説明

ポケット

【課題】荷室内に無駄なスペースが生じることを抑制することが可能なポケットを提供する。
【解決手段】ポケット9は、車両1の荷室3の内装壁11に設けられるものであって、ポケット9の荷室内側を構成するカバー部21と、カバー部21を、内装壁11から離れた第1位置と、当該第1位置よりも内装壁11に近い第2位置とに変位可能とし、且つ、カバー部21と内装壁側とを連結する連結部29と、を備える。例えばポケット9に収納すべき物品がない場合には、カバー部21を第2位置にすることでポケット9が占める配置領域を小さくすることが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の荷室の内装壁に設けられるポケットに関する。
【背景技術】
【0002】
ペットボトルなどの物品を収納するために、車両の荷室の内装壁に設けられるポケットが知られている(特許文献1参照)。このポケットは、上記内装壁に形成された段差部と、この段差部の前側を囲むように車室内側に向けて突出した突出部とを備えて構成されている。
【特許文献1】特開2007−55275公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、従来のポケットは、例えば、そこに収納すべき物品がない未使用時でも、常に固定の収納スペースを確保したままであるため、その固定の収納スペースの分だけ、荷室内に何ら利用されない無駄なスペースが生じてしまうという問題があった。
【0004】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、荷室内に無駄なスペースが生じることを抑制することが可能なポケットを提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するための手段として、第1発明に係るポケットは、車両の荷室の内装壁に設けられるポケットであって、前記ポケットの荷室内側を構成するカバー部と、前記カバー部を、前記内装壁から離れた第1位置と、当該第1位置よりも前記内装壁に近い第2位置とに変位可能とし、且つ、前記カバー部と前記内装壁側とを連結する連結部と、を備える。
【0006】
この発明によれば、カバー部を、内装壁から離れた第1位置と当該第1位置よりも内装壁に近い第2位置とに変位できる。従って、例えばポケットに収納すべき物品がない場合には、カバー部を第2位置にすることでポケットが占める配置領域を小さくして、その分だけ荷室内に無駄なスペースが生じることを抑制することが可能である。
【0007】
第2発明は、第1発明のポケットであって、前記カバー部と前記内装壁側との両対向面のうち少なくとも一方の対向面には、凹凸形状の表面を有するパッド部材が設けられている。
【0008】
この発明によれば、パッド部材により、ポケット内に収容した物品を外部の衝撃等から保護することが可能である。しかも、パッド部材は凹凸形状の表面を有するから、表面をフラットにした構成に比べて収容物品の位置ずれを抑制することが可能である。
【0009】
第3発明は、第2発明のポケットであって、前記カバー部と前記内装壁側との両対向面には前記パッド部材がそれぞれ設けられ、両パッド部材は、互いの凹部分と凸部分とが対向する構成である。
【0010】
この発明によれば、カバー部に設けたパッド部材と内装壁側に設けたパッド部材とは互いの凹部分と凸部分とが対向するよう構成されている。このため、例えばカバー部と内装壁とが近接した場合にパッド部材の凸部分が弾性変形することが抑えられ、当該凸部分の経年劣化を抑制することが可能である。
【0011】
第4発明は、第1発明から第3発明のいずれかのポケットであって、前記連結部は、前記カバー部の左右端それぞれを前記内装壁側に連結する、折り畳み可能で、且つ、伸縮可能な一対の連結材を有する。
【0012】
この発明によれば、カバー部と内装壁側とが伸縮可能な連結材で連結されているから、その伸縮作用により、ポケット内に収容した物品を外部の衝撃から保護することが可能である。
【0013】
第5の発明は、第1発明から第4発明のいずれかのポケットであって、前記ポケットは、前記車両の後輪のタイヤハウスの後方に形成される凹所内に配置されている。
【0014】
この発明によれば、後輪のタイヤハウスの後方のデッドスペースを有効利用することが可能である。
【0015】
第6発明は、第5発明のポケットであって、前記カバー部は、前記第1位置にあるときに、前記タイヤハウスの荷室内側の面と面一になる。
【0016】
この発明によれば、カバー部を第1位置にすると、当該カバー部がタイヤハウスの荷室内側の面と面一になるから、見た目が良好で外観品質の高いポケットを得ることが可能である。
【0017】
第7発明は、第5発明または第6発明のポケットであって、前記凹所の周辺部、及び、前記カバー部のいずれか一方には、前記カバー部が前記第1位置にあるときに他方の部位に係合する係合部材が設けられている。
【0018】
この発明によれば、係合部材により、第1位置にあるカバー部の位置ずれを抑制することが可能である。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、荷室内に無駄なスペースが生じることを抑制することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の実施形態を図1〜図7を参照しつつ説明する。
(車両の荷室部分の概要構成)
図1は、車両1の荷室3を斜め上方から見た斜視図である。以下、車両1のフロント側を「前(図中のX正方向)」、左側を「左(図中のY正方向」、天井側を「上(図中のZ正方向)」として各構成を説明する。
【0021】
同図に示すように、車両1は、例えばミニバンやステーションワゴンなどであって、後部ドア(図示省略)を有し、後部ドアとリアシート5との間に荷室3が確保されている。後部ドアを開放すると荷室3が後方に開口し、この開口部7から荷物(図示せず)を搬入できる。ポケット9は、この荷室3のデッキサイドトリム11(本発明の「内装壁」の一例)に設けられ、例えば1,5リットルのペットボトル13(本発明の「物品」の一例)などの小型荷物を収納するために使用される。
【0022】
具体的には、荷室3内には、左右一対の後輪のタイヤハウス15,15が膨出しており、各タイヤハウス15の直後に凹所17,17が形成されており、各凹所17にポケット9が配置されている。こうして、一対のポケット9,9は車両1の左右方向において対向するように配置されている。なお、両ポケット9,9は、形状が左右対称である点以外は同じ構造である。
【0023】
(ポケットの構成)
ポケット9は、当該ポケット9の荷室3内側を構成するサイドボード21(本発明の「カバー部」の一例)を有し、このサイドボード21がデッキサイドトリム11に近接した格納位置(本発明の「第2位置」の一例)と、荷室3内側に離間した使用位置(本発明の「第1位置」の一例)との間で変位可能になっている。図2,図3,図4は、サイドボード21が使用位置にあるときの右側のポケット9の全体構成を示す斜視図、上面図、及び、左側面図である。図5,図6は、サイドボード21が格納位置にあるときの右側のポケット9の全体構成を示す斜視図及び上面図である。
【0024】
サイドボード21は、例えば合成樹脂製であり、全体として矩形状をなし、前端下部がタイヤハウス15の形状に対応して湾曲状に切り欠かれた形状になっている。また、サイドボード21は、その前後端部がそれぞれファブリック材29,29(本発明の「連結材、連結部」の一例)によって凹所17の奥壁17A側に連結されている。
【0025】
具体的には、図2に示すように、このサイドボード21のうちデッキサイドトリム11(凹所17の奥壁17Aを含む)側の面(本発明の「対向面」の一例 以下、「内面21A」という)の前端側と後端側には、棒状の保持部材23,25(例えば金属製)がそれぞれ設けられている。なお、後端側の保持部材25は、上下方向に延びる直線形状であるのに対し、前端側の保持部材23は、略上半分が直線形状をなし、略下半分がタイヤハウス15の形状に対応した湾曲形状になっている。保持部材23,25は、サイドボード21を補強する役目も果たす。
【0026】
また、両保持部材23,25は、例えば上下端に1つずつマグネット27が埋設されている。各保持部材23,25は、ファブリック材29の左端部をサイドボード21との間で挟み込むようにして、当該サイドボード21に例えばネジ止めにより固定されている。
【0027】
一方、凹所17の奥壁17Aには、サイドボード21と略同一形状の取付板31が例えばネジ止めにより取り付けられている。この取付板31のうちサイドボード21側の面(本発明の「対向面」の一例 以下、「内面31A」という)の前端側と後端側には、保持部材33,35(例えば金属製)がそれぞれ設けられている。
【0028】
前端側の保持部材33は、サイドボード21側の保持部材23と同一形状であり、且つ、同保持部材23に対向配置されている。後端側の保持部材35は、サイドボード21側の保持部材25と同一形状であり、且つ、同保持部材25に対向配置されている。また、両保持部材33,35は、上記保持部材23,25のマグネット27とは逆極性のマグネット37が埋設されている。各保持部材33,35は、ファブリック材29の右端部を取付板31との間で挟み込むようにして、当該取付板31に例えばネジ止めにより固定されている。
【0029】
また、サイドボード21の上記内面21Aにおいて、保持部材23と保持部材25との間の領域には、インナーパッド39(例えばスポンジ製、ウレタン製、或いは、ゴム製 本発明の「パッド部材」の一例)が例えば接着剤により貼り付けられている。このインナーパッド39は、図3,図6に示すように、上下方向から見た形状が波形に形成されている。
【0030】
これに対して、取付板31の上記内面31Aにおいて、保持部材33と保持部材35との間の領域には、インナーパッド41(例えばスポンジ製、ウレタン製、或いは、ゴム製 本発明の「パッド部材」の一例)が例えば接着剤により貼り付けられている。このインナーパッド41は、図3,図6に示すように、上下方向から見た形状が波形に形成されている。しかも、インナーパッド39とインナーバッド41とは、一方の山部分が他方の谷部分に対向し、一方の谷部分が他方の山部分に対向するように、山部分と谷部分とが互い違いに配列されている。
【0031】
また、サイドボード21の前端側と後端側それぞれには固定フック43,45(本発明の「係合部材」の一例)が設けられている。具体的には、各固定フック43,45は、例えば合成樹脂製または金属製の帯状部材であって、一端側が、サイドボード21に形成された軸部47に巻きつくように湾曲し、他端側も曲げられて係合爪が形成されている。これにより、各固定フック43,45は、軸部47を中心に係合爪側が回動できるようになっている。
【0032】
これに対して、デッキサイドトリム11のうち凹所17の前後周辺の側面それぞれには、サイドボード21が使用位置にあるときに、各固定フック43,45の係合爪と係合可能な係合穴49,51が形成されている。
【0033】
(ポケットの使用方法)
上述したように、ポケット9は、サイドボード21が、折り畳み可能なファブリック材29によって凹所17の奥壁17A側に連結されており、サイドボード21が格納位置(図2〜図4参照)と使用位置(図5、図6参照)との間でスライド可能になっている。
(1)小型荷物の搬入時
ペットボトル13などの小型荷物を荷室3に搬入したい場合には、ポケット9のサイドボード21を使用位置にし、固定フック43,45をそれぞれ係合穴49,51に係合させる。これにより、サイドボード21と取付板31との間に収納スペースが形成され、この収納スペースに小型荷物を収納することが可能になる(図1、図2参照)。
【0034】
ここで、サイドボード21と取付板31には、それぞれインナーバッド39,41が設けられている。従って、これらのインナーパッド39,41により、収納した小型荷物を外部からの衝撃等から保護することが可能である。また、各インナーパッド39,41は表面が波形に形成されており、各山部分が小型荷物に対して線接触または点接触で押し付けられる。このため、表面がフラットのインナーパッドを使用した構成に比べて小型荷物を強い力で安定的に保持できる。
【0035】
しかも、ファブリック材29は伸縮可能であるから、その伸縮作用により、小型荷物を外部の衝撃等から効果的に保護することが可能である。また、図2に示すように、サイドボード21が使用位置にあるとき、サイドボード21とタイヤハウス15との荷室3内側の表面が面一になるから、見た目が良好で外観品質の高いポケット9を得ることが可能である。
【0036】
また、固定フック43,45が係合穴49,51に係合されることにより、サイドボード21が使用位置からずれることを抑制することが可能である。即ち、サイドボード21が荷室3内側から押されても格納位置側に移動することを抑制することができる。また、ファブリック材29が必要以上に引っ張られることを抑制できる。なお、固定フック43,45の係合爪と係合穴49,51との間にはクリアランスが確保されており、ある程度の範囲までファブリック材29の伸縮が許容されるようになっている。
【0037】
(2)大型荷物の搬入時
例えばポケット9に収納すべき小型荷物がなく、荷室3内に例えばゴルフバックや旅行バックなどの大型荷物を荷室3に搬入したい場合には、係合穴49,51に対する固定フック43,45の係合を解除し、ポケット9のサイドボード21を使用位置(図7の二点鎖線のサイドボード21参照)から格納位置(図7の実線のサイドボード21参照)に移動させる。これにより、左右のポケット9,9のサイドボード21同士の間隔が図7中のL1からL2に広がるため、サイドボード21が使用位置にある場合に比べて、長尺の大型荷物を搬入可能な大きい収納スペースを荷室3内に確保することができる。従って、荷室3内に何ら使用されない無駄なスペースが生じることを抑制できる。なお、サイドボード21は、取付板31に対してマグネット27,37の磁力によって固定される。
【0038】
ここで、インナーパッド39とインナーバッド41とは、山部分と谷部分とが対向し、サイドボード21を格納位置にしたときに、図5、図6に示すように谷部分と山部分とが噛み合うようになり、山部分が潰れないようにしている。このため、山部分が経年劣化、換言すれば山部分のクッション性能が低下してしまうことを抑制することが可能である。また、サイドボード21が格納位置でがたつくことを防止できる。
【0039】
また、ポケット9は、荷室3内に膨出した各タイヤハウス15の直後に形成された凹所17に配置されている。従って、各タイヤハウス15の後方のデッドスペースを有効利用することが可能である。
【0040】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。特に、各実施形態の構成要素のうち、最上位の発明の構成要素以外の構成要素は、付加的な要素なので適宜省略可能である。
(1)上記実施形態では、サイドボード21に保持されたファブリック材29を、凹所17の奥壁17A(内装壁側)に対して取付板31を介して間接的に連結する構成であったが、本発明の「連結部、連結材」はこれに限定されるものではない。デッキサイドトリム11を構成する凹所17の奥壁17Aに直接連結する構成であってもよい。
【0041】
(2)上記実施形態では、サイドボード21と取付板31とをファブリック材29で連結する構成であったが、本発明の「連結部、連結材」はこれに限定されるものではない。ゴムなどの弾性材やネットなどであってもよい。更には、折り畳み可能な樹脂材によりサイドボード21及び取付板31の少なくとも一方と一体的に結合されたものであってもよい。また、複数の部材同士を回動可能に連結させて折り畳み可能とした構成であってもよい。
【0042】
(3)上記実施形態では、インナーパッド39,41をサイドボード21と取付板31の両方に設けた構成であったが、本発明の「パッド部材」はこれに限定されるものではない。サイドボード21と取付板31のいずれか一方だけに設けた構成であってもよい。この構成の場合、パッド部材を設けない側の表面と、相手側のパッド部材の表面とで、互いの凹部分分と凸部分分とが対向するようにすれば、上記実施形態と同様、凸部分の経年劣化を抑制することが可能である。
【0043】
(4)上記実施形態では、インナーバッド39,41の表面が波形であったが、本発明の「パッド部材」はこれに限定されるものではない。波形以外の曲線的な凹凸形状であってもよく、クランク状に角ばった凹凸形状であってもよい。
【0044】
(5)上記実施形態では、マグネット27,37の磁力によってサイドボード21を格納位置に固定する構成であったが、これに限らず、例えばサイドボード21及び取付板31の一方に係止部材を設けて、他方の部位に係止させる構成であってもよい。
【0045】
(6)上記実施形態では、荷室3のデッキサイドトリム11に取り付けられたポケット9を例に挙げて説明したが、本発明の「ポケット」はこれに限定されるものではない。荷室3の前壁(例えばリアシート5の後壁)、床部や天井部などに設けられたポケットであってもよい。
【0046】
(7)上記実施形態では、サイドボード21は、インナーバッド39,41同士が接触する位置まで移動する構成であったが、本発明の「ポケット」はこれに限定されるものではない。例えば上記使用位置と、当該使用位置よりも凹所17の奥壁17A寄りの位置に移動可能であれば、荷室3内に無駄なスペースが生じることを抑制することが可能である。更に、3ヶ所以上の位置でサイドボード21を係止できる構成であってもよい。
【0047】
(8)上記実施形態では、サイドボード21側に固定フック43,45を設け、デッキサイドトリム11側に係合穴49,51を形成する構成であったが、本発明の「係止部材」はこれに限定されるものではない。サイドボード21側に係合穴を形成し、デッキサイドトリム11側に固定フックを設ける構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施形態に係る車両1の荷室3を斜め上方から見た斜視図
【図2】サイドボード21が使用位置にあるときの右側のポケット9の全体構成を示す斜視図
【図3】サイドボード21が使用位置にあるときの右側のポケット9の全体構成を示す上面図
【図4】サイドボード21が使用位置にあるときの右側のポケット9の全体構成を示す左側面図
【図5】サイドボード21が格納位置にあるときの右側のポケット9の全体構成を示す斜視図
【図6】サイドボード21が格納位置にあるときの右側のポケット9の全体構成を示す上面図
【図7】荷室3を上方から見た図
【符号の説明】
【0049】
1...車両
3...荷室
9...ポケット
11...デッキサイドトリム(内装壁)
13...ペットボトル(物品)
15...タイヤハウス
17...凹所
21...サイドボード(カバー部)
21A,31A...内面(対向面)
29...ファブリック材(連結材、連結部)
39,41...インナーパッド(パッド部材)
43,45...固定フック(係合部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の荷室の内装壁に設けられるポケットであって、
前記ポケットの荷室内側を構成するカバー部と、
前記カバー部を、前記内装壁から離れた第1位置と、当該第1位置よりも前記内装壁に近い第2位置とに変位可能とし、且つ、前記カバー部と前記内装壁側とを連結する連結部と、を備えるポケット。
【請求項2】
請求項1記載のポケットであって、
前記カバー部と前記内装壁側との両対向面のうち少なくとも一方の対向面には、凹凸形状の表面を有するパッド部材が設けられている、ポケット。
【請求項3】
請求項2記載のポケットであって、
前記カバー部と前記内装壁側との両対向面には前記パッド部材がそれぞれ設けられ、両パッド部材は、互いの凹部分と凸部分とが対向する構成である、ポケット。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のポケットであって、
前記連結部は、前記カバー部の左右端それぞれを前記内装壁側に連結する、折り畳み可能で、且つ、伸縮可能な一対の連結材を有する、ポケット。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のポケットであって、
前記ポケットは、前記車両の後輪のタイヤハウスの後方に形成される凹所内に配置されている、ポケット。
【請求項6】
請求項5に記載のポケットであって、
前記カバー部は、前記第1位置にあるときに、前記タイヤハウスの荷室内側の面と面一になる、ポケット。
【請求項7】
請求項5または請求項6に記載のポケットであって、
前記凹所の周辺部、及び、前記カバー部のいずれか一方には、前記カバー部が前記第1位置にあるときに他方の部位に係合する係合部材が設けられている、ポケット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−292270(P2009−292270A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−147115(P2008−147115)
【出願日】平成20年6月4日(2008.6.4)
【出願人】(000241500)トヨタ紡織株式会社 (2,945)
【Fターム(参考)】