説明

プロジェクションナットの選別装置

【課題】 プロジェクションナットの溶着用突起の形成状態を利用して、異常ナットの送出を規制することのできるプロジェクションナットの選別装置を提供する。
【解決手段】 ナット1が滑動する通路面13に、間隔が広く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド面18と、間隔が狭く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド溝19が設けられ、ガイド溝19はガイド面18の内側に配置され、通路面13の上側に所定の規制高さに設定された規制部材16が設けてある。ガイド溝19を溶着用突起4が移動するナットの高さが低くなり、規制部材16を通過し、ガイド面18を滑動するナットは規制部材16で規制される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ゲート部において異常プロジェクションナットの通過を禁止するとともに、正常プロジェクションナットの通過を許容するプロジェクションナットの選別装置に関している。以下の説明において、プロジェクションナットを単にナットと表現する場合もある。
【背景技術】
【0002】
プロジェクションナットの溶着用突起が下向きになった表向きナットは規制部材を通過し、溶着用突起が上向きになった裏向きナットは規制部材に制止される構造が、特開2006−240791号公報に記載されている。ここに記載されている技術は、表向きナットは溶着用突起がガイド溝の中を滑動してナット全高が低くなるので、規制部材の下側を通過し、裏向きナットはナット本体部が通路面を滑動してナット全高が高くなるので、規制部材にひっかかって制止されるものである。
【特許文献1】特開2006−240791号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述の構造は、プロジェクションナットの表裏選別に対して機能するものであって、溶着用突起の形成状態に対して選別機能は果たしていない。とくに、四角い本体部の中央にねじ孔が形成され、前記本体部の片側の四隅に溶着用突起が形成されたナットにおいては、例えば、2つのナットが本体部の縦、横、高さおよび溶着用突起の突出寸法等が同じで、ねじ孔の内径だけが異なっている場合がある。このようにねじ孔だけが異なった複数のナットが、1つの搬送通路を通過する場合には、溶着用突起の形成状態を利用して、異常なねじ孔径を有するナットの送出を規制する必要がある。
【0004】
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、プロジェクションナットの溶着用突起の形成状態を利用して、異常ナットの送出を規制することのできるプロジェクションナットの選別装置の提供を目的とする。
【問題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明は、四角い本体部の中央にねじ孔が形成され、前記本体部の片側の四隅に溶着用突起が形成されたプロジェクションナットを選別の対象とするものであって、プロジェクションナットが滑動する通路面に、間隔が広く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド面と、間隔が狭く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド溝が設けられ、前記ガイド溝はガイド面の内側に配置され、前記通路面の上側に所定の規制高さに設定された規制部材が設けてあることを特徴とするプロジェクションナットの選別装置である。
【発明の効果】
【0006】
例えば、2つのナットの本体部が、縦、横、高さが同じで、さらに溶着用突起が本体部下面から突出している突出長さも同じである場合、両ナットの溶着用突起の間隔に広狭差を付与することによって、広間隔の溶着用突起とされたナットは、その溶着用突起が前記ガイド面を滑動するので、ナット全高が高くなって規制部材に規制されて通過が阻止される。一方、狭間隔の溶着用突起とされたナットは、その溶着用突起が前記ガイド溝内を移動するので、ナット全高が低くなって規制部材に規制されることなく、通過が許容される。このように、ガイド面を滑動するナットと、ガイド溝内を移動するナットに高さの差が生じるので、これを利用して規制部材が機能するのであり、溶着用突起の形成状態を利用して適正ナットだけが確実に送出される。
【0007】
換言すると、プロジェクションナットが滑動する通路面に、間隔が広く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド面と、間隔が狭く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド溝が設けられ、前記ガイド溝はガイド面の内側に配置され、前記通路面の上側に所定の規制高さに設定された規制部材が設けてあることにより、ナットの溶着用突起の間隔に広狭差を付与して、ナット選別機能が果たされるのである。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記本体部の高さが同じ寸法とされた少なくとも2種類のうち、一方のプロジェクションナットに前記ガイド面上を滑動する広間隔の溶着用突起が設けられ、他方の前記プロジェクションナットに前記ガイド溝にはまり込んだ状態で移動する狭間隔の溶着用突起が設けられ、ガイド溝を移動するプロジェクションナットが前記規制部材を通過する正常部品とされ、ガイド面上を滑動するプロジェクションナットが規制部材に制止される異常部品とされている請求項1記載のプロジェクションナットの選別装置である。
【0009】
広間隔の溶着用突起とされたナットは、その溶着用突起が前記ガイド面を滑動するので、ナット全高が高くなって規制部材に規制されて通過が阻止される。一方、狭間隔の溶着用突起とされたナットは、その溶着用突起が前記ガイド溝内を移動するので、ナット全高が低くなって規制部材に規制されることなく、通過が許容される。したがって、ガイド溝を移動するナットが前記規制部材を通過する正常部品とされ、ガイド面上を滑動するナットが規制部材に制止される異常部品とされて、確実な異常部品の送出規制がなされ、信頼性の高い選別装置がえられる。
【0010】
請求項3記載の発明は、四角い本体部の中央にねじ孔が形成され、前記本体部の片側の四隅に溶着用突起が形成されたプロジェクションナットを選別の対象とするものであって、プロジェクションナットが滑動する通路面に、間隔が広く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド溝と、間隔が狭く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド面が設けられ、前記ガイド面はガイド溝の内側に配置され、前記通路面の上側に所定の規制高さに設定された規制部材が設けてあることを特徴とするプロジェクションナットの選別装置である。
【0011】
請求項3記載の発明は、ガイド溝とガイド面との内外関係が請求項1記載の発明とは逆になったものであり、これに伴って溶着用突起の広狭関係が設定される。このように構成面で相違しているが、作用効果は請求項1のものと同じである。
【0012】
請求項4記載の発明は、前記本体部の高さが同じ寸法とされた少なくとも2種類のうち、一方のプロジェクションナットに前記ガイド面上を滑動する狭間隔の溶着用突起が設けられ、他方の前記プロジェクションナットに前記ガイド溝にはまり込んだ状態で移動する広間隔の溶着用突起が設けられ、ガイド溝を移動するプロジェクションナットが前記規制部材を通過する正常部品とされ、ガイド面上を滑動するプロジェクションナットが規制部材に制止される異常部品とされている請求項3記載のプロジェクションナットの選別装置である。
【0013】
請求項4記載の発明は、ガイド溝とガイド面との内外関係が請求項2記載の発明とは逆になったものであり、これに伴って溶着用突起の広狭関係が設定される。このように構成面で相違しているが、作用効果は請求項2のものと同じである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
つぎに、本発明のプロジェクションナットの選別装置を実施するための最良の形態を説明する。
【実施例1】
【0015】
図1および図2は実施例1を示す。
【0016】
まず、本実施例1におけるプロジェクションナットについて説明する。
【0017】
図4は、ナット1の斜視図である。ナット1は、平面的に見ると正方形とされた四角い本体部2と、その中央部にあけられたねじ孔3と、本体部2の片側の四隅に成型された溶着用突起4によって構成されている。図2(A)および(B)に示すように、ナット1aと1bにおける縦、横、高さ(ねじ孔の軸方向の高さ)および本体部2の下面から突き出ている溶着用突起4の突出長さは、それぞれ同じ寸法である。なお、ナット1aおよび1bにおける本体部2の各部寸法は、縦12mm、横12mm、高さ7mm、前記突出長さ1.2mmである。そして、ナット1は鉄製である。
【0018】
両ナット1aと1bの異なっている箇所は、ねじ孔3の内径と後述の溶着用突起4の成型間隔である。ナット1aのねじ孔3aは大径孔とされ、その内径は8mmである。また、ナット1bのねじ孔3bは小径孔とされ、その内径は6mmである。
【0019】
溶着用突起4は金型を用いた塑性加工によって成形されるもので、本体部2の四つの角部をねじ孔3の軸線方向にそぎ落とすようにして変形させ、それによって移動した金属素材が金型凹部内に流動して、溶着用突起4の形状が成型される。溶着用突起4の間隔は、図4に示すように、符号Wで示されている。
【0020】
図2に示すように、ナット1aの溶着用突起4の間隔が広間隔W1とされ、ナット1bの溶着用突起4の間隔が狭間隔W2とされている。本実施例1では、大径孔3aがあけられたナット1aが異常ナットであり、このナット1aの溶着用突起4が広間隔W1とされている。一方、小径孔3bがあけられたナット1bが正常ナットであり、このナット1bの溶着用突起4が狭間隔W2とされている。
【0021】
本発明におけるナットの搬送通路としては、傾斜した移送通路、移送力が振動で付与される直進フィーダの移送通路、パーツフィーダの送出通路等、種々なものがある。ここでは、図5に示すように、振動式パーツフィーダ9である。ナット1を貯留しているボウル10の内側に螺旋状の搬送通路12が形成され、この搬送通路12に連続した状態で送出通路13が設けてある。起振部11からの振動によってナット1が搬送通路12から送出通路13を経て目的箇所へ移送される。なお、送出通路13に供給ホース14が接続してある。
【0022】
前記異常ナット1aの送出を阻止するために、ゲート部15が送出通路13に設けてある。このゲート部15は、送出通路13と規制部材16によって構成されている。この送出通路13は、図1に示すように、細長い板状の通路部材17によって構成され、その両側に突条8が設けてある。この送出通路13の通路面に、間隔が広く設定されているとともに平行に配置されたガイド面18と、間隔が狭く設定されているとともに平行に配置されたガイド溝19が設けられ、前記ガイド溝19はガイド面18の内側に配置されている。
【0023】
そして、ガイド面18の間隔は、前記広間隔W1に適応する間隔とされ、ガイド溝19の間隔は、前記狭間隔W2に適応する間隔とされている。したがって、ナット1aの溶着用突起4はガイド面18上を活動し、ナット1bの溶着用突起4はガイド溝19内を移動する。
【0024】
前記規制部材16は、下向きに開放しているコ字型の部材であり、通路部材17に溶接等で固定された状態で、送出通路13すなわち通路面の上側に配置してある。規制部材16の横部材20が、規制機能を果たす。送出通路13からの横部材20の高さは、所定の規制高さに設定してあり、溶着用突起4がガイド面18上を滑動するナット1aは通過が阻止されるが、溶着用突起4がガイド溝19内を移動するナット1bは通過が許容されるように、高さ設定がなされている。
【0025】
ナット1aはその溶着用突起4がガイド面18上を滑動するので、本体部2の頂面は横部材20の下面よりも高くなり、この高くなった部分が図2(A)に示すように、横部材20にひっかかり通過が阻止される。一方、ナット1bはその溶着用突起4がガイド溝19内を移動するので、本体部2の頂面は横部材20の下面よりも低くなり、この低くなったことにより図2(B)に示すように、横部材20にひっかかることなく通過が許容される。
【0026】
このようにナット1a、1bに対する通過制御がなされるので、小径孔3bを有するナット1bだけを正常ナットとして送出することができ、異常な大径孔3aを有するナット1aの送出を禁止することができて、後工程におけるトラブルを未然に回避することができる。例えば、ナット1bが正常な部品として貯留されているパーツフィーダ9のボウル10に、床に落ちているナット1aを作業者が誤って投入したりした場合に、トラブル回避がなされるのである。
【0027】
長孔と固定ボルトを組み合わせた調整機構によって、規制部材16と送出通路13の通路面の間隔を調整可能にしてもよい。すなわち、横部材20の高さが調整式で求められる。
【0028】
上述のパーツフィーダ9は、ボウル10を振動させる形式であるが、これに換えて、起立した回転式円板に磁石を組み付け、この円板の回転によって吸着されたナットを送出通路13に導く形式のものとすることができる。
【0029】
以上に説明した実施例1の作用効果は、つぎのとおりである。
【0030】
例えば、2つのナットの本体部2が、縦、横、高さが同じで、さらに溶着用突起4が本体部下面から突出している突出長さも同じである場合、両ナットの溶着用突起の間隔に広狭差を付与することによって、広間隔W1の溶着用突起4とされたナット1aは、その溶着用突起4が前記ガイド面18を滑動するので、ナット全高が高くなって規制部材16に規制されて通過が阻止される。一方、狭間隔W2の溶着用突起4とされたナット1bは、その溶着用突起4が前記ガイド溝19内を移動するので、ナット全高が低くなって規制部材16に規制されることなく、通過が許容される。このように、ガイド面18を滑動するナット1aと、ガイド溝19内を移動するナット1bに高さの差が生じるので、これを利用して規制部材16が機能するのであり、溶着用突起4の形成状態を利用して適正ナットだけが確実に送出される。
【0031】
換言すると、プロジェクションナット1が滑動する通路面(送出通路13)に、間隔が広く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド面18と、間隔が狭く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド溝19が設けられ、前記ガイド溝19はガイド面18の内側に配置され、前記通路面の上側に所定の規制高さに設定された規制部材16が設けてあることにより、ナット1の溶着用突起4の間隔に広狭差を付与して、選別機能が果たされるのである。
【0032】
前記本体部2の高さが同じ寸法とされた少なくとも2種類のうち、一方のナット1aに前記ガイド面18上を滑動する広間隔W1の溶着用突起4が設けられ、他方の前記ナット1bに前記ガイド溝19にはまり込んだ状態で移動する狭間隔W2の溶着用突起4が設けられ、ガイド溝19を移動するナット1bが前記規制部材16を通過する正常部品とされ、ガイド面18上を滑動するナット1aが規制部材16に制止される異常部品とされている。
【0033】
広間隔W1の溶着用突起4とされたナット1aは、その溶着用突起4が前記ガイド面18を滑動するので、ナット全高が高くなって規制部材16に規制されて通過が阻止される。一方、狭間隔W2の溶着用突起4とされたナット1bは、その溶着用突起4が前記ガイド溝19内を移動するので、ナット全高が低くなって規制部材16に規制されることなく、通過が許容される。したがって、ガイド溝19を移動するナット1bが前記規制部材16を通過する正常部品とされ、ガイド面18上を滑動するナット1aが規制部材16に制止される異常部品とされて、確実な異常部品の送出規制がなされ、信頼性の高い選別装置がえられる。
【実施例2】
【0034】
図3は、実施例2を示す。
【0035】
この実施例2は、ガイド溝19とガイド面18との内外関係が実施例1とは逆になったものであり、これに伴って溶着用突起4の広狭関係が設定される。プロジェクションナットが滑動する送出通路13に、間隔が広く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド溝19と、間隔が狭く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド面18が設けられ、前記ガイド面18はガイド溝19の内側に配置され、前記送出通路13の上側に所定の規制高さに設定された規制部材16が設けてある。ここでのガイド面18は、図3(B)に示すように、符号21で示した箇所に配置してある。
【0036】
大径孔3aがあけられたナット1aの溶着用突起4は、その間隔が狭間隔W2とされ、小径孔3bがあけられたナット1bの溶着用突起4は、その間隔が広間隔W1とされている。それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の実施例1と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
【0037】
ナット1aが規制部材16で規制される状態や、ナット1bが規制部材16を通過する状態は、実施例1のものと同じである。それ以外の作用効果は、先の実施例1と同じである。
【産業上の利用可能性】
【0038】
上述のように、本発明によれば、プロジェクションナットの溶着用突起の形成状態を利用して、異常ナットの送出を規制することのできるプロジェクションナットの選別装置であるから、自動車の車体溶接工程や、家庭電化製品の板金溶接工程などの広い産業分野で利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】ゲート部の平面図と断面図である。
【図2】規制部材とナットの位置関係を示す側面図である。
【図3】規制部材とナットの位置関係を示す側面図である。
【図4】ナットの形状を示す斜視図である。
【図5】パーツフィーダの側面図と平面図である。
【符号の説明】
【0040】
1 プロジェクションナット
1a プロジェクションナット
1b プロジェクションナット
2 本体部
3 ねじ孔
3a 大径孔
3b 小径孔
4 溶着用突起
W 溶着用突起の間隔
W1 広間隔
W2 狭間隔
13 送出通路
15 ゲート部
16 規制部材
17 通路部材
18 ガイド面
19 ガイド溝
20 横部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
四角い本体部の中央にねじ孔が形成され、前記本体部の片側の四隅に溶着用突起が形成されたプロジェクションナットを選別の対象とするものであって、プロジェクションナットが滑動する通路面に、間隔が広く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド面と、間隔が狭く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド溝が設けられ、前記ガイド溝はガイド面の内側に配置され、前記通路面の上側に所定の規制高さに設定された規制部材が設けてあることを特徴とするプロジェクションナットの選別装置。
【請求項2】
前記本体部の高さが同じ寸法とされた少なくとも2種類のうち、一方のプロジェクションナットに前記ガイド面上を滑動する広間隔の溶着用突起が設けられ、他方の前記プロジェクションナットに前記ガイド溝にはまり込んだ状態で移動する狭間隔の溶着用突起が設けられ、ガイド溝を移動するプロジェクションナットが前記規制部材を通過する正常部品とされ、ガイド面上を滑動するプロジェクションナットが規制部材に制止される異常部品とされている請求項1記載のプロジェクションナットの選別装置。
【請求項3】
四角い本体部の中央にねじ孔が形成され、前記本体部の片側の四隅に溶着用突起が形成されたプロジェクションナットを選別の対象とするものであって、プロジェクションナットが滑動する通路面に、間隔が広く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド溝と、間隔が狭く設定されているとともに平行に配置された溶着用突起用のガイド面が設けられ、前記ガイド面はガイド溝の内側に配置され、前記通路面の上側に所定の規制高さに設定された規制部材が設けてあることを特徴とするプロジェクションナットの選別装置。
【請求項4】
前記本体部の高さが同じ寸法とされた少なくとも2種類のうち、一方のプロジェクションナットに前記ガイド面上を滑動する狭間隔の溶着用突起が設けられ、他方の前記プロジェクションナットに前記ガイド溝にはまり込んだ状態で移動する広間隔の溶着用突起が設けられ、ガイド溝を移動するプロジェクションナットが前記規制部材を通過する正常部品とされ、ガイド面上を滑動するプロジェクションナットが規制部材に制止される異常部品とされている請求項3記載のプロジェクションナットの選別装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−105814(P2010−105814A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−305475(P2008−305475)
【出願日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【出願人】(000196886)
【Fターム(参考)】