説明

ボイラ飛灰の搬送システム及び搬送方法

【課題】ボイラで発生する飛灰を簡易に搬送することができるボイラ飛灰の搬送システム及び搬送方法を提供する。
【解決手段】飛灰搬送システム21は、ボイラの煙道7に設けられた飛灰ホッパ19a,19bとバックパスホッパ11とを連結し、飛灰ホッパ19a,19bで煙道7外に抜き取られた飛灰をバックパスホッパ11まで搬送させる飛灰搬送路23を備えている。更に、システム21は、飛灰搬送路23の上流部31a,31bと中流部33とを仕切る第1フラップダンパ27a,27bと、飛灰搬送路23の中流部33と下流部35とを仕切る第2フラップダンパ29と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボイラで発生する飛灰を搬送するボイラ飛灰の搬送システム及び搬送方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載のボイラが知られている。このボイラでは、煙道から排出される飛灰を所定の場所まで搬送する際に、コンベア等の搬送機器を組み合わせてなる搬送装置を用いている。
【特許文献1】特開平6−2812号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このような搬送装置及び方法によって飛灰を離れた場所まで搬送する際には、多くの搬送機器を連結する必要があり、搬送装置が複雑になってしまう。また、高温の飛灰を搬送するため冷却機構が必要になる場合もある。また、コンベア等の駆動部を含む装置を用いることから、装置のメンテナンスも煩雑になる。そこで、本発明は、ボイラで発生する飛灰を簡易に搬送することができるボイラ飛灰の搬送システム及び搬送方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明のボイラ飛灰の搬送システムは、ボイラで発生する飛灰を搬送するボイラ飛灰の搬送システムにおいて、ボイラの煙道に設けられた飛灰抜取り部と煙道で飛灰抜取り部よりも下流に設けられた飛灰貯留部とを連結し、飛灰抜取り部で煙道外に抜き取られた飛灰を飛灰貯留部まで搬送させる飛灰搬送路と、飛灰搬送路の上流部と中流部とを仕切る開閉可能な第1の仕切部と、飛灰搬送路の中流部と下流部とを仕切る開閉可能な第2の仕切部と、を備えたことを特徴とする。
【0005】
この搬送システムによれば、飛灰抜取り部において煙道から抜き取られた飛灰が、飛灰搬送路を通じて、煙道下流の飛灰貯留部まで搬送される。この際、煙道上流の飛灰抜き取り部と煙道下流の飛灰貯留部との圧力差により、飛灰は上記飛灰搬送路を飛灰貯留部側に円滑に搬送される。また、この飛灰搬送路には、第1及び第2の仕切部が設けられているので、この仕切部の開閉をコントロールすることにより、燃焼ガスの流れを伴わずに飛灰のみを選択的に搬送することができる。このような飛灰搬送路は、飛灰抜取り部と飛灰貯留部と連通させる管によって実現可能であるので、搬送システムを簡素化することができる。
【0006】
また、本発明のボイラ飛灰の搬送システムは、中流部と下流部との圧力差を緩和する圧力緩和手段を更に備えることが好ましい。この構成によれば、飛灰を上流部から中流部に移動させる場合、圧力緩和手段によって中流部の圧力が低下しているので、飛灰は、上流部から中流部へ円滑に移動する。
【0007】
この場合、具体的には、圧力緩和手段は、第2の仕切部を迂回して中流部と下流部とを連通させるバイパス部を有する構成としてもよい。
【0008】
本発明のボイラ飛灰の搬送システムは、飛灰搬送路内に空気を噴出する空気噴出部を更に備えてもよい。この構成によれば、空気の噴出によって、飛灰を飛灰搬送路内で滞留させることなく更に円滑に下流に送ることができる。
【0009】
また、本発明のボイラ飛灰の搬送方法は、ボイラで発生する飛灰を搬送するボイラ飛灰の搬送方法において、ボイラの煙道に設けられた飛灰抜取り部と煙道で飛灰抜取り部よりも下流に設けられた飛灰貯留部とを連結し、飛灰抜取り部で煙道外に抜き取られた飛灰を飛灰貯留部まで搬送させる飛灰搬送路と、飛灰搬送路の上流部と中流部とを仕切る開閉可能な第1の仕切部と、飛灰搬送路の中流部と下流部とを仕切る開閉可能な第2の仕切部と、を備えた搬送システムを用い、第2の仕切部を閉じた状態で第1の仕切部を開けて中流部に飛灰を送る工程と、第1の仕切部を閉じて第2の仕切部を開け中流部の飛灰を下流部に送る工程と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
この搬送方法によれば、飛灰抜取り部において煙道から抜き取られた飛灰が、飛灰搬送路を通じて、煙道下流の飛灰貯留部まで搬送される。この際、煙道上流の飛灰抜き取り部と煙道下流の飛灰貯留部との圧力差により、飛灰は上記飛灰搬送路を飛灰貯留部側に円滑に搬送される。このような飛灰搬送路は、飛灰抜取り部と飛灰貯留部と連通させる管によって実現可能であるので、搬送システムを簡素化することができる。また、この飛灰搬送路には、第1及び第2の仕切部が設けられており、第2の仕切部を閉じた状態で第1の仕切部を開けて中流部に飛灰を送る工程と、第1の仕切部を閉じて第2の仕切部を開け中流部の飛灰を下流部に送る工程と、を行うことで、煙道の燃焼ガスが飛灰搬送路を高速で通過することを回避しながら、飛灰を順次中流部、下流部に送ることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の搬送システム及び搬送方法によれば、ボイラで発生する飛灰を簡易に搬送することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照しつつ本発明に係るボイラ飛灰の搬送システムが用いられる発電用ボイラの好適な一実施形態について詳細に説明する。
【0013】
図1に示すボイラ100は、鶏糞を燃料とする発電用ボイラである。このボイラ100は、ストーカ3を有する火炉5を備えている。側方から火炉5に投入された燃料(鶏糞)はストーカ3上で燃焼し、燃え残った燃料は、ストーカ3によって排出口3aまで運ばれ下方に排出される。火炉5は多数の水管から成る火炉水冷壁を備えており、燃焼熱を吸収して発電に用いられる蒸気を発生させる。更に、ボイラ100は、火炉5で発生する排ガスを通過させる煙道7を備えている。この煙道7は火炉5の上部から湾曲して下方に向かって延びており、煙道7の最下流部はストーカ3とほぼ同じ高さに位置している。煙道7の最下流部にはバグフィルタを介して吸引ファンFが連結されているので、火炉5で発生した排ガスは、火炉5から煙道7内を流動して煙道7の最下流部まで送られる。排ガスに含まれる飛灰は、煙道7の最下流部に設けられたバックパスホッパ(飛灰貯留部)11に一旦貯留された後、バックパスホッパ11の下部に設けられたロータリバルブ13及び排出ラインL1を通じて系外に排出される。なお、煙道7内は、吸引ファンFの作用により、下流側に行くほど圧力が低くなっており、最下流部のバックパスホッパ11が最も低圧になっている。
【0014】
更に、煙道7上には、高温の排ガスの熱を吸収し蒸気を生成させるための熱交換部15が設けられている。この熱交換部15は、煙道7の上壁に設けられた蒸気ドラム15a、及び煙道7の下壁に設けられた水ドラム15bを有している。更に、熱交換部15は、蒸気ドラム15aと水ドラム15bとの間で煙道7を上下に横切って延び、蒸発管を構成する多数の水管15cを備えている。そして、煙道7を通過する排ガスが、多数の水管15cに接触することで、排ガスの熱が効率よく吸収され、熱交換部15で発電用の蒸気を発生させる。
【0015】
このような煙道7においては、排ガスが熱交換部15を通過する際に、排ガスに含まれる飛灰が水ドラム15b及び水管15cに付着・堆積することが問題になる。特に、鶏糞の燃焼で発生する飛灰は、Na,Kといった付着性が高い成分を多く含むので、この問題が発生しやすい。付着したこの飛灰が煙道7を閉塞させる前に清掃する必要があるが、清掃作業の際には、付着した飛灰を冷却させる時間も含めて、ボイラ100を長時間停止することが必要になる。また、清掃作業は、高温部近辺での高所での作業であり、粉塵の対策も必要といったように負担が大きい作業である。従って、このような清掃作業を出来るだけ少なくすることが望まれている。
【0016】
そこで、このボイラ100は、熱交換部15に付着した飛灰を、一旦煙道7外に抜き取るための飛灰ホッパ(飛灰抜き取り部)19a,19bと、抜き取った飛灰を前述のバックパスホッパ11まで搬送する飛灰搬送システム21とを備えている。なお、このボイラ100においては、図1の紙面に直交する方向に配列された2系統の飛灰ホッパ19a,19b及び飛灰搬送システム21が設けられているが、以下では、そのうちの1系統についてのみ代表して説明する。
【0017】
図2にも示すように飛灰ホッパ19a,19bは、それぞれ煙道7において水ドラム15bの斜下方の前方及び後方に設けられている。水ドラム15b及び水管15cに付着し剥がれ落ちる飛灰は、この飛灰ホッパ19a,19bに集められる。集められた飛灰は、この飛灰ホッパ19a,19bの底部から煙道7外に抜き取られ、飛灰搬送システム21の飛灰搬送路23に導入される。飛灰搬送路23は、飛灰ホッパ19a,19bと、その下方に位置するバックパスホッパ11とを煙道7外において連結する搬送配管P23で画成されており、飛灰ホッパ19a,19bからバックパスホッパ11まで搬送される飛灰を通過させる。
【0018】
搬送配管P23の全ラインには保温が施されており、この保温により飛灰搬送路23の温度が保たれている。このことで、飛灰の温度低下が防止され飛灰の結露による搬送配管P23内側への飛灰付着が抑制される。また、飛灰ホッパ19a,19bとバックパスホッパ11とを飛灰搬送路23で単純に連結すると、圧力差によって飛灰搬送路23内に排ガスが吹き抜けてしまう。そこで、搬送配管P23には、後述するように、開閉可能なフラップダンパ27a,27b,29が設けられている。
【0019】
搬送配管P23は、飛灰ホッパ19a,19bからそれぞれ下方に延びる配管P23a,P23bを備えている。そして、この配管P23a,P23bを合流させた配管P23cがバックパスホッパ11まで延びている。配管P23a,P23bそれぞれには、第1フラップダンパ(第1の仕切部)27a,27bが設けられ、飛灰搬送路23を上下に仕切っている。更に、配管P23cには、第2フラップダンパ(第2の仕切部)29が設けられ、飛灰搬送路23を更に下流側で上下に仕切っている。即ち、飛灰搬送路23は、第1フラップダンパ27a,27b及び第2フラップダンパ29によって、上流部31a,31b、中流部33、及び下流部35に仕切られている。
【0020】
この第1フラップダンパ27aは、飛灰搬送路23を仕切るベーン127がシャフト129回りに回転する(図3参照)ことで、上流部31aと中流部33とを連通させたり閉鎖させたりすることが可能である。また、第1フラップダンパ27b、及び第2フラップダンパ29も、この第1フラップダンパ27a,27bと同様の構成をしている。ボイラ100の運転中は、飛灰ホッパ19a,19bの圧力がバックパスホッパ11よりも高いので、飛灰搬送路23の排ガス吹き抜けを防止するため、通常は、この第1及び第2フラップダンパ27a,27b,29は閉じられてる。
【0021】
また、中流部33には温度計41が設けられ、下流部35には温度伝送器43が設けられており、飛灰搬送路23内の温度を現場中央で知ることができ、飛灰搬送路23の閉塞を監視することが可能となっている。すなわち、これらの温度計41、温度伝送器43が示す飛灰搬送路23の温度が上昇した場合には、飛灰が正常に流動していること確認することができ、温度が低下した場合には、飛灰搬送路23が閉塞していることを知ることができるので、飛灰搬送路23の閉塞に対して素早く対応することができる。
【0022】
また、搬送配管P23内側への飛灰の付着対策のために、搬送配管P23の各部には、叩き座45も設けられている。また、飛灰搬送路23において飛灰が円滑に下流に送られるように、飛灰搬送路23内に空気を噴出するエアブラスタ47が、搬送配管P23の各部に設けられている。
【0023】
また、搬送配管P23には、第2フラップダンパ29を迂回して中流部33と下流部35とを連通させるバイバス管49が設けられている。バイパス管49は、搬送配管P23に比較して細径の管材からなり、バイパス管49にはバルブ49aが設けられている。この構成により、第2フラップダンパ29が閉じられた状態において、バルブ49aが開けられた状態では、中流部33から下流部35に少量の空気がバイパス管49を通じてリークし、中流部33と下流部35との間の圧力差が緩和される。
【0024】
続いて、この飛灰搬送システム21の動作について説明する。ボイラ100の通常の運転中においては、上記ダンパ27a,27b,29はすべて閉じられている。煙道7を通過する排ガスに含まれる飛灰は、水ドラム15b及び水管15cに接触し付着する。そして、この水ドラム15b及び水管15cから剥がれ落ちた飛灰は、飛灰ホッパ19a,19bに集められ飛灰搬送路23の上流部31a,31bに導入される。
【0025】
その後、第1フラップダンパ27aが開けられると、上流部31aの飛灰は、重力により中流部33に落下し、傾斜によりダンパ29の上方まで移動する。次に、ダンパ27aを閉め、ダンパ27bを開けると、上流部31bの飛灰は、同様に、重力により中流部33に落下し、傾斜によりダンパ29の上方まで移動する。このとき、中流部33内の圧力は、バイパス部49を介したリークによって下流部35内の圧力に近づいているので、上流部31a,31bよりも中流部33の圧力が低く、その結果、飛灰の上流部31a,31bから中流部33への上記移動が円滑に行われる。
【0026】
その後、ダンパ27bを閉じて、ダンパ29を開けると、重力により中流部33の飛灰が下流部35に移動する。このとき、バックパスホッパ11に連通している下流部35は、中流部33よりも圧力が低いので、飛灰が円滑に下流部35に移動する。その後、下流部35の飛灰は、傾斜した飛灰搬送路23を滑り落ち、バックパスホッパ11に移動する。また、このとき、各エアブラスタ47から順次空気が噴出されることで、飛灰が完全にバックパスホッパ11に送られる。
【0027】
上記のような動作が、2系統の飛灰搬送システム21において交互に行われる。また、2系統のシステム21間でエアブラスタ47が共有され、機器点数を少なくしている。
【0028】
このように、搬送システム21では、飛灰ホッパ19a,19bからバックパスホッパ11まで飛灰を搬送するにあたり、飛灰ホッパ19a,19bとバックパスホッパ11との圧力差及び高低差を利用し、飛灰搬送路23内で飛灰を移動させることができる。また、この場合、ダンパ27a,27b,29によって飛灰搬送路23の上流部33、中流部35、及び下流部37を仕切っているので、これらダンパ27a,27b,29の開閉を上述のようにコントロールすることで、飛灰搬送路23内の排ガス吹き抜けを発生させることなく、飛灰のみを選択的に搬送することができる。
【0029】
以上のような飛灰搬送システム21及び搬送方法により、熱交換部15の清掃作業を少なくすることができる。また、このような飛灰搬送システム21によって、搬送配管P23と、搬送配管P23の途中に取り付けられるフラップダンパ27a,27b,29と、搬送配管P23周りにフレキシブルに配置可能なエアブラスタ47といった簡易な要素により飛灰の搬送が可能となった。上記のような簡易な要素で構成される飛灰搬送システム21は、大きい設置スペースが不要であり、更に飛灰を搬送配管P23内に密閉したまま搬送することができるので、外気とのシール機構も不要である。また、飛灰搬送路23内における飛灰の移動は、大部分が重力によるものであるので、飛灰の移動速度が比較的遅く、その結果、搬送配管P23の摩耗が少ない。また、コンベア、ロータリバルブ、空気輸送用ファンといったような駆動機器を用いていないので、日常の点検やメンテナンスの手間を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明に係る飛灰搬送システムが用いられるボイラの一実施形態を示す図である。
【図2】図1の飛灰搬送システムを示す概略図である。
【図3】図2のシステムに用いられるフラップダンパを示す断面図である。
【符号の説明】
【0031】
7…煙道、11…バックパスホッパ(飛灰貯留部)、19a,19b…飛灰ホッパ(飛灰抜き取り部)、21…飛灰搬送システム、23…飛灰搬送路、P23…配管、27a,27b…第1フラップダンパ(第1の仕切部)、29…第2フラップダンパ(第2の仕切部)、31a,31b…上流部、33…中流部、35…下流部、47…エアブラスタ(空気噴出部)、49…バイパス部(圧力緩和手段)、100…ボイラ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボイラで発生する飛灰を搬送するボイラ飛灰の搬送システムにおいて、
前記ボイラの煙道に設けられた飛灰抜取り部と前記煙道で前記飛灰抜取り部よりも下流に設けられた飛灰貯留部とを連結し、前記飛灰抜取り部で前記煙道外に抜き取られた飛灰を前記飛灰貯留部まで搬送させる飛灰搬送路と、
前記飛灰搬送路の上流部と中流部とを仕切る開閉可能な第1の仕切部と、
前記飛灰搬送路の前記中流部と下流部とを仕切る開閉可能な第2の仕切部と、を備えたことを特徴とするボイラ飛灰の搬送システム。
【請求項2】
前記中流部と前記下流部との圧力差を緩和する圧力緩和手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のボイラ飛灰の搬送システム。
【請求項3】
前記圧力緩和手段は、前記第2の仕切部を迂回して前記中流部と前記下流部とを連通させるバイパス部を有することを特徴とする請求項2に記載のボイラ飛灰の搬送システム。
【請求項4】
前記飛灰搬送路内に空気を噴出する空気噴出部を更に備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のボイラ飛灰の搬送システム。
【請求項5】
ボイラで発生する飛灰を搬送するボイラ飛灰の搬送方法において、
前記ボイラの煙道に設けられた飛灰抜取り部と前記煙道で前記飛灰抜取り部よりも下流に設けられた飛灰貯留部とを連結し、前記飛灰抜取り部で前記煙道外に抜き取られた飛灰を前記飛灰貯留部まで搬送させる飛灰搬送路と、
前記飛灰搬送路の上流部と中流部とを仕切る開閉可能な第1の仕切部と、
前記飛灰搬送路の前記中流部と下流部とを仕切る開閉可能な第2の仕切部と、を備えた搬送システムを用い、
前記第2の仕切部を閉じた状態で前記第1の仕切部を開けて前記中流部に前記飛灰を送る工程と、
前記第1の仕切部を閉じて前記第2の仕切部を開け前記中流部の飛灰を前記下流部に送る工程と、を備えたことを特徴とするボイラ飛灰の搬送方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−190805(P2008−190805A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−27049(P2007−27049)
【出願日】平成19年2月6日(2007.2.6)
【出願人】(000002107)住友重機械工業株式会社 (2,241)
【Fターム(参考)】