説明

プログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法

【課題】コンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる。
【解決手段】コンピュータ装置100のデータ保存メディア17内に予め少なくとも一個のアプリケーションプログラム映像ファイル18を保存する。ユーザが装置選択キー2を操作すると、コンピュータ装置100がOSのベーシックシステム始動を完了した後、データ保存メディア17内から機能選択キー2に対応するアプリケーションプログラム映像ファイル18をシステムメモリ14内にロードして実行し、装置選択キー2に対応するマルチメディア読取装置3を作動させる。データ保存メディア17内ではアプリケーションプログラム映像ファイル検索ファイルを保存しており、そこには各アプリケーションプログラム映像ファイル18の始動アドレス及びその映像ファイルの大きさが保存される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータ装置の機能選択のスタート方法で、特にプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ技術は留まることなく研究され、今日、コンピュータ装置にマルチメディア読取装置を結合し、マルチメディアビデオ放送システムのアプリケーションが構成され、オフィスや家庭、商業地区等多くの場所で応用されている。またコンピュータ装置に情報家電を結合し、家電のコンピュータ化はすでに目前まで来ている。
【0003】
パーソナルコンピュータ(PC)システムは、家電システムとハードが設計上異なるため、PCシステムの始動時間は、家電システムのようにスピーディに行うことができない。目下あるマルチメディアビデオ放送システムの中で、その大部分の設計はビデオ放送装置を単純にコンピュータインターフェイスを通して、PCシステムに連接しているに過ぎない。そのため、ユーザがマルチメディア放送機能を実行しようとする場合、PCシステムを通して、そのビデオ放送装置のアプリケーションプログラムを始動し、行わなければならない。つまり、ユーザは先ずPCシステムを立ち上げ、PCシステムがBIOSプログラムをスタートし、POST、周辺設備のシーク及び駆動、オペレータシステムのスタート、システム状態設定...等すべての手順が完成した後、やっとこのマルチメディアビデオ放送機能を実行することができる。ユーザはPCの始動及び初動化する過程の間、ずっと待ち続けなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする問題点は、コンピュータでは基礎であるマルチメディアビデオ放送システムが一般の家電設備のようにスピーディにスタート操作ができない点である。ユーザがPCを使用して、一般の家電設備のように各アプリケーションプログラム間でスピーディなスタートが行えれば、PCの付加価値が更に高まる。
【0005】
一般のユーザがPCを使用する時、PCのすべての機能を使用するわけではなく、大部分の人はその中の一つの機能を使用するだけであり、例としてPCで音楽を聴く、テレビもしくは映画を見る等である。しかし、通常コンピュータをスタートさせた後、システムがすべての関連ソフトハードをロードするため、たった一つの機能を使用するために、システムがコンピュータすべてのハードを初動させるのを待たなければならない。
【0006】
本発明の目的は、マルチメディア放送システムの放送スタート方法を提供することで、本発明により、ユーザが実行したいアプリケーションプログラムがアプリケーションプログラム映像ファイルを採取する方式により予め実行される。これによってユーザが選択機能を実行すると、アプリケーションプログラム映像ファイルが直接スタートすることができ、システム装置のスタート時に行う各項のシステムテスト、検査、初動作業を省略する。
【0007】
本発明の別の目的は、コンピュータ装置内ビデオファイル快速始動のためのプログラムロード選択機能の方法を提供することで、そのコンピュータ装置のアプリケーションプログラムは、映像ファイルの型によってハードディスク内の選定メモリアドレスに保存される。ユーザが指定した機能の選択項目を操作実行すると、即座にアプリケーションプログラム映像ファイルを採取して実行する。
【0008】
本発明の別の目的は、コンピュータ装置内ビデオファイル快速始動のためのプログラムロード選択機能の方法を提供することで、このコンピュータ装置のハードディスクに内には、各アプリケーションプログラム映像ファイルの他に、アプリケーションプログラム映像ファイル検索ファイル、及び各アプリケーションプログラムの各設定パラメータ値の関連ファイルを補助し、アプリケーションプログラム映像ファイルの実行スピードを高める。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、コンピュータ装置のデータ保存メディア内に予め少なくとも一個のアプリケーションプログラム映像ファイルを保存する。ユーザが装置選択キーを操作すると、コンピュータ装置がOSのベーシックシステム始動を完了した後、データ保存メディア内から機能選択キーに対応するアプリケーションプログラム映像ファイルをシステムメモリ内にロードして実行し、装置選択キーに対応するマルチメディア読取装置を作動させる。
【0010】
実施例では、データ保存メディア内に於いて数個のアプリケーションプログラム映像ファイルを保存する他に、アプリケーションプログラム映像ファイル検索ファイルも保存しており、そこには各アプリケーションプログラム映像ファイルの始動アドレス及びその映像ファイルの大きさが保存される。更にこのデータ保存メディアに於いて、少なくとも一個の設定パラメータ値関連ファイルを打ち立て、各設定パラメータ値の関連ファイルはアプリケーションプログラム映像ファイルの一つに対応し、ユーザがこのアプリケーションプログラムを実行する時の設定したパラメータを設定パラメータ関連ファイル内に保存して読み取ることを最も主要な特徴とする。
【0011】
請求項1の発明は、コンピュータ装置がCPU、データ保存メディア、システムメモリ、BIOS、少なくとも一つの装置選択キー、少なくとも一つのマルチメディア読取装置を含み、データ保存メディアでは第一OS、第二OS、少なくとも一つの装置選択キーに対応するアプリケーションプログラム映像ファイルが保存され、そのアプリケーションプログラム映像ファイルはマルチメディア読取装置のアプリケーションプログラムが作った映像ファイルであるプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、
下述のステップを含み、
(a)装置選択キーが操作されてシーク状態になり、
(b)機能選択キーが操作されてシークしている時、このコンピュータ装置は第二OSでベーシックシステム始動を実行し、
(c)OSのベーシックシステム始動が完了した後、データ保存メディア内で機能選択キーに対応するアプリケーションプログラム映像ファイルをシステムメモリ内にロードして実行し、
(d)装置選択キーに対応するマルチメディア読取装置を作動させることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法としている。
請求項2の発明は、請求項1記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記データ保存メディアは、ハードディスクで、そのハードディスクは第一分割区及び第二分割区に分けられ、各々第一OS及び第二OSに分けて保存されることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法としている。
請求項3の発明は、請求項2記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記第二分割区は、アプリケーションプログラム映像ファイルが保存されることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法としている。
請求項4の発明は、請求項1記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記ステップ(a)は、その前に第一OSでコンピュータ装置をスタートさせるかどうか判断するというステップを含むことを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法。としている。
請求項5の発明は、請求項1記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記アプリケーションプログラム映像ファイルは、音楽ディスク、デジタル音楽装置、ビデオディスク、テレビ信号レシーバ等マルチメディア読取装置のアプリケーションプログラムによって作られた映像ファイルであることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法としている。
請求項6の発明は、請求項1記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記データ保存メディアは、その中にアプリケーションプログラム映像ファイル検索ファイルを保存し、それにはアプリケーションプログラム映像ファイルの始動アドレス及びそのファイルの大きさが保存されることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法としている。
請求項7の発明は、請求項1記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記データ保存メディアは、中に各アプリケーションプログラムの各設定パラメータ値関連ファイルが保存され、ユーザが各アプリケーションプログラムを実行した時にアプリケーションプログラムがパラメータの設定機能を提供し、設定したパラメータを設定パラメータ値関連ファイルに保存することを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法としている。
請求項8の発明は、コンピュータ装置がCPU、データ保存メディア、システムメモリ、BIOS、少なくとも一つの装置選択キー、少なくとも一つのマルチメディア読取装置を含み、データ保存メディアにはOS、少なくとも一つの装置選択キーに対応するアプリケーションプログラム映像ファイルが保存され、そのアプリケーションプログラム映像ファイルはマルチメディア読取装置のアプリケーションプログラムによって作った映像ファイルであるプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、
下述のステップを含み、
(a)装置選択キーが操作されてシーク状態になり、
(b)機能選択キーが操作されてシークしている時、このコンピュータ装置はOSのベーシックシステム始動を行い、
(c)OSのベーシックシステム始動が完了した後、データ保存メディア内で機能選択キーに対応するアプリケーションプログラム映像ファイルをシステムメモリ内にロードして実行し、
(d)装置選択キーに対応するマルチメディア読取装置を作動させることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法としている。
請求項9の発明は、請求項8記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記アプリケーションプログラム映像ファイルは、音楽ディスク、デジタル音楽装置、ビデオディスク、テレビ信号レシーバ等マルチメディア読取装置のアプリケーションプログラムによって作られた映像ファイルであることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法としている。
請求項10の発明は、請求項8記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記データ保存メディアは、その中にアプリケーションプログラム映像ファイル検索ファイルを保存し、それにはアプリケーションプログラム映像ファイルの始動アドレス及びそのファイルの大きさが保存されることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法としている。
請求項11の発明は、請求項8記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記データ保存メディアは、中に各アプリケーションプログラムの各設定パラメータ値関連ファイルが保存され、ユーザが各アプリケーションプログラムを実行した時にアプリケーションプログラムがパラメータの設定機能を提供し、設定したパラメータを設定パラメータ値関連ファイルに保存することを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法としている。
【発明の効果】
【0012】
本発明のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法は、コンピュータ装置がユーザの実行したい特定の機能を選択した時、コンピュータがシステムスタート時の各項目システムテスト、検査、初動化の作業を省略でき、コンピュータ装置のハードディスク内で、予め選択してあるアプリケーションプログラム映像ファイルを直接採取して実行するため、アプリケーションプログラムの実行速度が向上するという利点がある。実際に応用する時、音楽ディスク、デジタル音楽装置、ビデオディスク、テレビ信号レシーバ等のマルチメディア読取装置のアプリケーションプログラムを予め映像ファイルの型に作っておき、ハードディスク内で保存しておくため、マルチメディア機能の放送を実行するスピードが高まる。本発明では各アプリケーションプログラムの各設定パラメータ値関連ファイルも保存することにより、ユーザが各アプリケーションプログラムを実行する時、アプリケーションプログラムがパラメータ設定機能を提供する場合、設定のパラメータを設定パラメータ値関連ファイル内に保存できるため、更に便利さが増す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、プログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法の第一実施例のダイアグラムである。本発明のコンピュータ装置100は、CPU11、第一バスブリッジ12、第二バスブリッジ13を含み、そのうちCPU11はシステムバスを経由して第一バスブリッジ12に連接し、第一バスブリッジ12はシステムメモリ14に連接してディスプレイインターフェイス150を経由してディスプレイ15に連接する。
【0014】
第二バスブリッジ13は、BIOSメモリ6に連接する。このBIOSメモリ6内には、コンピュータ装置の始動時に必要な基本出入力システムに必要なBIOSプログラム161及びPOSTプログラム162(Power On Self Test)が保存されている。
【0015】
第二バスブリッジ13は、バスを経由してハードインターフェイス170に連接し、続いてハードインターフェイス170からハードディスク17へ連接する。このハードディスク17は、本発明のデータ保存媒体とする。ハードディスク17内は、第一分割区171及び第二分割区172に分けられ、そのうち第一分割区171内には第一OS171aが設置され、その第一OS171bは、例としてWindows(登録商標)のウインドウOS及びその他で、第一OS171a環境下で操作を行える各項目装置の駆動プログラム171b及びマルチメディアアプリケーションプログラム171cとする。
【0016】
第二分割区172内には、第二OS172aが設置され、その第二OS172aは、例として現在のLinux OS(Linux Operating System)とするが、その他別種のOS、例としてTinyベーシックOS(Tiny Windows(登録商標)-based Operating System)、もしくは内嵌式OS(Embedded Operating System)でもよい。この第二分割区172内にはアプリケーションプログラム映像ファイル群18が保存される。
【0017】
図2に示すとおり、アプリケーションプログラム映像ファイル群18には複数個のアプリケーションプログラム映像ファイルAP1、AP2、AP3、AP4が含まれ、例として各アプリケーションプログラム映像ファイルAP1、AP2、AP3、AP4は、各々音楽ディスク、ビデオディスク、テレビ信号ディスクレシーバー等のマルチメディア読取装置のアプリケーションプログラムによって作られた映像ファイルである。
【0018】
各アプリケーションプログラム映像ファイルAP1、AP2、AP3、AP4は、それぞれの映像ファイルを開始するためのアドレスA001、A002、A003、A004を具え、アプリケーションプログラム検索ファイル181によって、各アプリケーションプログラム映像ファイルのAP1、AP2、AP3、AP4の開始アドレス及びその映像ファイルの大きさが記録されている。
【0019】
各アプリケーションプログラム映像ファイルAP1、AP2、AP3、AP4は、それぞれ必要に応じて、音楽ディスク、デジタル音楽装置、ビデオディスク、テレビ信号レシーバ等のマルチメディア読取アプリケーションプログラムを映像ファイルの形態に作り、予めこのハードディスク17の第二分割区172内に保存する。
【0020】
更に各アプリケーションプログラム映像ファイルAP1、AP2、AP3、AP4内には、それぞれのアプリケーションプログラムの各設定したパラメータ値の関連ファイルAP11、AP21、AP31、AP41が付いており、ユーザが各アプリケーションプログラムを実行した時、アプリケーションプログラムがパラメータの設定機能(例として音量の大小、音質設定、チャンネル設定等)を提供すると、その設定したパラメータをパラメータ値関連ファイルAP11、AP21、AP31、AP41内に保存する。
【0021】
このコンピュータ装置100の第二バスブリッジ13は、バス130を経由して装置選択キーシークインターフェイス回路20に連接し、続いて装置選択キーシークインターフェイス回路20から装置選択キーグループ2に連接する。この装置選択キーグループ2は、複数個の装置選択キー21、22、23、24を含み、ユーザの操作によって、ハードディスク17内のアプリケーションプログラム映像ファイルのAP1、AP2、AP3、AP4でロード、実行し、音楽ディスク、デジタル音楽、ビデオディスクもしくはテレビのマルチメディアデータ読取及び放送機能を始動する。
【0022】
図3では、各装置選択キー21、22、23、24を押して操作した時、対応して始動するマルチメディア装置3a、3b、3c、3d、及び対応して実行するアプリケーションプログラムAP1、AP2、AP3、AP4を示す。
【0023】
この装置選択キーは、対応するビデオマルチメディア読取装置面板、もしくはPC上のボタンスイッチ、もしくはリモコン上のボタンに設置してもよく、またはコンピュータ装置のキーボード上の特定キーに設置してもよい。この特定キーはキーボードコントローラーでデコードした後、CPUで識別する。
【0024】
コンピュータ装置100の第二バスブリッジ13は、バス130を経由してマルチメディア装置3に連接する。図4に示すのは、マルチメディア装置3の更に進めた装置の内容指示図で、本発明の実施例中、このマルチメディア読取装置3は、音楽ディスク読取装置3a、デジタル音楽読取装置3b、ビデオディスク読取装置3c、テレビ信号レシーバ装置3dを含み、各々音楽ディスクインターフェイス回路30a、デジタル音楽インターフェイス回路30b、ビデオディスクインターフェイス回路30c、テレビインターフェイス回路30dを経由してバス130に連接する。
【0025】
このコンピュータ装置100の第二バスブリッジ13は、バス130を経由してサウンドインターフェイス回路40に連接し、続いてサウンドインターフェイス回路40からサウンド装置4に連接する。このコンピュータ装置100の第二バスブリッジ13もまたバス130を経由してテレビ調整器5に連接する。
【0026】
図5に示すのは、図1実施例の制御フローチャートであり、図1から図4までの本発明の制御フローチャートに説明を行っている。
【0027】
本発明の設計に於いて、コンピュータ装置100は、正常なPC操作モジュールもしくはマルチメディア快速始動及び放送モジュールにおいて操作する。ユーザはコンピュータ装置100の電源スイッチを始動させる(ステップ101)。コンピュータ装置100先ず、システムベーシック始動プログラムを始動する。この時、コンピュータ装置100は、BIOSメモリ16からBIOSプログラム161をロード及び実行し(ステップ102)、システム初動プログラムを実行し(ステップ103)、POSTプログラムを実行し(ステップ104)、装置駆動プログラムを実行する(ステップ105)。コンピュータ装置100がシステムベーシック始動プログラムを完了すると、コンピュータ装置100はハードディスク17内の第一分割区171の第一OS171aをロードして実行し(ステップ106)、またコンピュータ装置100は正常なPC操作モジュールに進む(ステップ107)。その後、ユーザは一般のコンピュータ装置の操作方法でコンピュータを操作する。
【0028】
ユーザがマルチメディア放送の機能を実行したい時、装置選択キー2の任意の一つの装置選択キー21,22、23,24を押すだけで、キーに対応した音楽ディスク、デジタル音楽、ビデオディスク、もしくはテレビのマルチメディアデータ読取及び放送機能をスピーディに実行する。コンピュータ装置は、装置選択キーグループ2内の任意のキーが捜査を受けてシークすると(ステップ108)、コンピュータ装置100がハードディスク17の第二分割区172内の第二OS172aを、始動したOSとして選択する(ステップ109)。また、第二OS172aはシステムメモリ14内でロードされて実行する(ステップ110)。
【0029】
第二OS172aを実行する時、第二OS172aのベーシックプログラムを実行するだけでよく、前述の第一OS始動時に実行するシステム初動プログラム、POSTプログラム等のステップの必要がない。続いて直接ハードディスク17の第二分割区172内のアプリケーションプログラム映像ファイル群18内から押された装置選択キーのアプリケーションプログラム映像ファイルAP1、AP2、AP3、AP4に対応させてシステムメモリ14内のランダムアクセスディスクエリア141へロードし、実行する(ステップ111)。このようにしてコンピュータ装置100はマルチメディア快速始動及び放送モジュールへ進む(ステップ112)。ユーザはコンピュータ装置プログラムを始動する長い時間を待つことなく、即座にマルチメディア機能を始動することができる。
【0030】
前述の実施例中、ハードディスク17は第一分割区171及び第二分割区172に分けられ、それぞれ第一OS171a及び第二OS172aが設置されていると説明し、且つ各アプリケーションプログラム映像ファイルAP1、AP2、AP3、AP4及びアプリケーションプログラム映像検索ファイル181をハードディスク17の第二分割区172内に保存する。当然ハードディスク17を単一分割区にしても実行可能で、且つ各アプリケーションプログラム映像ファイルAP1、AP2、AP3、AP4及びアプリケーションプログラム映像ファイル索引ファイル181をハードディスク17の単一分割区内に保存する。
【0031】
図6は、本発明第二実施例のシステム機能ブロックダイアグラムである。大部分の構成及び部品はすべて図1に示す実施例と同じであるが、異なるのは、ハードディスク17が単一だけの分割区である。ハードディスク17内にはOS171a、各項目の装置駆動プログラム171b、少なくとも一つのマルチメディアアプリケーションプログラム171c、アプリケーションプログラム映像ファイル群18、及びアプリケーションプログラム映像検索ファイル181が保存される。
【0032】
図7に示すのは、本発明実施例の制御フローチャートである。このフローチャートは図5に示す実施例のフローチャートに相似しているため、同じステップ及び同じ番号で表示している。ユーザがコンピュータ装置100の電源スイッチを正常に始動する時 (ステップ101)、コンピュータ装置100が先ずシステムベーシック始動プログラムを始動する。この時、コンピュータ装置100は、BIOSメモリ16からBIOSプログラム161をロード及び実行し(ステップ102)、システム初動プログラムを実行し(ステップ103)、POSTプログラムを実行し(ステップ104)、装置駆動プログラムを実行する(ステップ105)。コンピュータ装置100がシステムベーシック始動プログラムを完了すると、コンピュータ装置100はハードディスク17内のOS171aをロードして実行し(ステップ106a)、またコンピュータ装置100は正常なPC操作モジュールに進む(ステップ107)。その後、ユーザは一般のコンピュータ装置の操作方法でコンピュータを操作する。
【0033】
ユーザがマルチメディア放送の機能を実行したい時、装置選択キー2の任意の一つの装置選択キー21,22、23,24を押すだけで、キーに対応した音楽ディスク、デジタル音楽、ビデオディスク、もしくはテレビの放送機能をスピーディに実行する。コンピュータ装置は、装置選択キーグループ2内の任意のキーが操作されたことをシークすると(ステップ108)、コンピュータ装置100がハードディスク17のOS172aによって、始動したOSとみなし(ステップ109a)、OS172aはシステムメモリ14内でロードされて実行する(ステップ110a)。
【0034】
OS171aを実行する時、正常なPC操作モジュールの時のシステム初動プログラム、POSTプログラムを省略できる。続いて直接ハードディスク17のアプリケーションプログラム映像ファイル群18内から押された装置選択キーのアプリケーションプログラム映像ファイルAP1、AP2、AP3、AP4に対応させてシステムメモリ14内のランダムアクセスディスクエリア141へロードし、実行する(ステップ111)。このようにしてコンピュータ装置100はマルチメディア快速始動及び放送モジュールへ進む(ステップ112)。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第一実施例のシステム機能のブロックダイアグラムである。
【図2】図1のアプリケーションプログラム映像ファイル群内に含まれる複数のアプリケーションプログラム映像ファイルを示す図である。
【図3】図1の各装置選択キーがキー操作された時に対応して始動するマルチメディア読取装置及び対応実行するアプリケーションプログラム映像ファイルである。
【図4】図1のマルチメディア読取装置の更に進んだ装置内容を示す図である。
【図5】本発明の図1実施例の制御フローチャートである。
【図6】本発明の第二実施例のシステム機能のブロックダイアグラムである。
【図7】図6の実施例の制御フローチャートである。
【符号の説明】
【0036】
100 コンピュータ装置
11 CPU
12 第一バスブリッジ
13 第二バスブリッジ
14 システムメモリ
141 ランダムアクセスディスクエリア
15 ディスプレイ
150 ディスプレイインターフェイス
16 BIOSメモリ
161 BIOSプログラム
162 POSTプログラム
17 ハードディスク
170 ハードディスクインターフェイス
171 第一分割区
171a 第一OS
171b 装置駆動プログラム
171c マルチメディアアプリケーションプログラム
172 第二分割区
172a 第二OS
18 アプリケーションプログラム映像ファイル群
181 アプリケーションプログラム映像ファイル検索ファイル
2 装置選択キーグループ
20 装置選択キーシークインターフェイス回路
21、22、23、24 装置選択キー
3 マルチメディア読取装置
3a 音楽ディスク読取装置
3b デジタル音楽読取装置
3c ビデオディスク読取装置
3d テレビ信号レシーバ装置
30a 音楽ディスクインターフェイス回路
30b デジタル音楽インターフェイス回路
30c ビデオディスクインターフェイス回路
30d テレビディスクインターフェイス回路
4 サウンド装置
40 サウンドインターフェイス回路
5 テレビ調整器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置がCPU、データ保存メディア、システムメモリ、BIOS、少なくとも一つの装置選択キー、少なくとも一つのマルチメディア読取装置を含み、データ保存メディアでは第一OS、第二OS、少なくとも一つの装置選択キーに対応するアプリケーションプログラム映像ファイルが保存され、そのアプリケーションプログラム映像ファイルはマルチメディア読取装置のアプリケーションプログラムが作った映像ファイルであるプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、
下述のステップを含み、
(a)装置選択キーが操作されてシーク状態になり、
(b)機能選択キーが操作されてシークしている時、このコンピュータ装置は第二OSでベーシックシステム始動を実行し、
(c)OSのベーシックシステム始動が完了した後、データ保存メディア内で機能選択キーに対応するアプリケーションプログラム映像ファイルをシステムメモリ内にロードして実行し、
(d)装置選択キーに対応するマルチメディア読取装置を作動させることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法。
【請求項2】
請求項1記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記データ保存メディアは、ハードディスクで、そのハードディスクは第一分割区及び第二分割区に分けられ、各々第一OS及び第二OSに分けて保存されることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法。
【請求項3】
請求項2記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記第二分割区は、アプリケーションプログラム映像ファイルが保存されることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法。
【請求項4】
請求項1記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記ステップ(a)は、その前に第一OSでコンピュータ装置をスタートさせるかどうか判断するというステップを含むことを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法。
【請求項5】
請求項1記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記アプリケーションプログラム映像ファイルは、音楽ディスク、デジタル音楽装置、ビデオディスク、テレビ信号レシーバ等マルチメディア読取装置のアプリケーションプログラムによって作られた映像ファイルであることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法。
【請求項6】
請求項1記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記データ保存メディアは、その中にアプリケーションプログラム映像ファイル検索ファイルを保存し、それにはアプリケーションプログラム映像ファイルの始動アドレス及びそのファイルの大きさが保存されることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法。
【請求項7】
請求項1記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記データ保存メディアは、中に各アプリケーションプログラムの各設定パラメータ値関連ファイルが保存され、ユーザが各アプリケーションプログラムを実行した時にアプリケーションプログラムがパラメータの設定機能を提供し、設定したパラメータを設定パラメータ値関連ファイルに保存することを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法。
【請求項8】
コンピュータ装置がCPU、データ保存メディア、システムメモリ、BIOS、少なくとも一つの装置選択キー、少なくとも一つのマルチメディア読取装置を含み、データ保存メディアにはOS、少なくとも一つの装置選択キーに対応するアプリケーションプログラム映像ファイルが保存され、そのアプリケーションプログラム映像ファイルはマルチメディア読取装置のアプリケーションプログラムによって作った映像ファイルであるプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、
下述のステップを含み、
(a)装置選択キーが操作されてシーク状態になり、
(b)機能選択キーが操作されてシークしている時、このコンピュータ装置はOSのベーシックシステム始動を行い、
(c)OSのベーシックシステム始動が完了した後、データ保存メディア内で機能選択キーに対応するアプリケーションプログラム映像ファイルをシステムメモリ内にロードして実行し、
(d)装置選択キーに対応するマルチメディア読取装置を作動させることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法。
【請求項9】
請求項8記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記アプリケーションプログラム映像ファイルは、音楽ディスク、デジタル音楽装置、ビデオディスク、テレビ信号レシーバ等マルチメディア読取装置のアプリケーションプログラムによって作られた映像ファイルであることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法。
【請求項10】
請求項8記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記データ保存メディアは、その中にアプリケーションプログラム映像ファイル検索ファイルを保存し、それにはアプリケーションプログラム映像ファイルの始動アドレス及びそのファイルの大きさが保存されることを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法。
【請求項11】
請求項8記載のプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法において、前記データ保存メディアは、中に各アプリケーションプログラムの各設定パラメータ値関連ファイルが保存され、ユーザが各アプリケーションプログラムを実行した時にアプリケーションプログラムがパラメータの設定機能を提供し、設定したパラメータを設定パラメータ値関連ファイルに保存することを特徴とするプログラム映像ファイルをロードしてコンピュータ装置の機能選択項目をスピーディにスタートさせる方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−87363(P2007−87363A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−351772(P2005−351772)
【出願日】平成17年12月6日(2005.12.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Linux
【出願人】(500035904)神基科技股▲ふん▼有限公司 (44)
【Fターム(参考)】