説明

マウス

【課題】 電力を節約できるマウスを提供する。
【解決手段】 直立、或いは平置きの方式で支持面1の上に置くことができるマウスであって、ハウジング110と、ハウジング110の中に設けられる電源と、ハウジング110の中に設けられる電源120とを備える。電源スイッチユニット120は、回転軸121と、回転軸121を旋回する重量体122と、電源に電気的に連結、第一電極接点と第二電極接点を有するスイッチ回路基板123とを含む。重量体122は第一方位と第二方位との間に回転し、マウスが直立の時、重量体122は第一方位に位置し、マウスが平置きの時、重量体122は第二方位に回転し、重量体122は第二方位に位置した時、重量体122は第一電極接点と第二電極接点を導通することによって、電源を起動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マウスに関し、特に、電力を節約できるマウスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の無線光学マウスは、単に、ユーザーが長時間キーを押さない時のみ、自動的に電源を消す。しかし、ユーザーがマウスを使用しないことを確定できるのは相当長い待ち時間が掛かるので、相当に多くの電力が浪費され、無線光学マウスは充電後に使用できる時間が短縮される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、電力を節約できるマウスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、従来技術の問題を解決するために、ハウジングと、電源と、電源スイッチユニットとを含み、直立、或いは平置きの方式で支持面の上に置くことができるマウスを提供する。電源はハウジングの中に設けられる。電源スイッチユニットはハウジングの中に設けられ、電源スイッチユニットは、回転軸と、重量体(weight element)と、スイッチ回路基板とを含む。重量体は回転軸を旋回し、重量体は第一方位と第二方位との間に回転し、マウスが直立の時、重量体は第一方位に位置し、マウスが平置きの時、重量体は第二方位に回転する。スイッチ回路基板は電源を連結(electrically connected)し、第一電極接点と第二電極接点を含み、重量体が第二方位に位置した時、重量体は第一電極接点と第二電極接点を導通することによって、電源を起動させる。重量体が第一方位に位置した時、重量体は第一電極接点と第二電極接点に分離する。
【0005】
本発明の実施態様のマウスを応用すると、マウスが直立状態にある時、電源スイッチユニットは電源を自動的に消すことができるので、実施例のマウスは即時に電源を消すことができる。従って、電気エネルギーの浪費を避け、無線光学マウスが充電後に使用できる時間を延長することができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明のマウスによれば、電気エネルギーの浪費を避け、無線光学マウスが充電後に使用できる時間を延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1A】本発明の第一実施例のマウスが支持面(テーブル)上に直立する状態を示す図である。
【図1B】本発明の第一実施例のマウスが支持面(テーブル)上に平置きされ、使用される状態を示す図である。
【図2A】図1Aのマウスを示す断面図である。
【図2B】図1Bのマウスを示す断面図である
【図3】スイッチ回路基板の細部構造を示す図である。
【図4】本発明の実施例のマウスの電気回路を示すブロック図である。
【図5A】本発明の第二実施例のマウスを示す図である。
【図5B】本発明の第二実施例のマウスを示す図である。
【図6A】本発明の第三実施例のマウスを示す図である。
【図6B】本発明の第三実施例のマウスを示す図である。
【図7】本発明の第四実施例のマウスを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明についての目的、特徴、長所が一層明確に理解されるよう、以下に実施形態を例示し、図面を参照にしながら、詳細に説明する。
【実施例】
【0009】
図1Aと図1Bを参照すると、本発明の第一実施例のマウス100を表している。図1Aはマウス100が支持面(テーブル)1上に直立する状態を表している。図1Bはマウス100が支持面(テーブル)1上に平置きされ、使用される状態を表している。
【0010】
図2Aは図1Aのマウス100の断面図であり、図2Bは図1Bのマウス100の断面図である。図2Aと図2Bを参照すると、マウス100はハウジング110と、電源(図示しない)と、電源スイッチユニット120とを含む。電源はハウジング110の中に設けられる。電源スイッチユニット120は、ハウジング110の中に設けられる。電源スイッチユニット120は、回転軸121と、重量体122と、スイッチ回路基板123とを含む。重量体122は回転軸121を旋回し、重量体122は第一方位(図2Aに示すように)と第二方位(図2Bに示すように)との間を回転する。マウス100が直立の時、重量体122は第一方位に位置し、マウス100が平置きの時、重量体122は第二方位に回転する。スイッチ回路基板123は電源を電気的に連結(electrically connected)する。図3を参照すると、スイッチ回路基板123は第一電極接点1231と第二電極接点1232を含み、重量体122が第二方位にある時、重量体122は第一電極接点1231と第二電極接点1232を導通することによって、電源を起動させる。図3において、重量体122は点線によってその端部を表す。図2A、図2B、図3を参照すると、重量体122はL形を呈し、重量体122の一方の端部は回転軸121を旋回し、重量体122が第二方位に位置した時、重量体122の他方の端部は第一電極接点1231と第二電極接点1232とに接触する。
【0011】
図2Aと図2Bを参照すると、マウス100はバリケード130を更に含み、重量体122が第一方位に位置した時、重量体122はバリケード130に接する。
【0012】
図4を参照すると、電源140はスイッチ回路基板123と電気接続し、スイッチ回路基板123はマウス回路基板150と電気接続する。電源140が提供する電力はスイッチ回路基板123を通ってマウス回路基板150に入る。
【0013】
図1Aと図1Bを参照すると、ハウジングは握り部111と、スライド部112と、直立部113とを含み、直立部113は握り部111とスライド部112に連接し、直立部113は弧状を呈する。設計上において、マウス100の重心を直立部113の近くに置くことによって、マウス100はタンブラーの原理で、簡単に、直立状態に維持させることができる。例えば、マウス100の電池ユニット(電源)をハウジング110の中に設けると共に、直立部113に隣接することができる。或いは、追加の重量体を直立部113に隣接する位置に設置することができる。
【0014】
図5Aと図5Bを参照すると、本発明の第二実施例のマウス101を表している。その特徴は、スイッチ回路基板123の代わりにスイッチ部材123’を用いて、重量体122が第二方位にある時、重量体122がスイッチ部材123’を押すことによって、電源を起動させる。スイッチ部材123’はコンタクト式スイッチ、或いはその他の形式のスイッチである。
【0015】
図6Aと図6Bを参照すると、本発明の第三実施例のマウス102を表している。その特徴は、スイッチ回路基板123を省略し且つ第一電極接点1231と第二電極接点1232を回転軸121の上に設ける。重量体122は導電パッド1221を含み、重量体122が第二方位にある時、導電パッド1221は第一電極接点1231と第二電極接点1232を導通することによって、電源を起動させる。また、本発明の第三実施例のマウス102はバリケード130’を更に含み、重量体122の回転角度を制限するのに用いられる。
【0016】
図7を参照すると、本発明の第四実施例のマウス103を表している。その特徴は、マウス103を直立させるために、直立部113’は平面である。図7の実施例は前述のいずれかの実施例に合わせて使用することができる。
【0017】
本発明の実施例のマウスを応用し、マウスが直立状態にある時、電源スイッチユニットは電源を自動的に消すことができるので、実施例のマウスは即時に電源を消すことができる。従って、電源(電池ユニット)の消費電力を低減させ、無線光学マウスが充電後に使用できる時間を延長することができる。
【0018】
以上、本発明の好適な実施例を例示したが、図または説明書の説明では、類似または同一の部分は、同一の符号を用いている。また、図では、実施例の形状または厚さは拡大することができ、標示を簡易化することができる。また、図中の各構成要素の部分はそれぞれ説明されるが注意するのは、これは本発明を限定するものではなく、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限りにおいては、当業者であれば行い得る少々の変更や修飾を付加することが可能である。従って、本発明が請求する保護範囲は、特許請求の範囲を基準とする。
【符号の説明】
【0019】
1 支持面
100、101、102、103 マウス
110 ハウジング
111 握り部
112 スライド部
113、113’ 直立部
120 電源スイッチユニット
121 回転軸
122 重量体
123 スイッチ回路基板
123’ スイッチ部材
1231 第一電極接点
1232 第二電極接点
130、130’ バリケード
140 電源
150 マウス回路基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直立または平置きの方式で支持面の上に置くことができるマウスであって、
ハウジングと、
前記ハウジングの中に設けられる電源と、
前記ハウジングの中に設けられる電源スイッチユニットと、を備え、
前記電源スイッチユニットは、
回転軸と、
前記回転軸を旋回する重量体と、
前記電源に電気的に連結し、第一電極接点と第二電極接点とを有するスイッチ回路基板とを含み、
前記重量体は第一方位と第二方位との間に回転し、前記マウスが直立の時、前記重量体は前記第一方位に位置し、前記マウスが平置きの時、前記重量体は前記第二方位に回転し、
前記重量体は前記第二方位に位置した時、前記重量体は第一電極接点と第二電極接点を導通することによって、前記電源を起動させ、前記重量体は前記第一方位に位置した時、前記重量体は前記第一電極接点と前記第二電極接点に分離されることを特徴とするマウス。
【請求項2】
前記重量体はL形を呈し、前記重量体の一方の端部は前記回転軸を旋回し、前記重量体は前記第二方位に位置した時、前記重量体の他方の端部は前記第一電極接点と前記第二電極接点とに接触することを特徴とする請求項1に記載のマウス。
【請求項3】
バリケードを更に含み、前記重量体は第一方位に位置した時、前記重量体は前記バリケードに接することを特徴とする請求項1に記載のマウス。
【請求項4】
前記ハウジングは握り部と、スライド部と、直立部とを含み、前記直立部は前記握り部と前記スライド部に連接し、前記直立部は弧状を呈することを特徴とする請求項1に記載のマウス。
【請求項5】
電池ユニットを更に含み、前記電池ユニットは前記ハウジングの中に設けられると共に、前記直立部に隣接することを特徴とする請求項4に記載のマウス。
【請求項6】
前記ハウジングは握り部と、スライド部と、直立部とを含み、前記直立部は前記握り部と前記スライド部に連接し、前記直立部は平面を呈することを特徴とする請求項1に記載のマウス。
【請求項7】
直立または平置きの方式で支持面の上に置くことができるマウスであって、
ハウジングと、
前記ハウジングの中に設けられる電源と、
前記ハウジングの中に設けられる電源スイッチユニットと、を備え、
前記電源スイッチユニットは、
回転軸と、
前記回転軸を旋回する重量体と、
前記電源に電気的に連結されるスイッチ部材とを含み、
前記重量体は第一方位と第二方位との間に回転し、前記マウスが直立の時、前記重量体は前記第一方位に位置し、前記マウスが平置きの時、前記重量体は前記第二方位に回転し、
前記重量体は前記第二方位に位置した時、前記重量体は前記スイッチ部材を押すことによって前記電源を起動させ、前記重量体は前記第一方位に位置した時、前記重量体は前記スイッチ部材に分離されることを特徴とするマウス。
【請求項8】
前記重量体はL形を呈し、前記重量体の一方の端部は前記回転軸を旋回し、前記重量体は前記第二方位に位置した時、前記重量体の他方の端部は前記スイッチ部材を押すことを特徴とする請求項7に記載のマウス。
【請求項9】
バリケードを更に含み、前記重量体は第一方位に位置した時、前記重量体は前記バリケードに接することを特徴とする請求項7に記載のマウス。
【請求項10】
前記ハウジングは握り部と、スライド部と、直立部とを含み、前記直立部は前記握り部と前記スライド部に連接し、前記直立部は弧状を呈することを特徴とする請求項7に記載のマウス。
【請求項11】
電池ユニットを更に含み、前記電池ユニットは前記ハウジングの中に設けられると共に、前記直立部に隣接することを特徴とする請求項10に記載のマウス。
【請求項12】
前記ハウジングは握り部と、スライド部と、直立部とを含み、前記直立部は前記握り部と前記スライド部に連接し、前記直立部は平面を呈することを特徴とする請求項7に記載のマウス。
【請求項13】
直立、或いは平置きの方式で支持面の上に置くことができるマウスであって、
ハウジングと、
前記ハウジングの中に設けられる電源と、
前記ハウジングの中に設けられる電源スイッチユニットと、を含み、
前記電源スイッチユニットは、
回転軸と、
前記回転軸を旋回する重量体と、
前記回転軸の上に設けられる第一電極接点と、
前記回転軸の上に設けられる第二電極接点とを含み、
前記重量体は第一方位と第二方位との間に回転し、前記マウスが直立の時、前記重量体は前記第一方位に位置し、前記マウスが平置きの時、前記重量体は前記第二方位に回転し、
前記重量体は前記第二方位に位置した時、前記重量体は第一電極接点と第二電極接点を導通することによって、前記電源を起動させることを特徴とするマウス。
【請求項14】
前記重量体はL形を呈し、前記重量体の一端は前記回転軸を旋回し、前記重量体は導電パッドを含み、前記重量体が前記第二方位に位置した時、前記導電パッドは前記第一電極接点と前記第二電極接点を導通することを特徴とする請求項13に記載のマウス。
【請求項15】
バリケードを更に含み、前記重量体は第一方位に位置した時、前記重量体は前記バリケードに接することを特徴とする請求項13に記載のマウス。
【請求項16】
前記ハウジングは握り部と、スライド部と、直立部とを含み、前記直立部は前記握り部と前記スライド部に連接し、前記直立部は弧状を呈することを特徴とする請求項13に記載のマウス。
【請求項17】
電池ユニットを更に含み、前記電池ユニットは前記ハウジングの中に設けられると共に、前記直立部に隣接することを特徴とする請求項16に記載のマウス。
【請求項18】
前記ハウジングは握り部と、スライド部と、直立部とを含み、前記直立部は前記握り部と前記スライド部に連接し、前記直立部は平面を呈することを特徴とする請求項13に記載のマウス。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−150660(P2012−150660A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−8949(P2011−8949)
【出願日】平成23年1月19日(2011.1.19)
【出願人】(502361706)技嘉科技股▲ふん▼有限公司 (111)
【氏名又は名称原語表記】GIGA−BYTE TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.6,Bao Chiang Road,Hsin−Tien District,New Taipei City 231,Taiwan
【Fターム(参考)】