説明

マンホール用遮水部材保護カバー、及び、これを用いたマンホール

【課題】紫外線や物理的衝撃から遮水部材を保護しうるマンホール用遮水部材保護カバー、及び、これを用いたマンホールを提供する。
【解決手段】保護カバー10の基体部11は、樹脂材料を主材料とする有底の筒状体であって、底面12と軸方向a1に相対向する側に開口部130を有している。中空部15は、基体部11の内部空間であって、開口部130を通じて外部に開放されている。
保護カバー10は、桝基体20や、遮水部材30と組み合わされてマンホールを構成する。桝基体20は、側壁を貫通する管接続孔210を有している。遮水部材30は、可撓性を有する筒状体であって、軸方向a1の両側に開口部31、32を有し、開口部32が、管接続孔210を取り囲むように、桝基体20に取り付けられている。保護カバー10は、遮水部材30を中空部15に収納した状態で、桝基体20に取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マンホール用遮水部材保護カバー、及び、これを用いたマンホールに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、上下水道を構成する排水管路網には、保守管理等を行うためのマンホールが接続されている。このマンホールと排水管との具体的な接続構造において、重要な技術的課題の1つは、両者の接続箇所で漏水事故が生じないようにすることである。
【0003】
その手段として、例えば、特許文献1に開示されているマンホールでは、底塊ブロックに管継手部を突設し、この管継手部に遮水部材が外嵌されている。具体的に、遮水部材は、ゴムなどの弾性材料を用いた筒状体であって、一端が管継手部の突出面を被覆するように外嵌されており、この外嵌部分が固定バンドによって締付けられている。
【0004】
また、特許文献2に開示されているマンホール用底塊ブロックでは、遮水部材の一端が、管継手部の突出面内に埋設されている。即ち、特許文献2は、特許文献1に示した遮水部材について、漏水防止機能の向上、及び、取り付け作業の効率化を図ったものである。
【0005】
ところで、従来、マンホールを地中に埋設するにあたり、掘削した設置穴の埋め戻しには、砂が用いられていた。しかし、設置穴の埋め戻しに砂を用いる工法では、地震発生時にマンホールの埋め戻し土壌で液状化現象が生じ、排水管の脱落による漏水事故、さらにはマンホールの崩落事故が発生しやすいことが分かった。このような液状化現象を回避するため、近年、マンホール設置穴の埋め戻しには砕石が用いられるようになっている。
【0006】
この設置穴の埋め戻しに砕石が用いられる近年の技術的動向に対して、特許文献1及び2に開示されているマンホールでは、充分に対応することができなくなっている。例えば、特許文献1及び2に開示されているマンホールでは、遮水部材がゴムなどの弾性材料でなるため、砕石によって破損してしまう危険が極めて高い。
【0007】
また、この種のマンホールは、製造後すぐに埋設されるものではない。通常、製造後のマンホールは、屋外で出荷まで保管された後、施工現場への輸送、及び、施工現場での保管等の過程を経由した上で、埋設される。従って、輸送中を含めマンホールが屋外で保管されている過程が長期化すればするほど、遮水部材が、紫外線に曝されることにより、材質の劣化を生じる危険が高くなる。
【0008】
さらに、マンホールが屋外で保管されている過程が長期化すればするほど、遮水部材が、外部から加えられる不測の物理的衝撃により、破損してしまう危険が高くなる。
【0009】
特に、遮水部材を、紫外線や物理的衝撃から保護すべき必要性は、遮水部材の着脱が可能な特許文献1とは異なり、遮水部材が管継手部に埋設されている特許文献2において、顕著に現れる。
【特許文献1】特開平2002−266361号公報
【特許文献2】特許第3708539号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の課題は、紫外線による材質の劣化、及び、物理的衝撃による破損などから遮水部材を保護することができるマンホール用遮水部材保護カバー、及び、これを用いたマンホールを提供することである。
【0011】
本発明のもう1つの課題は、埋め戻し砕石による破損から遮水部材を保護することができるマンホール用遮水部材保護カバー、及び、これを用いたマンホールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述した課題を解決するため、本発明に係るマンホール用遮水部材保護カバー(以下、単に保護カバーと称する)は、基体部と、中空部とを有する。基体部は、樹脂材料を主材料とする有底の筒状体であって、底面と軸方向に相対向する側に開口部を有している。中空部は、基体部の内部空間であって、開口部を通じて外部に開放されている。
【0013】
本発明に係る保護カバーは、マンホールを構成する桝基体の管継手部分に取り付けて用いられる。以下、本発明に係る保護カバーを用いて構成されたマンホールについて説明すると、本発明に係るマンホールは、桝基体と、遮水部材と、保護カバーとを含む。
【0014】
桝基体は、側壁を外面から内面に貫通する管接続孔を有している。遮水部材は、可撓性を有する筒状体であって、軸方向の両側に開口部を有し、この開口部の一方が、管接続孔を取り囲むように、桝基体に取り付けられている。
【0015】
ここで、保護カバーは、遮水部材を中空部に収納した状態で、桝基体に取り付けられているから、マンホールが屋外で保管されている過程、及び、輸送過程において、紫外線から遮水部材を保護することができる。
【0016】
また、保護カバーは、遮水部材を中空部に収納した状態で、桝基体に取り付けられている。従って、マンホールが屋外で保管されている過程、及び、輸送過程において、外部から加えられる不測の物理的衝撃から、遮水部材を保護することができる。
【0017】
上述した本発明に係るマンホールは、地中に埋設された状態で、排水管が、遮水部材、及び、マンホール用遮水部材保護カバーを貫通して、管接続孔の内部に案内され、接続されている。この構成によると、保護カバーは、遮水部材を中空部に収納した状態で、桝基体に取り付けられているから、設置穴の埋め戻しに砕石を用いたとしても、この砕石による破損から、遮水部材を保護することができる。
【0018】
しかも、保護カバーの基体部は、樹脂材料を主材料としているから、排水管を保護カバーに貫通させるための切断加工を容易に行うことができる。
【0019】
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
【発明の効果】
【0020】
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
【0021】
(1)紫外線による材質の劣化、及び、物理的衝撃による破損などから遮水部材を保護することができるマンホール用遮水部材保護カバー、及び、これを用いたマンホールを提供することができる。
【0022】
(2)埋め戻し砕石による破損から遮水部材を保護することができるマンホール用遮水部材保護カバー、及び、これを用いたマンホールを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図1は本発明の一実施形態に係る保護カバーの斜視図、図2は図1に示した保護カバーを裏側からみた斜視図、図3は図1に示した保護カバーの正面断面図である。図1乃至図3に示した保護カバーは、基体部11と、中空部15とを有する。
【0024】
基体部11は、可撓性、又は、ゴム弾性を有しており、好ましくはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニル樹脂(PVC)等の合成樹脂材料や、その他の天然樹脂材料、さらにスチレン・ブタジエンゴム(SBR)などの合成ゴムを主材料としている。
【0025】
基体部11は、有底の筒状体であって、底面12と軸方向a1に相対向する側に開口部130を有している。より詳細に説明すると、図1乃至図3に示した基体部11は、一点鎖線で示す軸方向a1の一端側に底面12を有し、この底面12に対して相対向する軸方向a1の他端側に開口面13を有している。
【0026】
開口面13は、底面12よりも大径寸法となる面積を有しており、その面内に開口部130を有するとともに、この開口部130以外の部分が鍔部131を構成している。鍔部131は、好ましくは凹凸面を有することにより、接着剤を用いて保護カバーをマンホールに接着する際の接着力を向上することができる。
【0027】
基体部11は、底面12と開口面13との間に径寸法の変化部14を有しており、この変化部14を挟んで底面12の側が同一径寸法となる円筒状であり、変化部14を挟んで開口面13の側がテーパー状の末広がり形状となっている。
【0028】
中空部15は、基体部11の内部空間であって、開口部130を通じて外部に開放されている。図1乃至図3に示した中空部15は、基体部11の外形形状に沿った内周面によって区画されており、底面12の内面と、開口部130との間に径寸法の変化部を有し、この変化部を挟んで底面12の側が同一径寸法の円筒状であり、変化部を挟んで開口面13の側がテーパー状の末広がり形状(ラッパ状)となっている。
【0029】
図1乃至図3に示した保護カバーは、所謂、一体成形型マンホールの底塊部分、又は、分割組み立て型マンホールの底塊ブロックに取り付けて用いられる。次に、図1乃至図3に示した保護カバーを用いたマンホールについて説明する。
【0030】
図4は本発明の一実施形態に係るマンホールの一部を省略して示す斜視図、図5は図4に示したマンホールの分解構造を示す斜視図、図6は図4に示したマンホールの部分断面図である。図4乃至図6に示した実施例は、汚水マンホール、又は、雨水マンホールのいずれであってもよい。また、図4乃至図6において、図1乃至図3に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
【0031】
図4乃至図6に示したマンホールは、図1乃至図3を参照して説明した保護カバー10に加えて、さらに桝基体20と、遮水部材30とを含む。
【0032】
桝基体20は、合成樹脂、又は、コンクリートなどを主材料とする成形体であって、内部空間200と、管継手部21とを有している。
【0033】
まず、内部空間200は、桝基体20の側壁、及び、内部底面によって囲まれている。一方、管継手部21は、桝基体20の側壁によって構成され、管継手部21における側壁の外面211が、桝基体20から軸方向a1に突出している。さらに、管継手部21は、桝基体20の側壁を外面211から内面(内部空間200)に貫通する管接続孔210を有している。図4乃至図6に示した管接続孔210は、外面211の側の開口端面が、内部空間200の側の開口端面より大孔径であり、その内周面がテーパ状になっている。
【0034】
遮水部材30は、可撓性を有する筒状体であって、軸方向a1の両側に開口部31、32を有しており、一方の開口部32が、管接続孔210の開口端面を取り囲むように、桝基体20に取り付けられている。より具体的に、図4乃至図6に示した遮水部材30は、小径開口部31と、大径開口部32とを有し、小径開口部31と大径開口部32との間に径の変化部分を有する。遮水部材30は、大径開口部32が、管継手部21の側壁に埋設されるとともに、管接続孔210の開口端面を覆うように外面211から立ち上がっている。
【0035】
保護カバー10は、鍔部131が遮水部材30を取り囲むように管継手部21上に固定され、遮水部材30を中空部15に収納した状態で、外面211に取り付けられている。保護カバー10は、剥離可能な接着剤や、または仮止めテープなどを用いて、突出面211上に着脱可能に固定されていることが好ましい。
【0036】
図4乃至図6に示したマンホールの構成によると、保護カバー10は、遮水部材30を中空部15に収納した状態で、桝基体20に取り付けられているから、マンホールが屋外で保管されている過程、及び、輸送過程において、紫外線から遮水部材30を保護することができる。
【0037】
また、保護カバー10は、遮水部材30を中空部15に収納した状態で、桝基体20に取り付けられている。従って、マンホールが屋外で保管されている過程、及び、輸送過程において、外部から加えられる不測の物理的衝撃から、遮水部材30を保護することができる。
【0038】
図4乃至図6に示したマンホールは、さらに設置穴に配置されて、排水管に接続された後、埋め戻されることにより地中に埋設され、地下排水管路網の一部を構成する。図7は、本発明のもう一つの実施形態に係るマンホールの部分断面図である。図7において、図1乃至図6示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
【0039】
図7に示すマンホールは、基礎40と、底塊ブロック41と、直壁ブロック42と、斜壁ブロック43とを有し、これらが上述した順序で設置穴60の内部に積み重ねられている。
【0040】
底塊ブロック41は、図3及び図4を参照して説明した桝基体20の一態様であり、底部外面が基礎40に安定的に載置されているとともに、上端部に直壁ブロック42が積み重ねられている。
【0041】
さらに、図7に示す底塊ブロック41には、2つの管継手部21、22が備えられており、管継手部21が流出孔部として用いられ、管継手部22が流入孔部として用いられる。流出孔部として用いられる管継手部21は1つであるが、流入孔部として用いられる管継手部22は必要に応じて、1つ又は複数個を含んで構成することができる。
【0042】
図7に示すマンホールにおいて、二つの管継手部21、22は、それぞれの管接続孔210、220が、内部底面に設けられているインバート部(図示しない)と通水的に接続され、軸方向a1に向かって直路状の排水路を構成している。
【0043】
また、マンホールは、2つの排水管71、72を有し、この排水管71、72のそれぞれが管接続孔210、220に接続された状態で、設置穴60の内部に配置されている。また、マンホールの周囲には砕石80が充填されている。マンホールの周囲に砕石80が充填されている構成によると、地震発生時に、マンホール周囲の埋め戻し土壌で液状化現象が発生する危険を低減することができる。
【0044】
遮水部材30は、大径開口部32が、管継手部21、22の側壁に埋設され、外面211、221から立ち上がっており、小径開口部31が排水管71、72の外周面に被さることにより、排水管71、72に圧着される。遮水部材30と、管接続孔210、220に接続された排水管71、72との間には空間が形成されている。
【0045】
図1乃至図7を参照して説明した保護カバー10の利点について、さらに図8乃至図11を参照して説明する。図8乃至図11は、図7に示したマンホールの施工方法を示す図である。図8乃至図11において、図1乃至図7に図示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
【0046】
まず、図8及び図9を参照すると、排水管71、72を底塊ブロック41の管継手部21、22に接続する工程において、保護カバー10の底面12付近を、一点鎖線で示す切断線16に沿って切断し、遮水部材30を外部に露出させる。図8及び図9に示した工程において、保護カバー10は、好ましくは管継手部21、22の外面211、221に仮止めされた状態であるから、外面211、221上に接着された状態で切断線16に沿った切断加工をしてもよいし、一旦保護カバー10を外面211、221から取り外してから切断線16に沿った切断加工をしてもよい。図8では、切断線16は底面12の面外に設定されているから、図9に示すように底面12の全面が開口される。
【0047】
図10を参照すると、図8及び図9に示した切断工程の後、保護カバー10の軸方向a1と、排水管71、72の軸方向a2とが一致するように位置決めして、排水管71、72を、保護カバー10の切断端面(底面12)、及び、遮水部材30の開口部31を貫通して、管接続孔210、220の内部に案内する。このとき、保護カバー10を外面211、221から剥離して、一旦、排水管71、72上に移動させる。そして、排水管71、72と、遮水部材30との接続部分を露出させ、排水管71、72の表面と、これに接触する遮水部材30の開口部の内周面とを、例えば、接着剤50を用いて確実に接着固定する。
【0048】
図11を参照すると、図10に示した接続工程の後、再び、保護カバー10を管継手部21、22の側に引き戻し、遮水部材30を中空部15に収納した状態で、鍔部131を外面211、221上に接着するとともに、さらに底面12の側の開口部130付近の内周面と、遮水部材30の開口部130の外周面とを、接着剤50を用いて確実に接着固定する。
【0049】
図7乃至図11を参照して説明したマンホールは、設置穴60に配置されて、排水管71、72に接続された後、埋め戻されることにより地中に埋設される。この埋め戻し状態において、排水管71、72が、保護カバー10、及び、遮水部材30を貫通して、管接続孔210、220の内部に案内されている。即ち、遮水部材30は、保護カバー10によって覆われているから、設置穴60の埋め戻しに砕石80を用いたとしても、この砕石80によって、遮水部材30が破損する危険を回避することができる。
【0050】
しかも、保護カバー10の基体部11は、樹脂材料を主材料としているから、排水管71、72を保護カバー10に貫通させるための切断加工を容易に行うことができる。
【0051】
管接続孔210、220は、内周面がテーパ面であって、管接続孔210、220に排水管71、72が接続されている場合、排水管71、72はテーパ角の範囲内で首振りを行うことができる。この排水管71、72の首振り動作に対して、保護カバー10は、樹脂材料を主材料とすることにより可撓性を有しているから、排水管71、72の首振り動作に追従し、且、保持し続けることができる。
【0052】
しかも、保護カバー10は、管継手部21、22の外面211、221から立ち上がっているから、管接続孔210、220に接続された排水管71、72との間に空間を確保することができる。この空間は、排水管71、72がテーパ角の範囲内で首振りを行う場合の移動空間であるとともに、可撓性を有する保護カバー10が排水管71、72の動きに追従して変形するための変形空間となる。従って、図12及び図13に示すように、遮水部材30は、管接続孔210、220に接続された排水管71、72が、テーパ角の範囲内で首振りを行った場合に、排水管71、72の動きを阻害することなくこれに追従し、且、保持し続けることができる。
【0053】
図14は本発明のもう一つの実施形態に係る保護カバー10の斜視図、図15は図14に示した保護カバー10の正面断面図である。図14及び図15において、図1乃至図13に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
【0054】
図14及び図15に示す保護カバー10の実施例では、図8において一点鎖線で示した切断線16が、切断溝16として予め底面12付近に形成されている。この構造によると、図8及び図9に示した保護カバー10の切断工程を、迅速、且、正確に行うことができる。
【0055】
図16は本発明の更にもう一つの実施形態に係る保護カバー10の斜視図、図17は図16に示した保護カバー10の正面断面図である。さらに、図18は図16に示した保護カバー10を用いたマンホールの部分断面図である。図16乃至図18において、図1乃至図16に図示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
【0056】
図16乃至図18に示す保護カバー10の実施例は、底面12の面内に、接続される排水管の管径に応じた切断溝16を有している。この構造によると、図8及び図9に示したマンホールの設置方法において、底面12を切断溝16に沿って切断し、排水管71を管接続孔210内に案内する工程を、迅速且正確に行うことができる。
【0057】
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の一実施形態に係るマンホール用遮水部材保護カバーの斜視図である。
【図2】図1に示したマンホール用遮水部材保護カバーを裏側からみた斜視図である。
【図3】図1に示したマンホール用遮水部材保護カバーの正面断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るマンホールの一部を省略して示す斜視図である。
【図5】図4に示したマンホールの分解構造を示す斜視図である。
【図6】図4に示したマンホールの部分断面図である。
【図7】本発明のもう一つの実施形態に係るマンホールの部分断面図である。
【図8】図7に示したマンホールの施工方法を示す図である。
【図9】図8に示した工程の後の工程を示す図である。
【図10】図9に示した工程の後の工程を示す図である。
【図11】図10に示した工程の後の工程を示す図である。
【図12】図7に示したマンホールの使用態様について一部を省略して示す断面図である。
【図13】図7に示したマンホールの使用態様について一部を省略して示す断面図である。
【図14】本発明のもう一つの実施形態に係るマンホール用遮水部材保護カバーの斜視図である。
【図15】図14に示したマンホール用遮水部材保護カバーの正面断面図である。
【図16】本発明の更にもう一つの実施形態に係るマンホール用遮水部材保護カバーの斜視図である。
【図17】図16に示したマンホール用遮水部材保護カバーの正面断面図である。
【図18】図16に示したマンホール用遮水部材保護カバーを用いたマンホールの部分断面図である。
【符号の説明】
【0059】
10 保護カバー
11 基体部
12 底面
130 開口部
15 中空部
20 桝基体
210、220 管接続孔
30 遮水部材
31、32 開口部
41 底塊ブロック
71、72 排水管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基体部と、中空部とを有するマンホール用遮水部材保護カバーであって、
前記基体部は、樹脂材料を主材料とする有底の筒状体であって、底面と軸方向に相対向する側に開口部を有しており、
前記中空部は、前記基体部の内部空間であって、前記開口部を通じて外部に開放されている、
マンホール用遮水部材保護カバー。
【請求項2】
桝基体と、遮水部材と、マンホール用遮水部材保護カバーとを含むマンホールであって、
前記桝基体は、側壁を外面から内面に貫通する管接続孔を有しており、
前記遮水部材は、可撓性を有する筒状体であって、軸方向の両側に開口部を有し、前記開口部の一方が、前記管接続孔を取り囲むように、前記桝基体に取り付けられており、
前記マンホール用遮水部材保護カバーは、請求項1に記載されたものでなり、前記遮水部材を前記中空部に収納した状態で、前記桝基体に取り付けられている、
マンホール。
【請求項3】
請求項2に記載されたマンホールであって、地中に埋設された状態で、排水管が、前記遮水部材、及び、前記マンホール用遮水部材保護カバーを貫通して、前記管接続孔の内部に案内され、接続されている、
マンホール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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