説明

ブリスターパック及びその製造方法

【課題】大きさの異なる複数種類の収納対象物を収納対象とした場合であっても、収納対象物の大きさに関係なく収納対象物を容易に取り出すことができるブリスターパック及びその製造方法を提供する。
【解決手段】収納対象物2の収納空間を形成したカバー20が台紙11a、12aに固定されているブリスターパック1aであって、台紙11a、12aに、切り取り部15と一対のミシン目で挟まれた剥離部16とが形成されており、一対のミシン目は、切り取り部15から延出するように形成されており、収納対象物2の収納空間と剥離部16とが対向している。このことにより、収納対象物2の取り出しは、収納対象物2を押圧して押し出す必要がなく、剥離部16を持ち上げて剥離させるだけでよく、1種類のブリスターパック1aを、大きさ異なる複数種類の収納対象物2用のブリスターパックとして用いることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池等を収納して展示するためのブリスターパックに関し、特に扁平型電池用のブリスターパックに関する。
【背景技術】
【0002】
コイン形電池やボタン形電池と呼ばれる扁平形電池は、通常、ブリスターパックに包装されて展示・販売が行なわれている(例えば下記特許文献1参照)。ブリスターパックは、突出部を有する透明な樹脂製のカバーが紙製の台紙に取り付けられたものである。カバーの突出部に扁平形電池が収納され、台紙には各種表示が付されている。カバーは透明であるため、収納されている扁平形電池は外部から確認することが可能になる。
【0003】
カバーの突出部は一端が開口した円筒形であり、突出部の開口が台紙で塞がれている。したがって、カバーの突出部及び台紙で囲まれた閉じた空間内に、扁平形電池が収納されていることになる。
【0004】
ブリスターパックからの扁平形電池の取り出しを容易にするために、台紙のうち扁平形電池の収納部に対応した部分に、例えば十字状の切り込みを入れることが行なわれている。この構成では、ブリスターパックから扁平形電池を取り出す際には、カバーの突出部を扁平形電池に向けて凹ませるように押圧する。このことにより、十字状の切り込みが開きながら、扁平形電池がブリスターパックから押し出されることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−17414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記のようなブリスターパックでは、扁平形電池の大きさに比べ収納空間が大き過ぎると、カバーの突出部と扁平形電池との間の空間が大きくなる。これに伴い扁平形電池を押し出す際の突出部の押圧量が大きくなり、扁平形電池の取り出しが困難になる。
【0007】
このため、カバーの突出部は扁平形電池の大きさに応じた大きさにする必要があり、扁平形電池の大きさに応じて、それぞれ専用のブリスターパックを容易する必要があった。
【0008】
本発明は前記のような従来の問題を解決するものであり、大きさの異なる複数種類の収納対象物を収納対象とした場合であっても、収納対象物の大きさに関係なく収納対象物を容易に取り出すことができるブリスターパック及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明のブリスターパックは、収納対象物の収納空間を形成したカバーが台紙に固定されているブリスターパックであって、前記台紙に、切り取り部と一対のミシン目で挟まれた剥離部とが形成されており、前記一対のミシン目は、前記切り取り部から延出するように形成されており、前記収納空間と前記剥離部とが対向していることを特徴とする。
【0010】
本発明のブリスターパックの製造方法は、前記本発明のブリスターパックにおいて、前記剥離部のうち、前記収納空間と対向している面に、非接着層が形成されているブリスターパックの製造方法であって、前記剥離部に前記非接着層を形成した後に、前記台紙のうち前記非接着層を形成した片面に接着剤を塗布しておき、前記接着剤により前記台紙と前記カバーとを接着して貼り合わせることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、大きさの異なる複数種類の収納対象物を収納対象とした場合であっても、収納対象物の大きさに関係なく収納対象物を容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施の形態に係るブリスターパック1の斜視図。
【図2】(a)図は図1のAA線における断面図、(b)図はBB線における断面図。
【図3】本発明の一実施の形態に係るブリスターパック1における台紙10の展開時における斜視図。
【図4】本発明の一実施の形態において、台紙10にカバー20を載置する直前の状態を示す斜視図。
【図5】本発明の一実施の形態において、シート12が図4の状態から起き上がった状態を示す斜視図。
【図6】本発明の一実施の形態において、シート12をシート11に重ね合わせた状態を示す斜視図。
【図7】本発明の一実施の形態に係る電池1個分のブリスターパック1aの斜視図。
【図8】図7のCC線における断面図。
【図9】本発明の一実施の形態において、剥離部16の剥離を終えた状態を示す斜視図。
【図10】図9の状態からさらに剥離部16を持ち上げた状態を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明のブリスターパックによれば、収納対象物の取り出しは、収納対象物を押圧して押し出す必要がなく、剥離部を持ち上げて剥離させるだけでよい。したがって、剥離部の剥離のし易さは、収納対象物の大きさとは無関係である。一方、ブリスターパックには、カバーの収納空間の大きさの範囲内で数種類の大きさの収納対象物を収納することが可能になる。このため、1種類のブリスターパックを、大きさの異なる複数種類の収納対象物用のブリスターパックとして用いることができる。
【0014】
すなわち、本発明のブリスターパックによれば、収納対象物の大きさに関係なく、収納対象物の取り出しを容易にすることができる。このため、ブリスターパックを複数種類の収納対象物用として共用化を図ることができコスト面でも有利になる。
【0015】
前記本発明のブリスターパックにおいては、前記剥離部のうち、前記収納空間と対向している面に、非接着層が形成されていることが好ましい。この構成によれば、台紙全体に接着剤を塗布しても、非接着層に接着剤が付着しないので、台紙とカバーとを接着剤で接着させても、剥離部とカバーとは接着することなく対向しているに止まり、剥離部の剥離が容易になる。
【0016】
また、前記非接着層は、UVインクを印刷して形成したものであることが好ましい。
【0017】
また、前記カバーは、平板状のベース部から突出した突出部を形成しており、前記突出部は、前記収納空間を構成し、前記台紙は、第1のシートと第2のシートとが貼り合わされており、前記カバーの前記ベース部は、前記第1のシートと前記第2のシートとの間に挟まれており、前記カバーの前記突出部と前記剥離部とが対向していることが好ましい。
【0018】
また、前記剥離部を平面視したときに、前記剥離部の端部に凸部を形成していることが好ましい。この構成によれば、剥離部の端部に指又は爪を引っ掛け易くなり、剥離部の剥離が一層容易になる。
【0019】
本発明のブリスターパックの製造方法によれば、非接着層を形成した後に接着剤を塗布するので、台紙全体に接着剤を塗布しても、非接着層には接着剤が付着せず、非接着層以外の部分に接着剤を付着させることができる。したがって、剥離部に接着剤の付着がなく、剥離部以外に接着剤が付着した台紙を容易に作成することができる。この台紙を用いることにより、カバーとの接着を可能にしつつ、剥離部はカバーと非接着にでき剥離部の剥離を容易にすることができる。
【0020】
前記本発明のブリスターパックの製造方法においては、前記台紙は、第1のシートと第2のシートとで構成されており、前記台紙の片面に前記接着剤が塗布された状態で、前記第1のシートと前記第2のシートとを前記カバーを挟んで重ね合わせて、前記接着剤により前記カバーを前記第1のシート及び前記第2のシートに接着して貼り合わせるとともに、前記第1のシートと前記第2のシートとを接着して貼り合わせることが好ましい。
【0021】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るブリスターパック1の斜視図を示している。図2(a)は図1のAA線における断面図であり、図2(b)はBB線における断面図である。以下の実施の形態では、ブリスターパック1は、コイン形電池やボタン形電池と呼ばれる扁平形電池の収納用の例で説明する。
【0022】
図1において、ブリスターパック1は、台紙10により外形が形成されている。台紙10の端部には、吊り下げ用の開口14が形成されている。このことにより、ブリスターパック1は、開口14をフックに引っ掛けて陳列・展示することができる。
【0023】
図1、図2(a)、(b)に示したように、ブリスターパック1は、台紙10にカバー20が固定されたものである。台紙10は、第1のシートであるシート11と第2のシートであるシート12とで構成されている。図1、図2(a)、(b)に示したブリスターパック1の完成状態では、シート11とシート12とが貼り合わされている。台紙10には、商品の型式や注意事項等の各種内容が表示されている。
【0024】
カバー20は、平板状のベース部21とベース部21から突出した突出部22とで形成されている。図2(a)、(b)に示したように、ベース部21は、第1のシート11と第2のシート12との間に挟まれている。突出部22は、第1のシート11に形成された開口13から突出している。カバー20の全体斜視図は、図4に示している。図4のカバー20の図示は、図2(a)のカバー20の上下が逆になった状態である。
【0025】
カバー20は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等の透明な樹脂材料で形成されている。図1の状態ではブリスターパック1の外部から、カバー20の突出部22の内部に収納されている電池2を視認することができる。
【0026】
図1、図2(a)に示したように、突出部22は円筒形であり、図2(a)、図4に示したように、突出部22は一端が開口している、この開口が第2のシート12で塞がれて扁平形の電池2の収納空間を形成している。
【0027】
図1のブリスターパック1は、カバー20が5つの突出部22を備えており、5つの電池2の収納用の例を示している。台紙10には一定間隔で複数のミシン目30が入れられている。ミシン目30の位置で電池2の1個分又は数個分のブリスターパックを切り離すことも可能である。
【0028】
以下、図1に示したブリスターパック1を製造工程順に説明する。図3は、台紙10の展開時における斜視図を示している。台紙10は、多数の台紙が一体になった状態からカットして得た一つ分の台紙を示している。この場合、カット前の状態において、あらかじめ、穴あけ、ミシン目及び切り取り線の加工がされていることになる。
【0029】
台紙10は、シート11とシート12とが一体になっている。シート11とシート12との境界には、複数の切り取り線32が入れられている。このことにより、シート11とシート12とを、切り取り線32を境に折り畳んで重ね合わせることができる。
【0030】
図3の台紙10の幅方向(矢印a方向)を横断するように、5本のミシン目30が入れられている。ミシン目30は、前記のように、ブリスターパック1の一部を切り離すためのものである。
【0031】
シート11には、カバー20の突出部22(図1、4)が入る開口13、吊り下げ用の開口14が形成されている。シート12には、切り取り部15、剥離部16及び吊り下げ用の開口14が形成されている。シート12には、切り取り部15から第2のシート12の端部に向かって延びた一対のミシン目31が入れられている。剥離部16は、一対のミシン目31で挟まれた部分である。
【0032】
剥離部16には、非接着層33が形成されており、非接着層33の形成部分以外には、接着剤が付着している。接着剤としては、例えばホットメルトが用いられる。このように接着剤を付着させた仕様は、多数の台紙10が一体になったカット前の状態で、剥離部16に非接着層33を形成した後に、台紙10の全体に接着剤を塗布することにより得られる。台紙10の全体に接着剤を塗布しても、非接着層33の形成部分は接着剤をはじくので、非接着層33上には接着剤は付着しないことになる。
【0033】
非接着層33は、例えばUV(Ultra Violet)インクを印刷することにより形成することができる。UVインクは速乾性があり、紫外線照射により瞬時に硬化させることができる。UVインクを用いた場合、濃い色調のインクほど接着剤をはじき易く、例えば黒色のUVインクを用いることが望ましい。また、金・銀のインクを用いてもよい。
【0034】
図4は、台紙10にカバー20を載置する直前の状態を示す斜視図である。カバー20の各突出部22に、シート11の各開口13が対応している。図5は、台紙10にカバー20を載置した状態を示す斜視図である。この状態では、図4に示した突出部22は開口13内に入り、シート11の反対側の面から、突出部22は図1に示したように突出していることになる。
【0035】
図5は、シート12が図4の状態から起き上がった状態を図示している。この状態からシート12を、切り取り線32を中心に回転させて、シート12をシート11に重ね合わせる。本図の状態では、カバー20の突出部22には、電池2が収納されている。電池2は図4の状態で、あらかじめ収納しておいてもよい。
【0036】
図6は、シート12をシート11に重ね合わせた状態を示す斜視図である。シート11及びシート12に接着剤としてホットメルトを塗布した場合、図6の状態で加熱することによりホットメルトが溶融し、カバー20がシート11及びシート12に接着するとともに、シート11とシート12とが接着し、ブリスターパック1が完成する。
【0037】
以下、図6−10を参照しながら、ブリスターパックからの電池の取り出しについて説明する。図7は、電池2の1個分のブリスターパック1aの斜視図である。図8は、図7のCC線における断面図である。図7のブリスターパック1aは、図6に示したブリスターパック1のミシン目30の位置で電池2の1個分を切り離したものである。この切り離しは、図5に示したように、カバー20のベース部21のうち、ミシン目30に対応した位置にもミシン目を形成しておけば、容易になる。
【0038】
なお、以下の説明は、電池2の1個分のブリスターパック1aについて説明するが、電池2の取り出しは、図6のように切り離しをしていない状態においても可能である。
【0039】
図6に示したブリスターパック1のシート11及び12は、図7のブリスターパック1aでは、それぞれシート11a及び12aに切り離されている。図7のブリスターパック1aにおける切り取り部15の位置では、図8に示したように、シート11aの表面と剥離部16の表面との間に段差35を形成している。
【0040】
このため、剥離部16の端部に指又は爪を引っ掛けることにより、剥離部16を持ち上げて(矢印c方向)、剥離部16をシート11aから離して剥離させることが可能になる。このことは、ブリスターパック1a全体を湾曲(矢印d方向)させることにより、一層容易になる。また、図7に示したように、剥離部16の端部には凸部16aを形成している。このことにより、剥離部16へ指又は爪を引っ掛けることが一層容易になる。
【0041】
図9は、剥離部16の剥離を終えた状態を示す斜視図である。図10は、図9の状態からさらに剥離部16を持ち上げた状態を示す斜視図である。図9の状態では、剥離部16はミシン目31(図7)の位置で切り離されている。この状態からは剥離部16をさらに持ち上げることにより、容易に図10の状態にすることができる。そして、図10のように、剥離部16が立設するように持ち上った状態では、電池2は、容易にブリスターパック1aから取り出すことができる。
【0042】
ここで、図5において、シート12とシート11とを重ね合わせると、剥離部16の非接着層33とカバー20のベース部21とが重なり合うことになる。前記の通り、台紙10に接着剤を塗布した際に、非接着層33の部分は接着剤をはじくので、非接着層33上には接着剤が付着していない。また、図4において、カバー20には接着剤は塗布していない。
【0043】
このため、図6の状態において、シート12とシート11とが接着されても、非接着層33とベース部21とは、単に重なり合っているに止まり、両者は接着されていない。したがって前記のように図7の状態において、剥離部16の端部に指又は爪を引っ掛けて、剥離部16をミシン目31の位置で切り離しながら、剥離部16を持ち上げて、剥離部16を容易に図9の状態にすることができる。
【0044】
本実施の形態によれば、電池2の取り出しは、電池2を押圧して押し出す必要がなく、剥離部16を持ち上げて剥離させるだけでよい。剥離部16の剥離のし易さは、収納されている電池2の大きさとは無関係である。一方、ブリスターパックには、カバー20の突出部22の大きさの範囲内で数種類の大きさの電池を収納することが可能になる。このため、1種類のブリスターパックを、大きさ異なる複数種類の電池用のブリスターパックとして用いることができる。
【0045】
すなわち、本実施の形態によれば、収納された電池の大きさに関係なく、電池の取り出しを容易にすることができる。このため、ブリスターパックを複数種類の電池用として共用化を図ることができコスト面でも有利になる。
【0046】
なお、本実施の形態においては、剥離部16に非接着層33を形成したことにより、剥離部16に接着剤を付着させない例で説明したが、非接着層33は形成せず、図3において、剥離部16も含めたシート12及びシート11の全体に接着剤を付着させてもよい。この場合、図8において剥離部16とカバー20のベース部21とが接着するので、剥離部16の剥離性は低下する。しかしながら、この構成においても、剥離部16の端部に指又は爪を引っ掛けることができるので、電池2を押圧することなく電池2とは無関係に、剥離部16の剥離が可能になる。
【0047】
また、前記実施の形態では、シート12の切り取り部15は、開口状に形成した例で説明したが、切り取り部15は線状であってもよい。この場合、図8においてブリスターパック1a全体を湾曲(矢印d方向)させることにより、剥離部16が剥離し易くなる。
【0048】
また、台紙10は、ブリスターパックの完成状態ではシート11とシート12との2層になっている例で説明したが、1層であってもよい。例えば、図4においてシート11を省き台紙10はシート12のみとしてもよい。この構成では、図4において、カバー20の上下を逆にした状態で、カバー20をシート12に重ね合わせることになる。この場合、カバー20のベース部21はシート12の大きさに合わせるように大きくしてもよい。
【0049】
また、台紙10への非接着層33の形成、接着剤の塗布は、カット前の多数の台紙が一体になった状態で行なう例で説明したが、カット前に非接着層33を形成しておき、カット後に接着剤を塗布してもよく、カット後に非接着層33の形成及び接着剤の塗布の両方を行なってもよい。
【0050】
また、前記実施形態では、ブリスターパックの収納対象物を扁平形電池の例で説明したがこれに限るものではなく、例えば医薬品の錠剤等を収納対象物としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0051】
以上のように本発明のブリスターパックによれば、大きさの異なる複数種類の収納対象物を収納対象とした場合であっても、収納対象物の大きさに関係なく収納対象物を容易に取り出すことができるので、本発明は、例えば扁平形電池の収納用のブリスターパックとして有用である。
【符号の説明】
【0052】
1,1a ブリスターパック
2 電池
10 台紙
11,11a シート(第1のシート)
12,12a シート(第2のシート)
15 切り取り部
16 剥離部
16a 凸部
20 カバー
21 ベース部
22 突出部
30,31 ミシン目
33 非接着層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
収納対象物の収納空間を形成したカバーが台紙に固定されているブリスターパックであって、
前記台紙に、切り取り部と一対のミシン目で挟まれた剥離部とが形成されており、
前記一対のミシン目は、前記切り取り部から延出するように形成されており、
前記収納空間と前記剥離部とが対向していることを特徴とするブリスターパック。
【請求項2】
前記剥離部のうち、前記収納空間と対向している面に、非接着層が形成されている請求項1に記載のブリスターパック。
【請求項3】
前記非接着層は、UVインクを印刷して形成したものである請求項1又は2に記載のブリスターパック。
【請求項4】
前記カバーは、平板状のベース部から突出した突出部を形成しており、
前記突出部は、前記収納空間を構成し、
前記台紙は、第1のシートと第2のシートとが貼り合わされており、
前記カバーの前記ベース部は、前記第1のシートと前記第2のシートとの間に挟まれており、
前記カバーの前記突出部と前記剥離部とが対向している請求項1から3のいずれかに記載のブリスターパック。
【請求項5】
前記剥離部を平面視したときに、前記剥離部の端部に凸部を形成している請求項1から4のいずれかに記載のブリスターパック。
【請求項6】
請求項2に記載のブリスターパックの製造方法であって、
前記剥離部に前記非接着層を形成した後に、前記台紙のうち前記非接着層を形成した片面に接着剤を塗布しておき、
前記接着剤により前記台紙と前記カバーとを接着して貼り合わせることを特徴とするブリスターパックの製造方法。
【請求項7】
前記台紙は、第1のシートと第2のシートとで構成されており、前記台紙の片面に前記接着剤が塗布された状態で、前記第1のシートと前記第2のシートとを前記カバーを挟んで重ね合わせて、前記接着剤により前記カバーを前記第1のシート及び前記第2のシートに接着して貼り合わせるとともに、前記第1のシートと前記第2のシートとを接着して貼り合わせる請求項6に記載のブリスターパックの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−184067(P2011−184067A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−50670(P2010−50670)
【出願日】平成22年3月8日(2010.3.8)
【出願人】(511084555)日立マクセルエナジー株式会社 (212)
【Fターム(参考)】