説明

ベッド

【課題】横臥者の背中などをマットレスで過度に圧迫せずして椅子形状への変換を行える簡便なベッドを提供する。
【解決手段】架台1上にマットレスMを支持する屈曲自在な床板フレーム10が設けられる。床板フレーム10は、上体レスト部11、中央レスト部12、及び下腿レスト部13を有して構成される。上体レスト部11は中央レスト部12との結節点14aを中心に上下方向に旋回して架台1上で起伏可能とされ、下腿レスト部13は中央レスト部12との結節点15aを中心にして水平状態から下方に旋回可能とされる。結節点14aは、架台1上で水平状態に倒伏された上体レスト部11上におけるマットレスMの底面M1よりも高くなる位置に設定され、結節点15aも、架台1上で水平状態とされた下腿レスト部13上におけるマットレスMの底面M1よりも高くなる位置に設定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子形状に変換可能なベッドに係わり、特に横臥者の背中などをマットレスで過度に圧迫せずして椅子形状への変換を行えるようにしたベッドに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、身障者や病弱な高齢者を主たる対象として、横臥者を着座姿勢にするべく椅子形状に変換可能な種々のベッドが開発されている。
【0003】
例えば、ヘッド側からフット側にかけて、上体レスト部(背部フレーム)と中央レスト部(座部レスト部)と下腿レスト部(下腿部フレームおよび足部フレーム)とを順番に配設して屈曲自在な床板フレーム(床フレーム体)を形成し、その床板フレームをフラットな状態から椅子形状に屈曲させたとき、中央レスト部の下方に下腿レスト部(足部フレーム)が位置するようにした介護ベッドが提案されている(特許文献1)。
【0004】
又、ベースフレーム上に昇降可能なサイドフレームを設けると共に、サイドフレームのヘッド側とフット側にそれぞれスライドフレームを挿入し、それらスライドフレームとサイドフレームとにより形成されるベッド床面上に、ヒンジ接続される上体レスト部(背上げフレーム)、中央レスト部(第1膝上げフレーム)、及び下腿レスト部(第2膝上げフレーム)を設けたものが知られる(例えば、特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】実開平6−64635号公報
【0006】
【特許文献2】特開2001−198165号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1、2に開示されるベッドによれば、上体レスト部と中央レスト部とを結合するヒンジ部、及び下腿レスト部と中央レスト部とを結合するヒンジ部が、それぞれフラット状に展開された床板フレームと同一平面内にあって、該床板フレーム上に敷かれるマットレスの底面よりも低くなる位置に設定されていることから、床板フレームを椅子形状に変換するとき、マットレスがその底面側を中心にして折り曲げられ、その皺寄せにより横臥者の身体と密着している表面側が押し出されるようになる。
【0008】
このため、椅子形状への変換中に横臥者の背中や臀部がマットレスにより強く圧迫されるようになることから、横臥者に不快感を与えてしまうという問題がある。
【0009】
尚、特許文献1のように、細分化したマットレスを各フレーム上に間隔をあけて取り付ける構成では、市販のマットレスを利用することはできないし、上体レスト部(背部フレーム)上のマットレスは上体レスト部(背部フレーム)と中央レスト部(座部フレーム)との間に位置にするヒンジ部を中心にして起伏されるので、背上げに際して横臥者の背中などがマットレスで圧迫されることを免れない。
【0010】
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その主たる目的は横臥者の背中などをマットレスで過度に圧迫せずして椅子形状への変換を行える簡便なベッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は上記目的を達成するため、
架台上にマットレスを支持する屈曲自在な床板フレームが設けられ、
その床板フレームが、横臥者の上半身を支持するための上体レスト部、横臥者の臀部を支持するための中央レスト部、及び横臥者の下腿部を支持するための下腿レスト部を有し、
前記上体レスト部が前記中央レスト部との結節点を中心に上下方向に旋回して前記架台上で起伏可能とされると共に、前記下腿レスト部が前記中央レスト部との結節点を中心にして水平状態から下方に旋回可能とされるベッドにおいて、
前記上体レスト部と前記中央レスト部との結節点が、前記架台上で水平状態に倒伏された上体レスト部上におけるマットレスの底面よりも高くなる位置に設定されていることを特徴とする。
【0012】
加えて、前記下腿レスト部と前記中央レスト部との結節点が、前記架台上で水平状態とされた下腿レスト部上におけるマットレスの底面よりも高くなる位置に設定されていることを特徴とする。
【0013】
又、上記のように構成されるベッドにおいて、上体レスト部と架台が上体レスト部を起伏させるためのリクライニング機構を介して連結される一方、
前記下腿レスト部はその幅方向に平行な水平軸回りに回動可能にして前記架台の一端部に連結され、前記リクライニング機構の駆動により前記上体レスト部の起伏動作が行われるとき、その起伏動作に連動して前記下腿レスト部が前記水平軸回りに回動しながら前記中央レスト部との結節点を中心に上下方向に旋回することを特徴とする。
【0014】
更に、前記中央レスト部は、前記上体レスト部および前記下腿レスト部が水平状態にされた時その両者間に傾斜状態に介在して前記上体レスト部側よりも前記下腿レスト部側が高くなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、上体レスト部と中央レスト部との結節点が、架台上で水平状態に倒伏された上体レスト部上におけるマットレスの底面よりも高くなる位置に設定されることから、上体レスト部の起伏時にマットレスの表面側が伸縮せず、それ故に上体レスト部の起伏時に横臥者の背中や臀部がマットレスで強く圧迫されたり擦られたりすることを防止することができる。
【0016】
加えて、下腿レスト部と中央レスト部との結節点が、架台上で水平状態とされた下腿レスト部上におけるマットレスの底面よりも高くなる位置に設定されることから、下腿レスト部の旋回によるマットレスの折れ曲がりによっても、マットレスの表面側が伸縮せず、横臥者の下腿部がマットレスで強く圧迫されたり擦られたりせず、横臥者に違和感、不快感を与えない。
【0017】
又、上体レスト部と架台が上体レスト部を起伏させるためのリクライニング機構を介して連結される一方、下腿レスト部がその幅方向に平行な水平軸回りに回動可能にして架台の一端部に連結され、リクライニング機構の駆動により上体レスト部の起伏動作が行われるとき、その起伏動作に連動して下腿レスト部が水平軸回りに回動しながら中央レスト部との結節点を中心に上下方向に旋回するようにしていることから、椅子形状への変換時に下腿レスト部が架台から大きく張り出して部屋の壁などに干渉することを防止できる。
【0018】
しかも、中央レスト部は、上体レスト部および下腿レスト部が水平状態にされた時その両者間に傾斜状態に介在して上体レスト部側よりも下腿レスト部側が高くなる構成とされていることから、上体レスト部を起立させるとき横臥者の臀部が下腿レスト部側に押し出されることを防止できるほか、下腿レスト部と中央レスト部との結節点を思案点とせずして下腿レスト部を水平状態から下方へ確実に旋回させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面に基づいて本発明に係るベッドの構成を詳しく説明する。図1、図2は係るベッドを示した側面概略図であり、図1はベッドとしての使用態様を示し、図2は椅子形状に変換した状態を示す。
【0020】
図1、図2において、1は架台であり、この架台1は矩形のベース2と該ベースの前後左右に固着される支柱3,4とにより構成される。このうち、ベース2には上方に突出する左右一対のブラケット5が固設され、そのブラケット5で主軸6が回転自在に支持されている。主軸6の中央にはクランク腕7が固着され、そのクランク腕7と架台のベース2がアクチュエータ8により連結されている。本例において、アクチュエータ8は伸縮ロッド8aを有するシリンダ装置であり、その本体部8bがベース2に回動自在に取り付けられ、伸縮ロッド8aが本体部8bに内蔵されるモータの駆動により伸縮するようになっている。
【0021】
一方、10は架台1上に設けられる屈曲自在な床板フレームで、この床板フレーム10によりマットレスMが支持されるようになっている。係る床板フレーム10は、横臥者の上半身を支持するための上体レスト部11、横臥者の臀部を支持するための中央レスト部12、及び横臥者の下腿部を支持するための下腿レスト部13に区分されており、このうち上体レスト部11と中央レスト部12が第1ヒンジ部14により屈曲可能に結合され、中央レスト部12と下腿レスト部13が第2ヒンジ部15により屈曲可能に結合されている。
【0022】
尚、第1ヒンジ部14は、上体レスト部11と中央レスト部12の左右両側に直角に立ち上がる側板11a,12aの一端部同士を重ね合わせ、その両者の側板11a,12aをヒンジピン14aにて接合することにより構成される。又、第2ヒンジ部15は、中央レスト部12と下腿レスト部13の左右両側に直角に立ち上がる側板12a,13aの一端部同士を重ね合わせ、その両者の側板12a,13aをヒンジピン15aにて接合することにより構成される。
【0023】
これにより、上体レスト部11は中央レスト部12との結節点(ヒンジピン14a)を中心に上下方向に旋回して架台1上での起伏が可能とされ、下腿レスト部13は中央レスト部12との結節点(ヒンジピン15a)を中心に水平状態から下方に旋回可能とされている。
【0024】
特に、図1から明らかなように、上体レスト部11と中央レスト部12との結節点を成すヒンジピン14aは、架台1上で水平状態に倒伏された上体レスト部11上におけるマットレスMの底面M1よりも高くなる位置に設定されると共に、中央レスト部12と下腿レスト部13との結節点を成すヒンジピン15aも架台1上で水平状態とされた下腿レスト部13上におけるマットレスMの底面M1よりも高くなる位置に設定されている。これによれば、床板フレーム10上に敷かれたマットレスMが床板フレーム10の屈曲に合わせてヒンジピン14a,15aの位置で屈曲されるために、マットレスMに密着する横臥者の身体部位を強く圧迫せずして図2のような椅子形状に変換することができる。
【0025】
ここに、上体レスト部11の裏面には左右一対のアーム16が固着され、その各先端部がクランク腕7を挟んで主軸6の両端部に固着されている。アーム16は、上体レスト部11を起伏させるリクライニング機構を構成するものであり、該アーム16をアクチュエータ8の伸縮により主軸6回りに旋回駆動させることで架台1上での上体レスト部11の起伏動作が行われる構成とされている。
【0026】
尚、上体レスト部11は、架台1上での起伏動作に際してヒンジピン14aを中心に上下方向に旋回するが、そのヒンジピン14aは主軸6回りに移動する移動支点となるもので、上体レスト部11がヒンジピン14aを中心に上方旋回して起立されるとき、当該ヒンジピン14aが中央レスト部12側に移動されるようにしてある。ここに、本例では上体レスト部11の倒伏時に主軸6とヒンジピン14aとを結ぶ線分が水平面に対して45度になるよう設定され、椅子形状への変換時にはヒンジピン14aが主軸6回りに90度旋回するようにしてあるので、ベッドとしての使用態様と椅子形状とで中央レスト部12の高さが不変となる。換言すれば、主軸6とヒンジピン14aの位置関係を変えることにより、椅子形状に変換したときの中央レスト部12の高さを高くしたり低くしたりすることが可能となる。
【0027】
又、図1、図2において、下腿レスト部13の裏面には左右一対のブラケット17が固着され、そのブラケット17が下腿レスト部13側の支柱4の上端部に結合されている。18は下腿レスト部13のブラケット17と架台1の支柱4とを結合する横架軸で、この横架軸18は下腿レスト部13の幅方向に平行して支柱4,4の間に水平状に架設されている。しかして、下腿レスト部13は横架軸18(水平軸)回りに回動可能にして架台1の一端部に連結され、上記リクライニング機構により上体レスト部11の起伏動作が行われるとき、その起伏動作に連動して下腿レスト部13が横架軸18回りに回動しながらヒンジピン15aを中心に上下方向に旋回する構成となっている。
【0028】
尚、図1のように、上体レスト部11の倒伏時において、該上体レスト部11と下腿レスト部13は架台1の支柱3,4にて水平状態に支持されるが、このとき中央レスト部12は上体レスト部11と下腿レスト部13との間に傾斜状に介在し、上体レスト部11側よりも下腿レスト部13側が高くなるようにされており、このため上体レスト部11を起立させるとき、ヒンジピン15aを思案点とせずして下腿レスト部13を水平状態から下方へ確実に旋回させることが可能とされている。
【0029】
次に、図3は床板フレームの展開図を示す。図1〜図3から明らかなように、上体レスト部11は、その左右両側に上記側板11aを有するほか、中央レスト部12とは反対のヘッド側の一端縁にはヘッドフレーム11bが設けられる。又、中央レスト部12と下腿レスト部13も上記の如く左右一対の側板12a,13aを有しているが、その両者12,13はヒンジピン15aの位置での屈曲を許容するべく間隔をあけて結合され、その間隔が中央レスト部12と下腿レスト部13との屈伸により開閉するようになっている。
【0030】
尚、中央レスト部12と下腿レスト部13との間には、その両者を伸展させたときマットレスが横臥者の体重を受けて下方に落ち込まぬよう上記間隔を埋める支持板19が設けられる。又、下腿レスト部13には、中央レスト部12とは反対のフット側の一端にフットフレーム13bが設けられる。そして、マットレスは、各レスト部11〜13の側板11a,12a,13a、ヘッドフレーム11b、及びフットフレーム13bで囲まれる枠内に嵌め込まれ、床板フレーム10から離脱せぬように保持されている。
【0031】
次に、図4は図1のX−X線における拡大断面を示す。この図で明らかなように、本例によれば、ヒンジピン15aはマットレスMの表面M2と略同じ高さとなる位置に設定されている。尚、図4には上体レスト部11と中央レスト部12との結節点を成すヒンジピン14aを示していないが、本例では係るヒンジピン14aもマットレスMの表面M2と略同じ高さになる位置に設定されている。
【0032】
又、図5のように、支持板19はその一端がヒンジ金具20により中央レスト部12に連結されており、該支持板19の他端両側には下腿レスト部13の部位に係合するスライドピン19aが設けられる。図4、図5において、21はスライドピン19aを摺動可能に支持するスライドガイドであり、このスライドガイド21はブラケット17,17の内側で下腿レスト部13の裏面に固着されている。尚、本例において、スライドガイド21は支持板19のスライドピン19aを嵌めこむ長孔21aを穿設した平板とされるが、これをL型にして、支持板19の両側縁を摺動自在に抱え込む構成としてもよい。
【0033】
ここで、以上のように構成される本願ベッドの作用について説明する。先ず、図1において、上体レスト部11が架台1上で水平状態に倒伏されているとき、下腿レスト部13も架台1上で水平状態に支持されている。又、中央レスト部12は上体レスト部11と下腿レスト部13との間に傾斜状態で介在し、下腿レスト部13側が上体レスト部11側よりも若干高くなっている。そして、この状態の床板フレーム10上にはマットレスMを介して横臥者が横臥可能とされる。
【0034】
一方、図1の状態において、アクチュエータ8を駆動してその伸縮ロッド8aを伸長させると、アーム16が主軸6回りに上方旋回されることにより、上体レスト部11も主軸6回りに旋回移動されるヒンジピン14aを中心として上方旋回する。又、アーム16の旋回力は上体レスト部11から中央レスト部12に伝達され、その中央レスト部12によりヒンジピン14aが図1の左上方に押し込まれるようになるために、架台1との連結により図1の左方への移動が拘束されている下腿レスト部13は、ヒンジピン15aを中心に下方旋回を始め、これが架台1との結節点である横架軸18(水平軸)回りに回動される。しかして、上体レスト部11が略垂直となるまで起立されるほか、中央レスト部12と下腿レスト部13が鋭角状に屈曲し、略水平とされる中央レスト部12の下方に下腿レスト部13が入り込み、床板フレーム10が全体として中央レスト部12を座面とする図2のような椅子形状に屈曲する。
【0035】
尚、図2に示される椅子形状に変換した状態では、横臥者は着座者となり、脚を鋭角状に折り曲げて自ら立ち上がることができるほか、着座姿勢のままで食事をすることもできる。
【0036】
以上、本発明に係るベッドの構成例を説明したが、係るベッドは上記例に限定されるものでなく、例えばリクライニング機構として、アーム16に主軸6より上方で図示せぬ軸を架設し、その軸にアクチュエータ8を接続するようにしてもよい。
【0037】
又、図6のように、中央レスト部12と下腿レスト部13とをリンク22,23を介して架台の支柱4に連結し、中央レスト部12と架台1とを繋ぐリンク22に支持板24を固着し、その支持板24により中央レスト部12と下腿レスト部13との間でマットレスが支持されるようにしてよい。
【0038】
更に、上記例ではヒンジピン14a,15aをマットレスMの表面M2と略同じ高さとなる位置に設定したが、それらヒンジピン14a、15aをマットレスMの表面M2よりも高くなる位置に設定してもよいし、マットレスMの厚さ方向中間付近となる位置に設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明に係るベッドを示す側面概略図(ベッドとしての使用態様)
【図2】同ベッドを椅子形状に変換した状態を示す側面概略図
【図3】床板フレームの平面概略図
【図4】図1のX−X拡大断面図
【図5】中央レスト部と下腿レスト部との結合部分を示す部分拡大断面図
【図6】本発明の変更例を示す部分拡大図
【符号の説明】
【0040】
1 架台
6 主軸
8 アクチュエータ
10 床板フレーム
11 上体レスト部
12 中央レスト部
13 下腿レスト部
14 第1ヒンジ部
14a ヒンジピン(上体レスト部と中央レスト部の結節点)
15 第2ヒンジ部
15a ヒンジピン(中央レスト部と下腿レスト部の結節点)
16 アーム
18 横架軸(下腿レスト部の回動中心となる水平軸)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
架台上にマットレスを支持する屈曲自在な床板フレームが設けられ、
その床板フレームが、横臥者の上半身を支持するための上体レスト部、横臥者の臀部を支持するための中央レスト部、及び横臥者の下腿部を支持するための下腿レスト部を有し、
前記上体レスト部が前記中央レスト部との結節点を中心に上下方向に旋回して前記架台上で起伏可能とされると共に、前記下腿レスト部が前記中央レスト部との結節点を中心にして水平状態から下方に旋回可能とされるベッドにおいて、
前記上体レスト部と前記中央レスト部との結節点が、前記架台上で水平状態に倒伏された上体レスト部上におけるマットレスの底面よりも高くなる位置に設定されていることを特徴とするベッド。
【請求項2】
前記下腿レスト部と前記中央レスト部との結節点が、前記架台上で水平状態とされた下腿レスト部上におけるマットレスの底面よりも高くなる位置に設定されていることを特徴とする請求項1記載のベッド。
【請求項3】
上体レスト部と架台が上体レスト部を起伏させるためのリクライニング機構を介して連結される一方、
前記下腿レスト部はその幅方向に平行な水平軸回りに回動可能にして前記架台の一端部に連結され、前記リクライニング機構の駆動により前記上体レスト部の起伏動作が行われるとき、その起伏動作に連動して前記下腿レスト部が前記水平軸回りに回動しながら前記中央レスト部との結節点を中心に上下方向に旋回することを特徴とする請求項1、又は2記載のベッド。
【請求項4】
前記中央レスト部は、前記上体レスト部および前記下腿レスト部が水平状態にされた時その両者間に傾斜状態に介在して前記上体レスト部側よりも前記下腿レスト部側が高くなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のベッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−220885(P2008−220885A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−67831(P2007−67831)
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【出願人】(506322732)Road Wide株式会社 (7)
【Fターム(参考)】