説明

ベルト用バックルおよび固縛具

【課題】搬送コンテナ内に、道具箱を用意することなく整然と配置して、搬送コンテナが移動してもベルトが乱雑に散らからないように保持する。
【解決手段】一方のベルト3の一端を固定するシャフト6aと、該シャフト6aを軸線回りに回転させて該シャフト6aにベルト3を巻き取るラチェット機構8付きのレバー6bとを備えるベルト巻き取り部6と、該ベルト巻き取り部6のシャフト6aに対して平行間隔をあけて配置され、他方のベルト3の一端を取り付ける円柱状のベルト連結部5と、ラチェット機構8、レバー6bまたはベルト連結部5の少なくとも1箇所に設けられ、レール板に板厚方向に貫通して設けられた貫通孔に懸架可能なフック7とを備えるベルト用バックル1を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベルト用バックルおよび固縛具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、トラック等の車輌に搭載される箱形の搬送コンテナにおいては、対向する内側面のそれぞれに長さ方向に沿ってレール板が配置されている。レール板には、長さ方向に間隔をあけて複数の同一矩形状の貫通孔が設けられており、荷崩れ防止用のベルトの端部に取り付けたベルト固定金具を係合させることができるようになっている。
荷崩れ防止用のベルトは、両端のベルト固定金具をレール板の貫通孔にそれぞれ係合させた状態で、長さ方向の途中位置に設けたベルト巻き取り機構を備えたバックルによって巻き取って張力をかけ、それによって積荷を固縛するようになっている。
【0003】
従来のベルト用バックルは、一方のベルトの一端を固定して巻き取るシャフトと、該シャフトを回転させるラチェット機構付きのレバーとを備えるベルト巻き取り部と、該ベルト巻き取り部のシャフトに対して平行間隔をあけて配置され、他方のベルトの一端を取り付けるベルト連結部とを備えている。両ベルトの他端に固定されたベルト固定金具をレール板の貫通孔に係合させた状態で、レバーを操作してシャフトにベルトを巻き取ることにより、ベルトに張力を付与するようになっている。
【0004】
そして、使用しないときには、ベルト巻き取り部のレバーからベルト連結部にかけてベルトを巻いてコンパクトに纏め、搬送コンテナの床面に置かれたり、搬送コンテナ内に配置された道具箱に収容されたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第3574339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、搬送コンテナの床面に置かれる場合には、搬送コンテナの移動時に、ベルト用バックルに作用する加速度によってベルト用バックルが床面上で転がり、ベルトが解れて乱雑に散らかってしまうという不都合がある。また、道具箱に収容する場合にはそのような不都合はないが、道具箱内において比較的大きな容積を占めるため、道具箱の収容量が低下してしまうという問題がある。
【0007】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、搬送コンテナ内に、道具箱を用意することなく整然と配置して、搬送コンテナが移動してもベルトが乱雑に散らからないように保持することができるベルト用バックルおよび固縛具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、一方のベルトの一端を固定するシャフトと、該シャフトを軸線回りに回転させて該シャフトにベルトを巻き取るラチェット機構付きのレバーとを備えるベルト巻き取り部と、該ベルト巻き取り部の前記シャフトに対して平行間隔をあけて配置され、他方のベルトの一端を取り付ける円柱状のベルト連結部と、前記ラチェット機構、前記レバーまたは前記ベルト連結部の少なくとも1箇所に設けられ、レール板に板厚方向に貫通して設けられた貫通孔に懸架可能なフックとを備えるベルト用バックルを提供する。
【0009】
本発明によれば、一対のベルトの端部を固定して、ベルト巻き取り部のレバーを操作することにより、レバーに設けられたラチェット機構の作動によりシャフトがその軸線回りに回転させられて、該シャフトにベルトが巻き取られる。これにより、ベルトに張力が付与される。レバーはラチェット機構を備えているので、シャフトの回転は一方向のみに制限され、レバーを往復動作させることにより、シャフトを順次一方向に回転させていき、ベルトに付与する張力を増大させることができる。
【0010】
使用後には、シャフトにベルトを巻き取った状態、あるいは、シャフトとベルト連結部とに掛け渡すようにベルトを巻き付けてコンパクトに纏めた状態で、ラチェット機構、レバーまたはベルト連結部のいずれかに設けられたフックをレール板に設けられた貫通孔に引っかける。これにより、ベルトをベルト用バックルに纏めた状態で、レール板に取り付けた状態に固定することができる。
【0011】
従来、搬送コンテナの床面に置かれていたのと比較すると、ベルト用バックルに纏められた状態のベルトが床面で転がって乱雑に解れてしまう不都合の発生を防止して、次の使用時に使い易く纏めた状態に維持することができる。これにより、ベルトの使用勝手を改善することができる。また、別途の新たな固定手段を用いることなく、貨物の固定のために搬送コンテナに設けられているレール板に備えられているレール板の貫通孔を利用することができる。
【0012】
上記発明においては、前記フックが、前記ベルト連結部に、その軸線回りに回転可能に取り付けられていてもよい。
このようにすることで、フックを使用してレール板に固定する際には、フックをベルト連結部の軸線回りに回転させてレール板の貫通孔に引っ掛け易い位置に突出させる一方、使用しない際には、フックをベルト連結部の軸線回りに回転させて収納することができる。これにより、ベルトに張力を掛ける際には、フックをじゃまにならない位置に収納して、固縛作業を容易にすることができる。
【0013】
また、上記発明においては、前記フックが、前記レール板に設けられた前記貫通孔と略同等の間隔、かつ、内側にベルトを配置可能な間隔をあけて2個配置されていてもよい。
このようにすることで、レール板の貫通孔に2つのフックがかけられて、ベルト用バックルがレール板に安定して支持される。これにより、搬送コンテナの移動中にベルト用バックルがレール板に対して移動しないように保持される。
【0014】
また、上記発明においては、前記フックに、該フックが前記貫通孔に係合され、レール板に吊り下げられた状態で、上方への移動を係止するストッパ部が設けられていてもよい。
このようにすることで、フックを貫通孔に係合させてレール板に吊り下げられると、ストッパ部が上方への移動を係止するので、フックがレール板から外れないように維持され、ベルト用バックルをレール板に固定した状態に維持することができる。
また、本発明は、ベルト用バックルを備える固縛具を提供する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、搬送コンテナ内に、道具箱を用意することなく整然と配置して、搬送コンテナが移動してもベルトが乱雑に散らからないように保持することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態に係る固縛具およびベルト用バックルを示す斜視図である。
【図2】図1のベルト用バックルにおいてフックを収納した状態を示す斜視図である。
【図3】図1のベルト用バックルをレール板に吊り下げた状態を示す斜視図である。
【図4】図1のベルト用バックルのフックの第1の変形例を示す斜視図である。
【図5】図1のベルト用バックルのフックの第2の変形例を示す斜視図である。
【図6】図1のベルト用バックルのフックの第3の変形例を示す斜視図である。
【図7】図1のベルト用バックルのフックの第4の変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の一実施形態に係るベルト用バックル1および固縛具2について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る固縛具2は、図1に示されるように、2本のベルト3と、各ベルト3の一端に取り付けたベルト固定金具(図示略)と、2本のベルト3を互いに引き寄せる方向に張力をかける本実施形態に係るベルト用バックル1とを備えている。
【0018】
本実施形態に係るベルト用バックル1は、図1に示されるように、平行間隔をあけた一対の細長い側板4aを備えるバックル本体4と、該バックル本体4の長手方向の一端に側壁間に掛け渡すように固定され、一方のベルト3の端部を取り付ける固定シャフト(ベルト連結部)5と、バックル本体4の長手方向の他端に設けられ、他方のベルト3を巻き取るベルト巻き取り機構6と、固定シャフト5に取り付けられたフック7とを備えている。
【0019】
バックル本体4は、板金を断面略U字状に折り曲げることにより、平行間隔をあけた一対の側板4aを連結板4bによって連結した構造を有している。そして、側板4aの両端には相互に対向する位置に貫通孔4cが設けられている。
【0020】
固定シャフト5は、バックル本体4の側板4aの一端側の貫通孔4cに挿入されるボルト5aと、該ボルト5aに締結されるナット5bとを備えている。固定シャフト5は、2つの側板4aの貫通孔4cを貫通したボルト5aにナット5bを締結することによって、側板4a間に掛け渡されるように固定されている。
【0021】
ベルト巻き取り機構6は、バックル本体4の側板4aの他端側の貫通孔4cに回転可能に挿入される回転シャフト(シャフト)6aと、該回転シャフト6a回りに揺動可能に支持されるレバー6bと、該レバー6bと回転シャフト6aとを接続するラチェット機構8とを備えている。
回転シャフト6aには、その長手方向に沿ってベルト3を挿通させるスリット6cが設けられている。
【0022】
ラチェット機構8は、回転シャフト6aの両端近傍に固定された歯車8aと、バックル本体4に、歯車8aに噛み合って歯車8aの回転を係止する係止位置と歯車8aの半径方向外方に離れた解放位置との間で歯車8aの半径方向に移動可能に設けられた第1のストッパ8bと、レバー6bに、歯車8aに噛み合って歯車8aの回転を係止する係止位置と歯車8aの半径方向外方に離れた解放位置との間で歯車8aの半径方向に移動可能に設けられた第2のストッパ8cとを備えている。
【0023】
各ストッパ8b,8cは、歯車8aに噛み合う係止位置の方向に、図示しないバネによって付勢されている。
第2のストッパ8cには、図2に示されるように、ハンドル8dが備えられ、該ハンドル8dを操作することによって解放位置の方向に移動させることができるようになっている。
【0024】
レバー6bは、バックル本体4の両側板4aの両外側に配置され、ピン9によって回転シャフト6aに取り付けられた一対のレバー部材10aと、該レバー部材10aの先端を連結して、作業者が握ることができるように構成された取っ手部10bとを備えている。図中符号11は、レバー部材10aを板厚方向に貫通し第2のストッパ8cを歯車8aの半径方向に移動可能に案内するガイド溝、図中符号12は、バックル本体4の両側板4aを板厚方向に貫通し第1のストッパ8bを歯車8aの半径方向に移動可能に案内するガイド溝である。
【0025】
レバー部材10aには、該レバー部材10aをバックル本体4に対して所定角度以上揺動させると第1のストッパ8bを乗り上げさせて歯車8aの半径方向外方の解除位置に向けて移動させるようになるカム部10cが設けられている。
また、第1のストッパ8bは、バックル本体4のガイド溝12を貫通して両外側に延び、バックル本体4に対してレバー6bの揺動角度が小さくなった状態でレバー部材10aを突き当てて、それ以上の揺動を禁止する突き当て部8eを有している。
【0026】
本実施形態に係るベルト用バックル1においては、フック7は、板金を湾曲させることにより、バックル本体4の両側板4aの内側にそれぞれ配置された2つの鉤部材7aとこれらの鉤部材7aを連結する連結部7bとを有する形状に形成されている。鉤部材7aは平行間隔をあけて配置され、その間隔寸法は、固定シャフト5aに取り付けられるベルト3の幅寸法より若干大きな寸法を有している。
【0027】
鉤部材7aは、図3に示されるように、搬送コンテナの壁面に固定されたレール板13の長さ方向に間隔をあけて複数形成された貫通孔13aのピッチと略同等の間隔寸法を有し、隣接する2つの貫通孔13aに2つ同時に引っ掛けることができるようになっている。また、図3に示されるように、鉤部材7aは、レール板13の貫通孔13aの下縁に引っ掛けて、ベルト用バックル1を吊り下げたときに、レール板13の下面に突き当たって、ベルト用バックル1の上方への移動を制限するストッパ部14を備えている。
【0028】
このように構成された本実施形態に係るベルト用バックル1の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係るベルト用バックル1は、固定シャフト5aにフック7を備えているので、図1に示されるように、フック7を固定シャフト5の軸線回りに揺動させて、鉤部材7aをバックル本体4の外側に突出させることにより、図3に示されるように、搬送コンテナの壁面に設けられたレール板13の貫通孔13aに鉤部材7aを引っ掛けて吊り下げることができる。
【0029】
このとき、ベルト3は、レバー6bの取っ手部10bと回転シャフト6aに掛け渡すように巻き付けておくことによりコンパクトに纏めた状態で、レール板13に取付られる。したがって、搬送コンテナ内に、別途に道具箱を用意しなくても、レール板13を利用して整然と片づけることができる。
【0030】
特に、鉤部材7aにストッパ部14が設けられているので、搬送中に搬送コンテナが振動しても、鉤部材7aがレール板13から外れてしまうことを回避することができる。その結果、搬送コンテナが移動してもベルト3が乱雑に散らからないように保持することができるという利点がある。
【0031】
また、本実施形態に係るベルト用バックル1によれば、使用時には、固定シャフト5aの軸線回りにフック7を揺動させて、図2に示されるように、フック7が使用の邪魔にならないようにバックル本体4内に収容することができる。したがって、使用に際してフック7が邪魔になることがなく、良好な操作性を維持することができるという利点がある。
【0032】
本実施形態に係るベルト用バックル1を備える固縛具2によって荷物を固定するには、フック7の鉤部材7aをバックル本体4内に収容した状態で、両ベルト3の端部に設けられたベルト固定金具をレール板13の任意の貫通孔13aにそれぞれ固定した状態で、レバー6bを操作して、レバー6bのバックル本体4に対する角度を増大させる。これにより、レバー6bに設けられた第2のストッパ8cが歯車8aに係合したままの状態で歯車8aがレバー6bと同時に回転させられる。これにより、歯車8aが固定されている回転シャフト6aが回転して、スリット6cに貫通して取り付けられているベルト3が回転シャフト6aの周囲に巻かれる。
【0033】
歯車8aは、バックル本体4に設けられている第1のストッパ8bを半径方向外方の解放位置まで押し出して、歯車8aの先端を乗り越えたところで第1のストッパ8bをバネによって係合位置に復元させ。これにより、歯車8aの一方向への回転が許容される一方、逆方向への回転が第1のストッパ8bによって制限される。
【0034】
一方、レバー6bを逆方向に回転させる際には、歯車8aが第1のストッパ8bによって係止された状態に維持されているので、歯車8aの形状に従って、第2のストッパ8cが半径方向外方の解放位置と半径方向内方の係止位置との間で繰り返し移動させられる。したがって、レバー6bを回転シャフト6aの軸線回りに往復揺動させることにより、一方向の揺動角度分だけ回転シャフト6aが回転させられて、該回転シャフト6aにベルト3が巻き付けられるようになる。
その結果、2つのベルト3にかかる張力が増大していき、荷物を確実に固定することができる。
【0035】
また、ベルト3にかかっている張力を解除するには、作業者が第2のストッパ8cのハンドル8dを操作して、第2のストッパ8cと歯車8aとの係合状態を解除する。これにより、レバー6bの自由な揺動が許容される。この状態で、バックル本体4に対してレバー6bを大きく開くように揺動させることで、レバー部材10aに設けられたカム部10cによって第2のストッパ8cを歯車8aとの係合状態を解除する解放位置に移動させる。これにより、第2のストッパ8cと歯車8aとの係合が解除されるので、ベルト3にかかっていた張力が解放され、ベルト3を緩めて荷物の固定を解くことができる。
【0036】
さらに、本実施形態に係るベルト用バックル1によれば、ボルト5aにより構成された固定シャフト5を貫通孔4cに貫通させることで、フック7を固定シャフト5に揺動可能に取り付ける構造となっているので、ナット5bを緩めてボルト5aを外すだけで、フック7を取り外すことができる。したがって、図4あるいは図5に示されるような異なる形状のフック7に交換したり、あるいは、既存のベルト用バックル1に対しても、後付けでフック7を取り付けたりして本実施形態に係るベルト用バックル1を構成することができる。
【0037】
図4に示されるフック7は、ワイヤ部材を湾曲させて構成したものであり、図5に示されるフック7は、一対の鉤部材7aがバネ7cによって間隔が広がる方向に付勢されたものである。図4のフック7によれば、一対の鉤部材7aが相互に近接する方向に力を加えて、間隔を狭めた状態でレール板13の貫通孔13aに挿入し、鉤部材7aに加えていた力を解放することで、バネ7cの付勢力によって鉤部材7aが間隔を広げ、貫通孔13aに固定される。これにより、さらに確実にレール板13からの脱落防止を図ることができる。
【0038】
なお、本実施形態においては、バックル本体4の2枚の側板4aの内側に鉤部材7aを配置することとしたが、これに代えて、側板4aの外側に揺動可能に鉤部材7aを配置することにしてもよい。
また、本実施形態においては、固定シャフト5にフック7を取り付けた例を示したが、これに代えて、図6に示されるように、レバー6bに設けられた取っ手部10bにフック7を取り付けることにしてもよい。さらに、図7に示されるように、レバー6bに設けられた第1のストッパ8cのハンドル8dを延長した位置に鉤部材7aを設けることにしてもよい。
【符号の説明】
【0039】
1 ベルト用バックル
2 固縛具
3 ベルト
5 固定シャフト(ベルト連結部)
6 ベルト巻き取り部
6a 回転シャフト(シャフト)
6b レバー
7 フック
8 ラチェット機構
13 レール板
13a 貫通孔
14 ストッパ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方のベルトの一端を固定するシャフトと、
該シャフトを軸線回りに回転させて該シャフトにベルトを巻き取るラチェット機構付きのレバーとを備えるベルト巻き取り部と、
該ベルト巻き取り部の前記シャフトに対して平行間隔をあけて配置され、他方のベルトの一端を取り付ける円柱状のベルト連結部と、
前記ラチェット機構、前記レバーまたは前記ベルト連結部の少なくとも1箇所に設けられ、レール板に板厚方向に貫通して設けられた貫通孔に懸架可能なフックとを備えるベルト用バックル。
【請求項2】
前記フックが、前記ベルト連結部に、その軸線回りに回転可能に取り付けられている請求項1に記載のベルト用バックル。
【請求項3】
前記フックが、前記レール板に設けられた前記貫通孔と略同等の間隔、かつ、内側にベルトを配置可能な間隔をあけて2個配置されている請求項1または請求項2に記載のベルト用バックル。
【請求項4】
前記フックに、該フックが前記貫通孔に係合され、レール板に吊り下げられた状態で、上方への移動を係止するストッパ部が設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載のベルト用バックル。
【請求項5】
請求項1から請求項4に記載のベルト用バックルを備える固縛具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−241202(P2010−241202A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−90293(P2009−90293)
【出願日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【出願人】(594016768)アンクラジャパン株式会社 (17)
【Fターム(参考)】