説明

プラスチック容器並びに製造方法

本発明は、バリアシートを有する容器壁を備えたプラスチック容器を製造する方法であって、製造しようとするプラスチック容器の容器壁の少なくとも一部分に対応する形状を有するバリアシートからシートボディを形成し、シートボディを射出成形型内に配置し、プラスチック容器の内側又は外側に対応する前記シートボディの第1の側に、第1のプラスチック層を提供し、プラスチック容器の外側又は内側に対応するシートボディの第2の面に、第2のプラスチック層を提供する、ステップを有する。また、本発明は、バリアシートを有する容器壁を備えたプラスチック容器であって、バリアシートは内側のプラスチック層と外側のプラスチック層との中間に配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はバリアシートを有する容器壁を備えたプラスチック容器を製造するための方法、並びにバリアシートを有する容器壁を備えたプラスチック容器に関する。
【0002】
上記方法並びにプラスチック容器の種々異なる構成が公知である。バリアシートは容器の内側又は外側に設けられている。例えば特開平10−156871号公報において、いわゆるインモールドラベル(In-Mould-Label)を備えた容器が公知になっている。この容器においてラベル若しくはバリアシートは、容器の外側にある。
【0003】
特に平面図において不規則な基本形状又は底面を備えた容器、例えば不均一な辺を備えた丸味付けされた三角形の基本形状において、バリアシートをプラスチック容器の外側に、美観の問題である折り目が形成されることなく供給することはほとんどできないという問題が生じる。別の問題は、食品といった内容物を特に長く保存することができることを目的とする拡散がもたらされない容器を製造するために、バリアシートはどんな空隙も形成されないように容器を完全に取り囲む必要がある。これにより、例えば隣り合うシートの縁が互いに重なり合わない個所に、プラスチックから成る容器壁がバリアシートによって覆われていない領域がもたらされることは避けられる。さらに外側又は内側に供給されたバリアシートにおいては、シートは容器の縁領域若しくはエッジ領域においてプラスチック壁から剥がれる恐れがある。
【0004】
本発明の目的は、上記欠点の少なくとも大部分を解決する、バリアシートを備えた容器壁を有するプラスチック容器を製造する方法を提供することである。さらに容器シートを有する容器壁を備えた、相応に改良されたプラスチック容器を提供することが望ましい。
【0005】
本発明の観点において上記目的は、製造しようとするプラスチック容器の容器壁の少なくとも一部分に対応する形状を有するバリアシートからシートボディを形成し、シートボディを射出成形型内に配置し、プラスチック容器の内側又は外側に対応するシートボディの第1の面に、第1のプラスチック層を提供し、プラスチック容器の外側又は内側に対応するシートボディの第2の面に、第2のプラスチック層を提供する、というステップを有する、プラスチック容器を製造する方法により達成される。
【0006】
本発明においてシートボディは、例えば射出成形プロセス、深絞りプロセス又は打抜きプロセスといった事前のプロセスステップにおいて製造された一種の予備成形品として形成されていてもよい。この構成においてシートボディは、所望のバリア特性を有する肉薄の構成品である。
【0007】
有利な構成によれば、シートボディ若しくは予備成形品の少なくとも一方の面に、プラスチック層及び/又は、例えば良好な粘着のために働くことができる接着層が供給されている。
【0008】
シートボディは、夫々所望のバリア機能を果たす種々異なる材料及び複数の層から成っていてもよい。したがってアルミニウムの他に軽金属材料、又はEVA又はEVOHといった他の材料も考慮される。
【0009】
シートボディは縁領域において互いに重なる部分領域を有するようになっていてよい。この構成は、例えばシートボディが中央の領域、例えば半径方向に突出している複数(例えば4つ)の側方タブを備えた底部領域を有する構成であってよい。上記側方タブは閉鎖された側壁を形成するために底部領域に対して曲げられ、側方タブの相互の縁領域において重なり合っている。
【0010】
両側をプラスチックによってコーティングされた、特にインサート成形されたバリアシートを有する蓋が、プラスチック容器に備え付けられるようになっている。
【0011】
蓋フランジを形成するために、シートボディに蓋フランジ区分を備え付けることができる。
【0012】
バリアシートの蓋フランジ区分の外側にのみプラスチック層を提供するようになっていてよい。蓋フランジ区分の領域における内側のプラスチック層は、有利には、蓋フランジの領域におけるバリアシートと蓋を直接的に接合することができるように取り除く。
【0013】
有利には、プラスチック容器の蓋フランジに対応する、蓋の縁領域における外側だけを、プラスチックによってコーティングするか若しくはインサート成形するか、若しくはプラスチック容器の蓋フランジに対応する、蓋の縁領域における外側だけがコーティングされているか若しくはインサート成形されていて、この縁領域においてバリアシートは、内側において露出しており、プラスチック容器の蓋フランジの領域におけるプラスチック容器のバリアシートに直接的に接合することができるようになっていてよい。
【0014】
蓋フランジの領域において蓋のバリアシートをプラスチック容器のバリアシートに沿って封着するようになっていてよい。
【0015】
さらにバリアシートが隣り合うプラスチック層から剥がれ得ることを防ぐために、バリアシートの蓋フランジ区分を外側の縁領域において全面的にプラスチックによってインサート成形するようになっていてよい。これに対応して剥離を防ぐために、蓋の外側の縁領域における蓋のバリアシートを全面的にプラスチックによってコーティングするか又はインサート成形する構成がある。
【0016】
包装及び蓋を外観的に製品に合わせるために、加飾又は印字のための慣用の技術(タンポン印刷又はスクリーン印刷、ラベル、転写、ホットスタンピングシート又はホットスタンピング転写(Heisspraegetransfers))が可能である。公知のインモールドラベリング法を使用する、つまり予め印刷されたシートを射出成形プロセス前に挿入することも可能である。したがって例えば加飾シートに外部から後方より射出(hinterspritzen)することができる。同様に透明なプラスチックによる外側及び/又は内側へのインサート成形が可能である。
【0017】
さらに本発明の上記目的は、1つのバリアシートを有する容器壁を備えたプラスチック容器により達成される。本発明においてプラスチック容器は、バリアシートが容器壁内に配置されていて、内側において第1のプラスチック層によって、外側において第2のプラスチック層によってインサート成形されていることを特徴とする。
【0018】
有利には、プラスチック容器は、バリアシートが内側において少なくとも部分的に露出している蓋フランジを有しているようになっている。
【0019】
プラスチック容器は、両側をプラスチックによってコーティングされていて、特にインサート成形されているバリアシートを有する蓋に接合されていてよい。蓋のフランジ領域は、有利には外側だけプラスチックによってコーティングされているか若しくはインサート成形されている。
【0020】
本発明の2つの構想において、バリアシートは1〜15μ、特に5〜10μの厚さを備えた少なくとも1つのバリア層を有するようになっていてよい。少なくとも1つのバリア層はアルミニウムから成っていてよい。有利にはバリアシートの少なくとも一方の側には、1〜15μ、特に5〜10μの厚さを備えたプラスチック層又は接着層が備え付けられている。第1及び/又は第2のプラスチック層は、有利には0.1〜2mmの厚さを有している。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】図1a,bは夫々、本発明に係るプラスチック容器及び蓋の概略的な断面図であり、図1cは、図1a,bに示したプラスチック容器及び蓋を組み付けた状態を示しており、図1dは、図1cの細部を拡大して示す図である。
【図2】図2a〜dは第2の実施の形態を示す、図1a〜dに類似する図である。
【図3】図3a〜dは第3の実施の形態を示す、図1a〜dに類似する図である。
【図4】図4a〜dは第4の実施の形態を示す、図1a〜dに類似する図である。
【0022】
以下に、本発明を実施の形態に基づいて説明する。
【0023】
図1a〜dに、蓋を備えたプラスチック容器である本発明の第1の実施の形態を概略的に示して説明する。容器壁の厚さは本発明を明確にするために、容器壁の幅及び高さ寸法関して過度に大きく示した。
【0024】
図1に示す本発明に係る蓋4を備えたプラスチック容器2は、誇張した壁の厚さを持って断面図において示してあるので、容器壁及び蓋壁の構成が看取可能である。プラスチック容器2は底部壁6と側壁8とを有している。この側壁8から蓋フランジ10が延在している。蓋フランジ10は側壁8の全周に沿って延びている。
【0025】
底部壁6及び側壁8は、内側から外側に向かってほぼ3つの層、つまり内側に位置する第1のプラスチック層12と、中間に配置されているバリアシート14と、外側に配置されている第2のプラスチック層16とから成っている。
【0026】
第1のプラスチック層12はバリアシート14に射出成形法により被着されており、0.1〜2mmの範囲の厚さを有している。第2のプラスチック層16もまた、射出成形法によりバリアシート14に被着されており、第1のプラスチック層と同じ範囲の厚さを有している。
【0027】
バリアシート14は少なくとも1つのバリアシート、例えば約1〜20μm、特に5〜10μmの厚さを備えたアルミニウム層を有している。このアルミニウム層の片側又は両側に、第1及び第2のプラスチック層12,16との良好な接合を保証し、1〜20μm、特に5〜10μmの範囲の厚さを有していてよいプラスチック層又は接着層を配置することができる。
【0028】
蓋フランジ10の領域においてバリアシート14には、外側に位置する第2のプラスチック層16だけが備え付けられており、上方に向かって露出しているので、蓋4との拡散をもたらさない接合(diffusionsdichte Verbidung)を達成することができる。蓋4は中央の領域18と、この中央の領域18の全周を取り囲むフランジ領域20とを有している。蓋4は中央の領域18において容器体2と同様に、外側に配置されている第1のプラスチック層12と、中間に配置されているバリアシート14と、外側に配置されている第2のプラスチック層16とから成っている。2つのプラスチック層は、有利には射出成形法によりバリアシート14に被着されている。
【0029】
蓋のフランジ領域20においてバリアシート14には、外側に配置されている第2のプラスチック層16だけが備え付けられており、内側に配置された第1のプラスチック層12は設けられておらず、バリアシート14は露出している。
【0030】
図1cに示すように、蓋4を容器体2に載置した後に蓋4及び容器体2のバリアシート14は各フランジ領域10,20において直接的に互いに重なり、バリアシートの各バリア層に必要に応じて備え付けられているプラスチック層又は接着層により互いに封止することができる。
【0031】
蓋及び容器体の封着後にプラスチック容器の内部は、周囲に対して拡散をもたらさないように閉鎖されていて、特に周囲との酸素又は水蒸気交換は行うことはできず、容器内にある食品の特に長い保存性を達成することができる。
【0032】
図1dは寸法を拡大して、フランジ領域10,20の関係を詳細に示す。容器体2の内側の第1のプラスチック層12は、蓋フランジ10に隣り合って設けられている上側の領域において第1の係止手段22を有している。この第1の係止手段22は、蓋4の内側の第1のプラスチック層12の突出している領域26に形成されている第2の係止手段24と形状接続式に協働し、載置された状態において蓋の係入及び保持をもたらす。形状接続式に協働する係止手段は、例えば溝及び対応する凸部といった、凹部及び係合可能に対応する凸部により形成することができる。これにより、蓋が開放された後に蓋を再度載置する際の係止機能が可能になる。
【0033】
フランジ領域10,20においてバリアシート14は直接的に重なり合っていて、つまりバリアシート14のプラスチック層若しくは接着層(設けられている場合)によって互いに封着されている。
【0034】
図2に、蓋及び容器体の外側に配置されている第2のプラスチック層16は夫々、バリアシート14の外側に位置する端面若しくは切断面又は打抜き加工面28に係合する実施の形態を示す。この実施の形態は、蓋を最初に開放する場合に、バリアシート14が蓋又は容器体の外側に位置するプラスチック層16から簡単に剥離できないことを保証する。
【0035】
図3に、バリアシート14の外側の端面28だけでなく、この外側の端面28に隣接する、バリアシート14の内側の付加的な縁領域が、外側に配置されている第2のプラスチック層16によって上方から係合されるので、容器の蓋フランジの領域において、さらに外側のプラスチック層16からバリアシート14が剥離しないように改良されている。
【0036】
図4に示す実施の形態は図3に示した実施の形態に相当し、蓋4の中央の領域18は容器体2の底部壁6に向かって内方に変形しており、第2の係止手段24を支持する突出した領域26の形状に追従している点で異なっている。
【0037】
上記プラスチック容器を製造するための本発明に係る方法は第一に、製造したいプラスチック容器の容器壁の少なくとも一部分に対応する形状を有するバリアシートからシートボディを形成することを特徴とする。このために有利には、平坦な切断シート(Folienzuschnitt)を使用することができる。この切断シートは容器体2の底部壁6に対応する領域及びこの領域から延びているタブ状の領域を有していてよい。このタブ状の領域は、側壁及び蓋フランジに相当し、折曲げ部及び底部を形成する領域との接合により、立体的なシートボディへと変形させる。有利には重畳領域が形成され、この重畳領域において互いに隣接するシート領域は互いに密に封着される。
【0038】
平坦な又は少し変形した型において切断シートを射出成形型に挿入し、この射出成形型において型を閉鎖することによりシートボディに変形する。このシートボディのタブ領域は直接的に互いに接続しているか、又は互いに部分的に重なり合っている。重畳領域の封着は、射出成形型において高圧下で射出されたプラスチックにより行うことができるか、又は重畳領域はプラスチックの射出前に既に互いに封着することができる。
【0039】
このように形成された拡散をもたらさないシートボディ又は対応して変形された切断部に、射出成形型において第1のプラスチック層がシートボディの第1の面に供給される。この第1の面が、容器の内側又は外側に対応することになる。その後、同じ射出成形型又は第2の射出成形型において、シートボディの相対する第2の面(容器の外側又は内側)に第2のプラスチック層が供給される。この実施の形態において、有利にはカバーフランジ区分は、上述のように、内側に配置されたプラスチック層によって覆われない。
【0040】
蓋4を同じようにして、バリアシートが先ず一方の面において、次いで相対する面においてプラスチック層によって覆われることにより製造することができる。当然に蓋は完全に平坦であってよいので、バリアシート区分の両側を予め製造したプラスチック層と接合するか、又はバリアシートの両側を別様にプラスチックによってコーティングすることもできる。
【符号の説明】
【0041】
2 プラスチック容器
4 蓋
6 底部壁
8 側壁
10 蓋フランジ
12 第1のプラスチック容器
14 バリアシート
16 第2のプラスチック層
18 中間の領域
20 フランジ領域
22 第1の係止手段
24 第2の係止手段
26 突出した領域
28 (バリアシートの)端面
30 内側
【図1a】

【図1b】

【図1c】

【図1d】

【図2a】

【図2b】

【図2c】

【図2d】

【図3a】

【図3b】

【図3c】

【図3d】

【図4a】

【図4b】

【図4c】

【図4d】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
バリアシート(14)を有する容器壁(6,8)を備えたプラスチック容器(2)を製造する方法であって、
・製造しようとするプラスチック容器(2)の前記容器壁(6,8)の少なくとも一部分に対応する形状を有する前記バリアシート(14)からシートボディを形成し、
・前記シートボディを射出成形型内に配置し、
・前記プラスチック容器(2)の内側又は外側に対応する前記シートボディの第1の面に、第1のプラスチック層(12)を供給し、
・前記プラスチック容器(2)の外側又は内側に対応する前記シートボディの第2の面に、第2のプラスチック層(16)を供給する、
上記ステップを有することを特徴とする、バリアシートを備えた容器壁を有するプラスチック容器を製造する方法。
【請求項2】
前記シートボディは縁領域において互いに重なる部分領域を有していることを特徴とする、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記プラスチック容器(2)に蓋(4)を備え付け、該蓋(4)はプラスチックによって両側をコーティングされた、特にインサート成形されたバリアシート(14)を有することを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。
【請求項4】
前記シートボディに、蓋フランジ(10)を形成するために蓋フランジ区分を備え付けることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一項記載の方法。
【請求項5】
前記蓋フランジ区分の外側にのみプラスチック層(16)を供給することを特徴とする、請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記蓋(4)を前記プラスチック容器(2)の蓋フランジ(10)に対応するフランジ領域(20)において外側にのみ、プラスチックによってコーティングする、特にインサート成形するか、若しくは前記蓋(4)は前記プラスチック容器(2)の蓋フランジ(10)に対応するフランジ領域(20)において外側にのみ、プラスチックによってコーティングされているか、特にインサート成形されていることを特徴とする、請求項3から5までのいずれか一項記載の方法。
【請求項7】
前記蓋フランジ(10)の領域及び前記フランジ領域(20)において、前記蓋(4)のバリアシート(14)を、前記プラスチック容器(2)のバリアシート(14)に封着することを特徴とする、請求項4から6までのいずれか一項記載の方法。
【請求項8】
前記バリアシート(14)の蓋フランジ区分を外側の縁領域において全面的に、プラスチックによってインサート成形することを特徴とする、請求項4から7までのいずれか一項記載の方法。
【請求項9】
前記蓋(4)の外側の縁領域において前記バリアシート(14)を全面的に、プラスチックによってコーティングするか又はインサート成形するか、若しくは前記蓋(4)の外側の縁領域において前記バリアシート(14)は全面的に、プラスチックによってコーティングされているか又はインサート成形されていることを特徴とする、請求項4から8までのいずれか一項記載の方法。
【請求項10】
バリアシート(14)を有する容器壁(6,8)を備えたプラスチック容器(2)において、
前記バリアシート(14)は前記容器壁(6,8)内に配置されていて、内側において第1のプラスチック層(12)によってインサート成形されており、外側において第2のプラスチック層(16)によってインサート成形されていることを特徴とする、バリアシートを有する容器壁を備えたプラスチック容器。
【請求項11】
前記プラスチック容器は蓋フランジ(10)を有しており、該蓋フランジ(10)において前記バリアシート(14)は内側において、少なくとも部分的に露出していることを特徴とする、請求項10記載のプラスチック容器。
【請求項12】
前記プラスチック容器は、両側においてプラスチックによってコーティングされた、特にインサート成形されたバリアシート(14)を有する蓋(4)と接合されていることを特徴とする、請求項10又は11記載のプラスチック容器。
【請求項13】
前記蓋(4)は前記プラスチック容器の蓋フランジ(10)に対応するフランジ領域(20)において外側だけ、プラスチックによってインサート成形されていることを特徴とする、請求項12記載のプラスチック容器。
【請求項14】
前記蓋フランジ(10)の領域及び前記フランジ領域(20)において、前記蓋(4)のバリアシート(14)は、前記プラスチック容器のバリアシート(14)に封着されていることを特徴とする、請求項13記載のプラスチック容器。
【請求項15】
前記バリアシート(14)は1〜15μ、特に5〜10μの厚さを備えた少なくとも1つのバリア層を有していることを特徴とする、請求項10から14までのいずれか一項記載のプラスチック容器。
【請求項16】
少なくとも1つのバリア層はアルミニウムから成っていることを特徴とする、請求項15記載のプラスチック容器。
【請求項17】
前記バリアシートは少なくとも一方の側において、1〜15μ、特に5〜10μの厚さを備えたプラスチック層又は接着層を有していることを特徴とする、請求項15又は16記載のプラスチック容器。
【請求項18】
第1及び/又は第2のプラスチック層(12,16)は、0.1〜2mmの厚さを有していることを特徴とする、請求項10から17までのいずれか一項記載のプラスチック容器。

【公表番号】特表2012−528742(P2012−528742A)
【公表日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−513538(P2012−513538)
【出願日】平成22年5月21日(2010.5.21)
【国際出願番号】PCT/EP2010/057056
【国際公開番号】WO2010/139566
【国際公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(501162432)ネッツタール マシーネン アクチエンゲゼルシャフト (5)
【氏名又は名称原語表記】Netstal−Maschinen AG
【住所又は居所原語表記】Naefels, Switzerland
【Fターム(参考)】