説明

マッサージ器

【課題】 飛行機・電車・車などの移動中に手軽に使用することが可能であり、マッサージ効果とともに、温熱効果等を得ることができ、手や足の疲れやむくみ等を解消することができ、且つ揉み上げたり、揉み下げる効果などによってエコノミー症候群などの防止に効果があるマッサージ器を提供することを課題とする。
【解決手段】 手や足等のマッサージを施す部位に装着してマッサージ効果とともに温熱効果が得られるマッサージ器において、前記手や足等のマッサージを施す部位に装着される装着部材を備え、前記装着部材には、低周波及び中周波が印加される電極部を設けるように構成して課題を解決した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、飛行機・電車・車などの移動中に手軽に使用することが可能であり、リラックス効果が得られたり、足の疲れ・足のむくみ・エコノミー症候群などを防止又は解消し、また足ツボマッサージ効果などが得られる携帯式のマッサージ器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】特開2000−350789号公報
【特許文献2】特開2001−95929号公報
【特許文献3】特開2001−333991号公報
【特許文献4】特開平5−296704号公報
【特許文献5】特開平7−289650号公報
【特許文献6】実開平6−39013号公報
【特許文献7】実用新案登録第30692522号公報
【0003】
従来、飛行機や電車、あるいは車などの乗り物を利用して、長時間にわたって移動する場合など、座席に座ったままの状態で移動せざるを得ず、手足を自由に動かすことが困難なことが多いため、手足の疲れや、特に足のふくらはぎ等にむくみが生じる場合がある。
【0004】
また、最近では、飛行機や車などの狭い座席に長時間座ったままの状態で足を動かさないと、太股部を圧迫し血行不良が起こって、血液が濃くなって固まりやすくなり、その結果、脚の静脈に血のかたまりである血栓ができる場合があり、この血栓が飛行機などから降りて気圧が元に戻ると同時に一気に血行が良くなって、足から脳や心臓、肺などに移動すると、脳卒中や心臓発作、肺の血管をふさぐ(肺塞栓)などの症状を誘発する、いわゆる”エコノミー症候群”と呼ばれる症状が問題となってきている。
【0005】
そこで、これらの手足の疲れや足のむくみ等を解消したり、”エコノミー症候群”などを防止したりするために、座ったままでの手足の運動や、適度な水分補給などが提唱されている。
【0006】
しかし、これらの手段では、疲れやむくみが生じた手足などに直接マッサージ効果を十分及ぼすことが困難な場合が多く、足の疲れや足のむくみ、エコノミー症候群などの防止や解消には、不十分なものであった。
【0007】
また、人体の手足等に対して、マッサージ効果を得るための小型のマッサージ器や低周波治療器なども種々提案されている。かかるマッサージ器や低周波治療器などに関する技術としては、例えば、特開2000−350789号公報、特開2001−95929号公報、特開2001−333991号公報、特開平5−296704号公報、特開平7−289650号公報、実開平6−39013号公報、実用新案登録第30692522号公報等に提案されているものが、既に提案されている。
【0008】
これらの提案に係るマッサージ器や低周波治療器は、足の裏や足のふくらはぎ等に、電極が設けられたパッドやベルト等を装着し、電極に低周波の電気信号を通電することにより、マッサージ効果を得るように構成したものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記従来のマッサージ器や低周波治療器の場合には、足の裏や足のふくらはぎ等に、電極が設けられたパッドやベルト等を装着し、電極に低周波の電気信号を通電することにより、足の裏や足のふくらはぎ等、局所的にマッサージ効果を得ることができ、足の部分的な疲れを緩和することはできるものの、飛行機や電車、あるいは車などで移動中に、足のふくらはぎから先の部分全体や、足首から先の部分などを、マッサージ効果とともに温めて血行を良くすることにより、リラックス効果や足ツボマッサージ効果などは得ることができず、更にエコノミー症候群などを防止する効果が得られないという問題点を有していた。
【0010】
また、上記従来のマッサージ器や低周波治療器の場合には、マッサージ効果を及ぼす範囲が一部に限られており、足のふくらはぎ等を揉み上げたり、揉み下げる効果などは得られないという問題点を有していた。
【0011】
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、飛行機・電車・車などの移動中に手軽に使用することが可能であり、マッサージ効果とともに、温熱効果等を得ることができ、手や足の疲れやむくみ等を解消することができ、且つ揉み上げたり、揉み下げる効果などによってエコノミー症候群などの防止に効果があるマッサージ器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、手や足等のマッサージを施す部位に装着してマッサージ効果とともに温熱効果が得られるマッサージ器において、
前記手や足等のマッサージを施す部位に装着される装着部材を備え、前記装着部材には、低周波及び中周波が印加される電極部を設けたことを特徴とするマッサージ器である。
【0013】
また、請求項2に記載された発明は、前記手や足等のマッサージを施す部位に装着される複数の装着部材を備え、前記複数の装着部材には、低周波及び中周波が印加される電極部をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ器である。
【0014】
さらに、請求項3に記載された発明は、前記複数の装着部材に各々設けられた電極部に印加される低周波及び中周波の強度を、独立に調節可能な調整手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載のマッサージ器である。
【0015】
又、請求項4に記載された発明は、前記手や足等のマッサージを施す部位に装着される装着部材を備え、前記装着部材の内面全体に可撓性を有する電極部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のマッサージ器である。
【0016】
更に、請求項5に記載された発明は、前記装着部材は、手や足等のマッサージを施す部位に巻き付けた状態で装着され、当該装着部材は、手や足等のマッサージを施す部位に巻き付けた状態で装着され、当該装着部材の端部どうしを、容易に着脱自在な止着手段によって止着するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のマッサージ器である。
【0017】
また、請求項6に記載された発明は、前記装着部材は、靴下状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のマッサージ器である。
【発明の効果】
【0018】
この発明によれば、飛行機・電車・車などの移動中に手軽に使用することが可能であり、マッサージ効果とともに、温熱効果等を得ることができ、手や足の疲れやむくみ等を解消することができ、且つエコノミー症候群などの防止に効果があるマッサージ器を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
実施の形態1
図1はこの発明の実施の形態1に係る携帯式のマッサージ器を示す構成図である。
【0021】
このマッサージ器1は、図1に示すように、足等のマッサージを施す部位に装着される複数の装着部材を備えており、図示の実施の形態では、足首又はふくらはぎの上部に装着される第1の装着部材としての上段ベルト部材2と、土ふまず又はふくらはぎの下部に装着される第2の装着部材としての中段ベルト部材3と、つま先又は足首に装着される第3の装着部材としての下段ベルト部材4とを備えている。これらの上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4は、布や合成樹脂等によってベルト状に形成されている。
【0022】
上記上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4は、所定の幅、かつ所定の長さを有する略細長い帯状に形成されており、その一端部2a、3a、4aは、装着性などを考慮して、円弧状に形成されている。また、上記上段ベルト部材2は、図2又筈3に示すように、足首又はふくらはぎの上部に、中段ベルト部材3は土ふまず又はふくらはぎの下部に、及び下段ベルト部材4はつま先又は足首に、それぞれ巻き付けた状態で装着され、しかもこれら上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4は、その端部どうしが、容易に着脱自在な止着手段としてのマジックファスナー(登録商標)5によって止着するように構成されている。なお、上記マッサージ器1は、足に限定されるものではなく、手や腕、あるいは大腿部等に装着しても良いことは勿論である。
【0023】
上記上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4の表面側の端部には、マジックファスナー(登録商標)5のループ状の起毛が密に植毛された部材5aが、接着や縫い止め等の手段によって固着されている。一方、上記上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4の裏面側の端部には、マジックファスナー(登録商標)5の小さな鉤状に形成された可撓性の繊維が密に植毛された部材5bが、接着や縫い止め等の手段によって固着されている。そして、上記上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4は、足首やふくらはぎ、あるいは土ふまずやつま先等に巻き付けた状態で、マジックファスナー(登録商標)5の小さな鉤状に形成された可撓性の繊維が密に植毛された部材5bを、ループ状の起毛が密に植毛された部材5aに圧接したり、剥がすことにより、容易に着脱することが可能となっている。
【0024】
また、上記上段ベルト部材2には、図1に示すように、マッサージ器1をコントロールするためのコントロール部6が設けられているとともに、当該上段ベルト部材2と中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4とは、コード6で互いに接続されている。そして、上記コントロール部6と上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4に設けられる電極とは、図示しない配線やコード6を介して、互いに電気的に接続されている。上記コントロール部6には、図示しない低周波及び中周波の発振器が内蔵されており、当該発振器によって発生する低周波及び中周波の電気信号を、後述する上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4の電極に印加することが可能となっている。
【0025】
上記低周波の電気信号としては、例えば、0〜1000Hz程度の周波数のものが用いられ、人体の足や手等の部位に対して、硬直痙攣作用等をもたらし、周波数と同期性を有している。また、上記中周波の電気信号としては、例えば、1kHz〜100kHz程度の周波数のものが用いられ、人体の足や手等の部位に対して、自然な収縮をもたらし、又皮膚下部の深層部に作用して、痛みのない温熱効果などをもたらす。
【0026】
さらに、上記コントロール部6には、低周波用のスイッチ71 、72 、73 と中周波用のスイッチ81 、82 、83 が、上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4に対応してそれぞれ3つずつ配設されているとともに、低周波及び中周波のON/OFF、並びに強度を調節するON/OFF・強弱スイッチ91 、92 、93 が3つ配設されている。
【0027】
そして、上記コントロール部6は、例えば、上部の低周波スイッチ71 を押した後、ON/OFF・強弱スイッチ91 を操作することによって、上段ベルト部材2における低周波のON/OFF又は強弱が調節可能となっている。また、上記コントロール部6は、例えば、上部の中周波スイッチ81 を押して、ON/OFF・強弱スイッチ91 を操作することによって、上段ベルト部材2における中周波のON/OFF又は強弱が調節可能となっている。同様に、上記コントロール部6は、例えば、中央の低周波スイッチ72 を押して、ON/OFF・強弱スイッチを操作したり、中央の中周波スイッチ82 を押して、ON/OFF・強弱スイッチ92 を操作したりすることによって、中段ベルト部材2における低周波や中周波のON/OFF又は強弱が調節可能となっている。
【0028】
なお、図1中、10は電源としてボタン電池を内蔵する電池ボックスを示している。上記電源としては、マッサージ器1の携帯性を考慮して、ボタン電池を使用することが望ましいが、他の通常の単3電池等を使用したり、充電用の電池を内蔵して充電方式を採用しても良いことは勿論である。
【0029】
図4は上記マッサージ器の上段ベルト部材、中段ベルト部材及び下段ベルト部材における電極の配置を示す構成図である。
【0030】
上記上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4には、その内面全部に低周波用及び中周波用の電極を設けても良いが、低周波用の電極11は、マッサージ効果が期待できるため、特に足のツボに配置するのが効果的である。例えば、上段ベルト部材2には、図4に示すように、三陰交と呼ばれるツボに対応した位置に、低周波用の電極11を設けるとともに、その他の上段ベルト部材2内面には、中周波用の電極12を全体的に設けるのが望ましい。また、中段ベルト部材2には、図4に示すように、湧泉と呼ばれるツボに対応した位置に、低周波用の電極11を設けるとともに、その他の中段ベルト部材3内面には、中周波用の電極12を全体的に設けるのが望ましい。
【0031】
また、上記上段ベルト部材2を足のふくらはぎ上部に、中段ベルト部材3を足のふくらはぎ中部に、下段ベルト部材4を足首に装着する場合には、図4に示すように、上段ベルト部材2には、足の三里と呼ばれるツボや、陽陵泉と呼ばれるツボに対応した位置に、低周波用の電極11を設けるとともに、その他の上段ベルト部材2内面には、中周波用の電極12を全体的に設けるのが望ましい。また、中段ベルト部材3の内面には、低周波用の電極11と、中周波用の電極12を全体的に設けるように構成しても良い。さらに、下段ベルト部材4には、足の三陰交と呼ばれるツボに対応した位置に、低周波用の電極11を設けるとともに、その他の下段ベルト部材4内面には、中周波用の電極12を全体的に設けるのが望ましい。
【0032】
さらに、上記上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4には、ツボに対応した位置に電極11を設けるのではなく、全面的に低周波用の電極11と、中周波用の電極12を設け、これら上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4の中周波用電極12には、常時通電して、温熱効果等を発揮し、上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4の低周波用電極11には、例えば、上段ベルト部材2、中段ベルト部材3、下段ベルト部材4の順、あるいは下段ベルト部材4、中段ベルト部材3、上段ベルト部材2の順に、低周波を通電して、揉み下げ効果や、揉み上げ効果を得るように構成しても良い。
【0033】
また、上記上段ベルト部材2には、足の三里や、三陰交と呼ばれるツボに対応した位置に、低周波用の電極11をそれぞれ設け、当該上段ベルト部材2をふくらはぎの上部に装着した場合には、足の三里と呼ばれるツボに対応した位置に設けられた低周波用電極11に通電し、上段ベルト部材2を足首に装着した場合には、三陰交と呼ばれるツボに対応した位置に設けられた低周波用電極11に通電するように構成しても良い。
【0034】
以上の構成において、この実施の形態に係る携帯式のマッサージ器では、次のようにして、飛行機・電車・車などの移動中に手軽に使用することが可能であり、マッサージ効果とともに、温熱効果等を得ることができ、手や足の疲れやむくみ等を解消することができ、且つエコノミー症候群などの防止に効果を発揮するようになっている。
【0035】
すなわち、この実施の形態に係る携帯式のマッサージ器1では、図2に示すように、上段ベルト部材2を足首21に、中段ベルト部材3を足の甲の高い部分22に、下段ベルト部材4をつま先の部分23にそれぞれ装着し、コントロール部6を操作することによって、これら上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4に設けられた低周波用の電極11及び中周波用の電極12に、所望の強度の低周波及び中周波を通電するようになっている。
【0036】
その際、上記中周波用の電極12は、上段ベルト部材2、中段ベルト部材3及び下段ベルト部材4のすべてに通電し、低周波用の電極11には、例えば、上段ベルト部材2にのみ通電するようにするなど、任意の設定が可能である。
【0037】
特に、海外旅行などで、飛行機に長い時間搭乗する場合などは、エコノミー症候群などの防止等のため、図3に示すように、マッサージ器1を足のふくらはぎの部分24に装着し、上段ベルト部材2、中段ベルト部材3、下段ベルト部材4の順に、揉み上げたり揉み下げたり、あるいはその繰り返しを行なって、第2の心臓と呼ばれる脚部、特に足のふくらはぎ24の揉み上げ効果等によって、足の静脈の血液の循環を活発にすることにより、エコノミー症候群などの発生を効果的に防止することが可能となる。
【0038】
その他、中高年の男性や女性が足を酷使する運動、長時間のウオーキングや、ハイキングあるいは登山などを行なった後などに、本発明に係る携帯式のマッサージ器1を自宅や、帰宅途中の電車の中などで使用することによって、マッサージ効果や温熱効果、あるいはツボ押し効果等によって、リラックス効果が得られたり、足の疲れ・足のむくみなどを防止又は解消することが可能となる。
【0039】
実施の形態2
図5はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符合を付して説明すると、この実施の形態2では、マッサージ器1がサンダル式に形成されている。
【0040】
すなわち、この実施の形態2に係るマッサージ器1では、図5に示すように、当該マッサージ器1そのものが、サンダル式に形成されており、その内面に全体的に低周波用の電極11及び中周波用の電極12が設けられている。また、これらの低周波用の電極11及び中周波用の電極12は、足裏用、足の甲用、つま先用などに適宜分割されていても良い。
【0041】
この実施の形態2に係るマッサージ器1では、図6に示すように、足のつま先全体を包囲することができるため、特に、つま先に設けられた電極などによって、足指を揉み解すような快感を得ることができる。
【0042】
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
【0043】
実施の形態3
図7はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符合を付して説明すると、この実施の形態3では、マッサージ器1が靴下式に形成されている。
【0044】
すなわち、この実施の形態3に係るマッサージ器1では、図7に示すように、当該マッサージ器1そのものが、靴下式に形成されており、その内面に全体的に低周波用の電極11及び中周波用の電極12が設けられている。これらの低周波用の電極11及び中周波用の電極12は、靴下を構成する編み糸として伸縮性を有する導電性の繊維を使用したり、金属の細線を編み込むことにより、靴下の全面あるいは足首用、足の甲用、つま先用などに適宜分割されていても良い。
【0045】
この実施の形態3に係るマッサージ器1は、靴下状に形成されているので、足首からつま先まで全体に密着した状態で、マッサージ効果を発揮させることができる。靴を履いた場合でも、使用することができ、他の人々に気付かれずに着用することがとなる。
【0046】
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】図1はこの発明の実施の形態1に係るマッサージ器を示す正面構成図である。
【図2】図2はこの発明の実施の形態1に係るマッサージ器の着用状態を示す斜視図である。
【図3】図3はこの発明の実施の形態1に係るマッサージ器の着用状態を示す斜視図である。
【図4】図4はこの発明の実施の形態1に係るマッサージ器の電極の配置を示す説明図である。
【図5】図5はこの発明の実施の形態2に係るマッサージ器の着用状態を示す斜視構成図である。
【図6】図6はこの発明の実施の形態2に係るマッサージ器の着用状態を示す説明図である。
【図7】図7はこの発明の実施の形態3に係るマッサージ器の着用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0048】
1:マッサージ器、2:上段ベルト部材、3:中段ベルト部材、4:下段ベルト部材、5:マジックファスナー(登録商標)、6:コントロール部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手や足等のマッサージを施す部位に装着してマッサージ効果とともに温熱効果が得られるマッサージ器において、
前記手や足等のマッサージを施す部位に装着される装着部材を備え、前記装着部材には、低周波及び中周波が印加される電極部を設けたことを特徴とするマッサージ器。
【請求項2】
前記手や足等のマッサージを施す部位に装着される複数の装着部材を備え、前記複数の装着部材には、低周波及び中周波が印加される電極部をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ器。
【請求項3】
前記複数の装着部材に各々設けられた電極部に印加される低周波及び中周波の強度を、独立に調節可能な調整手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載のマッサージ器。
【請求項4】
前記手や足等のマッサージを施す部位に装着される装着部材を備え、前記装着部材の内面全体に可撓性を有する電極部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のマッサージ器。
【請求項5】
前記装着部材は、手や足等のマッサージを施す部位に巻き付けた状態で装着され、当該装着部材は、手や足等のマッサージを施す部位に巻き付けた状態で装着され、当該装着部材の端部どうしを、容易に着脱自在な止着手段によって止着するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のマッサージ器。
【請求項6】
前記装着部材は、靴下状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のマッサージ器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−296927(P2006−296927A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−126340(P2005−126340)
【出願日】平成17年4月25日(2005.4.25)
【出願人】(000133456)株式会社ダッチェス (3)
【Fターム(参考)】