説明

ヘリポート及びヘリポート用デッキ材

【課題】施工が容易であると共に、保守作業性にも優れ、しかも、効率的に熱が伝達され、融雪に要する時間及び費用も少ないヘリポートを提供する。
【解決手段】複数のデッキ材本体110を水平方向に連結すると共に、複数のデッキ材蓋体130をデッキ材本体110に連結、被覆し、デッキ材本体110とデッキ材蓋体130とで画成される内部空間に電熱線30又は流体管を配設して、ヘリポートを構成する。デッキ材本体110に複数の陥没凹部115を形成し、この陥没凹部115の側壁面に係止突起を形成すると共に、デッキ材蓋体130に薄肉板状の係止部132を形成し、この係止部132の下端部に係止突起を形成し、陥没凹部115に係止部132を挿入した時、係止部132の係止突起が陥没凹部115の係止突起に係止するようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、寒冷地域、降雪地域に設置して好適な、融雪機能を有するヘリポート及びヘリポート用デッキ材に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ヘリコプターは、離着陸時に滑走を要しない、空中で静止状態をとれる等の機能性を有することから、災害救援用、救急治療用等の目的で大いに使用されるようになってきた。そのため、官庁、病院、オフィス等の多くのビルの屋上に、へリコプターが離着陸するヘリポートが設置されるようになってきた。
【0003】
ところで、寒冷地域、降雪地域では、冬期にヘリポートの上面に積雪するため、頻繁に積雪を除去する必要があるが、積雪除去作業を人手で行うのは重労働である上、長時間を要する。そこで、最近では、熱により自動的に積雪を除去する機能、すなわち、融雪機能を有するヘリポートが設置されるようになってきた。
【0004】
従来、融雪機能を有するヘリポートとして、図14に示すように、コンクリートの床面501上に電熱線502を敷設し、その上方にアスファルト層503を形成した構造のヘリポート500が知られている。
【0005】
このヘリポート500では、冬期にヘリポート500の上面に積雪した時、前記電熱線502に通電して発熱させ、発生した熱をアスファルト層503を介してヘリポート500の上面に伝達することによって、ヘリポート500の上面に堆積した雪を融解するようになっている。
【0006】
又、融雪機能を有するヘリポートとして、図16に示すようなT型形状のアルミニウム製デッキ材601を、図15に示すように、水平方向に複数連結し、そのデッキ材601の内部空間602に支持部材603を介して電熱線604又は流体管を支持、配設した構造のヘリポート600が知られている(特許文献1参照)。
【0007】
このヘリポート600では、冬期にヘリポート600の上面に積雪した時、前記電熱線に通電して発熱させるか、前記流体管内に温水を流通させ、その熱を支持部材603及び内部空間602を介してヘリポート600の上面に伝達することによって、ヘリポート600の上面に堆積した雪を融解するようになっている。
【0008】
【特許文献1】特開2004−360221号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、上記ヘリポート500では、アスファルト層503に電熱線502を埋設する必要があるので、ヘリポート500の施工が面倒であると共に、電熱線502が断線した際には、アスファルト層503を一部破壊し、電熱線502を修復した後、再度、アスファルト層503を形成する必要があるので、ヘリポート500の保守作業性に劣る。
又、アスファルト層503を介してヘリポート500の上面に熱が伝達されるので、熱伝達効率も悪く、融雪に要する時間及び費用もかかるという問題点がある。
【0010】
一方、上記ヘリポート600では、デッキ材601の内部空間602に支持部材603を介して電熱線等604を支持、配設するので、デッキ材601を連結しつつ、電熱線等604も配設しなければならず、以外と施工が面倒であると共に、電熱線等604が破損した際には、デッキ材601の連結を一旦解除する必要もあるので、やはり、ヘリポート600の保守作業性にも問題点がある。
又、支持部材603及び内部空間602を介してヘリポート600の上面に熱が伝達されるが、電熱線等604の配設位置とヘリポート600の上面との間に距離があるので、
熱伝達効率も十分に高くなく、以外と融雪に要する時間もかかるという問題点がある。
【0011】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたものであって、電熱線等の配設をも含めて、ヘリポートの施工が容易であると共に、電熱線等が破損した際にも面倒な作業を必要とせず、ヘリポートの保守作業性にも優れ、しかも、ヘリポートの上面に効率的に熱が伝達され、融雪に要する時間及び費用も少ないヘリポート及びヘリポート用デッキ材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明のヘリポートは、複数のデッキ材本体を水平方向に連結すると共に、複数のデッキ材蓋体を前記デッキ材本体に連結、被覆し、前記デッキ材本体と前記デッキ材蓋体とで画成される内部空間に電熱線又は流体管を配設したことを特徴とする。
【0013】
このような構成のヘリポートによれば、デッキ材本体を水平方向に所定数連結した後、デッキ材蓋体をデッキ材本体に連結、被覆すると共に、デッキ材本体とデッキ材蓋体とで画成される内部空間に電熱線又は流体管を配設することができるから、ヘリポートを効率よく施工できる。
【0014】
又、電熱線等が破損した際に、デッキ材本体の連結を一々解除する必要はなく、破損した個所のデッキ材蓋体のみを取り外し、電熱線等を修繕又は交換すればよいから、ヘリポートの保守作業性を簡易、迅速に行うことができる。
【0015】
本発明のヘリポートを構成するデッキ材は、水平方向に連結することができるデッキ材本体と、このデッキ材本体に連結、被覆することができるデッキ材蓋体とから構成され、前記デッキ材蓋体を前記デッキ材本体に連結、被覆した時、デッキ材本体とデッキ材蓋体とによって電熱線又は流体管を配設する内部空間を画成することを特徴とする。
【0016】
ここで、デッキ材本体に複数の陥没凹部を形成し、この陥没凹部の側壁面に係止突起を形成すると共に、デッキ材蓋体に薄肉板状の係止部を形成し、この係止部の下端部に係止突起を形成し、陥没凹部に係止部を挿入した時、係止部の係止突起が陥没凹部の係止突起に係止するようにするのが好ましい。
【0017】
又、デッキ材蓋体に板状部に接続して支持部を形成し、この支持部に電熱線又は流体管を嵌合、保持する嵌合部を形成し、この嵌合部に電熱線又は流体管を保持するようにするのが好ましい。
【0018】
このような構成のヘリポートによれば、デッキ材蓋体の上面に近接した位置に電熱線を支持、配設するから、ヘリポートの上面との距離は短く、熱伝達効率も十分に高く、融雪に要する時間も飛躍的に短時間とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明のヘリポートの好適な実施形態について、以下、図面を参照して説明する。
【0020】
本発明のヘリポート100は、図1に示すように、T型形状のアルミニウム製デッキ材101を水平方向に複数連結した構成であって、本実施形態では、構成されたヘリポート100は、水平方向に所定間隔で配設された小梁10に支持され、さらに、それら小梁10,10,・・・は、水平方向に所定間隔で配設された大梁20に支持されている。
【0021】
デッキ材101は、図2に示すように、アルミニウム製のデッキ材本体110とアルミニウム製のデッキ材蓋体130とから構成されている。
【0022】
デッキ材本体110は、図3に示すように、アルミニウムの押出成形品であって、T型形状を呈し、保持部111、支脚部112及び台座部113から構成される。
【0023】
保持部111は、上壁面部114から下方に陥没させた複数の陥没凹部115を形成してあり、その内部には外壁及び隔壁によって区画された複数の内部空間116を画成してある。そして、上壁面部114の上壁面端部には、上方に突出した支持突起114aを形成してあり、陥没凹部115の側壁面下端部には、側方に突出した係止突起115aを形成してある。
一方、一側端部に嵌合凸部117を形成すると共に、他側端部に嵌合凹部118を形成し、嵌合凸部117は隣接するデッキ材本体110の嵌合凹部118と嵌合し、嵌合凹部118は隣接するデッキ材本体110の嵌合凸部117と嵌合するようになっている。
【0024】
支脚部112は、その内部に側壁及び隔壁によって区画された内部空間119を画成してある。
【0025】
台座部113は、厚肉板状として、重量を大きくしてある。
【0026】
デッキ材蓋体130は、図4に示すように、アルミニウムの押出成形品であって、平坦板状を呈し、板状部131、係止部132及び支持部133から構成される。
【0027】
板状部131は、その上面に所定間隔で複数の突起部131a,131a,・・・を形成してあり、その下面の両端部には、下方に突出した支持突起131bを形成してある。
【0028】
係止部132は、板状部131から略垂直下方に形成してあり、薄肉板状として、可撓性を有するようにしてある。
そして、その下端部には、側方に突出した係止突起132aを形成してある。
【0029】
支持部133は、板状部131に接続して下方に形成してあり、薄肉状として、可撓性を有するようにしてある。
そして、その上半部には、半円管状を呈する嵌合部134を形成し、その下半部には、下方に拡開した案内部135を形成してある。
【0030】
デッキ材101の構成は以上の通りであり、デッキ材本体110を水平方向に連結するには、隣接する一方のデッキ材本体110の嵌合凸部117を、隣接する他方のデッキ材本体110の嵌合凹部118に嵌合させればよい。
以下同様にして、隣接するデッキ材本体110,110同士を連結していけば、水平方向に複数のデッキ材本体110を連結することができる。
【0031】
デッキ材本体110にデッキ材蓋体130を連結して、被覆するには、図5及び図6に示すように、デッキ材本体110の陥没凹部115にデッキ材蓋体130の係止部132を上方から挿入し、係止部132の係止突起132aを陥没凹部115の係止突起115aに係止させればよい。
以下同様にして、全てのデッキ材本体110にデッキ材蓋体130を挿入すれば、全てのデッキ材本体110をデッキ材蓋体130で被覆することができる。
尚、デッキ材蓋体130で被覆した時、支持突起114aの上端が板状部131の下側面に当接すると共に、支持突起131bの下端が上壁面部114の上側面に当接するようになっている。
【0032】
デッキ材本体110とデッキ材蓋体130とにより画成される内部空間に電熱線30を支持、配設するには、次のようにすればよい。
先ず、図7に示すように、デッキ材蓋体130の支持部133の案内部135の下方から電熱線30を挿入し、嵌合部134に電熱線30を圧入し、嵌合させれば、デッキ材蓋体130に電熱線30を支持することができる。
次に、上述のようにして、デッキ材本体110にデッキ材蓋体130を連結して、被覆すれば、デッキ材本体110とデッキ材蓋体130とにより画成される内部空間、陥没凹部115に電熱線30を配設することができる。
【0033】
本発明のヘリポート100では、デッキ材本体110を水平方向に所定数連結した後、デッキ材蓋体130に電熱線30を支持させ、デッキ材本体110にデッキ材蓋体130を連結、被覆すれば、デッキ材101の内部空間に電熱線30を配設することができるから、ヘリポート100を効率よく施工できる。
【0034】
又、本発明のヘリポート100では、電熱線30が破損した際に、デッキ材本体110の連結を一々解除する必要はなく、破損した個所のデッキ材蓋体130のみを取り外し、電熱線30を修繕又は交換すればよいから、ヘリポート100の保守作業を簡易、迅速に行うことができる。
【0035】
又、本発明のヘリポート100では、デッキ材蓋体130の上面に近接した位置に電熱線30を支持、配設するから、ヘリポート100の上面との距離は短く、熱伝達効率も十分に高く、融雪に要する時間も飛躍的に短時間とすることができる。
さらに、デッキ材本体110とデッキ材蓋体130とに分割し、デッキ材本体110とデッキ材蓋体130との接点を極力小さくしたから、デッキ材本体110へ逃避する熱量は非常に少なくなり、熱効率を大幅に向上させることができる。
【0036】
上記実施形態では、デッキ材本体110とデッキ材蓋体130とにより画成される内部空間に電熱線30を配設するだけであったが、図8に示すように、陥没凹部115の底壁面に断熱材40を載置して、断熱材40の上端を電熱線30の下端に当接するようにしてもよい。
この構成によれば、電熱線30から下方へ放散される熱が減少し、より効率的にヘリポート100の上面を加熱することができる。
【0037】
又、上記実施形態では、加熱器具として電熱線30を使用する場合について説明してきたが、電熱線30に代えて、流体管を使用することもできる。そして、流体管内に流通させる熱媒体としては、温水、オイル等を使用することができる。
【0038】
さらに、上記実施形態では、ヘリポート100を複数の小梁10、複数の大梁20によって支持する場合について説明したが、ビルの屋上を形成するコンクリート面に直接、ヘリポート100を設置するようにしてもよい。
【0039】
図1に示すようなT型形状のアルミニウム製デッキ材101を水平方向に複数連結して構成したヘリポート100に代えて、図9に示すように、薄板形状のアルミニウム製デッキ材201を水平方向に複数連結して構成したヘリポート200を採用してもよい。
このヘリポート200は、ビルの屋上を形成するコンクリート面上に、断熱シートを介して敷設、設置される。
【0040】
デッキ材201は、図9に示すように、アルミニウム製のデッキ材本体210とアルミニウム製のデッキ材蓋体130とから構成されている。
【0041】
デッキ材本体210は、図10に示すように、アルミニウムの押出成形品であって、薄板形状を呈するものであり、上壁面部211から下方に陥没させた複数の陥没凹部212を形成してあり、又、外壁によって区画された複数の内部空間213を画成してある。
そして、上壁面部211の上壁面端部には、上方に突出した支持突起211aを形成してあり、その中央部には、上方に突出した仕切凸部214を形成してあり、又、陥没凹部212の側壁面下端部には、側方に突出した係止突起212aを形成してある。
【0042】
デッキ材本体210の一側端部には嵌挿凸部215を形成し、その先端部に下方に突出した係止突起215aを形成すると共に、他側端部には嵌挿凹部216を形成し、その先端部に上方に突出した係止突起216aを形成してある。
そして、嵌挿凸部215を隣接するデッキ材本体210の嵌挿凹部216に嵌挿し、係止突起215aを係止突起216aに係止することによって、隣接するデッキ材本体210を順次連結できるようになっている。
【0043】
デッキ材201の構成は以上の通りであり、デッキ材本体210を水平方向に連結するには、隣接する一方のデッキ材本体210の嵌挿凸部215を、隣接する他方のデッキ材本体210の嵌挿凹部216に嵌挿し、係止突起215aを係止突起216aに係止すればよい。
以下同様にして、隣接するデッキ材本体210,210同士を連結していけば、水平方向に複数のデッキ材本体210を連結することができる。
【0044】
デッキ材本体210にデッキ材蓋体130を連結して、被覆するには、図11及び図12に示すように、デッキ材本体210の陥没凹部212にデッキ材蓋体130の係止部132を上方から挿入し、係止部132の係止突起132aを陥没凹部212の係止突起212aに係止させればよい。
以下同様にして、全てのデッキ材本体210にデッキ材蓋体130を挿入すれば、全てのデッキ材本体210をデッキ材蓋体130で被覆することができる。
尚、デッキ材蓋体130で被覆した時、支持突起211aの上端が板状部131の下側面に当接すると共に、支持突起131bの下端が上壁面部211の上側面に当接するようになっている。
【0045】
デッキ材本体210とデッキ材蓋体130とにより画成される内部空間に電熱線30を支持、配設するには、次のようにすればよい。
先ず、図13に示すように、デッキ材蓋体130の支持部133の案内部135の下方から電熱線30を挿入し、嵌合部134に電熱線30を圧入し、嵌合させれば、デッキ材蓋体130に電熱線30を支持することができる。
次に、上述のようにして、デッキ材本体210にデッキ材蓋体130を連結して、被覆すれば、デッキ材本体210とデッキ材蓋体130とにより画成される内部空間、陥没凹部212に電熱線30を配設することができる。
【0046】
本発明のヘリポート200でも、同様に、ヘリポート200を効率よく施工でき、ヘリポート200の保守作業を簡易、迅速に行うことができる。
又、熱伝達効率も十分に高く、融雪に要する時間も飛躍的に短時間とすることができると共に、熱効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明のヘリポートの一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明のヘリポートを構成する一実施形態のデッキ材において、デッキ材本体とデッキ材蓋体とを分離した状態を示す断面図である。
【図3】図2に示すデッキ材本体の断面図である。
【図4】図2に示すデッキ材蓋体の断面図である。
【図5】図2に示すデッキ材蓋体を図2に示すデッキ材本体に連結して、一実施形態のデッキ材を構成した状態を示す断面図である。
【図6】図2に示すデッキ材蓋体を図2に示すデッキ材本体に連結した状態を示す一部拡大断面図である。
【図7】図6において、デッキ材蓋体に電熱線を支持した状態を示す一部拡大断面図である。
【図8】図7において、さらに、断熱材を配設した状態を示す一部拡大断面図である。
【図9】本発明のヘリポートを構成する他実施形態のデッキ材において、デッキ材本体とデッキ材蓋体とを分離した状態を示す断面図である。
【図10】図9に示すデッキ材本体の断面図である。
【図11】図2に示すデッキ材蓋体を図9に示すデッキ材本体に連結して、他実施形態のデッキ材を構成した状態を示す断面図である。
【図12】図2に示すデッキ材蓋体を図9に示すデッキ材本体に連結した状態を示す一部拡大断面図である。
【図13】図12において、デッキ材蓋体に電熱線を支持した状態を示す一部拡大断面図である。
【図14】従来のヘリポートの一具体例を示す断面図である。
【図15】従来のヘリポートの他具体例を示す分解斜視図である。
【図16】従来のヘリポートの他具体例を構成するデッキ材の断面図である。
【符号の説明】
【0048】
100 ヘリポート
101 デッキ材
110 デッキ材本体
115 陥没凹部
115a 係止突起
130 デッキ材蓋体
131 板状部
132 係止部
132a 係止突起
133 支持部
134 嵌合部
201 デッキ材
210 デッキ材本体
212 陥没凹部
212a 係止突起
30 電熱線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のデッキ材本体を水平方向に連結すると共に、複数のデッキ材蓋体を前記デッキ材本体に連結、被覆し、前記デッキ材本体と前記デッキ材蓋体とで画成される内部空間に電熱線又は流体管を配設したことを特徴とするヘリポート。
【請求項2】
水平方向に連結することができるデッキ材本体と、このデッキ材本体に連結、被覆することができるデッキ材蓋体とから構成され、前記デッキ材蓋体を前記デッキ材本体に連結、被覆した時、デッキ材本体とデッキ材蓋体とによって電熱線又は流体管を配設する内部空間を画成することを特徴とするヘリポート用デッキ材。
【請求項3】
前記デッキ材本体に複数の陥没凹部を形成し、この陥没凹部の側壁面に係止突起を形成すると共に、前記デッキ材蓋体に薄肉板状の係止部を形成し、この係止部の下端部に係止突起を形成し、前記陥没凹部に前記係止部を挿入した時、係止部の係止突起が陥没凹部の係止突起に係止することを特徴とする請求項2に記載のヘリポート用デッキ材。
【請求項4】
前記デッキ材蓋体に板状部に接続して支持部を形成し、この支持部に電熱線又は流体管を嵌合、保持する嵌合部を形成し、この嵌合部に電熱線又は流体管を保持することを特徴とする請求項2又は3に記載のヘリポート用デッキ材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−156155(P2010−156155A)
【公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−335370(P2008−335370)
【出願日】平成20年12月27日(2008.12.27)
【出願人】(597114384)エアロファシリティー株式会社 (4)
【Fターム(参考)】