説明

ホースリールおよび該ホースリールを用いた噴霧機

【課題】大型化することなく、ホースの送出および巻き取りを作業性よく行う。
【解決手段】薬液などの液体を貯留するタンク11と、該タンク11内の液体を噴出する噴出手段(ギアポンプ18)と、該噴出手段に接続した長尺なホース35を送出可能に巻き取るホースリール34とを備えた噴霧機において、ホースリール34は、上向きに延びる巻取軸部材36と、該巻取軸部材36の上下方向の略中央にホース35を位置させるガイド手段(ホース挿通孔47)とを備えた構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホースを送出可能に巻き取るホースリール、および、タンク内に貯留した除草剤や防虫剤などの液体農薬などを噴霧する前記ホースリールを用いた噴霧機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種のホースリールは、長尺なホースを巻き取ることにより、ホースをコンパクトに纏めて収納したり、収納状態でホースが絡まることを防止する役割をなすものである。一方、噴霧機は、薬液などの液体を貯留するタンクと、該タンク内の液体を噴出する噴出手段と、該噴出手段に接続したホースと、該ホースの先端に取り付けたノズルとを備え、長尺なホースを搭載するものには、前記ホースリールが搭載される。
【0003】
本発明のホースリールおよび該ホースリールを用いた噴霧機に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【0004】
【特許文献1】実公平7−2531号公報
【特許文献2】特許第3118146号公報
【0005】
特許文献1には、ホースを巻き取るための回転軸を垂直方向に延びるように配置したホースリールが記載されている。
【0006】
また、特許文献2には、移動用のキャリーの前端に垂直方向に延びる回転軸を設け、該回転軸に対して水平方向に回転可能なホースリール取付台を配設した噴霧機が記載されている。そして、この取付台には、水平方向に延びる巻取軸部材と、該巻取軸部材の両端に一体的に配設した円板状の側板とを備えたホースリールが固定されている。
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載のホースリールでは、回転軸に対して上下方向に一様に巻回した状態でホースを巻き取ることができないという問題がある。具体的には、ユーザがホースを把持していない状態では、ホースは自重により垂れ下がった状態をなす。そのため、レバー操作により回転軸を回転させると、ホースが回転軸の下側に集中して巻き取られ、その巻取状態での外径が非常に大きくなるという問題がある。
【0008】
また、特許文献2の噴霧機に搭載したホースリールは、巻取軸部材が水平方向に延びるため、前記問題が生じることは抑制できるが、このホースリールでは、ホースの巻取作業が非常に困難であるという問題がある。具体的には、この特許文献2のホースリールは、図7に示すように、ホースHを送出または巻き取る際において、そのホースHの延び方向aが巻取軸部材の軸線bに対して平行に近づくと、巻取軸部材に一体に設けられたガイド板GにホースHが干渉する。その結果、ホースHの送出時には、その干渉部分の抵抗によりホースリールが引っ張られ、正常にホースHを送出することができない。また、ホースHの巻取時には、ホースHがガイド板Gを設けた巻取軸部材と一緒に回転し、巻取軸部材に対して正常に巻き取ることができない。但し、この特許文献2では、ホースリールを回動可能な取付台上に配設しているため、取付台を回転自在なフリーな状態とすることにより、送出する際には前記問題が生じることを防止できる。しかし、ホースを巻取軸部材に巻き取る際には、取付台を固定しなければ、巻取操作用のレバーを回転操作することができない。そのため、前記取付台には固定構造が必要になり、構造が複雑になるうえ、回転スペースを確保する必要があるため、製品が大型化してしまうという問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明では、大型化させることなく、ホースの送出および巻き取りを作業性よく行うことができるホースリールおよび該ホースリールを用いた噴霧機を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するため、本発明のホースリールは、上向きに延びる巻取軸部材と、該巻取軸部材の上下方向の略中央にホースを位置させるガイド手段とを備えた構成としている。
このホースリールでは、前記ガイド手段は、前記巻取軸部材に巻き取ったホースの外周部を覆うカバーに設けた挿通孔の下端縁からなることが好ましい。
【0011】
また、前記ホースリールを用いた本発明の噴霧機は、薬液などの液体を貯留するタンクと、該タンク内の液体を噴出する噴出手段と、該噴出手段に接続した長尺なホースを送出可能に巻き取るホースリールとを備えた噴霧機において、前記ホースリールは、上向きに延びる巻取軸部材と、該巻取軸部材の上下方向の略中央に前記ホースを位置させるガイド手段とを備えたものである。
この噴霧機では、前記ホースリールを前記タンクの上方に配設することが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明のホースリールでは、巻取軸部材を上向きに延びるように配置するとともに、その略中央に位置するようにガイド手段を設けているため、ホースの送出時にガイド部材にホースが干渉しても、摩擦により若干の抵抗になるが、送出位置が安定することにより、確実に巻取軸部材を回転させて送出することができる。また、ホースの延び方向は、巻取軸部材の軸と直交する面に対して常に平行に近い状態に維持され、巻取軸部材の軸に対して平行に位置することは殆どないため、巻取軸部材の回転動作の妨げになることを抑制できる。その結果、ホースの送出作業性が悪くなることを防止できる。
【0013】
また、ホースの巻取時には、前記巻取軸部材に対してガイド部材を略中央に位置させているため、巻取軸部材に対する巻取方向を上下に繰り返しながら略整列させて巻回することができる。しかも、この巻取作業時にも、ガイド手段にホースが干渉するが、ホースが巻取軸部材と一緒に回転することはないため、ホースの巻取作業の阻害を大幅に抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0015】
図1および図2は、本発明の実施形態に係る噴霧機を示す。この噴霧機は、噴霧機本体10の上部にホースリール34を一体に取り付け、これらを移動用のキャリー53に配設したものである。
【0016】
前記噴霧機本体10は、図2および図3に示すように、薬液などの液体を貯留するタンク11を備え、該タンク11の背部に噴出手段であるギアポンプ18、安全機構である流路切換弁20、操作手段である操作パネル27、電源手段であるバッテリー32を搭載したものである。
【0017】
前記タンク11は、その上部に前向きに膨出した注入部12を備え、該注入部12の注入口12aが蓋体13により開閉可能に閉塞されている。また、タンク11の下部には、内部の液体を排出するためのドレン部14が設けられ、該ドレン部14の開口が蓋体15により開閉可能に閉塞されている。そして、このタンク11の背部には内向きに窪んだ凹部16が設けられ、この凹部16内に前記各部品を配設するとともに、該凹部16の表面がカバー17により閉塞されている。
【0018】
前記ギアポンプ18は、図2に示すように、前記噴霧機本体10の下部に配設されるとともに、吸水ホース19により前記タンク11の下部に接続された従来と同様のものである。このギアポンプ18は、後述する出力調節用操作部材29の操作により通電量が変更され、それに伴って噴出圧力を変更可能としたものである。
【0019】
前記流路切換弁20は、後述する操作パネル27の背部に位置するように、前記凹部16の上方に取り付けられるとともに、第1接続ホース21により前記ギアポンプ18の吐出部に接続され、後述するホース35への噴出経路と、前記タンク11への還流経路とに流路を切り換えるものである。具体的には、この流路切換弁20は、前記第1接続ホース21を接続する流入部22と、ホース35の側である噴出経路を構成する第2接続ホース23を接続する第1噴出部24と、前記タンク11の側である還流経路を構成する還流パイプ25を接続する第2噴出部26とを備えている。また、この流路切換弁20の内部には、噴出経路の圧力に基づいて還流経路の側に流路を切り換えるための弁体およびスプリングが配設されている。
【0020】
前記操作パネル27は、図4に示すように、ギアポンプ18をオン、オフするための電源スイッチ28と、ギアポンプ18による噴出圧力を変更するための出力調節用操作部材29と、バッテリー32を充電する際の充電用コネクタ接続部30とを備えている。そのうち、前記出力調節用操作部材29は、回転操作によって前記弁体のスプリングによる付勢力を変更できるように、リンク機構が配設されている。また、この出力調節用操作部材29の背部には、図2および図3に示すように、その操作状態を検出するためのマイクロスイッチ31A,31Bが配設されている。そして、両方のマイクロスイッチ31A,31Bのオン状態およびオフ状態の組み合わせにより、ギアポンプ18の動作電圧を変化させ、噴霧圧力を変更できるように構成している。
【0021】
前記ギアポンプ18を駆動させるためのバッテリー32は、前記操作パネル27の下部において、凹部16のカバー17に形成した収納凹部17aに着脱可能に配設した充電可能な周知のものである。なお、前記収納凹部17aの内部には、バッテリー32と通電可能に接続するために図示しない接続端子が配設されている。また、本実施形態では、バッテリー32の表面は、カバー17の表面と曲面的に一致する形状とされている。
【0022】
前記ホースリール34は、長尺なホース35を送出可能に巻き取るもので、巻取軸部材36と、該巻取軸部材36の下端に固定される底板41と、巻き取ったホース35の外周部を覆う外カバー45と、該外カバー45の下端を閉塞する底カバー48とを備えている。ここで、ホース35は、従来と同様に、その先端に内部の開閉弁を開閉操作する操作部を備えた図示しないノズルを取り付けた周知のものである。
【0023】
前記巻取軸部材36は、垂直方向に延びる円筒状のもので、その下端には底板41を位置決め固定するために内向きに膨出した膨出部37が設けられている。この巻取軸部材36の上方には、その内部空間からホース35を外部に取り出すためのホース取出穴38が設けられている。また、本実施形態の巻取軸部材36には、その上端に回転操作用レバー39が一体に設けられている。この回転操作用レバー39には、球状をなす把持部材40が回転可能に配設されている。
【0024】
前記底板41は、その中心に前記巻取軸部材36の内部に挿入されるとともに隣接する膨出部37,37間に位置する膨出部を有する装着部42を設け、前記巻取軸部材36と一体的に回転する円板状のものである。この装着部42の中央には、前記第2接続ホース23を接続したホース接続部材23aに着脱可能に接続するための接続部材43が配設され、この接続部材43に前記ホース取出穴38を通して巻取軸部材36の内部に導入したホース35の端部が接続されている。
【0025】
前記外カバー45は、前記噴霧機本体10のタンク11の外形線と曲面的に一致する形状をなす。この外カバー45の上面中央には前記巻取軸部材36を挿通する挿通孔46が設けられている。また、噴霧機本体10の正面側である注入部12の側には、前記巻取軸部材36に巻き取るホース35のホース挿通孔47が設けられている。このホース挿通孔47は、横方向に長い長楕円形状をなし、その下端縁は、ホース35を巻取軸部材36の上下方向の略中央に位置させるガイド手段の役割をなす。また、このホース挿通孔47の上端縁は、前記ホース取出穴38の近傍まで広がっている。
【0026】
前記底カバー48は、外カバー45の下部内周面に配置されるもので、その底には前記噴霧機本体10の上部に安定して載置するためのリブ49が設けられている。この底カバー48の中央には、前記接続部材43を露出させるための貫通孔50が設けられている。また、この底カバー48には排水部51が設けられ、この排水部51に接続した排水ダクト52により、巻き取ったホース35から滴下した液体を排水できるように構成している。なお、前記排水ダクト52は、前記タンク11の凹部16内を通って底から外部に突出されている。
【0027】
前記ホースリール34と一緒に噴霧機本体10を装着するキャリー53は、図1に示すように、底枠54と、該底枠54の背面から上方に突出する背面枠57とを備えたL字形状のものである。前記底枠54には、背面両側に回転可能な移動ローラ55が配設されるとともに、正面側に一対の脚部56が設けられている。また、前記背面枠57の上部は把持部58の役割をなし、噴霧機本体10の重心を考慮して上部中心に位置するように屈曲され、安定状態で吊り下げるように把持して移動できるように構成している。
【0028】
なお、前記構成からなる噴霧機は、その全高が約90cmであり、ホース挿通孔47の位置は人体の腰の高さ近傍に位置するように構成している。
【0029】
このように構成した噴霧機は、タンク11内に貯留した液体を吸水ホース19を介してギアポンプ18が吸引し、該ギアポンプ18が選択された圧力で第1接続ホース21に噴出する。そして、この第1接続ホース21に噴出された液体は、流路切換弁20、第2接続ホース23およびホース35からなる噴出経路を通り、ホース35の先端に設けたノズルから所定圧力で噴霧される。
【0030】
また、ユーザがノズルの操作により噴霧を停止すると、ギアポンプ18の動作は継続されることにより、前記噴出経路の内部圧力が上昇する。その結果、その圧力で流路切換弁20の内部においてスプリングの付勢力に抗して弁体を後退させ、液体は、還流パイプ25からなる還流経路を通ってタンク11に還流される。
【0031】
ユーザが前記ホースリール34に巻き取ったホース35を送出する際には、ホース挿通孔47から進出したノズルまたはホース35を引っ張り、巻取軸部材36を回転させながらホース35を引っ張り出す。この際、図5(A)に示すように、ホース35がホース挿通孔47の内縁に干渉しないように正面に引っ張ると、底板41および底カバー48の間の抵抗を除き、殆ど抵抗なくホース35は送出される。
【0032】
一方、図5(B)に示すように、ホース35の巻回開始側である左側にホース35が位置し、ホース挿通孔47の左側縁に干渉するように引っ張ると、摩擦により若干の抵抗になるが、ユーザが引っ張る力に応じて巻取軸部材36が回転してホース35を送出することができる。これは、ガイド手段の役割をなすホース挿通孔47により、ホース35の送出位置を安定させるとともに、そのホース35の延び方向が巻取軸部材36の軸と直交する面に対して常に平行に近い状態になるように維持し、巻取軸部材36の軸に対して平行に位置すること防止することにより、巻取軸部材36の回転動作の妨げになることを抑制しているためである。
【0033】
因みに、ホース35が右側に位置し、ホース挿通孔47の右側縁に干渉するように引っ張った場合にはホース35が屈曲しないため、正面から引っ張られた場合と同様に、殆ど抵抗なくホース35を引っ張り出すことができる。また、本実施形態では、ホース挿通孔47が人体の腰の高さ近傍に位置するため、ホース35がホース挿通孔47の上下端縁に干渉することはあっても、屈曲する角度で引っ張られることは殆どない。しかも、ホース35の干渉部分であるホース挿通孔47は、巻取軸部材36と一緒に回転しないため、干渉による抵抗が増大し、ホースリール34全体が引っ張られる問題を抑制できる。
【0034】
そのため、従来例のようにホースリール34全体を一体的に回転させる台を設けることなく、確実かつ簡単に巻回したホース35を送出することができる。
【0035】
一方、前記巻取軸部材36にホース35を巻き取る際には、レバー39を回転させるだけで、モータなどの誘導機構を用いることなく、ホース35を略整列した状態で巻き取ることができる。
【0036】
具体的には、ユーザが把持していないホース35は、図6(A)に示すように、自重により下向きに垂れ下がり、ホース挿通孔47の下側縁に干渉した状態をなす。そして、巻取作業を開始すると、ホース35は、巻き取り時に生じる張力で、巻取軸部材36に締め付けられ、その下端である巻取軸部材36の略中央位置Pから上側に向けて一様に巻回される。なお、最初に巻取方向が上向きになるのは、ホース挿通孔47が上向きに広がるとともにホース取出穴38が上側に位置するためである。
【0037】
そして、ホース取出穴38が位置する上端に位置すると、その段差やホース35の巻取時に生じる張力で、図6(B)に示すように、下向きに巻回される。このようにして、上側半分において2層に巻回され、1層目の最初の巻回位置まで巻き取ると、その段差によりホース35は巻取軸部材36の露出した下側に位置する。そして、図6(C)に示すように、巻取軸部材36において、ホース35が巻回されていない下側部分において、ホース35が下向きに一様に巻回される。
【0038】
ついで、ホース35の巻取位置が巻取軸部材36の下端(下板41)に達すると、1層目の上側に位置し、上向きに巻回されることにより、図6(D)に示すように、下側半分において2層をなすように巻回される。
【0039】
なお、図6に示す巻回作用は一例であり、その巻取作業時に作用するホース35への張力により巻回状態は異なることもある。
【0040】
このように、本実施形態の噴霧機では、上向きに延びる巻取軸部材36の略中央に位置するようにホース挿通孔47の下端縁を位置させているため、巻取軸部材36に対して巻取方向を上下に繰り返しながら略整列させて巻回することができる。しかも、この巻取作業時に、ホース挿通孔47の縁にホース35が干渉するが、ホース35が巻取軸部材36と一緒に回転することはないため、ホース35の巻取作業の阻害を大幅に抑制することができる。
【0041】
また、本実施形態では、モータなどの駆動手段を有する誘導機構や、ホースリール34全体を回転可能とする台を設けることなく、孔47によりガイド手段を構成しているため、安価に実施が可能であるうえ、全体が大型化することを防止できる。しかも、本実施形態では、その孔47をホース35を覆うカバー17に設けているため、その外観をも向上することができる。
【0042】
なお、本発明のホースリール34は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
【0043】
例えば、前記実施形態では、ガイド手段を構成するホース挿通孔47を横方向に長い楕円形状に形成したが、縦方向に長い楕円形状としてもよいうえ、真円形状としてもよく、その形状は希望に応じて変更が可能である。また、前記実施形態では、外カバー45に形成した孔により構成したが、底カバー48などの回転しない固定部材に対してU字型やH字型のガイド部材を固定してもよい。即ち、ホース35に対して何ら外力を加えていない状態で、巻取軸部材36の略中央にホース35を位置させるようにガイドできる構成とすればよい。
【0044】
また、前記実施形態では、本発明のホースリール34を噴霧機に搭載したが、水道の蛇口に接続して散水ホースを巻き取るホースリール単体などとしても使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施形態に係る噴霧機を示す斜視図である。
【図2】噴霧機本体の断面図である。
【図3】噴霧機本体の要部斜視図である。
【図4】操作パネルの正面図である。
【図5】(A),(B)ホースを送出する状態を示す斜視図である。
【図6】(A)〜(D)はホースを巻き取る状態の一例を示す断面図である。
【図7】従来のホースリールの課題を説明するための正面図である。
【符号の説明】
【0046】
10…噴霧機本体
11…タンク
18…ギアポンプ(噴出手段)
34…ホースリール
35…ホース
36…巻取軸部材
39…回転操作用レバー
41…底板
45…外カバー
47…ホース挿通孔(ガイド手段)
48…底カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上向きに延びる巻取軸部材と、該巻取軸部材の上下方向の略中央にホースを位置させるガイド手段とを備えていることを特徴とするホースリール。
【請求項2】
前記ガイド手段は、前記巻取軸部材に巻き取ったホースの外周部を覆うカバーに設けた挿通孔の下端縁からなることを特徴とする請求項1に記載のホースリール。
【請求項3】
薬液などの液体を貯留するタンクと、該タンク内の液体を噴出する噴出手段と、該噴出手段に接続した長尺なホースを送出可能に巻き取るホースリールとを備えた噴霧機において、
前記ホースリールは、上向きに延びる巻取軸部材と、該巻取軸部材の上下方向の略中央に前記ホースを位置させるガイド手段とを備えていることを特徴とする噴霧機。
【請求項4】
前記ホースリールを前記タンクの上方に配設したことを特徴とする請求項3に記載の噴霧機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2006−131398(P2006−131398A)
【公開日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−325220(P2004−325220)
【出願日】平成16年11月9日(2004.11.9)
【出願人】(392036452)株式会社工進 (4)
【Fターム(参考)】