ペレット燃焼装置
【課題】ペレットの燃焼効率を向上させたペレット燃焼装置を提供する。
【解決手段】このため、燃焼室の内部にペレットを供給する供給管；前記燃焼室の内部に水平装着され複数個の通孔が貫通された支えプレート；前記供給管と前記支えプレートとの間に配置されて前記供給管から落下された前記ペレットを内部に収容し下端が前記支えプレートと所定間隔離隔されて前記支えプレートの上部に沿って移動する分配口を含む分配ユニット；前記支えプレートの両側の中で少なくともいずれか一つに沿って配置されて前記支えプレートと隣り合って立てられた一面に複数個の噴射孔が穿孔されたチャンネル；及び前記支えプレートの下部と前記チャンネルの内部に空気を注入する送風管を含むペレット燃焼装置。
【解決手段】このため、燃焼室の内部にペレットを供給する供給管；前記燃焼室の内部に水平装着され複数個の通孔が貫通された支えプレート；前記供給管と前記支えプレートとの間に配置されて前記供給管から落下された前記ペレットを内部に収容し下端が前記支えプレートと所定間隔離隔されて前記支えプレートの上部に沿って移動する分配口を含む分配ユニット；前記支えプレートの両側の中で少なくともいずれか一つに沿って配置されて前記支えプレートと隣り合って立てられた一面に複数個の噴射孔が穿孔されたチャンネル；及び前記支えプレートの下部と前記チャンネルの内部に空気を注入する送風管を含むペレット燃焼装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明はペレット燃焼装置に関するものであり、より具体的には燃焼室の内部に供給されたペレットを尽く分配して、燃焼されるペレットに側方と下方から区分して空気を吹き込み、燃焼効率を向上させたペレット燃焼装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
燃焼装置は燃料を燃焼させる装置であって、我らの日常生活で容易に見付ける代表的なものとしてはボイラーがある。
こういうボイラーは本体の構造、炉の位置、水の循環方式、使われる燃料の種類などによって多様な形態に分類されるが、一例として燃料によって区分すると、石油を燃料とする油ボイラー、ガスを燃料とするガスボイラー、木材を燃料とするウッドボイラー等に分けられる。
【０００３】
一方、ペレット（Ｐｅｌｌｅｔ）とは辞典的意味では直径または一辺の長さが２〜５ｍｍくらいの球、円柱、角柱形で作られた小さい粒子を示すが、本明細書ではこのような形態の粒子に圧縮された木材の固体燃料を意味するものと定義する。
【０００４】
このようなペレットは小さい大きさで標準化され、運搬しやすく、石油やガスと違って発火性が低くて取り扱いが容易なだけでなく、有害ガスを排出しない清浄燃料としてあつらえむきである。
【０００５】
よって、従来にはペレットを燃料とするペレットボイラーが開発されて脚光を浴びている。
【０００６】
また、例えば特許文献１には、燃焼室の下部に備えられた燃焼皿でペレットを燃焼させるペレット燃焼装置において、前記燃焼皿は上から見たとき燃焼室の中央に位置して、火格子と、該火格子の外周縁から第１の傾斜角で立ち上がり上方に行くにしたがって口径を広げる側壁とからなり、前記火格子には複数の格子孔が設けられ、前記側壁には前記燃焼皿を上から見たときに前記火格子の中心に向かう直線に対して第２の傾斜角方向に向いた側壁孔が複数設けられ、前記燃焼皿の下側に形成された一次空気室から前記格子孔および側壁孔を通して前記燃焼皿内に一次空気を供給して、前記燃焼皿内に旋回流を生成するように構成したことを特徴とするペレット燃焼装置が記載されている。
【０００７】
しかし、従来のペレットボイラーは燃焼室の内部にペレットが片方だけに積もり、同時に完全燃焼を成すことができないなど、燃焼効率が低いという問題点がある。従って、これに対する改善が必要であることが実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００８】
【特許文献１】特開２０１０−７８２６９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
本発明は、上記のような実情を考えて案出されたものであり、ペレットの燃焼効率を向上させたペレット燃焼装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
上記のような目的を達成するために、本発明のペレット燃焼装置は、燃焼室の内部にペレットを供給する供給管；前記燃焼室の内部に水平装着され、複数個の通孔が貫通された支えプレート；前記供給管と前記支えプレートとの間に配置され、前記供給管から落下された前記ペレットを内部に収容し、下端が前記支えプレートと所定間隔離隔されて前記支えプレートの上部に沿って移動する分配口を含む分配ユニット；前記支えプレートの両側の中で少なくともいずれか一つに沿って配置され、前記支えプレートと隣り合って立てられた一面に複数個の噴射孔が穿孔されたチャンネル；及び前記支えプレートの下部と前記チャンネルの内部に空気を注入する送風管を含む。
【００１１】
また、本発明のペレット燃焼装置は、前記支えプレートの下部に結合され、前記支えプレートの両側から前記支えプレートの中心に下向傾斜した傾斜プレートを含む支持部材；及び前記支持部材が安着され移動がガイドされるガイドレールをさらに含む。
【００１２】
また、本発明のペレット燃焼装置は、前記支持部材の内部中心に沿って延長され、外周面にスクリューが装着された灰排出棒；及び前記灰排出棒に回転力を提供する灰排出モーターをさらに含む。
【００１３】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記分配ユニットは、前記分配口が上下開放されたボックス形態を示し、前記分配口を前記支えプレートの上部内で水平移動させる移動手段を含む。
【００１４】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記移動手段は、前記分配口の両側壁と水平に連結され、内面にねじ山が形成された回転軸連結部材；外周面にねじ山が形成されて前記回転軸連結部材と結合する回転軸；及び前記回転軸に回転力を提供する分配口移動モーターを含む。
【００１５】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記分配口移動モーターは前記燃焼室の外部に配置され、前記回転軸は前記燃焼室の一側壁を貫通して前記分配口移動モーターと連結され、前記回転軸の中で前記分配口移動モーターと前記一側壁との間に熱遮断材をさらに含む。
【００１６】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記分配口は内部の下端を横切る複数個の引っ掛け棒をさらに含む。
【００１７】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記分配口は前記分配口の移動方向に垂直である両側壁の中でいずれか一つの下端に沿って前記支えプレートまで延長された不燃性ブラシをさらに含む。
【００１８】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記チャンネルは内部に層々と延長された複数個の経路膜をさらに含む。
【００１９】
また、本発明のペレット燃焼装置は、前記チャンネルの一側端及び前記支えプレートの下部と前記送風管との間に介在されたチェンバー；前記チェンバーの内部を分割して前記チャンネルの一側端と連結される第一領域と前記支えプレートの下部と連結される第二領域と区分する境界プレート；前記チェンバーの外壁の中で前記境界プレートの側端と対応される位置に穿孔されて前記送風管と連結された開口部；及び前記境界プレートで区分された前記開口部の半円の中でいずれか一部分の空気流入量を調節するように前記境界プレートと対応される軸に沿って回転する調節プレートをさらに含む。
【００２０】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記送風管は前記支えプレートの下部と前記チャンネルの内部に各々延長され、前記支えプレートの下部に延長された送風管は風量調節手段をさらに含む。
【発明の効果】
【００２１】
本発明に係るペレット燃焼装置は、ペレットの燃焼効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【００２２】
【図１】本発明によるペレット燃焼装置を示した斜視図である。
【図２】図１のＩ−Ｉ'の断面を示した断面図である。
【図３】本発明によるペレット燃焼装置の分配口を示した斜視図である。
【図４】本発明によるペレット燃焼装置の分配ユニットを示した斜視図である。
【図５】本発明によるペレット燃焼装置の熱遮断材を示した側面図である。
【図６】本発明によるペレット燃焼装置のチャンネルを示した側面図である。
【図７】本発明によるペレット燃焼装置のチェンバーを示した斜視図である。
【図８】本発明によるペレット燃焼装置のチェンバーを示した正面図である。
【図９】本発明によるペレット燃焼装置の調節プレートを示した側断面図である。
【図１０】本発明によるペレット燃焼装置のチェンバーとチャンネル及び支えプレートの下部の空気の流れを示した側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００２３】
以下、本発明によるペレット燃焼装置の好ましい実施例を、図面を参照しながら説明する。
【００２４】
本発明によるペレット燃焼装置は、燃焼室の内部に供給されたペレットを尽く分配して燃焼されるペレットに側方と下方から区分して空気を吹き込み、燃焼効率を向上させたものであり、図１及び図２のように燃焼室（１０）の内部にペレットを供給する供給管（１０１）、燃焼室（１０）の内部に水平装着され複数個の通孔（１１１）が貫通された支えプレート（１１０）、供給管（１０１）と支えプレート（１１０）との間に配置されて供給管（１０１）から落下されたペレットを内部に収容して下端が支えプレート（１１０）と所定間隔離隔されて支えプレート（１１０）の上部に沿って移動する分配口（２１０）を含む分配ユニット（２００）、支えプレート（１１０）の両側の中で少なくともいずれか一つに沿って配置されて支えプレート（１１０）と隣り合って立てられた一面に複数個の噴射孔（３０１）が穿孔されたチャンネル（３００）、支えプレート（１１０）の下部とチャンネル（３００）の内部に空気を注入する送風管（４００）を含む。
【００２５】
従って、供給管（１０１）から落下したペレットは、分配口（２１０）に積まれてから分配口（２１０）の移動に従って下方に排出されて支えプレート（１１０）に広く敷かれ、支えプレート（１１０）に安着されたペレットは、通孔（１１１）と噴射孔（３０１）を通じて噴射される空気と接触して効果的に燃焼される。
【００２６】
更に詳細に説明する。
まず、本発明によるペレット燃焼装置（１００）は、ボイラーなどの燃焼室（１０）に配置されるものであり、燃焼室（１０）は、ボイラーなどの本体（未図示）の内部に区分されて設けられ、燃焼室（１０）の内部に配置されたペレット燃焼装置（１００）の維持補修ができるように燃焼室（１０）の一側を開閉するカバー（１１）を設けることができる。
【００２７】
供給管（１０１）は、燃焼室（１０）の内部にペレットを供給するものであり、図１のように外部から燃焼室（１０）の内部に貫通して末端が分配口（２１０）の移動始点であると同時に終点である初期位置の上部に延長される。よって、供給管（１０１）の末端から排出されたペレットは分配口（２１０）の内部に落下する。
【００２８】
支えプレート（１１０）は、ペレットが安着され燃焼されるところであり、燃焼室（１０）の内部に水平装着されて複数個の通孔（１１１）が貫通される。よって、支えプレート（１１０）に安着されたペレットは、通孔（１１１）を通じて噴射された空気を供給され効果的に完全燃焼して、燃え残った灰は通孔（１１１）を通じて下方に排出される。
【００２９】
このような支えプレート（１１０）は、好ましくは図１乃至図３のように平面が一方向に長い長方形の形態を示し、支持部材（１２０）で支持されて、支持部材（１２０）はガイドレール（１３０）に安着される。
【００３０】
支持部材（１２０）は、支えプレート（１１０）を支持して灰を一箇所にまとめて外部に排出させるものであり、好ましくは両側の上端が支えプレート（１１０）の長さ方向の両側下部と結合して前記両側の上端から支えプレートの中心に下向傾斜して下端が支えプレート（１１０）の長さ方向に沿って続く傾斜プレート（１２１）を含む。
【００３１】
即ち、支持部材（１２０）は、支えプレート（１１０）を支持するだけでなく、支えプレート（１１０）の下部を囲んで、内部には傾斜プレート（１２１）が続く中央下部に長さ方向に沿って灰収集スペース（１２３）を形成し、通孔（１１１）を通じて落下された灰が傾斜プレート（１２１）を伝って滑って灰収集スペース（１２３）に積もるようになる。
【００３２】
また、好ましくは、灰収集スペース（１２３）が形成された支持部材（１２０）の内部中心に沿って延長されて外周面にスクリュー（１４３）が装着された灰排出棒（１４１）と、前記灰排出棒（１４１）に回転力を提供する灰排出モーター（１４５）をさらに含む。
【００３３】
この時、灰排出モーター（１４５）は、燃焼室（１０）の外部に配置され支持部材（１２０）の一側壁、即ち、傾斜プレート（１２１）の灰排出モーター（１４５）側の先端をつなぐ側壁（１２４、図８または図９を参照）には灰排出管（１４７）が燃焼室（１０）の外部に露出されるように延長され、灰排出棒（１４１）は、灰排出管（１４７）を貫通して燃焼室（１０）の外部の灰排出モーター（１４５）と連結される。
【００３４】
従って、灰排出モーター（１４５）から回転力を伝達されて灰排出棒（１４１）が回転すると、灰収集スペース（１２３）に積まれた灰が、スクリュー（１４３）の回転に従って灰排出管（１４７）の方に移送されて灰排出管（１４７）を通過し、外部に排出される。
【００３５】
この時、灰排出管（１４７）の末端には、排出された灰を収納するための灰収納ケース（未図示）をさらに設置することができる。
【００３６】
ガイドレール（１３０）は、支持部材（１２０）を上部に安着させて支持し、支持部材（１２０）がガイドレール（１３０）の長さ方向に沿って移動するように案内するものであり、支持部材（１２０）と連結された支えプレート（１１０）及び支えプレート（１１０）と有機的に結合された分配ユニット（２００）、チャンネル（３００）などを燃焼室（１０）の外部に取り出したり、燃焼室（１０）の内部にまた装着したりすることが容易であり、維持補修が便利である。
【００３７】
このようなガイドレール（１３０）は、上記のような目的範囲内で多様な形態にすることができ、図示されたことだけに限ることではない。
【００３８】
分配ユニット（２００）は、供給管（１０１）から落下するペレットを、支えプレート（１１０）に尽く分配するものであり、図３及び図４のようにペレットを内部に収容する分配口（２１０）と分配口（２１０）を支えプレート（１１０）の上部内で水平移動させる移動手段（２２０）を含む。
【００３９】
分配口（２１０）は、好ましくは上下開放された四角いボックスの形態を示し、供給管（１０１）と支えプレート（１１０）との間に配置され、供給管（１０１）から落下したペレットを内部に収容して、下端が支えプレート（１１０）と所定間隔離隔される。
【００４０】
従って、供給管（１０１）から落下したペレットは、分配口（２１０）の内部に詰められてから分配口（２１０）と支えプレート（１１０）との間の離隔された隙間に排出されて前記隙間の厚さで支えプレート（１１０）の上面に敷かれる。
【００４１】
また、分配口（２１０）は、好ましくは内部の下端を横切る複数個の引っ掛け棒（２２２）をさらに含む。
【００４２】
従って、分配口（２１０）の内部に積まれたペレットは、引っ掛け棒（２２２）にかかって分配口（２１０）の下方に順次的に排出され、支えプレート（１１０）にいっぺんにこぼれ落ちることが防がれ、ペレットの分配効率を向上させる。この時、引っ掛け棒（２２２）は、より好ましくは回転して複数個の引っ掛け棒（２２２）の間をペレットが円滑に滑って通過できるようにする。
【００４３】
また、分配口（２１０）は好ましくは分配口（２１０）の移動方向に垂直である両側壁の中でいずれか一つの下端、特に分配口（２１０）が初期位置から移動する方向を基準に前方に置かれた側壁の下端に沿って支えプレート（１１０）まで延長された不燃性ブラシ（２２４）をさらに含む。
【００４４】
従って、分配口（２１０）が後述のように移動手段（２２０）の作動で支えプレート（１１０）の上部に沿って移動すると不燃性ブラシ（２２４）が支えプレート（１１０）の上の灰を通孔（１１１）の下方に掃き出し、引き続き不燃性ブラシが装着されていない分配口（２１０）の後方の側壁と支えプレート（１１０）との間の離隔された隙間にペレットが排出される。
【００４５】
その結果、再度供給されるペレットは以前燃え残った灰が除去された支えプレート（１１０）の上に通気性よく安着され、円滑な燃焼を成す。
【００４６】
移動手段（２２０）は分配口（２１０）を実質的に移動させるものであり、分配口（２１０）の両側壁と水平に連結され、内面にねじ山が形成された回転軸連結部材（２２１）、外周面にねじ山が形成されて回転軸連結部材（２２１）と結合する回転軸（２２３）、回転軸（２２３）に回転力を提供する分配口移動モーター（２２５）を含む。
【００４７】
この時、回転軸（２２３）は好ましくはチャンネル（３００）の下方に配置されるが、回転軸連結部材（２２１）と分配口（２１０）は分配口（２１０）の側方に延長されて下方に折曲されて回転軸連結部材（２２１）まで延長された連結バー（２２７）を通じてチャンネル（３００）と抵触されないように連結される。
【００４８】
また、分配口（２１０）の両側に支えプレート（１１０）の長さ方向に沿って延長された一対の回転軸（２２３）は好ましくはプーリー（２２８）とベルト（２２９）に連結されて分配口移動モーター（２２５）は一対の回転軸（２２３）の中でいずれか一つにだけ連結され一対の回転軸（２２３）に駆動力を同時に伝達する。
【００４９】
従って、分配口移動モーター（２２５）が回転して一対の回転軸（２２３）が同一方向に回転すると回転軸（２２３）の外周面に形成されたねじ山の回転に従って回転軸連結部材（２２１）が直線に前進する。逆に、分配口移動モーター（２２５）が逆回転して一対の回転軸（２２３）が同一の逆方向に回転すると回転軸（２２３）の外周面に形成されたねじ山の逆回転に従って回転軸連結部材（２２１）が直線に後進する。その結果、分配口（２１０）は回転軸連結部材（２２１）の移動に従って支えプレート（１１０）の上部を直線に往復する。
【００５０】
また、好ましくは図５のように分配口移動モーター（２２５）は、燃焼室（１０）の外部に配置され、回転軸（２２３）は燃焼室（１０）のカバー（１１）を貫通して分配口移動モーター（２２５）と連結され、回転軸（２２３）の中で分配口移動モーター（２２５）とカバー（１１）との間に熱遮断材（１３）をさらに含む。
【００５１】
このような熱遮断材（１３）は、外部に延長された回転軸（２２３）を通じて燃焼室（１０）の内部の熱が外部に流出したり、分配口移動モーター（２２５）に伝達され故障を起こしたりすることを防止する。
【００５２】
チャンネル（３００）は、送風管（４００）と連結されて支えプレート（１１０）に安着されたペレットに側方から空気を吹き込むものであり、好ましくは図６及び図７のように内部が空である直方体の形態で支えプレート（１１０）の長さ方向の両側に沿って配置され、支えプレート（１１０）と隣り合って立てられた一面に複数個の噴射孔（３０１）が穿孔される。
【００５３】
また、チャンネル（３００）は、内部に空気の流れを効果的に誘導するために、好ましくは内部に層々と延長された複数個の経路膜（３０４）をさらに含む。
【００５４】
経路膜（３０４）は、チャンネル（３００）の中で送風管（４００）側の流入部（３０５）から反対側に次第に上下狭くなる通路を提供する第一経路膜（３０２）と、第一経路膜（３０２）の上部に配置され前記反対側から流入部（３０５）に次第に上下広がる通路を提供する第二経路膜（３０３）とに区分される。
【００５５】
従って、送風管（４００）からチャンネル（３００）の内部に注入された空気は、チャンネル（３００）の流入部（３０５）側と反対側をジグザグに経由してチャンネル（３００）の下部から上部に進行し、側方に貫通された複数個の噴射孔（３０１）に尽く流入されてペレットの側方に空気を効果的に吹き込む。
【００５６】
一方、送風管（４００）から供給された空気は、チャンネル（３００）の噴射孔（３０１）だけでなく支えプレート（１１０）の通孔（１１１）を通じて噴射されるものであり、好ましくは図６のようにチャンネル（３００）の流入部が設けられた一側端及び支えプレート（１１０）の下部と送風管（４００）との間にチェンバー（３１０）が介在される。
【００５７】
チェンバー（３１０）は、送風管（４００）から供給された空気を区分して収容し、チャンネル（３００）側と支えプレート（１１０）の下部側に移動する空気が各々滞留するスペースであって、好ましくは図７乃至図９のようにチェンバー（３１０）の内部を分割してチャンネル（３００）の一側端と連結される第一領域（３２１）と支えプレート（１１０）の下部と連結される第二領域（３２３）とに区分する境界プレート（３２０）、チェンバー（３１０）の外壁（３１２）の中で境界プレート（３２０）の側端と対応される位置に穿孔され、送風管（４００）と連結された開口部（３１５）、境界プレート（３２０）で区分された開口部（３１５）の半円の中でいずれか一部分の空気流入量を調節するように境界プレート（３２０）と対応される軸に沿って回転する調節プレート（３１７）を含む。
【００５８】
より詳しくは、チェンバー（３１０）は、一側が開放されたハウジング（３１１）と前記開放された一側を閉じる外壁（３１２）とに区分され、ハウジング（３１１）は、支えプレート（１１０）の両側に設けられた一対のチャンネル（３００）の一側端と支えプレート（１１０）の下部とに同時に接し、外壁（３１２）は、送風管（４００）の末端と連結される。
【００５９】
ハウジング（３１１）は、支えプレート（１１０）の長さ方向の両端の中で分配口（２１０）の初期位置の方に垂直に配置され、支えプレート（１１０）と同一の水平面を基準として上側はチャンネル（３００）の一側端、即ち、流入部（３０５、図６を参照）と接し、下側は支持部材（１２０）の中で灰排出管（１４７）の延長された側壁（１２４）と接する。
【００６０】
境界プレート（３２０）は、このようなハウジング（３１１）の内部に好ましくは支えプレート（１１０）の側端と対応するように横たわってハウジング（３１１）の内部を上側の第一領域（３２１）と下側の第二領域（３２３）とに分ける。
【００６１】
この時、第一領域（３２１）には上側流入口（３２２）が設けられてチャンネル（３００）の内部と通じ、第二領域（３２３）には下側流入口（３２４）が設けられて支持部材（１２０）の側壁（１２４）に貫通された貫通口（１２５）を通じて支持部材（１２０）の内部、即ち、支えプレート（１１０）の下部と通じる。
【００６２】
また、下側流入口（３２４）及び貫通口（１２５）にはハウジング（３１１）の内部から支持部材（１２０）の内部に上向傾斜したガイドプレート（３２５）が装着されて、下側流入口（３２４）を通じて支えプレート（１１０）の下部に流入される空気をより効果的に支えプレート（１１０）に向かって進行させる。
【００６３】
従って、送風管（４００）から供給された空気は、開口部（３１５）と境界プレート（３２０）を通じて第一領域（３２１）と第二領域（３２３）とに分けられ、各々チャンネル（３００）と支えプレート（１１０）の下部へ進行する。
【００６４】
外壁（３１２）は、開口部（３１５）が貫通され、外面には送風管（４００）が連結されて、内面には境界プレート（３２０）の側端が好ましくは開口部（３１５）の中心を横切るようにハウジング（３１１）と結合される。
【００６５】
この時、開口部（３１５）には、空気流入量を調節する調節手段として、好ましくは境界プレート（３２０）の側端と対応するように開口部（３１５）の内部を横切る調節プレート回転軸（３１６）が装着され、調節プレート回転軸（３１６）には半円形態で結合された調節プレート（３１７）が装着される。
【００６６】
このような調節プレート（３１７）は、調節プレート回転軸（３１６）を中心に回転して開口部（３１５）の下側の半円領域を開閉して第二領域（３２３）に流入される空気の量を調節する。
【００６７】
従って、第一領域（３２１）と第二領域（３２３）を経由してチャンネル（３００）と支えプレート（１１０）の下部へ進行された空気は、噴射孔（３０１）及び通孔（１１１）を通じて噴射されると同時に、噴射孔（３０１）と通孔（１１１）を通じて噴射される空気の量が各々異なるように調節できる。
【００６８】
即ち、図１０のように調節プレート（３１７）の調節で第一領域（３２１）に比べて第二領域（３２３）に流入される空気の量を少なくすると、支えプレート（１１０）の下部にチャンネル（３００）より少ない量の空気が注入されて通孔（１１１）は噴射孔（３０１）に比べて相対的に少ない量の空気を噴射するようになる。
【００６９】
これは、支えプレート（１１０）に安着され燃焼されるペレットに、下方に吹き込む空気量より側方に吹き込む空気量を相対的に多くしてペレットをより効果的に燃焼させることができる。
【００７０】
しかし、チェンバーの構成が省略されて送風管（４００）はいくつもの部分に分けられて、各々チャンネル（３００）または支えプレート（１１０）の下部に延長され、支えプレート（１１０）の下部に延長された送風管（４００）には通常的なバルブ形態の風量調節手段（未図示）を設けてチェンバー（３１０）及び調節プレート（３１７）を代替しても差し支えはない。
【００７１】
最後に、説明されなかった図面符号２０は電熱棒に関するものであり、支えプレート（１１０）に安着されたペレットを点火させるための手段である。
【００７２】
本発明によるペレット燃焼装置は、ペレットを燃焼室の底に尽く分配し、広く敷いて均一に燃焼させ、たちまち高い温度の加熱ができるだけでなく、燃焼されるペレットの側方と下方に空気を区分して吹き込み、ペレットを効果的に燃焼させることによって再度ペレットが供給されるまで燃焼室の内部の全てのペレットを完全燃焼させることができる。
【００７３】
その結果、本発明によるペレット燃焼装置が適用されるボイラーなどは燃焼効率が高くて短時間内に設定温度に達して燃料が節約される効果がある。
【００７４】
また、分配口の内部に供給されたペレットは引っ掛け棒にかかって支えプレートに順次的に落下し、より効果的に分配されることができる。
また、分配口の下端の一側に設けられた不燃性ブラシは分配口の移動に従って支えプレートの上面を掃き、ペレットの灰を強制的に除去して燃焼室の内部の通気性を良くし、燃焼効率を向上させることができる。
【００７５】
また、回転軸に設けられた熱遮断材を通じて燃焼室の内部の熱が回転軸を伝って外部に伝達されることを防止し、燃焼室の内部の熱損失と分配口移動モーターの故障を防ぐことができる。
【００７６】
以上の説明は本発明の好ましい一実施例に過ぎず、多様な変形が有り得る。しかし、これら変形が本発明の技術思想に含まれると、本発明の権利範囲内にあるというべきであって、本発明の権利範囲は前記特許請求の範囲を通じて当業者が容易に把握することができる。
【符号の説明】
【００７７】
１０:燃焼室
１１:カバー
１３:熱遮断材
２０:電熱棒
１００:ペレット燃焼装置
１０１:供給管
１１０:支えプレート
１１１:通孔
１２０:支持部材
１２１:傾斜プレート
１２３:灰収集スペース
１２４:側壁
１２５:貫通口
１３０:ガイドレール
１４１:灰排出棒
１４３:スクリュー
１４５:灰排出モーター
１４７:灰排出管
２００:分配ユニット
２１０:分配口
２２０:移動手段
２２１:回転軸連結部材
２２２:引っ掛け棒
２２３:回転軸
２２４:不燃性ブラシ
２２５:分配口移動モーター
２２７:連結バー
２２８:プーリー
２２９:ベルト
３００:チャンネル
３０１:噴射孔
３０２:第一経路膜
３０３:第二経路膜
３０４:経路膜
３０５:流入部
３１０:チェンバー
３１１:ハウジング
３１２:外壁
３１５:開口部
３１６:調節プレート回転軸
３１７:調節プレート
３２０:境界プレート
３２１:第一領域
３２２:上側流入口
３２３:第二領域
３２４:下側流入口
３２５:ガイドプレート
４００:送風管
Ａ、Ａ':空気
【技術分野】
【０００１】
本発明はペレット燃焼装置に関するものであり、より具体的には燃焼室の内部に供給されたペレットを尽く分配して、燃焼されるペレットに側方と下方から区分して空気を吹き込み、燃焼効率を向上させたペレット燃焼装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
燃焼装置は燃料を燃焼させる装置であって、我らの日常生活で容易に見付ける代表的なものとしてはボイラーがある。
こういうボイラーは本体の構造、炉の位置、水の循環方式、使われる燃料の種類などによって多様な形態に分類されるが、一例として燃料によって区分すると、石油を燃料とする油ボイラー、ガスを燃料とするガスボイラー、木材を燃料とするウッドボイラー等に分けられる。
【０００３】
一方、ペレット（Ｐｅｌｌｅｔ）とは辞典的意味では直径または一辺の長さが２〜５ｍｍくらいの球、円柱、角柱形で作られた小さい粒子を示すが、本明細書ではこのような形態の粒子に圧縮された木材の固体燃料を意味するものと定義する。
【０００４】
このようなペレットは小さい大きさで標準化され、運搬しやすく、石油やガスと違って発火性が低くて取り扱いが容易なだけでなく、有害ガスを排出しない清浄燃料としてあつらえむきである。
【０００５】
よって、従来にはペレットを燃料とするペレットボイラーが開発されて脚光を浴びている。
【０００６】
また、例えば特許文献１には、燃焼室の下部に備えられた燃焼皿でペレットを燃焼させるペレット燃焼装置において、前記燃焼皿は上から見たとき燃焼室の中央に位置して、火格子と、該火格子の外周縁から第１の傾斜角で立ち上がり上方に行くにしたがって口径を広げる側壁とからなり、前記火格子には複数の格子孔が設けられ、前記側壁には前記燃焼皿を上から見たときに前記火格子の中心に向かう直線に対して第２の傾斜角方向に向いた側壁孔が複数設けられ、前記燃焼皿の下側に形成された一次空気室から前記格子孔および側壁孔を通して前記燃焼皿内に一次空気を供給して、前記燃焼皿内に旋回流を生成するように構成したことを特徴とするペレット燃焼装置が記載されている。
【０００７】
しかし、従来のペレットボイラーは燃焼室の内部にペレットが片方だけに積もり、同時に完全燃焼を成すことができないなど、燃焼効率が低いという問題点がある。従って、これに対する改善が必要であることが実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００８】
【特許文献１】特開２０１０−７８２６９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
本発明は、上記のような実情を考えて案出されたものであり、ペレットの燃焼効率を向上させたペレット燃焼装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
上記のような目的を達成するために、本発明のペレット燃焼装置は、燃焼室の内部にペレットを供給する供給管；前記燃焼室の内部に水平装着され、複数個の通孔が貫通された支えプレート；前記供給管と前記支えプレートとの間に配置され、前記供給管から落下された前記ペレットを内部に収容し、下端が前記支えプレートと所定間隔離隔されて前記支えプレートの上部に沿って移動する分配口を含む分配ユニット；前記支えプレートの両側の中で少なくともいずれか一つに沿って配置され、前記支えプレートと隣り合って立てられた一面に複数個の噴射孔が穿孔されたチャンネル；及び前記支えプレートの下部と前記チャンネルの内部に空気を注入する送風管を含む。
【００１１】
また、本発明のペレット燃焼装置は、前記支えプレートの下部に結合され、前記支えプレートの両側から前記支えプレートの中心に下向傾斜した傾斜プレートを含む支持部材；及び前記支持部材が安着され移動がガイドされるガイドレールをさらに含む。
【００１２】
また、本発明のペレット燃焼装置は、前記支持部材の内部中心に沿って延長され、外周面にスクリューが装着された灰排出棒；及び前記灰排出棒に回転力を提供する灰排出モーターをさらに含む。
【００１３】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記分配ユニットは、前記分配口が上下開放されたボックス形態を示し、前記分配口を前記支えプレートの上部内で水平移動させる移動手段を含む。
【００１４】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記移動手段は、前記分配口の両側壁と水平に連結され、内面にねじ山が形成された回転軸連結部材；外周面にねじ山が形成されて前記回転軸連結部材と結合する回転軸；及び前記回転軸に回転力を提供する分配口移動モーターを含む。
【００１５】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記分配口移動モーターは前記燃焼室の外部に配置され、前記回転軸は前記燃焼室の一側壁を貫通して前記分配口移動モーターと連結され、前記回転軸の中で前記分配口移動モーターと前記一側壁との間に熱遮断材をさらに含む。
【００１６】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記分配口は内部の下端を横切る複数個の引っ掛け棒をさらに含む。
【００１７】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記分配口は前記分配口の移動方向に垂直である両側壁の中でいずれか一つの下端に沿って前記支えプレートまで延長された不燃性ブラシをさらに含む。
【００１８】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記チャンネルは内部に層々と延長された複数個の経路膜をさらに含む。
【００１９】
また、本発明のペレット燃焼装置は、前記チャンネルの一側端及び前記支えプレートの下部と前記送風管との間に介在されたチェンバー；前記チェンバーの内部を分割して前記チャンネルの一側端と連結される第一領域と前記支えプレートの下部と連結される第二領域と区分する境界プレート；前記チェンバーの外壁の中で前記境界プレートの側端と対応される位置に穿孔されて前記送風管と連結された開口部；及び前記境界プレートで区分された前記開口部の半円の中でいずれか一部分の空気流入量を調節するように前記境界プレートと対応される軸に沿って回転する調節プレートをさらに含む。
【００２０】
また、本発明のペレット燃焼装置において、前記送風管は前記支えプレートの下部と前記チャンネルの内部に各々延長され、前記支えプレートの下部に延長された送風管は風量調節手段をさらに含む。
【発明の効果】
【００２１】
本発明に係るペレット燃焼装置は、ペレットの燃焼効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【００２２】
【図１】本発明によるペレット燃焼装置を示した斜視図である。
【図２】図１のＩ−Ｉ'の断面を示した断面図である。
【図３】本発明によるペレット燃焼装置の分配口を示した斜視図である。
【図４】本発明によるペレット燃焼装置の分配ユニットを示した斜視図である。
【図５】本発明によるペレット燃焼装置の熱遮断材を示した側面図である。
【図６】本発明によるペレット燃焼装置のチャンネルを示した側面図である。
【図７】本発明によるペレット燃焼装置のチェンバーを示した斜視図である。
【図８】本発明によるペレット燃焼装置のチェンバーを示した正面図である。
【図９】本発明によるペレット燃焼装置の調節プレートを示した側断面図である。
【図１０】本発明によるペレット燃焼装置のチェンバーとチャンネル及び支えプレートの下部の空気の流れを示した側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００２３】
以下、本発明によるペレット燃焼装置の好ましい実施例を、図面を参照しながら説明する。
【００２４】
本発明によるペレット燃焼装置は、燃焼室の内部に供給されたペレットを尽く分配して燃焼されるペレットに側方と下方から区分して空気を吹き込み、燃焼効率を向上させたものであり、図１及び図２のように燃焼室（１０）の内部にペレットを供給する供給管（１０１）、燃焼室（１０）の内部に水平装着され複数個の通孔（１１１）が貫通された支えプレート（１１０）、供給管（１０１）と支えプレート（１１０）との間に配置されて供給管（１０１）から落下されたペレットを内部に収容して下端が支えプレート（１１０）と所定間隔離隔されて支えプレート（１１０）の上部に沿って移動する分配口（２１０）を含む分配ユニット（２００）、支えプレート（１１０）の両側の中で少なくともいずれか一つに沿って配置されて支えプレート（１１０）と隣り合って立てられた一面に複数個の噴射孔（３０１）が穿孔されたチャンネル（３００）、支えプレート（１１０）の下部とチャンネル（３００）の内部に空気を注入する送風管（４００）を含む。
【００２５】
従って、供給管（１０１）から落下したペレットは、分配口（２１０）に積まれてから分配口（２１０）の移動に従って下方に排出されて支えプレート（１１０）に広く敷かれ、支えプレート（１１０）に安着されたペレットは、通孔（１１１）と噴射孔（３０１）を通じて噴射される空気と接触して効果的に燃焼される。
【００２６】
更に詳細に説明する。
まず、本発明によるペレット燃焼装置（１００）は、ボイラーなどの燃焼室（１０）に配置されるものであり、燃焼室（１０）は、ボイラーなどの本体（未図示）の内部に区分されて設けられ、燃焼室（１０）の内部に配置されたペレット燃焼装置（１００）の維持補修ができるように燃焼室（１０）の一側を開閉するカバー（１１）を設けることができる。
【００２７】
供給管（１０１）は、燃焼室（１０）の内部にペレットを供給するものであり、図１のように外部から燃焼室（１０）の内部に貫通して末端が分配口（２１０）の移動始点であると同時に終点である初期位置の上部に延長される。よって、供給管（１０１）の末端から排出されたペレットは分配口（２１０）の内部に落下する。
【００２８】
支えプレート（１１０）は、ペレットが安着され燃焼されるところであり、燃焼室（１０）の内部に水平装着されて複数個の通孔（１１１）が貫通される。よって、支えプレート（１１０）に安着されたペレットは、通孔（１１１）を通じて噴射された空気を供給され効果的に完全燃焼して、燃え残った灰は通孔（１１１）を通じて下方に排出される。
【００２９】
このような支えプレート（１１０）は、好ましくは図１乃至図３のように平面が一方向に長い長方形の形態を示し、支持部材（１２０）で支持されて、支持部材（１２０）はガイドレール（１３０）に安着される。
【００３０】
支持部材（１２０）は、支えプレート（１１０）を支持して灰を一箇所にまとめて外部に排出させるものであり、好ましくは両側の上端が支えプレート（１１０）の長さ方向の両側下部と結合して前記両側の上端から支えプレートの中心に下向傾斜して下端が支えプレート（１１０）の長さ方向に沿って続く傾斜プレート（１２１）を含む。
【００３１】
即ち、支持部材（１２０）は、支えプレート（１１０）を支持するだけでなく、支えプレート（１１０）の下部を囲んで、内部には傾斜プレート（１２１）が続く中央下部に長さ方向に沿って灰収集スペース（１２３）を形成し、通孔（１１１）を通じて落下された灰が傾斜プレート（１２１）を伝って滑って灰収集スペース（１２３）に積もるようになる。
【００３２】
また、好ましくは、灰収集スペース（１２３）が形成された支持部材（１２０）の内部中心に沿って延長されて外周面にスクリュー（１４３）が装着された灰排出棒（１４１）と、前記灰排出棒（１４１）に回転力を提供する灰排出モーター（１４５）をさらに含む。
【００３３】
この時、灰排出モーター（１４５）は、燃焼室（１０）の外部に配置され支持部材（１２０）の一側壁、即ち、傾斜プレート（１２１）の灰排出モーター（１４５）側の先端をつなぐ側壁（１２４、図８または図９を参照）には灰排出管（１４７）が燃焼室（１０）の外部に露出されるように延長され、灰排出棒（１４１）は、灰排出管（１４７）を貫通して燃焼室（１０）の外部の灰排出モーター（１４５）と連結される。
【００３４】
従って、灰排出モーター（１４５）から回転力を伝達されて灰排出棒（１４１）が回転すると、灰収集スペース（１２３）に積まれた灰が、スクリュー（１４３）の回転に従って灰排出管（１４７）の方に移送されて灰排出管（１４７）を通過し、外部に排出される。
【００３５】
この時、灰排出管（１４７）の末端には、排出された灰を収納するための灰収納ケース（未図示）をさらに設置することができる。
【００３６】
ガイドレール（１３０）は、支持部材（１２０）を上部に安着させて支持し、支持部材（１２０）がガイドレール（１３０）の長さ方向に沿って移動するように案内するものであり、支持部材（１２０）と連結された支えプレート（１１０）及び支えプレート（１１０）と有機的に結合された分配ユニット（２００）、チャンネル（３００）などを燃焼室（１０）の外部に取り出したり、燃焼室（１０）の内部にまた装着したりすることが容易であり、維持補修が便利である。
【００３７】
このようなガイドレール（１３０）は、上記のような目的範囲内で多様な形態にすることができ、図示されたことだけに限ることではない。
【００３８】
分配ユニット（２００）は、供給管（１０１）から落下するペレットを、支えプレート（１１０）に尽く分配するものであり、図３及び図４のようにペレットを内部に収容する分配口（２１０）と分配口（２１０）を支えプレート（１１０）の上部内で水平移動させる移動手段（２２０）を含む。
【００３９】
分配口（２１０）は、好ましくは上下開放された四角いボックスの形態を示し、供給管（１０１）と支えプレート（１１０）との間に配置され、供給管（１０１）から落下したペレットを内部に収容して、下端が支えプレート（１１０）と所定間隔離隔される。
【００４０】
従って、供給管（１０１）から落下したペレットは、分配口（２１０）の内部に詰められてから分配口（２１０）と支えプレート（１１０）との間の離隔された隙間に排出されて前記隙間の厚さで支えプレート（１１０）の上面に敷かれる。
【００４１】
また、分配口（２１０）は、好ましくは内部の下端を横切る複数個の引っ掛け棒（２２２）をさらに含む。
【００４２】
従って、分配口（２１０）の内部に積まれたペレットは、引っ掛け棒（２２２）にかかって分配口（２１０）の下方に順次的に排出され、支えプレート（１１０）にいっぺんにこぼれ落ちることが防がれ、ペレットの分配効率を向上させる。この時、引っ掛け棒（２２２）は、より好ましくは回転して複数個の引っ掛け棒（２２２）の間をペレットが円滑に滑って通過できるようにする。
【００４３】
また、分配口（２１０）は好ましくは分配口（２１０）の移動方向に垂直である両側壁の中でいずれか一つの下端、特に分配口（２１０）が初期位置から移動する方向を基準に前方に置かれた側壁の下端に沿って支えプレート（１１０）まで延長された不燃性ブラシ（２２４）をさらに含む。
【００４４】
従って、分配口（２１０）が後述のように移動手段（２２０）の作動で支えプレート（１１０）の上部に沿って移動すると不燃性ブラシ（２２４）が支えプレート（１１０）の上の灰を通孔（１１１）の下方に掃き出し、引き続き不燃性ブラシが装着されていない分配口（２１０）の後方の側壁と支えプレート（１１０）との間の離隔された隙間にペレットが排出される。
【００４５】
その結果、再度供給されるペレットは以前燃え残った灰が除去された支えプレート（１１０）の上に通気性よく安着され、円滑な燃焼を成す。
【００４６】
移動手段（２２０）は分配口（２１０）を実質的に移動させるものであり、分配口（２１０）の両側壁と水平に連結され、内面にねじ山が形成された回転軸連結部材（２２１）、外周面にねじ山が形成されて回転軸連結部材（２２１）と結合する回転軸（２２３）、回転軸（２２３）に回転力を提供する分配口移動モーター（２２５）を含む。
【００４７】
この時、回転軸（２２３）は好ましくはチャンネル（３００）の下方に配置されるが、回転軸連結部材（２２１）と分配口（２１０）は分配口（２１０）の側方に延長されて下方に折曲されて回転軸連結部材（２２１）まで延長された連結バー（２２７）を通じてチャンネル（３００）と抵触されないように連結される。
【００４８】
また、分配口（２１０）の両側に支えプレート（１１０）の長さ方向に沿って延長された一対の回転軸（２２３）は好ましくはプーリー（２２８）とベルト（２２９）に連結されて分配口移動モーター（２２５）は一対の回転軸（２２３）の中でいずれか一つにだけ連結され一対の回転軸（２２３）に駆動力を同時に伝達する。
【００４９】
従って、分配口移動モーター（２２５）が回転して一対の回転軸（２２３）が同一方向に回転すると回転軸（２２３）の外周面に形成されたねじ山の回転に従って回転軸連結部材（２２１）が直線に前進する。逆に、分配口移動モーター（２２５）が逆回転して一対の回転軸（２２３）が同一の逆方向に回転すると回転軸（２２３）の外周面に形成されたねじ山の逆回転に従って回転軸連結部材（２２１）が直線に後進する。その結果、分配口（２１０）は回転軸連結部材（２２１）の移動に従って支えプレート（１１０）の上部を直線に往復する。
【００５０】
また、好ましくは図５のように分配口移動モーター（２２５）は、燃焼室（１０）の外部に配置され、回転軸（２２３）は燃焼室（１０）のカバー（１１）を貫通して分配口移動モーター（２２５）と連結され、回転軸（２２３）の中で分配口移動モーター（２２５）とカバー（１１）との間に熱遮断材（１３）をさらに含む。
【００５１】
このような熱遮断材（１３）は、外部に延長された回転軸（２２３）を通じて燃焼室（１０）の内部の熱が外部に流出したり、分配口移動モーター（２２５）に伝達され故障を起こしたりすることを防止する。
【００５２】
チャンネル（３００）は、送風管（４００）と連結されて支えプレート（１１０）に安着されたペレットに側方から空気を吹き込むものであり、好ましくは図６及び図７のように内部が空である直方体の形態で支えプレート（１１０）の長さ方向の両側に沿って配置され、支えプレート（１１０）と隣り合って立てられた一面に複数個の噴射孔（３０１）が穿孔される。
【００５３】
また、チャンネル（３００）は、内部に空気の流れを効果的に誘導するために、好ましくは内部に層々と延長された複数個の経路膜（３０４）をさらに含む。
【００５４】
経路膜（３０４）は、チャンネル（３００）の中で送風管（４００）側の流入部（３０５）から反対側に次第に上下狭くなる通路を提供する第一経路膜（３０２）と、第一経路膜（３０２）の上部に配置され前記反対側から流入部（３０５）に次第に上下広がる通路を提供する第二経路膜（３０３）とに区分される。
【００５５】
従って、送風管（４００）からチャンネル（３００）の内部に注入された空気は、チャンネル（３００）の流入部（３０５）側と反対側をジグザグに経由してチャンネル（３００）の下部から上部に進行し、側方に貫通された複数個の噴射孔（３０１）に尽く流入されてペレットの側方に空気を効果的に吹き込む。
【００５６】
一方、送風管（４００）から供給された空気は、チャンネル（３００）の噴射孔（３０１）だけでなく支えプレート（１１０）の通孔（１１１）を通じて噴射されるものであり、好ましくは図６のようにチャンネル（３００）の流入部が設けられた一側端及び支えプレート（１１０）の下部と送風管（４００）との間にチェンバー（３１０）が介在される。
【００５７】
チェンバー（３１０）は、送風管（４００）から供給された空気を区分して収容し、チャンネル（３００）側と支えプレート（１１０）の下部側に移動する空気が各々滞留するスペースであって、好ましくは図７乃至図９のようにチェンバー（３１０）の内部を分割してチャンネル（３００）の一側端と連結される第一領域（３２１）と支えプレート（１１０）の下部と連結される第二領域（３２３）とに区分する境界プレート（３２０）、チェンバー（３１０）の外壁（３１２）の中で境界プレート（３２０）の側端と対応される位置に穿孔され、送風管（４００）と連結された開口部（３１５）、境界プレート（３２０）で区分された開口部（３１５）の半円の中でいずれか一部分の空気流入量を調節するように境界プレート（３２０）と対応される軸に沿って回転する調節プレート（３１７）を含む。
【００５８】
より詳しくは、チェンバー（３１０）は、一側が開放されたハウジング（３１１）と前記開放された一側を閉じる外壁（３１２）とに区分され、ハウジング（３１１）は、支えプレート（１１０）の両側に設けられた一対のチャンネル（３００）の一側端と支えプレート（１１０）の下部とに同時に接し、外壁（３１２）は、送風管（４００）の末端と連結される。
【００５９】
ハウジング（３１１）は、支えプレート（１１０）の長さ方向の両端の中で分配口（２１０）の初期位置の方に垂直に配置され、支えプレート（１１０）と同一の水平面を基準として上側はチャンネル（３００）の一側端、即ち、流入部（３０５、図６を参照）と接し、下側は支持部材（１２０）の中で灰排出管（１４７）の延長された側壁（１２４）と接する。
【００６０】
境界プレート（３２０）は、このようなハウジング（３１１）の内部に好ましくは支えプレート（１１０）の側端と対応するように横たわってハウジング（３１１）の内部を上側の第一領域（３２１）と下側の第二領域（３２３）とに分ける。
【００６１】
この時、第一領域（３２１）には上側流入口（３２２）が設けられてチャンネル（３００）の内部と通じ、第二領域（３２３）には下側流入口（３２４）が設けられて支持部材（１２０）の側壁（１２４）に貫通された貫通口（１２５）を通じて支持部材（１２０）の内部、即ち、支えプレート（１１０）の下部と通じる。
【００６２】
また、下側流入口（３２４）及び貫通口（１２５）にはハウジング（３１１）の内部から支持部材（１２０）の内部に上向傾斜したガイドプレート（３２５）が装着されて、下側流入口（３２４）を通じて支えプレート（１１０）の下部に流入される空気をより効果的に支えプレート（１１０）に向かって進行させる。
【００６３】
従って、送風管（４００）から供給された空気は、開口部（３１５）と境界プレート（３２０）を通じて第一領域（３２１）と第二領域（３２３）とに分けられ、各々チャンネル（３００）と支えプレート（１１０）の下部へ進行する。
【００６４】
外壁（３１２）は、開口部（３１５）が貫通され、外面には送風管（４００）が連結されて、内面には境界プレート（３２０）の側端が好ましくは開口部（３１５）の中心を横切るようにハウジング（３１１）と結合される。
【００６５】
この時、開口部（３１５）には、空気流入量を調節する調節手段として、好ましくは境界プレート（３２０）の側端と対応するように開口部（３１５）の内部を横切る調節プレート回転軸（３１６）が装着され、調節プレート回転軸（３１６）には半円形態で結合された調節プレート（３１７）が装着される。
【００６６】
このような調節プレート（３１７）は、調節プレート回転軸（３１６）を中心に回転して開口部（３１５）の下側の半円領域を開閉して第二領域（３２３）に流入される空気の量を調節する。
【００６７】
従って、第一領域（３２１）と第二領域（３２３）を経由してチャンネル（３００）と支えプレート（１１０）の下部へ進行された空気は、噴射孔（３０１）及び通孔（１１１）を通じて噴射されると同時に、噴射孔（３０１）と通孔（１１１）を通じて噴射される空気の量が各々異なるように調節できる。
【００６８】
即ち、図１０のように調節プレート（３１７）の調節で第一領域（３２１）に比べて第二領域（３２３）に流入される空気の量を少なくすると、支えプレート（１１０）の下部にチャンネル（３００）より少ない量の空気が注入されて通孔（１１１）は噴射孔（３０１）に比べて相対的に少ない量の空気を噴射するようになる。
【００６９】
これは、支えプレート（１１０）に安着され燃焼されるペレットに、下方に吹き込む空気量より側方に吹き込む空気量を相対的に多くしてペレットをより効果的に燃焼させることができる。
【００７０】
しかし、チェンバーの構成が省略されて送風管（４００）はいくつもの部分に分けられて、各々チャンネル（３００）または支えプレート（１１０）の下部に延長され、支えプレート（１１０）の下部に延長された送風管（４００）には通常的なバルブ形態の風量調節手段（未図示）を設けてチェンバー（３１０）及び調節プレート（３１７）を代替しても差し支えはない。
【００７１】
最後に、説明されなかった図面符号２０は電熱棒に関するものであり、支えプレート（１１０）に安着されたペレットを点火させるための手段である。
【００７２】
本発明によるペレット燃焼装置は、ペレットを燃焼室の底に尽く分配し、広く敷いて均一に燃焼させ、たちまち高い温度の加熱ができるだけでなく、燃焼されるペレットの側方と下方に空気を区分して吹き込み、ペレットを効果的に燃焼させることによって再度ペレットが供給されるまで燃焼室の内部の全てのペレットを完全燃焼させることができる。
【００７３】
その結果、本発明によるペレット燃焼装置が適用されるボイラーなどは燃焼効率が高くて短時間内に設定温度に達して燃料が節約される効果がある。
【００７４】
また、分配口の内部に供給されたペレットは引っ掛け棒にかかって支えプレートに順次的に落下し、より効果的に分配されることができる。
また、分配口の下端の一側に設けられた不燃性ブラシは分配口の移動に従って支えプレートの上面を掃き、ペレットの灰を強制的に除去して燃焼室の内部の通気性を良くし、燃焼効率を向上させることができる。
【００７５】
また、回転軸に設けられた熱遮断材を通じて燃焼室の内部の熱が回転軸を伝って外部に伝達されることを防止し、燃焼室の内部の熱損失と分配口移動モーターの故障を防ぐことができる。
【００７６】
以上の説明は本発明の好ましい一実施例に過ぎず、多様な変形が有り得る。しかし、これら変形が本発明の技術思想に含まれると、本発明の権利範囲内にあるというべきであって、本発明の権利範囲は前記特許請求の範囲を通じて当業者が容易に把握することができる。
【符号の説明】
【００７７】
１０:燃焼室
１１:カバー
１３:熱遮断材
２０:電熱棒
１００:ペレット燃焼装置
１０１:供給管
１１０:支えプレート
１１１:通孔
１２０:支持部材
１２１:傾斜プレート
１２３:灰収集スペース
１２４:側壁
１２５:貫通口
１３０:ガイドレール
１４１:灰排出棒
１４３:スクリュー
１４５:灰排出モーター
１４７:灰排出管
２００:分配ユニット
２１０:分配口
２２０:移動手段
２２１:回転軸連結部材
２２２:引っ掛け棒
２２３:回転軸
２２４:不燃性ブラシ
２２５:分配口移動モーター
２２７:連結バー
２２８:プーリー
２２９:ベルト
３００:チャンネル
３０１:噴射孔
３０２:第一経路膜
３０３:第二経路膜
３０４:経路膜
３０５:流入部
３１０:チェンバー
３１１:ハウジング
３１２:外壁
３１５:開口部
３１６:調節プレート回転軸
３１７:調節プレート
３２０:境界プレート
３２１:第一領域
３２２:上側流入口
３２３:第二領域
３２４:下側流入口
３２５:ガイドプレート
４００:送風管
Ａ、Ａ':空気
【特許請求の範囲】
【請求項１】
燃焼室の内部にペレットを供給する供給管；
前記燃焼室の内部に水平装着され複数個の通孔が貫通された支えプレート；
前記供給管と前記支えプレートとの間に配置され前記供給管から落下された前記ペレットを内部に収容して下端が前記支えプレートと所定間隔離隔されて前記支えプレートの上部に沿って移動する分配口を含む分配ユニット；
前記支えプレートの両側の中で少なくともいずれか一つに沿って配置され前記支えプレートと隣り合って立てられた一面に複数個の噴射孔が穿孔されたチャンネル；及び
前記支えプレートの下部と前記チャンネルの内部に空気を注入する送風管を含む
ペレット燃焼装置。
【請求項２】
前記支えプレートの下部に結合され、前記支えプレートの両側から前記支えプレートの中心に下向傾斜した傾斜プレートを含む支持部材；及び
前記支持部材が安着され移動がガイドされるガイドレールをさらに含む
請求項１に記載のペレット燃焼装置。
【請求項３】
前記支持部材の内部の中心に沿って延長され外周面にスクリューが装着された灰排出棒；及び
前記灰排出棒に回転力を提供する灰排出モーターをさらに含む
請求項２に記載のペレット燃焼装置。
【請求項４】
前記分配ユニットは、
前記分配口が上下開放されたボックスの形態を示し、
前記分配口を前記支えプレートの上部内で水平移動させる移動手段を含む
請求項１に記載のペレット燃焼装置。
【請求項５】
前記移動手段は、
前記分配口の両側壁と水平に連結され内面にねじ山が形成された回転軸連結部材；
外周面にねじ山が形成され前記回転軸連結部材と結合する回転軸；及び
前記回転軸に回転力を提供する分配口移動モーターを含む
請求項４に記載のペレット燃焼装置。
【請求項６】
前記分配口移動モーターは前記燃焼室の外部に配置され、前記回転軸は前記燃焼室の一側壁を貫通して前記分配口移動モーターと連結され、
前記回転軸の中で前記分配口移動モーターと前記一側壁との間に熱遮断材をさらに含む
請求項５に記載のペレット燃焼装置。
【請求項７】
前記分配口は、
内部の下端を横切る複数個の引っ掛け棒をさらに含む
請求項４に記載のペレット燃焼装置。
【請求項８】
前記分配口は、
前記分配口の移動方向に垂直である両側壁の中でいずれか一つの下端に沿って前記支えプレートまで延長された不燃性ブラシをさらに含む
請求項４に記載のペレット燃焼装置。
【請求項９】
前記チャンネルは内部に層々と延長された複数個の経路膜をさらに含む
請求項１に記載のペレット燃焼装置。
【請求項１０】
前記チャンネルの一側端及び前記支えプレートの下部と前記送風管との間に介在されたチェンバー；
前記チェンバーの内部を分割して前記チャンネルの一側端と連結される第一領域と前記支えプレートの下部と連結される第二領域と区分する境界プレート；
前記チェンバーの外壁の中で前記境界プレートの側端と対応される位置に穿孔され前記送風管と連結された開口部；及び
前記境界プレートで区分された前記開口部の半円の中でいずれか一部分の空気流入量を調節するように前記境界プレートと対応される軸に沿って回転する調節プレートをさらに含む
請求項１に記載のペレット燃焼装置。
【請求項１１】
前記送風管は前記支えプレートの下部と前記チャンネルの内部に各々延長され、
前記支えプレートの下部に延長された送風管は風量調節手段をさらに含む
請求項１に記載のペレット燃焼装置。
【請求項１】
燃焼室の内部にペレットを供給する供給管；
前記燃焼室の内部に水平装着され複数個の通孔が貫通された支えプレート；
前記供給管と前記支えプレートとの間に配置され前記供給管から落下された前記ペレットを内部に収容して下端が前記支えプレートと所定間隔離隔されて前記支えプレートの上部に沿って移動する分配口を含む分配ユニット；
前記支えプレートの両側の中で少なくともいずれか一つに沿って配置され前記支えプレートと隣り合って立てられた一面に複数個の噴射孔が穿孔されたチャンネル；及び
前記支えプレートの下部と前記チャンネルの内部に空気を注入する送風管を含む
ペレット燃焼装置。
【請求項２】
前記支えプレートの下部に結合され、前記支えプレートの両側から前記支えプレートの中心に下向傾斜した傾斜プレートを含む支持部材；及び
前記支持部材が安着され移動がガイドされるガイドレールをさらに含む
請求項１に記載のペレット燃焼装置。
【請求項３】
前記支持部材の内部の中心に沿って延長され外周面にスクリューが装着された灰排出棒；及び
前記灰排出棒に回転力を提供する灰排出モーターをさらに含む
請求項２に記載のペレット燃焼装置。
【請求項４】
前記分配ユニットは、
前記分配口が上下開放されたボックスの形態を示し、
前記分配口を前記支えプレートの上部内で水平移動させる移動手段を含む
請求項１に記載のペレット燃焼装置。
【請求項５】
前記移動手段は、
前記分配口の両側壁と水平に連結され内面にねじ山が形成された回転軸連結部材；
外周面にねじ山が形成され前記回転軸連結部材と結合する回転軸；及び
前記回転軸に回転力を提供する分配口移動モーターを含む
請求項４に記載のペレット燃焼装置。
【請求項６】
前記分配口移動モーターは前記燃焼室の外部に配置され、前記回転軸は前記燃焼室の一側壁を貫通して前記分配口移動モーターと連結され、
前記回転軸の中で前記分配口移動モーターと前記一側壁との間に熱遮断材をさらに含む
請求項５に記載のペレット燃焼装置。
【請求項７】
前記分配口は、
内部の下端を横切る複数個の引っ掛け棒をさらに含む
請求項４に記載のペレット燃焼装置。
【請求項８】
前記分配口は、
前記分配口の移動方向に垂直である両側壁の中でいずれか一つの下端に沿って前記支えプレートまで延長された不燃性ブラシをさらに含む
請求項４に記載のペレット燃焼装置。
【請求項９】
前記チャンネルは内部に層々と延長された複数個の経路膜をさらに含む
請求項１に記載のペレット燃焼装置。
【請求項１０】
前記チャンネルの一側端及び前記支えプレートの下部と前記送風管との間に介在されたチェンバー；
前記チェンバーの内部を分割して前記チャンネルの一側端と連結される第一領域と前記支えプレートの下部と連結される第二領域と区分する境界プレート；
前記チェンバーの外壁の中で前記境界プレートの側端と対応される位置に穿孔され前記送風管と連結された開口部；及び
前記境界プレートで区分された前記開口部の半円の中でいずれか一部分の空気流入量を調節するように前記境界プレートと対応される軸に沿って回転する調節プレートをさらに含む
請求項１に記載のペレット燃焼装置。
【請求項１１】
前記送風管は前記支えプレートの下部と前記チャンネルの内部に各々延長され、
前記支えプレートの下部に延長された送風管は風量調節手段をさらに含む
請求項１に記載のペレット燃焼装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【公開番号】特開２０１２−７３０１２（Ｐ２０１２−７３０１２Ａ）
【公開日】平成２４年４月１２日（２０１２．４．１２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−１８１９（Ｐ２０１１−１８１９）
【出願日】平成２３年１月７日（２０１１．１．７）
【出願人】（５１１００７７７２）ノルメボイラー カンパニーリミテッド (1)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年４月１２日（２０１２．４．１２）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年１月７日（２０１１．１．７）
【出願人】（５１１００７７７２）ノルメボイラー カンパニーリミテッド (1)
【Ｆターム（参考）】
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