説明

ポール支持装置

【課題】ポールを支持する可倒式のポール支持装置において、車両の衝突時における筒状部材の変形を抑制する。
【解決手段】ポール支持装置1は、パイプ10と、このパイプ10内にその軸方向に摺動自在に内挿された摺動板13と、パイプ10における軸方向の地面側の端部に設けられたばね受け金具11と摺動板13との間に介装された圧縮スプリング14と、地面側に固定されるボルト15と、摺動板13とボルト15とを連結するチェーン16と、パイプ10内における摺動板13に対して地面とは反対側に固定され、車両の衝突時におけるパイプ10の変形を抑制する補強部材17とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポールを支持する可倒式のポール支持装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車線分離標柱などのポールを支持する可倒式のポール支持装置が従来技術として知られている。特許文献1に示すポール支持装置は、下端面に半径方向内向きの内周フランジ(ばね受け)を残して連通孔を設けた案内筒(筒状部材)と、この案内筒へ上下動自在に内挿する変位掛止板(摺動板)と、この変位掛止板とチェーン(紐状部材)により連結する連結ボルト(固定部材)と、案内筒に内挿した変位掛止板と案内筒の内周フランジとの間に介装する圧縮コイルバネ(ばね部材)とを備えており、連結ボルトが路面(地面)に埋設した固定基礎に連結されることにより、路面に対して設置されている。
【0003】
そして、特許文献1のものでは、車両がポールに衝突すると、ポール支持装置がポールとともに傾いて倒れるが、このポール支持装置の傾倒により、変位掛止板がチェーンによって案内筒の下端側に引っ張られ、圧縮コイルバネの弾性力に抗して案内筒内をその下端側に摺動移動した後、圧縮コイルバネの弾性力により、変位掛止板が案内筒内をその上端側に摺動移動して元の位置に戻るとともに、ポール支持装置がポールとともに立ち上がり元の姿勢に戻るようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4025115号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のものでは、重車両などの車両がポールに衝突してポール支持装置を踏み付けると、案内筒が変形してしまい、圧縮コイルバネやチェーンの動作がその変形したパイプによって妨げられてポール支持装置が元の姿勢に戻らなくなる虞がある。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ポールを支持する可倒式のポール支持装置において、車両の衝突時における筒状部材の変形を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明は、ポールを支持する可倒式のポール支持装置であって、筒状部材と、上記筒状部材内にその軸方向に摺動自在に内挿された摺動板と、上記筒状部材における軸方向の地面側の端部に設けられたばね受けと上記摺動板との間に介装されたばね部材と、上記地面側に固定される固定部材と、上記摺動板と上記固定部材とを連結する紐状部材と、上記筒状部材内における上記摺動板に対して上記地面とは反対側に固定され、該筒状部材の変形を抑制する補強部材とを備えていることを特徴とするものである。
【0008】
これによれば、筒状部材内における摺動板に対して地面とは反対側に、筒状部材の変形を抑制する補強部材を固定しているので、車両の衝突時における筒状部材の変形を抑制することができる。
【0009】
尚、地面には、路面や道路の縁石、橋梁などが含まれる。
【0010】
第2の発明は、上記第1の発明において、上記補強部材は、上記筒状部材内に圧入固定されていることを特徴とするものである。
【0011】
これによれば、補強部材を筒状部材内に圧入固定しているので、補強部材の筒状部材内への固定作業の手間を省くことができる。
【0012】
第3の発明は、上記第2の発明において、上記補強部材は、軸方向が上記筒状部材の軸方向と一致する筒部と、該筒部内に該筒状部材の軸方向と直交する方向に延びるように固定された円盤部とを有していることを特徴とするものである。
【0013】
これによれば、補強部材は、軸方向が筒状部材の軸方向と一致する筒部と、この筒部内に筒状部材の軸方向と直交する方向に延びるように固定された円盤部とを有しているので、この円盤部により、車両の衝突時における筒状部材の変形を確実に抑制することができる。
【0014】
第4の発明は、上記第3の発明において、上記筒部は、その外径が上記地面側に行くに従って徐々に小さくなるように形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
これによれば、筒部を、その外径が地面側に行くに従って徐々に小さくなるように形成しているので、補強部材を筒状部材内に容易に圧入することができる。
【0016】
第5の発明は、上記第1の発明において、上記補強部材は、上記筒状部材内に溶接固定されていることを特徴とするものである。
【0017】
これによれば、補強部材を筒状部材内に溶接固定しているので、補強部材を筒状部材内に確実に固定することができる。
【0018】
第6の発明は、上記第1〜5のいずれか1つの発明において、上記筒状部材の表面には、電着塗装が施されていることを特徴とするものである。
【0019】
これによれば、筒状部材の表面に電着塗装を施しているので、筒状部材の錆の発生を抑制することができる。
【0020】
また、上記第2〜第4のいずれか1つの発明においては、補強部材を筒状部材内に圧入固定しているので、その固定時における電着塗装の溶解を抑制することができ、筒状部材の錆の発生を確実に抑制することができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、筒状部材内における摺動板に対して地面とは反対側に、筒状部材の変形を抑制する補強部材を固定しているので、車両の衝突時における筒状部材の変形を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施形態に係るポール支持装置に支持されたポールを示す片側断面図である。
【図2】ポール支持装置の縦断面図である。
【図3】補強部材の底面図である。
【図4】車両がポールに衝突した様子を示す図である。
【図5】補強部材の変形例を示す正面図である。
【図6】補強部材の別の変形例を示す断面図である。
【図7】補強部材のまた別の変形例を示す断面図である。
【図8】ポール支持装置の変形例を示す図2相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の実施形態に係るポール支持装置の概略構成を示しており、このポール支持装置1は、路面や道路の縁石、橋梁などの地面に設置していて、車線分離標柱などの円筒又は円柱状のゴム製ポール3を支持する可倒式のものである。このポール3の下端面には、その軸方向に延びるパイプ挿入孔30が形成されており、このパイプ挿入孔30には、後述するパイプ10が接着剤で挿入固定されている。
【0025】
ポール支持装置1は、図2に示すように、軸方向が上下方向と一致する円筒状の金属製パイプ10(筒状部材)と、このパイプ10の下端部に固定された円筒状のばね受け金具11(ばね受け)と、パイプ10をばね受け金具11を介して支持する円盤状のゴム台座12と、パイプ10内にその軸方向に摺動自在に内挿された円盤状の金属製摺動板13と、ばね受け金具11と摺動板13との間に介装された圧縮スプリング14(ばね部材)と、地面側に固定されたボルト15(固定部材)と、摺動板13とボルト15とを連結する金属製チェーン16(紐状部材)と、パイプ10内における摺動板13の上側(摺動板13に対して地面とは反対側)に固定され、パイプ10の塑性変形を抑制する補強部材17とを備えている。
【0026】
パイプ10の表面には、補強部材17をパイプ10に固定する前にカチオン電着塗装が施されている。このカチオン電着塗装用のカチオン電着塗料は、防錆性に優れている。ここで、パイプ10をポール3に内設しているにも拘わらず、パイプ10に高い防錆性を有するカチオン電着塗料を塗るのは、水分がパイプ10まで浸透してくる虞があるからである。また、パイプ10にカチオン電着塗装を施すと、パイプ10とポール3との間の接着力が強くなる。上記ばね受け金具11は、下側に広がるスカート状に形成されており、その外周面には、パイプ10の下端面が溶接W固定されている。
【0027】
上記ゴム台座12は、地面に直置きされていて、上側円盤部12aと、この上側円盤部12aの下側に一体形成され、上側円盤部12aよりも外径が大きい下側円盤部12bとを有している。ゴム台座12の中央部には、ボルト嵌合孔12cと、このボルト嵌合孔12cの下側に連続形成され、ボルト嵌合孔12cよりも内径が大きいワッシャ嵌合孔12dと、このワッシャ嵌合孔12dの下側に連続形成され、ワッシャ嵌合孔12dよりも内径が大きい台座受け金具嵌合孔12eとが、それぞれ穿設されている。ワッシャ嵌合孔12dには、平ワッシャ18が嵌合されており、台座受け金具嵌合孔12eには、ゴム台座12を支持する円盤状の台座受け金具19が嵌合されている。この台座受け金具19の中央部には、ボルト挿通孔19aが貫通形成されている。
【0028】
上記摺動板13は、パイプ10内の上端部に内挿されていて、チェーン16によって拘束される範囲でパイプ10内をその軸方向に移動可能になっている。摺動板13の中央部には、長孔状のチェーン挿通孔13aが貫通形成されている。上記圧縮スプリング14は、ばね受け金具11の上端面と摺動板13の下面との間に配置されている。上記ボルト15は、頭部15aと、この頭部15aの下面に下側に延びるように一体形成された雄ねじ部15bとを有している。頭部15aは、ゴム台座12のボルト嵌合孔12cに嵌合されている。頭部15aの上面には、逆U字状のフック15cが溶接固定されている。雄ねじ部15bは、平ワッシャ18及び台座受け金具19のボルト挿通孔19aに挿通された状態で、ゴム台座12からその下側に突出していて、地面に埋設されたボルト付き固定用アンカーナット4に螺合されている。
【0029】
上記チェーン16は、フィールドトラック状の複数の環部16a,16a,…を有している。チェーン16の最上の環部16aは、摺動板13のチェーン挿通孔13aに挿通された状態で、その内部に止めピン20が挿通されており、この止めピン20が摺動板13の上面に溶接固定されることにより、その最上の環部16aは、摺動板13に掛止されている。また、チェーン16の最下の環部16aは、ボルト15のフック15cに掛止されている。尚、摺動板13とパイプ10との間隔は、補強部材17によってパイプ10の塑性変形を抑制しているため、狭くすることができ、これによって、摺動板13を滑らかに動かすことができる。
【0030】
上記補強部材17は、パイプ10内にその上側開口から圧入固定されている。この固定は、ポール支持装置1の組立の最後に行われる。補強部材17は、図2、図3に示すように、軸方向がパイプ10の軸方向と一致し、パイプ10内への圧入部分となる円筒状の筒部17aと、この筒部17a内にパイプ10の軸方向と直交する方向に延びるように固定された円盤状の円盤部17bとを有している。筒部17aは、補強部材17をパイプ10内に圧入し易くするため、その外径が下側(地面側)に行くに従って徐々に小さくなるテーパ状に形成されている。円盤部17bは、その下面で筒部17aの内周面の軸方向中央部に溶接W固定されている。このように円盤部17bを筒部17a内に溶接することにより、補強部材17を形成しているため、補強部材17を低コストで製造することができる。補強部材17の表面には、補強部材17をパイプ10に固定する前にカチオン電着塗装が施されている。このカチオン電着塗装は、パイプ10のカチオン電着塗装とは別に行われる。円盤部17bの中央部には、補強部材17をカチオン電着塗料槽内に浸漬する際の補強部材17吊り下げ用の吊り下げ孔17cが形成されている。尚、補強部材17と摺動板13との間隔は、パイプ10の塑性変形を抑制する観点からは、狭い方が望ましい。
【0031】
−ポール支持装置の動作−
以下、車両がポール3に衝突した際のポール支持装置1の動作について説明する。車両がポール3に衝突すると、ポール支持装置1がポール3とともにゴム台座12上で傾いて倒れる。そして、ポール支持装置1の傾倒により、摺動板13がチェーン16によってパイプ10の下端側に引っ張られ、圧縮スプリング14の弾性力に抗してパイプ10内をその下端側に摺動移動する。その後、圧縮スプリング14の弾性力により、摺動板13がパイプ10内をその上端側に摺動移動して元の位置に戻るとともに、ポール支持装置1がポール3とともに立ち上がり元の姿勢に戻る。
【0032】
ここで、図4に示すように、重車両などの車両Vがポール3に衝突してポール支持装置1を踏み付けても、補強部材17をパイプ10内に取り付けているため、パイプ10の塑性変形を抑制することができ、圧縮スプリング14やチェーン16の動作が塑性変形したパイプ10によって妨げられてポール支持装置1が元の姿勢に戻らなくなることを抑制することができる。尚、図4では、図を見易くするため、チェーン16などの図示を省略している。
【0033】
−効果−
以上により、本実施形態によれば、パイプ10内における摺動板13に対して地面とは反対側に、パイプ10の変形を抑制する補強部材17を固定しているので、車両Vの衝突時におけるパイプ10の変形を抑制することができる。
【0034】
また、補強部材17をパイプ10内に圧入固定しているので、補強部材17のパイプ10内への固定作業の手間を省くことができる。
【0035】
また、補強部材17は、軸方向がパイプ10の軸方向と一致する筒部17aと、この筒部17a内にパイプ10の軸方向と直交する方向に延びるように固定された円盤部17bとを有しているので、この円盤部17bにより、車両Vの衝突時におけるパイプ10の変形を確実に抑制することができる。
【0036】
また、筒部17aを、その外径が地面側に行くに従って徐々に小さくなるように形成しているので、補強部材17をパイプ10内に容易に圧入することができる。
【0037】
また、パイプ10の表面にカチオン電着塗装を施しているので、パイプ10の錆の発生を抑制することができ、ポール支持装置1の耐久性を向上させることができる。
【0038】
また、補強部材17をパイプ10内に圧入固定しているので、その固定時におけるカチオン電着塗装の溶解を抑制することができ、パイプ10の錆の発生を確実に抑制することができ、これによって、ポール支持装置1の耐久性を確実に向上させることができる。
【0039】
また、上述のように、カチオン電着塗装の溶解を抑制しているので、その溶解時に発生するガスの発生を抑制することができ、ポール支持装置1の製造作業環境を向上させることができる。
【0040】
(その他の実施形態)
上記実施形態では、ばね受けをパイプ10に固定されたばね受け金具11で構成しているが、これに限らず、例えば、パイプ10の下端部にその径方向内側に延びるように一体形成されたフランジで構成してもよい。
【0041】
また、上記実施形態では、紐状部材をチェーン16で構成しているが、これに限らず、例えばワイヤで構成してもよい。但し、耐久性の向上の観点からは、前者が望ましい。
【0042】
また、上記実施形態では、補強部材17を、筒部17aとこの筒部17aの内周面の軸方向中央部に溶接W固定された円盤部17bとを有するもので構成しているが、これに限らず、図5に示すように、円柱(円盤)状のもので構成したり、図6に示すように、プレス成形された有底円筒状のもので構成したり、図7に示すように、プレス成形された有蓋円筒状のもので構成してもよい。これらの補強部材17は、その外径が下側に行くに従って徐々に小さくなるテーパ状に形成されている。但し、補強部材17を低コストで製造する観点からは、補強部材17を、プレス成形された円筒状のもので構成するよりも、筒部17aとこの筒部17a内に溶接W固定された円盤部17bとを有するもので構成するのが望ましい。
【0043】
また、上記実施形態では、補強部材17をパイプ10内に圧入固定しているが、補強部材17をパイプ10内に溶接固定してもよい。この場合、例えば、図8に示すように、補強部材17を円盤状に形成し、その上面でパイプ10の内周面の上端部に溶接W固定する。これによれば、補強部材17をパイプ10内に溶接W固定しているので、補強部材17をパイプ10内に確実に固定することができる。但し、カチオン電着塗装の溶解を抑制する観点、及び、補強部材17のパイプ10内への固定作業の手間を省く観点からは、圧入固定するのが望ましい。
【0044】
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
【0045】
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
【産業上の利用可能性】
【0046】
以上説明したように、本発明にかかるポール支持装置は、車両の衝突時における筒状部材の変形を抑制することが必要な用途等に適用できる。
【符号の説明】
【0047】
1 ポール支持装置
10 パイプ(筒状部材)
11 ばね受け金具(ばね受け)
13 摺動板
14 圧縮スプリング(ばね部材)
15 ボルト(固定部材)
16 チェーン(紐状部材)
17 補強部材
17a 筒部
17b 円盤部
3 ポール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポールを支持する可倒式のポール支持装置であって、
筒状部材と、
上記筒状部材内にその軸方向に摺動自在に内挿された摺動板と、
上記筒状部材における軸方向の地面側の端部に設けられたばね受けと上記摺動板との間に介装されたばね部材と、
上記地面側に固定される固定部材と、
上記摺動板と上記固定部材とを連結する紐状部材と、
上記筒状部材内における上記摺動板に対して上記地面とは反対側に固定され、該筒状部材の変形を抑制する補強部材とを備えていることを特徴とするポール支持装置。
【請求項2】
請求項1記載のポール支持装置において、
上記補強部材は、上記筒状部材内に圧入固定されていることを特徴とするポール支持装置。
【請求項3】
請求項2記載のポール支持装置において、
上記補強部材は、軸方向が上記筒状部材の軸方向と一致する筒部と、該筒部内に該筒状部材の軸方向と直交する方向に延びるように固定された円盤部とを有していることを特徴とするポール支持装置。
【請求項4】
請求項3記載のポール支持装置において、
上記筒部は、その外径が上記地面側に行くに従って徐々に小さくなるように形成されていることを特徴とするポール支持装置。
【請求項5】
請求項1記載のポール支持装置において、
上記補強部材は、上記筒状部材内に溶接固定されていることを特徴とするポール支持装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1つに記載のポール支持装置において、
上記筒状部材の表面には、電着塗装が施されていることを特徴とするポール支持装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−265598(P2010−265598A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−115462(P2009−115462)
【出願日】平成21年5月12日(2009.5.12)
【出願人】(000201869)倉敷化工株式会社 (282)
【Fターム(参考)】