2Oは独立して、−CH(CH3)CH2O−、
−CH2CH(CH3)O−、−CH2CH2CH2O−、−CH(CH2CH3)CH2O−、
−CH2CH(CH2CH3)O−、−CH2CH2CH2CH2O−、又は−CH2C(CH3)2O−を表し、
各fは、独立して1〜150の数であり、
各gは、独立して0〜55の数であり、
各Gは、独立して、ヒドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、ハロゲン、アルキル又はフェニルであり、ここで、少なくとも1つのGは、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ又はハロゲンであり、
各Dは、独立して、アクリレート、メタクリレート、エポキシド、グリシドキシ又はビニルであり、
Mは、アンモニウム基、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートであり、
各R’は、独立して、水素、アルキル又はアリールであり、
R3は、二価、三価又は四価のアルキレンであり、
R4は、少なくとも1つのエーテル結合又はアミン結合により中断されてもよいアルキレンであり、
X’は、アルキレン又はアルキレンポリマー主鎖であり、これらの各々は−S−又は−O−により中断されてもよく、ここで、前記アルキレンポリマー主鎖は、アンモニウム基、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートで置換されてもよい少なくとも1つのアルキルエステル基で置換されてもよく、
dは1〜5の数である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
前記化合物が下式により表される部分を含み、
【化5】
式中、
EOは、−CH2CH2O−を表し、
各R2Oは独立して、−CH(CH3)CH2O−、
−CH2CH(CH3)O−、−CH2CH2CH2O−、−CH(CH2CH3)CH2O−、
−CH2CH(CH2CH3)O−、−CH2CH2CH2CH2O−、又は−CH2C(CH3)2O−を表し、
各fは、独立して1〜150の数であり、
各gは、独立して0〜55の数であり、
R4は、少なくとも1つのエーテル結合又はアミン結合により中断されてもよいアルキレンであり、
各R5は、独立して、アルキル又はアリールである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
多官能性イソシアネート化合物と下式により表されるフッ素化化合物とを含む成分の反応生成物を含む化合物であって、
(Rf−Q)a−X−(Z)b
式中、
各Rfは独立して、
RfA−(O)r−CHL’−(CF2)n−、
[RfB−(O)t−C(L)H−CF2−O]m−W−、
CF3CFH−O−(CF2)p−、
CF3−(O−CF2)z−、又は
CF3O−(CF2)3−O−CF2−であり、
各Qは、独立して、アルキレン又はアリールアルキレンであり、ここで、アルキレン及びアリールアルキレンは、独立してエーテル、アミン、エステル、アミド、カルバメート又はウレアである少なくとも1つの官能基により中断若しくは終端されてもよく、「a」が1のときQはまた結合、−C(O)O−又は−C(O)−N(R”)−であってもよく、R”は水素、又は最大4個の炭素原子を有するアルキルであり、
Xはアルキレン又はアルキレンポリマー主鎖であり、これらの各々は−S−又は−O−により中断されてもよく、ここで、前記アルキレンポリマー主鎖は、−Si(G)3、アンモニウム基、ポリアルキレンオキシ部分、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートで置換されてもよい少なくとも1つのアルキルエステル基で置換されてもよく、各Gは独立してヒドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、ハロゲン、アルキル又はフェニルであり、少なくとも1つのGはアルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ又はハロゲンであり、
各Zは、独立して、ヒドロキシル、アミノ、メルカプタン、イソシアネート、エポキシ又はカルボン酸であり、
aは1〜10の数であり、
bは1〜5の数であり、
RfA及びRfBは、独立して、1〜6個の炭素原子を有し、少なくとも1つの酸素原子によって中断されてもよい、部分又は全フッ素化アルキル基を表し、
LはF又はCF3であり、
L’はF又はHであり、
Wはアルキレン又はアリーレンであり、
rは0又は1であり、ここで、rが0のとき、RfAは少なくとも1つの酸素原子で中断され、
tは0又は1であり、
mは1、2、又は3であり、
nは0又は1であり;
各pは、独立して1〜6の数であり、
zは2〜7の数である、化合物。
【請求項6】
前記成分が、フッ素化アルコール、フッ素化ポリオール、非フッ素化ポリオール、脂肪族アルコール、ポリアミン、式[(G)3Si]d−X’−Zにより表されるシラン化合物、オキシム、式(D)1〜3−R3−Zにより表される重合性化合物、又は式(M)1〜2−R4−Zにより表される化合物のうちの少なくとも1つを更に含み、式中、
各Gは、独立して、ヒドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、ハロゲン、アルキル又はフェニルであり、ここで、少なくとも1つのGは、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ又はハロゲンであり、
X’は、アルキレン又はアルキレンポリマー主鎖であり、これらの各々は−S−又は−O−により中断されてもよく、ここで、前記アルキレンポリマー主鎖は、アンモニウム基、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートで置換されてもよい少なくとも1つのアルキルエステル基で置換されてもよく、
各Dは、独立して、アクリレート、メタクリレート、エポキシド、グリシドキシ又はビニルであり、
各Mは、独立して、アンモニウム基、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートであり、
R3は、二価、三価又は四価のアルキレンであり、
R4は、少なくとも1つのエーテル結合により中断されてもよいアルキレンである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
各Rfが独立して、
RfA−(O)r−CHF−(CF2)n−、
[RfB−(O)t−C(L)H−CF2−O]m−W−、又は
CF3CFH−O−(CF2)p−である、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
t及びrはそれぞれ1であり、RfA及びRfBは独立して、
炭素原子1〜3個を有する全フッ素化アルキル基、及び
下式により表される全フッ素化基からなる群から選択され、
Rf1−[ORf2]x−
式中、
Rf1は、1〜3個の炭素原子を有するペルフルオロ化アルキル基であり、
各Rf2は独立して、1〜3個の炭素原子を有するペルフルオロ化アルキレンであり、
xは1〜4の値を有する整数である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
t及びrは各々0であり、RfA及びRfBは独立して、下式により表される全フッ素化基であり、
Rf4−[ORf5]y−O−CF2−
式中、
Rf4は、1〜3個の炭素原子を有するペルフルオロ化アルキル基であり、
各Rf5は独立して、1〜3個の炭素原子を有するペルフルオロ化アルキレンであり、
yは0〜4の値を有する整数である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
Rfが、
CF3−O−CF2CF2−CF2−O−CHF−、CF3−O−CF2−CF2−CF2−O−CF2−CHF−、
CF3−O−CF2−CF2−CF2−O−CHF−CF2−又はCF3−O−CF2−CF2−CF2−O−CF2−CHF−CF2−である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のフッ素化化合物。
【請求項11】
Xがアルキレンポリマー主鎖である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
(Rf−Q)a−X−が下式により表され、
【化6】
式中、
各Q2は、独立して、−C(O)−N(R”)−アルキレン、アルキレン、
−C(O)−N(R”)−アリールアルキレン又はアリールアルキレンであり、これらの各々は少なくとも1つのエーテル結合により中断されてもよく、ここで、R”は、水素、又は最大4個の炭素原子を有するアルキルであり、
R6は、アルキレン、アリーレン又はアリールアルキレンであり、これらの各々は、二価又は三価であり、少なくとも1つのエーテル結合により中断されてもよく、
各R7は、独立して、水素又はメチルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
表面を有する物品の製造方法であって、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物で前記表面を処理することを含む、方法。
【請求項14】
表面を含む物品であって、前記表面の少なくとも一部分が請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物で処理される、物品。
【請求項15】
液体の表面張力を減少させる方法であって、前記方法は前記液体と請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物の一定量とを組み合わせることを含み、前記化合物の量が前記液体の表面張力を減少させるのに十分な量である、方法。
【請求項1】
下式により表される末端基と、
(Rf−Q)a−X−(A−)b
下式により表される部分を含む多価単位と、を含む化合物であって、
【化1】
式中、
各Rfは独立して、
RfA−(O)r−CHL’−(CF2)n−、
[RfB−(O)t−C(L)H−CF2−O]m−W−、
CF3CFH−O−(CF2)p−、
CF3−(O−CF2)z−、又は
CF3−O−(CF2)3−O−CF2−であり、
各Qは独立してアルキレン又はアリールアルキレンであり、ここで、アルキレン及びアリールアルキレンは、独立してエーテル、アミン、エステル、アミド、カルバメート又はウレアである少なくとも1つの官能基により中断若しくは終端されてもよく、「a」が1のときQはまた結合、−C(O)O−又は−C(O)−N(R”)−であってもよく、
Xはアルキレン又はアルキレンポリマー主鎖であり、これらの各々は−S−又は−O−により中断されてもよく、ここで、前記アルキレンポリマー主鎖は、−Si(G)3、アンモニウム基、ポリアルキレンオキシ部分、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートで置換されてもよい少なくとも1つのアルキルエステル基で置換されてもよく、各Gは独立してヒドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、ハロゲン、アルキル又はフェニルであり、少なくとも1つのGはアルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ又はハロゲンであり、
各Aは独立して−O−、−N(R1)−、−S−又は−C(O)O−であり、
R”及びR1は、それぞれ独立して、水素、又は最大4個の炭素原子を有するアルキル基であり、
aは1〜10の数であり、
bは1〜5の数であり、
cは1〜20の数であり、
RfA及びRfBは、独立して、1〜6個の炭素原子を有し、少なくとも1つの酸素原子によって中断されてもよい、部分又は全フッ素化アルキル基を表し、
LはF又はCF3であり、
L’はF又はHであり、
Wはアルキレン又はアリーレンであり、
rは0又は1であり、ここで、rが0のとき、RfAは少なくとも1つの酸素原子で中断され、
tは0又は1であり、
mは1、2、又は3であり、
nは0又は1であり、
各pは独立して1〜6の数であり、
zは2〜7の数であり、
Rはアルキレン、アリーレン又はアリールアルキレンであり、これらの各々は少なくとも1つのビウレット、アロファネート、ウレトジオン又はイソシアヌレート結合により中断されてもよい、化合物。
【請求項2】
前記化合物が下式により表される末端基を更に含み、
アルキル−A−、
Rf3−Q1−A−、
アルキル−O−[EO]f−[R2O]g−[EO]f−、
アルキル−O−[R2O]g−[EO]f−[R2O]g−、
【化2】
[(G)3Si]d−X’−A−、
(D)1〜3−R3−A−、又は
(M)1〜2−R4−A−
式中、
Rf3は、最大6個の炭素原子を有し、1つ又は2つの−O−基により中断されてもよいペルフルオロアルキルであり、
Q1はアルキレン又はアリールアルキレンであり、ここで、アルキレン及びアリールアルキレンは、独立してエーテル、アミン、エステル、アミド、スルホンアミド、カルバメート又はウレアである少なくとも1つの官能基により中断若しくは終端されてもよく、
EOは、−CH2CH2O−を表し、
各R2Oは独立して、−CH(CH3)CH2O−、
−CH2CH(CH3)O−、−CH2CH2CH2O−、−CH(CH2CH3)CH2O−、
−CH2CH(CH2CH3)O−、−CH2CH2CH2CH2O−、又は−CH2C(CH3)2O−を表し、
各fは、独立して1〜150の数であり、
各gは、独立して0〜55の数であり、
各Gは、独立して、ヒドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、ハロゲン、アルキル又はフェニルであり、ここで、少なくとも1つのGは、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ又はハロゲンであり、
各Dは、独立して、アクリレート、メタクリレート、エポキシド、グリシドキシ又はビニルであり、
Mは、アンモニウム基、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートであり、
各R’は、独立して、水素、アルキル又はアリールであり、
R3は、二価、三価又は四価のアルキレンであり、
R4は、少なくとも1つのエーテル結合又はアミン結合により中断されてもよいアルキレンであり、
X’は、アルキレン又はアルキレンポリマー主鎖であり、これらの各々は−S−又は−O−により中断されてもよく、ここで、前記アルキレンポリマー主鎖は、アンモニウム基、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートで置換されてもよい少なくとも1つのアルキルエステル基で置換されてもよく、
dは1〜5の数である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記化合物が下式により表され、
【化3】
式中、
各a’は独立して0、1又は2であり、
eは0〜20の数であり、
X1は、アルキレン、ポリアルキレンオキシ、フルオロアルキレン又はポリフルオロアルキレンオキシであり、ここで、アルキレンは、−O−、ポリジアルキルシロキサン、ポリジアリールシロキサン又はポリアルキルアリールシロキサンのうちの少なくとも1つにより中断されてもよく、−Si(G)3、アンモニウム基、ポリアルキレンオキシ部分、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートで置換されてもよく、
各Eは、独立して、下式により表される末端基であり、
(Rf−Q)a−X−A−、
アルキル−A−、
Rf3−Q1−A−、
アルキル−O−[EO]f−[R2O]g−[EO]f−、
アルキル−O−[R2O]g−[EO]f−[R2O]g−、
【化4】
[(G)3Si]d−X’−A−、
(D)1〜3−R3−A−、又は
(M)1〜2−R4−A−、式中、
Rf3は、最大6個の炭素原子を有し、1つ又は2つの−O−基により中断されてもよいペルフルオロアルキルであり、
Q1はアルキレン又はアリールアルキレンであり、ここで、アルキレン及びアリールアルキレンは、独立してエーテル、アミン、エステル、アミド、スルホンアミド、カルバメート又はウレアである少なくとも1つの官能基により中断若しくは終端されてもよく、
EOは、−CH2CH2O−を表し、
各R2Oは独立して、−CH(CH3)CH2O−、
−CH2CH(CH3)O−、−CH2CH2CH2O−、−CH(CH2CH3)CH2O−、
−CH2CH(CH2CH3)O−、−CH2CH2CH2CH2O−、又は−CH2C(CH3)2O−を表し、
各fは、独立して1〜150の数であり、
各gは、独立して0〜55の数であり、
各Gは、独立して、ヒドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、ハロゲン、アルキル又はフェニルであり、ここで、少なくとも1つのGは、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ又はハロゲンであり、
各Dは、独立して、アクリレート、メタクリレート、エポキシド、グリシドキシ又はビニルであり、
Mは、アンモニウム基、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートであり、
各R’は、独立して、水素、アルキル又はアリールであり、
R3は、二価、三価又は四価のアルキレンであり、
R4は、少なくとも1つのエーテル結合又はアミン結合により中断されてもよいアルキレンであり、
X’は、アルキレン又はアルキレンポリマー主鎖であり、これらの各々は−S−又は−O−により中断されてもよく、ここで、前記アルキレンポリマー主鎖は、アンモニウム基、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートで置換されてもよい少なくとも1つのアルキルエステル基で置換されてもよく、
dは1〜5の数である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
前記化合物が下式により表される部分を含み、
【化5】
式中、
EOは、−CH2CH2O−を表し、
各R2Oは独立して、−CH(CH3)CH2O−、
−CH2CH(CH3)O−、−CH2CH2CH2O−、−CH(CH2CH3)CH2O−、
−CH2CH(CH2CH3)O−、−CH2CH2CH2CH2O−、又は−CH2C(CH3)2O−を表し、
各fは、独立して1〜150の数であり、
各gは、独立して0〜55の数であり、
R4は、少なくとも1つのエーテル結合又はアミン結合により中断されてもよいアルキレンであり、
各R5は、独立して、アルキル又はアリールである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
多官能性イソシアネート化合物と下式により表されるフッ素化化合物とを含む成分の反応生成物を含む化合物であって、
(Rf−Q)a−X−(Z)b
式中、
各Rfは独立して、
RfA−(O)r−CHL’−(CF2)n−、
[RfB−(O)t−C(L)H−CF2−O]m−W−、
CF3CFH−O−(CF2)p−、
CF3−(O−CF2)z−、又は
CF3O−(CF2)3−O−CF2−であり、
各Qは、独立して、アルキレン又はアリールアルキレンであり、ここで、アルキレン及びアリールアルキレンは、独立してエーテル、アミン、エステル、アミド、カルバメート又はウレアである少なくとも1つの官能基により中断若しくは終端されてもよく、「a」が1のときQはまた結合、−C(O)O−又は−C(O)−N(R”)−であってもよく、R”は水素、又は最大4個の炭素原子を有するアルキルであり、
Xはアルキレン又はアルキレンポリマー主鎖であり、これらの各々は−S−又は−O−により中断されてもよく、ここで、前記アルキレンポリマー主鎖は、−Si(G)3、アンモニウム基、ポリアルキレンオキシ部分、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートで置換されてもよい少なくとも1つのアルキルエステル基で置換されてもよく、各Gは独立してヒドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、ハロゲン、アルキル又はフェニルであり、少なくとも1つのGはアルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ又はハロゲンであり、
各Zは、独立して、ヒドロキシル、アミノ、メルカプタン、イソシアネート、エポキシ又はカルボン酸であり、
aは1〜10の数であり、
bは1〜5の数であり、
RfA及びRfBは、独立して、1〜6個の炭素原子を有し、少なくとも1つの酸素原子によって中断されてもよい、部分又は全フッ素化アルキル基を表し、
LはF又はCF3であり、
L’はF又はHであり、
Wはアルキレン又はアリーレンであり、
rは0又は1であり、ここで、rが0のとき、RfAは少なくとも1つの酸素原子で中断され、
tは0又は1であり、
mは1、2、又は3であり、
nは0又は1であり;
各pは、独立して1〜6の数であり、
zは2〜7の数である、化合物。
【請求項6】
前記成分が、フッ素化アルコール、フッ素化ポリオール、非フッ素化ポリオール、脂肪族アルコール、ポリアミン、式[(G)3Si]d−X’−Zにより表されるシラン化合物、オキシム、式(D)1〜3−R3−Zにより表される重合性化合物、又は式(M)1〜2−R4−Zにより表される化合物のうちの少なくとも1つを更に含み、式中、
各Gは、独立して、ヒドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、ハロゲン、アルキル又はフェニルであり、ここで、少なくとも1つのGは、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ又はハロゲンであり、
X’は、アルキレン又はアルキレンポリマー主鎖であり、これらの各々は−S−又は−O−により中断されてもよく、ここで、前記アルキレンポリマー主鎖は、アンモニウム基、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートで置換されてもよい少なくとも1つのアルキルエステル基で置換されてもよく、
各Dは、独立して、アクリレート、メタクリレート、エポキシド、グリシドキシ又はビニルであり、
各Mは、独立して、アンモニウム基、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートであり、
R3は、二価、三価又は四価のアルキレンであり、
R4は、少なくとも1つのエーテル結合により中断されてもよいアルキレンである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
各Rfが独立して、
RfA−(O)r−CHF−(CF2)n−、
[RfB−(O)t−C(L)H−CF2−O]m−W−、又は
CF3CFH−O−(CF2)p−である、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
t及びrはそれぞれ1であり、RfA及びRfBは独立して、
炭素原子1〜3個を有する全フッ素化アルキル基、及び
下式により表される全フッ素化基からなる群から選択され、
Rf1−[ORf2]x−
式中、
Rf1は、1〜3個の炭素原子を有するペルフルオロ化アルキル基であり、
各Rf2は独立して、1〜3個の炭素原子を有するペルフルオロ化アルキレンであり、
xは1〜4の値を有する整数である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
t及びrは各々0であり、RfA及びRfBは独立して、下式により表される全フッ素化基であり、
Rf4−[ORf5]y−O−CF2−
式中、
Rf4は、1〜3個の炭素原子を有するペルフルオロ化アルキル基であり、
各Rf5は独立して、1〜3個の炭素原子を有するペルフルオロ化アルキレンであり、
yは0〜4の値を有する整数である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
Rfが、
CF3−O−CF2CF2−CF2−O−CHF−、CF3−O−CF2−CF2−CF2−O−CF2−CHF−、
CF3−O−CF2−CF2−CF2−O−CHF−CF2−又はCF3−O−CF2−CF2−CF2−O−CF2−CHF−CF2−である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のフッ素化化合物。
【請求項11】
Xがアルキレンポリマー主鎖である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
(Rf−Q)a−X−が下式により表され、
【化6】
式中、
各Q2は、独立して、−C(O)−N(R”)−アルキレン、アルキレン、
−C(O)−N(R”)−アリールアルキレン又はアリールアルキレンであり、これらの各々は少なくとも1つのエーテル結合により中断されてもよく、ここで、R”は、水素、又は最大4個の炭素原子を有するアルキルであり、
R6は、アルキレン、アリーレン又はアリールアルキレンであり、これらの各々は、二価又は三価であり、少なくとも1つのエーテル結合により中断されてもよく、
各R7は、独立して、水素又はメチルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
表面を有する物品の製造方法であって、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物で前記表面を処理することを含む、方法。
【請求項14】
表面を含む物品であって、前記表面の少なくとも一部分が請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物で処理される、物品。
【請求項15】
液体の表面張力を減少させる方法であって、前記方法は前記液体と請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物の一定量とを組み合わせることを含み、前記化合物の量が前記液体の表面張力を減少させるのに十分な量である、方法。
【公表番号】特表2012−509937(P2012−509937A)
【公表日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−538644(P2011−538644)
【出願日】平成21年11月23日(2009.11.23)
【国際出願番号】PCT/US2009/065454
【国際公開番号】WO2010/062843
【国際公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【出願人】(505005049)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (2,080)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年11月23日(2009.11.23)
【国際出願番号】PCT/US2009/065454
【国際公開番号】WO2010/062843
【国際公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【出願人】(505005049)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (2,080)
【Fターム(参考)】
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