説明

ヘッドセット

【課題】無線通信方式の送受話機能を備えており、湾曲した棒状の耳掛け部を耳介の上側から背後に沿って掛止することにより使用者の耳に装着されるヘッドセットにおいて、使用者の耳介の形状に個人差があってもそれに幅広く対応して常に良好な装着状態を得られるようにする。
【解決手段】スポンジ材の球体に貫通孔31を穿設したパッド30を用いる。耳掛け部16をパッド30の貫通孔31に挿通させて、耳掛け部16の湾曲部分にパッド30を取り付ける。耳孔の周囲の形態、耳介の厚み、及び耳介の背後の付根がなすライン等には個人差があるが、耳掛け部と耳介の背後との間隙にパッド30が柔軟に変形して幅広く密着しながら介在するため、常に安定した快適な装着状態が得られる。また、貫通孔31を球体の中心からずれた位置に形成しておけば、パッドを回転させることで耳介に対する装着挟持力を調整できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は耳に装着して使用する無線通信端末としてのヘッドセットに係り、特に個人差がある耳の形状に対して最適保持状態を確保するための方式に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、電話機のハンドセットや携帯電話端末のように手で把持した状態で通話を行うのではなく、ハンズフリーの状態で通話が行えるようにしたヘッドセットが利用されている。ヘッドセットを使用すると、通話しながらパソコンのキーボード操作等を行うことができ、また、自然な姿勢での通話が可能になることから健康にも良いとされており、今後も各種用途に利用されるものと期待されている。
【0003】
そのようなヘッドセットにおいて、Bluetooth(登録商標)等の規格に基づいた無線通信方式によるものにあっては、少なくとも、音声出力に係るイヤホンと増幅回路、音声入力に係るマイクロホンと変調回路、アンテナと送受信回路、及びバッテリーと電源回路を備えており、機構的には様々な形態が採用されるが、イヤホン部とマイクロホン部と耳掛け部とが主要構成部をなし、前記の各回路はICチップ化されてイヤホン部分を含む本体部や耳掛け部に内蔵されている。
【0004】
そして、ヘッドセットの使用上で常に提起される課題の一つとして、装置全体の耳に対する装着保持機能とイヤホン部とマイクロホン部の位置調整機能とがある。即ち、ヘッドセットは、その耳掛け部を耳介の上部から背後を迂回させる態様で掛止すると共に、その耳掛け部とマイクロホン部との間に耳介を挟持して耳に固定・保持されるが、実際には、耳介の形状には個人差があり、使用者にとって最適な装着保持条件を確保することが難しい。
【0005】
この問題に対して、例えば、下記特許文献1の「イヤーレシーバー用のセパレート型イヤーフック」においては「耳状フック(耳掛け部)は、ソフトで弾力性があり、可撓性で、快適な材料により成形され・・・」とされており、一般的にも、耳掛け部自体の素材面からの考慮によって、可能な限り無理のない装着感覚が得られるように設計されている。
【0006】
更に、下記特許文献2の「耳掛け式ヘッドセット」においては、「耳掛け部の耳介の裏側に接する部分に弾性体を介して支持され、上記耳掛け部表面よりの突起寸法が可変する突起部を設けた」構造のものが提案されている。具体的には、弾性体として発砲ウレタンゴムやコイル状ばねや板バネを用いて突起部を弾性的に耳介の裏側に当接させることで、耳介の形状に個人差があっても耳介に対する挟持力を安定化させるようにしている。
【特許文献1】特開平10−178692号公報(第3頁)
【特許文献2】特開平4−306943号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、前記特許文献1によると、耳掛け部についての素材面による装着感覚だけの考慮であり、耳掛け部は掛止部品であることから当然に一定の剛性と強度を有していなければならず、耳介の形状の個人差を吸収できるほどの弾力性は確保できない。
【0008】
一方、前記特許文献2の構成では、耳介の形状の個人差そのものを対象としているが、その個人差には、耳介の背後全体に亘るラインの個別性と、耳介の厚さ(特に、耳孔側の周囲と耳介の背後との間隔)の個別性とがあり、耳掛け部の一部に付設される弾性的な突起部によって前記個人差を吸収することには無理がある。特に、ヘッドセットは装着後にイヤホン部の耳孔部分への当たり具合やマイクロホン部の位置を調整する場合等に全体を回動させることが多く、部分的な当接条件だけで対応できるとは限らない。
【0009】
また、耳掛け部の内部に弾性体の保持機構を設ける必要があるが(特許文献2の図2,図4,図6を参照)、少なくともその付設部分を空洞にしなければならず、耳掛け部の設計・製作に困難性が伴い、製品が高価になるという不利がある。更に、突起部周縁の係合部分も考慮すると、耳掛け部自体をある程度太く設計せざるを得ず、機構の組み込みと併せて耳掛け部の形状と重量が大きくなってしまうことも考えられる。
【0010】
そこで、本発明は、前記の問題点に鑑みて、耳介の形状の個人差に対して幅広く対応できると共に、装着後の調整も極めて容易であり、常に快適な装着状態を構成することが可能なヘッドセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、無線通信方式の送受話機能を備えており、湾曲した棒状の耳掛け部を耳介の上側から背後に沿って掛止することにより使用者の耳に装着され、イヤホン部を耳孔との対向位置に、マイクロホン部を口元付近にそれぞれ配置させて使用されるヘッドセットにおいて、スポンジ材からなる球体に直線状の貫通孔を形成したパッドを、その貫通孔に前記耳掛け部を挿通させることにより、前記耳掛け部の湾曲部分に取り付けたことを特徴とするヘッドセットに係る。
【0012】
本発明のヘッドセットによれば、耳に装着した際に耳掛け部と耳介の背後の間にパッドの半球部分が介在し、それがスポンジ材からなるものであることから、耳介の背後の形状に対応して柔軟に変形し、良好な密着性と弾性を確保しながらマイクロホン部との間に耳介を挟持する。従って、ヘッドセットの使用者の耳介の形状に個人差があっても、それを吸収して幅広く対応し、快適な装着感覚が得られる。更に、耳掛け部の掛止状態に不自然さや不快感がある場合や、ヘッドセットの傾斜角度が適切でなくマイクロホン部の位置が不適である場合には、パッドの後側の半球部分を指で摘んで簡単に装着状態を調整することができる。また、パッドの貫通孔が直線状に形成されているのに対して、耳掛け部が湾曲した棒状形態のものであるため、耳掛け部が貫通孔を変形させて耳掛け部とパッドとの間の摩擦力が大きくなり、パッドが耳掛け部から脱落し難くなると共に、前記調整操作で回転させた場合にもその回転角度位置での保持力が大きくなるという機械的な利点もある。
【0013】
また、前記のパッドの貫通孔を球体の中心からずれた位置に形成しておくと、前記調整作業を行う場合に都合がよい。何故なら、球体の中心からずれていることにより、耳掛け部を中心にパッドを回転させると、耳掛け部と耳介の背後の間に介在するパッド部材の厚さを変化させてゆくことができ、その弾性による反発付勢力を可変設定できるからである。
【発明の効果】
【0014】
本発明のヘッドセットによれば、使用者の耳介の形状に個人差があってもそれに幅広く対応して常に良好な装着状態を得ることを可能にし、且つ装着状態の調整も簡単な作業で行うことができる。また、湾曲した耳掛け部がパッドの直線状の貫通孔に挿通しているためにパッドが移動・脱落しにくい構成になっており、装着作業が容易になると共に、パッドの紛失も防げる。更には、パッドの貫通孔を球体の中心からずれた位置に形成しておくことにより、パッドを回転させるだけで耳介に対する挟持圧を自在に可変設定でき、最適な挟持圧による装着が極めて簡単に実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明のヘッドセットの実施形態を図面に基づいて説明する。先ず、図1の(A)と図2はヘッドセットの外観斜視図であり、図1の(A)は耳への装着側の側面を、図2は外側になる側面をそれぞれ斜め上方から見た図である。各図において、10は本体部であり、その筐体内には無線通信方式での送受話機能とその制御に必要とされる電気回路[送受信回路(アンテナモジュールも含む)、増幅回路、変調回路、送受切換等の制御回路、電源回路]がICチップ化して内蔵されていると共に、バッテリー保持部と後述のイヤホン部に対応する位置にはスピーカエレメントも内蔵されている。
【0016】
本体部10の筐体の先端面には管状棒11が立設固定されており、その管状棒11の先端にマイクロホン部12が取り付けられている。ここに、管状棒11はマイクロホン部12を前方に位置させるための機素であるが、その管内が本体部10の筐体内の電気回路とマイクロホン部12とを接続するリード線の通路になっている。
【0017】
また、本体部10の筐体の側面にはイヤホン部13が構成されている。このイヤホン部13は、本体部10側からスピーカエレメントを抱持して突出した短円柱部(図示されていない)をスピーカハウジングで覆った構造からなり、そのスピーカハウジングは耳孔への対向面となるフランジ部分14と前記短円柱部を内嵌固定させた中空円筒部分15とを備えている。そして、フランジ部分14には前面から中空円筒部分15の内側へ連通する多数の小孔(音響孔)が形成されており、中空円筒部分15におけるフランジ部分14寄りの外周面側には周方向へ所定ピッチで連続した三角歯15aが形成されている。
【0018】
一方、16は耳掛け部であり、人の耳の上部から背後を迂回する態様の湾曲した平面形状をなし、ある程度可撓性のある棒材で構成されている。そして、耳掛け部16と本体部10とはアダプタ20によって結合されている。このアダプタ20は、耳掛け部16の端部を内嵌させて回動可能な状態で外嵌保持する筒状保持部21と、前記イヤホン部13の中空円筒部分15を内嵌させて回動可能な状態で外嵌保持する環状保持部22と、それらの各保持部21,22を結合している結合部23とからなる。
【0019】
より具体的には、筒状保持部21は耳掛け部16の回動に対する弾性的なロック機構を備えており、図3の(A)に示す状態(使用状態)では耳掛け部16の回動に対して抗トルクを生じさせてその状態を保持し、図3の(B)に示すように前記抗トルクに反して回動角度θを一定以上に大きくするとロック状態が解除されて軽いトルクで回動させることができるようになっている。また、環状保持部22はその内周側に中空円筒部分15の三角歯15aによる凹凸に歯合するラッチアームが形成されており、三角歯15aの周方向ピッチに対応した角度毎に適当な強さのロック状態を構成するようになっている。
【0020】
尚、本体部10の前方側面にはスポンジ材からなるフェイスパッド10aが付設されており、後述のヘッドセットの装着の際や、ヘッドセットの使用状態で大きな慣性力や慣性モーメントが作用した際にマイクロホン部12が顔面を衝打しないように配慮されている。
【0021】
以上にヘッドセットの主たる機構を説明したが、この実施形態のヘッドセットは、耳掛け部16に対してパッド30を取り付けている点に特徴がある。ここに、パッド30はスポンジ材からなる球体に直線状の貫通孔31を形成したものであり、図1乃至図3に示されるように、貫通孔31に耳掛け部16を挿通させることにより、耳掛け部16における湾曲区間に取り付けられる。尚、このパッド30では貫通孔31の軸が球体の中心を通過している。
【0022】
そして、その取り付け状態においては、耳掛け部16側が湾曲しているのに対してパッド30側の貫通孔31は直線であるため、図1の(B)に示すように、貫通孔31は耳掛け部16によって歪められた態様でその内面が耳掛け部16の表面に圧接する。従って、耳掛け部16に取り付けられたパッド30は指で摘んで動かさない限り内周面の圧接領域における摩擦によってその位置を保持し、耳掛け部16から脱落することはない。
【0023】
ところで、本実施形態のヘッドセットを使用者の耳に取り付ける際には、先ず、図3の(B)に示すように本体部10とアダプタ20を耳掛け部16から開いておき、その非ロック状態で耳掛け部16を耳介に掛止し、その掛止状態で図3の(A)に示すように本体部10とアダプタ20を耳孔側へ倒してロック状態とし、図4に示すように耳掛け部16側とイヤホン部13との間に耳介50を挟持してヘッドセット全体を耳に装着する。
【0024】
その結果、図5に示すように、イヤホン部13が耳孔51に対向すると共に、耳掛け部16が耳介50の上側から背後を迂回した状態となるが、この実施形態のヘッドセットではパッド30の一方の半球部分が耳掛け部16と耳介50の背後との間で柔軟に変形して介在することになる。
【0025】
一般に、ヘッドセットにおける耳掛け部16は標準的な耳の形態を想定してその形状が設計されており、またイヤホン部13の位置に関しても標準的な耳孔51の位置や耳介50の厚みを前提として設計されている。しかし、耳孔51の周囲の形態、耳介50自体の厚み、及び耳介50の背後の付根がなすライン52等には非常に個人差があるため、実際には耳掛け部16が耳介50の上部から背後にかけて完全に適合した態様で掛止できることは殆どなく、局部的で無理な当接条件が構成されてしまうことが多いため、不快感を与えて長時間の使用に耐えられないような場合が少なくない。
【0026】
これに対して、この実施形態のヘッドセットによれば、前記のように耳掛け部16と耳介50の背後との間隙Gでパッド30が柔軟に変形し、耳介50の背後の付根がなすライン52の方向、及びその付根中心とする凹部の幅方向に広く介在して密着するため、常に安定した快適な装着条件が得られる。また、耳掛け部16とイヤホン部13との間に耳介50を挟持する場合は、耳掛け部16とイヤホン部13の双方が剛性であり、耳介50の弾力性を利用した挟持条件になっているが、この実施形態ではパッド30の弾性を利用しているため、同一の挟持圧であってもソフトな装着感覚が得られる。
【0027】
また、図3の(B)の状態から(A)の状態にする初期の装着作業ではヘッドセットのイヤホン部13やマイクロホン部12の位置が最適になるとは限らず、通常はその装着後に位置調整が行われる。その場合にも、パッド30の後方半分の殆ど変形していない半球部分を指で摘んで、耳掛け部16の角度を変更してヘッドセット全体の角度を調整したり、耳掛け部16に対するパッド30の位置を調整したりすることができる。尚、マイクロホン部12の位置調整に関しては、スピーカハウジングの中空円筒部分15と環状保持部22と嵌合関係に基づいて一定角度毎にロックがかかる回動調整が行えるため、本体部10の角度調整と前記回動調整とを併用すればよい。
【0028】
次に、以上の実施形態では貫通孔31の軸が球体の中心を通過しているパッド30を用いているが、図6に示すように、貫通孔36の軸が球体の中心からずれた位置(同図では距離bだけずれている)を通過したパッド35を用いてもよい。
【0029】
その場合、貫通孔36に耳掛け部16を挿通させると、上記の場合と同様に貫通孔36は耳掛け部16で歪められて耳掛け部16の表面に圧接するが、耳掛け部16を中心にパッド35を回転させると、図7の(A)と(B)に示すように、耳掛け部16の湾曲区間の内側にあるパッド35の半球部分の肉厚が変化する。即ち、図7の(A)は肉厚が最も薄くなった状態(肉厚:w1)であり、(B)は肉厚が最も厚くなった状態(肉厚:w2)であるが、一方の状態からパッド35を180°回転させると他方の状態となり、その間の回転角度で肉厚をw1〜w2の範囲で増減させることができる。
【0030】
従って、図5においてパッド30に代えてパッド35が使用されている状態を想定すると、前述の耳の構造に係る個人差に基づいて耳掛け部16とイヤホン部13との間での耳介50に対する挟持圧力が小さ過ぎたり大き過ぎたりした場合に、パッド35を耳掛け部16の回りに回転させて間隙Gにあるパッド35の肉厚を変化させることにより最適な挟持圧力を実現することができる。そして、その作業についても、ヘッドセットを耳に装着させたままパッド35の後方の半球部分を指で摘んで回転させるだけでよく、極めて簡単且つ迅速に行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、使用者の耳に装着され、イヤホン部を耳孔との対向位置に、マイクロホン部を口元付近にそれぞれ配置させて無線通信方式による送受話を行うヘッドセットに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】(A)は本発明の実施形態に係るヘッドセットの外観斜視図(耳への装着側の側面を斜め上方から見た図)であり、(B)は耳掛け部に対するパッドの取り付け部分の断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るヘッドセットの外観斜視図(耳への装着側とは逆の側面を斜め上方から見た図)である。
【図3】耳掛け部に対する本体部とアダプタの回動状態を示す正面図であり、(A)はヘッドセットの装着状態(ロック状態)を、(B)は装着前の状態(非ロック状態)を示す。
【図4】ヘッドセットの使用状態を示す図である。
【図5】ヘッドセットの使用状態における耳介と耳掛け部とパッドとの関係を示す図である。但し、耳介を破線(耳介の背後の付根がなすラインは太い破線)で、耳掛け部を太い実線で、パッド(断面はハッチング)を実線で、その他の部分は細い二点鎖線で描かれている。
【図6】(A)は他の実施形態に係るパッドの平面図、(B)は(A)におけるX-X矢視断面図である。
【図7】耳掛け部に対する他の実施形態に係るパッドの取り付け部分の断面図であり、(A)は耳掛け部の湾曲区間の内側にあるパッドの肉厚が最も薄くなった状態を、(B)は最も厚くなった状態を示す。
【符号の説明】
【0033】
10…本体部、10a…フェイスパッド、11…管状棒、12…マイクロホン部、13…イヤホン部、14…フランジ部分、15…中空円筒部分、15a…三角歯、16…耳掛け部、20…アダプタ、21…筒状保持部、22…環状保持部、23…結合部、30…パッド、31…貫通孔、35…パッド、36…貫通孔、50…耳介、51…耳孔、52…耳介の背後の付根がなすライン。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信方式の送受話機能を備えており、湾曲した棒状の耳掛け部を耳介の上側から背後に沿って掛止することにより使用者の耳に装着され、イヤホン部を耳孔との対向位置に、マイクロホン部を口元付近にそれぞれ配置させて使用されるヘッドセットにおいて、
スポンジ材からなる球体に直線状の貫通孔を形成したパッドを、その貫通孔に前記耳掛け部を挿通させることにより、前記耳掛け部の湾曲部分に取り付けたことを特徴とするヘッドセット。
【請求項2】
前記パッドの貫通孔が球体の中心からずれた位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドセット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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