説明

マルチメディアメッセージサービス方法及びシステム

マルチメディアメッセージ(MM)ボックスに格納されたマルチメディアメッセージを共有して検索するためのマルチメディアメッセージサービス方法及びシステムを開示する。マルチメディアメッセージサービス(MMS)クライアントは、MMボックスに格納されるか、または、アップロードされたあるマルチメディアメッセージに対するアクセスモード(“公開”、“制限”、又は“非公開”)を設定しうる。マルチメディアメッセージとの共有が許可された場合には、該マルチメディアメッセージへのアクセス許可を受けたMMSクライアントは、上記共有されたマルチメディアメッセージへのアクセス許可通知を受けることができる。MMSクライアントがマルチメディアメッセージの一覧又は検索を要求する場合には、MMSリレー/サーバは、MMSクライアントが該マルチメディアメッセージへのアクセス許可を受けたか否かを確認する。MMSクライアントが該マルチメディアメッセージへのアクセス許可を受けている場合には、MMSリレー/サーバは、MMSクライアントが該マルチメディアメッセージにアクセスできるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信システムにおけるマルチメディアメッセージサービスに関し、特に、複数の移動端末がマルチメディアメッセージを共有できるようにするマルチメディアメッセージサービス方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、移動通信システムは、約150バイトの短文メッセージを送受信する初期のサービスだけでなく、大量のテキスト、オーディオ、イメージ、及びビデオのような豊富なコンテンツを含むマルチメディアメッセージの送受信を可能にするマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service;以下、“MMS”と称する。)を提供している。
【0003】
かかるマルチメディアメッセージは、クライアントの要求に従って移動端末間に送受信されるか、又はマルチメディアメッセージボックスに格納されることがある。移動端末間のマルチメディアメッセージの送受信は、送信側端末が受信側端末のアドレスとともにマルチメディアメッセージを送信すると、MMSリレー/サーバが、当該マルチメディアメッセージを受信し、受信されたマルチメディアメッセージに含まれている上記受信側端末のアドレスを参照して、当該マルチメディアメッセージを上記受信側端末へ送信する方式でなされる。MMSリレー/サーバは、移動通信網に接続されており、MMSに関連した一連の動作を遂行する。マルチメディアメッセージは、特定の移動端末が該マルチメディアメッセージの格納を要求すると共に、MMSリレー/サーバに格納されるマルチメディアメッセージを送信すると、MMSリレー/サーバが、該マルチメディアメッセージを受信して、上記特定の移動端末のクライアントアカウントのマルチメディアメッセージボックス格納領域に格納する方式で、上記マルチメディアメッセージボックスに格納される。
【0004】
上述したMMSにおける移動端末間のマルチメディアメッセージを送受信する手続きに従ったメッセージの流れを図1に示す。図1は、従来のマルチメディアメッセージサービスに基づくメッセージの流れを示す図である。第1の移動端末1は、所定のマルチメディアメッセージの送信を要求するクライアントの移動端末であり、第2の移動端末7は、当該所定のマルチメディアメッセージを受信する受信側端末である。第1のMMSリレー/サーバ3は、第1の移動端末1に接続され、第2のMMSリレー/サーバ5は、第2の移動端末7に接続される。
【0005】
ステップ101で、第1の移動端末1は、当該所定のマルチメディアメッセージを含むMM1_submit.REQメッセージを第1のMMSリレー/サーバ3へ送信し、これにより、当該所定のマルチメディアメッセージを第2の移動端末7へ送信することを要求する。ステップ101で、第1のMMSリレー/サーバ3は、MM1_submit.REQメッセージを受信すると、ステップ103で、MM1_submit.RESメッセージを第1の移動端末1へ送信することにより、第1のMMSリレー/サーバ3がMM1_submit.REQメッセージを受信したことを第1の移動端末1に通知した後に、ステップ105を遂行する。ステップ105で、第1のMMSリレー/サーバ3は、MM4_forward.REQメッセージを第2のMMSリレー/サーバ5へ送信することにより、第2のMMSリレー/サーバ5へ上記所定のマルチメディアメッセージの送信を要求する。ステップ107で、第2のMMSリレー/サーバ5は、MM4_forward.REQメッセージに応じて、MM4_forward.RESメッセージを第1のMMSリレー/サーバ3へ送信することにより、上記所定のマルチメディアメッセージが第2の移動端末7へ送信されることを受諾した後に、ステップ109を遂行する。ステップ109で、第2のMMSリレー/サーバ5は、MM1_notification.REQメッセージを第2の移動端末7へ送信することにより、上記所定のマルチメディアメッセージが到着して第2のMMSリレー/サーバ5の一時記憶領域に格納されたことを第2の移動端末7に通知する。この後、ステップ111で、第2の移動端末7は、MM1_notification.REQメッセージに応じたMM1_notification.RESメッセージを第2のMMSリレー/サーバ5へ送信した後に、ステップ113を遂行する。ステップ113で、第2の移動端末7は、MM1_retrieve.REQメッセージを第2のMMSリレー/サーバ5へ送信することにより、第2のMMSリレー/サーバ5に上記所定のマルチメディアメッセージを検索することを要求する。ステップ115で、第2のMMSリレー/サーバ5は、MM1_retrieve.REQメッセージに応じて、上記所定のマルチメディアメッセージを含むMM1_retrieve.RESメッセージを第2の移動端末7へ送信した後に、ステップ117を遂行する。ステップ117で、第2の移動端末7は、MM1_acknowledgement.REQメッセージを第2のMMSリレー/サーバ5へ送信することにより、MM1_retrieve.RESメッセージの受信を知らせる。
【0006】
移動端末間のマルチメディアメッセージの送受信は、上述したメッセージトランザクションを介してなされる。
【0007】
上述したように、従来のマルチメディアメッセージサービスは、移動端末がそれらの間でマルチメディアメッセージを直接送受信できるようにし、また、当該マルチメディアメッセージがマルチメディアメッセージボックスに格納されることができるようにする。しかしながら、従来のマルチメディアメッセージサービスでは、マルチメディアメッセージが移動端末間に直接送信されることができるとしても、当該移動端末は、上記マルチメディアメッセージを共有することはできない。また、従来のマルチメディアメッセージサービスは、他のユーザがマルチメディアメッセージボックスに格納されたマルチメディアメッセージを共有できるようにするサービスを提供していない。このため、送信側移動端末は、複数のユーザが上記マルチメディアメッセージを共有できるようにするためには、マルチメディアメッセージを各受信側移動端末へ一々送信しなければならず、これは、ユーザにとって想到に不便である。このように、従来のマルチメディアメッセージサービスでは、複数のユーザが複数のマルチメディアメッセージを共有することができないという問題点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記背景に鑑みて、本発明の目的は、移動端末が複数のマルチメディアメッセージを共有できるようにするマルチメディアメッセージサービス方法及びシステムを提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、複数のユーザがマルチメディアメッセージを便利に共有できるようにするマルチメディアメッセージサービス方法及びシステムを提供することにある。
【0010】
本発明のさらなる目的は、移動端末がマルチメディアメッセージボックスに格納されたマルチメディアメッセージを共有できるようにするマルチメディアメッセージサービス方法及びシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記のような目的を達成するために、本発明に係るマルチメディアメッセージサービス方法が提供される。かかる方法は、ユーザの要求に従ってマルチメディアメッセージボックスに格納された所定のマルチメディアメッセージに対するアクセスモードを設定するステップと、当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセス要求が他のユーザから受信された場合には、当該他のユーザが上記設定されたアクセスモードに基づいて当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを認められるか否かを決定し、当該所定のマルチメディアメッセージを送信するステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、マルチメディアメッセージボックスに格納されたマルチメディアメッセージを共有して検索するための構成を提供する。本発明の構成によれば、マルチメディアメッセージサービスクライアントは、マルチメディアメッセージボックスに格納されるか、または、アップロードされたあるマルチメディアメッセージに対するアクセスモード(“公開”、“制限”、又は“非公開”)を設定しうる。マルチメディアメッセージとの共有が許可された場合には、該マルチメディアメッセージへのアクセス許可を受けたマルチメディアメッセージサービスクライアントは、上記共有されたマルチメディアメッセージへのアクセス許可通知を受けることができる。このマルチメディアメッセージサービスクライアントがマルチメディアメッセージの一覧又は検索を要求する場合には、このマルチメディアメッセージサービスリレー/サーバは、このマルチメディアメッセージサービスクライアントが該マルチメディアメッセージへのアクセス許可を受けたか否かを確認する。このマルチメディアメッセージサービスクライアントが該マルチメディアメッセージへのアクセス許可を受けている場合には、このマルチメディアメッセージサービスリレー/サーバは、このマルチメディアメッセージサービスクライアントが該マルチメディアメッセージにアクセスできるようにする。また、本発明は、このマルチメディアメッセージサービスクライアントが他のユーザのマルチメディアメッセージを検索できるようにする構成を提供する。検索ドメインは、ユーザのマルチメディアメッセージの小さな集合に限定されるか、又は全てのユーザに拡張されることもできる。該マルチメディアメッセージのオーナーであるマルチメディアメッセージサービスクライアントは、アクセスモードをいつでも変更することができ、それに従って、関係者に通知することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の好適な一実施形態を、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本発明の実施形態の下記の説明において、本発明の要旨のみを明瞭にする目的で、関連した公知の機能又は構成に関する具体的な説明は省略する。
【0014】
図2を参照して、本発明が適用されるマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service;以下、“MMS”と称する。)システムの構成 について説明する。図2は、本発明が適用されるMMSシステムの構成を示すブロック図である。MMSシステムは、複数の移動端末10及び20と、移動通信網70と、複数のMMSリレー/サーバ30及び40と、複数のマルチメディアメッセージボックス(Multimedia Message box;以下、“MMボックス”と称する。)50及び60とを含む。
【0015】
移動端末10及び20は、移動通信網70を介して無線で相互に通信し、ユーザの要求により、マルチメディアメッセージを送信し、本発明に基づいて、ユーザの要求に従ってMMボックス50及び60に格納されたマルチメディアメッセージの管理に関連した動作を遂行する。本発明の一実施形態では、移動端末10及び20は、第1の移動端末(第1の端末)10及び第2の移動端末(第2の端末)20を含む。ここで、第1の移動端末10は、MMボックスに所定のマルチメディアメッセージを格納し、該格納されたマルチメディアメッセージに対するアクセス許可を設定し、該格納されたマルチメディアメッセージへのアクセスを許可された移動端末へアクセス許可通知を送信する。第2の移動端末20は、該格納されたマルチメディアメッセージへのアクセスを許可された端末であり、上記アクセス許可通知を受信し、該格納されたマルチメディアメッセージを検索し、該格納されたマルチメディアメッセージを抽出してダウンロードする。
【0016】
MMSリレー/サーバ30及び40は、移動通信網70を介して複数の移動端末10及び20と接続され、MMSリレー/サーバ30及び40も移動通信網70を介して相互に接続される。MMSリレー/サーバ30及び40は、ユーザの要求に従ってマルチメディアメッセージサービスを実行するシステム要素であり、また、MMSネットワークの中心要素である。すなわち、MMSリレー/サーバ30及び40は、他のMMSリレー/サーバだけでなく、電子メールのような他のメッセージングシステムとも連動して、メッセージ格納サービスも提供する。該メッセージ格納サービスは、MMSリレー/サーバ自身が提供することもあり、又は、後述するMMボックスが提供することもある。それぞれのMMSリレー/サーバ30又は40は、2つの構成要素、すなわち、移動端末10及び20と他のメッセージングシステムとの相互作用のためのMMSプロキシリレーと、上記格納サービスのためのMMSサーバとに区分される。MMSリレー/サーバ30及び40は、第1のMMSリレー/サーバ30と、第2のMMSリレー/サーバ40とを含む。第1のMMSリレー/サーバ30は、移動通信網70を介して第1の移動端末10と接続され、第2のMMSリレー/サーバ40は、移動通信網70を介して第2の移動端末20と接続される。本実施形態において、移動端末が移動通信網70を介してMMSリレー/サーバと接続される場合には、これは、当該移動端末がMMSリレー/サーバのサービスエリア内に位置することを意味する。
【0017】
MMボックス50及び60は、MMSリレー/サーバ30及び40と関連した格納装置にそれぞれ相当し、持続的であり、ネットワーク基盤のメッセージの格納のために使用される。移動端末10及び20は、MMボックス50及び60に格納されたメッセージを管理するためにMMSリレー/サーバ30及び40と相互に情報をやりとりすることができる。MMボックス50及び60は、第1のMMボックス50と第2のMMボックス60とを含み、第1のMMボックス50は、第1のMMSリレー/サーバ30と接続され、第2のMMボックス60は、第2のMMSリレー/サーバ40と接続される。
【0018】
上述したようなマルチメディアメッセージシステムによれば、移動端末は、所定のマルチメディアメッセージをMMSリレー/サーバへ送信してMMボックスに格納する。また、移動端末は、他の移動端末が当該マルチメディアメッセージにアクセスすることができるように、当該MMボックスに格納されたマルチメディアメッセージのアクセス許可条件を設定して、当該格納されたマルチメディアメッセージへのアクセス許可を受けた他の移動端末へアクセス許可通知を送信する。また、移動端末は、アクセスが許可されたマルチメディアメッセージ(アクセス許可マルチメディアメッセージ)にアクセスすることができ、MMボックスに格納された他のユーザのアクセスマルチメディアメッセージを検索してアクセスすることができる。
【0019】
従って、MMSリレー/サーバは、ユーザの要求により、所定のマルチメディアメッセージをMMボックスに格納し、アクセス許可の設定に対するユーザの要求に基づいて、当該格納されたマルチメディアメッセージのアクセス許可条件を設定するか、又は変更する。MMSリレー/サーバは、アクセス許可通知要求又はアクセス許可条件変更要求に基づいて該当する端末へアクセス許可通知を送信する。また、移動端末からマルチメディアメッセージ検索要求を受信した場合には、MMSリレー/サーバは、当該検索を要求する移動端末のアクセス権限を所定のマルチメディアメッセージのアクセス許可条件と比較して、提供可能なマルチメディアメッセージを検索し、検索されたマルチメディアメッセージを当該検索を要求する移動端末へ送信する。
【0020】
以下、本発明によるMMSシステムの動作について、図3乃至図15を参照して詳細に説明する。まず、図3を参照して、本発明が適用される移動端末の構成について説明する。図3は、本発明が適用される移動端末の構成を示すブロック図である。
【0021】
移動端末は、制御部11、カメラモジュール13、ディスプレー装置15、キー入力部17、ベースバンド処理部19、RF(無線周波数)モジュール21、及びメモリ部23を含む。
【0022】
カメラモジュール13は、イメージセンサーによって得られる画像フレームを出力する。
【0023】
ディスプレー装置15は、各種画像情報と、基地局から受信された、又はメモリ部23に記憶されているデータ情報とを制御部11の制御によりスクリーン上に表示する。
【0024】
キー入力部17は、0〜9の数字キーと、‘*’及び‘#’のシンボルキーと、方向キーと、移動端末が備える複数の機能に対応する‘メニュー’、‘選択’、‘送信’、‘削除’、‘電源オン/電源オフ’、及び‘ボリューム’等の複数の機能キーとを含む。キー入力部17は、ユーザが押さえるキーに対応するキー入力データを制御部11に供給する。
【0025】
RFモジュール21は、アンテナを介して基地局との間で無線信号を送受信する。詳細には、RFモジュール21は、ベースバンド処理部19を介して制御部11から入力された送信信号を変調して、アンテナを介してRF信号を送信し、アンテナを介して受信されたRF信号を復調し、復調された信号をベースバンド処理部19を介して制御部11に供給する。ベースバンド処理部19は、RFモジュール21と制御部11との間で送受信されるベースバンド信号を処理する。
【0026】
メモリ部23は、制御部11の処理及び制御動作のためのプログラム、参照データ、更新されることができる各種保管用データ、及び多様なマルチメディアデータなどを記憶し、記憶されたプログラム及びデータを制御部11のワーキングメモリ(working memory)に供給する。このマルチメディアデータは、MMSの際には、マルチメディアメッセージに含まれて送信されるコンテンツを示す。例えば、マルチメディアデータは、音源データ、動画データ、イメージデータ、及びテキストデータを含む。
【0027】
メモリ部23は、MMSの実行に必要とされるプログラムデータを格納し、本発明の一実施形態によるマルチメディアメッセージアクセス管理メニューに関連したプログラムデータを格納する。当該マルチメディアメッセージアクセス管理メニューは、MMボックスに格納されたマルチメディアメッセージを他の移動端末と共有するように、アクセス許可を設定するために使用され、マルチメディアメッセージに関連して、アクセス許可設定及び変更メニュー、アクセス許可条件情報提供メニュー、アクセス許可通知メニュー、及びマルチメディアメッセージ検索メニューを含む。
【0028】
アクセス許可設定及び変更メニューは、MMボックスに格納されたマルチメディアメッセージへのアクセスを許可し、該マルチメディアメッセージのアクセス許可条件を変更するために使用される。かかるアクセス許可設定又は変更は、マルチメディアメッセージに対するアクセス許可条件を設定するか、又は、予め設定されたアクセス許可条件を変更することによってなされる。当該アクセス許可条件は、アクセスモードと、アクセスユーザ情報と、アクセス期限と、アクセスディスプレーリストとを含む。
【0029】
アクセスモードは、このマルチメディアメッセージに関連したアクセス許可レベルを示す。本発明の一実施形態によれば、3つのモード、すなわち、非公開(private)モード、制限(restricted)モード、及び公開(public)モードを含む。非公開モードは、上記マルチメディアメッセージのオーナーだけがこのマルチメディアメッセージにアクセスすることができることを意味する。制限モードは、上記オーナーによって特定されたユーザの制限リストだけが所定のマルチメディアメッセージへのアクセス許可を受けることを意味する。公開モードは、全てのユーザが当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセス許可を受けることを意味する。アクセス許可条件が設定される際に、アクセスモードが特定されていない場合には、上記3つのモードのうちのいずれか一つを基本値として設定する。
【0030】
上記アクセスユーザ情報は、アクセスモードが制限モードとして設定されている場合には、所定のマルチメディアメッセージにアクセスすることができるユーザのリストを示す。
【0031】
上記アクセス期限は、該当するマルチメディアメッセージのアクセスモードが制限モード又は公開モードとして設定された場合には、該当するメッセージへのアクセスの満了時間を示す。
【0032】
上記アクセスディスプレーリストは、所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを許可された移動端末に提供されることができるアクセス許可条件に関する情報を含み、アクセスモード情報、アクセスユーザ情報、及びアクセス期限情報を含むこともある。例えば、上記アクセスディスプレーリストが当該アクセスモード情報を含む場合には、所定のマルチメディアメッセージにアクセスする移動端末のユーザは、自身のアクセスレベルが分かる。また、上記アクセスディスプレーリストがアクセスユーザ情報を含む場合には、所定のマルチメディアメッセージにアクセスする移動端末のユーザは、当該マルチメディアメッセージにアクセスすることができる他の移動端末のユーザが分かる。しかしながら、上記アクセスディスプレーリストに含まれないアクセス許可条件情報は、所定のマルチメディアメッセージにアクセスする移動端末に提供されない。上記アクセスディスプレーリストが特定されていない場合には、所定のマルチメディアメッセージに基本リストが適用される。基本リストは、サービスプロバイダーにより定義される。基本リストが存在しない場合には、アクセス許可条件が提供されないこともある。
【0033】
かかるアクセス許可条件の設定の際に、設定されるアクセスモードが非公開モードである場合には、上記アクセスユーザ情報及びアクセス期限は、特定される必要がない。このアクセスユーザ情報は、上記アクセスモードが上記制限モードとして設定される場合に特定されることが好ましい。また、このアクセス期限は、上記アクセスモードが制限モード又は公開モードとして設定される場合に特定されることが好ましく、上記アクセスディスプレーリストは、全ての要求に従って独立して特定されることもある。
【0034】
上記アクセス許可条件情報提供メニューは、移動端末のユーザに属しているマルチメディアメッセージに設定されたアクセス許可条件に関する情報をMMSリレー/サーバに要求するために使用される。
【0035】
上記アクセス許可通知メニューは、マルチメディアメッセージへのアクセス許可を受けた移動端末に上記アクセスが許可されたことを通知することを、MMSリレー/サーバに要求するために使用される。かかるアクセス許可通知メニューを用いて、当該ユーザは、アクセス許可通知要求メッセージにアクセス通知又は共有マルチメディア通知を設定することもあり、アクセス通知リストを設定することもある。当該アクセス通知リストは、マルチメディアメッセージアクセス許可通知の際に、上記アクセスが許可された移動端末に提供されたアクセス許可条件のリストを示す。
【0036】
上記マルチメディアメッセージ検索メニューは、MMボックスに格納されたマルチメディアメッセージを検索するために使用される。
【0037】
制御部11は、音声通信、データ通信、及び移動端末内の付加機能のような移動端末の全体の動作を処理する。本発明の一実施形態によれば、上記マルチメディアメッセージをMMSリレー/サーバへ送信する場合には、制御部11は、ユーザにより選択されたメニュー項目に従って、適切な情報及びマルチメディアメッセージを含むメッセージをMMSリレー/サーバへ送信する。
【0038】
本発明の一実施形態において、上記移動端末がMMボックスに格納されたマルチメディアメッセージに対するアクセス許可条件の設定/変更を行う手続きについて、図4を参照して説明する。図4は、本発明の一実施形態によるアクセス許可条件を設定する手順に基づく移動端末の動作を示すフローチャートである。マルチメディアメッセージアクセス管理モードの下で、ステップ201で、所定のマルチメディアメッセージをMMボックスに格納するための要求がある場合には、移動端末の制御部11は、ステップ207へ進む。他方、かかる要求がない場合には、制御部11は、ステップ203へ進む。上記所定のマルチメディアメッセージを上記MMボックスへ送信又は格納する場合には、MMSリレー/サーバの仮のアドレス情報が、上記所定のマルチメディアメッセージに含まれるか、又は添付されることがある。ステップ203で、当該所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可設定変更の要求がある場合には、制御部11は、ステップ205へ進む。一方、かかる要求がない場合には、制御部11は、対応する所定の動作を遂行する。ステップ205で、制御部11は、当該所定のマルチメディアメッセージのMMボックス格納位置情報を要求メッセージに挿入することにより、該要求メッセージを生成し、ステップ207へ進む。ステップ207で、制御部11は、マルチメディアメッセージアクセス許可設定/変更メニューを表示し、ステップ209へ進む。ステップ209で、制御部11は、ユーザの選択に基づく要求メッセージに、アクセスモード情報、アクセスユーザ情報、アクセス期限情報、及びアクセスディスプレーリストを設定し、当該要求メッセージをMMSリレー/サーバへ送信した後に、上記手順を終了する。
【0039】
この際、制御部11は、発信者情報、すなわち、移動端末の電話番号又は発信者の位置を示す情報を当該要求メッセージに挿入しなければならない。これは、かかる情報が、上記所定のマルチメディアメッセージが上記移動端末のユーザに属していることを示すためである。
【0040】
上記要求メッセージを受信したMMSリレー/サーバの動作を図6に示す。図6は、本発明の一実施形態によるアクセス許可条件を設定する手順に基づくMMSリレー/サーバの動作を示すフローチャートである。ここで、アクセス許可が設定されていないマルチメディアメッセージに対するアクセス許可を設定することもでき、マルチメディアメッセージに対してすでに設定されたアクセス許可を変更することもできる。図6を参照すると、ステップ301で、所定のマルチメディアメッセージに関連した要求を受信した場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ303へ進む。ステップ303で、MMSリレー/サーバは、当該受信された要求が上記所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可設定又は変更の要求であるか否かを判定する。該判定の結果、ステップ303で、当該受信された要求が上記所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可設定又は変更要求である場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ305へ進む。これに対して、ステップ303で、当該受信された要求が上記所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可設定又は変更要求ではない場合には、MMSリレー/サーバは、「1」へ進んで、図7のステップ319を遂行する。ステップ305で、MMSリレー/サーバは、上記所定のマルチメディアメッセージが、アクセスが許可されることができるマルチメディアメッセージ(アクセスが許可されたマルチメディアメッセージ)であるか否かを判定する。該判定の結果、ステップ305で、上記所定のマルチメディアメッセージが、アクセスが許可されることができるマルチメディアメッセージである場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ307へ進む。これに対して、ステップ305で、上記所定のマルチメディアメッセージが、アクセスが許可されることができないマルチメディアメッセージである場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ317へ進む。ステップ317で、MMSリレー/サーバは、エラーメッセージを送信し、「2」へ進んで、ステップ301へ戻る。
【0041】
この際、上記所定のマルチメディアメッセージが、上記アクセスが許可されることができるマルチメディアメッセージであるか否かを判定するためには、MMSリレー/サーバは、次のような基準を確認する。一番目に、MMSリレー/サーバは、上記所定のマルチメディアメッセージがMMボックスにすでに格納されているか、又はMMボックスに格納されるように要求された有効マルチメディアメッセージであるか否かを確認する。上記所定のマルチメディアメッセージがMMSリレー/サーバに一時的に格納されたマルチメディアメッセージである場合には、アクセス許可は、設定されることができない。上記一番目の基準に関連して、MMSリレー/サーバは、上記所定のマルチメディアメッセージがすでに格納されているマルチメディアメッセージであることを対応する移動端末に通知することもあり、又は、重ね書き動作を遂行することもある。二番目に、上記所定のマルチメディアメッセージがMMSリレー/サーバにすでに格納されているマルチメディアメッセージである場合には、MMSリレー/サーバは、アクセス許可設定又は変更を要求したユーザが上記所定のマルチメディアメッセージのオーナーであるか否かを確認する。かかる確認は、当該要求を発信する移動端末の発信者情報を用いてなされることができる。三番目に、MMSリレー/サーバは、上記所定のマルチメディアメッセージが複数のユーザと共有してはならないマルチメディアメッセージに該当するか否かを確認する。例えば、フォワードロック(forward-lock)タイプのディジタル権利管理(Digital Rights Management;DRM)により保護されたマルチメディアメッセージがある。
【0042】
図6をさらに参照すると、ステップ307で、MMSリレー/サーバは、受信されたアクセス許可条件情報を把握してステップ309へ進む。ステップ309で、MMSリレー/サーバは、当該受信されたアクセス許可条件情報が矛盾したアクセス許可条件を含むか否かを検査する。該検査の結果、矛盾したアクセス許可条件が存在する場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ311へ進む。一方、矛盾したアクセス許可条件が存在しない場合には、ステップ313へ進む。ここで、例えば、“矛盾したアクセス許可条件”は、アクセスモードが制限モードとして設定されているのに、アクセスユーザ情報が設定されている場合を示す。ステップ311では、上記受信されたアクセス許可条件情報に矛盾したアクセス許可条件が存在するので、MMSリレー/サーバは、最優先順位を有するアクセス許可条件を適用することにより、上記所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可条件を設定した後に、ステップ315へ進む。この場合には、MMSリレー/サーバは、上記アクセス許可設定又は変更要求に含まれたアクセス許可条件の中から上記規制力が最も強いアクセス許可条件を優先させることにより、上記所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可条件を設定する。ここで、規制力が強いアクセス許可条件は、最小数のユーザのみが所定のマルチメディアメッセージ、又は上記所定のマルチメディアメッセージに設定されるアクセス許可条件情報を共有できるようにするアクセス許可条件を意味する。例えば、上記制限モードは、上記公開モードより規制力が強いアクセス許可条件を有する。ステップ313では、上記受信されたアクセス許可条件情報に矛盾したアクセス許可条件が存在しないので、MMSリレー/サーバは、上記所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可条件を設定し、ステップ315へ進む。すなわち、MMSリレー/サーバは、上記アクセス許可設定又は変更要求に含まれたアクセス許可条件に基づいて、上記MMボックスに格納された所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可条件を設定する。ステップ315で、MMSリレー/サーバは、アクセス許可通知要求が上記アクセス許可設定又は変更要求に含まれるか否かを検査する。該検査の結果、上記アクセス許可通知要求が上記アクセス許可設定又は変更要求に含まれている場合には、MMSリレー/サーバは、「3」へ進んで、図9のステップ329を遂行する。他方、上記アクセス許可通知要求が上記アクセス許可設定又は変更要求に含まれていない場合には、MMSリレー/サーバは、「2」へ進んで、ステップ301へ戻る。これは、上記アクセス許可設定又は変更要求メッセージがアクセス許可通知要求を含むことがあるためである。
【0043】
次いで、図5を参照して、移動端末が所定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセス許可条件情報を要求する手順について説明する。図5は、本発明の一実施形態によるアクセス許可条件情報を要求する手順に基づく移動端末の動作を示すフローチャートである。ステップ221で、MMボックスに格納された所定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセス許可条件に関連した情報提供がユーザにより要求される場合には、移動端末の制御部11は、ステップ223へ進む。ステップ223で、制御部11は、ユーザの選択に基づく検索対象マルチメディアメッセージの位置情報リスト又は選択基準を設定し、ステップ225へ進む。ステップ225で、制御部11は、アクセス許可条件情報提供要求メッセージをMMSリレー/サーバへ送信した後に、上記手順を終了する。当該“検索対象マルチメディアメッセージ”の選択基準は、特定のアクセスモード、特定のアクセス期限、特定のユーザ情報のうちの全て又は一部を含んでもよい。例えば、上記選択基準が上記制限モードとして設定される場合には、アクセスモードが上記制限モードとして設定されたマルチメディアメッセージのみが検索対象となる。
【0044】
上記アクセス許可条件情報提供要求メッセージを受信したMMSリレー/サーバの動作を図7に示す。図7は、本発明の一実施形態によるアクセス許可条件情報を提供する手順に基づくMMSリレー/サーバの動作を示すフローチャートである。図6及び図7を参照すると、MMSリレー/サーバは、図6のステップ301で、マルチメディアメッセージに関連した要求を受信した場合には、当該受信されたマルチメディアメッセージに関連した要求の種類を確認し、図7のステップ319へ進む。ステップ319で、MMSリレー/サーバは、当該受信された要求がアクセス許可条件情報提供要求に該当するか否かを判定する。当該受信された要求がアクセス許可条件情報提供要求に該当する場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ321へ進む。一方、当該受信された要求がアクセス許可条件情報提供要求に該当しない場合には、MMSリレー/サーバは、「4」へ進んで、図9のステップ325を遂行する。ステップ321で、MMSリレー/サーバは、上記検索対象マルチメディアメッセージの位置情報又は選択基準を把握して、ステップ323へ進む。ステップ323で、MMSリレー/サーバは、所定のマルチメディアメッセージ及び該所定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセス許可条件を検索し、該検索されたメッセージ及びその条件を移動端末へ送信し、「2」へ進んで、図6のステップ301へ戻る。
【0045】
この後、上記マルチメディアメッセージのアクセス許可設定/変更又はアクセス許可条件情報提供に対する要求に関連した動作を遂行するための本発明による移動端末とMMSリレー/サーバとの間のトランザクションについて説明する。
【0046】
第1の方法は、従来のMMSトランザクションの代わりに、新たな専用トランザクションを採用する。すなわち、MM1_mmbox_set_accessメッセージが、マルチメディアメッセージに対するアクセス許可を設定するか又は変更するためのトランザクションに追加され、MM1_mmbox_get_accessメッセージが、一つ以上のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可条件の提供を受けるためのトランザクションに追加される。
【0047】
すなわち、アクセス許可設定又は変更を要求する移動端末は、MM1_mmbox_set_acess.REQメッセージをアクセス許可設定/変更要求メッセージとして使用する。このため、MM1_mmbox_set_acess.REQメッセージのヘッダーは、発信者アドレス、MMボックス内の所定のマルチメディアメッセージの位置情報、アクセスモード情報、アクセスユーザ情報、アクセス期限情報、及びアクセスディスプレーリストなどを含むアクセス許可条件情報を備える。MM1_mmbox_set_acess.REQメッセージを受信したMMSリレー/サーバは、図6に示す手順を遂行する。これにより、MM1_mmbox_set_acess.RESメッセージを移動端末へ送信して、上記アクセス許可設定又は変更要求が成功裡に完了したことを移動端末に通知する。又は、エラーメッセージを送信して、エラーが発生したことを移動端末に通知する。
【0048】
アクセス許可条件情報提供を要求する場合には、移動端末は、MM1_mmbox_get_access.REQメッセージをアクセス許可条件情報提供要求メッセージとして使用する。従って、MM1_mmbox_get_access.REQメッセージのヘッダーは、検索対象マルチメディアメッセージの位置情報リストを含まなければならない。MM1_mmbox_get_access.REQメッセージを受信したMMSリレー/サーバは、図7に示す手順を遂行する。ここで、MMSリレー/サーバは、検索結果として得られたマルチメディアメッセージの位置情報及びマルチメディアメッセージに関連したアクセス許可条件情報をMM1_mmbox_get_access.RESメッセージのヘッダー又はボディーに挿入し、MM1_mmbox_get_access.RESメッセージを移動端末へ送信する。この際、当該要求が満足されることができない場合、例えば、メッセージが発見されない場合には、MMSリレー/サーバは、エラー状態を含むMM1_mmbox_get_access.RESメッセージを提供しなければならない。
【0049】
上記マルチメディアメッセージのアクセス許可設定/変更又はアクセス許可条件に対する要求に関連した動作を遂行するためには、本発明による移動端末とMMSリレー/サーバとの間の2番目のトランザクションは、上記マルチメディアメッセージサービスのために使用される従来のトランザクションを採用する。本発明の実施形態によれば、当該トランザクションは、従来のトランザクションに含まれた動作が遂行されている間に、本発明の動作を遂行するための要求を含むことがある。例えば、上記アクセス許可条件は、上記マルチメディアメッセージが上記MMボックスにアップロードされている間に、設定されることができる。
【0050】
まず、マルチメディアメッセージに対するアクセス許可を設定するために使用されるトランザクションは、MM1_mmbox_upload.REQメッセージ、MM1_mmbox_store.REQメッセージ、MM1_submit.REQメッセージ、又は、MM1_forward.REQメッセージを使用することができる。マルチメディアメッセージに設定されたアクセス許可を変更するためのトランザクションは、MM1_mmbox_store.REQメッセージを使用することができ、一つ以上のマルチメディアメッセージのアクセス許可属性を見るためのトランザクションは、MM1_mmbox_view.REQメッセージを使用することができる。
【0051】
MM1_mmbox_upload.REQメッセージは、上記マルチメディアメッセージを上記MMボックスにアップロードする間に、移動端末が上記マルチメディアメッセージに対するアクセス許可の設定を要求するのに使用され、MM1_mmbox_store.REQメッセージは、MMSリレー/サーバの一時的な格納から上記MMボックスに移動して格納している間に、移動端末がマルチメディアメッセージに対するアクセス許可設定を要求するのに使用される。MM1_submit.REQメッセージは、送信されるマルチメディアメッセージが提出されている間に、使用されることができ、MM1_forward.REQメッセージは、上記マルチメディアメッセージが送信されている間に、上記マルチメディアメッセージが上記MMボックスに格納されなければならないことを要求し、上記マルチメディアメッセージに対するアクセス許可設定を要求するために使用されることができる。この際、各メッセージのヘッダーは、所定のマルチメディアメッセージの各々に関するアクセス許可条件情報を含まなければならず、MM1_mmbox_store.REQメッセージは、アクセス許可が設定されるマルチメディアメッセージの位置情報を追加的に含まなければならない。
【0052】
上記MMボックスに格納されているマルチメディアメッセージのアクセス許可属性を変更するためには、MM1_mmbox_store.REQメッセージを使用する。移動端末がMM1_mmbox_store.REQメッセージを用いてアクセス許可変更を要求する場合には、MM1_mmbox_store.REQメッセージは、MM1_mmbox_store.REQメッセージの発信者アドレスと、MMボックス内の該当するマルチメディアメッセージの位置情報と、アクセスモード情報と、アクセスユーザ情報と、アクセス期限情報と、アクセスディスプレーリストなどとを含むアクセス許可条件情報を含まなければならない。この際、上記位置情報は、上記MMボックスにすでに格納されているマルチメディアメッセージを示さなければならない。これは、要求された行為が新たなマルチメディアメッセージを上記MMボックスに格納するのではなく、上記MMボックスにすでに格納されているマルチメディアメッセージの属性を変更するものであることをMMSリレー/サーバに通知する。
【0053】
上記移動端末が上記MMボックスにすでに格納されているマルチメディアメッセージに設定されたアクセス許可条件の提供を要求する場合には、MM1_mmbox_view.REQメッセージを使用する。MM1_mmbox_view.REQメッセージに含まれている情報を<表1>に示す。<表1>は、MM1_mmbox_view.REQメッセージのヘッダーに含まれている情報を示す。
【0054】
【表1】


MM1_mmbox_view.REQメッセージは、非常にフレキシブルであり、マルチメディアメッセージに関するある情報を取得するのに使用されることができる。<表1>に示す情報は、アクセス許可条件情報提供要求に従って検索されるマルチメディアメッセージを選択する基準として使用され、該選択された各マルチメディアメッセージに設定されたアクセス許可条件の中から、上記移動端末に提供されるアクセス許可条件情報を選択する基準として使用される。
【0055】
上記の<表1>に示す位置情報リストは、上記MMボックス内のマルチメディアメッセージの位置情報を示し、これにより、上記移動端末は、上記位置情報リストを用いて特定のマルチメディアメッセージに関するアクセス許可条件情報の提供を要求することができる。
【0056】
検索対象マルチメディアメッセージに関するアクセス許可条件情報の中から、実際に提供される所望のアクセス許可条件情報のタイトル(値でないもの)は、上記の<表1>に示す属性リストに含まれなければならない。例えば、属性リストが、アクセスモード情報、アクセスユーザ情報、アクセス期限情報、及びアクセスディスプレーリストを含むように設定された場合には、提供される各マルチメディアメッセージに設定された全てのアクセス許可条件情報が、上記移動端末に提供される。この際、マルチメディアメッセージに関連したアクセスディスプレーリストは、上記マルチメディアメッセージのオーナーのみに提供される。
【0057】
上記選択基準は、検索対象となるマルチメディアメッセージに対する選択基準としてアクセス許可条件情報を設定するために使用され、ユーザの選択に従って一つ以上のアクセス許可条件が設定される。例えば、アクセスモードが制限モードに設定されることがある。この場合には、該アクセスモードが該制限モードに設定されたマルチメディアメッセージが、検索対象として選択され、当該マルチメディアメッセージ及び当該マルチメディアメッセージの各々に関するアクセス許可条件情報が、MM1_mmbox_view.RESメッセージに含まれて送信される。また、上記選択基準が“アクセスユーザ=<所定の移動端末のアドレス>”、“アクセス期限=2005年5月31日00:00:00”、及び“アクセスディスプレーリスト=アクセスモード及びアクセス期限”を含む場合には、上記所定の移動端末にアクセスが許可され、2005年5月31日前にアクセス期限が終了し、又は、上記アクセスディスプレーリストが“アクセスモード”及び“アクセス期限”を含むように設定されているマルチメディアメッセージが検索され、上記マルチメディアメッセージに関連したアクセス許可条件情報が移動端末へ送信される。上記“位置情報リスト”が特定される場合には、他の選択基準は、特定されるべきではない。
【0058】
最終的には、上記の<表1>に示す基準を満足する情報が、MM1_mmbox_view.RESメッセージに含まれる。例えば、上記選択基準が公開モードとして設定され、属性リストが上記アクセス期限を含む場合には、アクセスモードが公開モードとして設定されたマルチメディアメッセージのみが選択され、該選択されたマルチメディアメッセージに設定されたアクセス期限情報は、MM1_mmbox_view.RESメッセージに含まれて送信される。
【0059】
MM1_mmbox_view.REQメッセージを受信した場合には、MMSリレー/サーバは、上記の<表1>の位置情報リストが特定されるか否かを検査し、上記位置情報リストが特定される場合には、MMSリレー/サーバは、上記位値情報リストに基づくマルチメディアメッセージを選択し、他の選択基準は、無視する。その後、MMSリレー/サーバは、上記の<表1>の属性リストに含まれているアクセス許可条件情報に基づいて選択されたマルチメディアメッセージに設定されたアクセス許可条件情報を検出し、該検出されたアクセス許可条件情報を上記選択されたマルチメディアメッセージと結合させることにより、MM1_mmbox_view.RESメッセージとともに、該検出されたアクセス許可条件情報を要請移動端末へ送信する。
【0060】
MMSリレー/サーバで受信されたMM1_mmbox_view.REQメッセージが上記位置情報リストを含んでいない場合には、MMSリレー/サーバは、MM1_mmbox_view.REQメッセージの選択基準がアクセスモード、アクセスユーザ情報、アクセス期限、又は、アクセスディスプレーリストを含むか否かを検査し、上記選択基準に含まれているアクセス許可条件に該当するマルチメディアメッセージを選択する。その後、MMSリレー/サーバは、該選択されたマルチメディアメッセージ及び上記属性リストによりフィルタリングされたアクセス許可条件情報をMM1_mmbox_view.RESメッセージに挿入し、MM1_mmbox_view.RESメッセージを上記要請移動端末へ送信する。
【0061】
次いで、図9乃至図12を参照して、アクセス許可設定通知に基づくMMSシステムの動作手順について説明する。上記アクセス許可設定通知は、所定のマルチメディアメッセージへのアクセスが許可されるか、又は設定されたアクセス許可が取り消されることを上記所定のマルチメディアメッセージへのアクセスが許可されることができる移動端末に通知するのに使用され、これに対する全システムの動作を図8に示す。図8は、本発明の一実施形態によるアクセス許可条件情報を要求する手順に基づく移動端末の動作フローを示す図である。ここで、第1の移動端末10は、該所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可を設定し、所定のマルチメディアメッセージを共有するか否かを決定する。第2の移動端末20は、該所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを許可された端末である。第1の移動端末10及び第2の移動端末20は、第1のMMSリレー/サーバ30及び第2のリレー/サーバ40の各々に接続される。MMボックスが図8に示されていないが、MMSリレー/サーバと対応するMMボックスとの間にインターフェースが存在すると仮定する。ステップ“a”で、第1の移動端末10は、所定のマルチメディアメッセージへのアクセスが許可されることを第2の移動端末20に通知するようにMMSリレー/サーバに要求する。かかるアクセス許可通知要求は、アクセス許可があらかじめ設定されたマルチメディアメッセージに対して出されてもよいし、または、アクセス許可設定要求と共に出されてもよい。ステップ“b”で、第1のMMSリレー/サーバ30は、第2の移動端末20が所定のマルチメディアメッセージに関するアクセス許可通知を受信することができるように、上記アクセス許可通知要求に基づいて、第2のMMSリレー/サーバ40へアクセス許可通知を送信する。ステップ“c”で、第2のMMSリレー/サーバ40は、当該アクセス許可通知を第2の移動端末20へ送信することにより、第1の移動端末10がMMボックスに格納された所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを許可したことを第2の移動端末20に通知して、上記所定のマルチメディアメッセージに関する位置情報を第2の移動端末20に提供する。ステップ“d”で、第2の移動端末20は、アクセスが許可されたマルチメディアメッセージを検索することを第2のMMSリレー/サーバ40に要求する。ステップ“e”で、第2のMMSリレー/サーバ40は、マルチメディアメッセージ検索要求を第1のMMSリレー/サーバ30へ送信する。ステップ“f”で、第1のMMSリレー/サーバ30は、発信要求者(すなわち、第2の移動端末20)が上記所定のマルチメディアメッセージの検索に対するアクセス権限を有するか否かを確認する。確認の結果、第2の移動端末20がアクセス権限を有する場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、上記所定のマルチメディアメッセージを含む応答を第2のMMSリレー/サーバ40へ送信する。そうでなければ、第1のMMSリレー/サーバ30は、上記アクセス権限に対する応答のみを送信することもあり、第2の移動端末20又は第2のMMSリレー/サーバ40は、第1の移動端末10のマルチメディアメッセージを格納したサーバにアクセスして、上記所定のマルチメディアメッセージを上記サーバからダウンロードすることもある。ステップ“g”で、第2のMMSリレー/サーバ40は、上記検索要求に応じて、該所定のマルチメディアメッセージを第2の移動端末20へ送信する。第1の移動端末10及び第2の移動端末20が同一のMMSリレー/サーバに接続される場合には、MMSリレー/サーバ間のトランザクション(すなわち、ステップ“b”、“e”、及び“f”)を遂行する必要がない。
【0062】
上記アクセス許可通知手順は、発信者アドレスと、受信者アドレスと、位置情報と、アクセス通知と、アクセス通知リストと、アクセス許可条件情報と、アクセス許可関連情報と、を含む情報を必要とする。
【0063】
所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可を設定し、設定されたアクセス許可に関する通知を送信する場合には、上記発信者アドレスは、当該所定のマルチメディアメッセージのオーナーである移動端末のアドレスを示す。所定のマルチメディアメッセージを検索する場合には、上記発信者アドレスは、当該所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可を受けて、上記所定のマルチメディアメッセージを検索することを要求する移動端末のアドレスを示す。
【0064】
上記受信者アドレスは、上記アクセス許可通知を受信する受信側移動端末のアドレスを示す。共有マルチメディアメッセージを検索する場合には、上記受信者アドレスは、該共有マルチメディアメッセージのオーナーを示し、これにより、該共有マルチメディアメッセージを保有しているMMSリレー/サーバのアドレスを確認するのに役立つ。
【0065】
上記位置情報は、MMボックス内の所定のマルチメディアメッセージの格納位値を示し、アクセスが許可された移動端末が該マルチメディアメッセージを検索するか、又は、該所定のマルチメディアメッセージに関する情報を検索する際に使用される。
【0066】
上記アクセス通知(又は共有許可関連値)は、“yes”及び“no”の2つの値のうちのいずれか1つを取ることができる。ここで、“yes”は、所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可が設定されて、該所定のマルチメディアメッセージが共有され、その結果、これに関連した通知が該所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを許可された移動端末へ送信されるべきであることを意味する。
【0067】
上記アクセス通知リストは、マルチメディアメッセージアクセス許可通知の際に、アクセスが許可された移動端末に提供されるアクセス許可条件のリストを示す。当該アクセス通知リストは、上記アクセスディスプレーリストと同一の機能を有するが、アクセス通知リスト及び上記アクセスディスプレーリストは、次のような相互に異なる特徴を有する。上記アクセスディスプレーリストがマルチメディアメッセージに関する情報を検索又は検討するための要求がある際に使用されるが、上記アクセス通知リストは、マルチメディアメッセージのアクセス許可通知のコンテンツに含まれて提供される。
【0068】
上記アクセス通知リストがアクセス許可通知要求において特定されている場合には、上記アクセス通知リストに含まれたアクセス許可条件情報が、該当するアクセス許可通知に含まれなければならない。これに対して、上記アクセス通知リストがアクセス許可通知要求において特定されていない場合には、該当するアクセス許可通知は、当該マルチメディアメッセージと関連しているアクセスディスプレーリストに基づくアクセス許可条件情報を含まなければならない。上記アクセス通知リストと上記アクセスディスプレーリストとのどちらも使用することができない場合には、例えば、サービスプロバイダーにより定義されたデフォルトディスプレーリストが存在すれば、上記デフォルトリストを使用する。この際、上記デフォルトディスプレーリストが使用されることができない場合には、上記アクセス許可通知は、何らのアクセス許可条件情報も含まない。
【0069】
上記アクセス許可関連情報は、アクセス許可通知がマルチメディアメッセージへのアクセスを許可するものであるか、それとは逆に、該マルチメディアメッセージへのアクセスを取り消すものであるかを示すのに使用される。上記アクセス許可関連情報は、“yes”及び“no”の2つの値のうちの1つを取ることができる。ここで、“yes”は、アクセスが許可されたことを意味するが、“no”は、アクセスが取り消されたことを意味する。上記デフォルト値は、“yes”とならなければならない。
【0070】
図8のステップ“a”で説明されるように、移動端末がユーザの要求に従って、所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可通知を要求する場合には、発信者アドレス、受信者アドレス、所定のマルチメディアメッセージに関する位置情報、及びアクセス通知リストを含むアクセス許可通知要求メッセージをMMSリレー/サーバへ送信する。
【0071】
上記アクセス許可通知要求メッセージを受信したMMSリレー/サーバは、図9に示す手順を遂行する。図9は、本発明の一実施形態によるアクセス許可通知手順に基づくMMSリレー/サーバの動作を示すフローチャートである。図6及び図9を参照すると、図6のステップ301で、MMSリレー/サーバがマルチメディアメッセージに関連した動作メッセージを受信した場合には、MMSリレー/サーバは、受信したマルチメディアメッセージに関連した動作メッセージのタイプにより、図9のステップ325へ進む。ステップ325で、MMSリレー/サーバは、受信したマルチメディアメッセージに関連した動作メッセージが所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可通知要求メッセージに該当するか否かを判定する。該判定の結果、受信した動作メッセージが所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可通知要求メッセージに該当する場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ327へ進行し、一方、受信した動作メッセージが上記所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可通知要求メッセージに該当しない場合には、MMSリレー/サーバは、「5」へ進んで、図14のステップ351を遂行する。ステップ327で、MMSリレー/サーバは、アクセス許可通知が上記所定のマルチメディアメッセージに使用可能であるか否かを判定する。該判定の結果、該アクセス許可通知が上記所定のマルチメディアメッセージに使用可能である場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ329へ進む。他方、上記所定のマルチメディアメッセージがそのようなメッセージではない場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ349へ進む。ステップ349で、MMSリレー/サーバは、エラーメッセージを送信し、「2」へ進んで、図6のステップ301へ戻る。ステップ329で、MMSリレー/サーバは、上記アクセス許可通知要求メッセージがアクセス通知リストを含むか否かを確認する。この際、上記アクセス許可通知要求メッセージがアクセス通知リストを含む場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ331へ進む。一方、かかるリストを含んでいない場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ339へ進む。ステップ331で、MMSリレー/サーバは、上記所定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセスディスプレーリストと上記アクセス通知リストとを比較することにより、一致するアクセス許可条件情報を検出し、ステップ333へ進む。
【0072】
一方、ステップ339で、MMSリレー/サーバは、上記所定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセスディスプレーリストが存在するか否かを確認する。この際、上記所定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセスディスプレーリストが存在する場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ341へ進む。一方、かかるリストが存在しない場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ343へ進む。ステップ341で、MMSリレー/サーバは、上記アクセスディスプレーリストからアクセス許可条件情報を検出し、ステップ333へ進む。
【0073】
ステップ343で、MMSリレー/サーバは、デフォルトリストが上記所定のマルチメディアメッセージに設定されているか否かを確認する。該デフォルトリストが上記所定のマルチメディアメッセージに設定されている場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ345へ進む。他方、該デフォルトリストが上記所定のマルチメディアメッセージに設定されていない場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ337へ進む。ステップ345で、MMSリレー/サーバは、当該デフォルトリストからアクセス許可条件情報を検出し、ステップ333へ進む。
【0074】
ステップ333で、MMSリレー/サーバは、上記所定のマルチメディアメッセージから該検出されたアクセス許可条件情報に対応する情報を検出し、該検出された情報をアクセス許可通知に挿入して、ステップ335へ進む。ステップ335で、MMSリレー/サーバは、上記アクセス許可通知を受信する移動端末がサービスエリア内に位置するか否かを検査する。該検査の結果、上記アクセス許可通知を受信する移動端末がサービスエリア内に位置する場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ337へ進む。一方、移動端末がサービスエリア内に位置しない場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ347へ進んで、上記アクセス許可通知を所定のリレー/サーバへ送信する。ステップ337で、MMSリレー/サーバは、上記アクセス許可通知を移動端末へ送信し、「2」へ進んで、図6のステップ301へ戻る。
【0075】
次いで、図10乃至図12を参照して、本発明の実施形態によるアクセス許可通知に基づく移動端末とMMSリレー/サーバとの間のトランザクションについて説明する。当該アクセス許可通知に基づく移動端末とMMSリレー/サーバとの間のトランザクションは、新たに追加されたトランザクションのみによって遂行されてもよく、従来のトランザクションを用いて遂行されてもよく、または、新たに追加されたトランザクションと上記従来のトランザクションとの組合せにより遂行されてもよい。
【0076】
まず、図10を参照して、アクセス許可通知に基づく移動端末とMMSリレー/サーバとの間で必要とされる全てのトランザクションが新たに追加される本発明の第1の実施形態について説明する。図10は、本発明の第1の実施形態によるアクセス許可通知手順に基づくメッセージの流れを示す図である。図10に示す手順に基づく新たに追加されたトランザクションを<表2>に示す。<表2>は、本発明の第1の実施形態における、上記アクセス許可通知手順に基づく新たに追加されるトランザクション及び対応する動作の概観を示す。<表2>に示す新たに追加されたトランザクションに関連したステップは、図8を参照して説明したステップに対応する。
【0077】
【表2】


移動端末のアクセス許可通知要求は、独立してなされることもあり、所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可設定又は変更とともになされることもある。このため、上記トランザクションは、アクセス許可通知を独立して要求するためのMM1_send_notif.REQ/RESメッセージ、及び、アクセス許可設定又は変更と共にアクセス許可通知を要求するためのMM1_mmbox_set_Access.REQ/RESメッセージを含む。
【0078】
図8を参照すると、ステップ“a”で、第1の移動端末10は、所定のマルチメディアメッセージへのアクセスが許可されたことを第2の移動端末20に通知することを第1のMMSリレー/サーバ30に要求するために、MM1_send_notif.REQ/RESメッセージを第1のMMSリレー/サーバ30へ送信する。この際、MM1_send_notif.REQ/RESメッセージは、発信者アドレス、受信者アドレス、上記所定のマルチメディアメッセージの位置情報、及びアクセス通知リストを含む情報を備える。MM1_send_notif.REQ/RESメッセージを受信した場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、上記要求を承諾するか又は拒絶するための応答を含むMM1_send_notif.RESメッセージを第1の移動端末10へ送信した後に、図9に示した動作手順を遂行する。
【0079】
図10を参照すると、ステップ401で、第1の移動端末10は、所定のマルチメディアメッセージのアクセスモードを制限モードとして設定することを第1のMMSリレー/サーバ30に要求して、該所定のマルチメディアメッセージにアクセスすることができるユーザに関する情報を提供する。これと同時に、第1の移動端末10は、該所定のマルチメディアメッセージへのアクセスが許可されることを上記ユーザ情報に含まれている受信者に通知することをMM1_mmbox_set_acess.REQメッセージを通じて第1のMMSリレー/サーバ30に要求する。このため、MM1_mmbox_set_acess.REQメッセージは、発信者アドレス、該所定のマルチメディアメッセージの位置情報、アクセスモード、アクセスユーザ情報、アクセス期限情報、アクセスディスプレーリスト、アクセス通知、及びアクセス通知リストなどを含む。
【0080】
MM1_mmbox_set_acess.REQメッセージを受信すると、第1のMMSリレー/サーバ30は、ステップ403で、上記要求を承諾する応答メッセージとしてMM1_mmbox_set_acess.RESメッセージを第1の移動端末10へ送信する。その後、第1のMMSリレー/サーバ30は、図9に示す動作手順を遂行することにより、アクセス許可通知をMM4_notification.REQメッセージに挿入し、ステップ405で、MM4_notification.REQメッセージを第2のMMSリレー/サーバ40へ送信する。当該アクセス許可通知は、発信者アドレス、受信者アドレス、及び所定のマルチメディアメッセージの位置情報を含み、上記通知リストに含まれている情報に基づくアクセスモード、アクセスユーザ情報、及びアクセス期限情報も含む。MM4_notification.REQメッセージは、従来のトランザクションのためのMM1_notification.REQメッセージと類似した機能を有する。ここで、本発明の第1の実施形態による図10の手順に基づいて検索されるマルチメディアメッセージは発信側リレー/サーバに存在するので、上記トランザクションの適用は、発信側リレー/サーバと受信側リレー/サーバとの間のトランザクションに拡張される。
【0081】
MM4_notification.REQメッセージを受信した場合には、ステップ407で、第2のMMSリレー/サーバ40は、MM4_notification.REQメッセージに応じて、MM4_notification.RESメッセージを第1のMMSリレー/サーバ30へ送信した後に、ステップ409へ進む。ステップ409で、第2のMMSリレー/サーバ40は、上記所定のマルチメディアメッセージへのアクセス許可が第1の移動端末10により設定されたことを第2の移動端末20に通知するために、MM1_notif_share.REQメッセージを第2の移動端末20へ送信する。ステップ411で、第2の移動端末20は、MM1_notif_share.REQメッセージに応じたMM1_notif_share.RESメッセージを送信し、受信した情報をユーザに提供した後に、ステップ413へ進む。ここで、MM1_notif_share.REQメッセージは、発信者アドレス及び所定のマルチメディアメッセージの位置情報を含み、また、MM4_notification.REQメッセージを通じて受信したアクセスモード情報、アクセスユーザ情報、及びアクセス期限情報を含む。
【0082】
ステップ413で、第2の移動端末20は、受信したアクセス許可通知の対象であるマルチメディアメッセージの検索を要求するために、ユーザの要求に従って、MM1_retrieve_share.REQメッセージを第2のMMSリレー/サーバ40へ送信する。MM1_retrieve_share.REQメッセージは、発信者アドレス、受信者アドレス、及び所定のマルチメディアメッセージの位置情報を含む。ここで、当該発信者アドレスは、第2の移動端末20のアドレスに該当し、当該受信者アドレスは、第1の移動端末10のアドレスに該当する。この際、第2の移動端末20が、検索を要求されたマルチメディアメッセージと関連したアクセスユーザ情報及び/又はアクセス期限情報をすでに受信して格納した場合には、第2の移動端末20は、ユーザの検索要求が当該アクセスユーザ情報及びアクセス期限情報に適合するか否かを判定する。該判定の結果、上記ユーザの検索要求が当該アクセスユーザ情報及び/又はアクセス期限情報に適合しない場合には、これをユーザに知らせる。かかる判定手順は、第2のMMSリレー/サーバ40によっても遂行される。すなわち、ステップ413で、第2のMMSリレー/サーバ40がMM1_retrieve_share.REQメッセージを受信して、上記所定のマルチメディアメッセージに関連したアクセスユーザ情報及びアクセス期限情報を格納している場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、所定のマルチメディアメッセージに関連した検索要求が上記アクセスユーザ情報及び上記アクセス期限情報に適合するか否かを判定する。該判定の結果、上記ユーザの検索要求が上記アクセスユーザ情報及び/又は上記アクセス期限情報に適合しない場合には、これをユーザに知らせる。これに対して、上記ユーザの検索要求が上記アクセスユーザ情報及び/又は上記アクセス期限情報に適合する場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、上記所定のマルチメディアメッセージが第2のMMSリレー/サーバ40と接続されたMMボックス60に存在するか否かを判定する。上記所定のマルチメディアメッセージがMMボックス60に存在しない場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、ステップ415へ進んで、上記所定のマルチメディアメッセージを所有している第1のMMSリレー/サーバ30へMM4_retrieve.REQメッセージを送信し、これにより、第1のリレー/サーバ30が上記所定のマルチメディアメッセージを検索することを要求する。MM4_retrieve.REQメッセージを受信すると、第1のMMSリレー/サーバ30は、上記検索要求者(すなわち、第2の移動端末20)が上記所定のマルチメディアメッセージへのアクセスが許可された移動端末であるか否かを確認する。該確認の結果、第2の移動端末20が、アクセスが許可された移動端末である場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、ステップ417へ進んで、上記要求されたマルチメディアメッセージを含むMM4_retrieve.RESメッセージを第2のリレー/サーバ40へ送信する。ここで、MM4_retrieve.REQメッセージは、発信者アドレス(すなわち、第2の移動端末20のアドレス)及び上記所定のマルチメディアメッセージの位置情報を含む。上記検索要求者(すなわち、第2の移動端末20)が上記所定のマルチメディアメッセージへのアクセスが許可された移動端末であるか否かを第1のMMSリレー/サーバ30が判定する手順は、次の通りである。まず、第1のMMSリレー/サーバ30は、上記要求されたマルチメディアメッセージが第1のMMSリレー/サーバ30と接続された第1のMMボックス50に存在するか否かを確認する。確認の結果、上記要求されたマルチメディアメッセージが第1のMMボックス50に存在する場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、上記所定のマルチメディアメッセージが共有されることができるか否かを判定するために、上記所定のマルチメディアメッセージのアクセスモードを検査する。上記所定のマルチメディアメッセージのアクセスモードが制限モードとして設定されている場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、上記発信者アドレスが上記所定のマルチメディアメッセージと関連したアクセスユーザ情報に含まれているか否かを確認する。上記所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス期限が設定されている場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、該設定されたアクセス期限が満了したか否かを確認する。かかる全ての条件が満足される場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、上記所定のマルチメディアメッセージをMM4_retrieve.RESメッセージのボディー部分に挿入することにより、上記所定のマルチメディアメッセージをMM4_retrieve.RESメッセージとともに送信する。この際、上記要求されたマルチメディアメッセージに設定されたアクセスディスプレーリストが存在する場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、上記アクセスディスプレーリストに含まれているアクセス許可条件情報を送信されるMM4_retrieve.RESメッセージのヘッダーに挿入する。
【0083】
従って、MM4_retrieve.RESメッセージは、発信者アドレス(すなわち、第1の移動端末10のアドレス)、受信者アドレス(すなわち、第2の移動端末20のアドレス)、及び所定のマルチメディアメッセージを含み、場合によって、アクセスモード情報、アクセスユーザ情報、及びアクセス期限情報を追加的に含むこともある。
【0084】
ステップ417で、MM4_retrieve.RESメッセージを受信した場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、MM1_retrieve_share.RESメッセージを第2の移動端末20へ送信することにより、第2の移動端末20の検索要求に応答する。MM1_retrieve_share.RESメッセージは、発信者アドレス(すなわち、第1の移動端末10のアドレス)、受信者アドレス(すなわち、第2の移動端末20のアドレス)、及び所定のマルチメディアメッセージを含み、アクセスモード情報、アクセスユーザ情報、及びアクセス期限情報などの情報エレメントがMM4_retrieve.RESメッセージに含まれている場合には、これらの情報エレメントを追加的に含むこともある。MM1_retrieve_share.RESメッセージを受信した場合には、第2の移動端末20は、受信した情報をユーザが見ることができるように、受信した情報を表示する。
【0085】
次いで、図11を参照して、本発明の第2の実施形態による、従来のトランザクションを用いてマルチメディアメッセージに対するアクセス許可を移動端末に通知する手順について説明する。図11は、本発明の第2の実施形態によるアクセス許可通知手順に基づくメッセージの流れを示す図である。<表3>は、図11に示す手順に使用される従来のトランザクションの概観を示しており、本発明の第1の実施形態に基づく新たに追加されたトランザクションに対応させて示している。
【0086】
【表3】


図11を参照すると、ステップ431で、第1の移動端末10は、MM1_submit.REQメッセージを第1のMMSリレー/サーバ30へ送信して、所定のマルチメディアメッセージへのアクセスが許可されることを第2の移動端末20に通知することを第1のMMSリレー/サーバ30に要求する。MM1_submit.REQメッセージを受信した場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、第1の移動端末10のMM1_submit.REQメッセージに応じたMM1_submit.RESメッセージを送信することにより、アクセス許可通知要求が受諾されたことを第1の移動端末10に通知する。
【0087】
MM1_submit.REQメッセージは、発信者アドレス、受信者アドレス、上記所定のマルチメディアメッセージの位置情報、アクセス通知リスト、及び上記所定のマルチメディアメッセージに関する共有許可関連値を含む。かかるMM1_submit.REQメッセージは本来マルチメディアメッセージとともに送信されるものであるので、MM1_submit.REQメッセージは、アクセス許可通知要求メッセージとしてMM1_submit.REQメッセージを使用する場合を本来の使用と区分するために、上記所定のマルチメディアメッセージに関する共有許可関連値を含まなければならない。従って、MM1_submit.REQメッセージを受信した場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、上記マルチメディアメッセージに関する共有許可関連値が“yes”であるか否かを確認しなければならない。上記マルチメディアメッセージに関する共有許可関連値が“yes”である場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、MM1_send_notif.REQメッセージの受信の時と同一の動作を遂行する。
【0088】
図11には図示されていないが、ステップ431で、第1の移動端末10は、MM1_mmbox_upload.REQメッセージを送信することによりアクセス許可を設定し、それにより、アクセス許可通知を要求することもある。MM1_mmbox_upload.REQメッセージを受信した場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、MM1_mmbox_upload.REQメッセージに応じて、MM1_mmbox_upload.RESメッセージを第1の移動端末10へ送信する。MM1_mmbox_upload.REQメッセージは、発信者アドレス、アクセスモード、アクセスユーザ情報、アクセス期限情報、アクセスディスプレーリスト、アクセス通知、アクセス通知リスト、及びアップロードされるマルチメディアメッセージを含む。MM1_mmbox_upload.REQメッセージを受信した場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、受信したマルチメディアメッセージをMMボックスに格納し、上記格納されたマルチメディアメッセージの位置情報を第1の移動端末10へ送信する。この際、MMSリレー/サーバ30は、アクセス許可条件設定に関連した動作及びアクセスが許可される移動端末に対する通知を、MM1_mmbox_set_acess.REQメッセージの受信の時と同一の方式で遂行する。
【0089】
また、図11には図示されていないが、ステップ431で、第1の移動端末10は、MM1_mmbox_store.REQメッセージを送信することにより、アクセス許可を設定し、それにより、アクセス許可通知を要求することもある。MM1_mmbox_store.REQメッセージは、MM1_mmbox_set_acess.REQメッセージの情報と同一の情報を含む。第1の移動端末10は、発信者アドレス、MMボックス内のマルチメディアメッセージの位置情報、アクセス通知、及びアクセス通知リストのみをMM1_mmbox_store.REQメッセージに挿入することにより、MMSリレー/サーバが所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可設定を変更せず、該所定のマルチメディアメッセージへのアクセス許可に関する通知を送信することを要求することもある。
【0090】
図11をさらに参照すると、ステップ435で、第1のMMSリレー/サーバ30は、MM4_forward.REQメッセージを第2のMMSリレー/サーバ40へ送信し、それにより、第2のMMSリレー/サーバ40に上記アクセス許可を通知する。すなわち、第1のMMSリレー/サーバ30は、図9に示した手順を遂行することにより、アクセス許可通知情報をMM4_forward.REQメッセージに挿入して第2のMMSリレー/サーバ40へ送信する。当該アクセス許可通知情報は、発信者アドレス、受信者アドレス、及び所定のマルチメディアメッセージの位置情報を含み、上記通知リストに含まれている情報に基づいて、アクセスモード、アクセスユーザ情報、及びアクセス期限情報を追加的に含むこともある。また、MM4_forward.REQメッセージは、MM1_submit.REQメッセージと同一の理由で、上記所定のマルチメディアメッセージに関する共有許可関連値を含む。従って、MM4_forward.REQメッセージを受信した場合には、まず、第2のMMSリレー/サーバ40は、当該共有マルチメディアメッセージを上記受信されたMM4_forward.REQメッセージから検出して、MM4_forward.REQメッセージの目的を把握し、該目的に基づいて、MM4_forward.REQメッセージを処理する。
【0091】
第2のMMSリレー/サーバ40は、ステップ437で、MM4_forward.REQメッセージに応じて、MM4_forward.RESメッセージを送信して、ステップ439へ進む。ステップ439で、第2のMMSリレー/サーバ40は、MM1_notification.REQメッセージを第2の移動端末20へ送信し、これにより、上記所定のマルチメディアメッセージへのアクセス許可の設定を第2の移動端末20に通知する。MM1_notification.REQメッセージを受信した場合には、ステップ441で、第2の移動端末20は、MM1_notification.REQメッセージに応じたMM1_notification.RESメッセージを第2のMMSリレー/サーバ40へ送信する。MM1_notification.REQメッセージは、発信者アドレス及び上記所定のマルチメディアメッセージの位置情報を含み、MM4_forward.REQメッセージを通じて受信されたアクセスモード情報、アクセスユーザ情報、アクセス期限情報、及び上記所定のマルチメディアメッセージに関する共有許可関連値を含む。
【0092】
この後、ステップ443で、第2の移動端末20は、MM1_retrieve.REQメッセージを第2のMMSリレー/サーバ40へ送信し、これにより、上記所定のマルチメディアメッセージの検索を要求する。MM1_retrieve.REQメッセージは、MM1_retrieve_share.REQメッセージの情報と同一の情報を含む。ここで、MM1_retrieve.REQメッセージを送信するための第2の移動端末20の動作手順及びMM1_retrieve.REQメッセージを受信した第2のMMSリレー/サーバ40の動作手順は、図10に示したMM1_retrieve_share.REQメッセージを送信するための第2の移動端末20の動作手順及びMM1_retrieve_share.REQメッセージを受信した第2のMMSリレー/サーバ40の動作手順と同一である。
【0093】
MM1_retrieve.REQメッセージを受信した場合には、ステップ445で、第2のMMSリレー/サーバ40は、MM4_retrieve.REQメッセージを第1のMMSリレー/サーバ30へ送信し、これにより、上記所定のマルチメディアメッセージの検索を要求する。第1のMMSリレー/サーバ30は、該要求に基づく動作を遂行し、遂行の結果をMM4_retrieve.RESメッセージに挿入して、ステップ447で、MM4_retrieve.RESメッセージを第2のMMSリレー/サーバ40へ送信する。ステップ445及びステップ447の手順は、図10のステップ415及びステップ417の手順と同一である。
【0094】
MM4_retrieve.RESメッセージを受信した場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、ステップ449で、MM1_retrieve.RESメッセージを第2の移動端末20へ送信し、これにより、検索されたマルチメディアメッセージを送信する。MM1_retrieve.RESメッセージは、MM1_retrieve_share.RESメッセージの情報と同一の情報を含み、MM1_retrieve.RESメッセージを処理するための第2のMMSリレー/サーバ40及び第2の移動端末20の動作は、MM1_retrieve_share.RESメッセージを処理するための第2のMMSリレー/サーバ40及び第2の移動端末20の動作と同一である。
【0095】
次いで、図12を参照して、本発明の第3の実施形態による、従来のトランザクションと新たに追加されたトランザクションとの組合せを用いて、アクセス許可を移動端末に通知する手順について説明する。図12は、本発明の第3の実施形態によるアクセス許可通知手順に基づくメッセージの流れを示す図である。本実施形態において、各ステップに対するトランザクションの選択は、前後のステップで選択されたトランザクションとは関係がない。すなわち、様々な方法で、従来のトランザクションと新たに追加されたトランザクションとを組み合わせることができる。図12を参照すると、ステップ461及びステップ463で、第1の移動端末10及び第1のMMSリレー/サーバ30は、アクセス許可通知に対する要求/応答を行うためには、上記追加されたMM1_mmbox_set_access.REQ/RESトランザクションを使用し、ステップ465及びステップ467で、第1のMMSリレー/サーバ30から第2のMMSリレー/サーバ40へ上記アクセス許可通知を送信するためには、上記追加されたMM4_notification.REQ/RESトランザクションを使用する。その後、ステップ469及びステップ471で、従来のMM1_notification.REQ/RESトランザクションが、第2のMMSリレー/サーバ40から第2の移動端末20へ上記アクセス許可通知を送信するのに使用される。この後、ステップ473で、第2の移動端末20は、従来のMM1_retrieve.REQトランザクションを用いて、アクセスが許可されたマルチメディアメッセージの検索を要求する。ステップ475及びステップ477で、第1のMMSリレー/サーバ30及び第2のMMSリレー/サーバ40は、第2のMMSリレー/サーバ40から第1のMMSリレー/サーバ30へ上記検索要求を送信し、アクセスが許可されたマルチメディアメッセージを検索するために、追加されたMM4_retrieve.REQ/RESトランザクションを使用する。ステップ479で、従来のMM1_retrieve.RESトランザクションが、当該アクセスが許可された、要求されたマルチメディアメッセージを第2の移動端末20へ送信するのに使用される。
【0096】
図8乃至図12を参照した上記の説明は、所定のマルチメディアメッセージへのアクセスが許可されることを移動端末に通知する手順についてなされたものである。下記では、所定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセス許可が取り消されることを移動端末に通知する手順について説明する。
【0097】
アクセス許可に関連した取消し通知は、新たに追加された情報要素を用いて遂行されてもよいし、または、従来の情報要素を用いて遂行されてもよい。上記新たに追加された情報要素を使用する場合には、上記アクセス許可に関連した取消し通知は、上述したアクセス許可関連情報を適切なトランザクションに挿入することによってなされる。上記アクセス許可関連情報は、“yes”及び“no”の2つの値のうちの1つを取り、“yes”は、所定のマルチメディアメッセージへのアクセスが許されることを示し、“no”は、所定のマルチメディアメッセージに以前に設定されたアクセス許可が取り消されることを示す。ここで、上記デフォルト値は、“yes”として設定される。従って、“no”として設定されたアクセス許可関連情報の値を含むアクセス許可通知トランザクションが送信された場合には、受信側端末のユーザは、自身のアクセス権限が取り消されたことを理解することができる。
【0098】
上記アクセス許可関連情報をトランザクションに挿入する方法について説明する。所定のマルチメディアメッセージへのアクセスが許可される場合には、上記アクセス許可関連情報は、上記デフォルト値が“yes”であれば、いずれのトランザクションによっても規定される必要はない。しかしながら、所定のマルチメディアメッセージへのアクセス許可が取り消される場合には、上記アクセス許可関連情報は、アクセス許可の取消しを受信側端末に通知するために、該受信側端末又は該受信側端末に接続されたMMSリレー/サーバへ送信されるトランザクションに含まれなければならない。このために、本発明の一実施形態においては、追加されたMM1_notification.REQメッセージ及びMM4_notification.REQメッセージは、上記アクセス許可関連情報を含む。また、かかるアクセス許可関連情報をMM1_send_notif.REQメッセージ及びMM1_mmbox_set_acess.REQメッセージに挿入することにより、所定のマルチメディアメッセージのオーナーが、上記アクセス許可が取り消されたことを所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを許可された移動端末に通知することができる。
【0099】
従来のトランザクションを使用してアクセス許可が取り消されたことを移動端末に通知する手順は、追加されたトランザクションを使用してアクセス許可が取り消されたことを移動端末に通知する手順と類似している。例えば、上記アクセス許可関連情報は、MM4_forward.REQメッセージ及びMM1_notification.REQメッセージに含まれてもよい。上記アクセス取消し通知要求を受信するMMSリレー/サーバが、上記通知が承認に関連するか又は取消しに関連するかを判定することができる場合には、“承認されたアクセス”は、選択的に存在することができる。また、かかるアクセス許可関連情報は、MM1_submit.REQメッセージ又はMM1_mmbox_upload.REQメッセージに選択的に含まれてもよい。
【0100】
また、上記アクセス許可に関連した取消し通知は、情報要素の送信を介して遂行されることができる。所定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセス許可は、多様な理由で取り消されることもある。例えば、上記所定のマルチメディアメッセージのアクセス期限が満了した場合(第1の場合)、上記所定のマルチメディアメッセージのアクセスモードが非公開モードに変更される場合(第2の場合)、そして、該当するユーザが上記所定のマルチメディアメッセージのアクセスユーザ情報から除去される場合(第3の場合)に、上記アクセス許可が、取り消される。
【0101】
上記第1の場合が発生する場合には、上記所定のマルチメディアメッセージのアクセス期限情報を該当する移動端末へ送信することにより、アクセス許可が取り消されたことを該当する移動端末に通知することができる。上記第2の場合が発生する場合には、上記所定のマルチメディアメッセージのアクセスモード情報を該当する移動端末へ送信することにより、アクセス許可が取り消されたことを該当する移動端末に通知することができる。そして、上記第3の場合が発生する場合には、上記所定のマルチメディアメッセージに関連した更新されたアクセスユーザ情報が、上記アクセス許可が取り消された移動端末へ送信される。しかしながら、この際、当該アクセスユーザ情報の提供は、当該アクセスユーザ情報が他のユーザに関する多様な情報を含むため、重要なプライバシーの問題をもたらす可能性がある。従って、該当するユーザに提供される機密情報(例えば、アクセスモード情報及び/又はアクセス期限情報)が、アクセス許可が取り消されたことを示す値に置き換えられられ、これにより、当該アクセス許可が取り消されたことを該当するユーザに通知することが好ましい。上述した場合において、上記アクセスモード情報及び/又は上記アクセス期限情報は、アクセスディスプレーリストを通して提供されていなければならない。
【0102】
以下、図13乃至図15を参照して、本発明の実施形態によるMMボックスに格納されているマルチメディアメッセージを検索する手順について説明する。上記では、アクセス許可が通知されたマルチメディアメッセージのみを検索する手順について説明した。マルチメディアメッセージのアクセスモードが公開モードとして設定される場合には、アクセス許可通知を全てのユーザに送信することはできない。従って、アクセス許可通知無しに、移動端末がMMボックスに格納されているマルチメディアメッセージを検索する手順について説明する。
【0103】
まず、図13を参照して、マルチメディアメッセージ検索手順に基づくMMSシステムの動作について説明する。図13は、本発明の一実施形態によるマルチメディアメッセージを検索する手順を示す図である。ステップ“k”で、第1の移動端末10は、所定のマルチメディアメッセージのアクセスモードを公開モードとして設定し、例えば、当該所定のマルチメディアメッセージをキーワード“オーストラリア”と関連付けて、当該所定のマルチメディアメッセージを第1のMMSリレー/サーバ30にアップロードする。ステップ“l”で、第2の移動端末20は、キーワード“オーストラリア”と関連したマルチメディアメッセージに対する検索要求を第2のMMSリレー/サーバ40へ送信する。ステップ“m”で、第2のMMSリレー/サーバ40は、キーワード“オーストラリア”と関連したマルチメディアメッセージに対する自身のMMボックスを検索して、キーワード“オーストラリア”と関連したマルチメディアメッセージに対する検索要求を異なるMMSリレー/サーバ、すなわち、第1のMMSリレー/サーバ30へ送信する。その後、第1のMMSリレー/サーバ30は、上記マルチメディアメッセージ検索要求に基づいて、キーワード“オーストラリア”と関連したマルチメディアメッセージを検索して、ステップ“n”で、検出されたマルチメディアメッセージを第2のMMSリレー/サーバ40へ送信する。次いで、第2のMMSリレー/サーバ40は、第1のMMSリレー/サーバ30から受信したマルチメディアメッセージと自身が検索したマルチメディアメッセージとを結合して、ステップ“o”で、結合されたマルチメディアメッセージを第2の移動端末20へ送信する。
【0104】
上述したように、マルチメディアメッセージを検索するためには、送信されるマルチメディアメッセージ検索要求は、マルチメディアメッセージの位置情報リスト、検索範囲情報、検索アドレス情報、及び要求者アドレスを含む。
【0105】
上記マルチメディアメッセージの位置情報リストは、所定のマルチメディアメッセージの位置リストを含む。従って、当該マルチメディアメッセージの位置情報リストが設定された場合には、設定された位置情報リストに含まれている所定のマルチメディアメッセージが検索される。マルチメディアメッセージの位置情報リストが設定されていない場合には、上記検索範囲及び上記検索アドレスが設定されなければならない。
【0106】
上記検索範囲は、上記マルチメディアメッセージの検索範囲を規定して、“非公開”、“制限”、及び“グローバル”の3つの値のうちの1つを取ることができる。上記“非公開”は、検索を要求した移動端末のユーザのMMボックスアカウントのみが検索範囲として設定される。ここで、上記アカウントは、特定のユーザに属しているMMボックスに格納されているマルチメディアメッセージのセットを意味する。上記“制限”は、特定のユーザのMMボックスアカウントのみが検索範囲として設定されたことを意味する。上記“グローバル”は、全てのユーザのアカウントが検索範囲として設定されたことを意味する。
【0107】
上記検索アドレスは、当該検索範囲が“制限”として設定される場合には、検索範囲に含まれている特定のユーザのアドレスリストを提供し、上記アドレスに該当するMMボックスアカウントが検索されなければならない。
【0108】
上記要求者アドレスは、マルチメディアメッセージ検索を要求する発信者(すなわち、移動端末)のアドレスを示す。上記要求者アドレスは、マルチメディアメッセージの位置情報リストが上記検索要求者のMMボックスの外に存在するマルチメディアメッセージを含む場合に有用に使用される。上記検索範囲が“制限”又は“グローバル”として設定された場合には、上記検索要求者が特定のMMボックスに関する情報を取得する権利を有するか否かを検査するために、上記検索要求を受信するMMSリレー/サーバは、上記要求者アドレスを使用する。
【0109】
上述した情報要素を除いて、検索されるマルチメディアメッセージを設定するために、又は検出されたマルチメディアメッセージと関連した情報の中から提供されることが望まれる特定の情報に対するフィルタリング基準のために、アクセスモード情報、アクセスユーザ情報、及びアクセス期限情報が使用されることができる。かかる情報が要求ユーザに提供される前に、要求ユーザは、まず上記マルチメディアメッセージのオーナーによりアクセスディスプレーリストを通して権限を与えられなければならない。
【0110】
ユーザの要求に従ってマルチメディアメッセージの検索を要求する場合には、移動端末は、上述した情報を当該マルチメディアメッセージの検索要求に挿入する。
【0111】
当該マルチメディアメッセージに対する検索が要求される場合には、MMSリレー/サーバは、図14及び図15に示すような手順に基づいて動作する。図14及び図15は、本発明の一実施形態によるマルチメディアメッセージ検索手順に基づくMMSリレー/サーバの動作を示すフローチャートである。図6、図14、及び図15を参照すると、図6のステップ301で、マルチメディアメッセージサービス(MMS)に対する要求を受信した場合には、MMSリレー/サーバは、受信した要求がMMS関連要求であると把握して、図14のステップ351へ進む。ステップ351で、MMSリレー/サーバは、当該MMS関連要求がマルチメディアメッセージ検索要求に該当するか否かを判定する。判定の結果、当該MMS関連要求がマルチメディアメッセージ検索要求に該当する場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ353へ進む。一方、当該MMS関連要求がマルチメディアメッセージ検索要求に該当しない場合には、MMSリレー/サーバは、「2」へ進み、図6のステップ301へ戻る。ステップ353で、MMSリレー/サーバは、マルチメディアメッセージ位置情報リストが上記マルチメディアメッセージ検索要求に設定されているか否かを確認し、これにより、上記マルチメディアメッセージ検索要求が特定のマルチメディアメッセージに対する検索要求に該当するか否かを把握する。当該マルチメディアメッセージ検索要求が特定のマルチメディアメッセージに対する検索要求に該当する場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ355へ進む。一方、当該マルチメディアメッセージ検索要求が特定のマルチメディアメッセージに対する検索要求に該当しない場合には、MMSリレー/サーバは、「6」へ進んで、図15のステップ369へ進む。ステップ355で、MMSリレー/サーバは、上記特定のマルチメディアメッセージがMMSリレー/サーバに接続されたMMボックスに存在するか否かを判定する。判定の結果、上記特定のマルチメディアメッセージが上記MMボックスに存在する場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ357へ進む。一方、上記特定のマルチメディアメッセージが上記MMボックスに存在しない場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ381へ進んで、異なるMMSリレー/サーバに上記特定のマルチメディアメッセージを検索することを要求する。
【0112】
ステップ357で、MMSリレー/サーバは、上記特定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセスモードが公開モードであるか否かを検査する。検査の結果、上記特定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセスモードが上記公開モードである場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ363へ進む。他方、上記特定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセスモードが非公開モードである場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ359へ進む。ステップ359で、MMSリレー/サーバは、上記特定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセスモードが制限モードであるか否かを検査する。該検査の結果、上記特定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセスモードが上記制限モードである場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ361へ進む。他方、上記特定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセスモードが上記制限モードではない場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ365へ進む。ステップ357及びステップ359の検査の結果、上記特定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセスモードが公開モードでもなく制限モードでもない場合には、これは、上記特定のマルチメディアメッセージのアクセスモードが非公開モードであることを意味する。この場合には、当該非公開モードの特定のマルチメディアメッセージが検索されて提供されることができないため、MMSリレー/サーバは、ステップ365で、エラーメッセージを送信し、「2」へ進んで、図6のステップ301へ戻る。ステップ363で、MMSリレー/サーバは、上記特定のマルチメディアメッセージを送信するか、又は、上記特定のマルチメディアメッセージに関する情報を送信し、「2」へ進んで、図6のステップ301へ戻る。
【0113】
一方、上記特定のマルチメディアメッセージのアクセスモードが上記制限モードであることを検出したMMSリレー/サーバは、ステップ361で、上記特定のマルチメディアメッセージに対する検索要求者のアドレスが上記特定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセスユーザ情報に含まれているか否かを確認する。上記検索要求者のアドレスが上記アクセスユーザ情報に含まれる場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ363へ進む。他方、上記検索要求者のアドレスが上記アクセスユーザ情報に含まれていない場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ365へ進む。ステップ363で、MMSリレー/サーバは、上記特定のマルチメディアメッセージを上記検索要求者の端末へ送信し、「2」へ進んで、図6のステップ301へ戻る。
【0114】
一方、ステップ353で、上記マルチメディアメッセージ検索要求が特定のマルチメディアメッセージに対する検索要求ではない場合には、MMSリレー/サーバは、図15のステップ367で、当該マルチメディアメッセージ検索要求に含まれている検索範囲を把握して、ステップ369へ進む。ステップ369で、MMSリレー/サーバは、上記検索範囲が“制限”として設定されているか否かを確認する。確認の結果、上記検索範囲が“制限”として設定されている場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ371へ進む。一方、上記検索範囲が“制限”として設定されない場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ375へ進む。ステップ371で、MMSリレー/サーバは、上記マルチメディアメッセージ検索要求に含まれた検索アドレスに対応するMMボックスアカウントがMMSリレー/サーバに接続されたMMボックスに存在するか否かを検査する。検査の結果、当該MMボックスアカウントがMMボックスに存在する場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ373へ進む。他方、上記MMボックスアカウントがMMボックスに存在しない場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ381へ進んで、異なるMMSリレー/サーバに該当するマルチメディアメッセージを検索することを要求する。ステップ375で、MMSリレー/サーバは、上記検索範囲が“非公開”として設定されているか否かを確認する。確認の結果、上記検索範囲が“非公開”として設定される場合には、MMSリレー/サーバは、ステップ377へ進む。他方、上記検索範囲が“非公開”として設定されていない場合には、ステップ379へ進む。ステップ377で、MMSリレー/サーバは、上記検索要求者のMMボックス格納領域に格納されたマルチメディアメッセージを検出して送信し、「2」へ進んで、図6のステップ301へ戻る。ステップ379で、MMSリレー/サーバは、全てのMMボックスに格納されたアクセスが許可されたマルチメディアメッセージを検出して上記検索要求者へ送信し、「2」へ進んで、図6のステップ301へ戻る。ここで、“上記アクセスが許可されたマルチメディアメッセージ”は、上記アクセスモードが“制限”又は“公開”として設定され、上記アクセスモードが“制限”として設定される場合には、上記アクセスユーザ情報が上記要求者のアドレスを含む場合に該当するマルチメディアメッセージを示す。
【0115】
上記マルチメディアメッセージ検索手順に基づくトランザクションは、<表4>に示される。
【0116】
【表4】


上記の<表4>のステップは、図13のステップに該当する。ステップ“k”で、MM1_mmbox_upload.REQ/RESトランザクションは、上述したものと同一であり、本発明の一実施形態において、マルチメディアメッセージは、アップロードされ、アップロードされたマルチメディアメッセージのアクセスモードは、公開モードとして設定される。
【0117】
ステップ“l”で、第2の移動端末20は、MM1_mmbox_view.REQメッセージを第2のMMSリレー/サーバ40へ送信することにより、マルチメディアメッセージに関する情報だけでなく、ユーザのMMボックスに現在格納されているマルチメディアメッセージの全体又は一部のリストを第2の移動端末20に提供することを第2のMMSリレー/サーバ40に要求する。上記した他にも、MM1_mmbox_view.REQメッセージは、第2の移動端末20が上記マルチメディアメッセージの検索の範囲を他のユーザのMMボックスに拡大できるようにする選択項目を含む。MM1_mmbox_view.REQメッセージは、検索要求者の設定に基づいて、メッセージ参照リスト(マルチメディアメッセージ位値情報リスト)、検索範囲、検索アドレス、要求者アドレス、アクセスモード、アクセスユーザ情報、及びアクセス期限を含む。
【0118】
この際、上記マルチメディアメッセージ位置情報リストが特定される場合には、第2の移動端末20は、上記検索範囲及び上記検索アドレスを特定しない。上記検索アドレスは、上記検索範囲が“制限”として設定される場合に限り特定される。第2の移動端末20は、上記マルチメディアメッセージ位置情報リストが上記検索要求者のMMボックス格納領域外にある位置情報を含む場合、又は、上記検索範囲が“制限”又は“公開”として設定される場合のみ、上記要求者アドレスを特定しなければならない。また、第2の移動端末20は、次のような条件に基づいて、アクセスモード、アクセスユーザ情報、及びアクセス期限を設定しなければならない。すなわち、アクセスモード、アクセスユーザ情報、及びアクセス期限は、ユーザによって要求されるときだけ、MM1_mmbox_view.REQの選択基準に含まれる。また、アクセスモード、アクセスユーザ情報、及びアクセス期限は、上記検索要求に応じて表示されるようにユーザにより要求される場合には、MM1_mmbox_view.REQの属性リストに載せられる。
【0119】
MM1_mmbox_view.REQメッセージを受信した場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、マルチメディアメッセージ位置情報リストがMM1_mmbox_view.REQメッセージに特定された場合に、上記マルチメディアメッセージ位置情報リストに含まれた位置情報に該当するMMSリレー/サーバを検索する。上記マルチメディアメッセージ位置情報リストの位置情報が異なるMMSリレー/サーバに該当する場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、MM4_mmbox_view.REQメッセージを異なるMMSリレー/サーバへ送信することにより、上記検索を要求する。これに対して、上記マルチメディアメッセージ位置情報リストの位置情報が第2のMMSリレー/サーバ40自身に該当する場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、上記要求されたマルチメディアメッセージを検索する。その後、第2のMMSリレー/サーバ40は、上記マルチメディアメッセージに設定されたアクセスモードに基づいて、図14のステップ357乃至ステップ365を遂行することにより、アクセスが許可されたマルチメディアメッセージを送信する。
【0120】
この際、当該アクセスが許可されたマルチメディアメッセージに設定されたアクセス許可条件情報のうち、以前に設定されたアクセスディスプレーリストに含まれているアクセス許可条件と一致するアクセス許可条件情報のみが選択されて送信される。上記アクセス許可条件が上記アクセスディスプレーリストに含まれていない場合には、上記アクセス許可条件情報は、“隠し”で表示されるか、又は、デフォルトリストが存在する場合には、デフォルトリストに含まれているアクセス許可条件情報が選択されて送信されなければならない。
【0121】
特定のマルチメディアメッセージが現在のMMSリレー/サーバ(すなわち、第2のMMSリレー/サーバ40)に位置すると予想されるが、発見することができない場合には、エラーメッセージが、第2のMMSリレー/サーバ40から第2の移動端末20へ送信される。
【0122】
一方、上記マルチメディアメッセージ位置情報リストがMM1_mmbox_view.REQメッセージに設定されていない場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、上記検索範囲を検査する。上記検索範囲が“非公開”として設定されている場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、上記検索要求者のMMボックスに格納されたマルチメディアメッセージを検索して、発見されたマルチメディアメッセージを提供する。
【0123】
上記検索範囲が“制限”として設定されている場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、上記検索アドレスリストを確認する。その後、第2のMMSリレー/サーバ40は、上記検索アドレスリストに含まれている各アドレスについて次のような措置を遂行する。第2のMMSリレー/サーバ40は、各アドレスに対応するユーザのアカウントの位置を把握し、把握されたユーザのアカウントが異なるMMSリレー/サーバと関連がある場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、MM4_mmbox_view.REQメッセージを当該異なるMMSリレー/サーバへ送信することにより、当該異なるMMSリレー/サーバに該当するマルチメディアメッセージの検索を要求する。これに対して、上記ユーザのアカウントが第2のMMSリレー/サーバ40自身によって保持されている場合には、上記ユーザにより格納されたマルチメディアメッセージアクセス許可条件に基づいてアクセスが許可されたマルチメディアメッセージを検出する。
【0124】
上記検索範囲が“グローバル”として設定されている場合には、第2のMMSリレー/サーバ40は、全てのユーザのMMボックスアカウントを検査して、異なるMMSリレー/サーバに該当するマルチメディアメッセージの検索を要求する。
【0125】
ステップ“m”で、第2のMMSリレー/サーバ40は、MM4_mmbox_view.REQメッセージを第1のMMSリレー/サーバ30へ送信することにより、第1の移動端末10のMMボックスが第1のMMSリレー/サーバ30に接続されていることを第1のMMSリレー/サーバ30に通知し、第2の移動端末20のマルチメディアメッセージ検索要求を第1のMMSリレー/サーバ30へ送信する。第1のMMSリレー/サーバ30の動作手順は、第2のMMSリレー/サーバ40の動作手順と類似している。第1のMMSリレー/サーバ30が“非公開”として設定された検索範囲の要求を受信した場合には、第2のMMSリレー/サーバ40へエラーメッセージを送信する。
【0126】
この後、該当するマルチメディアメッセージに対する検索が完了した場合には、第1のMMSリレー/サーバ30は、ステップ“n”で、発見されたマルチメディアメッセージをMM4_mmbox_view.RESメッセージに挿入することにより、上記発見されたマルチメディアメッセージを送信する。MM4_mmbox_view.RESメッセージは、送信されるマルチメディアメッセージの位置情報、MM4_mmbox_view.REQメッセージに特定されている場合には、上記マルチメディアメッセージのオーナーのアドレス、そして、上記マルチメディアメッセージのオーナーの要求及び承認がある場合には、上記マルチメディアメッセージと関連したアクセス許可条件情報を含む。また、他の属性(例えば、上記マルチメディアメッセージと関連したキーワード)がMM4_mmbox_view.REQメッセージに設定されている場合には、これら属性は、MM4_mmbox_view.RESメッセージに含まれることがある。
【0127】
上述したように、所定のマルチメディアメッセージの応答要素は、ヘッダーにおいて別途の情報要素としてリターンされてはならず、単一のリストに含まれなければならない。例えば、応答要素は、当該ヘッダー内の単一の情報要素での単一のリストに含まれてもよいし、又は、上記メッセージのボディー部内の単一のリストに含まれてもよい。
【0128】
ステップ“o”で、第2のMMSリレー/サーバ40は、MM1_mmbox_view.RESメッセージを第2の移動端末20へ送信することにより、検出されたマルチメディアメッセージを第2の移動端末20へ送信する。
【0129】
MM1_mmbox_view.RESメッセージに含まれている情報は、MM4_mmbox_view.REQメッセージに含まれている情報と類似している。この場合、第2のMMSリレー/サーバ40は、異なるMMSリレー/サーバから受信された全てのMM4_mmbox_view.RESメッセージを統合することにより、検索結果を構成し、検索結果は、第2のMMSリレー/サーバ40自身のMMボックスからの応答を含む。例えば、第2のMMSリレー/サーバ40は、当該応答(メッセージ)を一連のリストとして統合することができ、これは、上記メッセージのボディー部で上記リターンされたマルチメディアメッセージ当たりの1つのリストを含む。上記検索要求者(すなわち、第2の移動端末20)へ送信された最終及び統合検索結果は、MM4_mmbox_view.RESメッセージについて説明したフォーマットと同一のフォーマットを有する。
【0130】
以上、本発明の具体的な実施形態に関して詳細に説明したが、添付された請求項により規定された本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、様々な変形が可能であることは、当業者に理解されるであろう。例えば、本発明は、インターネットを介してウェブ上でマルチメディアメッセージボックスに格納されたマルチメディアメッセージを検索するのに適用されることができ、アクセス許可条件は、変更されてもよい。すなわち、移動端末を通して遂行されるマルチメディアメッセージ関連動作は、インターネットを介してウェブ上で遂行されることができる。よって、本発明の範囲は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲とその均等物によって定められるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0131】
【図1】従来のマルチメディアメッセージサービスに基づくメッセージの流れを示す図である。
【図2】本発明が適用されるMMSシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明が適用される移動端末の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態によるアクセス許可条件を設定する手順に基づく移動端末の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態によるアクセス許可条件情報を要求する手順に基づく移動端末の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態によるアクセス許可条件を設定する手順に基づくMMSリレー/サーバの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態によるアクセス許可条件情報を提供する手順に基づくMMSリレー/サーバの動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態によるアクセス許可通知手順を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態によるアクセス許可通知手順に基づくMMSリレー/サーバの動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施形態によるアクセス許可通知手順に基づくメッセージの流れを示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態によるアクセス許可通知手順に基づくメッセージの流れを示す図である。
【図12】本発明の第3の実施形態によるアクセス許可通知手順に基づくメッセージの流れを示す図である。
【図13】本発明の一実施実施によるマルチメディアメッセージを検索する手順を示す図である。
【図14】本発明の一実施形態によるマルチメディアメッセージ検索手順に基づくMMSリレー/サーバの動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の一実施形態によるマルチメディアメッセージ検索手順に基づくMMSリレー/サーバの動作を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチメディアメッセージサービス方法であって、
ユーザの要求に従ってマルチメディアメッセージボックスに格納された所定のマルチメディアメッセージに対するアクセスモードを設定するステップと、
当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセス要求が他のユーザから受信された場合には、当該他のユーザが前記設定されたアクセスモードに基づいて当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを許可されるか否かを決定し、当該所定のマルチメディアメッセージを送信するステップと、
を含むことを特徴とするマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項2】
マルチメディアメッセージサービス方法であって、
a)ユーザの要求に従って、一人以上の他のユーザが所定のマルチメディアメッセージにアクセスすることを許可するように、マルチメディアメッセージボックスに格納された当該所定のマルチメディアメッセージに対するアクセスモードを設定するステップと、
b)前記他のユーザが当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを許可されたことを前記他のユーザに通知する第2のステップと、
c)前記通知に基づいて、前記他のユーザが前記所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを可能にする第3のステップと、
を含むことを特徴とするマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項3】
前記アクセスモードは、当該所定のマルチメディアメッセージのオーナーだけが当該所定のマルチメディアメッセージにアクセスすることを許可する非公開モードと、予め定められた複数のユーザが当該所定のマルチメディアメッセージにアクセスすることを許可する制限モードと、全てのユーザが当該所定のマルチメディアメッセージにアクセスすることを許可する公開モードと、を含むことを特徴とする請求項2に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項4】
前記ステップa)で、当該所定のマルチメディアメッセージに対するアクセス許可期限を設定することを特徴とする請求項3に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項5】
前記ステップc)で、当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセスが遂行される場合には、前記アクセスモードに関する情報と、前記制限モードに基づく当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを許可された前記予め定められた複数のユーザに関する情報と、前記アクセス許可期限に関する情報と、を含むアクセス許可条件情報が送信されることを特徴とする請求項4に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項6】
前記ステップa)で、前記アクセス許可条件情報のうちの予め定められた少なくとも一つの情報は、当該所定のマルチメディアメッセージの送信の際に送信されることを特徴とする請求項5に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項7】
前記ステップb)で、前記アクセス許可条件に関連した予め定められた少なくとも一つの情報は、前記他のユーザにアクセス許可を通知する際に送信されることを特徴とする請求項6に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項8】
ユーザの要求に従って、当該所定のマルチメディアメッセージに設定された前記アクセス許可条件情報を前記他のユーザに提供するd)のステップをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項9】
前記所定のマルチメディアメッセージに設定された前記アクセス許可条件情報は、前記ユーザの要求により変更されることを特徴とする請求項5に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項10】
一人以上の他のユーザのアクセス許可が取り消される場合には、当該所定のマルチメディアメッセージに対する前記他のユーザのアクセス許可が取り消されることを前記他のユーザに通知するe)のステップをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項11】
マルチメディアメッセージサービス方法であって、
a)ユーザの選択に従ってアクセスモードが設定された複数のマルチメディアメッセージを格納する少なくとも一つのマルチメディアメッセージボックスを構成するステップと、
b)所定の移動端末から前記マルチメディアメッセージボックスに格納されたマルチメディアメッセージ検索要求を受信するステップと、
c)前記検索要求が所定のマルチメディアメッセージに対する検索要求に該当する場合には、当該所定のマルチメディアメッセージに対する前記マルチメディアメッセージボックスを検索し、前記所定の移動端末が当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセス権限を与えられている場合には、当該所定のマルチメディアメッセージを前記所定の移動端末へ送信するステップと、
d)前記検索要求に設定された検索範囲に含まれるマルチメディアメッセージボックスから前記所定の移動端末が前記アクセス権限を有するマルチメディアメッセージを検出し、検出されたマルチメディアメッセージを前記所定の移動端末へ送信するステップと、
を含むことを特徴とするマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項12】
前記アクセスモードは、当該所定のマルチメディアメッセージのオーナーだけが当該所定のマルチメディアメッセージにアクセスすることを許可する非公開モードと、予め定められた複数のユーザが当該所定のマルチメディアメッセージにアクセスすることを許可する制限モードと、全てのユーザが当該所定のマルチメディアメッセージにアクセスすることを許可する公開モードと、を含むことを特徴とする請求項11に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項13】
前記ステップa)で、前記マルチメディアメッセージに対するアクセスモードが設定される際に、各マルチメディアメッセージに対するアクセス許可期限が設定されることを特徴とする請求項11に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項14】
前記アクセス権限は、前記アクセスモードに関する情報と、前記制限モードに基づく当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを許可された前記予め定められた複数のユーザに関する情報と、前記アクセス許可期限に関する情報と、を含む前記アクセス許可条件情報に基づいて決定されることを特徴とする請求項13に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項15】
前記ステップd)で、前記検索要求に設定された検索範囲が特定のユーザのマルチメディアメッセージボックスアカウントとして設定された場合には、当該特定のユーザのマルチメディアメッセージボックスアカウントに格納されたマルチメディアメッセージ内で前記所定の移動端末が前記アクセス権限を有するマルチメディアメッセージを検出し、検出されたマルチメディアメッセージを前記所定の移動端末へ送信することを特徴とする請求項14に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項16】
前記ステップd)で、前記検索要求に設定された検索範囲が全てのマルチメディアメッセージボックスアカウントとして設定された場合には、前記所定の移動端末が前記アクセス権限を有するマルチメディアメッセージは、当該全てのマルチメディアメッセージボックスに格納されたマルチメディアメッセージから検出され、検出されたマルチメディアメッセージを前記所定の移動端末へ送信することを特徴とする請求項14に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項17】
前記ステップd)で、前記検索要求に設定された検索範囲が検索要求者のマルチメディアメッセージボックスとして設定された場合には、前記検索要求者のマルチメディアメッセージボックスに格納された全てのマルチメディアメッセージが、前記所定の移動端末へ送信されることを特徴とする請求項14に記載のマルチメディアメッセージサービス方法。
【請求項18】
マルチメディアメッセージサービスシステムであって、
ユーザの要求に基づいて、マルチメディアメッセージボックスに格納された所定のマルチメディアメッセージに対するアクセスモードの設定を要求し、該アクセスモードが設定されたマルチメディアメッセージに対するアクセス許可通知を要求し、アクセス許可通知が受信された場合には、所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを要求する移動端末と、
一人以上の他のユーザが当該所定のマルチメディアメッセージにアクセスすることを許可するように、前記アクセスモード設定要求に基づいて、当該所定のマルチメディアメッセージに対するアクセスモードを設定し、前記アクセス許可通知要求に基づいて、前記他のユーザが当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセスを許可されたことを前記他のユーザに通知し、当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセス要求が受信された場合には、当該所定のマルチメディアメッセージに設定されたアクセスモードに従って、当該所定のマルチメディアメッセージをアクセス要求移動端末へ送信するマルチメディアメッセージリレー/サーバと、
当該所定のマルチメディアメッセージを格納するように、前記マルチメディアメッセージサービスリレー/サーバと接続されたマルチメディアメッセージボックスと、
を含むことを特徴とするマルチメディアメッセージサービスシステム。
【請求項19】
マルチメディアメッセージサービスシステムであって、
ユーザの要求に従ってアクセスモードが設定された複数のマルチメディアメッセージを格納するマルチメディアメッセージボックスと、
当該マルチメディアメッセージボックスに格納されたマルチメディアメッセージの検索を要求する移動端末と、
前記検索要求が所定のマルチメディアメッセージに対する検索要求に該当する場合には、当該所定のマルチメディアメッセージに対する前記マルチメディアメッセージボックスを検索し、前記移動端末が当該所定のマルチメディアメッセージへのアクセス権限を与えられている場合には、当該所定のマルチメディアメッセージを前記移動端末へ送信し、前記移動端末がアクセス権限を有するマルチメディアメッセージを前記検索要求に設定された検索範囲に含まれたマルチメディアメッセージボックスから検出し、検出されたマルチメディアメッセージを前記移動端末へ送信するマルチメディアメッセージサービスリレー/サーバと、
を含むことを特徴とするマルチメディアメッセージサービスシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2008−537670(P2008−537670A)
【公表日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−505230(P2008−505230)
【出願日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際出願番号】PCT/KR2006/001173
【国際公開番号】WO2006/107161
【国際公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】