説明

プラズマディスプレイパネル及びその製造方法

【課題】前面側のガラス基板よりも大きい線熱膨張係数を有するガラス基板を背面側のガラス基板に用いることで、前面側のガラス基板の内側部分に圧縮応力を残留させ、それによってパネル表示面の強度の増大を図る。
【解決手段】前面側のガラス基板と背面側のガラス基板を対向させ、基板周辺をガラス封着材で封着することで内部に放電空間を形成したプラズマディスプレイパネルにおいて、背面側のガラス基板は、30〜450℃における線熱膨張係数が前面側のガラス基板の線熱膨張係数よりも大きいものを用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラズマディスプレイパネル(以後「PDP」という)及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、前面側の基板と背面側の基板を対向させ、基板周辺を封着することで内部に放電空間を形成したPDP及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
PDPは、前面側のガラス基板と背面側のガラス基板を対向させて配置した構成をとっている。一般的な前面側のガラス基板の内面には、パネルの構成要素である電極、誘電体層、保護膜が順に形成されている。背面側のガラス基板の内面には、電極、誘電体層、隔壁、蛍光体層が形成されている(特許文献1,2,3参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2007−212801
【特許文献2】特開2006−294401
【特許文献3】特開2002−134040
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のようなPDPは、パネルとして製造した際、パネル表示面(パネルの画像表示面)への衝撃によってパネルが破損しやすい。このパネルが割れるメカニズムとして、以下のようなモデルが立てられている。すなわち、パネル表示面に衝撃が加わると、前面側の基板上の放電空間に露出している保護膜が背面側の基板上の隔壁に衝突し、当該保護膜及びその下層の誘電体層にクラックが生じる。そして、この衝撃の際、曲げ応力も働き、前述のクラックを成長させ、パネルが割れる。
【0005】
このため、PDPにおいては、パネル表示面の強度の向上が求められている。このパネル表示面の強度を向上させる方法として、例えば、パネルを製造した後、パネル表示面に保護用のガラスを配置するなどの方法が知られている。
【0006】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、前面側のガラス基板よりも大きい線熱膨張係数を有するガラス基板を背面側のガラス基板に用いることで、前面側のガラス基板の内側部分に圧縮応力を残留させ、それによってパネル表示面の強度の増大を図るものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前面側のガラス基板と背面側のガラス基板を対向させ、基板周辺をガラス封着材で封着することで内部に放電空間を形成したプラズマディスプレイパネルであって、背面側のガラス基板は、30〜450℃における線熱膨張係数が前面側のガラス基板の線熱膨張係数よりも大きいプラズマディスプレイパネルである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、前面側のガラス基板と背面側のガラス基板の封着時には、両基板がガラス封着材と共に400〜500℃に昇温され、この昇温でガラス封着材が軟化されて両基板が接着され、その後、常温まで降温される。常温まで降温されると、両基板は基板周辺がガラス封着材で固定された状態で収縮するが、収縮量が前面側の基板よりも背面側の基板の方が大きいため、前面側の基板の内側部分に圧縮応力が残留し、これによりパネル表示面の強度が増大される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明において、線熱膨張係数とは、圧力一定のもとでガラス基板が熱膨張するとき、温度変化(例えば1度の温度変化)に対する熱膨張(Lt/L0)の変化を意味し、線熱膨張係数α=1/L0(dLt/dT)で表すことができる。ここで、L0は基準温度における長さ、Ltは温度tにおける長さ、Tは温度である。
【0010】
本発明のPDPにおいては、背面側のガラス基板の30〜450℃における線熱膨張係数と前面側のガラス基板の30〜450℃における線熱膨張係数との差は、1〜20×10-7/℃の範囲であることが望ましい。
【0011】
本発明は、また、上記したプラズマディスプレイパネルを製造するための製造方法であって、前面側のガラス基板と、その前面側のガラス基板よりも30〜450℃における線熱膨張係数が大きい背面側のガラス基板に、表示パネルとしての構成要素をそれぞれ形成して前面側のガラス基板構造体と背面側のガラス基板構造体を作製した後、前面側または背面側のいずれか一方のガラス基板構造体の周辺に軟化点が400〜500℃のガラス材を含むガラスペーストを塗布して仮焼成することで、前記一方のガラス基板構造体の周辺にガラス封着材を固定し、前面側のガラス基板構造体と背面側のガラス基板構造体とを対向させて、封着材を400〜500℃に昇温して軟化させることで、前面側のガラス基板構造体と背面側のガラス基板構造体とを、それらの間に放電空間が形成されるように封着し、その後、前面側のガラス基板構造体のパネル内側部分に圧縮応力が残存するように、封着した前面側のガラス基板構造体と背面側のガラス基板構造体を常温まで降温することからなるプラズマディスプレイパネルの製造方法である。
【0012】
以下、図面に示す実施形態に基づいて本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定されるものではなく、各種の変形が可能である。
【0013】
図1(a)および図1(b)は本発明のPDPの一実施形態の構成を示す説明図である。図1(a)はPDPの全体図であり、図1(b)はPDPの部分分解斜視図である。このPDPはカラー表示用のAC面放電型のPDPである。
【0014】
PDP1は、前面側の基板構造体10と背面側の基板構造体20とで構成されている。前面側の基板構造体10は、前面側の基板11にPDPとして機能する各種の構成要素が付加されたものである。背面側の基板構造体20は、背面側の基板21にPDPとして機能する各種の構成要素が付加されたものである。前面側の基板11と背面側の基板21としては、透光性のガラス基板を用いているが、背面側の基板は不透光性のガラス基板を使用することができる。
【0015】
前面側の基板11の内側面には、水平方向に対となる主電極である表示電極X,Yが放電の発生しない間隔(非放電ギャップ)を隔てて平行に複数配置されている。対となる表示電極X,Yの間が表示ラインLとなる。表示電極Xは維持放電に用いられるので維持電極Xとも呼ばれ、表示電極Yはアドレス時に走査電極として用いられるので走査電極Yとも呼ばれる。各表示電極X,Yは、ITO、SnO2などの幅の広い透明電極12と、例えばAg、Au、Al、Cu、Cr及びそれらの積層体(例えばCr/Cu/Crの積層構造)等からなる金属製の幅の狭いバス電極13から構成されている。表示電極X,Yは、Ag、Auについてはスクリーン印刷のような厚膜形成技術を用い、その他については蒸着法、スパッタ法等の薄膜形成技術と、サンドブラストやエッチング技術を用いることにより、所望の本数、厚さ、幅及び間隔で形成することができる。
【0016】
なお、本PDPでは、対となる表示電極X,Yが放電の発生しない間隔(非放電ギャップ)を隔てて配置された構造のPDPとなっているが、表示電極Xと表示電極Yが等間隔に配置され、隣接する表示電極Xと表示電極Yとの間が全て表示ラインとなる、いわゆるALIS構造のPDPであっても、本発明を適用することができる。
【0017】
表示電極X,Yの上には、表示電極X,Yを覆うように低融点ガラス等からなる誘電体層17が形成されている。
【0018】
誘電体層17の上には、表示の際の放電により生じるイオンの衝突による損傷から誘電体層17を保護するための保護膜18が形成されている。この保護膜はMgOで形成されている。保護膜は、電子ビーム蒸着法やスパッタ法のような、当該分野で公知の薄膜形成プロセスによって形成することができる。
【0019】
背面側の基板21の内側面には、平面的にみて表示電極X,Yと交差する方向に複数のアドレス電極Aが形成され、そのアドレス電極Aを覆って誘電体層24が形成されている。アドレス電極Aは、表示電極Yとの交差部で発光セルを選択するためのアドレス放電を発生させるものであり、Cr/Cu/Crの3層構造で形成されている。このアドレス電極Aは、その他に、例えばAg、Au、Al、Cu、Cr等で形成することもできる。アドレス電極Aも、表示電極X,Yと同様に、Ag、Auについてはスクリーン印刷のような厚膜形成技術を用い、その他については蒸着法、スパッタ法等の薄膜形成技術とエッチング技術を用いることにより、所望の本数、厚さ、幅及び間隔で形成することができる。誘電体層24は、誘電体層17と同じ材料、同じ方法を用いて形成することができる。
【0020】
隣接するアドレス電極Aとアドレス電極Aとの間の誘電体層24上には、放電空間を表示電極X,Yの延伸方向にセルごとに区画する直線状の隔壁29が形成されている。隔壁29は、たとえばボックスリブやワッフルリブ、メッシュ状リブ、ラダー状リブなどと呼ばれるような、列方向の隔壁と行方向の隔壁からなる閉鎖形の隔壁であってもよい。隔壁29は、サンドブラスト法、フォトエッチング法等により形成することができる。例えば、サンドブラスト法では、ガラスフリット、バインダー樹脂、溶媒等からなるガラスペーストを誘電体層上に塗布して乾燥させた後、そのガラスペースト層上に隔壁パターンの開口を有する切削マスクを設けた状態で切削粒子を吹きつけて、マスクの開口に露出したガラスペースト層を切削し、さらに焼成することにより形成する。また、フォトエッチング法では、切削粒子で切削することに代えて、バインダー樹脂に感光性の樹脂を使用し、マスクを用いた露光及び現像の後、焼成することにより形成する。
【0021】
各隔壁29で区分けされた領域(溝)の側面及び底面には、紫外線により励起されて赤(R)、緑(G)、青(B)の可視光をそれぞれ発生する蛍光体層28R,28G,28Bが順番に繰り返し形成されている。この隔壁29により隔てられ、前面側の基板の保護膜18と背面側の基板の蛍光体層28R,28G,28Bで囲われて放電空間30が形成されている。蛍光体層28R,28G,28Bは、蛍光体粉末とバインダー樹脂と溶媒とを含む蛍光体ペーストを隔壁29で囲まれたセル内にスクリーン印刷、又はディスペンサーを用いた方法などで塗布し、これを各色毎に繰り返した後、焼成することにより形成している。この蛍光体層28R,28G,28Bは、蛍光体粉末と感光性材料とバインダー樹脂とを含むシート状の蛍光体層材料(いわゆるグリーンシート)を使用し、フォトリソグラフィー技術で形成することもできる。この場合、所望の色のシートを基板上の表示領域全面に貼り付けて、露光、現像を行い、これを各色毎に繰り返すことで、対応するセル内に各色の蛍光体層を形成することができる。
【0022】
PDP1は、上記した前面側の基板構造体10と背面側の基板構造体20とを、表示電極X,Yとアドレス電極Aとが平面的にみて交差するように対向配置し、基板周囲をガラス封着材(シール材)により封着し、隔壁29で囲まれた放電空間30にXeとNeとを含む放電ガスを充填することにより作製されている。このPDPでは、表示電極X,Y間の表示ラインLとアドレス電極Aとの交差部の放電空間30が、表示の最小単位である1つのセル(単位発光領域)となる。1画素はR、G、Bの3つのセルで構成される。
【0023】
図2及び図3はPDPのガラス封着材の塗布位置を示す説明図である。図2はPDPの平面図、図3は図2のIII-III断面を示す説明図である。
【0024】
PDP1は、前面側の基板構造体10と背面側の基板構造体20を対向させ、基板周辺を400〜500℃の軟化点を有するガラス封着材31で封着することで内部に放電空間を形成している。
【0025】
背面側の基板構造体20のガラス基板は、30〜450℃における線熱膨張係数が、前面側の基板構造体10のガラス基板の線熱膨張係数よりも大きい。
【0026】
この背面側の基板構造体20のガラス基板の30〜450℃における線熱膨張係数と前面側の基板構造体10のガラス基板の30〜450℃における線熱膨張係数との差は、1〜20×10-7/℃の範囲となっている。
【0027】
前面側のガラス基板と背面側のガラス基板は、以下の成分のものを用いる。
SiO2:60〜80wt%
23:10〜20wt%
Al23:0〜5wt%
CaO(又はBaO):0〜5wt%
アルカリ成分(Li2O,Na2O,K2O):0〜15wt%
この内、アルカリ成分の量を調整することで、線熱膨張係数を変化させることができる。
【0028】
図4(a)〜図4(d)は本発明のPDPの製造方法を示す説明図である。パネルの破損は、上述したように、パネル表示面への衝撃により、以下のようなメカニズムで生じる。すなわち、パネル表示面に衝撃が加わると、前面側の基板上の保護膜が背面側の基板上の隔壁に衝突するので、この衝突によって保護膜及びその下層の誘電体層にクラックが発生し、衝突と同時に発生するパネルの撓みによって、そのクラックが進展し、パネルが破損する。
【0029】
このようなメカニズムに対し、パネルの強度を向上させるには、クラックを成長させないことが重要であり、そのためには、製作されたパネルの前面側の基板の内側部分に圧縮応力を残すことが効果的である。このため、以下のような製造方法でPDPを製造する。
【0030】
PDP製造においては、まず、前面側のガラス基板を用意し、その前面側のガラス基板に表示パネルとしての構成要素である表示電極、誘電体層、保護膜を形成することで、前面側の基板構造体10を作製する(図では表示電極及び保護膜を図示していない)。また、前面側のガラス基板よりも30〜450℃における線熱膨張係数が大である背面側のガラス基板を用意し、その背面側のガラス基板に表示パネルとしての構成要素であるアドレス電極、誘電体層、隔壁、蛍光体層を形成することで、背面側の基板構造体20を作製する(図ではアドレス電極、誘電体層、隔壁及び蛍光体層を図示していない)。そして、背面側の基板構造体20の周辺に軟化点が400〜500℃のガラス材を含むガラスペーストを塗布して仮焼成することで、背面側の基板構造体20の周辺にガラス封着材31を固定する。そして前面側の基板構造体10と背面側の基板構造体20とを対向させて仮固定する(図4(a)参照)。
【0031】
次に、仮固定状態の前面側の基板構造体10と背面側の基板構造体20を加熱炉内に搬入し、背面側の基板に設けた通気孔からパネル内部の排気を行いながら、前面側の基板構造体10及び背面側の基板構造体20と共に、ガラス封着材31を400〜500℃に昇温して軟化させる(図4(b)参照)。
【0032】
この排気昇温中は、前面側の基板と背面側の基板は、それぞれの線膨張係数に従い膨張するが、ガラス封着材31がまだ溶けておらず、それぞれの基板に応力は発生していない。
【0033】
450℃程度まで昇温すると、ガラス封着材31が溶解し、前面側の基板構造体10と背面側の基板構造体20が、それらの間に放電空間が形成されるように封着され、一体化する(図4(c)参照)。
【0034】
その後、一体化した前面側の基板構造体10と背面側の基板構造体20を常温まで降温する。この降温時、前面側のガラス基板と背面側のガラス基板は、ガラス封着材31で固定された状態で収縮するが、背面側のガラス基板のほうが、線熱膨張係数が大きいため、縮む量が前面側のガラス基板よりも大きい。この縮み量の差によって、パネルが図4(d)のように湾曲し(図は誇張して描いている)、結果的に、前面側のガラス基板の内側面と、前面側の誘電体層及び保護膜に、図4(d)に示すように圧縮応力Pが残る。また、前面側のガラス基板の外側面には引張応力が残る。
【0035】
このようなメカニズムで前面側のガラス基板の内側部分に圧縮応力Pが残留する。この圧縮応力Pは、前面側のガラス基板上の誘電体層と保護膜のクラックを妨げる方向に力が働くので、パネルの破損を抑えることができる。
【0036】
以上述べたように、本実施形態によれば、前面側のガラス基板の内側部分、つまり前面側のガラス基板の内側面と、前面側の誘電体層及び保護膜に圧縮応力を残留させることにより、PDPにおけるパネル表示面の強度を増大させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、プラズマディスプレイパネルの製造に幅広く利用することができ、これにより、パネル表示面の衝撃に対して強いPDPを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明のPDPの一実施形態の構成を示す説明図である。
【図2】本発明のPDPのガラス封着材の塗布位置を示す平面図である。
【図3】本発明のPDPのガラス封着材の塗布位置を示す断面図である。
【図4】本発明のPDPの製造方法を示す説明図である。
【符号の説明】
【0039】
1 PDP
10 前面側の基板構造体
11 前面側の基板
12 透明電極
13 バス電極
17,24 誘電体層
18 保護膜
20 背面側の基板構造体
21 背面側の基板
28R,28G,28B 蛍光体層
29 隔壁
30 放電空間
31 ガラス封着材
A アドレス電極
X,Y 表示電極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面側のガラス基板と背面側のガラス基板を対向させ、基板周辺をガラス封着材で封着することで内部に放電空間を形成したプラズマディスプレイパネルであって、
背面側のガラス基板は、30〜450℃における線熱膨張係数が前面側のガラス基板の線熱膨張係数よりも大きいプラズマディスプレイパネル。
【請求項2】
背面側のガラス基板の30〜450℃における線熱膨張係数と前面側のガラス基板の30〜450℃における線熱膨張係数との差が、1〜20×10-7/℃の範囲である請求項1記載のプラズマディスプレイパネル。
【請求項3】
請求項1記載のプラズマディスプレイパネルを製造するための製造方法であって、
前面側のガラス基板と、その前面側のガラス基板よりも30〜450℃における線熱膨張係数が大きい背面側のガラス基板に、表示パネルとしての構成要素をそれぞれ形成して前面側のガラス基板構造体と背面側のガラス基板構造体を作製した後、
前面側または背面側のいずれか一方のガラス基板構造体の周辺に軟化点が400〜500℃のガラス材を含むガラスペーストを塗布して仮焼成することで、前記一方のガラス基板構造体の周辺にガラス封着材を固定し、
前面側のガラス基板構造体と背面側のガラス基板構造体とを対向させて、封着材を400〜500℃に昇温して軟化させることで、前面側のガラス基板構造体と背面側のガラス基板構造体とを、それらの間に放電空間が形成されるように封着し、
その後、前面側のガラス基板構造体のパネル内側部分に圧縮応力が残存するように、封着した前面側のガラス基板構造体と背面側のガラス基板構造体を常温まで降温することからなるプラズマディスプレイパネルの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−15875(P2010−15875A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−175791(P2008−175791)
【出願日】平成20年7月4日(2008.7.4)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】