説明

フラッシュコンテンツナビゲーション方法、モバイルエレクトロニックデバイスおよびコンピュータで読取り可能な媒体

【課題】フラッシュコンテンツナビゲーション方法、モバイルエレクトロニックデバイス、およびコンピュータで読取り可能な媒体を提供する。
【解決手段】フラッシュナビゲーティング信号を受信すると、フルスクリーンインターフェイスはポップアップされる。可視エリアのサイズがタッチスクリーンのサイズよりも大きい場合、フラッシュコンテンツは可視エリアに表示されたフラッシュコンテンツがタッチスクリーンのサイズに合うよう縮小され、可視エリアに表示されたフラッシュコンテンツは変更されたサイズにて表示される。タッチスクリーンからフラッシュ相互作用信号を受信すると、フラッシュ相互作用信号はフラッシュ相互作用信号に基づき動作を実行するよう、フラッシュエンジンにフラッシュ相互作用信号を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ウェブコンテンツナビゲーション方法(web content navigation method)に関し、特にフラッシュコンテンツナビゲーション方法(flash content navigation method)、モバイルエレクトロニックデバイスおよびコンピュータで読取り可能な媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
モバイルテクノロジーの発展に従い、ウェブページの閲覧機能を備えるモバイルエレクトロニックデバイスがますます増加し、それゆえに、情報の氾濫するこの時代におけるユーザーは、時間と場所に制限されることなく、インターネットを介して、最も最新の情報を受信することができる。
【0003】
現在、ますます多くのウェブページデザイナーは、アニメーション、ビデオおよび対話性をユーザーに提供するため、ウェブページにフラッシュコンテンツを埋め込む(embedded)ことに慣れてきている。しかしながら、フラッシュコンテンツはもともとコンピュータシステムにおける表示用に設計されているため、ユーザーがモバイルデバイス上でフラッシュコンテンツを見たい場合、フラッシュコンテンツのサイズがモバイルデバイスのスクリーンサイズを大いに上回り、モバイルデバイス上でフラッシュコンテンツを閲覧することが不便となる可能性がある。
【0004】
加えて、フラッシュコンテンツを表示するためのフラッシュプレーヤーはブラウザのプラグイン(plug-in)として使用することができ、ユーザーが容易にウェブページと相互作用することができるよう、ユーザーのジェスチャー(gesture)によって発生する信号は、フラッシュエンジンではなくブラウザエンジンに送信される。したがって、フラッシュエンジンに信号を送信するかどうかは、ブラウザにより決定される。いくつかの使用状況においては、ユーザーのジェスチャーを受信した際、ユーザーがウェブページまたはフラッシュコンテンツのいずれを操作しようとするのかをブラウザが正確に識別することができず、そのため、ユーザーのジェスチャーに対する反応がユーザーの要求を満たさないことがありうる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザーがモバイルデバイス上でフラッシュコンテンツを見たい場合、フラッシュコンテンツのサイズがモバイルデバイスのスクリーンサイズを大いに上回り、モバイルデバイス上でフラッシュコンテンツを閲覧することが不便となる可能性がある。
また、いくつかの使用状況においては、ユーザーのジェスチャーを受信した際、ユーザーがウェブページまたはフラッシュコンテンツのいずれを操作しようとするのかをブラウザが正確に識別することができず、そのため、ユーザーのジェスチャーに対する反応がユーザーの要求を満たさないことがありうる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、フラッシュコンテンツナビゲーション方法、モバイルエレクトロニックデバイス、およびコンピュータで読取り可能な媒体に関するものであり、ウェブページに組み込まれたフラッシュコンテンツはフルスクリーンモードにて表示することができ、ユーザーは容易にフラッシュコンテンツに相互作用することができる。
【0007】
この発明は、タッチスクリーンを有するモバイルエレクトロニックデバイスに適用するフラッシュコンテンツナビゲーション方法を提供するものであり、ウェブページに組み込まれたフラッシュコンテンツはブラウザ実行によりモバイルエレクトロニックデバイスに表示され、ウェブページ内の可視エリア(visible area)は、フラッシュコンテンツの少なくとも一部を示すためにあらかじめ定められ、フラッシュコンテンツは、ブラウザによってアクセスされるフラッシュエンジンにより表示される。この方法において、フラッシュナビゲーティング信号(flash navigating signal)が受信されると、フルスクリーンインターフェースはタッチスクリーンのサイズに基づきポップアップされる。可視エリアのサイズがタッチスクリーンのサイズより大きい場合、可視エリアに表示されるフラッシュコンテンツがタッチスクリーンのサイズに合うようフラッシュコンテンツは縮小され、可視エリアに表示されるフラッシュコンテンツは、変更されたサイズでフルスクリーンインターフェイスに再生される。タッチスクリーンからフラッシュ相互作用信号(flash interacting signal)が受信されると、フラッシュ相互作用信号に基づき、フラッシュ相互作用信号はフラッシュコンテンツにおいて動作を実行するため、フラッシュエンジンに送信される。
【0008】
この発明の実施形態において、フラッシュナビゲーティング信号はタッチスクリーン上の可視エリア内で行われるダブルタップジェスチャーにより発生する。
【0009】
この発明の実施形態において、フルスクリーンインターフェースをポップアップするステップの後、この方法は、可視エリアのサイズがタッチスクリーンのサイズよりも小さい、もしくはこれと同一である場合、フルスクリーンインターフェースの可視エリア内に表示されるフラッシュコンテンツをオリジナルサイズで再生することをさらに含む。
【0010】
この発明の実施形態において、可視エリア内に表示されるフラッシュコンテンツをフルスクリーンインターフェース上において変更されたサイズで再生するステップの後、この方法は、リサイズ信号(resizing signal)を受信すると、リサイズ信号に基づきフラッシュコンテンツをリサイズし、ビューポイント移動信号(viewpoint moving signal)を受信すると、可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツの異なる部分をフルスクリーンインターフェイス上において表示するため、ビューポイント移動信号に基づきビューポイントを移動し、シーンドラッグ信号(scene dragging signal)を受信し、且つフラッシュコンテンツのオリジナルサイズが可視エリアよりも大きい場合、可視エリア内でフラッシュコンテンツの異なる部分を表示するため、シーンドラッグ信号に基づきフラッシュコンテンツをドラッグするため、フラッシュエンジンにシーンドラッグ信号を送信し、フィットトゥースクリーン信号(fit-to-screen signal)を受信すると、可視エリア内に表示されるフラッシュコンテンツがタッチスクリーンのサイズに合うようフラッシュコンテンツをリサイズすることをさらに含む。
【0011】
この発明の実施形態において、リサイズ信号に基づきフラッシュコンテンツをリサイズするステップの後、リサイズシグナルがタッチスクリーンにおけるダブルタップジェスチャーに基づき発生した場合、可視エリアに表示されたフラッシュコンテンツの一部をフルスクリーンインターフェイス上において再生するため、フラッシュコンテンツをオリジナルサイズにリサイズし、リサイズシグナルがタッチスクリーンにおけるピンチジェスチャー(pinch gesture)に基づき発生した場合、フラッシュコンテンツの一部をフルスクリーンインターフェイス上において再生するため、ピンチジェスチャーに基づきフラッシュコンテンツを拡大または縮小する(zooming)ことを含む。
【0012】
この発明の実施形態において、ビューポイント移動信号はタッチスクリーンにおけるパンジェスチャー(pan gesture)に基づき発生し、シーンドラッグ信号はタッチスクリーンにおけるプレスおよびパンジェスチャー(press and pan gesture)に基づき発生し、フィットトゥースクリーン信号はタッチスクリーンにおけるダブルタップジェスチャー(double-tap gesture)に基づき発生する。
【0013】
この発明の実施形態において、フラッシュ相互作用信号はタッチスクリーンにおけるプレスおよびパンジェスチャーまたはシングルタップジェスチャー(single-tap gesture)に基づき発生し、フラッシュ相互作用信号に基づきフラッシュコンテンツ上で動作を実行するためフラッシュエンジンにフラッシュ相互作用信号を送るステップは、プレスおよびパンジェスチャーまたはシングルタップジェスチャーに対応する動作を呼び出すため、フラッシュエンジンにフラッシュ相互作用信号を送信することを含む。
【0014】
この発明の実施形態において、この方法はイグジット信号を受信すると、フルスクリーンインターフェイスを閉じ、ブラウザによりウェブページを表示させ、タッチスクリーンより信号を受け取ると、信号をブラウザに送信する。
【0015】
この発明の実施形態において、フラッシュコンテンツはショックウェーブフラッシュ(Shockwave Flash = SWF)フォーマットである。
【0016】
この発明は、さらに、タッチスクリーン、フラッシュエンジン提供モジュール、ウェブページ閲覧モジュール、およびフラッシュコンテンツナビゲーティングモジュールを含むモバイルエレクトロニックデバイスを提供する。ここでは、フラッシュエンジン提供モジュールはフラッシュエンジンにフラッシュエンジンインターフェースを供給するために使用される。ウェブページ閲覧モジュールは、タッチスクリーンおよびフラッシュエンジン提供モジュールに接続され、ウェブページ閲覧モジュールはタッチスクリーン上において、ウェブページにフラッシュコンテンツを取得させ表示するように、ブラウザを開始するために使用され、ブラウザはフラッシュコンテンツを表示するために、フラッシュエンジンインターフェイスを介してフラッシュエンジンにアクセスし、フラッシュコンテンツの少なくとも一部がウェブページ内の所定の可視エリア内に表示される。フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール(flash content navigation module)は、タッチスクリーンおよびフラッシュエンジン提供モジュールに接続され、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールはフラッシュナビゲーティング信号を受信すると、タッチスクリーンのサイズに基づきフルスクリーンインターフェイスをポップアップするために使用される。可視エリアのサイズがタッチスクリーンのサイズよりも大きい場合、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは可視エリア内に表示されるフラッシュコンテンツがタッチスクリーンのサイズに合うようにフラッシュコンテンツを縮小し、フルスクリーンインターフェイス上で、可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツを変更されたサイズにて再生する。タッチスクリーンからフラッシュ相互作用信号を受信すると、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは、フラッシュ相互作用信号に基づき、フラッシュコンテンツ上で動作を実行するため、フラッシュエンジンインターフェイスを介してフラッシュエンジンにフラッシュ相互作用信号を発信する。
【0017】
この発明の実施形態において、フラッシュナビゲーティング信号はタッチスクリーンの可視エリア内で行われるダブルタップジェスチャーに基づき発生する。
【0018】
この発明の実施形態において、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは、可視エリアのサイズがタッチスクリーンのサイズよりも小さい、またはこれと同一である場合、可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツを、フルスクリーンインターフェイス上においてオリジナルサイズで再生する。
【0019】
この発明の実施形態において、リサイズ信号を受信すると、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールはリサイズ信号に基づきフラッシュコンテンツをリサイズする。ビューポイント移動信号を受信すると、可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツの異なる部分をフルスクリーンインターフェイス上において表示するため、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールはビューポイント移動信号に基づきビューポイントを移動する。シーンドラッグ信号を受信し、且つフラッシュコンテンツのオリジナルサイズが可視エリアのサイズよりも大きい場合、可視エリア内のフラッシュコンテンツの異なる部分を表示するため、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールはシーンドラッグ信号に基づき、フラッシュコンテンツをドラッグするよう、フラッシュエンジンインターフェイスを介してフラッシュエンジンインターフェイスをフラッシュエンジンにシーンドラッグ信号を送信する。フィットトゥースクリーン信号を受信すると、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツがタッチスクリーンのサイズに合うようリサイズする。
【0020】
この発明の実施形態において、リサイズ信号がタッチスクリーンにおけるダブルタップジェスチャーに基づき発生した場合、可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツの一部をフルスクリーンインターフェイス上において再生するため、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールはフラッシュコンテンツをオリジナルサイズにリサイズする。リサイズ信号がタッチスクリーン上のピンチジェスチャーに基づき発生した場合、フラッシュコンテンツの一部をフルスクリーンインターフェイス上において再生するため、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールはピンチジェスチャーに基づきフラッシュコンテンツを拡大または縮小する(zooming)。
【0021】
この発明の実施形態において、ビューポイント移動信号はタッチスクリーンにおけるパンジェスチャーにより発生し、シーンドラッグ信号はタッチスクリーンにおけるプレスおよびパンジェスチャーにより発生し、フィットトゥースクリーン信号はタッチスクリーンにおけるダブルタップジェスチャーにより発生する。
【0022】
この発明の実施形態において、フラッシュ相互作用信号はタッチスクリーンにおけるプレスおよびパンジェスチャーまたはシングルタップジェスチャーにより発生し、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは、プレスおよびパンジェスチャーまたはシングルタップジェスチャーに対応する動作を呼び出すため、フラッシュエンジンインターフェイスを介してフラッシュ相互作用信号をフラッシュエンジンに送信する。
【0023】
この発明の実施形態において、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールはイグジット信号(exit signal)を受信するとフルスクリーンインターフェイスを閉じ、その後、ウェブページはブラウザにより表示される。
【0024】
この発明の実施形態において、フラッシュコンテンツはショックウェーブフラッシュ(SWF)フォーマットである。
【0025】
この発明は、さらに、コンピュータープログラムを格納しているコンピュータで読取り可能な媒体を提供し、これは、タッチスクリーンを有するモバイルエレクトロニックデバイスにおいて実行すると、モバイルエレクトロニックデバイスがモバイルエレクトロニックデバイス上において、ブラウザ実行によりフラッシュコンテンツを有するウェブページを取得する動作をする。ウェブページ内の可視エリアはフラッシュコンテンツの少なくとも一部を表示するために予め定められており、フラッシュコンテンツはブラウザによりアクセスされるフラッシュエンジンにより表示され、フラッシュナビゲーティング信号を受信し、タッチスクリーンのサイズによりフルスクリーンインターフェイスをポップアップし、可視エリアのサイズがタッチスクリーンのサイズよりも大きい場合、可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツがタッチスクリーンのサイズに合うようフラッシュコンテンツを縮小し、可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツをフルスクリーンインターフェイス上において変更されたサイズで再生し、タッチスクリーンからフラッシュ相互作用信号を受信すると、フラッシュ相互作用信号に基づきフラッシュコンテンツ上において動作を実行するよう、フラッシュ相互作用信号をフラッシュエンジンに送信する。
【発明の効果】
【0026】
この発明において、ウェブページに組み込まれたフラッシュコンテンツはタッチスクリーンにおいて特定のジェスチャーを受信した後、フルスクリーンインターフェイスに表示され、ユーザーにより行われるジェスチャーは明瞭に識別されることが可能となる。したがって、モバイルエレクトロニックデバイスにおいてより容易にフラッシュコンテンツを操作する方法を提供し、ユーザーとフラッシュコンテンツ間の相互作用を促進する。
【0027】
この発明の前記およびその他の特徴および効果を理解するため、数字を伴ういくつかの典型的な例を以下に詳細に記載する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
添付の図面は、この発明の更なる理解を提供するためのものであり、この明細書の一部を構成する。図面はこの発明の実施形態を示し、図面の説明と共に、この発明の原理を説明するのに役立つ。
【0029】
【図1】この発明の例に基づきモバイルエレクトロニックデバイスを示すブロック図である。
【0030】
【図2A】この発明のもう一つの例に基づきフラッシュコンテンツナビゲーション方法を示すフローチャートである。
【図2B】この発明のもう一つの例に基づきフラッシュコンテンツナビゲーション方法を示すフローチャートである。
【0031】
【図3】この発明の例に基づきフラッシュコンテンツ、可視エリアとフルスクリーンインターフェースの関係を示す図である。
【図4】この発明の例に基づきフラッシュコンテンツ、可視エリアとフルスクリーンインターフェースの関係を示す図である。
【図5】この発明の例に基づきフラッシュコンテンツ、可視エリアとフルスクリーンインターフェースの関係を示す図である。
【図6】この発明の例に基づきフラッシュコンテンツ、可視エリアとフルスクリーンインターフェースの関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
図1はこの発明の例に基づきモバイルエレクトロニックデバイスを示すブロック図である。図1に示されるように、この実施形態におけるモバイルエレクトロニックデバイス100はタッチスクリーン110、ウェブページ閲覧モジュール120(web page browsing module 120)、フラッシュエンジン提供モジュール130(flash engine providing module 130)、およびフラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140を含む。モバイルエレクトロニックデバイス100は、例えば、携帯電話、スマートフォン、パーソナル携帯情報機器(personal digital assistant)、パームトッププレイステーション(palmtop play station、例えばPSP/GBA)などであるが、その範囲はこれに限らない。
【0033】
タッチスクリーン110は、例えば、抵抗型タッチスクリーン(resistive touch screen)または静電容量型タッチスクリーン(capacitive touch screen)である。タッチスクリーン110は、モバイルエレクトロニックデバイス100のインプット/アウトプットデバイスとして使用される。例えば、ユーザーはタッチスクリーン110を介してモバイルエレクトロニックデバイス100にデータまたは指示を入力することができ、モバイルエレクトロニックデバイス100の対応する反応がタッチスクリーン110に表示される。
【0034】
ウェブページ閲覧モジュール120は、タッチスクリーン110およびフラッシュエンジン提供モジュール130に接続されている。ウェブページ閲覧モジュール120はウェブサーバー(図には表示されていない)からウェブページのデータを取得するために、ブラウザ125(browser)を提供および開始するために使用される。ウェブページデータを解析した後、ブラウザ125はタッチスクリーン110上にウェブページを表示する。ブラウザ125によって取得されたウェブページにフラッシュコンテンツが組み込まれている場合、フラッシュエンジン137によりフラッシュコンテンツを表示するため、ブラウザ125はフラッシュエンジン提供モジュール130によって提供されるフラッシュエンジンインターフェイス135を介してフラッシュエンジン137にアクセスする。
【0035】
フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140は、タッチスクリーン110およびフラッシュエンジン提供モジュール130に接続されている。ユーザーがモバイルエレクトロニックデバイス100を使用してフラッシュコンテンツを操作しやすくするように、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はウェブページ内に埋め込まれたフラッシュコンテンツを表示するため、フルスクリーンインターフェイスを作成するために使用される。フラッシュコンテンツがフルスクリーンインターフェイスに表示されると、モバイルエレクトロニックデバイス100がユーザージェスチャーに対するより正確な反応を提供できるよう、タッチスクリーン110におけるユーザージェスチャーはフラッシュコンテンツに関する操作と見なされ、モバイルエレクトロニックデバイス100を使用してのフラッシュコンテンツの操作の利便性を向上させることができる。
【0036】
図2Aおよび2Bは、この発明のもう一つの例に基づきフラッシュコンテンツナビゲーション方法を示すフローチャートである。この実施形態において、ウェブページはブラウザ125によりタッチスクリーン110に表示され、ウェブページ内の可視エリアはフラッシュコンテンツの少なくとも一部を表示するよう予め定められている。具体的には、フラッシュコンテンツのオリジナルサイズが可視エリアのサイズよりも大きい場合、可視エリアはフラッシュコンテンツの一部を表示する。しかしながら、フラッシュコンテンツのオリジナルサイズが可視エリアのサイズよりも小さいまたはこれと同一である場合、可視エリアはフラッシュコンテンツ全体を表示する。
【0037】
図2Aを参照すると、ステップS205において、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はフラッシュナビゲーティング信号を受信する。この実施形態において、フラッシュナビゲーティング信号はタッチスクリーン110の可視エリア内で行われるダブルタップジェスチャーに基づき発生する。その他の実施形態において、フラッシュナビゲーティング信号はモバイルエレクトロニックデバイス100上の物理キーまたは、タッチスクリーン110により表示される仮想キーを押すことにより発生させることができる。
【0038】
ステップS210において、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はタッチスクリーン110のサイズに基づきフルスクリーンインターフェイスをポップアップ(pop up)する。フルスクリーンインターフェイスはタッチスクリーン110と同じサイズにてブラウザ120により提供されるウインドウの上に表示される。 注意しなければならないのは、フラッシュナビゲーティング信号を受信した後、タッチスクリーン110からの信号はもはやブラウザ125には送信されないということである。
【0039】
次に、フラッシュコンテンツを適切な方法で表示するため、ステップS215において、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140は可視エリアのサイズがタッチスクリーン110のサイズよりも大きいか否かを決定する。
【0040】
可視エリアのサイズがタッチスクリーン110よりも小さい、またはこれと同一である場合、ステップS220において、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はフラッシュコンテンツのサイズを変更せず、可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツをフルスクリーンインターフェイス上においてオリジナルサイズにて再生する。具体的には、フラッシュコンテンツのサイズが可視エリアのサイズよりも小さい、またはこれと同一である場合、フラッシュコンテンツ全体が可視エリア内に表示され、したがってユーザーはフラッシュコンテンツ全体をフルスクリーンインターフェイス上においてオリジナルサイズにて見ることができる。しかしながら、フラッシュコンテンツのサイズが可視エリアよりも大きい場合、ユーザーはフラッシュコンテンツの一部のみ(即ち、可視エリア内に表示されるフラッシュコンテンツ)をオリジナルサイズにて見ることができる。
【0041】
可視エリアのサイズがタッチスクリーン110のサイズよりも大きい場合、ステップS225において、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140は可視エリア内に表示されるフラッシュコンテンツがタッチスクリーン110のサイズに合うようフラッシュコンテンツを縮小する。そして、ステップ230において、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140は可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツをフルスクリーンインターフェイス上において変更されたサイズにて再生する。図3は、この発明の例に基づきフラッシュコンテンツ、可視エリアとフルスクリーンインターフェースの関係を示す図である。図3を参照すると、フルスクリーンインターフェイス320はタッチスクリーン110と同一のサイズを有する。フラッシュコンテンツ300は可視エリア310に属するフラッシュコンテンツがフルスクリーンインターフェイス320のサイズに合うまで縮小される。したがって、ユーザーがフルスクリーンインターフェイス320の可視エリア310内においてフラッシュコンテンツを見ることができるよう、フラッシュコンテンツ300はオリジナルサイズよりも小さいサイズにて表示される。
【0042】
フルスクリーンインターフェイス上におけるフラッシュコンテンツの再生の後、ユーザーはタッチスクリーン110を介してフラッシュコンテンツと相互作用することができる。したがって、図2Bを参照すると、ステップS235において、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はタッチスクリーン110から任意の信号が受信されたか否かを決定する。つまり、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はユーザーがタッチスクリーン110において任意のジェスチャーを行ったか否かを判断する。
【0043】
ステップS235はフラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140がタッチスクリーン110から信号を受信するまで繰り返され、その後、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140は信号のタイプを決定することができる。
【0044】
受信した信号がタッチスクリーン110におけるパンジェスチャーまたはシングルタップジェスチャーに基づき発生したフラッシュ相互作用信号である場合、パンジェスチャーまたはシングルタップジェスチャーに対応する動作を呼び出すため、ステップS240において、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140は、フラッシュエンジンインターフェイス135を介して、フラッシュ相互作用信号をフラッシュエンジン137に送信する。例えば、ユーザーがフラッシュコンテンツ内の動作可能制御(movable control)においてパンジェスチャーを適用した場合、フラッシュエンジン137はこの動作に従ってフラッシュコンテンツを表示することができる。ユーザーがフラッシュコンテンツ内の実行可能制御(executable control)においてシングルタップジェスチャーを適用した場合、フラッシュエンジン137はフラッシュコンテンツの実行結果を表示することができる。
【0045】
ステップS245に示されるように、受信した信号がリサイズ信号であった場合、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はリサイズ信号に基づきフラッシュコンテンツをリサイズする。この実施形態において、リサイズ信号を発生させることのできるジェスチャーは2つある。具体的には、リサイズ信号がタッチスクリーン110におけるダブルタップジェスチャーにより発生した場合、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はフラッシュコンテンツをオリジナルサイズにリサイズする。この実施形態において、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140は可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツの一部をフルスクリーンインターフェイス上において再生するため、フラッシュコンテンツを拡大する。図4は、この発明のもう一つの例によってフラッシュコンテンツ、可視エリアとフルスクリーンインターフェースの関係を示す図である。図4を参照すると、ユーザーがタッチスクリーン110を介して可視エリア410内に表示されたフラッシュコンテンツの左上角のみを見ることができるよう、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はフラッシュコンテンツ400全体をそのオリジナルサイズに拡大し、可視エリア410の左上角をフルスクリーンインターフェース420(タッチスクリーン110と同一のサイズ)に表示する。リサイズ信号がタッチスクリーン110におけるピンチジェスチャーにより発生した場合、フラッシュコンテンツの一部をフルスクリーンインターフェイス上において再生するよう、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はピンチジェスチャーに基づきフラッシュコンテンツを拡大または縮小する(zooming)。
【0046】
次に、ステップS250において、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はタッチスクリーン110から任意の信号を受信したか否かを決定する。信号を受信すると、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140は信号のタイプを決定する。
【0047】
ステップS260において、ビューポイント移動信号を受信すると、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140は可視エリアに属するフラッシュコンテンツがフルスクリーンインターフェイスに完全に表示されたか否かを決定する。表示されていなかった場合は、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140は、可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツの異なる部分をフルスクリーンインターフェイスに表示するため、ビューポイント移動信号に基づきビューポイントを移動する。この実施形態において、ビューポイント移動信号はタッチスクリーン110におけるパンジェスチャーに基づき発生するが、実際にはこの限りではない。例えば、図5に示されるように、ユーザーはフラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140が、フルスクリーンインターフェイス420上において、可視エリア410の右下角を表示するよう、タッチスクリーン110においてパンジェスチャーを行うことができる。しかしながら、図4および図5を参照すると、フラッシュコンテンツ400および可視エリア410間の相対位置は、ビューポイント移動信号によって変化しない。
【0048】
ステップS270において、シーンドラッグ信号を受信すると、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はフラッシュコンテンツのオリジナルサイズが可視エリアのサイズよりも大きいか否かを決定する。これに当てはまる場合は、可視エリア内のフラッシュコンテンツの異なる部分を表示するため、シーンドラッグ信号に基づきフラッシュコンテンツをドラッグするよう、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140は、フラッシュエンジンインターフェイス135を介してフラッシュエンジン137にシーンドラッグ信号を送信する。この実施形態において、シーンドラッグ信号はタッチスクリーン110におけるプレスおよびパンジェスチャーに基づき発生するが、実際にはこの限りではない。例えば、図5に示されるように、フラッシュコンテンツ400の中央部分は可視エリア410内に表示される。ユーザーがタッチスクリーン110において、右から左へ水平にプレスおよびパンジェスチャーを行う間、図6に示されるように、可視エリア410内のフラッシュコンテンツ400のその他の部位を表示するため、フラッシュエンジン137はフラッシュコンテンツ400を水平にドラッグする。図5および図6を参照すると、シーンドラッグ信号はフラッシュコンテンツ400および可視エリア410間の相対位置を変更することができることから、ユーザーはプレスおよびパンジェスチャーを行うことにより、フルスクリーンインターフェイス420上においてフラッシュコンテンツ400全体を見ることができる。
【0049】
ステップS280において、フィットトゥースクリーン信号を受信すると、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140は可視エリア内に表示されたフラッシュコンテンツがタッチスクリーン110のサイズに合うよう、フラッシュコンテンツをリサイズする。この実施形態において、フィットトゥースクリーン信号はタッチスクリーン110におけるダブルタップジェスチャーに基づき発生するが、実際にはこの限りではない。したがって、ユーザーがタッチスクリーン110においてダブルタップジェスチャーを行うと、可視エリア内のコンテンツ全体がフルスクリーンインターフェイスに表示される(図3において示すとおり)。
【0050】
前記の実施形態において、フラッシュコンテンツはショックウェーブフラッシュ(SWF)フォーマットである。フラッシュナビゲーティング信号を受信した後、フルスクリーンインターフェイスをポップアップし、フラッシュコンテンツを表示し、ユーザーはフラッシュコンテンツと相互作用するため、タッチスクリーン110において、ダブルタップジェスチャー、シングルタップジェスチャー、ピンチジェスチャー、パンジェスチャーならびにプレスおよびパンジェスチャーを行うことができる。しかしながら、前記実施形態にて記載されているジェスチャーとフラッシュ相互作用信号、リサイズ信号、ビューポイント移動信号、シーンドラッグ信号、ならびにフィットトゥースクリーン信号との関係はこの発明の例に過ぎず、この発明の範囲を制限するものではない。図2Bのステップは、例えばモバイルエレクトロニックデバイス100上の特定の物理キー(例えばリターンキー)を押すことによって発生するイグジット信号を受信するまで繰り返される。イグジット信号を受信した後、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はフルスクリーンインターフェイスを閉じる。その後直ちに、ブラウザ125はタッチスクリーン110上にウェブページを表示し、その後タッチスクリーン110からの全ての信号はブラウザ125に送信される。
【0051】
この実施形態において、フラッシュコンテンツはフラッシュビデオ(Flash Video = FLV)フォーマットであり、フラッシュナビゲーティング信号を受信した後、フルスクリーンインターフェイスをポップアップし、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はフルスクリーンインターフェイス上においてフラッシュコンテンツを再生する。同様に、フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール140はイグジット信号を受信するとフルスクリーンインターフェイスを閉じる。
【0052】
この発明は、さらにコンピュータで読取り可能な媒体を提供する。コンピュータで読取り可能な媒体は、複数のプログラム命令を含むコンピュータープログラムを格納する。これらのプログラム命令は、タッチスクリーンを有するエレクトロニックデバイスにロードされることができ、前記実施形態において記載されたフラッシュコンテンツナビゲーション方法におけるステップを完成するため、これらは同様に実行される。コンピュータで読取り可能な媒体は読み取り専用メモリ(read only memory = ROM)、ランダムアクセスメモリ、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク、または伝送媒体であることができる。
【0053】
この発明において、フルスクリーンインターフェイスはウェブページ内に組み込まれたフラッシュコンテンツを表示するためポップアップされ、フラッシュコンテンツはそのサイズがタッチスクリーンのサイズを越える場合縮小される。したがって、ユーザーは容易に可視エリア内のフラッシュコンテンツを操作することができる。加えて、フラッシュコンテンツを表示するためにフルスクリーンインターフェイスをポップアップした後、タッチスクリーンにおけるユーザージェスチャーはフラッシュコンテンツに関する操作であると見なされる。このように、ユーザーはスラッシュコンテンツ内の制御と相互作用することができる。更に、異なるユーザージェスチャーを認識することによって、フラッシュコンテンツのリサイズ、ビューポイントの移動、およびフラッシュコンテンツのドラッグといった操作は正確に行われることができる。したがって、モバイルエレクトロニックデバイスにおけるフラッシュコンテンツ操作の利便性は著しく向上する。
【0054】
発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の範囲または精神を超越することなく現在の発明の構造に修正および変更を行うことができることは明らかである。前記の説明から見ると、現在の発明は、以下の請求項およびその等価物の範囲に漏れがあった場合、この発明を修正および変更できることを意図している。
【符号の説明】
【0055】
100 モバイルエレクトロニックデバイス
110 タッチスクリーン
120 ウェブページ閲覧モジュール
125 ブラウザ
130 フラッシュエンジン提供モジュール
135 フラッシュエンジンインターフェイス
137 フラッシュエンジン
140 フラッシュコンテンツナビゲーションモジュール
S205-S280 ステップ
300、400 フラッシュコンテンツ
310、410 可視エリア
320、420 フルスクリーンインターフェイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンを有するモバイルエレクトロニックデバイスに適用し、フラッシュコンテンツはモバイルエレクトロニックデバイスにおけるブラウザ実行により表示されるウェブページに組み込まれ、ウェブページ内の可視エリアは前記フラッシュコンテンツの少なくとも一部を表示するために予め定められており、前記フラッシュコンテンツは前記ブラウザによってアクセスされるフラッシュエンジンによって表示されるフラッシュコンテンツナビゲーション方法であって、
フラッシュナビゲーティング信号を受信するステップと、
前記タッチスクリーンのサイズに基づきフルスクリーンインターフェイスをポップアップするステップと、
前記可視エリアのサイズが前記タッチスクリーンのサイズよりも大きい場合、前記可視エリアに表示される前記フラッシュコンテンツが前記タッチスクリーンのサイズに合うよう前記フラッシュコンテンツを縮小するステップと、
前記可視エリア内に表示された前記フラッシュコンテンツを前記フルスクリーンインターフェイス上において変更されたサイズにて再生するステップと、
前記タッチスクリーンからフラッシュ相互作用信号を受信すると、前記フラッシュ相互作用信号に基づき前記フラッシュコンテンツ上において動作を実行するよう前記フラッシュエンジンに前記フラッシュ相互作用信号を送信するステップと
を含む、フラッシュコンテンツナビゲーション方法。
【請求項2】
前記フラッシュナビゲーティング信号は前記タッチスクリーンにおける前記可視エリア内で行われるダブルタップジェスチャーにより発生する、請求項1に記載のフラッシュコンテンツナビゲーション方法。
【請求項3】
前記可視エリアのサイズが前記タッチスクリーンのサイズよりも小さい、またはこれと同一である場合、前記可視エリアに表示された前記フラッシュコンテンツを前記フルスクリーンインターフェイス上において前記フラッシュコンテンツのオリジナルサイズにて再生すること、
をさらに含む、請求項1に記載のフラッシュコンテンツナビゲーション方法。
【請求項4】
前記可視エリアに表示された前記フラッシュコンテンツを前記フルスクリーンインターフェイス上において変更されたサイズにて再生するステップの後、
リサイズ信号を受信すると、前記リサイズ信号に基づき前記フラッシュコンテンツをリサイズするステップと、
ビューポイント移動信号を受信すると、前記可視エリア内に表示された前記フラッシュコンテンツの異なる部分を前記フルスクリーンインターフェイスに表示するため、前記ビューポイント移動信号に基づきビューポイントを移動するステップと、
シーンドラッグ信号を受信し、且つ前記フラッシュコンテンツのオリジナルサイズが前記可視エリアのサイズよりも大きい場合、前記可視エリアに前記フラッシュコンテンツの異なる部分を表示するため、前記シーンドラッグ信号に基づき、前記フラッシュコンテンツをドラッグするため前記フラッシュエンジンに前記シーンドラッグ信号を送るステップと、
フィットトゥースクリーン信号を受信すると、前記可視エリアに表示された前記フラッシュコンテンツが前記タッチスクリーンのサイズに合うよう、前記フラッシュコンテンツをリサイズするステップと
をさらに含む、請求項1に記載のフラッシュコンテンツナビゲーション方法。
【請求項5】
前記リサイズ信号に基づき前記フラッシュコンテンツをリサイズするステップは、
前記リサイズ信号が前記タッチスクリーンにおけるダブルタップジェスチャーにより発生した場合、前記可視エリアに表示された前記フラッシュコンテンツの一部を前記フルスクリーンインターフェイス上において再生するため、前記フラッシュコンテンツをオリジナルサイズにリサイズするステップと、
前記リサイズ信号が前記タッチスクリーンにおけるピンチジェスチャーにより発生した場合、前記フラッシュコンテンツの一部を前記フルスクリーンインターフェイス上において再生するため、前記ピンチジェスチャーに基づき前記フラッシュコンテンツを拡大または縮小するステップと
を含む、請求項4に記載のフラッシュコンテンツナビゲーション方法。
【請求項6】
前記ビューポイント移動信号は前記タッチスクリーンにおけるパンジェスチャーに基づき発生し、前記シーンドラッグ信号は前記タッチスクリーンにおけるプレスおよびパンジェスチャーに基づき発生し、前記フィットトゥースクリーン信号は前記タッチスクリーンにおけるダブルタップジェスチャーに基づき発生する、請求項4に記載のフラッシュコンテンツナビゲーション方法。
【請求項7】
前記フラッシュ相互作用信号は前記タッチスクリーンにおけるパンジェスチャーまたはシングルタップジェスチャーに基づき発生し、前記フラッシュ相互作用信号に基づき前記フラッシュコンテンツにおいて動作を実行するため、前記フラッシュエンジンに前記フラッシュ相互作用信号を送信するステップは、
前記パンジェスチャーまたは前記シングルタップジェスチャーに対応する動作を呼び出すため、前記フラッシュエンジンに前記フラッシュ相互作用信号を送信するステップを含む、請求項1に記載のフラッシュコンテンツナビゲーション方法。
【請求項8】
イグジット信号を受信すると、前記フルスクリーンインターフェイスを閉じるステップと、
前記ブラウザによってウェブページが表示されるステップと、
前記タッチスクリーンから信号を受信すると、前記ブラウザに当該信号を送信するステップと
をさらに含む、請求項1に記載のフラッシュコンテンツナビゲーション方法。
【請求項9】
前記フラッシュコンテンツはショックウェーブフラッシュ(SWF)フォーマットである請求項1に記載のフラッシュコンテンツナビゲーション方法。
【請求項10】
モバイルエレクトロニックデバイスであって、
タッチスクリーンと、
フラッシュエンジンおよびフラッシュエンジンインターフェイスを提供するためのフラッシュエンジン供給モジュールと、
前記タッチスクリーンおよび前記フラッシュエンジン供給モジュールに接続され、フラッシュコンテンツを有するウェブページを取得し前記タッチスクリーンに表示するためブラウザを開始し、前記フラッシュコンテンツを表示するため、前記ブラウザは前記フラッシュエンジンインターフェイスを介して前記フラッシュエンジンにアクセスし、前記ウェブページ内の所定の可視エリアに前記フラッシュコンテンツの少なくとも一部が表示されるウェブページ閲覧モジュールと、
前記タッチスクリーンと前記フラッシュエンジン供給モジュールに接続され、フラッシュナビゲーティング信号を受信すると前記タッチスクリーンのサイズに基づきフルスクリーンインターフェイスをポップアップするフラッシュコンテンツナビゲーションモジュールとを含み、
前記可視エリアのサイズが前記タッチスクリーンのサイズよりも大きい場合、前記フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは前記可視エリア内に表示された前記フラッシュコンテンツが前記タッチスクリーンのサイズに合うよう前記フラッシュコンテンツを縮小し、前記可視エリアに表示された前記フラッシュコンテンツを変更されたサイズにて前記フルスクリーンインターフェイスに表示し、
前記タッチスクリーンからフラッシュ相互作用信号を受信すると、前記フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは前記フラッシュ相互作用信号に基づき前記フラッシュコンテンツにおいて動作を実行するため前記フラッシュエンジンインターフェイスを介して前記フラッシュエンジンに前記フラッシュ相互作用信号を送信する、モバイルエレクトロニックデバイス。
【請求項11】
前記フラッシュナビゲーティング信号は前記タッチスクリーンの前記可視エリアにおけるダブルタップジェスチャーに基づき発生する請求項10に記載のモバイルエレクトロニックデバイス。
【請求項12】
前記可視エリアのサイズが前記タッチスクリーンのサイズよりも小さい、またはこれと同一である場合、前記フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは、前記可視エリアに表示された前記フラッシュコンテンツをオリジナルサイズにて再生する請求項10に記載のモバイルエレクトロニックデバイス。
【請求項13】
リサイズ信号を受信すると、前記フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは前記リサイズ信号に基づき前記フラッシュコンテンツをリサイズし、
ビューポイント移動信号を受信すると、前記フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは前記可視エリアに表示された前記フラッシュコンテンツの異なる部分を前記フルスクリーンインターフェイスに表示するため、前記ビューポイント移動信号に基づきビューポイントを移動し、
シーンドラッグ信号を受信し、且つ前記フラッシュコンテンツのオリジナルサイズが前記可視エリアのサイズよりも大きい場合、前記可視エリア内の前記フラッシュコンテンツの異なる部分を表示するため、前記フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは前記シーンドラッグ信号に基づき前記フラッシュコンテンツをドラッグするように、前記フラッシュエンジンインターフェイスを介して前記フラッシュエンジンに前記シーンドラッグ信号を送信し、
フィットトゥースクリーン信号を受信すると、前記可視エリア内に表示された前記フラッシュコンテンツが前記タッチスクリーンのサイズに合うよう、前記フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは前記フラッシュコンテンツをリサイズする、請求項10に記載のモバイルエレクトロニックデバイス。
【請求項14】
前記リサイズ信号は前記タッチスクリーンにおけるダブルタップジェスチャーに基づき発生し、前記可視エリア内に表示された前記フラッシュコンテンツの一部を前記フルスクリーンインターフェイス上において再生するため、前記フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは前記フラッシュコンテンツをそのオリジナルサイズにリサイズし、
前記リサイズ信号が前記タッチスクリーンにおけるピンチジェスチャーにより発生した場合、前記フラッシュコンテンツの一部を前記フルスクリーンインターフェイス上において再生するため、前記フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールはピンチジェスチャーに基づき前記フラッシュコンテンツを拡大または縮小するステップを含む、請求項13に記載のモバイルエレクトロニックデバイス。
【請求項15】
前記ビューポイント移動信号は前記タッチスクリーンにおけるパンジェスチャーに基づき発生し、前記シーンドラッグ信号は前記タッチスクリーンにおけるプレスおよびパンジェスチャーに基づき発発生し、前記フィットトゥースクリーン信号は前記タッチスクリーンにおけるダブルタップジェスチャーに基づき発生するステップを含む、請求項13に記載のモバイルエレクトロニックデバイス。
【請求項16】
前記フラッシュ相互作用信号は前記タッチスクリーンにおけるパンジェスチャーまたはシングルタップジェスチャーに基づき発生し、前記フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールは前記パンジェスチャーまたは前記シングルタップジェスチャーに対応する動作を呼び出すため前記フラッシュエンジンインターフェイスを介して前記フラッシュエンジンにフラッシュ相互作用信号を送信する、請求項10に記載のモバイルエレクトロニックデバイス。
【請求項17】
前記フラッシュコンテンツナビゲーションモジュールはイグジット信号を受信すると前記フルスクリーンインターフェイスを閉じ、その後、前記ウェブページは前記ブラウザにより表示される、請求項10に記載のモバイルエレクトロニックデバイス。
【請求項18】
前記フラッシュコンテンツはショックウェーブフラッシュ(SWF)フォーマットである、請求項10に記載のモバイルエレクトロニックデバイス。
【請求項19】
タッチスクリーンを有するモバイルエレクトロニックデバイスにおいて実行されると、モバイルエレクトロニックデバイスに操作を実行させるコンピュータプログラムを格納するコンピュータで読取り可能な媒体であって、
前記操作は、
ブラウザによりアクセスされるフラッシュエンジンにより表示されるフラッシュコンテンツを有し、フラッシュコンテンツの少なくとも一部を表示するために可視エリアが予め定められているウェブページを前記モバイルエレクトロニックデバイスにおける前記ブラウザの実行により取得する段階と、
フラッシュナビゲーティングモジュールを受信する段階と、
前記タッチスクリーンのサイズに基づきフルスクリーンインターフェイスをポップアップする段階と、
前記可視エリアのサイズが前記タッチスクリーンのサイズよりも大きい場合、前記可視エリアに表示される前記フラッシュコンテンツが前記タッチスクリーンのサイズに合うよう前記フラッシュコンテンツを縮小する段階と、
前記可視エリアに表示された前記フラッシュコンテンツを、前記フルスクリーンインターフェイス上において変更されたサイズで再生する段階と、
前記タッチスクリーンからフラッシュ相互作用信号を受信すると、前記フラッシュ相互作用信号に基づき前記フラッシュコンテンツにおいて動作を実行するため前記フラッシュエンジンに前記フラッシュ相互作用信号を送信する段階と
を有するコンピュータで読取り可能な媒体。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−159291(P2011−159291A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−15031(P2011−15031)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FLASH
【出願人】(502160992)宏達國際電子股▲ふん▼有限公司 (97)
【Fターム(参考)】