説明

プレゼンテーション装置及びプレゼンテーション方法

【課題】 提示用資料の配置に係るガイド表示を、カメラに撮影されなく使用者にのみ表示させるようにした簡易な構成のプレゼンテーション装置を実現することにある。
【解決手段】 照明光を出射するバックライト14と、照明光により照射される基準領域が形成された光透過性のガイド表示板13aと、光透過性のガイド表示板を透過した照明光を所定角度で光透過性の載置台に出射させて、光透過性のガイド表示基板に形成されている基準領域を撮像カメラ15で撮影させないようにする視野角制限フィルム13とを有するようにして実現した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、書類や立体物などの資料を撮像し、プロジェクタ投影用画像信号として出力するプレゼンテーション装置及びプレゼンテーション方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、会議や学会などで透明のOHPシートにマーカーペンで記述し、拡大照射する投影装置がプレゼンテーション用装置として用いられている。高輝度のランプを用いて直接スクリーンに投影し、明るい投影画像が得られている。そして、投影画像の品位を保つため使用者は目的の画像をスクリーンの中央に配置させたり、投影画像の境界をスクリーン境界との位置合わせを、投影画像を見つつOHPシート位置を調整しながら行っている。特に、投影装置とスクリーンとの位置関係が正規の位置関係からずれて斜めに配置されている場合ではOHPシートを正規の位置に載置しても投影画像はスクリーンに対して位置ずれが生じる。その位置ずれを打ち消すようにOHPシートの載置場所をずらし、補正している。
【0003】
一方、最近になり、ビデオカメラで撮影された画像をスクリーンに投影する投射型テレビが実用化されるようになってきた。ビデオカメラは不透明の資料や立体物を撮影することが出来るため、プレゼンテーション用資料の作成が容易である。ビデオカメラを用いる場合では、カメラの画角に合わせて撮影された画像はスクリーンの画角に合わされた所定の位置の画像として表示される。しかし、スクリーン輝度に関しては、輝度レベルの高い投射型テレビは開発されているものの、OHP投射によるほどは高く得られない。プレゼンテーションルームの照明を減光し、スクリーン投射画像を見やすくする工夫がなされている。
【0004】
特許文献1には、書類や立体物をCCDカメラで撮影し、撮影画像を装置外部のスクリーン等に再生する資料提示装置が開示されている。操作者に資料の載置位置を案内するガイド機能を有する資料台を実現している。CCDカメラのブランキング区間に資料載置台上にガイドパターンを投射するようにし、ガイドに合わせた資料の載置を容易にし、CCDカメラの撮影視野内の画角に合わせた画像を得ることができる資料提示装置が開示されている。
【特許文献1】特開2002−94836号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されている資料提示装置では、資料配置ガイド表示をビーム投影手段や反射ミラーを設け、その投影タイミングをビデオカメラの垂直同期期間と同期させて表示させる必要があり、構造が複雑になってしまう。簡易な構成で、配置精度の高い画像を提示でき、プレゼンテーション効果が得られ易いプレゼンテーション装置の実現が望まれている。
【0006】
そこで、本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、カメラにより撮像され、投影される被写体をスクリーン上の所定の位置に配置させるためのガイド表示を使用者に行うと共に、ガイド表示はカメラにより撮影されなく、提示用資料のみが撮像されてスクリーンに投影されるようにした構造が簡易なプレゼンテーション装置及びプレゼンテーション方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明における第1の発明は、光透過性の載置台に載置された被写体を撮像カメラで撮影してスクリーンに投射し、視聴者に対してプレゼンテーションを行うプレゼンテーション装置において、照明光を出射するバックライトと、前記照明光により照射される基準領域が形成された光透過性のガイド表示板と、前記光透過性のガイド表示板に対して、所定角度を有したルーパーが所定間隔を有して複数形成された視野角制限フィルムと、が順次積層されていることを特徴とするプレゼンテーション装置を提供する。
第2の発明は、光透過性の載置台に載置された被写体を撮像カメラで撮影してスクリーンに投射し、視聴者に対して行うプレゼンテーション方法において、バックライトから出射した照明光を基準領域が形成された光透過性のガイド表示板に照射し、前記光透過性のガイド表示板を透過した前記照明光を所定角度を有したルーパーが所定間隔を有して複数形成された視野角制限フィルムに照射し、前記視野角制限フィルムのルーパーに沿って、前記照明光を前記光透過性の載置台に出射させて前記光透過性のガイド表示基板に形成されている前記基準領域を前記撮像カメラで撮影させないようにすることを特徴とするプレゼンテーション方法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、照明光を出射するバックライトと、前記照明光により照射される基準領域が形成された光透過性のガイド表示板と、前記光透過性のガイド表示板に対して、所定角度を有したルーパーが所定間隔を有して複数形成された視野角制限フィルムとを有するので、カメラにより撮像され、投影される被写体をスクリーン上の所定の位置に配置させるためのガイド表示を使用者に行うと共に、ガイド表示はカメラにより撮影されなく、提示用資料のみがスクリーンに投影されるようにした簡易な構成のプレゼンテーション装置及びプレゼンテーション方法を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に本発明の各実施例に係るプレゼンテーション装置について図1〜図8を用いて説明する。
図1は、本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の構成例を示すブロック図である。
図2は、本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の外観を示す斜視図である。
図3は、本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の要部の構成例を示す図である。
図4は、本発明の実施に係る視野角制限フィルタの断面を示す図である。
図5は、本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の要部の構成例を示すブロック図である。
図6は、本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の動作をフローチャートで示した図である。
図7は、本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の要部の応用構成例を示す図である。
図8は、本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の要部の外観を示す斜視図である。
【0010】
プレゼンテーション装置の構成について述べる。
図1に示すプレゼンテーション装置1は、ランプ11、11a、原稿載置台12a、視野角制限フィルム13、ガイド表示板13a、バックライト14、カメラ15、動き検出部16、メモリ16a、処理部17、メモリ17a、制御部18、外光受光部18a、及び操作部19より構成される。
図5に示す制御部18は動き時間計測器181、動き時間判定器182、動作判定器183、バックライト制御器184、及びランプ制御器185より構成される。
【0011】
プレゼンテーション装置の動作について述べる。
図1を参照し説明する。
まず、操作部19を操作してバックライト14を点灯する。ガイド表示板13aに描かれるプレゼンテーション用資料を載置するためのガイド表示が照射される。視野角制限フィルム13は入射される特定の方向の光のみを通過させるフィルムである。ガイド表示はプレゼンテーション装置を操作する使用者の斜め方向へは光透過性の原稿載置台を通過させて出射させ、カメラの配置される上方向には出射させないようにしている。
使用者はガイド表示を基にプレゼンテーション用資料を原稿載置台12a上に載置する。カメラ15により撮像されるプレゼンテーション用資料は、中央の位置で且つスクリーン枠と平行な位置に載置された画像としてカメラ15により撮影され、図示しないプロジェクタを用い図示しないスクリーンに投影される。
【0012】
動き検出部16は、カメラ15で撮影されるプレゼンテーション用資料の位置を検出する。検出して得られたプレゼンテーション用資料の輪郭情報を含む画像位置情報はメモリ16aに記憶される。動き検出部16はメモリ16aに記憶された画像位置情報と入力される画像の位置情報とを比較し、所定の時間静止しているとして検出された場合には静止状態信号を制御部18に入力する。制御部18は外光受光部18aにより検出されるプレゼンテーション会場内の照度が所定の照度以下であるとして検出された場合にはバックライト14をオフする。次に処理部17に入力される画像をメモリ17aに記憶させる。メモリ17aに記憶された画像が読み出されて出力される。制御部18はランプ11、11aを減光させる。動き検出部16において、カメラ15により撮像される画像を基にした動き検出が可能とされるまでランプ11、11aの光量を減光する。
【0013】
動き検出部16は、プレゼンテーション用資料の移動を検出した場合には動き検出信号を制御部18に出力する。制御部18はバックライト14を点灯し、ランプ11、11aの減光を解除する。次のプレゼンテーション用資料が原稿載置台12aに載置され、動き検出部16が所定時間以上の静止を検出した場合には上記の減光動作を行う。
ガイド表示板13aに描かれるガイド表示は使用者にのみ識別され、カメラ15により撮影されないようにされているため、例えば小さなプレゼンテーション用資料や透明なプレゼンテーション用資料を撮影する場合であってもガイド表示はカメラ15により撮影されることはない。
【0014】
さらに、視野角制限フィルム13による視野角制限の特性が十分得られなく、ガイド表示がわずかに撮像されてしまう場合には、バックライトの光量を減光させずにランプ11、11aの光量を減光させるとガイド表示がプレゼンテーション用資料と共に撮像され易くなる。プレゼンテーション装置1はバックライト14を減光した後にランプ11、11aを減光するようにしているため、ガイド表示は撮像されにくくなっている。
【0015】
図2を用いてプレゼンテーション装置1について更に説明する。
原稿載置部12から使用者の方にガイド表示が出射される。カメラ15の方への出射光は視野角制限フィルム13により妨げられる。視野角制限フィルム13からガイド表示の漏れ光が出射されるものの、漏れ光はランプ11、11aからプレゼンテーション用資料に照射される照明光より小さな光量である。ガイド表示の漏れ光はカメラ15により撮影されない。ランプ11、11aの背面には外光受光部18aが設置されておりプレゼンテーションルーム内の照明が検出される。室内照度が所定値以下にされた場合には、バックライト14が消灯された後にランプ11、11aの照度が下げられる。室内の視聴者がランプ11、11aからの漏れ光によるスクリーン照射画像の鑑賞の妨げになるのを防げる。
【0016】
図3を用いて原稿載置部12について更に述べる。
原稿載置部12は上部より光透過性の原稿載置台12a、視野角制限フィルム13、ガイド表示板13a、及びバックライト14の順で配置されている。ガイド表示板13aには例えばA4の大きさの資料を縦方向、及び横方向に載置する場合に用いるガイド線が記されている。ガイド表示はバックライト14により照射され、照射光は視野角制限フィルム13の光通過特性により使用者の目視可能な方向に出射され、且つカメラ15により撮影されないよう垂直方向には出射されないようにされている。原稿載置台12aは原稿載置部12に資料が載置され、資料の重さで原稿載置部12が変形しないように設けられている。
【0017】
図4に視野角制限フィルム13の断面を示す。視野角制限フィルム13は光線平行化フィルム、偏向フィルムと呼ばれるフィルムであり、特定の方向から入射される光は透過させ、特定と異なる方向から入射される光は透過させない特性を有する部材である。不透明な黒色ないしは灰色のルーパー132が透明なカバーフィルム131及び133に挟まれ、平行に配置されている。ルーパー132の間を通過する光は透過され、通過できない光は遮断される。
【0018】
ガイド表示板13aから出射される光のうちカメラ15の方向へ出射される光は視野角制限フィルム13により遮断される。そして、カメラと同じ方向に配置されるランプ11、11aの照射光は視野角制限フィルム13により遮断されてガイド表示板13aに到達しない。ガイド表示板13aを照射しない。従って、ガイド表示板13aを照射するために、使用者側である前方斜め方向などにランプを配置するなどにより、照射する必要がある。しかし、前方斜め方向に配置されるランプはプレゼンテーション装置1操作上の障害となるため、ガイド表示板13aの照明はバックライト14により下方から行うようにしている。
【0019】
図5を参照し、ランプ11、11a及びバックライト14の点灯を制御する制御部18について述べる。
まず、動作判定器183には外光受光部18aで受光された室内の照度情報が入力される。室内照度が低いと判定された場合にはランプ11、11a及びバックライト14の減光制御を行う。動き時間計測器181には動き検出部16で検出された「静止情報」又は「動き情報」が入力される。プレゼンテーション用資料が移動させられたと判定するための動き時間の閾値、及び静止状態を判定する静止時間の閾値は予め操作部19が操作されて入力されている。動き時間判定器182は「静止情報」の継続時間が予め設定されている閾値時間を超えた場合であり、且つ動作判定器183により室内照度が閾値より低いと判定された場合にバックライト制御器184はバックライト14を消灯し、次にランプ制御器185はランプ11、11を減光する。減光時のランプ11、11aの照度を動き検出部16で資料の動き情報が検出可能な明るさに減光する。
【0020】
次に、動き検出部16でプレゼンテーション資料に動きがあるとして検出された場合は「動き情報」の継続時間を、予め設定されている閾値時間と比較する。「動き情報」の継続時間が閾値時間を超えた場合にプレゼンテーション用資料が移動されたと判定する。
動き時間判定器182の判定は、動き量と動き時間の両者に対して行う。動き量が所定以上の場合に「動き情報」を出力し、その動き情報が閾値時間を越えたときにプレゼンテーション用資料が移動されたと判定する。動き量閾値を小さな値に設定するとプレゼンテーション用資料に手を触れた場合などで原稿が微少に動いたときに「動き情報」が出力されてしまう。また、プレゼンテーション中に手がカメラ14aの視野を横切ることもある。その場合も「動き情報」が出力される。手がカメラ14aの視野を横切った後には元の画像が得られる。出力される「動き情報」の時間は短い。「動き情報」の連続して存在する時間を閾値と比較することにより、プレゼンテーション用資料の移動を正しく判定することができる。好ましくないランプ11、11aのオンオフの繰り返しを防ぐことができる。動き量に対する閾値は例えば画像全体のうち70%の領域が一致するとして検出される場合は「動き情報」を出力しない。閾値時間は例えば3秒程度に設定するのがよい。
ランプ11、11a及びバックライト14の照度調整を操作部19に設置される操作ノブを用いて行う方法もある。
【0021】
図6を参照してプレゼンテーション装置1の動作について述べる。
まず、S(ステップ)71でランプ11、11aを点灯し、S72でバックライト14を点灯する。S73ではカメラ15で撮像された画像を出力する。S74ではプレゼンテーション用資料の動きを検出し、S75では検出される静止時間が予め設定される閾値を超えたか否かを検出する。静止時間が予め設定された閾値を超えない場合はS74からの動作を繰り返す。超えた場合はS76でスライド(提示するプレゼンテーション用資料)は最後であるか否かを判断し、最後でない場合にはS77で外光の照度レベルが閾値以下であるか否かを検出する。閾値を越えている場合はS82からの動作に進み、閾値以下として検出された場合にはS78でバックライトを消灯し、S79でカメラ15から出力される画像信号をメモリ17aに記憶し、記憶された画像信号を出力する。次にS81でランプ11、11aを減光し、S82の動作に進む。
【0022】
S82ではプレゼンテーション用資料の動きを検出し、S83で動き時間は閾値を越えたか否かを検出する。S83では動き時間は閾値を越えたか否かを検出する。閾値を越えない場合はS82からの動作を繰り返し、越えたとして検出された場合にはS84で減光したランプの照度を基の照度に戻す。S85で消灯したバックライトの照度を所定の照度に戻す。S86ではカメラ15で撮影した画像信号を処理部17を介して出力し、S74からの動作を繰り返す。S76でスライドは最後であるとして判断された場合にはS87で画像出力をオフとし、S88でバックライトを消灯し、S89でランプを減光又は消灯する。
【0023】
図7を参照してプレゼンテーション装置の応用構成について述べる。
同図に示すプレゼンテーション装置の原稿載置部120は、図3に示した原稿載置部12に比し、視野角制限フィルム13とガイド表示板13aとの間に透明部材13b及びフィルム原稿13cが配置されている点で異なっている。原稿載置部120にはフィルム原稿13cを挿入するための原稿挿入口12bが設けられている。
【0024】
バックライト14に照射されるガイド表示板13aのガイド表示は、視野角制限フィルム13により原稿載置部120の斜め前方には照射されるものの、カメラ15の方向には照射されない。同様にして、バックライト14と視野角制限フィルム13との間に挿入されるフィルム原稿13cの記述内容は原稿載置部120の斜め前方からは見ることは出来るがカメラ15では撮影されない。使用者はフィルム原稿13cを見ながらプレゼンテーションを行うことが出来る。
【0025】
図8に応用例における原稿載置部120の外観図を示す。
フィルム原稿13cはプレゼンテーション用資料に隣接する位置で読むことが可能であり、フィルム原稿の記述内容はカメラ15により撮影されないためスクリーンには投射されない。フィルム原稿13cは、プレゼンテーション中であってもフィルム原稿13cを原稿挿入口12bから挿入及び交換が可能である。プレゼンター(使用者)はフィルム原稿13cの記述内容13eを参照しながらプレゼンテーションを行うことが出来る。
【0026】
以上のように、実施例で述べたプレゼンテーション装置1によれば、照明光を出射するバックライト14と、前記照明光により照射される基準領域が形成された光透過性のガイド表示板13aと、前記光透過性のガイド表示板に対して、所定角度を有したルーパーが所定間隔を有して複数形成された視野角制限フィルム13とを有しているのでカメラにより撮像され、投影される被写体をスクリーン上の所定の位置に配置させるためのガイド表示を使用者に行うと共に、ガイド表示はカメラにより撮影されなく、提示用資料のみがスクリーンに投影されるようにした簡易な構成のプレゼンテーション装置を実現出来ている。
【0027】
さらに、原稿載置部120にフィルム原稿13cを表示させる領域を設け、カメラ15に撮影させることなく使用者はスクリーンに投射されないフィルム原稿を見ながらプレゼンテーションをスムーズに進光させることが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0028】
書類や立体物などの資料を撮像し、プロジェクタ投影用画像信号として出力するプレゼンテーション装置に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の要部の構成例を示す図である。
【図4】本発明の実施に係る視野角制限フィルタの断面を示す図である。
【図5】本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の要部の構成例を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の動作をフローチャートで示した図である。
【図7】本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の要部の応用構成例を示す図である。
【図8】本発明の実施に係るプレゼンテーション装置の要部の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0030】
1 プレゼンテーション装置
11、11a ランプ
12、120 原稿載置部
12a 原稿載置台
12b 原稿挿入口
13 視野角制限フィルム
13a ガイド表示板
13b 透明部材
13c フィルム原稿
14 バックライト
15 カメラ
16 動き検出部
16a メモリ
17 処理部
17a メモリ
18 制御部
18a 外光受光部
19 操作部
131、133 カバーフィルム
132 ルーパー
181 動き時間計測器
182 動き時間判定器
183 動作判定器
184 バックライト制御器
185 ランプ制御器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光透過性の載置台に載置された被写体を撮像カメラで撮影してスクリーンに投射し、視聴者に対してプレゼンテーションを行うプレゼンテーション装置において、
照明光を出射するバックライトと、
前記照明光により照射される基準領域が形成された光透過性のガイド表示板と、
前記光透過性のガイド表示板に対して、所定角度を有したルーパーが所定間隔を有して複数形成された視野角制限フィルムと、
が順次積層されていることを特徴とするプレゼンテーション装置。
【請求項2】
光透過性の載置台に載置された被写体を撮像カメラで撮影してスクリーンに投射し、視聴者に対して行うプレゼンテーション方法において、
バックライトから出射した照明光を基準領域が形成された光透過性のガイド表示板に照射し、
前記光透過性のガイド表示板を透過した前記照明光を所定角度を有したルーパーが所定間隔を有して複数形成された視野角制限フィルムに照射し、
前記視野角制限フィルムのルーパーに沿って、前記照明光を前記光透過性の載置台に出射させて前記光透過性のガイド表示基板に形成されている前記基準領域を前記撮像カメラで撮影させないようにすることを特徴とするプレゼンテーション方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−47362(P2007−47362A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−230448(P2005−230448)
【出願日】平成17年8月9日(2005.8.9)
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】