説明

マッサージ機

【課題】枢支軸を有し、枢支軸周りに施療部が近接離反するマッサージ機において、施療者に十分な施療を行えるマッサージ機を提供する。
【解決手段】座部10と、背もたれ部11と、肘掛部12と、肘掛部12のカバー片13と、を備え、肘掛部12の上面またはカバー片13の下面の少なくとも一方に施療部15を設けたマッサージ機1であって、前記カバー片13は少なくとも2つの枢支軸16によって肘掛部12に枢着されており、枢支軸16回りに回動することにより開閉可能であり、枢支軸16が切り換えられることによりカバー13片の回動方向が変わるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、施療者を施療するマッサージ機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、特開2007−289445号公報(特許文献1)に示されるように、施療者が座るための座部と、リクライニング機構を有する背もたれ部と、施療者の足を載置するオットマンと、施療者の腕を施療する施療部を備えた肘掛部および肘掛部のカバー片と、を有するマッサージ機は知られている。
【0003】
肘掛部とカバー片とはその前方部に設けられた枢支軸によって回動可能に連結されており、施療者はカバー片を肘掛部から離反させて、腕を肘掛部に載置した後、カバー片を肘掛部に近接させて、腕を肘掛部とカバー片に挟まれた状態にして腕の施療を行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−289445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来例であるマッサージ機にあっては、肘掛部とカバー片との間の距離は、枢支軸が設けられた前方では短くなるが、後方側では肘掛部とカバー片との間の距離が長くなり、後方側において施療者の腕は肘掛部またはカバー片に設けられた施療部に当接せずにマッサージが行えない、また、当接したとしても十分な施療を行えないといった問題点を有していた。
【0006】
本願発明は、上記従来例に鑑みて発明されたものであり、その課題は、枢支軸を有し、枢支軸周りに施療部が近接離反するマッサージ機において、施療者に十分な施療を行えるマッサージ機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明では、座部と、背もたれ部と、肘掛部と、肘掛部のカバー片と、を備え、肘掛部の上面またはカバー片の下面の少なくとも一方に施療部を設けたマッサージ機であって、前記カバー片は少なくとも2つの枢支軸によって肘掛部に枢着されており、枢支軸回りに回動することにより開閉可能であり、枢支軸が切り換えられることによりカバー片の回動方向が変わることを特徴としている。
【0008】
又、本願請求項2記載の発明では、上記請求項1記載のマッサージ機において、前記肘掛部およびカバー片は対向して、その長手方向を前後にして座部の両側に位置するように設けられており、前記枢支軸は、カバー片の長手方向がカバー片の前方端部を中心に肘掛部に対して回動するようにカバー片又は肘掛部の短手方向に沿って設けられた長手方向開閉用枢支軸と、カバー片の短手方向がカバー片の側方端部を中心に肘掛部に対して回動するようにカバー片又は肘掛部の長手方向に沿って設けられた短手方向開閉用枢支軸とからなることを特徴としている。
【0009】
又、本願請求項3記載の発明では、上記請求項2に記載のマッサージ機において、前記カバー片が長手方向または短手方向のいずれの方向に開閉したかを検知する開閉方向検知手段を備え、開閉方向によって施療部による施療方法を異ならせることを特徴としている。
【0010】
又、本願請求項4記載の発明では、上記請求項3に記載のマッサージ機において、前記施療部は、肘掛部の上面またはカバー片の下面の少なくとも一方において長手方向に沿って複数個設けられ、前記開閉方向検知手段により短手方向の開閉を検知した場合に、後方に位置する施療部より前方に位置する施療部の突出量が大きくなるように施療部を制御して施療を行うことを特徴としている。
【0011】
又、本願請求項5記載の発明では、上記請求項3または4に記載のマッサージ機において、前記開閉方向検知手段により長手方向または短手方向の一方の開閉を検知した場合に、他方の開閉を禁止するロック手段を設けたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
本願請求項1記載のマッサージ機においては、座部と、背もたれ部と、肘掛部と、肘掛部のカバー片と、を備え、肘掛部の上面またはカバー片の下面の少なくとも一方に施療部を設けたマッサージ機であって、前記カバー片は少なくとも2つの枢支軸によって肘掛部に枢着されており、枢支軸回りに回動することにより開閉可能であり、枢支軸が切り換えられることによりカバー片の回動方向が変わるので、異なる方向においてカバー片を開閉可能であり、異なる方向から腕を挟むことにより施療者に十分な施療を行うことができると共に、異なった感覚の施療を味わうことができる。
【0013】
又、本願請求項2記載の発明のマッサージ機においては、特に、前記肘掛部およびカバー片は、長手方向が座部の両側に位置するように対向して設けられており、前記枢支軸は、カバー片の長手方向がカバー片の前方端部を中心に肘掛部に対して回動するようにカバー片又は肘掛部の短手方向に沿って設けられた長手方向開閉用枢支軸と、カバー片の短手方向がカバー片の側方端部を中心に肘掛部に対して回動するようにカバー片又は肘掛部の長手方向に沿って設けられた短手方向開閉用枢支軸とからなるので、長手方向に開閉した場合には、上下方向から圧迫する施療を味わうことができ、短手方向に開閉した場合には挟み込むような施療を味わうことができる。更に、短手方向に開閉した場合には長手方向に開閉した場合のように、前方部から後方部になるに連れて、肘掛部とカバー片との間の距離が大きくなることがないので、施療部が腕に当接する位置が異なることによって、施療感が異なることを防ぐことができる。
【0014】
又、本願請求項3記載の発明のマッサージ機においては、特に、前記カバー片が長手方向または短手方向のいずれの方向に開閉したかを検知する開閉方向検知手段を備え、開閉方向によって施療部による施療方法を異ならせるので、例えば、開閉方向に応じて適切な施療方法を施すことができる。
【0015】
又、本願請求項4記載の発明のマッサージ機においては、特に、前記施療部は、肘掛部の上面またはカバー片の下面の少なくとも一方において長手方向に沿うように複数個設けられ、前記開閉方向検知手段により短手方向の開閉を検知した場合に、後方に位置する施療部より前方に位置する施療部の突出幅が大きくなるように施療部を制御して施療を行うので、腕が細い先端側においても施療部の突出幅が大きいために施療部を腕に確実に当接させることができ適切な施療を行うことができる。
【0016】
又、本願請求項5記載の発明のマッサージ機においては、特に、前記開閉方向検知手段により長手方向または短手方向の一方の開閉を検知した場合に、他方の開閉を禁止するロック手段を設けたので、危険な使用形態を防止することができるとともにマッサージ機の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本願発明の実施形態におけるマッサージ機の斜視図である。
【図2】同上のマッサージ機に施療者が座って施療を行う場合を説明する側面図である。
【図3】同上のマッサージ機における肘掛部およびカバー片を示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は前面図である。
【図4】同上のマッサージ機におけるエアバッグの膨張・収縮システムを示す説明図である。
【図5】同上のマッサージ機における第1の使用形態を説明する説明図である。
【図6】同上のマッサージ機における第2の使用形態を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1、2は本実施形態のマッサージ機1を示しており、このマッサージ機1は 施療者2が座るための座部10と、リクライニング機構を有する背もたれ部11と、施療者2の腕部3の荷重を支持するための肘掛部12と、肘掛部12のカバー片13と、足載置部14と、を備えている。
【0019】
また、図3に示されるように、肘掛部12の上面またはカバー片13の下面の少なくとも一方には、施療部としてのエアバッグ15が設けられており、カバー片13は少なくとも2つの枢支軸16によって肘掛部12に枢着されており、枢支軸16回りに回動することにより開閉可能であり、枢支軸16が切り換えられることによりカバー片13の回動方向が変わるようになっている。
【0020】
また、肘掛部12およびカバー片13は上下に対向して、その長手方向を前後にして座部10の両側に位置するように設けられており、枢支軸16は、カバー片13の長手方向がカバー片13の前方端部を中心に肘掛部12に対して回動するようにカバー片13又は肘掛部12の短手方向に沿って設けられた長手方向開閉用枢支軸16aと、カバー片13の短手方向がカバー片13の側方端部を中心に肘掛部12に対して回動するようにカバー片13又は肘掛部12の長手方向に沿って設けられた短手方向開閉用枢支軸16bとからなる。
【0021】
カバー片13は、前後方向において、前方側に位置する第1のカバー片13aと第1のカバー片13aの後方側に位置する第2のカバー片13bとが連結されてなり、前後方向において第1のカバー片13aよりも第2のカバー片13bが長尺な構成となっている。ここにおいて、肘掛部12の前方端部には、上方側に突出し左右方向に所定幅を有する連結部17が設けられており、第1のカバー片13aの前方端部には、連結部17が嵌まり込む凹み部18が設けられており、連結部17および凹み部18を左右方向に貫通する貫通孔に、長手方向開閉用枢支軸16aを嵌めこむことによって、カバー片13が肘掛部12に枢着されて、長手方向開閉用枢支軸16aを中心にしてカバー片13の長手方向が肘掛部12に対して回動し、カバー片13が開閉可能な構成となっている。
【0022】
また、第1のカバー片13aおよび第2のカバー片13bの座部10側と反対側の側方端部には、前後方向に沿って軸孔が、それぞれ対向して設けられており、この軸孔に短手方向開閉用枢支軸16bを嵌めこむことによって、短手方向開閉用枢支軸16bを中心にして第2のカバー片13bの短手方向が肘掛部12に対して回動し、カバー片13が開閉可能な構成となっている。さらに、第1のカバー片13aおよび第2のカバー片13bの側方端部において、短手方向開閉用枢支軸16bが設けられた側と反対側の端部には、第1のカバー片13aと第2のカバー片13bとをロックするスライド式のロック手段19が設けられており、カバー片13の長手方向が開閉する場合には、ロックされた状態であり、第1のカバー片13aおよび第2のカバー片13bが一体となって開閉し、カバー13の短手方向が開閉する場合にはロックが解除されて、第2のカバー片13bが肘掛部12に対して開閉するようになっている。
【0023】
肘掛部12には前方側に第1の磁石20が、後方側に第2の磁石21が埋設されており、第2のカバー片13bには、肘掛部12に対してカバー片13が略並行となる閉じた状態において、第1の磁石20に対向する位置に第1のホール素子22がカバー片13の短手方向開閉検知手段として、第2の磁石21に対向する位置に第2のホール素子23がカバー片13の長手方向開閉検知手段として設けられている。
【0024】
ここで、長手方向開閉用枢支軸16aを中心にしてカバー片13の長手方向を肘掛部12に対して回動させて、カバー片13を開けると、第2のホール素子23と第2の磁石21との距離が離れて、第2のホール素子23によって磁石21の磁界を検知できなくなることにより、カバー片13が長手方向に開かれたことが検知される。また、反対に、カバー片13を長手方向に閉じると、第2のホール素子23と第2の磁石21との距離が近づき、第2のホール素子23によって第2の磁石21の磁界を検知できるようになることにより、カバー片13が長手方向に閉じられたことが検知される。なお、カバー片13の長手方向における開閉の際は、第1のホール素子22は第1の磁石20の付近に位置しているため、第1のホール素子22による磁界の検知について変化は生じない。
【0025】
また、短手方向開閉用枢支軸16bを中心にしてカバー片13の短手方向を肘掛部12に対して回動させて、カバー片13を開けると、第1のホール素子22と第1の磁石20との距離が離れて、第1のホール素子22によって第1の磁石20の磁界を検知できなくなることにより、カバー片13が短手方向に開かれたことが検知される。また、反対に、カバー片13を短手方向に閉じると、第1のホール素子22と第1の磁石20との距離が近づき、第1のホール素子22によって第1の磁石20の磁界を検知できるようになることにより、カバー片13が短手方向に閉じられたことが検知される。
【0026】
なお、上述のように本実施形態では、ホール素子と磁石によって、いずれの方向にカバー片13が開閉したかを検知する開閉方向検知手段を構成したが、例えば、突起と、突起によって押されることにより接点が接触する機械式のスイッチによって開閉方向検知手段を構成してもよく、開閉方向検知手段は本実施形態に記載のものに限定されるわけではない。
【0027】
肘掛部12の上面およびカバー片13の下面には、施療者2の腕部3を施療する施療部としてのエアバッグ15が複数個設けられており、エアバッグ15は、カバー片13の下面に前方側から順に設けられたエアバッグ15a、エアバッグ15b、エアバッグ15cと、肘掛部12の上面に設けられたエアバッグ15dからなる。これら複数のエアバッグ15はそれぞれ、図4に示されるように、電磁弁24a、24b、24c、24dを介してポンプ25に接続されており、各電磁弁24のON/OFFを制御することによって、各エアバッグ15の膨張・収縮が自在に行えるようになっており、エアバッグ15の突出量も自在に制御可能となっている。また、マッサージ機1には図示しない、制御部と、マッサージプログラムを予め記憶したメモリと、メモリ内に記憶されたマッサージプログラムを選択可能な操作部と、が備えられており、施療者2は、操作部において、所定のマッサージプログラムを選択すれば、制御部がメモリに記憶されたマッサージプログラムを読み出すと共に、各電磁弁24を制御して所定のマッサージプログラムを実行可能な構成となっている。なお、エアバッグ15の数およびその配置位置は図4の例に限らず、適宜変更自在である。また、エアバッグ15は施療者2の腕部3や手のひら、指先などの形状に変形可能であると共に適度な外圧を負荷できる、例えば弾性樹脂などの材質で構成されている。
【0028】
次に、本実施形態における第1の使用形態について図5に基づいて、第2の使用形態について図6に基づいて説明する。
【0029】
(第1の使用形態)
施療者2は、カバー片13の長手方向を肘掛部12に対して回動させてカバー片13を開いた後、腕部3をカバー片13と肘掛部12の間に挿入して腕マッサージの準備を行う。施療者2が操作部を操作することにより、所定時間経過後、腕マッサージが開始される。このとき、肘掛部12の上面とカバー片13の下面に配置された複数のエアバッグ15がメモリに記憶されたプログラムに従って膨張・収縮を繰り返し、施療者2の腕部3に腕マッサージを所定時間行うが、カバー片13が長手方向に開かれたことが第2のホール素子23によって検知されており、メモリから長手方向開放用のマッサージプログラムが呼び出されて腕マッサージが行われる。すなわち、カバー片13の上面に設けられたエアバッグ15a、15b、15cの突出量を前方から順に大きくさせて、腕部3の前後方向の位置によって押圧感のばらつきを無くすようなマッサージを行う。これは、肘掛部12とカバー片13との間の距離が前方部では短くなり、後方部では長くなるが、後方部においても十分に押圧感を伴うマッサージを行うためであり、特に腕の細い施療者2であっても十分にマッサージを行うことができる。
【0030】
(第2の使用形態)
施療者2はロック手段19のロックを手動でスライド解除した後、カバー片13の短手方向を肘掛部12に対して回動させてカバー片13を開いた後、腕部3をカバー片13と肘掛部12の間に挿入して腕マッサージの準備を行う。施療者2が操作部を操作することにより、所定時間経過後、腕マッサージが開始される。このとき、肘掛部12の上面とカバー片13の下面に配置された複数のエアバッグ15がメモリに記憶されたプログラムに従って膨張・収縮を繰り返し、施療者2の腕部3に腕マッサージを所定時間行うが、カバー片13が短手方向に開かれたことが第1のホール素子22によって検知されており、メモリから短手方向開放用のマッサージプログラムが呼び出されて腕マッサージが行われる。すなわち、カバー片13の上面に設けられたエアバッグ15a、15b、15cの突出量を後方から順に大きくさせて、腕部3の前後方向の位置によって押圧感のばらつきを無くすようなマッサージを行う。これは、腕の細い先端部においてエアバッグ15の突出量が大きいため施療者2の腕部3に十分な押圧感を伴うマッサージを行うためである。また、本使用形態では、第1の使用形態と押圧の方向が異なるため第1の使用形態と異なるマッサージ間を施療者2に与えることができ、また腕の周囲の筋肉を満遍なくマッサージすることが可能である。また、第1の使用形態と第2の使用形態を施療者2が好みに応じて選択し組み合わせることにより効果の高いマッサージ得ることができる。
【0031】
また、本実施形態のマッサージ機1は、ロック手段19を備えているので、長手方向および短手方向の両方向において同時にカバー片13が開閉することを防ぐことができ、危険な使用形態を防止することができると共に、マッサージ機1の破損を防止することができる。
【0032】
なお、ロック手段19は上述したものに限られず、使用者の操作部への操作により電気的にロックおよびロック解除を行うものであってもよい。
【符号の説明】
【0033】
1 マッサージ機
2 施療者
3 腕部
10 座部
11 背もたれ部
12 肘掛部
13 カバー片
14 足載置部
15 エアバッグ(施療部)
16 枢支軸
16a 長手方向開閉用枢支軸
16b 短手方向開閉用枢支軸
17 連結部
18 凹み部
19 ロック手段
20 第1の磁石(開閉方向検知手段)
21 第2の磁石(開閉方向検知手段)
22 第1のホール素子(開閉方向検知手段)
23 第2のホール素子(開閉方向検知手段)
24 電磁弁
25 ポンプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
座部と、背もたれ部と、肘掛部と、肘掛部のカバー片と、を備え、肘掛部の上面またはカバー片の下面の少なくとも一方に施療部を設けたマッサージ機であって、
前記カバー片は少なくとも2つの枢支軸によって肘掛部に枢着されており、枢支軸回りに回動することにより開閉可能であり、枢支軸が切り換えられることによりカバー片の開閉方向が変わることを特徴とするマッサージ機。
【請求項2】
前記肘掛部およびカバー片は対向して、その長手方向を前後にして座部の両側に位置するように設けられており、前記枢支軸は、カバー片の長手方向がカバー片の前方端部を中心に肘掛部に対して回動するようにカバー片又は肘掛部の短手方向に沿って設けられた長手方向開閉用枢支軸と、カバー片の短手方向がカバー片の側方端部を中心に肘掛部に対して回動するようにカバー片又は肘掛部の長手方向に沿って設けられた短手方向開閉用枢支軸とからなることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【請求項3】
前記カバー片が長手方向または短手方向のいずれの方向に開閉したかを検知する開閉方向検知手段を備え、開閉方向によって施療部による施療方法を異ならせることを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。
【請求項4】
前記施療部は、肘掛部の上面またはカバー片の下面の少なくとも一方において長手方向に沿って複数個設けられ、前記開閉方向検知手段により短手方向の開閉を検知した場合に、後方に位置する施療部より前方に位置する施療部の突出量が大きくなるように施療部を制御して施療を行うことを特徴とする請求項3に記載のマッサージ機。
【請求項5】
前記開閉方向検知手段により長手方向または短手方向の一方の開閉を検知した場合に、他方の開閉を禁止するロック手段を設けたことを特徴とする請求項3または4に記載のマッサージ機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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