説明

ポリオレフィン発泡体

30乃至94重量%の発泡性ポリオレフィン及び6乃至70重量%の粒状固体物質を含む、大きい量の液体を吸収することができるポリオレフィン発泡体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を吸収するポリオレフィン発泡体、該発泡体を製造する方法、及び該発泡体を使用する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ポリオレフィン発泡体、特に高溶融強度(HMS)ポリプロピレンの発泡体がよく知られている。米国特許出願公開第2003/0232210号明細書は、コロナ/火炎処理によるインク受容性表面、又は、発泡体層に本質的に水吸収性のポリマーのインク受容性層を被覆することによるインク受容性表面、を有する高溶融強度の、二軸配向されたポリプロピレン発泡体層を開示する。インク受容性表面の滑らかさを増すために、粒状添加物が添加される。
【0003】
発泡に先立ち、小量の粒状固体物質をポリマーゲルに添加することも知られており、ここで該粒状固体物質は、気泡の形成を促進する為の種として作用する。例えば、国際公開第00/15700号パンフレットに従い、この目的の為に5重量%までのそのような粒状固体物質が用いられ、音響的な開放気泡の高溶融強度ポリプロピレン発泡体を製造する。
【0004】
更に、ポリマーが押出機中で配合される場合、小量のタルクが核形成剤として添加される。たとえば、国際公開第2004/104075号パンフレットに従い、この目的の為に2重量%のタルクが用いられ、押出機中で高溶融強度ポリプロピレン発泡体を製造する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、大きい量の液体を吸収することができるポリオレフィン発泡体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
30乃至94重量%の発泡性ポリオレフィン及び6乃至70重量%の粒状固体物質を含むポリオレフィン発泡体により、この目的は達成される。
【0007】
好ましくは、粒状固体物質の量は少なくとも10重量%、より好ましくは20重量%超、最も好ましくは40重量%超である。
【発明の効果】
【0008】
驚くべきことに、この大きい量の粒状固体物質の故に、ポリオレフィン発泡体は大きい量の液体を吸収することができる。発泡体の空隙が液体を吸収できるように、粒状固体物質が発泡体の気泡壁中に微小孔の形成を引き起こすと推定される。
【0009】
発泡体の気泡壁の最終的な厚さと同じ桁数にあるサイズの粒子が好ましい効果を示すことが発見された。気泡壁の厚さは、発泡体気泡のサイズ分布及び発泡体の密度に依存し、そしてナノメータースケールからマイクロメータスケールで変化しうる。
【0010】
従って、本発明のポリオレフィン発泡体は好ましくは、液体を吸収する物品の為に用いられる。本発明のポリオレフィン発泡体の適用は例えば食べ物の包装であり、特には、食べ物から放出される液体、例えば詰められた肉の液体、を吸収するための食べ物の包装のためのトレーが該発泡体から製造されうる。他の適用はインクパッドである。
【0011】
しかしながら、本発明の発泡体の特有の構造の故に、本発明の発泡体の発泡体の多くの他の適用がある。透過性のフィルム及び、例えばおむつや同様の衛生的製品を製造する為の通気性フィルムのような、透過性フィルム及びその同様物が、本発明の発泡体から製造されうる。該発泡体の他の適用は電池セパレーターである。例えば、構造工学においてもそれは用いられうる。さらに、本発明に従う発泡体のビーズ又はその同様物が、石油流出を除去する為に環境的保護において用いられうる。該発泡体は、例えば自動車用途において、防音としても有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
例えば、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、中間密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリブテン、又は、エチレン/プロピレンコポリマーのようなポリオレフィンコポリマー、及びそれらの配合物を、該発泡性ポリオレフィンは含む。
【0013】
好ましくは、長鎖分岐構造を有する高溶融強度ポリオレフィンが用いられる。特に、0.9未満、特には0.85未満、最も好ましくは0.50及び0.8の間の重量平均分岐指数g’を有する発泡性ポリオレフィンが用いられる。
【0014】
好ましくは、高溶融強度ポリオレフィンはポリプロピレンである。該発泡性ポリプロピレンは、プロピレンホモポリマーから単独で成ってもよく、又は50重量%以上のプロピレンモノマー含量を有するコポリマーを含んでも良い。更に、発泡性プロピレンは、プロピレンホモポリマー又はプロピレンコポリマー以外のホモポリマー又はコポリマーと、プロピレンホモポリマー又はプロピレンコポリマーの混合物又は配合物を含んでよい。
【0015】
特に、有用なプロピレンコポリマーは、プロピレンと1以上の非プロピレン性モノマーのコポリマーである。プロピレンコポリマーは、プロピレン及び、エチレン、3乃至8の炭素原子を有するアルファオレフィン及び4乃至10の炭素原子を有するジエンから成る群から選ばれるオレフィンモノマーの、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー、及びグラフト化コポリマーを、有用なプロピレンコポリマーは含む。
【0016】
粒状固体物質は好ましくは、0.1μm乃至200μm、特には1μm乃至50μmの平均粒径を有する。チョーク、タルク、シリカ等のような、任意の粒状固体物質が用いられうる。好ましくはタルクが用いられる。
【0017】
本発明のポリオレフィン発泡体の液体吸収容量は好ましくは5%(g/g)超、より好ましくは10%(g/g)超である。
【0018】
本発明のポリオレフィン発泡体は、適用される発泡剤の量に特に依存して、好ましくは20乃至700kg/m、特には200乃至600kg/mの密度を有する。
【0019】
発泡剤として、物理的又は化学的発泡剤が用いられうる。物理的発泡剤は例えば、窒素、酸素、二酸化炭素、又はイソブタンのような低級炭化水素、又はアルゴン、ヘリウム、又は水である。化学的発泡剤は、アゾジカルボンアミド、アゾジイソブチロニトリル、ベンゼンスルホンヒドラジド、4,4−オキシベンゼンスルホニルセミカルバジド、XXX及び同様物を含む、アゾカルボネートに基づく化合物及びヒドラジドに基づく化合物を含む。化学的発泡剤は典型的には140℃以上の温度で分解する。
【0020】
好ましくは本発明に従い用いられる高溶融強度ポリプロピレンは、例えばBasel(商標Profax PF 814)及びボレアリス(商標Daploy WB 130 HMS)から商業的に入手可能である。
【0021】
発泡性の高溶融強度(HMS)ポリプロピレンは、引用することにより本明細書に組み込まれる欧州特許第0879830号明細書に従い調製されうる。
【0022】
本発明のポリオレフィン発泡体は更に、抗酸化剤、安定剤、酸捕捉剤、清澄剤、着色剤、抗UV剤、静電防止剤、スリップ剤/離型剤、難燃剤等のような、慣用の添加剤及び/又は安定剤を含みうる。
【0023】
典型的には、これらの添加剤は、組成物の全重量と比較して、それぞれ5重量%未満、より好ましくは3重量%未満で存在する。
【0024】
追加の添加剤は、2重量%までの量のβ核形成剤である。β核形成剤として、γ−キナクリドン又は任意の他のβ核形成剤が用いられうる。
【0025】
本発明のポリオレフィン発泡体を製造する方法は好ましくは、
−コンパウンド化により、発泡性ポリオレフィンと粒状固体物質を溶融混合することにより、該ポリオレフィンと該粒状固体物質の混合物を調製すること、そして
−該ポリオレフィン及び該粒状固体物質の該混合物に発泡剤を添加し、該混合物を発泡させること
の工程を含む。
【0026】
粒状固体物質とポリマーの混合物を調製するためのコンパウンド方法は従来技術であり、そして、例えば、C. Vasile(edt.) Handbook of Polyolefins, 2nd edition, Dekker(2000)中のM. Rusuらの“Technological Aspects of Additvies Use for Thermoplastic and Elastomeric Polyolefins”において記載される。
【0027】
ポリオレフィンと粒状固体物質の溶融混合された混合物は、好ましくは以下の特性の1以上を有する。
溶融強度 5乃至100cN
溶融延伸性 100乃至500mm/s
引張弾性率 100乃至10000MPa
【0028】
発泡工程は、化学的及び/又は物理的発泡剤を用いることができる。適当な発泡系統は従来技術であり、そして、例えばS.-T. Lee(edt.), Foam Extrusion Principles and Practice, CRC Press(2000)において記載される。
【0029】
本発明の発泡体の特有の特性の観点において、気泡膨張の際にポリマーの二方向性の伸張流の間に、粒状固体物質が気泡壁中に微小孔を形成すると推測される。
【0030】
測定法の説明
【0031】
分岐の量は、分岐ポリオレフィンの重量平均分岐指数g’を用いて決定される。重量平均分岐指数g’は、g’=[IV]br/[IV]linMwとして定義され、ここでg’は重量平均分岐指数であり、[IV]brは分岐ポリオレフィンの極限粘度数であり、そして[IV]linは分岐ポリオレフィンと同じ重量平均分子量を有する線状ポリオレフィンの極限粘度数である。g’値が減少するにつれて、分岐が増加することが、当技術分野でよく知られている。B.H. Zimm and W.H. Stockmayer, J. Chem. Phys. 17, 1301 (1949)を参照されたい。
【0032】
溶融強度(cN)及び溶融延伸性(melt drawability)(mm/s)はレオテンス(Rheotens)試験により測定される。レオテンス実験は工業的な紡糸及び押出工程を模倣する。原理として、溶融物は丸ダイを通じてプレスされ又は押出され、そして生じたストランドは引取られる。押出物上の応力は、溶融特性及び測定パラメータ(特に排出量と引取速度の間の比率、事実上、伸張速度の尺度)の関数として、記録される。以下で提示される結果のために、実験室押出機HAAKE Polylabsystem、及び円筒形ダイ(L/D=6.0/2.0mm)を有する歯車ポンプにより、材料が押出された。歯車ポンプは、5mm/sのストランド押出速度に予備調節され、そして溶融温度は200℃に設定された。Gottfert Rheotensテスターはプーリーの一定の加速度(120mm/s)で運転された。レオテンス曲線(力対プーリー回転速度)の終点は、溶融強度及び延伸性値として扱われる。
【0033】
引張弾性率(MPa)、降伏点引張応力(MPa)、降伏点引張歪(%)、引張強さ(MPa)、引張強さにおける引張歪(%)、破断点引張応力(MPa)、破断点引張歪(%)がISO527に従い測定された。
【0034】
プロピレンポリマーのメルトフローレート(MFR)は、ISO1133において標準化された試験装置が2.16kgの荷重下で230℃の温度で10分間で押し出すポリマーの量(g)である。
【0035】
実施例
【0036】
0.76の重量平均分岐指数g’を有する、49.45重量%の高溶融強度プロピレンホモポリマー(Daploy(商標)WB 130 HMS,ボレアリス)、7μmの平均粒径を有する、50重量%のタルク(等級A7、Luzenac)、滑剤(slide agent)として0.2重量%グリセロールモノステアレート、酸捕捉剤及び滑剤として0.2重量%カルシウムステアレート、及び0.15重量%抗酸化剤(Irganox(商標) B215FF Ciba Chemicals)の溶融混合物が、以下の温度分布を有する10区分を有する、共回転する2軸押出機(ZSK40 ベルネル ウント プフェイデレル)中で調製された:
165℃(第1の区分)/170/170/180/190/190/200/200/210/210℃(出口区分)。
【0037】
高溶融強度プロピレンホモポリマーが第1の区分に導入され、そしてタルクが第4の区分に導入され、そこはプロピレンホモポリマーが溶融されるところである。とりわけタルクの吸湿性の故に、第7及び第9の区分で、夫々1bar及び100mbarによる脱ガスが実施される。スクリュー速度は485rpmであった。溶融混合物は、ダイとしての、夫々直径4mmの6つの穴を有するプレートを通じて押出された。押出混合物は粒状化された。押出混合物は51.5重量%の灰分残留物(ash-residue)を有し、そして2.2のメルトフローレート(MFR)を有した。機械的な特性は以下の表1に示される。
【0038】

【0039】
97重量%の粒状化された混合物、化学的発泡剤として1重量%のHydrocerol(商標)CF40(Clariant)、及び気泡核形成剤として2重量%のHydrocerol(商標)CT516(Clariant)が、以下の温度分布を有する8区分を有する共回転する2軸押出機(ZE25、Berstorff)中で調製された:
240℃(第1の区分)/220/180/180/180/180/180/204℃(出口区分)。
【0040】
5.3アンペアの電力により駆動されたスクリューの回転速度は80rpmであった。出口圧力は133barであり、出口溶融物温度は204℃であった。溶融混合物は単層のダイを通じて押出された。発泡体の排出量は3.88kg/hであった。押出された単層発泡体の引取速度は2.8m/minであった。この引取速度の故に、該発泡体は機械方向に延伸される。ダイの直後で該発泡体を冷却する為に、夫々40℃の温度を有する2つの冷却ロール及びダイと冷却ロールの間にエアーラケル(air rakel)が提供された。
【0041】
発泡体密度は522kg/mである。
【0042】
比較実施例
【0043】
上記実施例が、上の実施例と同一の押出機中で、97重量%の同一の高溶融強度プロピレンホモポリマー(Daploy(商標) WB 130 HMS、ボレアリス)、1重量%の同一の発泡剤及び2重量%の同一の気泡核形成剤の溶融混合物を調製することにより繰り返された。押出機の8区分の温度分布は:
240℃(第1の区分)/220/180/180/180/180/180/194℃(出口区分)であった。
【0044】
3.9アンペアの電力により駆動されたスクリューの回転速度は40rpmであった。194℃の出口溶融物温度での出口圧力は87barであった。押出機の排出量は3.5kg/hであった。溶融混合物は、上記実施例のように、同一の単一層ダイを通じて押出された。押出された単層発泡体の引取速度は1.7m/minであった。冷却ロール及びそれらの温度及びエアーラケルは、上の実施例と同じであった。
【0045】
発泡体密度は484kg/mであった。
【0046】
実施例の発泡体(IF)の試料及び比較実施例の発泡体(CF)の試料が約5×5cmの正方形に切り出され、従って発泡されたシートの端が切り離された、すなわち、試料は中間部分だけを形成する。
【0047】
液体吸収特性が、試験液体中への3つの試料の浸漬により測定された。2つの試験液体が用いられた、すなわち、液体A:水、及び、液体B:水に5重量%の市販の界面活性剤を加えたもの。本発明に従う発泡体(IF)は、水中に浸漬された場合、泡によりすぐに覆われた。これはすでに迅速な液体吸収を示す。
【0048】
夫々の試料の液体吸収能力が、液体中への浸漬前の試料の重量(初期質量(g))及び液体中への浸漬後の試料の重量(最終質量(g))を決定することにより測定された。以下の表2からわかるように、本発明に従う発泡体(IF)は7%及び12%の間の液体を吸収することができるが、比較実施例に従う発泡体(CF)は、わずか1%の水、及び5%の界面活性剤を有する水のわずか2%を吸収する。
【0049】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
30乃至94重量%の発泡性ポリオレフィン及び6乃至70重量%、好ましくは少なくとも20重量%の粒状固体物質を含むポリオレフィン、ここで該発泡性ポリオレフィンは重量平均分岐指数g’<0.9を有する。
【請求項2】
該発泡性ポリオレフィンがポリプロピレンである、請求項1に記載のポリオレフィン発泡体。
【請求項3】
該粒状固体物質が1μm及び50μmの間の平均粒径を有する、前記請求項1〜2のいずれか1項に記載のポリオレフィン発泡体。
【請求項4】
該粒状固体物質がタルクである、前記請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリオレフィン発泡体。
【請求項5】
20乃至700kg/mの密度を有する、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリオレフィン発泡体。
【請求項6】
5%(g/g)超の液体吸収能力を有する、前記請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリオレフィン発泡体。
【請求項7】
前記請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリオレフィン発泡体を製造する方法であって、
a)ポリオレフィンと粒状固体物質を溶融混合することにより、該ポリオレフィンと該粒状固体物質の混合物を調製すること、そして
b)該ポリオレフィンと該粒状固体物質の該混合物に発泡剤を添加して、該混合物を発泡させること
の工程からなる上記方法。
【請求項8】
工程a)が、押出機中に該ポリオレフィンを供給すること、該押出機中で該ポリオレフィンを溶融すること、溶融された該ポリオレフィンに該粒状固体物質を添加すること、及び該押出機中で溶融された該ポリオレフィンと該粒状固体物質を混合することを含む請求項7に記載の方法。
【請求項9】
工程b)が、工程a)により調製された溶融された該ポリオレフィンと該粒状固体物質の該混合物と発泡剤を、発泡を妨げるのに十分な圧力にある押出機中で混合すること、溶融された該ポリオレフィン、該粒状固体物質及び該発泡剤の該混合物をダイを通じて押出すること、これにより大気圧への圧力降下により該発泡剤が発泡して、発泡体の形成を引き起こすこと、及びダイの直後で該発泡体を冷却することを含む請求項8又は9に記載の方法。
【請求項10】
該ポリオレフィンと該粒状固体物質の溶融混合された該混合物が以下の特性の1以上を有する請求項8〜10のいずれか1項に記載の方法、
溶融強度 5乃至100 cN、
溶融延伸性 100乃至500mm/s、
引張弾性率 100乃至10000 MPa。
【請求項11】
該発泡体が、フィルム、箔、シート、形材、ストランド又は粒子の発泡体として押出される請求項7〜10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
液体を吸収する物品のために、請求項1〜6のいずれか1項に記載の発泡体を使用する方法。
【請求項13】
透過性のフィルム、箔、シート、形材、ストランド又は粒子の発泡体のために、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発泡体を使用する方法。
【請求項14】
防音のために、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発泡体を使用する方法。

【公表番号】特表2009−504858(P2009−504858A)
【公表日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−526441(P2008−526441)
【出願日】平成18年8月16日(2006.8.16)
【国際出願番号】PCT/EP2006/008087
【国際公開番号】WO2007/020074
【国際公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(500224380)ボレアリス テクノロジー オイ (39)
【Fターム(参考)】