説明

プロミニン−1ペプチド断片およびその使用

本明細書において、血管新生を増強するために、内皮細胞に対するVEGFの結合を増加させるために、血管拡張を促進するために、細胞遊走を増強するために、細胞増殖を増強するために、ニューロン生長を刺激するために、神経変性を予防するために、および/または神経再生を促進するために用いることができるプロミニン-1のペプチド組成物が記述される。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
VEGF結合活性を有する、プロミニン-1に由来する単離prom-1ペプチド。
【請求項2】
血管新生促進活性を有する、プロミニン-1の単離prom-1ペプチド。
【請求項3】
創傷治癒を促進する、プロミニン-1の単離prom-1ペプチド。
【請求項4】
血管新生促進活性を有する、プロミニン-1の細胞外ドメインに由来する単離prom-1ペプチド。
【請求項5】
プロミニン-1がヒトプロミニン-1である、請求項1〜4のいずれか一項記載の単離prom-1ペプチド。
【請求項6】
細胞外ドメインがSEQ ID NO: 1、2、または3の1つである、請求項4または5のいずれか記載の単離prom-1ペプチド。
【請求項7】
少なくとも6アミノ酸残基を含み、かつ全長のプロミニン-1を含まない、請求項1〜6のいずれか一項記載の単離prom-1ペプチド。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項記載のペプチドの保存的アミノ酸置換変種である、単離ペプチド。
【請求項9】
血管新生促進活性を有する、請求項1〜8のいずれか一項記載のペプチドと少なくとも90%同一であるペプチド。
【請求項10】

または血管新生促進活性を実質的に保持するその保存的アミノ酸置換変種から本質的になる群より選択されるペプチドからなる、血管新生促進活性を有するプロミニン-1の単離ペプチド断片。
【請求項11】
内皮細胞に対するVEGFの結合を増強する、請求項1〜10のいずれか一項記載の単離ペプチド。
【請求項12】
細胞増殖を増強する、請求項1〜11のいずれか一項記載の単離ペプチド。
【請求項13】
内皮細胞の増殖を増強する、請求項1〜12のいずれか一項記載の単離ペプチド。
【請求項14】
血管新生促進因子の存在下で血管新生を増強する、請求項1〜13のいずれか一項記載の単離ペプチド。
【請求項15】
血管新生促進因子の存在下で細胞遊走を増強する、請求項1〜14のいずれか一項記載の単離ペプチド。
【請求項16】
環状ペプチドを含む、請求項1〜15のいずれか一項記載の単離prom-1ペプチド。
【請求項17】
ポリマーにコンジュゲートされている、請求項1〜15のいずれか一項記載の単離ペプチド。
【請求項18】
異種ペプチドまたはポリペプチドに融合された、全長のプロミニン-1ではない、請求項1〜17のいずれか一項記載のペプチドを含む融合タンパク質。
【請求項19】
薬学的に許容される担体と請求項1〜18のいずれか一項記載の単離prom-1ペプチドとを含む組成物。
【請求項20】
請求項19記載の組成物を組織に接触させる段階を含む、それを必要とする組織における細胞増殖を促進する方法。
【請求項21】
請求項19記載の組成物を組織に接触させる段階を含む、それを必要とする組織における血管新生を促進する方法。
【請求項22】
創傷治癒促進、ニューロン生長、保護もしくは修復、組織修復、生殖能促進、心肥大、勃起機能障害の処置、血圧の調整、疾患もしくは外傷後の血管再生、組織移植片、または組織工学構築物の状況において適用される、請求項20または21記載の方法。
【請求項23】
創傷に請求項1〜19のいずれか一項記載の単離prom-1ペプチド、環状ペプチド、または融合タンパク質を接触させる段階を含む、創傷治癒を促進する方法であって、それによって創傷治癒がペプチドまたは融合タンパク質の非存在下での創傷治癒と比較して増強される、方法。
【請求項24】
プロミニン-1の単離prom-1ペプチドをニューロン細胞に接触させる段階を含む、神経保護または神経再生を促進する方法。
【請求項25】
プロミニン-1のprom-1ペプチドが該プロミニン-1の細胞外ドメインにおいて見いだされる配列を含む、請求項22記載の方法。
【請求項26】
プロミニン-1がヒトプロミニン-1である、請求項22または請求項23記載の方法。
【請求項27】
細胞外ドメインがSEQ ID NO: 1、2、または3の1つである、請求項23または請求項24記載の方法。
【請求項28】
prom-1ペプチドが、少なくとも6個のアミノ酸残基を含み、かつ全長のプロミニン-1を含まない、請求項22〜25のいずれか一項記載の方法。
【請求項29】
prom-1ペプチドが対応する野生型ヒトプロミニン-1配列と比較して保存的アミノ酸置換を含む、請求項22〜26のいずれか一項記載の方法。
【請求項30】
prom-1ペプチドがSEQ ID NO: 8のペプチドの保存的アミノ酸置換変種である、請求項22〜27のいずれか一項記載の方法。
【請求項31】
prom-1ペプチドが環状ペプチドを含む、請求項22〜28のいずれか一項記載の方法。
【請求項32】
prom-1ペプチドが異種融合ポリペプチドを含む、請求項22〜29のいずれか一項記載の方法。
【請求項33】
prom-1ペプチドがポリマーにコンジュゲートされている、請求項22〜30のいずれか一項記載の方法。
【請求項34】
prom-1ペプチドがSEQ ID NO: 8のペプチドから本質的になる、請求項22〜31のいずれか一項記載の方法。
【請求項35】
prom-1ペプチドがSEQ ID NO: 8からなる、請求項22〜32のいずれか一項記載の方法。
【請求項36】
接触させる段階が、神経保護を必要とする個体に、prom-1ペプチドと薬学的に許容される担体とを含む薬学的組成物を投与する段階を含む、請求項22〜33のいずれか一項記載の方法。
【請求項37】
接触させる段階が、接触させる段階の非存在下で起こるニューロン細胞死と比較してニューロン細胞死を予防するかまたは遅らせる、請求項22〜34のいずれか一項記載の方法。
【請求項38】
接触させる段階が神経再生を促進する、請求項22〜35のいずれか一項記載の方法。
【請求項39】
XまたはZが各々独立して0〜20個のアミノ酸である、式

を含むプロミニン-1の環状ペプチド。
【請求項40】

からなる群より選択されるペプチド配列を含む、請求項37記載の環状ペプチド。
【請求項41】
内皮細胞に対するVEGFの結合を増強する、請求項37または38記載の環状ペプチド。
【請求項42】
細胞増殖を増強する、請求項37〜39のいずれか一項記載の環状ペプチド。
【請求項43】
内皮細胞の増殖を増強する、請求項37〜40のいずれか一項記載の環状ペプチド。
【請求項44】
血管新生促進因子の存在下で血管新生を増強する、請求項37〜41のいずれか一項記載の環状ペプチド。
【請求項45】
血管新生促進因子の存在下で細胞遊走を増強する、請求項37〜42のいずれか一項記載の環状ペプチド。
【請求項46】
創傷治癒を促進する、請求項37〜43のいずれか一項記載の環状ペプチド。
【請求項47】
プロミニン-1がヒトプロミニン-1である、請求項37〜43のいずれか一項記載の環状ペプチド。
【請求項48】
ニューロン生長を刺激する、請求項1〜19または40〜47のいずれか一項記載の単離prom-1ペプチド。
【請求項49】
ニューロン生長刺激活性を有する、プロミニン-1の単離prom-1ペプチド。
【請求項50】
請求項1〜19または40〜49のいずれか一項記載のペプチドをニューロンに接触させる段階を含む、ニューロンの生長を刺激するための方法。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2011−529505(P2011−529505A)
【公表日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−521248(P2011−521248)
【出願日】平成21年7月28日(2009.7.28)
【国際出願番号】PCT/US2009/051971
【国際公開番号】WO2010/014616
【国際公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(596115687)チルドレンズ メディカル センター コーポレーション (25)
【Fターム(参考)】