説明

プリント注文システム、撮影装置及び受注サーバ

【課題】 画像データ毎の注文の進行状況を撮影装置で容易に確認できるようにすること。
【解決手段】 デジタルカメラ2やカメラ付き携帯電話3等の撮影装置1は、撮影して生成した画像データにステータス情報を対応づけて記憶する。この画像データのプリントを注文する際に、先ず、無線LANポートLPを介して公衆回線網Nに接続する。そして、受注サーバ5とネットワークを形成して、ID情報と見積もり依頼情報とを当該受注サーバ5に送信する。そして、撮影装置1は、各受注サーバ5から送信されてくるサービス条件情報の中から択一的に選択し、その選択したサービス条件条件の送信元の受注サーバ5に注文情報を送信する。受注サーバ5は、注文情報を受信すると、ステータス情報を「注文受付済」に変更するためのステータス変更指示情報を作成して、撮影装置1に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影して画像データを生成する撮影装置と、当該画像データの記録媒体への記録の注文を受け付ける受注サーバとが通信回線に接続されたプリント注文システムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラに代表される撮影装置は、メモリの大容量化に伴って撮影可能な画像の枚数が増えている。また、銀塩カメラは、撮影した画像をフィルムに逐次記録していくが、デジタルカメラは、撮影結果をディスプレイで確認してメモリに保存するか否かを選択したり、メモリに保存された画像データを消去したりすることができる。このため、ユーザは、大量の画像を気軽に撮影するこことができるようになった。
【0003】
また、インターネット等のネットワーク技術の開発により、撮影装置をネットワークを介してパーソナルコンピュータに接続し、ネットワーク上のサーバに画像データを送信することも可能になった。このようなネットワーク技術を利用して、撮影装置で生成された画像データの写真プリントやCD−R等の記録媒体への記録(以下、この記録媒体への記録を総称して「プリント」という。)を、インターネット等を介してプリント店の受注サーバに注文するシステムがある。
【0004】
また、パソコンを介さずにデジタルカメラを直接ネットワークに接続して画像データの通信が可能になり、撮影時に撮影装置の転送選択ボタンが押下された画像データを無線LANを介して画像サーバに送信してプリント注文を行い、当該画像サーバから画像データの受信の完了や、プリントが完了した旨の電子メールを受信する技術が知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−64422号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、撮影装置は、上述したように大量の画像データをメモリに保存することができるため、銀塩カメラとは異なり、その保存された画像データのうちの一部をプリントする傾向にある。しかし、ユーザは、撮影から日数が経つれて、メモリに保存された個々の画像データを既に注文したか、まだ注文していないかを忘れてしまう可能性がある。このため、注文済の画像データのプリントを再度注文してしまい、無駄なプリントを行ってしまう場合がある。
【0006】
また、特許文献1の技術では、注文した画像データの受信完了や、プリント完了を電子メールで知ることができるが、ユーザは、この電子メールをわざわざ確認しなければならず、また、撮影可能な画像の枚数の増大により、個々の画像毎に電子メールを確認するのは、とても煩雑であった。また、サーバ側でのプリント状態がどのようなっているかは、電子メールが到達するまで分からなく、常時その情報を知ることは困難であった。
【0007】
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、画像データ毎の注文の進行状況を撮影装置で容易に確認できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
撮影して画像データを生成し、当該画像データの記録媒体への記録の注文情報を送信する撮影装置と、その送信された注文情報に基づいて当該画像データの記録媒体への記録の注文を受け付ける受注サーバとが通信回線に接続されたプリント注文システムにおいて、
前記撮影装置は、
前記注文の進行状況を表すステータス情報を前記画像データ毎に対応づけて記憶する記憶手段と、
前記注文情報が送信された画像データに対応づけられたステータス情報を前記受注サーバの変更指示に応じて更新する更新手段と、
を備え、前記受注サーバは、
前記受け付けた注文の進行状態に基づいて前記画像データに対応づけられたステータス情報を変更する変更指示を前記撮影装置に送信する変更指示手段を備えることを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記変更指示手段は、前記注文の受付完了時に前記ステータス情報の変更指示を送信し、
前記更新手段は、前記ステータス情報の変更指示に応じて当該ステータス情報を注文受付済状態に変更することを特徴としている。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記変更指示手段は、前記記録媒体への記録完了時に前記ステータス情報の変更指示を送信し、
前記更新手段は、前記ステータス情報の変更指示に応じて当該ステータス情報を記録完了状態に変更することを特徴としている。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記撮影装置は、
前記ステータス情報に基づいて前記画像データが注文受付済状態又は記録完了状態であると判定した場合、当該ステータス情報に対応づけられた画像データの前記記憶媒体への記録の注文情報の送信に制限をかけることを特徴としている。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記撮影装置は、
前記ステータス情報に基づいて前記画像データが注文受付済状態又は記録完了状態であると判定した場合、当該ステータス情報に対応づけられた画像データを前記記録手段から消去することを特徴としている。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、
前記画像データの記録媒体への記録は、前記画像データに基づいた画像を感光材料に画像形成する写真プリントであることを特徴としている。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明において、
前記撮影装置は、前記通信回線に無線接続することを特徴としている。
【0015】
請求項8に記載の撮影装置は、
撮影して画像データを生成する撮影手段と、
前記画像データの記録媒体への記録の注文情報を送信する注文情報送信手段と、
前記画像データの注文の進行状況を表すステータス情報を前記画像データ毎に対応づけて記憶する記憶手段と、
前記注文情報が送信された画像データに対応づけられたステータス情報を前記受注サーバの変更指示に応じて更新する更新手段と、
を備えることを特徴としている。
【0016】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、
前記ステータス情報に基づいて前記画像データが注文受付済状態又は記録完了状態であると判定した場合、当該ステータス情報に対応づけられた画像データの注文に制限をかけることを特徴としている。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の発明において、
前記ステータス情報に基づいて前記画像データが注文受付済状態又は記録完了状態であると判定した場合、当該ステータス情報に対応づけられた画像データを前記記録手段から消去することを特徴としている。
【0018】
請求項11に記載の受注サーバは、
注文情報に基づいて画像データの記録媒体への記録の注文を撮影装置から受け付ける受注手段と、
前記受け付けた注文の進行状態に基づいて前記画像データに対応づけられたステータス情報を変更する変更指示を前記撮影装置に送信する変更指示手段と、
を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0019】
請求項1、8及び11に記載の発明によれば、受注サーバは、画像データの注文の進行状況に基づいて当該画像データに対応するステータス情報を変更する変更指示を撮影装置に送信し、撮影装置はこの送信された変更指示に応じてステータス情報を変更する。このため、注文の進行状況の変化を撮影装置側で画像データ毎に容易に確認することができる。
【0020】
請求項2及び9に記載の発明によれば、注文の受付完了時にステータス情報を注文受注済状態に変更するため、注文の受付が完了しているか否かを撮影装置側で画像データ毎に確認することができる。従って、ユーザが重複してプリントの注文をしてしまうことを防止することができる。
【0021】
請求項3及び10に記載の発明によれば、画像データの記録が完了しているか否かを撮影装置側で画像データ毎に確認することができる。従って、ユーザが重複してプリントの注文をしてしまうことを防止することができ、ユーザがプリントの受け取り可能状態であることを認識することができる。
【0022】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、ステータス情報に基づいて注文受付済状態又は記録完了状態であると判定した場合、当該ステータス情報に対応づけられた画像データの注文情報の送信に制限をかけるため、ユーザが重複してプリントの注文をしてしまうことを防止できる。
【0023】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、ステータス情報に基づいて注文受付済状態又は記録完了状態であると判定した場合、当該ステータス情報に対応づけられた画像データを記録手段から消去するため、ユーザが重複してプリントの注文をしてしまうことを防止できる。また、記憶手段のメモリ容量を確保して、撮影可能な画像の枚数を増やすことができる。
【0024】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、画像データに基づいた画像を感光材料に画像形成する写真プリントの注文を受け付けるプリント注文システムを実現できる。
【0025】
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、撮影装置が通信回線に無線接続するプリント注文システムを実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
〔システム概要〕
以下、本発明のプリント注文システムの実施形態について図1〜11を用いて説明する。先ず、プリント注文システムの概要について図1を用いて説明する。
【0027】
図1は、プリント注文システムSのシステム構成の一例を示すブロック図である。プリント注文システムSは、図1に示すように、店舗毎の受注サーバ5と、撮影装置1が無線通信接続可能な無線LANポートLPとが公衆回線網Nに接続されて構成される。撮影装置1としては、デジタルカメラ2やカメラ付き携帯電話3、デジタルビデオカメラ4等の撮像部を備えた各種がある。尚、撮影装置1と受注サーバ5とを接続する通信回線は、公衆回線網Nに限らず、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等で接続することとしてもよい。
【0028】
店舗Aは、カラー写真に代表されるハロゲン化銀写真感光材料(以下、単に「感光材料」という。)に画像データに基づく画像を焼き付けて現像することで写真プリントを作成するプリント作成装置6Aを有し、このプリント作成装置6Aを用いて写真プリントを作成するサービスを顧客に提供する。
【0029】
店舗Bは、プリント作成装置6Bと、画像データに基づく画像を記録紙上に印刷する印刷装置7とを有し、写真プリントと印刷のサービスを提供する。また、店舗Cは、プリント作成装置6Cと、画像データをCD−RやDVD等の記録媒体に書き込むメディア作成装置8とを有し、写真プリントとメディア書き込みのサービスを提供する。尚、感光材料の現像(画像形成)、記録紙への画像形成及びメディアへの書き込みを総称して「プリント」という。各店舗の受注サーバ5は、撮影装置5からのプリント作成装置6や印刷装置7、メディア作成装置8に対するプリントの受け付けを行う。
【0030】
ユーザは、撮影装置1で撮影した画像のプリントの注文を受注サーバ5に行う際に、無線LANポートLPを介して、各店舗に見積もり依頼を行う。店舗側の受注サーバ5は、撮影装置1からの見積もり依頼に対して、代金、納期及び提供場所等のサービス条件情報を撮影装置1に送信する。そして、ユーザが、各受注サーバ5から送信されたサービス条件情報に基づいて所望の店舗を選択すると、その店舗に対しての注文が確定され、各種プリントが実行される。
【0031】
本実施形態における撮影装置1は、撮影して生成した画像データ毎の注文の進行状況を表すステータス情報を記憶しており、受注サーバ5から送信されるステータス変更指示情報(後述)に応じてこのステータス情報を更新していく。このため、ユーザは、撮影装置1に記憶された画像データのプリントの注文を行ったか否か、当該プリントが完了したか否かを確認することができるようになる。
【0032】
〔撮影装置の構成〕
次に、撮影装置1の構成について説明する。図2は、撮影装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、撮影装置1は、制御部10、表示部20、入力部30、通信制御部40、撮像部50及び記憶部60を備えて構成される。
【0033】
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有して構成され、撮影装置1の各機能部を統括的に制御する。より具体的には、入力部30から入力された操作信号に基づいてROMに記憶された各種プログラムを読み出し、そのプログラムに従った処理を行う。そして、その処理結果に基づいた表示データを表示部20に出力して、当該処理結果を表示部20に表示させる。
【0034】
表示部20は、バックライト付きのカラーLCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)で構成され、撮影装置1の各種情報や撮影画像等を表示する。例えば、撮影時には、電子ファインダーとして、撮影している被写体の画像を動画表示(いわゆるファインダー画像を表示)したり、シャッターが切られて撮像された瞬間の画像を表示したりする。
【0035】
入力部30は、カーソルキーやシャッターキー、各種ボタン等のプログラムの実行や、各種情報等の入力に必要なキー群を備えた入力装置であり、ユーザによって押下されたキーの操作信号を制御部10に出力する。
【0036】
通信制御部40は、無線LANポートLPを介して、公衆回線網N上の受注サーバ5とネットワーク接続するための無線通信モジュールであり、例えば、PTP/IP(Picture Transfer Protocol/Internet Protocol)の無線伝送方式によって実現される。このPTP/IPを採用することにより、撮影装置1をわざわざパソコンに接続したり、外部メモリ70を脱着してパソコンでデータを読み出したりすることなく、撮影装置1に記憶される画像データを直接受注サーバ5に送信することができる。
【0037】
撮影手段としての撮像部50は、撮影レンズ、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子、及びタイミングジェネレータ等によって構成される。撮影レンズを介して入力される被写体の像を撮像素子で電気信号に変換して、画像データを随時生成し、生成した画像データを記憶部60に一時的に格納する。制御部10は、この随時生成される画像データに基づく画像を表示部20に表示させることにより、表示部20を被写体の動画を表示するファインダーとして機能させる。
【0038】
記憶部60は、読み書き可能なフラッシュメモリやハードディスク等により構成され、各種データを記憶し、また、外部メモリ70に対するデータの読み書きを行う。また、図2に示すように、記憶部60は、画像蓄積テーブル61と、ステータス情報テーブル63と、ID情報65と、見積もり依頼情報67と、注文情報69とを記憶する。
【0039】
画像蓄積テーブル61は、撮像部50により光電変換されて生成された画像データを蓄積的に記憶するデータテーブルである。制御部10は、ユーザのシャッターキーの押下により、シャッターが切られたことを検知すると、その検知時に生成している画像データを例えば、JPG形式にファイル化して画像蓄積テーブル61に記憶する。また、ユーザ操作に従って、画像蓄積テーブル61に記憶した画像データを外部メモリ70にコピー又は転送する。
【0040】
また、画像蓄積テーブル61は、認証用画像データ62を含む。この認証用画像データ62は、ユーザの顔画像の画像データ(生体情報)であり、予め撮影されて生成される。制御部10が、認証用画像データ62を複数の受注サーバ5にマルチキャスト(送信)すると、各受注サーバ5において認証用画像データ62に基づいてユーザ認証が行われる。このように、ユーザの顔画像を用いてユーザ認証を行うことで、撮影装置1に認証のための特別なハードウェア(例えば、パスワードを入力する数字キーや指紋読み取り装置)を別途設ける必要がなくなる。
【0041】
記憶手段としてのステータス情報テーブル63は、画像蓄積テーブル61及び外部メモリ70に記憶している画像データ毎のステータス情報を記憶するデータ領域であり、図3に示すように画像データのファイル名と、ステータス情報とを対応づけて記憶する。
【0042】
ステータス情報は、各画像データの注文の進行状況を表すデータであり、「未処理」、「注文予定」、「注文情報送信済」、「注文受付済」及び「プリント作成完了」等がある。更新手段としての制御部10は、受注サーバ5から送信されてくるステータス変更指示情報に基づいてこのステータス情報を変更・更新し、ステータス情報テーブル63のデータ内容を、図8(b)の画像一覧リスト210のように表示する。これにより、ユーザは、画像データ毎の注文の進行状況を確認することができる。
【0043】
尚、このステータス情報テーブル63が記憶するステータス情報を、画像データのコピーや削除の際に、当該画像データと同様にコピーや削除することとしてもよい。これにより、例えば、撮影装置1からパソコンに画像データを転送した場合に、当該パソコンにステータス情報を引き継ぐことができ、パソコンを用いて本実施形態と同様に注文した際に、ステータス情報を確認することができる。
【0044】
ID情報65は、ユーザの氏名、電話番号、住所等の個人情報であり、ユーザにより予め設定される。見積もり依頼情報67は、プリント時の画像毎の枚数、プリントサイズ(例えば、L判プリント、大判プリント等)、プリント方法(写真プリント、印刷、メディア書き込み)等の注文内容を表すデータであり、画像データの選択時にユーザに設定される。
【0045】
撮影装置1の制御部10が、ID情報65及び見積もり依頼情報67を受注サーバ5に送信すると、複数の受注サーバ5から価格、納期、プリント物の提供場所等を示すサービス条件情報520が送信されてくる。注文情報送信手段としての制御部10は、このサービス条件情報520を、図10(a)のサービス条件一覧240のように店舗毎に表示部20に表示させ、ユーザに選択された店舗に注文情報69を送信してプリントの注文を行う。
【0046】
注文情報69は、例えば、DPOF(Digital Print Order Format)等のデータ形式により構成され、画像のサイズ、ファイル名、トリミング設定、機器情報、日付と時刻、プリント時の画像毎の枚数、プリントサイズ、プリント方法等を含む。画像毎の枚数、プリントサイズ、プリント方法は、ユーザにより選択され、他の情報は制御部10が設定する。
【0047】
〔受注サーバの構成〕
次に、受注サーバ5の構成について説明する。図4は、受注サーバ5の機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、受注サーバ5は、制御部100、表示部200、入力部300、I/F部400、記憶部500及び通信制御部600を備えて構成される。
【0048】
制御部100は、CPU、ROM、RAM等を有して構成され、受注サーバ5の各機能部を統括的に制御する。表示部200は、カラーLCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)で構成され、受注サーバ5の各種情報を表示する。入力部300は、キーボードやマウス等を備えて構成され、ユーザによって押下されたキーの操作信号を制御部100に出力する。
【0049】
I/F部400は、プリント作成装置6や印刷装置7、メディア作成装置8等の外部機器とデータ通信するための機能部であり、LANインターフェイスやUSB等により構成される。通信制御部600は、例えば、TCP/IPの通信方式により公衆回線網N上の受注サーバ5とネットワーク接続するための無線通信モジュールであり、モデムやLANインターフェイス、USB等を備えて構成される。
【0050】
記憶部500は、読み書き可能なフラッシュメモリやハードディスク等により構成され、各種データを記憶する。図4によれば、記憶部500は、認証結果データ510と、サービス条件情報520と、ステータス変更指示情報530とを記憶している。
【0051】
認証結果データ510は、制御部100が予め登録されたユーザ毎の顔画像の画像データと撮影装置1から送信された認証用画像データ62とを比較することにより、ユーザ認証を行った結果を示すデータである。制御部100は、ユーザ認証後、その認証結果を認証結果データ510として撮影装置1に送信する。サービス条件情報520は、価格、納期、プリント物の提供場所等を示すデータであり、制御部100が受信したID情報65と見積もり依頼情報67とをもとに作成する。
【0052】
ステータス変更指示情報530は、撮影装置1で記憶する画像データ毎のステータス情報を変更させるための指示を表すデータである。変更指示手段としての制御部100は、プリントの注文を受け付けた際には、その受け付けた画像データに対応するステータス情報を「注文受付済」に変更させるためのステータス変更指示情報530を送信し、また、プリント作成が終了した際には「プリント作成完了」に変更させるためのステータス変更指示情報530を送信して、撮影装置1側でステータス情報を変更させる。
【0053】
〔システムの具体的な動作〕
次に、図5のデータ通信のシーケンスフローと図6及び7のフローチャートとを用いて、プリント注文システムSの具体的な動作について説明する。また、図8〜10は、撮影装置1の画面表示の遷移例であり、適宜当該表示例を参照しつつ説明する。
【0054】
先ず、撮影装置1が無線LANポートLPと無線通信可能な圏内に入ると、撮影装置1の制御部10は、公衆回線網Nに接続されている複数の受注サーバ5と公衆回線網Nを介して通信接続を確立しネットワークを形成する(ステップA1,B1)。
【0055】
そして、撮影装置1の制御部10は、画像データである認証用画像データ62を送信する(ステップA3)。各受注サーバ5の制御部100は、受信した認証用画像データ62と、予め登録されたユーザ毎の顔画像の画像データとを比較することにより、ユーザ認証を行い(ステップB3)、認証結果データ510を撮影装置1に送信する(ステップB5)。
【0056】
撮影装置1の制御部10は、ユーザが既に登録された正当なユーザであるという認証結果データ510を受信した場合に(ステップA5;Yes)、受注サーバ5からステータス変更指示情報530が送信されてきていないかを判定する(ステップA7)。ステータス変更指示情報530が送信されてきた場合は、当該情報に応じてステータス情報テーブル63のステータス情報を変更する。このように、ユーザ認証を行うことで、第三者からの不正な注文行為を防止できる。
【0057】
一方で、受注サーバ5の制御部100は、ステップB5の処理後、プリント受注中の画像データの進行状況に基づいたステータス変更指示情報530を送信する(ステップB7)。これれは、撮影装置1との通信接続の切断後に、プリントの進行状況に変化があったとしても、受注サーバ5が撮影装置1にステータス変更指示情報530を送信できない場合のために、接続確立時に最新の進行状況に応じてステータス情報を変更するためである。例えば、プリントの受け付け後に、撮影装置1との通信接続が切断され、次の通信接続時にプリント作成が完成していた場合には、ステータス情報を「プリント作成完了」に変更させるためのステータス変更指示情報530を送信する。
【0058】
撮影装置1の制御部10は、通信接続の確立後にステータス情報の更新を行うと、図8(a)のように、表示部20に撮影した撮像部50により生成される画像データに基づいてファインダー画像203、1コマ注文ボタン201及び選択注文ボタン202を表示させる。そして、ユーザのシャッターキーの押下により撮影が為された際には(ステップA11)、ファインダー画像203として表示している画像の画像データにステータス情報を割り当て(ステップA13)、当該ステータス情報の初期値として「未処理」を設定して画像蓄積テーブル61に記憶する(ステップA15)。
【0059】
そして、例えば、カーソルキーの操作により1コマ注文ボタン201を指定して、撮影した画像のプリント注文を行う場合(ステップA19;Yes)、制御部10は、直前に撮影した画像データの1コマ分の見積もり依頼情報67を作成し(ステップA27)、当該画像データに対応するステータス情報を「注文予定」に変更する(ステップA29)。このように、撮影直後に1コマずつ注文可能にすることで、ユーザは、時間の経過に伴ってプリントの必要がある画像か否かが分からなくなることを防止し、その都度適切に判断できるようになる。
【0060】
また、例えば、選択注文ボタン202を指定して、撮影した複数の画像を一括してプリント注文する場合(ステップA19;Yes)、制御部10は、ユーザのカーソルキーの操作に基づいて画像蓄積テーブル61に記憶した画像データ中から選択し(ステップA21)、その選択した画像データ分の見積もり依頼情報67を作成し(ステップA23)、当該画像データに対応するステータス情報を「注文予定」に変更する(ステップA25)。
【0061】
例えば、選択注文ボタン202が指定された際に、ステータス情報テーブル63に基づいて図8(b)に示すような画像データ毎のファイル名とステータス情報との画像一覧リスト210を表示する。この画像一覧リスト210には、ファイル名毎にチェックボックス213が表示され、このチェックボックス213をONにすることで、ユーザは画像データの選択を行う。また、例えば、ファイル名「20050723_0001.jpg」のようにステータス情報が「プリント作成完了」のファイル名のチェックボックス212は、無効化して表示する。これにより、一度プリント注文した画像データの識別が可能となり、また、重複して注文してしまう無駄な注文行為を事前に防止することができる。
【0062】
また、スクロールボタン216を操作することで、画像一覧リスト210を図8(c)のようにスクロールさせることができる。そして、例えば、図9(a)のように、4つのファイル名のチェックボックス220をONにすると、当該ファイル名の画像データに対応するステータス情報が「注文予定」に変更されて、制御部10により表示部20の表示が更新される。また、図9(a)の選択終了ボタン214が指定すると、図9(b)に示す見積もり依頼画面230が表示部20に表示される。
【0063】
ユーザは、この見積もり依頼画面230において、選択した画像データ毎の枚数やプリント方法等を設定して、プリント注文ボタン231を指定すると、制御部10により選択した画像データの見積もり依頼情報67が作成される。
【0064】
制御部10は、この作成した見積もり依頼情報67とID情報65とを各受注サーバ5に送信し(ステップA31)、選択された画像データに対応するステータス情報を「見積もり依頼済」に変更する(ステップA33)。このとき、表示部20は、図9(c)のように更新される。
【0065】
一方、受注サーバ5の制御部100は、撮影装置1からID情報65と見積もり依頼情報67とを受信すると(ステップB9;Yes)、サービス条件情報520を作成して撮影装置1に送信する(ステップB11)。これに対し、撮影装置1の制御部10は、複数の受注サーバ5から送信されるサービス条件情報520を受信して、図10(a)のサービス条件一覧240のように表示させる(ステップA35)。
【0066】
ユーザが、このサービス条件一覧240の中からプリント作成の注文を行う店舗を指定すると(ステップA37)、制御部10は、注文情報69を作成し、その指定された店舗の受注サーバ5に選択された画像データ64と注文情報69とを送信する(ステップA39)。そして、注文情報69を送信した画像データ64に対応するステータス情報を「注文情報送信済」に変更し、表示部20を図10(b)のように更新する。
【0067】
図10(a)においては、ユーザが店舗Aのチェックボックス241をONに設定し、更に選択終了ボタン244を指定すると、店舗Aの受注サーバ5にファイル「20050825_0003.jpg」、「20050825_004.jpg」、「20050825_0005.jpg」、「20050825_0006.jpg」の注文情報69が送信される。
【0068】
受注手段としての受注サーバ5の制御部100は、注文情報69を受信すると(ステップB13;Yes)、当該注文情報69に基づいて画像データ64のプリント注文を受け付ける。そして、その注文を受けた画像データ64のステータス情報を「注文受付済」に変更するためのステータス変更指示情報530を作成して、撮影装置1に送信する(ステップB15)。次いで、プリント作成を開始し(ステップB17)、そのプリント作成が完了すると(ステップB19)、ステータス情報を「プリント作成完了」に変更するためのステータス変更指示情報530を作成して、撮影装置1に送信する(ステップB21)。
【0069】
一方、注文情報69を送信した撮影装置1の制御部10は、受注サーバ5からステータス変更指示情報530が送信されてくるまで待機する。そして、ステータス変更指示情報530を受信すると(ステップA45;Yes)、当該情報に応じてステータス情報テーブル63のステータス情報を変更する(ステップA45)。これにより、注文した画像データのステータス情報を「注文受付済」に変更し、図10(c)のように表示を更新する。また、プリント作成の完了後に送られてくるステータス変更指示情報530に基づいて、ステータス情報を「プリント作成完了」に変更する。ユーザは、画像データ64に対応するステータス情報が「プリント作成完了」に変更されたことを確認することで、サービス条件情報520で示される提供場所に写真プリント等を引き取りに行くことができる。
【0070】
制御部10は、例えば、電源のOFFや撮影モードのOFFが為されず、撮影を継続する場合は(ステップA47;No)、ステップA7に処理を移行し、ステータス変更指示情報530の受信、撮影を行う。
【0071】
以上、本実施形態によれば、撮影装置1は、撮影して生成した画像データ毎に、ステータス情報を対応づけて記憶・管理し、受注サーバ5から送信されてくるステータス変更指示情報530に応じて、ステータス情報を変更する。このように、画像データ毎にステータス情報を記憶・管理することで、各画像データのプリント注文の進行状況等の識別が可能になる。このため、ユーザは、撮影装置1でプリントの注文状態やプリント作成を画像データ毎に確認できる。また、注文済であるかを画像データ毎に認識でき、無駄な注文を防止できる。
【0072】
〔変形例〕
尚、上述した実施形態は、本発明を適用した一例であり、その適用可能な範囲は上述したものに限らず、適宜変更可能である。例えば、ステータス変更指示情報としては上述してものに限られず、例えば、画像データのプリント時に、エラーが生じた際に、ステータス情報を「エラー発生」と変更させるためのステータス変更指示情報を送信してもよい。また、注文時にユーザの個人情報が不足した際、ステータス情報を「店舗Aに要問い合わせ」と変更させるためのステータス変更指示情報を送信してもよい。これにより、注文時に不具合が生じて場合に、ユーザにその不具合を知らせることができる。
【0073】
例えば、図1に示したシステム構成に限らず、図11に示すように、無線LANポートLP、受注サーバ5及びプリント作成装置6を備えるLANを形成し、ルータRTを介して公衆回線網Nに接続するようにしてもよい。このように、撮影装置1がアクセス可能な受注サーバ5の範囲をネットワーク上の特定範囲に限定することとで、画像データ等のネットワーク外部への流出を遮断でき、セキュリティーの高いサービスの提供が可能となる。また、図11のようなLANを例えば、撮影スタジオのような特定の撮影領域に設けることで、ユーザは、撮影、プリント判断及び注文を即時に行うことができ、より早いプリントの入手が可能になる。
【0074】
また、ステータス情報を「注文受付済」又は「プリント作成完了」に設定変更した画像データは、図8(b)のようにチェックボックス212を無効化して表示することで、当該画像データの注文情報の送信に制限をかけることとしたが、例えば、2回目以降のプリント注文を行う旨の表示を行って、ユーザの確認を得てから再注文することで、注文情報の送信に制限をかけることとしてもよい。また、当該画像データを画像蓄積テーブル61から消去することとしてもよい。これにより、プリント注文済の画像データの再注文ができなくなると共に、記憶部60の余分なメモリ占有を防止し、撮影可能な画像の枚数を確保することができる。
【0075】
また、撮影装置1は、見積もり依頼情報67や注文情報69を公衆回線網Nに接続している受注サーバ5にマルチキャストすることとして説明したが、当該装置の位置情報に基づいて送信する受注サーバ5を選択することとしてもよい。より具体的には、撮影装置1が無線接続した無線LANポートLPのIPアドレスやマックアドレス(位置情報)に基づいての近隣の受注サーバ5に送信する。これにより、接続した無線LANポートLPの近隣にある店舗からサービス条件情報520を受信するため、ユーザは、近隣の店舗にプリントの注文を行うことができる。
【0076】
また、例えば、撮影装置1にGPS受信機を設け、当該GPS受信機により撮影装置1の現在位置を測位して、この現在位置を位置情報とすることとしてもよいし、ユーザが当該位置情報を設定することとしてもよい。これにより、ユーザが例えば旅行中の場合に、注文場所付近、自宅付近、目的地付近、その他の指定場所等、ユーザの行動予定に応じた場所を選択することができるようになり、ユーザにとって最適なタイミングで受け取ることができる。
【0077】
また、受注サーバ5に画像データを送信する際に、当該画像データのファイルやファイル名にユーザを識別可能な識別情報(例えば、電話番号やIDNo.)を含めることとしてもよい。これにより、受注サーバ5側は各所から送信されてくる多くの画像データを、ユーザ毎に混乱することなく振り分けることができる。また、万一のトラブルで画像データの所有者が分からなくなった場合にも、画像データのファイル内やファイル名に含まれた識別情報により、ユーザを識別できるようになる。
【0078】
また、撮影装置1の撮影や画像閲覧等の機能をオフにし、スタンバイ状態でありながら、公衆回線網Nに常時接続する通信専用モードを設けてもよい。これにより、随時最新のステータス変更指示情報530を受信できるようになると共に、消費電力を抑えることもできる。
【0079】
また、注文済の画像データの注文を取り消し可能か否かを受注サーバ5に問い合わせ、プリント作成をしていない画像データであれば、当該注文を取り消し可能としてもよい。これにより、例えば、撮影した画像データを全て注文した場合にも、その撮影の直後にプリントするべき画像データであったか否かを判断して、無駄なプリントを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】プリント注文システムのシステム構成例を示すブロック図。
【図2】撮影装置の機能構成の一例を示すブロック図。
【図3】ステータ情報テーブルのデータ構成例を示す図。
【図4】受注サーバの機能構成の一例を示すブロック図。
【図5】撮影装置と受注サーバとのデータ通信のシーケンスフロー。
【図6】撮影装置の具体的な動作を説明するためのフローチャート。
【図7】受注サーバの具体的な動作を説明するためのフローチャート。
【図8】撮影装置の表示画面の遷移例を示す第1の図。
【図9】撮影装置の表示画面の遷移例を示す第2の図。
【図10】撮影装置の表示画面の遷移例を示す第3の図。
【図11】変形例におけるプリント注文システムのシステム構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
【0081】
1 撮影装置
5 受注サーバ
10 制御部
20 表示部
30 入力部
40 通信制御部
50 撮像部
60 記憶部
61 画像蓄積テーブル
62 認証用画像データ
63 ステータス情報テーブル
65 ID情報
67 見積もり依頼情報
69 注文情報
70 外部メモリ
100 制御部
200 表示部
300 入力部
400 I/F部
500 記憶部
510 認証結果データ
520 サービス条件情報
530 ステータス変更指示情報
600 通信制御部
LP 無線LANポート
N 公衆回線網
S プリント注文システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影して画像データを生成し、当該画像データの記録媒体への記録の注文情報を送信する撮影装置と、その送信された注文情報に基づいて当該画像データの記録媒体への記録の注文を受け付ける受注サーバとが通信回線に接続されたプリント注文システムにおいて、
前記撮影装置は、
前記注文の進行状況を表すステータス情報を前記画像データ毎に対応づけて記憶する記憶手段と、
前記注文情報が送信された画像データに対応づけられたステータス情報を前記受注サーバの変更指示に応じて更新する更新手段と、
を備え、前記受注サーバは、
前記受け付けた注文の進行状態に基づいて前記画像データに対応づけられたステータス情報を変更する変更指示を前記撮影装置に送信する変更指示手段を備えることを特徴とするプリント注文システム。
【請求項2】
前記変更指示手段は、前記注文の受付完了時に前記ステータス情報の変更指示を送信し、
前記更新手段は、前記ステータス情報の変更指示に応じて当該ステータス情報を注文受付済状態に変更することを特徴とする請求項1に記載のプリント注文システム。
【請求項3】
前記変更指示手段は、前記記録媒体への記録完了時に前記ステータス情報の変更指示を送信し、
前記更新手段は、前記ステータス情報の変更指示に応じて当該ステータス情報を記録完了状態に変更することを特徴とする請求項1又は2に記載のプリント注文システム。
【請求項4】
前記撮影装置は、
前記ステータス情報に基づいて前記画像データが注文受付済状態又は記録完了状態であると判定した場合、当該ステータス情報に対応づけられた画像データの前記記憶媒体への記録の注文情報の送信に制限をかけることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のプリント注文システム。
【請求項5】
前記撮影装置は、
前記ステータス情報に基づいて前記画像データが注文受付済状態又は記録完了状態であると判定した場合、当該ステータス情報に対応づけられた画像データを前記記録手段から消去することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のプリント注文システム。
【請求項6】
前記画像データの記録媒体への記録は、前記画像データに基づいた画像を感光材料に画像形成する写真プリントであることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のプリント注文システム。
【請求項7】
前記撮影装置は、前記通信回線に無線接続することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のプリント注文システム。
【請求項8】
撮影して画像データを生成する撮影手段と、
前記画像データの記録媒体への記録の注文情報を送信する注文情報送信手段と、
前記画像データの注文の進行状況を表すステータス情報を前記画像データ毎に対応づけて記憶する記憶手段と、
前記注文情報が送信された画像データに対応づけられたステータス情報を前記受注サーバの変更指示に応じて更新する更新手段と、
を備えることを特徴とする撮影装置。
【請求項9】
前記ステータス情報に基づいて前記画像データが注文受付済状態又は記録完了状態であると判定した場合、当該ステータス情報に対応づけられた画像データの注文に制限をかけることを特徴とする請求項8に記載の撮影装置。
【請求項10】
前記ステータス情報に基づいて前記画像データが注文受付済状態又は記録完了状態であると判定した場合、当該ステータス情報に対応づけられた画像データを前記記録手段から消去することを特徴とする請求項8又は9に記載の撮影装置。
【請求項11】
注文情報に基づいて画像データの記録媒体への記録の注文を撮影装置から受け付ける受注手段と、
前記受け付けた注文の進行状態に基づいて前記画像データに対応づけられたステータス情報を変更する変更指示を前記撮影装置に送信する変更指示手段と、
を備えることを特徴とする受注サーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−72648(P2007−72648A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−257468(P2005−257468)
【出願日】平成17年9月6日(2005.9.6)
【出願人】(303050159)コニカミノルタフォトイメージング株式会社 (1,066)
【Fターム(参考)】