説明

ヘッドランプ用ウォッシャノズルの取付構造

【課題】フロントバンパに衝撃が加わった場合であっても、ウォッシャノズルの損傷を防止又は軽減することができるヘッドランプ用ウォッシャノズルの取付構造を提供すること。
【解決手段】ヘッドランプの前面を洗浄するウォッシャノズル2のフロントバンパ3への取付構造として、前記フロントバンパ3の裏側に車両前後方向に延びる平面状のフランジ3Bを一体に形成し、該フランジ3Bに前記ウォッシャノズル2を取り付ける。又、前記フランジ3Bを屈曲部を介して前記フロントバンパ3に一体に形成する。更に、前記フロントバンパ3の裏側に該フロントバンパ3の上縁から下方に延びる縦壁部をフロントバンパ裏面から離間させて一体に形成し、該縦壁部の下端部から前記屈曲部を介して前記フランジ3Bを車両後方に向かって略水平に延設する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドランプの前面を洗浄するウォッシャノズルのフロントバンパへの取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両のヘッドランプの前面が埃や泥等の付着によって汚れると光量不足を招く可能性があるため、必要に応じてヘッドランプに向かって洗浄液を噴射して該ヘッドランプの前面を洗浄するためのウォッシャノズルがフロントバンパに設置されている。このウォッシャノズルは、非使用時にはフロントバンパの裏側に格納されており、ヘッドランプを洗浄する際にはフロントバンパに形成された開口部から洗浄液の圧力によって車両前方へと突出し、ヘッドランプに向かって洗浄液を噴射してその前面を洗浄する。そして、ヘッドランプの洗浄が終了すると、ウォッシャノズルはスプリング等の付勢手段によってフロントバンパの裏側の格納位置に戻される。尚、ヘッドランプがフロントバンパの裏側に格納されているときには、フロントバンパに形成された開口部は、ウォッシャノズルの先端に取り付けられたノズルカバーによって覆われて外観性の低下が防がれる。
【0003】
ところで、ヘッドランプ用ウォッシャノズルに関して、特許文献1には、ノズルカバー等の位置決めを確実に行うための位置決め機構が提案されている。
【0004】
又、特許文献2には、ヘッドランプ用ウォッシャノズルに洗浄液を供給するための配管のフロントバンパ裏側での配索に関する提案がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−044436号公報
【特許文献2】特開2006−015906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、ヘッドランプを洗浄するためのウォッシャノズルは、従来、2〜4箇所がスクリューによってフロントバンパの裏側に強固に固定されていたため、車両の前面衝突時等においてフロントバンパに衝撃が加わった場合には、該フロントバンパとこれに取り付けられたウォッシャノズルが一体的に変位し、比較的高価なウォッシャノズルがその後方に配置された周辺部品と干渉して損傷する可能性があった。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、フロントバンパに衝撃が加わった場合であっても、ウォッシャノズルの損傷を防止又は軽減することができるヘッドランプ用ウォッシャノズルの取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ヘッドランプの前面を洗浄するウォッシャノズルのフロントバンパへの取付構造として、前記フロントバンパの裏側に車両前後方向に延びる平面状のフランジを一体に形成し、該フランジに前記ウォッシャノズルを取り付けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記フランジを屈曲部を介して前記フロントバンパに一体に形成したことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記フロントバンパの裏側に該フロントバンパの上縁から下方に延びる縦壁部をフロントバンパ裏面から離間させて一体に形成し、該縦壁部の下端部から前記屈曲部を介して前記フランジを車両後方に向かって略水平に延設したことを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記ウォッシャノズルの後方に配置される部品のウォッシャノズルの後端に対向する面を、前記屈曲部が延びる方向に対して垂直な平面上において、ウォッシャノズルの軸方向に対して傾斜した斜面としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の発明によれば、フロントバンパの裏側にバンパ面(意匠面)とは異なる平板状のフランジを車両前後方向に一体に形成し、該フランジにウォッシャノズルを取り付けたため、車両の前面衝突時等にフロントバンパに衝撃が加わった場合に該フロントバンパと共にウォッシャノズルが変位しても、該ウォッシャノズルがその後方に配置されたウォッシャタンク等の周辺部品に当接して力を受けると、これを取り付けたフロントバンパのフランジが容易に変形してウォッシャノズルが移動することが可能となる。このため、ウォッシャノズルの移動によって該ウォッシャノズルが受ける力が開放され、ウォッシャノズルの損傷が防止又は軽減される。
【0013】
又、フロントバンパの裏側に一体に形成された平面状のフランジにウォッシャノズルを容易に取り付けることができるため、該ウォッシャノズルの組付作業性が高められる。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、ウォッシャノズルが取り付けられるフランジを屈曲部を介してフロントバンパに一体に形成したため、ウォッシャノズルが受ける力によってフランジが一層に変形し易くなり、これに取り付けられたウォッシャノズルがより大きく移動することが可能となってその破損が防止又は軽減される。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、フロントバンパの裏側に該フロントバンパの上縁から下方に延びる縦壁部をフロントバンパ裏面から離間させて一体に形成したため、該縦壁部の下端部から屈曲部を介して車両後方に向かって略水平に延設するフランジ自体の移動も可能となってフロントバンパのウォッシャノズル取付部が一層変形し易くなり、該フランジに取り付けられたウォッシャノズルがより大きく移動してその破損が防止又は軽減される。特に、縦壁部とフランジが階段形状を構成するため、フロントバンパが衝撃を受けると、縦壁部とフランジによって構成される階段形状が車両後方に開く(ウォッシャノズルの後端が上方に移動する方向の変形)ことができ、フランジに取り付けられたウォッシャノズルが一層大きく移動することが可能となる。
【0016】
又、縦壁部がフロントバンパの上縁から形成されているため、バンパ面(意匠面)に縦壁部の影響(ヒケ等)が発生せず、外観性の低下が防がれ、縦壁部その下端部から略水平に延びるフランジをより上方のヘッドランプに近い位置に形成することができる。この結果、ウォッシャノズルをヘッドランプに近づけて配置することができ、該ウォッシャノズルによるヘッドランプの洗浄効果を高めることができる。
【0017】
更に、縦壁部を利用してフランジをフロントバンパのバンパ面(意匠面)から離れた位置に配置することができ、ウォッシャノズルの重心位置近傍をフランジによって支えることができる。このため、縦壁部やフランジの剛性を高く設定する必要がなくなり、これらをウォッシャノズルの通常使用時には変形させず、フロントバンパが衝撃荷重を受けた場合に変形させる設定が容易となる。
【0018】
請求項4記載の発明によれば、ウォッシャノズルの後方に配置される部品のウォッシャノズルの後端に対向する面を斜面としたため、フロントバンパに車両前方から衝撃が加わってウォッシャノズルがフロントバンパと共に車両後方に変位すると、該ウォッシャノズルの後端が部品の斜面に当接しながら斜面に沿って容易に移動し、この移動によってウォッシャノズルの損傷が回避又は軽減される。
【0019】
又、ウォッシャノズルの後方に配置される部品のウォッシャノズルの後端に対向する面を屈曲部の向きを考慮した斜面としたため、屈曲部の変形が促進され、ウォッシャノズルの移動がスムーズに行われ、これによって該ウォッシャノズルの損傷が防止又は軽減される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係るヘッドランプ用ウォッシャノズルの取付構造を示す車両の右側前部を前方斜め上方から見た図である。
【図2】本発明に係るヘッドランプ用ウォッシャノズルの取付構造を示す車両の右側前部の側面図である。
【図3】本発明に係るヘッドランプ用ウォッシャノズルの取付構造を示す車両の右側前部の平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0022】
図1は本発明に係るヘッドランプ用ウォッシャノズルの取付構造を示す車両の右側前部を前方斜め上方から見た図、図2は同車両の右側前部の側面図、図3は同車両の右側前部の平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図3のB−B線断面図である。
【0023】
本実施の形態に係る車両には、ヘッドランプ1の前面に向かって洗浄液を噴射して該前面を洗浄するためのウォッシャノズル2がフロントバンパ3の裏側に突出した状態で格納配置されている。尚、図1〜図5には右側のヘッドランプ1を洗浄する一方のウォッシャノズル2のみを図示するが、左側のヘッドランプを洗浄する不図示のウォッシャノズルがフロントバンパ3の左裏側に配置されている。この左側のウォッシャノズルの構成及び取付構造は右側のウォッシャノズル2のそれらと同様であるため、これについての図示及び説明は省略する。
【0024】
図3及び図5に示すように、フロントバンパ3の右側裏面には側面視L字状を成す縦壁部3Aと該縦壁部3Aから車両後方に向かって直角に屈曲して車両後方に略水平に延びる平面状のフランジ3Bが一体に形成されている。
【0025】
ここで、図5に示すように、縦壁部3Aは、フロントバンパ3の裏面から離間して(上部以外はフロントバンパ3の裏面に連結されることなく浮いた状態で)、フロントバンパ3の上縁から垂直下方に延びるよう一体に形成されており、その下端には車両後方に向かって直角に折り曲げられた屈曲部3aが形成されている。そして、前記フランジ3Bは、縦壁部3Aの下端から屈曲部3aを介して車両後方に向かって略水平に延びており、フロントバンパ3の上縁の車両の前後方向のフランジを含めて側面視で縦壁部3Aと階段形状を構成している。
【0026】
ところで、ウォッシャノズル2は、伸縮可能なノズル本体2Aを備えており、その先端にはノズルカバー4が形成されており、該ノズルカバー4の裏側には、不図示の複数の噴射口がヘッドランプ1の前面に向かって開口している。そして、このウォッシャノズル2のノズル本体2Aの前部には、図3に示すように、車幅方向内側に向かって突出するブラケット2Bが一体に形成されており、このブラケット2Bの端部には図5に示すように円孔2aが形成されている。又、図5に示すように、フロントバンパ3の裏側に略水平に形成された前記フランジ3Bには円孔3bが形成されており、この円孔3bが形成された部分には金属製のスピードナット5が取り付けられている。
【0027】
而して、ウォッシャノズル2は、フロントバンパ3の裏側に車両前後方向に沿って長く配され、図3及び図5に示すように、これに形成されたブラケット2Bをフロントバンパ3の裏側に形成されたフランジ3B上に重ね、該ブラケット2Bの端部に形成された円孔2aに上方から挿通するスクリュー6をフランジ3Bに取り付けられたスピードナット5にねじ込むことによって、その軸心から図3に示すεだけ車幅方向内側にオフセットした位置となる1箇所がフランジ3Bに締め付け固定されている。
【0028】
又、図4に示すように、フロントバンパ3のウォッシャノズル2が配置される位置にはウォッシャノズル2のノズル本体2Aが出入りする開口部3cが形成されており、ウォッシャノズル2が使用されていないときには開口部3cは図3及び図4に実線にて示すようにノズルカバー4によって覆われており、これによって車両前面の外観性の低下が防がれている。
【0029】
他方、図1〜図4に示すように、車両右側のウォッシャノズル2の車両後方にはウォッシャタンク7が配置されており、このウォッシャタンク7の上部前面(ウォッシャノズル2の後端に対向する面)は、フロントバンパ3の裏面側に形成された前記屈曲部3aが延びる方向に対して垂直な平面上(側面視)において、ウォッシャノズル2の軸方向に対して傾斜した曲面状の斜面7aを構成している。ここで、ウォッシャタンク7の斜面7aとウォッシャノズル2の後端との間には、図3に示すように車両前後方向に距離Lが確保されている。尚、ウォッシャタンク7内には洗浄液が収容されており、図1に示すように、該ウォッシャタンク7から延びる配管(ホース)8はウォッシャノズル2のノズル本体2Aに接続されている。
【0030】
而して、ヘッドランプ1の前面に埃や泥等が付着したために該前面が汚れた場合には、所定の操作によってウォッシャタンク7から配管(ホース)8を経てウォッシャノズル2に洗浄液が供給される。すると、ウォッシャノズル2のノズル本体2Aは洗浄液の圧力によって車両前方へと伸び、その先端部がフロントバンパ3の開口部3cを通って図4に鎖線にて示すようにフロントバンパ3から車両前方へと突出し、その先端に形成された不図示の噴射口から洗浄液がヘッドランプ1の前面に向かって噴射され、この洗浄液の噴射によってヘッドランプ1の前面が洗浄される。
【0031】
そして、ヘッドランプ1の洗浄が終了してウォッシャノズル2への洗浄液の供給が停止されると、ウォッシャノズル2のノズル本体2Aは不図示のリターンスプリングによって収縮し、図3に実線にて示すように元の格納位置に戻り、その先端に設けられたノズルカバー4がフロントバンパ3の開口部3cを覆う。
【0032】
以上のように、本実施の形態では、フロントバンパ3の裏側にバンパ面(表面の意匠面)とは異なる平板状のフランジ3Bを車両前後方向に一体に形成し、該フランジ3Bにウォッシャノズル2を取り付けたため、車両の前面衝突時等にフロントバンパ3に衝撃が加わった場合に該フロントバンパ3と共にウォッシャノズル2が車両後方に変位し、該ウォッシャノズル2がウォッシャタンク7の斜面7aに当接して力を受けると、これを取り付けたフロントバンパ3のフランジ3Bが容易に変形してウォッシャノズル2の後端が移動する。このため、ウォッシャノズル2の移動によって該ウォッシャノズル2が受ける力が開放され、ウォッシャノズル2の損傷が防止又は軽減される。更にこの場合、ウォッシャノズル2は、前述のようにその軸心から図3に示すεだけ車幅方向内側にオフセットした位置の1箇所のみがスクリュー6によってフランジ3Bに固定されているため、これにフロントバンパ3等から力が作用すると、固定点のスクリュー6を中心として水平面内(フランジ3Bの面)で回動し、この回動によって当該ウォッシャノズル2に作用する力が開放されて該ウォッシャノズル2の損傷が防止又は軽減される。
【0033】
又、本実施の形態では、フロントバンパ3の裏側に一体に形成された平面状のフランジ3Bにウォッシャノズル2をスクリュー6によって容易に取り付けることができるため、該ウォッシャノズル2の組付作業性が高められる。
【0034】
更に、本実施の形態では、ウォッシャノズル2が取り付けられるフランジ3Bを屈曲部3aを介してフロントバンパ3に一体に形成したため、ウォッシャノズル2が受ける力によってフランジ3Bが一層に変形し易くなり、これに取り付けられたウォッシャノズル2がより大きく移動してその破損が防止又は軽減される。
【0035】
又、フロントバンパ3の裏側に該フロントバンパ3の上縁から下方に延びる縦壁部3Aをフロントバンパ3の裏面から離間させて一体に形成したため、縦壁部3A及びフロントバンパ3の上縁と縦壁部3Aとの接続部(屈曲形状)の変形も可能となり、該縦壁部3Aの下端部から屈曲部3aを介して車両後方に向かって略水平に延設するフランジ3Bが一層移動・変形し易くなり、該フランジ3Bに取り付けられたウォッシャノズル2がより大きく移動してその破損が防止又は軽減される。特に、縦壁部3Aとフランジ3Bが階段形状を構成するため、フロントバンパ3が衝撃を受けると、縦壁部3Aとフランジ3Bによって構成される階段形状が車両後方に開くことができ、フランジ3Bに取り付けられたウォッシャノズル2が一層大きく移動する。
【0036】
そして、縦壁部3Aがフロントバンパ3の上縁から形成されているため、その下端部から略水平に延びるフランジ3Bをより上方のヘッドランプ1に近い位置に形成することができる。この結果、ウォッシャノズル2をヘッドランプ1に近づけて配置することができ、該ウォッシャノズル2によるヘッドランプ1の洗浄効果を高めることができる。
【0037】
又、縦壁部3Aを利用してフランジ3Bをフロントバンパ3のバンパ面(意匠面)から離れた位置に配置することができ、ウォッシャノズル2の重心位置近傍をフランジ3Bによって支えることができる。このため、縦壁部3Aやフランジ3Bの剛性を高く設定する必要がなくなり、これらをウォッシャノズル2の通常使用時には変形させず、フロントバンパ3が衝撃荷重を受けた場合に変形させる設定が容易となる。
【0038】
更に、本実施の形態では、ウォッシャノズル2の後方に配置されるウォッシャタンク7の上部前面(ウォッシャノズルの後端に対向する面)を斜面7aとしたため、フロントバンパ3に車両前方から衝撃が加わってウォッシャノズル2がフロントバンパ1と共に車両後方に変位すると、図4に矢印にて示すように、該ウォッシャノズル2の後端がウォッシャタンク7の斜面7aに当接しながら斜面に沿って容易に移動し、この移動によってウォッシャノズル2の損傷が回避又は軽減される。この場合、ウォッシャタンク7の上部前面をフロントバンパ3の屈曲部3aの向きを考慮した斜面7aとしたため、屈曲部3aの変形が促進され、ウォッシャノズル2の移動がスムーズに行われ、これによって該ウォッシャノズル2の損傷が更に確実に防止又は軽減される。
【0039】
尚、以上の実施の形態では、ウォッシャタンク7の斜面7aを曲面状としたが、斜面7aは平面的であっても良く、又、ウォッシャタンク7以外の部品に板金等によって斜面を形成しても良い。斜面7aを樹脂のウォッシャタンク7に設定することにより、樹脂の弾性及び中空となる部品形状からウォッシャノズル2の損傷が更に確実に防止又は軽減される。
【符号の説明】
【0040】
1 ヘッドランプ
2 ウォッシャノズル
2A ウォッシャノズルのノズル本体
2B ウォッシャノズルのブラケット
2a ウォッシャノズルの円孔
3 フロントバンパ
3A フロントバンパの縦壁部
3B フロントバンパのフランジ
3a フロントバンパの屈曲部
3b フロントバンパの円孔
3c フロントバンパの開口部
4 ノズルカバー
5 スピードナット
6 スクリュー
7 ウォッシャタンク(ウォッシャノズルの後方に配される部品)
7a ウォッシャタンクの斜面
8 配管(ホース)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドランプの前面を洗浄するウォッシャノズルのフロントバンパへの取付構造であって、
前記フロントバンパの裏側に車両前後方向に延びる平面状のフランジを一体に形成し、該フランジに前記ウォッシャノズルを取り付けたことを特徴とするヘッドランプ用ウォッシャノズルの取付構造。
【請求項2】
前記フランジを屈曲部を介して前記フロントバンパに一体に形成したことを特徴とする請求項1記載のヘッドランプ用ウォッシャノズルの取付構造。
【請求項3】
前記フロントバンパの裏側に該フロントバンパの上縁から下方に延びる縦壁をフロントバンパ裏面から離間させて一体に形成し、該縦壁部の下端部から前記屈曲部を介して前記フランジを車両後方に向かって略水平に延設したことを特徴とする請求項2記載のヘッドランプ用ウォッシャノズルの取付構造。
【請求項4】
前記ウォッシャノズルの後方に配置される部品のウォッシャノズルの後端に対向する面を、前記屈曲部が延びる方向に対して垂直な平面上において、ウォッシャノズルの軸方向に対して傾斜した斜面としたことを特徴とする請求項2又は3記載のヘッドランプ用ウォッシャノズルの取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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