説明

フラッシュバルブアクチュエータを持つ衛生器具およびそれを較正する方法

フラッシュバルブ(26)の旋回を自動的に制御するためのバルブアクチュエータ(28)を持つ衛生器具およびフラッシュバルブの動きを較正する方法が開示される。バルブアクチュエータのモータ(48)は、コンパクトな組立体を提供するために、衛生器具の便器(18)とトラップ通路(24)の脚部との間に配置され得る。トラップ通路に沿って側方に延びるベルト駆動部(54)がモータとフラッシュバルブを連結する。較正する方法は、ハードストップ位置より少ない抵抗の位置である停止位置を定めることを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連する出願の参照)
該当せず。
(連邦政府による資金提供を受けた研究開発の記載)
該当せず。
【0002】
本発明は、主要な便器の下部排出口から延びるトラップ通路を有するトイレおよびビデ等の衛生器具に関する。特に、本発明は、それとともに使用される自動化された排出口フラッシュバルブおよびそのためのアクチュエータを位置決めするおよび較正する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
便器の下部排出口とそこから下水システムに向かって延びるトラップ通路との間に、旋回可能な排出口フラッシュバルブを有するトイレが知られている。例えば特許文献1参照。特許文献1に記載されるように、旋回バルブは、その手段を介してトイレの水洗を制御するために、自動制御システムに連結され得る。
【0004】
しかし、このタイプのシステムを使用することは現在、多くの欠点がある。一つには、旋回バルブのためのモータまたは他のアクチュエータシステムが典型的には、美観を損なうまたは価値のある側部のスペースを使い尽くす方法でトラップ通路から側方に突出するように、置かれる。もう一つには、そこに取り付けられたモータシステムが、(例えば洗浄中に)他の物を不適切に妨げ得る表面をもたらし得る。
【0005】
さらに、このような旋回可能なフラッシュバルブがモータにより位置決めされるハードストップ開および閉の間で繰返し駆動されるとき、シールおよびモータ組立体の寿命は、より高価な材料の使用がなければ、損なわれ得る。これは、メンテナンスの問題を引き起こし得る、および/または消費者への製品のコストを不適切に増やし得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許出願公開第2008/0072372号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、上述の問題に対処するために改善の必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1つの態様は、下部開口を持つ便器を有する衛生器具を提供する。下部開口は、トラップ通路と選択的に連絡する。トラップ通路は、スイッチバックする方法で、下方に延びる脚部に連結された上方に延びる脚部を有する。便器と上方に延びる脚部との間のトラップ通路の外側に空間がある。
【0009】
フラッシュバルブは、便器からトラップ通路を通る流れを制御するために、下部開口とトラップ通路の一部との間に配置される。衛生器具はさらに、この空間の少なくとも一部に配置されたモータを有するバルブアクチュエータを含む。また、それによって駆動されるようにモータに接続されたリンケージがある。バルブアクチュエータはまた、水洗サイクル中、便器からトラップ通路を経由する流体の除去を防ぐ第1の位置と、便器内の流体が便器からトラップ通路を通って出ることを可能にされる第2の開放位置との間でフラッシュバルブを制御可能に動かすことができるように、フラッシュバルブに接続される。
【0010】
本発明の好適な態様では:
(a)リンケージはベルト駆動部であり得る;
(b)リンケージは、少なくとも一部がトラップ通路の側部に配置され得る;および/または、
(c)リンケージは、フラッシュバルブを旋回させ得る。
【0011】
フラッシュバルブの旋回を制御するために、コントローラはモータと電気的に通信する状態に置かれる。コントローラは、シール位置と開放位置との間でフラッシュバルブの旋回の限られた範囲を規定する。コントローラは、この限られた範囲を少なくとも部分的に、高抵抗シール位置を識別し、次に高抵抗シール位置に隣接するより低い抵抗のシール位置における運用上のシール位置を設定することにより、定める。コントローラはまた、この限られた範囲を部分的に、高抵抗開放位置を識別し、次に高抵抗開放位置に隣接するより低い抵抗の開放位置における運用上の開放位置を設定することにより、定めることが好ましい。
【0012】
本発明の他の態様によれば、上述のタイプの衛生器具を調整する方法が提供される。本方法は、フラッシュバルブの旋回の限られた範囲を、少なくとも部分的に、高抵抗シール位置を識別し、次に高抵抗シール位置に隣接するより低い抵抗のシール位置における運用上のシール位置を設定することにより、定めることを含む。本方法はさらに、この限られた範囲を、部分的に、高抵抗開放位置も識別し、次に高抵抗開放位置に隣接するより低い抵抗の開放位置における運用上の開放位置を設定することにより、定めることを含む。
【0013】
これを行うために、モータは、フラッシュバルブを第1の方向にフラッシュバルブが第1の障害物(例えば、バルブシート)に接触するまで旋回させるように動かされることができ、したがって、第1の較正位置を規定する。モータは次に、フラッシュバルブを第2の方向に、フラッシュバルブが第2の障害物(例えば、全開停止面)に接触するまで旋回させるように反転されることができ、したがって、第2の較正位置を規定する。
【0014】
第1および第2の較正位置の間でフラッシュバルブを旋回させるために必要とされるモータ動作量は、この移動から決定される。運用上のシール位置が次に較正位置の間で規定されるが、運用上のシール位置は依然としてフラッシュバルブが(やや小さい力であるにもかかわらず)バルブシートに緊密に接触する位置である。例えば、システムは、第1および第2の較正位置の間でフラッシュバルブが旋回するために必要なモータパルスの数を数えることができ、シール位置を規定するのに役立てるためにこの数を使用することができる。例えば、390のパルスが厳しいシールから全開位置に動かすために必要な場合、システムは運用上のシールを、388だけ全開位置から厳しいシール位置に向かって戻るとして規定し得る。次に、より少ない全開の運用上の開放位置を、386だけ運用上のシール位置から戻るとして規定し得る。
【0015】
したがって、この特許は、自動化されたフラッシュバルブを有する衛生器具のためのよりコンパクトな組立体を提供する。バルブアクチュエータのモータを便器とトラップ通路の脚部との間の空間に配置し、衛生器具の側面と本質的に平行するリンケージを開発することにより、デザインがより見て美しく、物を不必要に妨げるリスクが低く、より少ない空間しか使わない。
【0016】
さらに、アクチュエータ/フラッシュバルブの調整方法を用いることにより、メンテナンスの問題が減少し、より高いコストの材料の使用は必要とされない。
【0017】
本発明の前述のおよびさらなる他の利点は以下の説明から明らかになるであろう。その説明では、本発明の一部を形成するとともに本発明の好適な実施形態の例として示される添付の図面が参照される。これらの実施形態は本発明の全範囲を示すものではない。むしろ、本発明の全範囲を判断するために、特許請求の範囲を参照すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】図1は、本発明の好適なトイレの斜視図である。
【図2】図2は、図1のトイレの部分断面図である。
【図3】図3は、図1のトラップ通路および取り付けられたバルブアクチュエータの後部、上方側部斜視図である。
【図4】図4は、図3の構成部品の側面図である。
【図5】図5は、図3の構成部品の上面図である。
【図6】図6は、ベルトドライブカバーが取り外されて示された状態の図3の部品の一部の拡大斜視図である。
【図7】図7は、図4の構造の一部の拡大部分断面図であり、フラッシュバルブが運用上のシール位置にある状態で部品がどのように見えるかを示している。
【図8】図8は、図7と同様の図であるが、フラッシュバルブが運用上の開放位置にあるときに部品がどのように見えるかを示している。
【図9】図9は、アクチュエータ/フラッシュバルブを較正する好適な方法のフローチャートである。
【図10】図10は、較正方法の様々な段階におけるフラッシュバルブの位置に注目する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
最初に図1および2を参照すると、前方セクション12、バックパック部分14、および可動蓋16を有するトイレ10が示される。前方セクション12は、上部リム20から下部開口22に下がって延びる便器18を含む。この下部開口22は次にトラップ通路24に接続する。
【0020】
より詳細に以下に記載される排出口フラッシュバルブ26は、便器18の下部開口22とトラップ通路24との間に、2つを互いに選択的に連絡する状態に置くように、配置される。フラッシュバルブ26に連結されコントローラ27(図6参照)により制御されるバルブアクチュエータ28がある。
【0021】
本発明の最も美的な形態では、便器18、トラップ通路24、およびバルブアクチュエータ28を覆い隠す外側シュラウド30がある。しかし、これは必須ではない。これに限られるものではないが、水タンク、バッテリバックアップ、空気循環装置、および様々な電子部品を含む多くの他の動作部品がバックパック部分14内に収容される。
【0022】
さらに図3−6を参照すると、トラップ通路24の形は曲がりくねっている/スイッチバックである。トラップ通路24は下部開口22から下方に下水コネクタ32に向かって延びるので、トラップ通路24は、従来の様式の、したがって上方に延びる脚部36と連絡するように便器18の後ろで後ろに上がって湾曲する入口34を含む。
【0023】
次に、上方に延びる脚部36は、下方に延びる脚部38と連絡するように、スイッチバックする様式で下方に湾曲する。これは、上方に延びる脚部36と下方に延びる脚部38との間に通常の堰42を形成する。トイレ10が水洗サイクルの間にあるとき、下水ガスが便所に戻ることを防ぐために水が図2の位置40を越えてトラップにたまる。
【0024】
図2に示されるように、トラップおよび便器の外側で便器と上方脚部36との間に形成された空間60があることを特に認識すべきである。これは、以下に説明されるように、駆動システムの様々な部分が今や置かれる所である。
【0025】
好適なフラッシュバルブ26は、図6の回転軸A−A周りに旋回可能な概して弓状のシール面44を有する。図10から最も良く理解されるように、フラッシュバルブ26の旋回位置に応じて、概して弓状のシール面44は、便器18とトラップ通路24との間のシールを形成するためにバルブシート46とシール接触する状態に置かれ得る、あるいは、便器が空になることを可能にするようにその縁から十分離れて移動され得る。
【0026】
好適なバルブアクチュエータ28は、コントローラ27と電気的に通信するモータ48、モータ48に取付けられた第1の回転部材50、フラッシュバルブ26に取付けられた第2の回転部材52、および第1および第2の回転部材50/52の間に延びる駆動ベルト54を含む。張力要素56が駆動ベルト54を張力のかかった状態に保つように向上した緊張力を提供するために駆動ベルト54に沿って配置され得る。ガードカバー58が駆動ベルト54および回転部材50、52の周りに配置される。
【0027】
最も好適な駆動部はベルト駆動システムであるが、他の駆動システムおよび/またはリンケージもまたバルブアクチュエータ28のために提供され得ることを認識すべきである。例えば、チェーンとスプロケットタイプの駆動システムが使用され得る。
【0028】
モータ48は大部分が空間60内に置かれる。これは非常にコンパクトな組立体を提供する。しかし、これを行うことにより、モータにより提供される動きをフラッシュバルブの動きに変換する必要がまだある。これは、ベルト駆動部の使用により達成される。このベルト駆動部は、トラップの側部にあるにもかかわらず、本質的にトイレの前後軸と平行する。
【0029】
次に図7および8を参照すると、フラッシュバルブ26の動作が説明される。これらの図では、フラッシュバルブ26は仮想線で示される。
【0030】
図7では、フラッシュバルブ26は、フラッシュバルブ26の弓状のシール面44が便器18とトラップ通路24との間に効果的なシールを形成するようにバルブシート46の縁と接触する運用上のシール位置に位置する。フラッシュバルブ26は、便器18内に水溜りを保持するために、水洗サイクルの間この位置に配置される。フラッシュバルブ26がまだこの位置にない場合、フラッシュバルブ26は、図7に示されたバルブアクチュエータ28の視点に対し時計回りの方法で、そして図7の動きの矢印により示されるように、駆動ベルト54が駆動されるようにモータ48を動かすことによりこの位置に移動され得るまたは旋回され得る。
【0031】
図8では、フラッシュバルブ26は、フラッシュバルブ26の弓状のシール面44が弓状のシール面44とバルブシート46の縁との間のシールを破るように旋回された、開放位置に位置して示される。フラッシュバルブ26は典型的には水洗サイクル中にこの位置に移動されるので、バルブが開放されるとき、便器18およびトラップ通路24は互いに流体接続する状態に置かれる。開放されたとき、便器18内の流体および排泄物は、フラッシュバルブ26を通り、トラップ通路24へ、下水コネクタ32から、取り付けられた下水管に排出される。シールされた位置から開放された位置に動かすために、駆動ベルト54は、図8に示されたバルブアクチュエータ28の視点に対し反時計回りの方向に、そして図8の動きの矢印により示されるように、駆動され得る。
【0032】
今、図9および10を参照すると、フラッシュバルブ26を調整/較正する方法100が概略的に示される。較正シーケンスは工場で行われ得る、あるいは据付後に定期的に再チェックされ得るようにシステムが調整され得る。例えば、システムから水洗の間にトラップ通路に漏水しているかどうかを決定するセンサが設けられ得る。漏水が検出されたとき、較正サイクルがシール位置を再設定するために行われ得る。
【0033】
しかし、較正システムの主要な目的は、磨耗、したがってメンテナンスの問題を減らすために、完全なハードストップ位置からわずかに離れた運用上のシール位置および運用上の開放位置を設定することである。方法100によれば、少なくとも1つ、好ましくは2つの、ハードストップまたは高抵抗位置が決定され、次に、少なくとも1つ、好ましくは2つの運用上の位置がそれに基づいて決定される。
【0034】
第1のハードストップまたは高抵抗位置(例えばバルブシート)を決定するために、ステップ110にしたがって、モータ48は、フラッシュバルブ26が位置1においてバルブシートに高抵抗で接触するまで第1の方向に回転する。この点において、第1の基準位置は、フラッシュバルブ26の旋回範囲の一方の末端に対応して決定される。
【0035】
次に、フラッシュバルブの旋回範囲の他方の末端が決定され得る。モータ48は、ステップ112にしたがって第1の方向から反対方向に、フラッシュバルブ26がステップ114にしたがって、完全開放に対応する位置2の第2の高抵抗位置に達するまで、回転し得る。
【0036】
モータパルスがこの間隔にわたって数えられる。例えば、ステップ112によるモータ48の反転中、モータ48は、フラッシュバルブ26の弓上の経路にわたってフラッシュバルブ26を段階的に漸進的に動かすように「パルスを発せられ」得る。これらのパルスは、ステップ116にしたがって、位置1と位置2との間のパルスの数を決定するために、および、その間の等価距離を評価するために数えられ得る。
【0037】
この値から、シールに効果があるが、位置1ほど旋回されない位置3が設定され得る。これは、運用上のシール位置に対応する。ステップ118にしたがって、ほとんど位置2であるが、位置2ほど旋回されない、運用上の開放位置4も次に設定され得る。
【0038】
運用上のシール位置は、位置1における高抵抗シール位置に隣接するが、より低い抵抗であるように僅かにずらされる。同様に、運用上の開放位置は、位置2における高抵抗開放位置に隣接するが、同様により低い抵抗であるところの位置である。フラッシュバルブ26のその後の駆動中、バルブは位置3と位置4との間で駆動され、したがってストップ(ストッパ)にぶつかることを防止する。
【0039】
モータ48が旋回距離および/または位置3および4を決定するためにパルスカウントを使用する場合、次に計算ステップ118が以下の例にしたがって動作し得る。ステップ116の後、位置1と2との間のパルスの数が知られているので、位置1および2の高抵抗位置から内側に角度に関してずらされた位置に対応する位置3および4は、ステップ118にしたがって単純な計算を使用して決定され得る。
【0040】
例えば、位置2(第2のハードストップ)から位置3(位置1における第1のハードストップから1パルス離れ得る)に戻るパルスの数は、数えられたパルスの数から1パルス引いた数であり得る。次に、(位置1からずれた)位置3から(位置2からずれた)位置4へ行くパルスの数は、位置1から位置2への数えられたパルスの数から2パルス引いた数であり得る。
【0041】
パルスを数えることは、2つの高抵抗位置と2つの運用上の位置との間の旋回範囲の量を推定/評価する1つの方法であり、センサまたは漸進的でない評価手段等、フラッシュバルブ26の空間的な位置を決定する他の方法が使用され得ることを認識すべきである。
【0042】
このように、コンパクトで見て美しいバルブ駆動システムを有する衛生器具が開示されている。また、メンテナンスの問題を減らすために、このようなシステムにより旋回されるフラッシュバルブの動きを較正する方法も開示されている。
【0043】
また、駆動機構の設置面積を減らすことにより、このようなトイレは、従来そうするために便所に十分なスペースがなかった多くの環境で使用され得る。あるいは、本発明の技術を通じてスペースを節約することは、衛生器具への他の機能の組み込みのための余分なスペースを提供し得る。
【0044】
本発明の特定の実施形態が示されているが、本発明の広さおよび範囲内に含まれる様々な変更が当業者に明らかである。例えば、同様の原理がビデにも適用され得る。したがって、本発明は単に図面の実施形態に限定されるとみなされるべきではない。むしろ、本発明の全範囲を理解するために、特許請求の範囲が参照されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0045】
自動化された便器排出口フラッシュバルブを有する衛生器具が開示され、そのためのアクチュエータがコンパクトに配置されるとともに連結される。また、このタイプのフラッシュバルブのメンテナンスの問題を減少させるための方法も開示される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部開口を有する便器と;
前記下部開口と選択的に連絡し、スイッチバックする方法で下方に延びる脚部に連結された上方に延びる脚部を有するトラップ通路であって、前記便器と前記トラップ通路との間に空間がある、トラップ通路と;
前記便器から前記トラップ通路を通る流れを制御するために、前記下部開口と前記トラップ通路の一部との間に配置されるフラッシュバルブと;
前記空間の少なくとも一部に配置されたモータおよび、駆動されるように前記モータに接続されるとともに、前記フラッシュバルブが前記便器から前記トラップ通路を経由する流体の除去を防ぐ第1の位置と、前記便器内の流体が前記便器から前記トラップ通路を通って出ることを可能にされる第2の開放位置との間で前記フラッシュバルブを制御可能に動かすために、前記フラッシュバルブにも接続されるリンケージを有する、バルブアクチュエータと;を有する、
衛生器具。
【請求項2】
前記リンケージはベルト駆動部を有する、
請求項1に記載の衛生器具。
【請求項3】
前記リンケージは、少なくとも一部が前記トラップ通路の側部に配置される、
請求項1に記載の衛生器具。
【請求項4】
前記リンケージは、前記フラッシュバルブを旋回させる、
請求項1に記載の衛生器具。
【請求項5】
コントローラが、前記フラッシュバルブの旋回を制御するために、前記モータと電気的に通信する、
請求項4に記載の衛生器具。
【請求項6】
前記コントローラは、シール位置と開放位置との間で前記フラッシュバルブの旋回の限られた範囲を規定する、
請求項5に記載の衛生器具。
【請求項7】
前記コントローラは、前記限られた範囲を部分的に、高抵抗シール位置を識別し、次に前記高抵抗シール位置に隣接するより低い抵抗のシール位置における運用上のシール位置を設定することにより、定める、
請求項6に記載の衛生器具。
【請求項8】
前記コントローラはまた、前記限られた範囲を部分的に、高抵抗開放位置を識別し、次に前記高抵抗開放位置に隣接するより低い抵抗の開放位置における運用上の開放位置を設定することにより、定める、
請求項7に記載の衛生器具。
【請求項9】
下部開口を有する便器と;
前記下部開口と選択的に連絡し、スイッチバックする方法で下方に延びる脚部に連結された上方に延びる脚部を有する、トラップ通路と;
前記便器から前記トラップ通路を通る流れを制御するために、前記下部開口と前記トラップ通路の一部との間に配置されるフラッシュバルブと;
駆動されるようにモータに接続されるとともに、前記フラッシュバルブが前記便器から前記トラップ通路を経由する流体の除去を防ぐことができる第1の位置と、前記便器内の流体が前記便器から前記トラップ通路を通って出ることができる第2の開放位置との間で前記フラッシュバルブを制御可能に旋回させるために、前記フラッシュバルブにも接続されるリンケージを有する、バルブアクチュエータと;を有するタイプの衛生器具を調整する方法であって:
コントローラが前記フラッシュバルブの旋回を制御するために前記モータと電気的に通信し、
前記方法が、前記フラッシュバルブの旋回の限られた範囲を少なくとも部分的に、高抵抗シール位置を識別し、次に前記高抵抗シール位置に隣接するより低い抵抗のシール位置における運用上のシール位置を設定することにより、定めるステップを含む、
方法。
【請求項10】
前記限られた範囲を少なくとも部分的に、高抵抗開放位置も識別し、次に前記高抵抗開放位置に隣接するより低い抵抗の開放位置における運用上の開放位置を設定することにより、定めるステップをさらに含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記フラッシュバルブが前記第1の障害物に接触するまで前記フラッシュバルブを第1の方向に旋回させるように前記モータを動かすステップ、したがって第1の較正位置を規定するステップと;
前記フラッシュバルブが第2の障害物に接触するまで、前記フラッシュバルブを第2の方向に旋回させるように前記モータを反転させるステップ、したがって第2の較正位置を規定するステップと;
前記第1および前記第2の較正位置の間で前記フラッシュバルブを旋回させるために必要とされるモータ動作量を決定するステップと;
前記較正位置の間であるが、依然としてバルブシートに接触するシール位置を規定するステップと;を含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記決定するステップは、前記第1および前記第2の較正位置の間で前記フラッシュバルブを旋回させるために必要なモータパルスの数を数えることを含み、前記モータパルスの数は前記シール位置を規定するのに役立てるために使用される、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記シール位置と較正位置との間に開放位置を規定するステップをさらに含む、
請求項11に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2013−510970(P2013−510970A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538963(P2012−538963)
【出願日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際出願番号】PCT/US2010/056300
【国際公開番号】WO2011/062830
【国際公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(591024889)コーラー、カンパニー (15)
【氏名又は名称原語表記】KOHLER COMPANY
【Fターム(参考)】