説明

プログラム起動装置、その制御方法及びプログラム

【課題】 処理対象となる原稿の種類の組み合わせに応じて適切なプログラムを起動させ、煩雑な操作を回避する。
【解決手段】 RFIDリーダ102は、原稿の種類を示すタイプ情報を取得する。アプリケーションプラットフォーム105は、取得されたタイプ情報の組み合わせに該当するプログラムをアプリケーション起動設定部106より検索し、検索したプログラムを起動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿の種類に応じた適切なプログラムを起動させることを可能とする技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
スキャナ等の画像読み取り部とプリンタ等の画像形成部とを有し、画像読み取り部によって読み取られた画像情報をデジタル情報として扱うデジタル複合機が知られている。このような機器では、基本的な文書の複写機能に加え、ネットワークとの接続機能を持たせ、ネットワークを介して受信した印刷データのプリント処理機能や、画像読み取り部で読み取った画像情報をネットワークを介して伝送する機能を備えている。更には、公衆電話回線と接続してファクシミリ通信を行う機能等を備えるものもあり、多彩な機能を有している。
【0003】
また、上述したような組み込み機器は、ユーザが各種機能を使用するためのアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションと称す)をインストール、実行することが可能な構成となっているものがある。例えば、特許文献1に開示されているように、ネットワークを介して受信したプログラムをインストールし、そのプログラムに従った処理を実行して、機能の向上や改良、機能の追加等を行うことが可能な複合機が知られている。
【0004】
【特許文献1】特開2000−122853号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、複数のアプリケーションが複合機にインストールされることにより、実際に操作するユーザはそれぞれのアプリケーションがどのような機能を持っており、何ができるかを把握していなければならない。また、定型業務のように毎回同じ処理を行いたいにもかかわらず、複数あるアプリケーションから所定のアプリケーションを選択し、実行を繰り返す必要があり、操作が煩雑になってしまう。
【0006】
そこで、本発明の目的は、処理対象となる原稿の種類の組み合わせに応じて適切なプログラムを起動させ、煩雑な操作を回避することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のプログラム起動装置は、読み取られた原稿の種類を示すタイプ情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記タイプ情報に対応するプログラムを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたプログラムを起動する起動手段とを有することを特徴とする。
本発明のプログラム起動装置の制御方法は、読み取られた原稿の種類を示すタイプ情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された前記タイプ情報に対応するプログラムを特定する特定ステップと、前記特定ステップにより特定されたプログラムを起動する起動ステップとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明においては、原稿のタイプ情報を取得し、そのタイプ情報に対応するプログラムを検索し、起動するように構成している。従って、本発明によれば、処理対象となる原稿の種類に応じて適切なプログラムを起動させることが可能となり、煩雑な操作を回避することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は、ユーザが各種アプリケーションを使用して原稿束を処理する際に好適なものである。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る、アプリケーションを実行する複合機100の構成を示すブロック図である。
【0011】
図1のスキャナ101は、オートドキュメントフィーダ機能等の機能を有する文書を読み込むための装置である。RFIDリーダ102は、スキャナ101内に備えられ、原稿に埋め込まれた非接触ICチップから原稿タイプ情報を読み取る装置である。ここでは、原稿から原稿タイプ情報を取得する方法として、RFIDの保持する原稿タイプ情報を取得する方法を用いた場合について述べる。但し、他の実施形態として、文書や文書レイアウトに影響を与えないように原稿タイプ情報を格納し、それを読み取る方法(例えば、電子透かしを採用する方法)や、文書自体のレイアウトから原稿タイプを判断する方法等も考えられる。
【0012】
プリンタ103は、アプリケーションプラットフォーム105によりコントロールされ、画像をプリントする装置である。
【0013】
ファックス104は、アプリケーションプラットフォーム105によりコントロールされ、ファックス公衆回線を使用して画像を送受信する装置である。
【0014】
アプリケーションプラットフォーム105は、複合機100の備えた機器をコントロールし、それらを操作するためのユーザインタフェースを備えた各種アプリケーションを実行するプログラムである。さらに、アプリケーションプラットフォーム105は、アプリケーションのインストールや後述するアプリケーション起動設定部106を管理するプログラムである。
【0015】
アプリケーション起動設定部106は、原稿タイプ情報と起動するアプリケーションとを関連付けて管理するデータテーブルである。例えば、図5に示すように、原稿タイプの組み合わせと起動アプリケーションとが対応付けて管理されている。
【0016】
スキャン107、コピー108、ファックス109及びメール110は、複合機100に組み込まれたユーザインタフェースを備えたプログラムである。
【0017】
承認システム送信アプリケーション111は、文書承認のワークフローシステムにスキャナ101で読み取った画像データを送信するアプリケーションである。
【0018】
発注システム送信アプリケーション112は、物品発注依頼のワークフローシステムにスキャナ101で読み取った画像データを送信するアプリケーションである。
【0019】
自動製本プリントアプリケーション113は、スキャナ101で読み取った画像データを、予め設定した製本設定を用いて、プリンタ103で印刷を行うアプリケーションである。
【0020】
本実施形態において、承認システム送信アプリケーション111、発注システム送信アプリケーション112及び自動製本プリントアプリケーション113は、ユーザが追加インストールしたアプリケーションである。インストール可能なアプリケーションは、これらに限られず、更に他のアプリケーションを追加インストールしてもよいし、全く異なった機能を有するアプリケーションをインストールしてもよい。
【0021】
次に、本実施形態に係る複合機100の動作について説明する。ユーザによってRFIDが埋め込まれた原稿束が複合機100に載せられると、複合機100は、各RFIDから原稿タイプ情報を読み込み、原稿束の原稿タイプに対応するアプリケーションを自動的に起動する。ここでは、図2に示すように、原稿束に埋め込まれるRFIDには、1ページ目から8ページ目までに、外部送信シート、商品原価リスト、商品構成表、申請書、見積書、プロジェクト表紙、プロジェクト計画書、日程表が原稿タイプ情報として記録されている。
【0022】
なお、ここでは、外部送信シート、商品原価リスト、商品構成表の原稿タイプ情報の組み合わせは、文書承認を要する原稿の原稿タイプ情報の組み合わせであり、承認システム送信アプリケーション111に対応する組み合わせである。また、申請書、見積書の原稿タイプ情報の組み合わせは、物品発注依頼のための原稿の原稿タイプ情報の組み合わせであり、発注システム送信アプリケーション112に対応する組み合わせである。また、プロジェクト表紙、プロジェクト計画書、日程表の原稿タイプ情報の組み合わせは、製本の対象となる原稿の原稿タイプ情報の組み合わせであり、自動製本プリントアプリケーション113に対応する組み合わせである。
【0023】
図3は、複合機100の動作の流れを示すフローチャートである。複合機100は、原稿が載置されると、各RFIDに記録される原稿タイプ情報の組み合わせに基づいて、アプリケーション起動設定部106からその組み合わせに対応する起動アプリケーションを検索し、当該アプリケーションを起動する。
【0024】
まず、ステップS1000において、スキャナ101は、ユーザによって原稿束がスキャナ101に載置されたことを検知すると、原稿を検知したことをアプリケーションプラットフォーム105に通知する。原稿束のそれぞれの原稿にはRFIDが埋め込まれており、RFIDは該当する原稿の種類を示す原稿タイプ情報を保持している。
【0025】
次に、ステップS1001において、アプリケーションプラットフォーム105は、原稿検知通知を受信する。
【0026】
次に、ステップS1002において、スキャナ101に搭載されたRFIDリーダ102は、RFIDから原稿タイプ情報を読み取り、アプリケーションプラットフォーム105に通知する。
【0027】
次に、ステップS1003において、アプリケーションプラットフォーム105は、RFIDリーダ102によって通知された原稿タイプ情報を受信する。RFIDリーダ102からは、ページ順で原稿タイプ情報が通知され、アプリケーションプラットフォーム105は、図4に示すように、ページ順で原稿タイプ情報を登録した原稿タイプ情報リストを作成し、保持する。
【0028】
次に、ステップS1004において、アプリケーションプラットフォーム105は、作成した原稿タイプ情報リストとアプリケーション起動設定部106とを照合し、起動させるアプリケーションを検索する。起動アプリケーションの検索方法については、図6を用いて詳述する。
【0029】
検索の結果、1つの起動アプリケーションが該当した場合、処理はステップS1005へ移る。検索の結果、複数のアプリケーションが該当した場合、それら複数のアプリケーションから所望のアプリケーションをユーザに選択させるために処理はステップS1006へ移る。検索の結果、該当するアプリケーションがなかった場合、起動させるアプリケーションをユーザに選択させるために処理はステップS1007へ移る。
【0030】
例えば、図4に示す原稿タイプ情報リストと図5に示すアプリケーション起動設定部106とを照合した場合、図7に示すように、1ページ目から3ページ目までの組み合わせによって承認システム送信アプリケーション111が検索される。また、4ページ目から5ページ目までの組み合わせによって発注システム送信アプリケーション112が検索される。さらに、6ページ目から8ページ目までの組み合わせによって自動製本プリントアプリケーション113が検索される。
【0031】
ステップS1005においては、アプリケーションプラットフォーム105は、ステップS1004で検索された1つのアプリケーションを起動し、ステップS1008に移る。
【0032】
ステップS1006においては、アプリケーションプラットフォーム105は、ステップS1004で検索された複数のアプリケーションのうちから所望のアプリケーションを選択するためのアプリケーション選択画面を表示する。アプリケーション選択画面上において、ユーザにより所望のアプリケーションが選択されると、アプリケーションプラットフォーム105は、選択されたアプリケーションを起動し、ステップS1008に移る。
【0033】
ステップS1007においては、ステップS1004で検索されたアプリケーションが存在しないため、各種アプリケーションを選択可能なアプリケーション選択画面を表示する。アプリケーション選択画面上において、ユーザにより所望のアプリケーションが選択されると、アプリケーションプラットフォーム105は、選択されたアプリケーションを起動し、ステップS1009に移る。
【0034】
ステップS1008において、起動されたアプリケーションは、原稿束をスキャナ101からスキャンし、データを処理する。但し、本ステップでアプリケーションがスキャン可能な原稿は、ステップS1004のアプリケーション起動設定部106より起動アプリケーションが検索された原稿タイプ情報の組み合わせに該当する原稿のみである。
【0035】
例えば、承認システム送信アプリケーション111が起動した場合、1ページ目から3ページ目までスキャンすることが可能となり、それ以降のページについては、アプリケーションプラットフォーム105によって、制限され、スキャンすることはできない。すなわち、ここでは、図8に示すように、1ページ目から3ページ目の原稿タイプが外部送信シート、商品原価リスト及び商品構成表の原稿だけがスキャンされることになる。承認システム送信アプリケーション111の処理が終了すると、ステップS1010に移る。
【0036】
ステップS1009においては、ユーザによって選択され、起動されたアプリケーションは、原稿束をスキャナ101からスキャンし、データを処理する。但し、本ステップにおいて、起動アプリケーションは、スキャナ101に載せられた原稿束を全てスキャンすることが可能である。また、該アプリケーションの処理が終了すると、本フローは終了する。
【0037】
ステップS1010において、アプリケーションプラットフォーム105は、スキャナ101に載せられた原稿束が全て処理され、なくなっているか否かを判定する。スキャナ101に原稿が残っている場合、ステップS1004に移る。スキャナ101に原稿が残っていない場合、本フローを終了する。ここでは、承認システム送信アプリケーション111が終了後、4ページ目以降がスキャナ101に残るため、ステップS1004に戻る。
【0038】
次に、繰り返しのステップS1004では、4ページ目から5ページ目までの組み合わせによって起動アプリケーションとして発注システム送信アプリケーション112が検索される。
【0039】
次に、繰り返しのステップS1005では、アプリケーションプラットフォーム105は、発注システム送信アプリケーション112を起動する。
【0040】
次に、繰り返しのステップS1008では、発注システム送信アプリケーション112は、4ページ目から5ページ目までスキャンすることが可能となる。すなわち、ここでは、図8に示すように、4ページ目から5ページ目の原稿タイプが申請書及び見積書の原稿だけがスキャンされることになる。発注システム送信アプリケーション112の処理が終了すると、処理はステップS1010に移る。
【0041】
次に、繰り返しのステップS1010では、発注システム送信アプリケーション112の処理が終了後、5ページ目以降がスキャナ101に残るため、処理はステップS1004に戻る。
【0042】
更に繰り返しのステップS1004では、6ページ目から8ページ目までの組み合わせによって起動アプリケーションとして自動製本プリントアプリケーション113が検索される。
【0043】
更に繰り返しのステップS1005では、アプリケーションプラットフォーム105は、自動製本プリントアプリケーション113を起動する。
【0044】
更に繰り返しのステップS1008では、自動製本プリントアプリケーション113は、6ページ目から8ページ目までスキャンすることが可能となり、自動製本プリントアプリケーション113の処理が終了すると、処理はステップS1010に移る。
【0045】
更に繰り返しのステップS1010では、自動製本プリントアプリケーション113の処理が終了後、スキャナの原稿が全て処理されたので、本フローを終了する。
【0046】
次に、本実施形態における起動アプリケーションの検索処理について、図6を用いて詳細に説明する。
【0047】
図6は、本実施形態における起動アプリケーションの検索方法の処理を示すフローチャートである。本フローは、図3のステップS1004の処理内容の詳細を示すものである。ここでも、図4に示す原稿タイプ情報リストと図5に示すアプリケーション起動設定部106とを用いた場合を例に挙げて説明する。
【0048】
まず、ステップS2000において、アプリケーションプラットフォーム105は、図4に示す原稿タイプ情報リストの先頭(1番目)からn番目までに登録される原稿リスト情報を抽出する。始めは、変数nに"1"が代入されているため、図4の原稿タイプ情報リストの先頭に登録される原稿リスト、すなわち"外部送信シート"のみが抽出される。
【0049】
次に、ステップS2001において、アプリケーションプラットフォーム105は、ステップS2000で抽出した原稿タイプ情報の組み合わせと一致する原稿タイプ情報の組み合わせを、アプリケーション起動設定部106から検索する。アプリケーション起動設定部106から一致する組み合わせが検索された場合、処理はステップS2002に移る。一致する組み合わせが検索されなかった場合、処理はステップS2003に移る。なお、本検索処理において、原稿タイプ情報リストとアプリケーション起動設定部106との比較は、原稿タイプ情報の組み合わせの順番が異なっていても一致するよう判断する。
【0050】
ステップS2002において、アプリケーションプラットフォーム105は、ステップS2001で検索した原稿タイプ情報の組み合わせに対応する起動アプリケーションを、起動候補アプリケーションリストに登録する。
【0051】
続くステップS2004において、アプリケーションプラットフォーム105は、アプリケーション起動設定部106から起動アプリケーションが検索された原稿タイプ情報の組み合わせを、図4の原稿タイプ情報リストから削除する。このように、一旦起動アプリケーションが検索されると、当該起動アプリケーションが検索された原稿タイプ情報の組み合わせを削除する。これにより、再び本フロー(S1004)が実行される際、図4の原稿タイプ情報リストにおける次の原稿タイプ情報の組み合わせに対応する起動アプリケーションがステップS2000及びS2001を経て検索されることになる。
【0052】
なお、ステップS2002において、1つの起動アプリケーションが起動候補アプリケーションリストに登録された場合、処理はステップS1004からステップS1005に移行する。一方、複数の起動アプリケーションが起動候補アプリケーションリストに登録された場合、処理はステップS1004からステップS1006に移行する。ステップS1006においてアプリケーション選択画面を表示させる際には、ステップS2002での起動候補アプリケーションリストの登録内容が使用される。
【0053】
ステップS2003においては、アプリケーションプラットフォーム105は、変数nが図4の原稿タイプ情報リストの登録数と一致したか否かを判定する。一致した場合、起動アプリケーションを検索することができなかったため、処理はステップS1007へ移行する。
【0054】
一方、変数nが図4の原稿タイプ情報リストの登録数とまだ一致していない場合、nを1インクリメントして処理はステップS2000に移行する。
【0055】
以上のように、本実施形態においては、ユーザが毎回必要なアプリケーションを自らの判断で起動することなく、関連原稿をまとめて用意すれば、その原稿を処理するためのアプリケーションは自動的に起動するため、煩雑な操作を回避することができる。
【0056】
更に、関連原稿が揃わない場合、ユーザの操作なしでは処理対象のアプリケーションが起動することはない。従って、原稿の不備又は不足が発生した状態のまま、処理が進んでしまうことを防止することが可能となる。
【0057】
更に、原稿の組み合わせに応じて、その組み合わせを処理するアプリケーションは、対象となる原稿のみスキャンするようにしている。従って、複数種類の処理が混在した原稿束をまとめてスキャナにセットしても、該当するアプリケーションは順に起動し、セットされた原稿束を適切に処理することが可能となる。
【0058】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム等のコンピュータが記憶媒体からプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
【0059】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0060】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0061】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0062】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに接続された機能拡張ユニット等に備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づきCPU等が実際の処理を行い、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の実施形態に係る、アプリケーションを実行する複合機の構成を示すブロック図である。
【図2】複合機に載置される原稿束のRFIDに登録される原稿タイプ情報を説明するための図である。
【図3】複合機の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】原稿タイプ情報リストの一例を示す図である。
【図5】アプリケーション起動設定部の一例を示す図である。
【図6】起動アプリケーションの検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】起動アプリケーションの検索処理の一例を模式的に示す図である。
【図8】原稿のスキャン動作を模式的に示す図である。
【符号の説明】
【0064】
100 複合機
101 スキャナ
102 RFIDリーダ
103 プリンタ
104 ファックス
105 アプリケーションプラットフォーム
106 アプリケーション起動設定部
107 スキャン
108 コピー
109 ファックス
110 メール
111 承認システム送信アプリケーション
112 発注システム送信アプリケーション
113 自動製本プリントアプリケーション

【特許請求の範囲】
【請求項1】
読み取られた原稿の種類を示すタイプ情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記タイプ情報に対応するプログラムを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定されたプログラムを起動する起動手段とを有することを特徴とするプログラム起動装置。
【請求項2】
前記起動手段は、前記特定手段により一つのプログラムが特定された場合、そのプログラムを起動することを特徴とする請求項1に記載のプログラム起動装置。
【請求項3】
前記特定手段により複数のプログラムが特定された場合、ユーザからの指示入力に応じて前記複数のプログラムから任意のプログラムを選択する選択手段を更に有し、
前記起動手段は、前記選択手段により選択されたプログラムを起動することを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム起動装置。
【請求項4】
原稿からデータを読み取るスキャナ手段と、
前記起動手段により起動されたプログラムに該当する前記タイプ情報の組み合わせの原稿のみから前記スキャナ手段によってデータを読み取るように制御する制御手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のプログラム起動装置。
【請求項5】
前記取得手段は、原稿から前記タイプ情報を取得することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のプログラム起動装置。
【請求項6】
前記特定手段は、読み取られた複数の原稿の種類を示すタイプ情報の組み合わせに対応するプログラムを特定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム起動装置。
【請求項7】
前記特定手段は、読み取られた複数の原稿の種類を示すタイプ情報の組み合わせが、文書承認を要する原稿のタイプ情報の組み合わせである場合、文書承認のワークフローシステムに前記読み取られた複数の原稿の画像データを送信するためのアプリケーションを特定することを特徴とする請求項6に記載のプログラム起動装置。
【請求項8】
前記特定手段は、読み取られた複数の原稿の種類を示すタイプ情報の組み合わせが、物品発注依頼のための原稿のタイプ情報の組み合わせである場合、物品発注依頼のワークフローシステムに前記読み取られた複数の原稿の画像データを送信するためのアプリケーションを特定することを特徴とする請求項6に記載のプログラム起動装置。
【請求項9】
前記特定手段は、読み取られた複数の原稿の種類を示すタイプ情報の組み合わせが、製本の対象となる原稿のタイプ情報の組み合わせである場合、前記読み取られた複数の原稿の画像データを印刷するためのアプリケーションを特定することを特徴とする請求項6に記載のプログラム起動装置。
【請求項10】
プログラム起動装置の制御方法であって、
読み取られた原稿の種類を示すタイプ情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された前記タイプ情報に対応するプログラムを特定する特定ステップと、
前記特定ステップにより特定されたプログラムを起動する起動ステップとを含むことを特徴とするプログラム起動装置の制御方法。
【請求項11】
請求項10に記載のプログラム起動装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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