説明

マンコンベア用チェーンテンション調整装置

【課題】最適なタイミングで保守による調整作業が行え、チェーンの弛み調整インターバルの長期化が実現できるマンコンベア用チェーンテンション調整装置を得る。
【解決手段】マンコンベアの踏段や移動手摺を駆動させる従動側スプロケット9へ駆動側スプロケット10から動力を伝達する動力伝達チェーン11において、従動側スプロケットと駆動側スプロケット間に巻き掛けられた動力伝達チェーンに対しチェーンローラ外周面方向から押し当てられ、チェーンの弛みを吸収させるチェーン張力付与手段と、チェーンの伸長に伴いチェーン張力付与手段を自動で移動させる移動手段17と、チェーン張力付与手段が所定以上に移動したことを検出する検出手段19a,19bとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、踏段や移動手摺を駆動させるマンコンベア用チェーンのチェーンテンション調整装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
マンコンベアの踏段や移動手摺の駆動にチェーンが使用されることが多いが、チェーンは経時的に伸びるため、定期的な保守による弛みの調整作業が必要であった。このための従来技術として、例えば、踏段と同期して循環移動する移動手摺を駆動するものにおいて、手摺駆動装置に設けられ、マンコンベアの駆動スプロケットからの駆動力が伝達される駆動力伝達スプロケットと、移動手摺に沿うように配置された複数の駆動ローラと、移動手摺を挟んで駆動ローラと対向する位置に配置された複数の加圧ローラと、駆動力伝達スプロケットと複数の駆動ローラとの間に巻き掛けられ、複数の駆動ローラにより移動手摺を駆動する手摺駆動チェーンと、駆動力伝達スプロケットの両側からそれぞれ両外側の駆動ローラまで延びている手摺駆動チェーンを外方から内方に向かって内方向に所定の張力で回転可能に押し付ける自動撓み防止機構とを備えたマンコンベアの移動手摺駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2006−327756号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のマンコンベアの移動手摺駆動装置では、自動撓み防止機構により、自動で調整・吸収が可能なチェーンの撓み量には限界があり、その調整できる限界を超えた時には、保守作業員による抜本的な調整作業が必要であった。しかし、伸びの速度が想定以上であった場合など、保守を行うタイミングが合わずに、自動撓み防止機構の調整限界を超えた状態で放置されると、チェーンが歯飛びするなどの問題が生じていた。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、チェーンの弛み量を調整・吸収する装置が調整・吸収が可能な調整限界位置まで到達したことを検出するチェーン弛み量検出手段を設け、最適なタイミングで保守による調整作業が行えるようにし、チェーンの弛み調整インターバルの長期化が実現でき、保守作業の合理化を図ることができるマンコンベア用チェーンテンション調整装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るマンコンベア用チェーンテンション調整装置においては、マンコンベアの踏段や移動手摺を駆動させる従動側スプロケットへ駆動側スプロケットから動力を伝達する動力伝達チェーンにおいて、従動側スプロケットと駆動側スプロケット間に巻き掛けられた動力伝達チェーンに対しチェーンローラ外周面方向から押し当てられ、チェーンの弛みを吸収させるチェーン張力付与手段と、チェーンの伸長に伴いチェーン張力付与手段を自動で移動させる移動手段と、チェーン張力付与手段が所定以上に移動したことを検出する検出手段とを備えたものである。
【0007】
また、駆動機の動力が駆動スプロケットから手摺動力伝達チェーンを介して伝達される駆動力伝達スプロケットと、移動手摺を駆動する駆動ローラと、駆動ローラと同軸に設けられた駆動ローラスプロケットと、駆動力伝達スプロケット及び駆動ローラスプロケットに巻き掛けられた手摺駆動チェーンとを備え、駆動力伝達スプロケットに伝達された動力を手摺駆動チェーン及び駆動ローラスプロケットを介して駆動ローラへ伝達して移動手摺を駆動するマンコンベアの手摺駆動装置において、手摺駆動チェーンの駆動力伝達スプロケットと駆動ローラスプロケットの間の部分に設けられ、手摺駆動チェーンの伸びを自動で吸収する方向に付勢されているチェーンテンション調整装置と、チェーンテンション調整装置に設けられ、手摺駆動チェーンの伸びが所定の調整限界位置まで到達したことを検出するチェーン弛み量検出手段とを備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、チェーンの弛み量を調整・吸収する装置が調整・吸収が可能な調整限界位置まで到達したことを検出するチェーン弛み量検出手段を設け、最適なタイミングで保守による調整作業が行えるようにし、チェーンの弛み調整インターバルの長期化が実現でき、保守作業の合理化を図ることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアの上部駆動系の概略構成を示す側面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベア用チェーンテンション調整装置の上昇運転時の状態を示す手摺駆動装置の拡大側面図、図3はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベア用チェーンテンション調整装置の下降運転時の状態を示す手摺駆動装置の拡大側面図、図4はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベア用チェーンテンション調整装置の調整限界到達時の状態を示す手摺駆動装置の拡大側面図である。
【0010】
図において、マンコンベアの主枠1の上部機械室内には、踏段(図示せず)や移動手摺2を駆動させる駆動スプロケット3が設けられている。この駆動スプロケット3には、駆動機4の動力が駆動チェーン5を介して伝達される。また、主枠1の傾斜部分には移動手摺2を駆動させる手摺駆動装置6が設置されており、駆動機4の動力が駆動スプロケット3から手摺動力伝達チェーン7を介して手摺駆動装置6へと伝達される。
手摺駆動装置は、移動手摺2上下から挟み込む複数の対向して配置された駆動ローラ8と従動ローラ9とから構成されている。駆動ローラ8は、その同軸に直結して一体的に設けられた駆動ローラスプロケット10に巻き付けられた手摺駆動チェーン11によって回転させられることで、移動手摺2が駆動される。この手摺駆動チェーン11は、駆動ローラスプロケット10、チェーン長さ調整用スプロケット12及び駆動力伝達スプロケット13に巻き付けられている。このうち、駆動力伝達スプロケット13には、上記手摺動力伝達チェーン7を介して駆動機4からの動力が伝達され、さらに手摺駆動チェーン11を介して駆動ローラ8へと動力が伝達される。なお、チェーン長さ調整用スプロケット12は、チェーンの弛み量を調整できる限界を超えた時、保守作業員により抜本的な調整作業を行う際に用いられる。
【0011】
次に、この発明におけるチェーンテンション調整装置21の構造について、手摺駆動チェーン用を例に説明するが、手摺駆動チェーン以外のチェーンにも適用できることは勿論である。
駆動ローラスプロケット10、チェーン長さ調整用スプロケット12及び駆動力伝達スプロケット13に巻き付けられた手摺駆動チェーン11において、駆動側である駆動力伝達スプロケット13と従動側である駆動ローラスプロケット10間にわたる両側部分に、チェーンの動きに伴って回転する加圧スプロケット14a、14b(図の右側部分にaを付し、左側部分にbを付している。以下同じ)がチェーンローラの外周面方向から押し当てられている。この加圧スプロケット14a、14bは、可動ベース15a、15bと一体に構成されており、また、この可動ベース15a、15bは、主枠1に固定された固定ベース16a、16b上のガイド22a、22bに案内されて手摺駆動チェーン11の直角方向に移動可能となっている。また、固定ベース16a、16b上にはバネ17a、17bが設けられており、このバネの圧縮力によって、可動ベース15a、15b及び加圧スプロケット14a、14bがチェーン方向に押し付けられている。さらに、可動ベース15a、15bの先端には、作動片18a、18bが一体となって設けられている。その一方で、固定ベース16a、16bの先端には、リミットスイッチ19a、19bが作動片18a、18bの方向に所定の間隔を持って対向するように設置されており、可動ベース15a、15bが所定以上に移動した場合に作動片18a、18bがリミットスイッチ19a、19bに接触し、リミットスイッチ19a、19bを動作させる構造となっている。そして、上記作動片18a、18b及びリミットスイッチ19a、19bにより、手摺駆動チェーン11の伸びが所定の調整限界位置まで到達したことを検出するチェーン弛み量検出手段が構成されるものである。
【0012】
次に、上記のような構造のチェーンテンション調整装置におけるマンコンベア運転中の動作について、図2〜図4を用いて説明する。
マンコンベアが上昇方向に運転される場合、手摺駆動チェーン11並びに駆動ローラスプロケット10、駆動力伝達スプロケット13及び加圧スプロケット14a、14bは、図2の矢印の方向に動く。この時、駆動力伝達スプロケット13と駆動ローラスプロケット10との間の手摺駆動チェーン11のうち、図2の右側の部分11aがチェーンの張り側となる。そのため、チェーン張力による押し下げ力がバネ17aの力に打ち勝つ結果、チェーンはほぼ直線状態となっている。一方、図2の左側の部分11bはチェーンの弛み側となるため、バネ17bの力によって加圧スプロケット14bが押し下げられ、チェーンの弛みが加圧スプロケット14bによって吸収される。さらに、この状態から経時的変化によりチェーンが伸びた場合には、バネ17bの力によって加圧スプロケット14bはさらに押し下げられることで、自動でチェーンの弛みが吸収され続ける。
一方、マンコンベアが下降方向に運転される場合には、図3に示すように、上記とは逆の状態となる。すなわち、手摺駆動チェーン11並びに駆動ローラスプロケット10、駆動力伝達スプロケット13及び加圧スプロケット14a、14bは、図3の矢印の方向に動く。この時、駆動力伝達スプロケット13と駆動ローラスプロケット10との間の手摺駆動チェーン11のうち、図3の左側の部分11bがチェーンの張り側となる。そのため、チェーン張力による押し下げ力がバネ17bの力に打ち勝つ結果、チェーンはほぼ直線状態となっている。一方、図3の右側の部分11aはチェーンの弛み側となるため、バネ17aの力によって加圧スプロケット14aが押し下げられ、チェーンの弛みが加圧スプロケット14aによって吸収される。さらに、この状態から経時的変化によりチェーンが伸びた場合には、バネ17aの力によって加圧スプロケット14aはさらに押し下げられることで、自動でチェーンの弛みが吸収され続ける。
このように、運転方向が一方に限定されない場合には、図2、図3に示すように、手摺駆動チェーン11の両側部分にチェーンテンション調整装置21を設けることで、いずれの運転方向に対しても調整が可能となる。しかし、運転方向が一方に限定される場合には、手摺駆動チェーン11の弛み側へのみチェーンテンション調整装置21を設置するだけでも同様の効果を実現することが可能である。
さらに、チェーンが伸びた場合の状態を図4に示す。図4はマンコンベアの上昇方向への運転時に、チェーンの伸びが大きくなり、可動ベース15b、加圧スプロケット14bが調整可能な限界位置まで到達(移動)した場合を表わしている。つまり、可動ベース15bが弛み調整可能な限界位置まで到達(移動)すると、可動ベース15bの先端に設けられた作動片18bがチェーン弛み量検出手段であるリミットスイッチ19bを押して、チェーンテンション調整装置21が限界位置まで到達(移動)したことが検出される。そして、この検出情報は管理室や保守会社へと発報され、保守作業員によるチェーン長さ調整作業を促すことになる。すなわち、発報後には、保守作業員によって、前述のチェーン長さ調整用スプロケット12の位置調整によるチェーンの伸びに対する抜本的な調整作業が行われ、チェーンテンション調整装置21の位置は初期の状態に戻り、自動での調整機能が復活することになる。
【0013】
この実施の形態1によれば、チェーンテンション調整装置の調整限界への到達を容易に検出することが可能となる。その結果、最適なタイミングで保守作業員による抜本的な調整作業が行われ、チェーンの弛み調整インターバルを長期化することができ、保守作業の合理化を図ることができる。さらに、歯飛びなどの問題も防止可能となる。
【0014】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2におけるマンコンベア用チェーンテンション調整装置を示す要部拡大図である。なお、図中、実施の形態1と同一部分又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0015】
上記実施の形態1では、駆動側である駆動力伝達スプロケット13と従動側である駆動ローラスプロケット10間にわたる両側部分に、チェーンの動きに伴って回転する加圧スプロケット14a、14bをチェーンローラの外周面方向から押し当て接触させていたが、この実施の形態2においては、チェーンと接触する部分がスプロケットの代わりに、加圧シュー20としたものである。この加圧シュー20は回転はせず、可動ベース15に固定されているが、加圧シュー20の頭部上をチェーンが摺動することで、加圧スプロケット14と同様の働きをより安価に実現することが可能である。なお、シューの材料としては、摩擦抵抗が小さく耐摩耗性の高いポリアセタール樹脂(POM)や超高分子ポリエチレンなどが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアの上部駆動系の概略構成を示す側面図である。
【図2】この発明の実施の形態1におけるマンコンベア用チェーンテンション調整装置の上昇運転時の状態を示す手摺駆動装置の拡大側面図である。
【図3】この発明の実施の形態1におけるマンコンベア用チェーンテンション調整装置の下降運転時の状態を示す手摺駆動装置の拡大側面図である。
【図4】この発明の実施の形態1におけるマンコンベア用チェーンテンション調整装置の調整限界到達時の状態を示す手摺駆動装置の拡大側面図である。
【図5】この発明の実施の形態2におけるマンコンベア用チェーンテンション調整装置を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
【0017】
1 主枠
2 移動手摺
3 駆動スプロケット
4 駆動機
5 駆動チェーン
6 手摺駆動装置
7 手摺動力伝達チェーン
8 駆動ローラ
9 従動ローラ
10 駆動ローラスプロケット
11、11a、11b 手摺駆動チェーン
12 チェーン長さ調整用スプロケット
13 駆動力伝達スプロケット
14a、14b 加圧スプロケット
15、15a、15b 可動ベース
16、16a、16b 固定ベース
17、17a、17b バネ
18、18a、18b 作動片
19、19a、19b リミットスイッチ
20 加圧シュー
21 チェーンテンション調整装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マンコンベアの踏段や移動手摺を駆動させる従動側スプロケットへ駆動側スプロケットから動力を伝達する動力伝達チェーンにおいて、
前記従動側スプロケットと駆動側スプロケット間に巻き掛けられた動力伝達チェーンに対しチェーンローラ外周面方向から押し当てられ、チェーンの弛みを吸収させるチェーン張力付与手段と、
前記チェーンの伸長に伴い前記チェーン張力付与手段を自動で移動させる移動手段と、
前記チェーン張力付与手段が所定以上に移動したことを検出する検出手段と、
を備えたことを特徴とするマンコンベア用チェーンテンション調整装置。
【請求項2】
チェーン張力付与手段が所定以上に移動したことを検出手段が検出した時、管理室又は保守会社へ発報する発報手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のマンコンベア用チェーンテンション調整装置。
【請求項3】
チェーン張力付与手段が所定以上に移動したことを検出手段が検出した時、マンコンベアを停止させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載のマンコンベア用チェーンテンション調整装置。
【請求項4】
駆動機の動力が駆動スプロケットから手摺動力伝達チェーンを介して伝達される駆動力伝達スプロケットと、移動手摺を駆動する駆動ローラと、前記駆動ローラと同軸に設けられた駆動ローラスプロケットと、前記駆動力伝達スプロケット及び駆動ローラスプロケットに巻き掛けられた手摺駆動チェーンとを備え、前記駆動力伝達スプロケットに伝達された動力を前記手摺駆動チェーン及び前記駆動ローラスプロケットを介して前記駆動ローラへ伝達して前記移動手摺を駆動するマンコンベアの手摺駆動装置において、
前記手摺駆動チェーンの前記駆動力伝達スプロケットと前記駆動ローラスプロケットの間の部分に設けられ、前記手摺駆動チェーンの伸びを自動で吸収する方向に付勢されているチェーンテンション調整装置と、
前記チェーンテンション調整装置に設けられ、前記手摺駆動チェーンの伸びが所定の調整限界位置まで到達したことを検出するチェーン弛み量検出手段と、
を備えたことを特徴とするマンコンベア用チェーンテンション調整装置。
【請求項5】
駆動機の動力が駆動スプロケットから手摺動力伝達チェーンを介して伝達される駆動力伝達スプロケットと、移動手摺を駆動する駆動ローラと、前記駆動ローラと同軸に設けられた駆動ローラスプロケットと、前記駆動力伝達スプロケット及び駆動ローラスプロケットに巻き掛けられた手摺駆動チェーンとを備え、前記駆動力伝達スプロケットに伝達された動力を前記手摺駆動チェーン及び前記駆動ローラスプロケットを介して前記駆動ローラへ伝達して前記移動手摺を駆動するマンコンベアの手摺駆動装置において、
前記手摺駆動チェーンの前記駆動力伝達スプロケットと前記駆動ローラスプロケットの間の部分に設けられ、前記手摺駆動チェーンの伸びを自動で吸収する方向に付勢されているチェーンテンション調整装置と、
前記チェーンテンション調整装置に設けられ、前記手摺駆動チェーンの伸びが所定の調整限界位置まで到達したことを検出するチェーン弛み量検出手段と、
前記チェーン弛み量検出手段が検出動作した時、管理室又は保守会社へ発報して保守作業員によるチェーン長さ調整作業を促す発報手段と、
を備えたことを特徴とするマンコンベア用チェーンテンション調整装置。
【請求項6】
チェーンテンション調整装置は、手摺駆動チェーンに対しチェーンローラ外周面方向からバネにより押し当てられてチェーンの弛みを吸収させる加圧スプロケット又は加圧シューであり、チェーン弛み量検出手段は、前記手摺駆動チェーンの伸びが所定の調整限界位置まで到達した時に動作するリミットスイッチであることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のマンコンベア用チェーンテンション調整装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−23802(P2009−23802A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−189689(P2007−189689)
【出願日】平成19年7月20日(2007.7.20)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】