説明

フレキシブル面スイッチ

【課題】フレキシブル性が高い構造がシンプルな面スイッチを提供する。
【解決手段】絶縁体に複数の穴を設け絶縁体の両面に柔軟性のある面導電体の電極を設けることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フレキシブルな加圧センサに関するものである。
【背景技術】
【0002】
マットスイッチ等の電極には銅線やアルミ箔が採用されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために次のような問題点があった。
イ)アルミ箔電極は機械的強度がなかった。
ロ)そのため機械的強度を高めるために必然的に保護材が厚くなり取り扱いに難点があった。
ハ)また、アルミ箔電極は一度折れ曲がると接触不良になりやすい。
ニ)銅線電極を用いた面センサは不感知帯が狭かった。
ホ)高齢者、病人のベッド転落、徘徊防止用としてパッド下に装着したときアルミ箔電極は寿命が短かった。
ヘ)また銅線電極は保護材が堅く厚くなるためセンサ上の高齢者、病人の肉体・精神的負担が大きかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために本件の第1の発明は絶縁体に複数の穴を設け、絶縁体の両面に導電体の電極を設けることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0005】
また第2の発明は、第1発明のフレキシブルタッチセンサを保護する保護手段を有することを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0006】
また第3の発明は、第1発明の絶縁体にゴムを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0007】
また第4の発明は、第1発明の絶縁体にゴムスポンジを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0008】
また第5の発明は、第1発明の絶縁体にウレタンフォームを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0009】
また第6の発明は、第1発明の絶縁体にポリエチレンフォームを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0010】
また第7の発明は、第1発明の絶縁体にシリコンを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0011】
また第8の発明は、第1発明の絶縁体にゲルを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0012】
また第9の発明は、第1発明の絶縁体にペーストを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0013】
また第10の発明は、第1発明の絶縁体にオイルを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0014】
また第11の発明は、第1発明の絶縁体に空気を用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0015】
また第12の発明は、第1発明の絶縁体に液体を用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0016】
また第13の発明は、第1発明の面導電体の電極に導電布を用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0017】
また第14の発明は、第1発明の面導電体の電極に導電性ゴムを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0018】
また第15の発明は、第1発明の面導電体の電極に導電性フィルムを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0019】
また第16の発明は、第1発明の面導電体の電極に導電性不織布を用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0020】
また第17の発明は、第1発明のフレキシブル面スイッチの加圧時に加圧状態である旨を第三者に知らせる無線通報手段を設けることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【0021】
また第18の発明は、第1発明のフレキシブル面スイッチ加圧状態である旨を第三者に知らせる有線通報手段を設けることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【発明の効果】
【0022】
本発明の電極は柔軟性のある面導電体を用いたことで従来のアルミ箔にはないフレキシブル性が確保できるとともに機械的強度が増す。
【0023】
本発明の柔軟性のある面導電体は機械的強度が確保できるため保護材を厚くする必要が無くフレキシブル性が高い。そのためセンサの折り畳みが可能となり取り扱いが簡単である。
【0024】
本発明の柔軟性のある面導電体の電極は折れ曲がっても切断のおそれが少ないので電極破損による故障発生の低減につながる者である。
【0025】
本発明は耐加重性が高いので、ベッドのパッド下に装置して高齢者・病人の見守り用としても十分耐え得るものである。
【0026】
本発明は薄くて柔らかいので、センサ上に寝ている高齢者・病人に肉体・精神的負担を与えることがない。
【0027】
フレキシブル面スイッチは、本発明の第1.2は、従来にない大型面スイッチとして用いることが出来るので高齢者や、病人の緊急呼出し用スイッチ等に適している。
【0028】
フレキシブル面スイッチは、検知面がフレキシブルなので、三次元形状面に容易に装置できる。
【0029】
フレキシブル面スイッチは、接触面がソフトなので人体に直接装着することができる。
【0030】
面は、薄くてフレキシブルでフレキシブル面スイッチを装着したベッドや椅子又は車イスに着座しても高齢者や、病人に肉体的苦痛を与えることがない。
【0031】
フレキシブル面スイッチは、薄くて軽く脱着が容易であるため高齢者でも簡単に取り扱うことができる。
【0032】
フレキシブル面スイッチは、形状加工が簡単なので、スイッチを取り付けることができない角でも容易に装着できる。
【0033】
フレキシブル面スイッチは、ロボット等に簡単に装着することが出来、作業者の安全を図ることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
以下第1発明の実施形態1について説明する。
図1において複数の穴を開けた絶縁体1の両面に面導電体の電極2と面導電体の電極3を装着する、穴形状は加圧時に電極2、3が接触するものであればよい。
【0035】
第1発明は、以上の構成により例えば図2の複数の穴4をあけた絶縁体1の両面に面導電体の電極2、3の上から圧力5をかけると図3の通り絶縁体1の穴4の部分で面導電体の電極1と面導電体の電極2が接触しフレキシブル面スイッチがON6になり減圧すると面導電体の電極2と面導電体の電極3が離れスイッチがOFF12になる。
【0036】
以下第2発明の実施形態について説明する。
図4において複数の穴4をあけた絶縁体1の両面に面導電体の電極2、3を装着し、保護材11で保護する以上の構成で外圧から面導電体の電極2、3と絶縁体1を保護材11で保護する。
【0037】
以下第3発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の絶縁体にゴムを用いる。
【0038】
以下第4発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の絶縁体にゴムスポンジを用いる。
【0039】
以下第5発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の絶縁体にウレタンフォームを用いる。
【0040】
以下第6発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の絶縁体にポリエチレンフォームを用いる。
【0041】
以下第7発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の絶縁体にシリコンを用いる。
【0042】
以下第8発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の絶縁体にゲルを用いる。
【0043】
以下第9発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の絶縁体にペーストを用いる。
【0044】
以下第10発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の絶縁体にオイルを用いる。
【0045】
以下第11発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の絶縁体に空気を用いる。
【0046】
以下第12発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の絶縁体に液体を用いる。
【0047】
以下第13発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の面導電体の電極に導電布を用いる。
【0048】
以下第14発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の面導電体の電極に導電性ゴムを用いる。
【0049】
以下第15発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の面導電体の電極に導電性フィルムを用いる。
【0050】
以下第16発明の実施形態について説明する。
図1,図2,図3,図4において第1発明の面導電体の電極に導電性不織布を用いる。
【0051】
以下第17発明の実施形態について説明する。
図5において第1発明、第2発明のフレキシブル面スイッチを圧力検知部7と呼び圧力検知部7の出力は無線通報器8の入力に接続される。
【0052】
以上の構成により図5の圧力検知部7を加圧検知部7内の面導電体の電極2と面導電体の電極3が接触すると、微弱無線または特定小電力無線または小電力無線または携帯電話またはPHSまたは光通信または超音波またはIPV6の無線通報器8から通報する。使用例としては、マットスイッチに装着した圧力検知部7の上に高齢者が乗ると転倒、徘徊を未然に防ぐため第三者に無線通報器8で知らせる。
【0053】
以下第18発明の実施形態7について説明する。
図6において第1発明、第2発明のフレキシブル面スイッチつまり圧力検知部7の出力は有線10を介して警報器9の入力に接続される。
【0054】
以上の構成により図6の圧力検知部7を加圧し検知部7内面導電体の電極2と面導電体の電極3が接触すると、病院または介護施設または高齢者住宅または保育園または幼稚園またはその他の施設内での有線11またはインターネット、IPV6経由して受信器9に通報する。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本第1発明の斜視図
【図2】本第1発明の断面図
【図3】本第1発明の断面図
【図4】本第2発明の斜視図
【図5】本第3発明のブロックダイアグラム
【図6】本第4発明のブロックダイアグラム
【符号の説明】
【0056】
1. 絶縁体
2. 面導電体の電極
3. 面導電体の電極
4. 穴
5. 圧力
6. ON
7. 圧力検知部
8. 無線通報器
9. 受信器
10.有線
11.保護材
12.OFF

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁体に複数の穴を設け、絶縁体の両面に柔軟性のある面導電体の電極を設けることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項2】
請求項1のフレキシブル面スイッチを保護する保護手段を有することを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項3】
請求項1の絶縁体にゴムを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項4】
請求項1の絶縁体にゴムスポンジを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項5】
請求項1の絶縁体にウレタンフォームを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項6】
請求項1の絶縁体にポリエチレンフォームを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項7】
請求項1の絶縁体にシリコンを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項8】
請求項1の絶縁体にゲルを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項9】
請求項1の絶縁体にペーストを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項10】
請求項1の絶縁体にオイルを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項11】
請求項1の絶縁体に空気を用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項12】
請求項1の絶縁体に液体を用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項13】
請求項1の面導電体に導電布を用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項14】
請求項1の面導電体に導電性ゴムを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項15】
請求項1の面導電体に導電性フィルムを用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項16】
請求項1の面導電体に導電性不織布を用いることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項17】
請求項1のフレキシブル面スイッチ加圧時に加圧状態である旨を第三者に知らせる無線通報手段を設けることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。
【請求項18】
請求項1のフレキシブル面スイッチ加圧時に加圧状態である旨を第三者に知らせる有線通報手段を設けることを特徴とするフレキシブル面スイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−73522(P2006−73522A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−248374(P2005−248374)
【出願日】平成17年8月1日(2005.8.1)
【出願人】(590004442)
【Fターム(参考)】