ブレードコータのブレード交換装置
【課題】構造が簡単でしかも簡単にブレードを交換することが出来るブレードコータのブレード交換装置を提供する。
【解決手段】ブレード6を巻回収容するブレード装填箱23と、このブレード装填箱23を移動手段に着脱自在に取付ける取付け手段と、ブレードクランプ7の側方に配設されたブレードガイド手段25とを有し、ブレード交換時にブレード装填箱23を取付け手段を介して移動手段に取り付け、ブレード装填箱23からブレード6の先端をブレードガイド手段25へ括りだし、このブレードガイド手段25を介してブレード6をブレード嵌挿スリット10内に嵌挿し装填させるようにした。
【解決手段】ブレード6を巻回収容するブレード装填箱23と、このブレード装填箱23を移動手段に着脱自在に取付ける取付け手段と、ブレードクランプ7の側方に配設されたブレードガイド手段25とを有し、ブレード交換時にブレード装填箱23を取付け手段を介して移動手段に取り付け、ブレード装填箱23からブレード6の先端をブレードガイド手段25へ括りだし、このブレードガイド手段25を介してブレード6をブレード嵌挿スリット10内に嵌挿し装填させるようにした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ブレードコータに使用するブレードの交換装置に関し、特にそのブレードの交換作業を迅速かつ容易にするためのブレード交換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、カタログなどに使用される印刷用紙、感圧紙、感熱紙等の塗工紙は原紙であるウェブ(基材)上に所定厚の塗料を塗布後、乾燥させて生産される。そしてこのように、ウェブに塗料の塗布を行う機械を塗工機と称している。
【0003】
従来このような塗工機において、ウェブ上に過剰な塗料を一度塗った後、ブレードにより必要以上の塗料を掻き落として、ウェブ上に所定厚の塗料を塗布する塗工機としてブレードコータが知られている。
【0004】
図11は従来のブレードコータ1を示す概念側面図である。
【0005】
このブレードコータ1では、原紙であるウェブ2がバッキングロール3に巻回されて搬送され、その間にバッキングロール1の下方に配設された塗工液供給装置4のノズル4aからウェブ2の表面に塗工液5を供給している。
そして、この塗工液5の塗布後、ウェブ2の幅方向(図10の紙面に対して垂直方向)となるバッキングロール3の軸方向に対応させて平行にブレード6を配置し、これによりブレード6をウェブ2の塗工面に押し付け、塗布された塗工液5の余剰分を掻き取ってウェブ2の表面に所要厚さの塗工液膜を形成するようにしている。
【0006】
なお、前記ブレード6は、ブレードクランプ7の先端に配設されたホルダ8に把持され、そこに固定されており、またこのブレードクランプ7は、前記バッキングロール3の軸と平行に配設された支持ビーム9上に固定されている。なお、この支持ビーム9は、前記ブレード6を前記バッキングロール3に対して接近させ、若しくは離間させるように移動する図示せぬ周知の支持アーム等の移動手段に支承されている。
【0007】
一方、上述したブレードコータ1では、ブレード6の磨耗に応じて、当該ブレード6を定期的に交換する必要がある。
【0008】
このブレード6の交換の際は、図12で示すように、一旦バッキンロール3の運転を中止し、その後、図示せぬ移動手段を作動させて、ブレード6を矢印Aのようにバッキングロール3から離間させる。
【0009】
そして、ブレードクランプ7のホルダ8によるブレード6のクランプ(固定)を解除した後、オペレータが矢印Bで示すように、ブレード6を持ち上げて、当該ブレード6をホルダ8のブレード嵌挿スリット10内から取り出して廃棄する。
【0010】
このように、ブレードクランプ7のブレード嵌挿スリット10からブレード6を取り出して廃棄した後、図13で示すように、オペレータが新しいブレード6を用意し、矢印Cのように、当該新たなブレード6をブレード嵌挿スリット10内に嵌挿させて配置し、その後、ブレードクランプ7を動作させて、前記スリット10をホルダ8により閉塞して、新たなブレード6をブレードクランプ7の先端に把持し固定する。
【0011】
その後、再び図示せぬ移動手段を作動させて、ブレード6を矢印Dのようにバッキングロール3に再び接近させ、これにより図11と同様に新しいブレード6を、ウェブ2の塗工面に押し付け、塗布された塗工液5の余剰分を掻き取ってウェブ2の表面に所要厚さの塗工液膜を形成する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
ところで、上述したように、ブレードコータ1のブレードを交換する際は、図13で示すように、オペレータが新しいブレード6を手に持って矢印Cのように上方からブレードクランプ7のブレード嵌挿スリット10(実際は約2mm程度の隙間)内に嵌挿させる作業を行う。
【0013】
この場合、ブレード6の幅(図13の紙面垂直方向の長さ)が2m程度のものであれば、オペレータが一人で上述した交換作業することは可能であるが、交換対象となるブレード6の幅が3乃至5m程度となると、その作業に二人のオペレータが必要となる。
【0014】
また最近では、ウェブ2の幅が5mを超え、さらに広いものでは7乃至10mのものも多くなり、この場合は交換するブレード6の幅も7乃至10m程度となり交換作業に要するオペレータの人数が3乃至4人程度必要となっている。
【0015】
この場合、複数人のオペレータが協調して幅2mm程度の隙間(ブレード嵌挿スリット10)内に板厚0.4乃至0.7mm程度のブレード6を差し込む作業は困難で時間がかかるだけでなく、その作業も煩雑であり、またブレード6の先端は鋭いので作業の安全性にも問題が生じる。
【0016】
なお、上述したブレードの交換を自動化により行う考えもあるが、コストおよび装置の大型化が伴い、運転の邪魔になる虞もあるので未だ実現していないのが現状である。
【0017】
この発明は上述した事情に鑑み、構造が簡単でしかも簡単にブレードを交換することが出来るブレードコータのブレード交換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上述した課題を解決するため、この発明では、ウェブが巻き掛けられるバッキングロールと、ブレード嵌挿スリット内に嵌挿されたブレードを固定するブレードクランプと、該ブレードクランプを支承し前記バッキングロールに対して前記ブレードを離接させる移動手段とを具備し、前記バッキングロールに巻き掛けられたウェブの表面に塗工液を塗布した後、前記ウェブ表面に前記ブレードを押し当てて塗布された塗工液の余剰分を掻き落すブレードコータにおいて、前記ブレードを巻回収容するブレード装填箱と、該ブレード装填箱を前記移動手段に着脱自在に取付ける取付け手段と、前記ブレードクランプの側方に配設されたブレードガイド手段とを有し、前記ブレード交換時に前記ブレード装填箱を前記取付け手段を介して前記移動手段に取り付け、前記ブレード装填箱から前記ブレードの先端を前記ブレードガイド手段へ括りだし、該ブレードガイド手段を介して前記ブレードを前記ブレード嵌挿スリット内に嵌挿し装填させるようにしている。
【発明の効果】
【0019】
上述したブレードコータのブレード交換装置によると、ブレード交換時にブレード装填箱を取り付け手段を介して移動手段に取付け、その後、ブレード装填箱内に巻回収容されたブレードをオペレータが押し出し、ブレードガイド手段を介してブレード嵌挿スリット内に嵌挿させるようにしたから、オペレータ一人でも、簡単にブレードを狭いブレード嵌挿スリット(幅2mm程度の隙間)内に嵌挿させることが出来、このため長尺のブレードでも、短時間で簡単に交換することが出来る。また、ブレードを巻回収容するブレード装填箱を用意し、このブレード装填箱を取り付け手段を介して移動手段に取付ける構造であるから構造が簡単で安価に提供することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、この発明に係るブレードコータのブレード交換装置の一実施例を詳述する。
【0021】
図1は、この発明に係るブレードコータのブレード交換装置20(以下単に交換装置と言う)を装着したブレードコータ21の概念側面図で、特にバッキングロール3からブレードを離間した状態のブレード交換時の姿勢を示している。また図1では、図11乃至図13と同一部分を同一符号で示している。
【0022】
このブレード交換装置20は、図1および図1のE視で示す図2の要部破断面図で示すように、支持ビーム9上に固定されたブレードクランプ7と、このブレードクランプ7をバッキングロール3に対して離接するように移動させる移動手段22と、長尺のブレード6を巻回収容したブレード装填箱23と、このブレード装填箱23を移動手段22に着脱自在に取付けるブレード装填箱取付け手段24と、前記ブレードクランプ7の側方に配設されたブレードガイド手段25とから構成されている。
【0023】
このうち、このブレードクランプ7をバッキングロール3に対して離接するように移動させる移動手段22は、図1に示すように、中心軸Pを中心として回動自在に支承された互いに対向する一対の第1のアーム26と、図2に示すように、この第1のアーム26の先端に軸受27を介して回動自在に支承され、かつ互いに対向するように配設された一対の第2のアーム28とから構成され、前記ブレードクランプ7を固定支持するビーム9は前記一対の第2のアーム28間に差し渡されて位置決め固定されている。
【0024】
また上述した、第2のアーム28を第1のアーム26に回動自在に支承する軸受27の中心にはブレード装填箱23内に巻回収容された長尺のブレード6を案内するブレード嵌挿孔29が穿設されている。
【0025】
なお、上述した第1のアーム26は、ブレード6を図1に示すウェブ2の塗工面に離接させるものであり、また第2のアーム28は、塗工面に対するブレード6の圧接姿勢を調整するものである。
【0026】
一方、上述したブレード装填箱23は、図2に示すように、底面が閉塞され、上面23aが開放された多角形状の箱体からなり、その内部の底面には、長尺のブレード6が巻回収容されている。
【0027】
このブレード装填箱23内に収容されたブレード6の先端6aは、図2、および図2のF視による図3、図2のGG断面で示す図4のように、ブレード装填箱23のブレード取出し口23bに位置決めされ、図2に示す前記ブレード嵌挿孔29へ向け押し出し可能な姿勢となっている。
【0028】
また、図2に示す上述したブレード装填箱23の上面23aには、当該上面23aを跨ぐように、断面コの字形状のブレード脱落防止アーム30が差し渡して配設され、このブレード脱落防止アーム30は、一対の蝶ネジ31によりブレード装填箱23の側方に固定されている。
【0029】
一方、上述したブレード装填箱23を移動手段22に着脱自在に装着するブレード装填箱取付け手段24は、図2乃至図4で示すように、第1のアーム26の側方に突設され、内部に雌ネジが形成された一対の取り付けボス32と、この取付けボス32に螺合する蝶ネジ33とからなり、図4に示す前記ブレード装填箱23の側方を構成する取付けプレート34に形成された一対のU字形溝35を前記取り付けボス32に螺合された蝶ネジ33に嵌挿させた後、当該蝶ネジ33を締め付けることにより、前記ブレード装填箱23は移動手段22の第1のアーム26に着脱自在に装着されている。
【0030】
また、図2、図3から明らかなように、長尺のブレード6を案内するブレード嵌挿孔29と対向する位置のビーム9には、該プレート嵌挿孔29を介して押し出されたブレード6の先端6aをスムーズにブレードクランプ7のブレード嵌挿スリット10内に案内するブレードガイド手段25が配設されている。
【0031】
このブレードガイド手段25は、図2に示すように、互いに対向し、上面から見て略Y字形に形成された一対のガイド壁40、41とから構成され、その幅広側42は、前記ブレード嵌挿孔29側に位置し、また幅狭側43は、ブレードクランプ7のブレード嵌挿スリット10と対向している。
【0032】
次に上述した構造の交換装置20の作用を説明し、併せて構成をより詳細に説明する。
【0033】
図1および図2で示すように、バッキングロール3からブレードを離間した状態のブレード交換時の姿勢時に、従来と同様に、オペレータは、ブレードクランプ7のホルダ8に形成されたブレード嵌挿スリット10内から交換対象のブレードを持ち上げて取り出し、それを廃棄する。
【0034】
次に、図2及び図3で示すように、長尺のブレード6が巻回装填されたブレード装填箱23を、ブレード装填箱取付け手段24である一対の取り付けボス32に蝶ネジ33を介して第1のアーム26に取付け固定する。
【0035】
なお、このブレード装填箱23を取付けると、図2で示すように、ブレード装填箱23内に収容されたブレード6の先端6aはブレード取出し口23bを介してブレード嵌挿孔29へ向け押し出し可能な姿勢となる。
【0036】
その後、オペレータがブレード装填箱23内に巻回収容されたブレード6を持って押し出し、その先端6aがブレード取出し口23aを介して押し出されると、当該ブレード6の先端6aは、図5で示すように、ブレード嵌挿孔29内に侵入し、その後、ブレードガイド手段25へ向け進出する。
【0037】
このように、ブレード6の先端6aが、ブレード嵌挿孔29内に侵入し、ブレードガイド手段25へ向け進出すると、その先端6aは、図6で示すように、上面から見て略Y字形に形成された一対のガイド壁40、41の幅広部42より、徐々に幅狭部43内に案内され、これによりブレード6の先端6aはブレードクランプ7のホルダ8に形成された幅の狭いブレード嵌挿スリット10内へスムーズに案内される。
【0038】
その後、オペレータは、上述したブレード6の押し出し作業を続けて、図7で示すように、ブレード6の最終端6bをブレード嵌挿スリット10内へ嵌挿させ、次に、ブレードクランプ7を動作させて、前記スリット10をホルダ8により閉塞して、新たなブレード6をブレードクランプ7の先端に把持し固定する。
【0039】
そして、最後に空となったブレード装填箱23を、ブレード装填箱取付け手段24である一対の取り付けボス32から図8に示すように取り外すことによりブレードの交換作業が終了する。
【0040】
このように、ブレードの交換作業を終了した状態のブレードコータ21の概念側面図を図9で示す。
【0041】
この図9で示すブレード交換作業を終了した状態から、移動手段22の第1のアーム26を矢印H方向に作動させ、これにより、図10で示すように、交換された新たなブレード6をウェブ2の塗工面に押し付け、塗布された塗工液5の余剰分を掻き取ってウェブ2の表面に所要厚さの塗工液膜を形成する。
【0042】
なお、ブレード6の交換を再び行う際は、上述した交換作業を繰り返せばよいことは言うまでもない。
【0043】
従って、上述したブレード交換装置20によると、ブレード交換時にブレード装填箱23を取り付け手段24を介して移動手段22の第1のアーム26に取付け、その後、ブレード装填箱23内に巻回収容されたブレード6の先端6aをオペレータが押し出し、ブレードガイド手段25を介してブレード嵌挿スリット10内に嵌挿させるようにしたから、オペレータ一人でも、簡単にブレード6を狭いブレード嵌挿スリット10内に嵌挿させて、装着することが出来、このため長尺のブレード6でも、短時間で簡単に交換することが出来るだけでなく、また、ブレード6を巻回収容したブレード装填箱23を用意し、このブレード装填箱23を取り付け手段24のボス32を介して移動手段22の第1のアーム26に取付ける構造であるから装置の全体構造が簡単で安価に提供することが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0044】
この発明は、構造が簡単でしかもオペレータが簡単にブレードを交換することが出来るブレードコータのブレード交換装置に適している。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】図1はこの発明に係るブレード交換装置を装着したブレードコータの概念側面図。
【図2】図2は図1のE視による要部破断面図。
【図3】図3は図2のF視による要部破断面図。
【図4】図4は図2のGG断面図。
【図5】図5は、この発明に係るブレード交換装置の作用を示す要部破断面図。
【図6】図6は、この発明に係るブレード交換装置の作用を示す要部破断面図。
【図7】図7は、この発明に係るブレード交換装置の作用を示す要部破断面図。
【図8】図8は、この発明に係るブレード交換装置の作用を示す要部破断面図。
【図9】図9は、この発明のブレード交換装置によるブレード交換後の状態を示すブレードコータの概念側面図。
【図10】図10は、この発明のブレード交換装置によるブレード交換後の状態を示すブレードコータの概念側面図。
【図11】図11は、従来のブレードコータの概念側面図。
【図12】図12は、従来のブレード交換作業を示すブレードコータの概念側面図。
【図13】図137は、従来のブレード交換作業を示すブレードコータの概念側面図。
【符号の説明】
【0046】
2…ウェブ
3…バッキングロール
6…ブレード
6a…ブレードの先端
7…ブレードクランプ
10…ブレード嵌挿スリット
20…ブレード交換装置
21…ブレードコータ
22…移動手段
23…ブレード装填箱
23a…上面
23b…ブレード取出し口
24…取付け手段
25…ブレードガイド手段
26…第1のアーム
28…第2のアーム
29…ブレード嵌挿孔
30…ブレード脱落防止アーム
32…取り付けボス
33…蝶ネジ
35…U字形溝
40,41…ガイド壁
43…幅狭側
【技術分野】
【0001】
この発明は、ブレードコータに使用するブレードの交換装置に関し、特にそのブレードの交換作業を迅速かつ容易にするためのブレード交換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、カタログなどに使用される印刷用紙、感圧紙、感熱紙等の塗工紙は原紙であるウェブ(基材)上に所定厚の塗料を塗布後、乾燥させて生産される。そしてこのように、ウェブに塗料の塗布を行う機械を塗工機と称している。
【0003】
従来このような塗工機において、ウェブ上に過剰な塗料を一度塗った後、ブレードにより必要以上の塗料を掻き落として、ウェブ上に所定厚の塗料を塗布する塗工機としてブレードコータが知られている。
【0004】
図11は従来のブレードコータ1を示す概念側面図である。
【0005】
このブレードコータ1では、原紙であるウェブ2がバッキングロール3に巻回されて搬送され、その間にバッキングロール1の下方に配設された塗工液供給装置4のノズル4aからウェブ2の表面に塗工液5を供給している。
そして、この塗工液5の塗布後、ウェブ2の幅方向(図10の紙面に対して垂直方向)となるバッキングロール3の軸方向に対応させて平行にブレード6を配置し、これによりブレード6をウェブ2の塗工面に押し付け、塗布された塗工液5の余剰分を掻き取ってウェブ2の表面に所要厚さの塗工液膜を形成するようにしている。
【0006】
なお、前記ブレード6は、ブレードクランプ7の先端に配設されたホルダ8に把持され、そこに固定されており、またこのブレードクランプ7は、前記バッキングロール3の軸と平行に配設された支持ビーム9上に固定されている。なお、この支持ビーム9は、前記ブレード6を前記バッキングロール3に対して接近させ、若しくは離間させるように移動する図示せぬ周知の支持アーム等の移動手段に支承されている。
【0007】
一方、上述したブレードコータ1では、ブレード6の磨耗に応じて、当該ブレード6を定期的に交換する必要がある。
【0008】
このブレード6の交換の際は、図12で示すように、一旦バッキンロール3の運転を中止し、その後、図示せぬ移動手段を作動させて、ブレード6を矢印Aのようにバッキングロール3から離間させる。
【0009】
そして、ブレードクランプ7のホルダ8によるブレード6のクランプ(固定)を解除した後、オペレータが矢印Bで示すように、ブレード6を持ち上げて、当該ブレード6をホルダ8のブレード嵌挿スリット10内から取り出して廃棄する。
【0010】
このように、ブレードクランプ7のブレード嵌挿スリット10からブレード6を取り出して廃棄した後、図13で示すように、オペレータが新しいブレード6を用意し、矢印Cのように、当該新たなブレード6をブレード嵌挿スリット10内に嵌挿させて配置し、その後、ブレードクランプ7を動作させて、前記スリット10をホルダ8により閉塞して、新たなブレード6をブレードクランプ7の先端に把持し固定する。
【0011】
その後、再び図示せぬ移動手段を作動させて、ブレード6を矢印Dのようにバッキングロール3に再び接近させ、これにより図11と同様に新しいブレード6を、ウェブ2の塗工面に押し付け、塗布された塗工液5の余剰分を掻き取ってウェブ2の表面に所要厚さの塗工液膜を形成する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
ところで、上述したように、ブレードコータ1のブレードを交換する際は、図13で示すように、オペレータが新しいブレード6を手に持って矢印Cのように上方からブレードクランプ7のブレード嵌挿スリット10(実際は約2mm程度の隙間)内に嵌挿させる作業を行う。
【0013】
この場合、ブレード6の幅(図13の紙面垂直方向の長さ)が2m程度のものであれば、オペレータが一人で上述した交換作業することは可能であるが、交換対象となるブレード6の幅が3乃至5m程度となると、その作業に二人のオペレータが必要となる。
【0014】
また最近では、ウェブ2の幅が5mを超え、さらに広いものでは7乃至10mのものも多くなり、この場合は交換するブレード6の幅も7乃至10m程度となり交換作業に要するオペレータの人数が3乃至4人程度必要となっている。
【0015】
この場合、複数人のオペレータが協調して幅2mm程度の隙間(ブレード嵌挿スリット10)内に板厚0.4乃至0.7mm程度のブレード6を差し込む作業は困難で時間がかかるだけでなく、その作業も煩雑であり、またブレード6の先端は鋭いので作業の安全性にも問題が生じる。
【0016】
なお、上述したブレードの交換を自動化により行う考えもあるが、コストおよび装置の大型化が伴い、運転の邪魔になる虞もあるので未だ実現していないのが現状である。
【0017】
この発明は上述した事情に鑑み、構造が簡単でしかも簡単にブレードを交換することが出来るブレードコータのブレード交換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上述した課題を解決するため、この発明では、ウェブが巻き掛けられるバッキングロールと、ブレード嵌挿スリット内に嵌挿されたブレードを固定するブレードクランプと、該ブレードクランプを支承し前記バッキングロールに対して前記ブレードを離接させる移動手段とを具備し、前記バッキングロールに巻き掛けられたウェブの表面に塗工液を塗布した後、前記ウェブ表面に前記ブレードを押し当てて塗布された塗工液の余剰分を掻き落すブレードコータにおいて、前記ブレードを巻回収容するブレード装填箱と、該ブレード装填箱を前記移動手段に着脱自在に取付ける取付け手段と、前記ブレードクランプの側方に配設されたブレードガイド手段とを有し、前記ブレード交換時に前記ブレード装填箱を前記取付け手段を介して前記移動手段に取り付け、前記ブレード装填箱から前記ブレードの先端を前記ブレードガイド手段へ括りだし、該ブレードガイド手段を介して前記ブレードを前記ブレード嵌挿スリット内に嵌挿し装填させるようにしている。
【発明の効果】
【0019】
上述したブレードコータのブレード交換装置によると、ブレード交換時にブレード装填箱を取り付け手段を介して移動手段に取付け、その後、ブレード装填箱内に巻回収容されたブレードをオペレータが押し出し、ブレードガイド手段を介してブレード嵌挿スリット内に嵌挿させるようにしたから、オペレータ一人でも、簡単にブレードを狭いブレード嵌挿スリット(幅2mm程度の隙間)内に嵌挿させることが出来、このため長尺のブレードでも、短時間で簡単に交換することが出来る。また、ブレードを巻回収容するブレード装填箱を用意し、このブレード装填箱を取り付け手段を介して移動手段に取付ける構造であるから構造が簡単で安価に提供することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、この発明に係るブレードコータのブレード交換装置の一実施例を詳述する。
【0021】
図1は、この発明に係るブレードコータのブレード交換装置20(以下単に交換装置と言う)を装着したブレードコータ21の概念側面図で、特にバッキングロール3からブレードを離間した状態のブレード交換時の姿勢を示している。また図1では、図11乃至図13と同一部分を同一符号で示している。
【0022】
このブレード交換装置20は、図1および図1のE視で示す図2の要部破断面図で示すように、支持ビーム9上に固定されたブレードクランプ7と、このブレードクランプ7をバッキングロール3に対して離接するように移動させる移動手段22と、長尺のブレード6を巻回収容したブレード装填箱23と、このブレード装填箱23を移動手段22に着脱自在に取付けるブレード装填箱取付け手段24と、前記ブレードクランプ7の側方に配設されたブレードガイド手段25とから構成されている。
【0023】
このうち、このブレードクランプ7をバッキングロール3に対して離接するように移動させる移動手段22は、図1に示すように、中心軸Pを中心として回動自在に支承された互いに対向する一対の第1のアーム26と、図2に示すように、この第1のアーム26の先端に軸受27を介して回動自在に支承され、かつ互いに対向するように配設された一対の第2のアーム28とから構成され、前記ブレードクランプ7を固定支持するビーム9は前記一対の第2のアーム28間に差し渡されて位置決め固定されている。
【0024】
また上述した、第2のアーム28を第1のアーム26に回動自在に支承する軸受27の中心にはブレード装填箱23内に巻回収容された長尺のブレード6を案内するブレード嵌挿孔29が穿設されている。
【0025】
なお、上述した第1のアーム26は、ブレード6を図1に示すウェブ2の塗工面に離接させるものであり、また第2のアーム28は、塗工面に対するブレード6の圧接姿勢を調整するものである。
【0026】
一方、上述したブレード装填箱23は、図2に示すように、底面が閉塞され、上面23aが開放された多角形状の箱体からなり、その内部の底面には、長尺のブレード6が巻回収容されている。
【0027】
このブレード装填箱23内に収容されたブレード6の先端6aは、図2、および図2のF視による図3、図2のGG断面で示す図4のように、ブレード装填箱23のブレード取出し口23bに位置決めされ、図2に示す前記ブレード嵌挿孔29へ向け押し出し可能な姿勢となっている。
【0028】
また、図2に示す上述したブレード装填箱23の上面23aには、当該上面23aを跨ぐように、断面コの字形状のブレード脱落防止アーム30が差し渡して配設され、このブレード脱落防止アーム30は、一対の蝶ネジ31によりブレード装填箱23の側方に固定されている。
【0029】
一方、上述したブレード装填箱23を移動手段22に着脱自在に装着するブレード装填箱取付け手段24は、図2乃至図4で示すように、第1のアーム26の側方に突設され、内部に雌ネジが形成された一対の取り付けボス32と、この取付けボス32に螺合する蝶ネジ33とからなり、図4に示す前記ブレード装填箱23の側方を構成する取付けプレート34に形成された一対のU字形溝35を前記取り付けボス32に螺合された蝶ネジ33に嵌挿させた後、当該蝶ネジ33を締め付けることにより、前記ブレード装填箱23は移動手段22の第1のアーム26に着脱自在に装着されている。
【0030】
また、図2、図3から明らかなように、長尺のブレード6を案内するブレード嵌挿孔29と対向する位置のビーム9には、該プレート嵌挿孔29を介して押し出されたブレード6の先端6aをスムーズにブレードクランプ7のブレード嵌挿スリット10内に案内するブレードガイド手段25が配設されている。
【0031】
このブレードガイド手段25は、図2に示すように、互いに対向し、上面から見て略Y字形に形成された一対のガイド壁40、41とから構成され、その幅広側42は、前記ブレード嵌挿孔29側に位置し、また幅狭側43は、ブレードクランプ7のブレード嵌挿スリット10と対向している。
【0032】
次に上述した構造の交換装置20の作用を説明し、併せて構成をより詳細に説明する。
【0033】
図1および図2で示すように、バッキングロール3からブレードを離間した状態のブレード交換時の姿勢時に、従来と同様に、オペレータは、ブレードクランプ7のホルダ8に形成されたブレード嵌挿スリット10内から交換対象のブレードを持ち上げて取り出し、それを廃棄する。
【0034】
次に、図2及び図3で示すように、長尺のブレード6が巻回装填されたブレード装填箱23を、ブレード装填箱取付け手段24である一対の取り付けボス32に蝶ネジ33を介して第1のアーム26に取付け固定する。
【0035】
なお、このブレード装填箱23を取付けると、図2で示すように、ブレード装填箱23内に収容されたブレード6の先端6aはブレード取出し口23bを介してブレード嵌挿孔29へ向け押し出し可能な姿勢となる。
【0036】
その後、オペレータがブレード装填箱23内に巻回収容されたブレード6を持って押し出し、その先端6aがブレード取出し口23aを介して押し出されると、当該ブレード6の先端6aは、図5で示すように、ブレード嵌挿孔29内に侵入し、その後、ブレードガイド手段25へ向け進出する。
【0037】
このように、ブレード6の先端6aが、ブレード嵌挿孔29内に侵入し、ブレードガイド手段25へ向け進出すると、その先端6aは、図6で示すように、上面から見て略Y字形に形成された一対のガイド壁40、41の幅広部42より、徐々に幅狭部43内に案内され、これによりブレード6の先端6aはブレードクランプ7のホルダ8に形成された幅の狭いブレード嵌挿スリット10内へスムーズに案内される。
【0038】
その後、オペレータは、上述したブレード6の押し出し作業を続けて、図7で示すように、ブレード6の最終端6bをブレード嵌挿スリット10内へ嵌挿させ、次に、ブレードクランプ7を動作させて、前記スリット10をホルダ8により閉塞して、新たなブレード6をブレードクランプ7の先端に把持し固定する。
【0039】
そして、最後に空となったブレード装填箱23を、ブレード装填箱取付け手段24である一対の取り付けボス32から図8に示すように取り外すことによりブレードの交換作業が終了する。
【0040】
このように、ブレードの交換作業を終了した状態のブレードコータ21の概念側面図を図9で示す。
【0041】
この図9で示すブレード交換作業を終了した状態から、移動手段22の第1のアーム26を矢印H方向に作動させ、これにより、図10で示すように、交換された新たなブレード6をウェブ2の塗工面に押し付け、塗布された塗工液5の余剰分を掻き取ってウェブ2の表面に所要厚さの塗工液膜を形成する。
【0042】
なお、ブレード6の交換を再び行う際は、上述した交換作業を繰り返せばよいことは言うまでもない。
【0043】
従って、上述したブレード交換装置20によると、ブレード交換時にブレード装填箱23を取り付け手段24を介して移動手段22の第1のアーム26に取付け、その後、ブレード装填箱23内に巻回収容されたブレード6の先端6aをオペレータが押し出し、ブレードガイド手段25を介してブレード嵌挿スリット10内に嵌挿させるようにしたから、オペレータ一人でも、簡単にブレード6を狭いブレード嵌挿スリット10内に嵌挿させて、装着することが出来、このため長尺のブレード6でも、短時間で簡単に交換することが出来るだけでなく、また、ブレード6を巻回収容したブレード装填箱23を用意し、このブレード装填箱23を取り付け手段24のボス32を介して移動手段22の第1のアーム26に取付ける構造であるから装置の全体構造が簡単で安価に提供することが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0044】
この発明は、構造が簡単でしかもオペレータが簡単にブレードを交換することが出来るブレードコータのブレード交換装置に適している。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】図1はこの発明に係るブレード交換装置を装着したブレードコータの概念側面図。
【図2】図2は図1のE視による要部破断面図。
【図3】図3は図2のF視による要部破断面図。
【図4】図4は図2のGG断面図。
【図5】図5は、この発明に係るブレード交換装置の作用を示す要部破断面図。
【図6】図6は、この発明に係るブレード交換装置の作用を示す要部破断面図。
【図7】図7は、この発明に係るブレード交換装置の作用を示す要部破断面図。
【図8】図8は、この発明に係るブレード交換装置の作用を示す要部破断面図。
【図9】図9は、この発明のブレード交換装置によるブレード交換後の状態を示すブレードコータの概念側面図。
【図10】図10は、この発明のブレード交換装置によるブレード交換後の状態を示すブレードコータの概念側面図。
【図11】図11は、従来のブレードコータの概念側面図。
【図12】図12は、従来のブレード交換作業を示すブレードコータの概念側面図。
【図13】図137は、従来のブレード交換作業を示すブレードコータの概念側面図。
【符号の説明】
【0046】
2…ウェブ
3…バッキングロール
6…ブレード
6a…ブレードの先端
7…ブレードクランプ
10…ブレード嵌挿スリット
20…ブレード交換装置
21…ブレードコータ
22…移動手段
23…ブレード装填箱
23a…上面
23b…ブレード取出し口
24…取付け手段
25…ブレードガイド手段
26…第1のアーム
28…第2のアーム
29…ブレード嵌挿孔
30…ブレード脱落防止アーム
32…取り付けボス
33…蝶ネジ
35…U字形溝
40,41…ガイド壁
43…幅狭側
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブが巻き掛けられるバッキングロールと、ブレード嵌挿スリット内に嵌挿されたブレードを固定するブレードクランプと、該ブレードクランプを支承し前記バッキングロールに対して前記ブレードを離接させる移動手段とを具備し、前記バッキングロールに巻き掛けられたウェブの表面に塗工液を塗布した後、前記ウェブ表面に前記ブレードを押し当てて塗布された塗工液の余剰分を掻き落すブレードコータにおいて、
前記ブレードを巻回収容するブレード装填箱と、
該ブレード装填箱を前記移動手段に着脱自在に取付ける取付け手段と、
前記ブレードクランプの側方に配設されたブレードガイド手段とを有し、
前記ブレード交換時に前記ブレード装填箱を前記取付け手段を介して前記移動手段に取り付け、前記ブレード装填箱から前記ブレードの先端を前記ブレードガイド手段へ押し出し、該ブレードガイド手段を介して前記ブレードを前記ブレード嵌挿スリット内に嵌挿し装填させるようにしたことを特徴とするブレードコータのブレード交換装置。
【請求項2】
前記移動手段は回動自在に支承された第1のアームと、該第1のアームの先端に回動自在に支承され、前記ブレードクランプを支承する第2のアームとから構成され、該第2のアームを前記第1のアームに回動自在に支承する軸受には前記ブレード装填箱内に巻回収容されたブレードを案内するブレード嵌挿孔が穿設されていることを特徴とする請求項1に記載のブレードコータのブレード交換装置。
【請求項3】
前記ブレード装填箱は、底面が閉塞され、上面が開放された箱体からなり、その底面に前記ブレードが巻回収容され、また巻回収容されたブレードの先端を括り出すブレード取出し口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレードコータのブレード交換装置。
【請求項4】
前記ブレード装填箱の上面には、該上面を跨ぐように、断面コの字形状のブレード脱落防止アームが配設されていることを特徴とする請求項3に記載のブレードコータのブレード交換装置。
【請求項5】
前記ブレード装填箱取付け手段は、前記移動手段に突設され、内部に雌ネジが形成された取り付けボスと、この取付けボスに螺合する蝶ネジと、該蝶ネジに係合する前記ブレード装填箱に形成されたU字形溝であることを特徴とする請求項1に記載のブレードコータのブレード交換装置。
【請求項6】
前記ブレードガイド手段は、互いに対向し、上面から見て略Y字形に形成された一対のガイド壁とから構成され、その幅狭側は、前記ブレードクランプのブレード嵌挿スリットと対向していることを特徴とする請求項1に記載のブレードコータのブレード交換装置。
【請求項1】
ウェブが巻き掛けられるバッキングロールと、ブレード嵌挿スリット内に嵌挿されたブレードを固定するブレードクランプと、該ブレードクランプを支承し前記バッキングロールに対して前記ブレードを離接させる移動手段とを具備し、前記バッキングロールに巻き掛けられたウェブの表面に塗工液を塗布した後、前記ウェブ表面に前記ブレードを押し当てて塗布された塗工液の余剰分を掻き落すブレードコータにおいて、
前記ブレードを巻回収容するブレード装填箱と、
該ブレード装填箱を前記移動手段に着脱自在に取付ける取付け手段と、
前記ブレードクランプの側方に配設されたブレードガイド手段とを有し、
前記ブレード交換時に前記ブレード装填箱を前記取付け手段を介して前記移動手段に取り付け、前記ブレード装填箱から前記ブレードの先端を前記ブレードガイド手段へ押し出し、該ブレードガイド手段を介して前記ブレードを前記ブレード嵌挿スリット内に嵌挿し装填させるようにしたことを特徴とするブレードコータのブレード交換装置。
【請求項2】
前記移動手段は回動自在に支承された第1のアームと、該第1のアームの先端に回動自在に支承され、前記ブレードクランプを支承する第2のアームとから構成され、該第2のアームを前記第1のアームに回動自在に支承する軸受には前記ブレード装填箱内に巻回収容されたブレードを案内するブレード嵌挿孔が穿設されていることを特徴とする請求項1に記載のブレードコータのブレード交換装置。
【請求項3】
前記ブレード装填箱は、底面が閉塞され、上面が開放された箱体からなり、その底面に前記ブレードが巻回収容され、また巻回収容されたブレードの先端を括り出すブレード取出し口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレードコータのブレード交換装置。
【請求項4】
前記ブレード装填箱の上面には、該上面を跨ぐように、断面コの字形状のブレード脱落防止アームが配設されていることを特徴とする請求項3に記載のブレードコータのブレード交換装置。
【請求項5】
前記ブレード装填箱取付け手段は、前記移動手段に突設され、内部に雌ネジが形成された取り付けボスと、この取付けボスに螺合する蝶ネジと、該蝶ネジに係合する前記ブレード装填箱に形成されたU字形溝であることを特徴とする請求項1に記載のブレードコータのブレード交換装置。
【請求項6】
前記ブレードガイド手段は、互いに対向し、上面から見て略Y字形に形成された一対のガイド壁とから構成され、その幅狭側は、前記ブレードクランプのブレード嵌挿スリットと対向していることを特徴とする請求項1に記載のブレードコータのブレード交換装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2010−88968(P2010−88968A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−258759(P2008−258759)
【出願日】平成20年10月3日(2008.10.3)
【出願人】(506294244)ボイス パテント ゲーエムベーハー (57)
【氏名又は名称原語表記】Voith Patent GmbH
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年10月3日(2008.10.3)
【出願人】(506294244)ボイス パテント ゲーエムベーハー (57)
【氏名又は名称原語表記】Voith Patent GmbH
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]