説明

マルチゲートコンベヤー

【課題】板ガラスに対する搬送、方向転換及びフォーク作業を同時に行うことによって、複合作業遂行による装置の信頼性を向上させ、また、インターバルのなしに迅速且つ容易に行うことによって、作業能率を大幅向上させる。
【解決手段】進行方向回転ホイールが互いに対をなし、回転軸に沿って等間隔で複数配置され、搬送物品の搬送方向と揃う方向に進行方向回転ホイールが配列された回転軸が連続する搬送方向ローラー部100と、この搬送方向ローラー部の搬送方向と直角方向に配列された方向転換ローラー部200を含み、搬送方向ローラー部の進行方向回転ホイールと、方向転換ローラー部の進行方向回転ホイールが互いに直角方向に交差するようにし、これらのアイドルローラーが互いに同一の高さを有するマルチゲートコンベヤーであって、方向転換ローラー部が上下に昇降するようにする昇降手段が備えられた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチゲートコンベヤーに関し、より詳しくは、同一高さ上で互いに交差配置される搬送方向ローラー部と方向転換ローラー部とを設け、フォーク作業に際して、方向転換ローラー部を下降することができるようにする昇降シリンダーを設け、基本的な板ガラスの搬送及び方向転換の作業が行えることはもちろん、フォーク作業時にフォークが板ガラス下方に進入して板ガラスを外して移すようにすることによって、板ガラスに対する搬送、方向転換、及びフォークの作業を同時に行うことができるようになり、複合作業遂行による装置の信頼性が向上し、また、このような作業をインターバルのなしに迅速且つ容易に行うことができるようになり作業能率が大幅向上するようにするマルチゲートコンベヤーに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、板ガラス方向転換装置としては作業台上に搬送されてきた板ガラスを進行方向に進行させたり、または直角方向に方向を転換させて搬送させたりするダイバーター方式と、作業台上に搬送された板ガラスを進行方向に進行させたり、またはその場所で回転させた後、所望の方向に搬送させたりするターン方式と、で大きく分けることができる。
【0003】
このような方向転換装置において、前記ダイバーター方式の板ガラス方向転換装置は作業台上に搬送されてきた板ガラスを直角に方向転換させて板ガラスの搬送を継続的に行うように、ローラーが互いに直角方向に交差配列される構造の装置が主に提示されている。
【0004】
一例として、このような従来技術の板ガラス方向転換装置を概略的に見ると、長さ方向に沿って等間隔で離隔されて平行に配置される複数の回転軸上に複数のローラーが装着される搬送方向ローラー部と、この搬送方向ローラー部と同一構成を有しこの搬送方向ローラー部と交差配置される方向転換ローラー部と、で構成されて、板ガラスの搬送及び方向転換が行われるようになっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、このような従来技術の板ガラス方向転換装置は、板ガラスの搬送及び方向転換は可能であるが、板ガラスを他の作業台などで浮かべて移すためのフォーク作業時にそれぞれのローラー部が同一高さ上で固定されている。このため、ローラーの間にフォークが進入する空間が設けられていないのでフォーク作業が不可能になるなどの問題点があった。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決することを目的としている。すなわち、本発明は、同一高さ上で互いに交差配置される搬送方向ローラー部と方向転換ローラー部と、フォーク作業時に方向転換ローラー部を下降させることができるようにする昇降シリンダーと、を設け、基本的な板ガラスの搬送及び方向転換作業を行うことができることはもちろん、フォーク作業時にフォークが板ガラス下方に進入して板ガラスを浮かべて移すことによって、板ガラスに対する搬送、方向転換及びフォーク作業を同時に行うことができるようになり、さらに、複合作業遂行による装置の信頼性が向上し、また、このような作業をインターバルのなしに迅速且つ容易に行うことができるようになり、作業能率が大幅向上されるようにするマルチゲートコンベヤーを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような前記目的を達成するための本発明のマルチゲートコンベヤーは、フレームの縁にその両端部が軸結合されて軸回転され、互いに平行に所定の間隔で離隔する複数の回転軸が設けられ、前記回転軸上には、この回転軸の外周面に装着されて一体に軸回転され、その外周面に沿って前記回転軸の方向に軸回転される複数のアイドルローラーAが設けられた進行方向回転ホイールAと、前記進行方向回転ホイールAの隣接部である回転軸の外周面に密接装着されて一体に軸回転され、その外周面に沿って前記回転軸の方向に軸回転される複数のアイドルローラーBが設けられ、このアイドルローラーBが、前記進行方向回転ホイールAのアイドルローラーAと回転軸の方向に互いにずらして配列された進行方向回転ホイールBが備えられ、前記進行方向回転ホイールA、Bが互いに対を成して、回転軸に沿って等間隔で複数配列され、搬送物品の搬送方向と揃う方向に前記進行方向回転ホイールA、Bが配列された回転軸が連続する搬送方向ローラー部と、前記搬送方向ローラー部と同一の構成を有し、この搬送方向ローラー部の搬送方向と直角方向に配列された回転軸が連続する方向転換ローラー部とを含み、前記搬送方向ローラー部の進行方向回転ホイールA、Bの間に、方向転換ローラー部の進行方向回転ホイールA、Bが互いに直角方向に交差するようにして、これらのアイドルローラーA、Bが互いに同一の高さを有するマルチゲートコンベヤーであって、前記方向転換ローラー部が、上下に昇降するようにする昇降手段をさらに備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明によるマルチゲートコンベヤーにおいて、前記昇降手段は、方向転換ローラー部の両端フレームの底面に配置され、このフレームを上下に昇降させる昇降ロッドを備えた昇降シリンダーであることが望ましい。
【0009】
また、本発明によるマルチゲートコンベヤーにおいて、前記搬送方向ローラー部と方向転換ローラー部の進行方向回転ホイールA、Bの直径大きさを互いに異ならせて、その回転軸の高さ差により、これらの交差される回転軸の間に互いに干渉が生じないようにすることが望ましい。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、本発明によるマルチゲートコンベヤーは、同一高さ上で互いに交差配置される搬送方向ローラー部と方向転換ローラー部とが設けられ、さらに、フォーク作業時に方向転換ローラー部を下降させることができるようにする昇降シリンダーが設けられている。このため、基本的な板ガラスの搬送及び方向転換作業を行うことができることはもちろん、フォーク作業時にフォークが板ガラス下方に進入して板ガラスを浮かべて移すことができるようにすることによって、板ガラスに対する搬送、方向転換及びフォーク作業を同時に行うことができるようになって複合作業遂行による装置の信頼性が向上し、また、このような作業をインターバルのなしに迅速且つ容易に行うことができるようになって作業能率が大幅向上するようにするなどの效果を得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第1実施例によるマルチゲートコンベヤーを示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例によるマルチゲートコンベヤーの中で進行方向回転ホイールを示す要部斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例によるマルチゲートコンベヤーの中で進行方向回転ホイールを示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例によるマルチゲートコンベヤー上に板ガラスが進入される状態を示す概略側面図である。
【図5】本発明の第1実施例によるマルチゲートコンベヤーの中でフォーク作業のために方向転換ローラー部が下降する状態を示す概略側面図である。
【図6】本発明の第1実施例によるマルチゲートコンベヤーの中でフォーク作業のために板ガラス底面にフォークが進入された状態を示す概略側面図である。
【図7】本発明の第1実施例によるマルチゲートコンベヤーの中でフォークが板ガラスを浮かべて移す状態を示す概略平面図である。
【図8】本発明の第2実施例によるマルチゲートコンベヤーを示す斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例によるマルチゲートコンベヤーの方向転換ローラー部の作動状態を示す側面図である。
【図10】本発明の第2実施例によるマルチゲートコンベヤーの方向転換ローラー部の作動状態を示す側面図である。
【図11】本発明の第2実施例によるマルチゲートコンベヤーにフォークが挿入されて板ガラスを支える状態を示す側面図である。
【図12】本発明の第3実施例および第4実施例によるマルチゲートコンベヤーに設置された進行方向回転ホイールを示す斜視図である。
【図13】本発明の第3実施例および第4実施例によるマルチゲートコンベヤーの進行方向回転ホイールに板ガラスが安着された状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付の図面に基づいて本発明を詳しく説明する。
【実施例1】
【0013】
図1〜図7に示すように、本発明の第1実施例によるマルチゲートコンベヤーは、フレーム5の上部に搬送方向と揃う方向に多数のローラーが配列された搬送方向ローラー部100と、この搬送方向ローラー部100のローラー上部と同一の高さを有するように設けられ、前記搬送方向ローラー部100に対応して互いに直角を成す方向と揃う方向に多数のローラーが配列された方向転換ローラー部200と、この方向転換ローラー部200を上下に昇降させる昇降手段とを含む構成からなる。
【0014】
本発明に適用され、板ガラス70の搬送及び方向転換を行う前記搬送方向ローラー部100と方向転換ローラー部200とを構成するローラーは、進行方向回転ホイールA10と進行方向回転ホイールB20とが結合されて、一つの単位多重ローラーを形成する。
【0015】
前記進行方向回転ホイールA10は、回転軸30に挟まれて回動し、外周面のアイドルローラー設置部15には、前記回転軸30と直交方向に設けられ、この回転軸30方向に自由に回転する多数のアイドルローラーA11が一定の間隔で設けられている。
【0016】
また、前記進行方向回転ホイールA10と同一の規格を有し、同一の回転軸30に挟まれて同時回動する進行方向回転ホイールB20も、外周面に設けられた多数のアイドルローラーB21が前記進行方向回転ホイールA10のアイドルローラーA11と互いにずらして結合されている。
【0017】
すなわち、前記進行方向回転ホイールA10に対応し、対を成して結合される進行方向回転ホイールB20のアイドルローラーB21は、中央部が前記進行方向回転ホイールA10のアイドルローラー設置部15と一致するように、互いにずらして結合されている。
【0018】
特に、前記アイドルローラーA11およびアイドルローラーB21は、互いに同一の規格で、中央部の直径が大きく、両側の直径が小さく、中央部の直径より高さが長い形態の円筒状構造から構成されている。
【0019】
前記アイドルローラーA11を含む進行方向回転ホイールA10、および、前記アイドルローラーB21を含む進行方向回転ホイールB20は、互いに結合された状態の組合体が回転軸30を中心とする円筒の直径と同一の直径の円周である。
【0020】
そして、前記搬送方向ローラー部100と方向転換ローラー部200の進行方向回転ホイールA10、B20の直径大きさを互いに異ならせて、その回転軸30の高さ差により、これらの交差される回転軸30の間に互いに干渉が生じないようになっている。
【0021】
ここでは、前記搬送方向ローラー部100の進行方向回転ホイールA10および進行方向回転ホイールB20よりも、方向転換ローラー部200の進行方向回転ホイールA10および進行方向回転ホイールB20の大きさを大きく形成して、その回転軸30が下方に位置されるようになっている。
【0022】
そして、前記昇降手段は、方向転換ローラー部200の両端フレーム5の底面に配置され、このフレーム5を上下に昇降させる昇降ロッド310を備えた昇降シリンダー300からなっている。
【0023】
このように構成された本発明の第1実施例によるマルチゲートコンベヤーの作動状態について、考察してみる。
【0024】
本発明の第1実施例のマルチゲートコンベヤーは、底面が扁平な板ガラス70が載せられている場合、多重ローラーのすべてのアイドルローラーA11、アイドルローラーB21の外周面に接触した状態で、搬送方向多重ローラー又は方向転換多重ローラーの駆動方向により、方向が決まるようにする。
【0025】
搬送方向に搬送する時には、前記搬送方向多重ローラーと方向転換多重ローラーが同時に駆動されずに、必ず、搬送しようとする方向に駆動される多重ローラーだけが駆動されなければならない。
【0026】
この時、方向転換ローラー軸駆動モータ(図示せず)が停止した状態である。したがって、方向転換ローラー部200である多数の多重ローラーの進行方向回転ホイール10、20は、停止状態を維持するが、前記方向転換ローラー部200のアイドルローラー11、21は、板ガラス70の搬送方向に自由に回動するようになる。
【0027】
それで、板ガラス70が搬送方向にスムーズにその搬送が可能となる。
【0028】
そして、板ガラス70の搬送方向を変更しようとする場合、前記搬送方向ローラー軸駆動モータ(図示せず)を停止し、方向転換ローラー軸駆動モータを駆動させることで、直ちに搬送方向を変更することができるようになる。
【0029】
すなわち、方向転換ローラー軸駆動モータの駆動力により、方向転換ローラー部200の進行方向回転ホイール10、20が同時に同一の方向に回転しながら、板ガラス70の搬送方向を90度変更して搬送されるようにする。
【0030】
この時、搬送方向ローラー軸駆動モータは停止状態である。したがって、搬送方向ローラー部100の進行方向回転ホイール10、20は停止状態を維持するが、アイドルローラー11、21は、板ガラス70を支持する状態で自由に駆動されることができるので、搬送方向に回動するようになる。
【0031】
このように、第1実施例による本発明は、板ガラス70と接触されるアイドルローラーA11とアイドルローラーB21が長い形態であり、接触面積が比較的広く形成された状態で板ガラス70を支持するようになるので、接触部位に衝撃を最小化した状態で、搬送方向が切り換えられるようになる。
【0032】
前記アイドルローラーA11を含む進行方向回転ホイールA10と、前記アイドルローラーB21を含む進行方向回転ホイールB20とは、互いに結合された状態の組合体が回転軸30を中心とする円筒の直径と同一の直径の円周を成しているので、動力を伝達する多重ローラーは、一つの完全な円筒ローラーと同一の作用をするようになるので、作動過程で振り現象が全く発生しなくなる。
【0033】
すなわち、上側に位置するすべてのアイドルローラーの最先端の高さは同一の高さを有するようにすることにより、板ガラス70は、衝撃を受けることなく、自然に方向転換や搬送の作用がスムーズに行われるようになる。
【0034】
一方、このように、板ガラス70の搬送及び方向転換の作業をしている途中、フォーク作業を遂行しようとする場合は、図4〜図7に示すように、搬送方向ローラー部100を通じて作業台上に板ガラス70が進入されてからは、フォーク80の進入のため、昇降シリンダー300が働き、方向転換ローラー部200を下方に下降させる。
【0035】
次に、フォーク80を板ガラス70の底に進入させた後、板ガラス70を上方に一定の高さ浮上してから、所望する箇所に搬送させることで、板ガラス70に対するフォーク作業が行われる。
【0036】
このようにフォーク作業が完了すると、昇降シリンダー300を通じて下降されていた方向転換ローラー部200を、上方に元の位置に配置させ、再度、板ガラス70の方向転換作業が行うことができるようにする。
【実施例2】
【0037】
図8に示すように、本発明の第2実施例によるマルチゲートコンベヤーは、前記第1実施例の昇降手段の代わりに、前記方向転換ローラー部200を前後又は左右に移動するようにする移動手段を含む構成にすることができる。 以下の説明で、第1実施例と同一の構成に対しては同一の符号を付し、これに関する図面は省略する。
【0038】
前記移動手段は、方向転換ローラー部200の両端フレーム5の側面に設けられ、このフレーム5を前後又は左右に移動する移動ロッド310を備えた移動シリンダー300'からなる。
【0039】
このように前記昇降手段の代わりに、前記移動手段を含んで構成された本発明の他の実施例によるマルチゲートコンベヤーの作動状態を考察してみると、以下の通りである。
【0040】
本発明の第2実施例のマルチゲートコンベヤーは、底面が扁平な板ガラス70が載せられている場合、多重ローラーのすべてのアイドルローラーA11、アイドルローラーB21の外周面に接触した状態で、搬送方向多重ローラー又は方向転換多重ローラーの駆動方向により、方向が決まるようにする。
【0041】
搬送方向に搬送する時には、前記搬送方向多重ローラーと方向転換多重ローラーが同時に駆動されず、必ず、搬送しようとする方向に駆動される多重ローラーだけが駆動されなければならない。
【0042】
この時、方向転換ローラー軸駆動モータ(図示せず)は、停止状態である。したがって、方向転換ローラー部200である多数の多重ローラーの進行方向回転ホイール10、20は、停止状態を維持するが、前記方向転換ローラー部200のアイドルローラー11、21は、板ガラス70の搬送方向に自由に回動するようになる。
【0043】
それで、板ガラス70が搬送方向にスムーズにその搬送が可能となる。
【0044】
そして、板ガラス70の搬送方向を変更しようとする場合、前記搬送方向ローラー軸駆動モータ(図示せず)を停止し、方向転換ローラー軸駆動モータを駆動することで、直ちに搬送方向を変更することができる。
【0045】
すなわち、方向転換ローラー軸駆動モータの駆動力により、方向転換ローラー部200の進行方向回転ホイール10、20が同時に同一の方向に回転しながら、板ガラス70の搬送方向を90度変更して、搬送されるようにする。
【0046】
この時、搬送方向ローラー軸駆動モータは停止状態である。したがって、搬送方向ローラー部100の進行方向回転ホイール10、20は、停止状態を維持するが、アイドルローラー11、21は、板ガラス70を支持した状態で自由に駆動されることができるので、搬送方向に回動するようになる。
【0047】
このように、第2実施例による本発明は、板ガラス70に接触されるアイドルローラーA11とアイドルローラーB21が長い形態であり、接触面積が比較的広く形成された状態で板ガラス70を支持するようになるので、接触部位に衝撃を最小化した状態で搬送方向が転換されるようにする。
【0048】
前記アイドルローラーA11を含む進行方向回転ホイールA10と、前記アイドルローラーB21を含む進行方向回転ホイールB20とは、互いに結合された状態の組合体が回転軸30を中心とする円筒の直径と同一の直径の円周を成している。このため、動力を伝達する多重ローラーは、一つの完全な円筒ローラーと同一の作用をするので、作動過程で振り現象が全く発生しなくなる。
【0049】
すなわち、上側に位置するすべてのアイドルローラーの最先端の高さは、同一の高さを有するようにすることで、板ガラス70は、衝撃を受けることなく、自然に方向転換や搬送の作用がスムーズに行われる。
【0050】
一方、このように板ガラス70の搬送及び方向転換の作業をしている途中、フォークの作業を遂行しようとする場合は、図8〜図10に示すように、搬送方向ローラー部100を通じて作業台上に板ガラス70が進入されてからは、フォーク80の進入のため、移動シリンダー300'が作動して、方向転換ローラー部200を移動する(前後図8の移動矢印参照)。図10では、方向転換ローラー部200が左側に移動して搬送方向ローラー部100に近接した状態を示している。図11は、マルチゲートコンベヤーにフォーク80が挿入されて板ガラスを支えている状態を示している。
【0051】
その後、フォーク80を板ガラス70の底面に進入した後、板ガラス70を上方に一定の高さ浮上してから、所望する箇所に搬送させることにより、板ガラス70に対するフォーク作業が行われるようになる。
【0052】
このように、フォーク作業が完了すると、移動シリンダー300'を通じて搬送方向ローラー部100側に移動されていた方向転換ローラー部200を、図10の右側に原位置させ、再度、板ガラス70の方向転換作業を行うことができるようになる。
【実施例3】
【0053】
図12〜図13に示すように、本発明の第3実施例によるマルチゲートコンベヤーは、前記第1実施例において、2つから形成されている進行方向回転ホイールA、Bに代わって、1つから形成された進行方向回転ホイールに、前記アイドルローラーA、Bが結合される構成にすることができる。以下の説明において、第1実施例と同一の構成に対しては、同一の符号を付し、これに関する図面及び詳細な説明は省略することにする。
【0054】
進行方向回転ホイール10'は、前記回転軸30上に、この回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転され、その外周面に沿って前記回転軸30の方向に軸回転される複数のアイドルローラーA11と複数のアイドルローラーB21とが設けられ、このアイドルローラーB21が、前記アイドルローラーA11と回転軸30の方向でずらして配設される。
【0055】
本発明に適用され、板ガラスの搬送及び方向転換を行う、前記搬送方向ローラー部100と方向転換ローラー部200を構成するローラーは、進行方向回転ホイール10'にアイドルローラーA11、B21が結合されて形成される。
【0056】
このように前記第1実施例において、2つから形成されている進行方向回転ホイールA10、B20に代わって、1つから形成された進行方向回転ホイール10'に、前記アイドルローラーA11、B21が結合される構成を有する。本発明の第3実施例によるマルチゲートコンベヤーの作動状態を考察してみると、以下の通りである。
【0057】
本発明の第3実施例のマルチゲートコンベヤーは、底面が扁平な板ガラス70が載せられている場合、多重ローラーのすべてのアイドルローラーA11、アイドルローラーB21の外周面に接触した状態で、搬送方向多重ローラー又は方向転換多重ローラーの駆動方向により、方向が決まるようにする。
【0058】
搬送方向で搬送時には、前記搬送方向多重ローラーと方向転換多重ローラーが同時に駆動されず、必ず、搬送しようとする方向に駆動される多重ローラーだけが駆動されなければならない。
【0059】
この時、方向転換ローラー軸駆動モータ(図示せず)は停止した状態である。したがって、方向転換ローラー部200の複数の多重ローラーの進行方向回転ホイール10'は、停止状態を維持するが、前記方向転換ローラー部200のアイドルローラー11、21は、板ガラス70の搬送方向で自由に回動するようになる。
【0060】
それで、板ガラス70が搬送方向にスムーズにその搬送が可能となる。
【0061】
そして、板ガラス70の搬送方向を変更しようとする場合、前記搬送方向ローラー軸駆動モータ(図示せず)を停止し、方向転換ローラー軸駆動モータ(図示せず)を駆動することで、直ちに搬送方向を変更することができる。
【0062】
すなわち、方向転換ローラー軸駆動モータの駆動力により、方向転換ローラー部200の進行方向回転ホイール10'が同時に同一方向に回転しながら、板ガラス70の搬送方向を90度変更させて、搬送するようにする。
【0063】
この時、搬送方向ローラー軸駆動モータは停止した状態である。したがって、搬送方向ローラー部100の進行方向回転ホイール10'は、停止状態を維持するが、アイドルローラー11、21は、板ガラス70を支持した状態で自由に駆動することができるので、搬送方向に回動するようになる。
【0064】
このように、第3実施例による本発明は、板ガラス70に接触されるアイドルローラーA11とアイドルローラーB21とが長い形態であり、接触面積が比較的広く形成された状態で板ガラス70を支持するようになるので、接触部位に衝撃を最小化した状態で搬送方向が切り換えられるようになる。
【0065】
前記アイドルローラーA11と前記アイドルローラーB21とを含む進行方向回転ホイール10'は、前記回転軸30を中心とする円筒の直径と同直径の円周を成しているので、動力を伝達する多重ローラーは、一つの完全な円筒ローラーと同一の作用をするようになるので、作動過程で振り現象が全く発生しなくなる。
【0066】
すなわち、上側に位置するすべてのアイドルローラーの最先端高さは、同一の高さを有するようにすることで、板ガラス70は、衝撃を受けることなく、自然に方向転換や搬送の作用がスムーズに行われるようになる。
【0067】
一方、このように、板ガラス70の搬送及び方向転換の作業をしている途中、フォーク作業を遂行しようとする場合は、図4〜図7に示すように、搬送方向ローラー部100を通じて作業台上に板ガラス70が進入されてからは、フォーク80の進入のため、昇降シリンダー300が働き、方向転換ローラー部200を下方で下降させる。
【0068】
その後、フォーク80を板ガラス70の底面に進入させた後、板ガラス70を上方で一定の高さ浮上してから、所望する箇所で搬送することで、板ガラス70に対するフォーク作業が行われるようになる。
【0069】
このように、フォーク作業が完了すると、昇降シリンダー300を通じて下降されていた方向転換ローラー部200を上方に元の位置に移動させて、再度、板ガラス70の方向転換作業を行うことができるようになる。
【実施例4】
【0070】
図12〜図13に示すように、本発明の第4実施例によるマルチゲートコンベヤーは、前記第2実施例の二つから形成されている進行方向回転ホイールA、Bに代わって、一つから形成された進行方向回転ホイールに、前記アイドルローラーA、Bが結合される構成とすることができる。以下の説明において、第2実施例と同一の構成に対しては同一の符号を付し、これに関する図面及び詳細な説明は省略することにする。
【0071】
進行方向回転ホイール10'は、前記回転軸30上にこの回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転され、その外周面に沿って前記回転軸30の方向に軸回転される複数のアイドルローラーA11と複数のアイドルローラーB21とが設けられ、このアイドルローラーB21が、前記アイドルローラーA11と回転軸30の方向に互いにずらして配設される。
【0072】
本発明に適用され、板ガラス70の搬送及び方向転換を行う、前記搬送方向ローラー部100と方向転換ローラー部200を構成するローラーは、進行方向回転ホイール10'にアイドルローラーA11、B21が結合されて形成される。
【0073】
このように前記第2実施例の2つから形成されている進行方向回転ホイールA10、B20に代わって、1つから形成された進行方向回転ホイール10'に、前記アイドルローラーA11、B21が結合される構成を有する、本発明の第4実施例によるマルチゲートコンベヤーの作動状態を考察してみると、以下の通りである。
【0074】
本発明の他の一実施例であるマルチゲートコンベヤーは、底面が扁平な板ガラス70が載せられている場合、多重ローラーのすべてのアイドルローラーA11、アイドルローラーB21の外周面に接触した状態で、搬送方向多重ローラー又は方向転換多重ローラーの駆動方向により、方向が決まるようにする。
【0075】
搬送方向に搬送時には、前記搬送方向多重ローラーと方向転換多重ローラーが同時に駆動されず、必ず、搬送しようとする方向に駆動される多重ローラーだけが駆動されなければならない。
【0076】
この時、方向転換ローラー軸駆動モータ(図示せず)は停止した状態である。したがって、方向転換ローラー部200である複数の多重ローラーの進行方向回転ホイール10'は停止状態を維持するが、前記方向転換ローラー部200のアイドルローラー11、21は、板ガラス70の搬送方向で自由に回動するようになる。
【0077】
それで、板ガラス70が搬送方向にスムーズにその搬送が可能となる。
【0078】
そして、板ガラス70の搬送方向を変更しようとする場合、前記搬送方向ローラー軸駆動モータ(図示せず)を停止させ、方向転換ローラー軸駆動モータを駆動させることで、直ちに搬送方向を変更することができるようになる。
【0079】
すなわち、方向転換ローラー軸駆動モータの駆動力により、方向転換ローラー部200の進行方向回転ホイール10'が同時に同一の方向に回転しながら、板ガラス70の搬送方向を90度変更して、搬送するようになる。
【0080】
この時、搬送方向ローラー軸駆動モータは停止した状態である。したがって、搬送方向ローラー部100の進行方向回転ホイール10'は、停止状態を維持するが、アイドルローラー11、21は、板ガラス70を支持した状態で自由に駆動できるので、搬送方向に回動するようになる。
【0081】
このように、第4実施例による本発明は、板ガラス70と接触されるアイドルローラーA11とアイドルローラーB21とが長い形態であり、接触面積が比較的広く形成された状態で板ガラス70を支持するようになるので、接触部位に衝撃を最小化した状態で、搬送方向が切り換えられようになる。
【0082】
前記アイドルローラーA11と前記アイドルローラーB21とを含む進行方向回転ホイール10'は、前記回転軸30を中心とする円筒の直径と同直径の円周を成しているので、動力を伝達する多重ローラーは、1つの完全な円筒ローラーと同一の作用をするようになるので、作動過程で振り現象が全く発生しなくなる。
【0083】
すなわち、上側に位置するすべてのアイドルローラーの最先端の高さは、同一の高さを有するようにすることで、板ガラス70は、衝撃を受けることなく、自然に方向転換や搬送の作用がスムーズに行われるようにする。
【0084】
一方、このように板ガラス70の搬送及び方向転換の作業をしている途中、フォーク作業を遂行しようとする場合は、図8〜図11に示しているように、搬送方向ローラー部100を通じて作業台上に板ガラス70が進入されてからは、フォーク80の進入のため、移動シリンダー300′が働き、方向転換ローラー部200を移動する(前後図8の移動矢印参照)。図10では、方向転換ローラー部200が左側に移動して搬送方向ローラー部100に近接した状態を示している。 図11は、マルチゲートコンベヤーにフォーク80が挿入されて板ガラスを支える状態を示している。
【0085】
その後、フォーク80を板ガラス70の底面に進入させた後、板ガラス70を上方で一定の高さ浮上してから、所望する箇所で搬送させることで、板ガラス70に対するフォーク作業が行われる。
【0086】
このようにフォーク作業が完了すると、移動シリンダー300'を通じて、搬送方向ローラー部100側に移動されていた方向転換ローラー部200を、図10の右側に原位置させて、再度、板ガラス70の方向転換作業を行うことができるようにする。
【0087】
以上のように、本発明は、前記の好適な実施例をあげて説明したが、このような実施例を、従来の公知技術と単純に組合適用した変形例は勿論のこと、本発明の特許請求の範囲と詳細な説明で本発明が属する技術分野の当業者が容易に変更して利用できる全ての技術は、本発明の技術範囲に当然含まれる。
【符号の説明】
【0088】
5 フレーム
10 進行方向回転ホイールA
10′ 進行方向回転ホイール
11 アイドルローラーA
15 アイドルローラー設置部
20 進行方向回転ホイールB
21 アイドルローラーB
30 回転軸
70 板ガラス
80 フォーク
100 搬送方向ローラー部
200 方向転換ローラー部
300 昇降シリンダー
300′ 移動シリンダー
310 昇降ロッド
310′ 移動ロッド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向する二対のフレーム5と、前記各対のフレーム5に所定の間隔で複数設けられる互いに平行な回転軸30と、を有するマルチゲートコンベヤーであって、
前記一対のフレーム5に設けられる回転軸30と、他の対のフレーム5に設けられる回転軸30は直交しており、
前記一対のフレーム5に設けられる回転軸30の各々には、搬送方向ローラー部100が設けられ、前記他の対のフレーム5に設けられる回転軸30の各々には、方向転換ローラー部200が設けられ、
前記搬送方向ローラー部100は、前記回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転される複数の進行方向回転ホイールA10と、前記進行方向回転ホイールA10の各々に隣接し前記回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転される複数の進行方向回転ホイールB20と、を備え、
前記方向転換ローラー部200は、前記回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転される複数の進行方向回転ホイールA10と、前記進行方向回転ホイールA10の各々に隣接し前記回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転される複数の進行方向回転ホイールB20と、を備え、
前記各進行方向回転ホイールA10には、前記回転軸30の方向に軸回転される複数のアイドルローラーA11が設けられ、
前記各進行方向回転ホイールB20には、隣接する前記進行方向回転ホイールA10の前記アイドルローラーA11とずれて配置されて、前記回転軸30の方向に軸回転される複数のアイドルローラーB21が設けられ、
前記搬送方向ローラー部100及び前記方向転換ローラー部200の前記各アイドルローラーA11および前記各アイドルローラーB21が互いに同一の高さを有し、
前記方向転換ローラー部200を上下に昇降させる昇降手段を備えていることを特徴とするマルチゲートコンベヤー。
【請求項2】
前記昇降手段は、前記方向転換ローラー部200が設けられた前記フレーム5の両端の底面に配置された昇降シリンダー300であり、
前記昇降シリンダー300は、前記フレーム5を上下に昇降させる昇降ロッド310を備えていることを特徴とする請求項1に記載のマルチゲートコンベヤー。
【請求項3】
対向する二対のフレーム5と、前記各対のフレーム5に所定の間隔で複数設けられる互いに平行な回転軸30と、を有するマルチゲートコンベヤーであって、
前記一対のフレーム5に設けられる回転軸30と、他の対のフレーム5に設けられる回転軸30は直交しており、
前記一対のフレーム5に設けられる回転軸30の各々には、搬送方向ローラー部100が設けられ、前記他の対のフレーム5に設けられる回転軸30の各々には、方向転換ローラー部200が設けられ、
前記搬送方向ローラー部100は、前記回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転される複数の進行方向回転ホイールA10と、前記進行方向回転ホイールA10の各々に隣接し前記回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転される複数の進行方向回転ホイールB20と、を備え、
前記方向転換ローラー部200は、前記回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転される複数の進行方向回転ホイールA10と、前記進行方向回転ホイールA10の各々に隣接し前記回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転される複数の進行方向回転ホイールB20と、を備え、
前記各進行方向回転ホイールA10には、前記回転軸30の方向に軸回転される複数のアイドルローラーA11が設けられ、
前記各進行方向回転ホイールB20には、隣接する前記進行方向回転ホイールA10の前記アイドルローラーA11とずれて配置されて、前記回転軸30の方向に軸回転される複数のアイドルローラーB21が設けられ、
前記搬送方向ローラー部100及び前記方向転換ローラー部200の前記各アイドルローラーA11および前記各アイドルローラーB21が互いに同一の高さを有し、
前記方向転換ローラー部200を前後又は左右に移動させる移動手段を備えていることを特徴とするマルチゲートコンベヤー。
【請求項4】
前記移動手段は、前記方向転換ローラー部200が設けられた前記フレーム5の両端の側面に配置された移動シリンダー300′であり、
前記移動シリンダー300′は、前記フレーム5を前後または左右に移動させる移動ロッド310′を備えていることを特徴とする請求項3に記載のマルチゲートコンベヤー。
【請求項5】
前記搬送方向ローラー部100の進行方向回転ホイールA10、B20と前記方向転換ローラー部200の進行方向回転ホイールA10、B20の直径の大きさを互いに異ならせて、交差される前記回転軸30の各々が互いに干渉しないようにすることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載のマルチゲートコンベヤー。
【請求項6】
対向する二対のフレーム5と、前記各対のフレーム5に所定の間隔で複数設けられる互いに平行な回転軸30と、を有するマルチゲートコンベヤーであって、
前記一対のフレーム5に設けられる回転軸30と、他の対のフレーム5に設けられる回転軸30は直交しており、
前記一対のフレーム5に設けられる回転軸30の各々には、搬送方向ローラー部100が設けられ、前記他の対のフレーム5に設けられる回転軸30の各々には、方向転換ローラー部200が設けられ、
前記搬送方向ローラー部100は、前記回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転される複数の進行方向回転ホイール10′を備え、
前記方向転換ローラー部200は、前記回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転される複数の進行方向回転ホイール10′を備え、
前記各進行方向回転ホイール10′には、前記回転軸30の方向に軸回転される複数のアイドルローラーA11と、前記各アイドルローラーA11とずれて配置される複数のアイドルローラーB21と、が設けられ、
前記搬送方向ローラー部100及び前記方向転換ローラー部200の前記各アイドルローラーA11および前記各アイドルローラーB21が互いに同一の高さを有し、
前記方向転換ローラー部200を上下に昇降させる昇降手段を備えていることを特徴とするマルチゲートコンベヤー。
【請求項7】
前記昇降手段は、前記方向転換ローラー部200が設けられた前記フレーム5の両端の底面に配置された昇降シリンダー300であり、
前記昇降シリンダー300は、前記フレーム5を上下に昇降させる昇降ロッド310を備えていることを特徴とする請求項6に記載のマルチゲートコンベヤー。
【請求項8】
対向する二対のフレーム5と、前記各対のフレーム5に所定の間隔で複数設けられる互いに平行な回転軸30と、を有するマルチゲートコンベヤーであって、
前記一対のフレーム5に設けられる回転軸30と、他の対のフレーム5に設けられる回転軸30は直交しており、
前記一対のフレーム5に設けられる回転軸30の各々には、搬送方向ローラー部100が設けられ、前記他の対のフレーム5に設けられる回転軸30の各々には、方向転換ローラー部200が設けられ、
前記搬送方向ローラー部100は、前記回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転される複数の進行方向回転ホイール10′を備え、
前記方向転換ローラー部200は、前記回転軸30の外周面に装着されて一体に軸回転される複数の進行方向回転ホイール10′を備え、
前記各進行方向回転ホイール10′には、前記回転軸30の方向に軸回転される複数のアイドルローラーA11と、前記各アイドルローラーA11とずれて配置される複数のアイドルローラーB21と、が設けられ、
前記搬送方向ローラー部100及び前記方向転換ローラー部200の前記各アイドルローラーA11および前記各アイドルローラーB21が互いに同一の高さを有し、
前記方向転換ローラー部200を前後又は左右に移動させる移動手段を備えていることを特徴とするマルチゲートコンベヤー。
【請求項9】
前記移動手段は、前記方向転換ローラー部200が設けられた前記フレーム5の両端の側面に配置された移動シリンダー300′であり、
前記移動シリンダー300′は、前記フレーム5を前後または左右に移動させる移動ロッド310′を備えていることを特徴とする請求項8に記載のマルチゲートコンベヤー。
【請求項10】
前記搬送方向ローラー部100の進行方向回転ホイール10′と前記方向転換ローラー部200の進行方向回転ホイール10′の直径の大きさを互いに異ならせて、交差される前記回転軸30の各々が互いに干渉しないようにすることを特徴とする請求項6又は請求項8に記載のマルチゲートコンベヤー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−225376(P2011−225376A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−89794(P2011−89794)
【出願日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【出願人】(511001356)テソン エンジニアリング カンパニー リミテッド (7)
【Fターム(参考)】