説明

メッセージフォーマットを示す第1のプロトコル修正フィールドと標準修正において必須の特徴を示す第2のプロトコル修正フィールドを有するメッセージ

【課題】無線通信のための移動局の接続を容易にする。
【解決手段】リバースチャネル上に送信するためのメッセージ、第1のプロトコル修正フィールドおよび第2のプロトコル修正フィールドを含むメッセージを発生するように構成される。第1のプロトコル修正フィールドは、移動局によりサポートされるメッセージフォーマットを示すためのものであり、第2のプロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされる必須の特徴のセットを示すためのものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は一般に無線通信に関し、特にセルラー無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
通信の分野は、例えばページング、無線ローカルループ、インターネットテレフォニー、および衛星通信システムを含む多くのアプリケーションを有する。例示アプリケーションは移動加入者のためのセルラー電話システムである。(ここに使用されるように、「セルラー」システムという用語は、セルラーシステム周波数とパーソナル通信サービス(PCS)システム周波数の両方を含む)。複数のユーザーが共通の通信媒体をアクセスすることを可能にする、無線通信システムのような、最新の通信システムがそのようなセルラーシステムのために開発された。これらの最新の通信システムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、空間分割多元接続(SDMA)、分極分割多元接続(PDMA)、または技術的に知られている他の変調技術のような多元アクセス技術に基いていてもよい。これらの変調技術は通信システムの複数のユーザーから受信した信号を復調し、それにより通信システムのキャパシティの増加を可能にする。それと関連して、例えば、アドバンストモバイルフォーンシステム(AMPS)、移動通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、および他の無線システムを含む種々の通信システムが開発された。
【0003】
FDMAシステムにおいて、トータル周波数スペクトルは多数のより小さなサブバンドに分割され、各ユーザーには、通信システムをアクセスするためのその固有のサブバンドが与えられる。あるいは、TDMAシステムにおいて、トータル周波数スペクトルは多数のより小さなサブバンドに分割され、各サブバンドは、多数のユーザー間で共有され、各ユーザーはそのサブバンドを用いて所定のタイムスロットで送信することが可能になる。CDMAシステムは、増加されたシステムキャパシティを含む他のタイプのシステムに対して潜在的な利点を供給する。CDMAシステムにおいて、各ユーザーにはいつでも全体の周波数スペクトルが与えられるが固有のコードの使用を介してその送信を識別する。
【0004】
CDMAシステムは、(1)「デュアルモードワイドバンド拡散スペクトルセルラーシステムのためのTIA/EIA−95−B移動局−基地局互換規格」(IS−95規格)(2)「第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)という名前の共同体により提供される規格であって文献No.3G TS 25.211、3G TS 25.212、3G TS 25.213、3G TS 25.214を含む文献のセットに具現化される規格(W−CDMA規格)、(3)「第三世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名前の共同体により提供される規格であって、「cdma2000スペクトル拡散システムのためのTR−45.5物理層規格」において具現化される規格(IS−2000規格)のような1つ以上のCDMA規格をサポートするように設計されてもよい。
【0005】
上述の名前が付けられたCDMA通信システムおよび規格において、利用可能なスペクトルは多数のユーザー間で同時に共有され、音声サービスやデータサービスのようなサービスを供給するために適切な技術が利用可能である。
【0006】
電子シリアル番号(ESNs)、32ビットバイナリ番号は現在種々の移動局製造業者により製造される各移動局を固有に識別するために現在使用されている。携帯電話のような移動局の急増に鑑みて、ESNsはいつかは使い果たされる。それゆえ、新しい固有の移動局識別子が開発され規格化された。これは、56ビットのビット数である移動局機器識別子(MEID)として知られている。MEIDは、標準のIS−2000ファミリーの修正Dにおける必須の特徴の1つである。標準のIS−2000ファミリーは上で識別されたもともと採用されたIS−2000標準に対する修正またはリリースを含む。そのような修正は、修正0、A、B、C、およびDを含む。今日、利用される有力なIS−2000規格はIS−2000改訂0であり、無線セルラーオペレーターが改訂Dのような次の改訂を利用するためには、時間のかかる高価な相互運用テストを実行しなければならず、移動局が修正0、A、B、およびCと下位互換性があり、ネットワークが適切な機能向上を必要とすることを保証する必要がある。しかしながら、ESNsはそのようなテストとネットワークアップグレードが完了される前に使い果たされるかもしれない。
【発明の概要】
【0007】
35U.S.C.§119に基く優先権主張
この特許出願は、この出願の譲受人に譲渡され、参照することにより本明細書に組み込まれる2004年12月3日に出願された「IS−2000修正のマイグレーション(migration)のためのマイナーMOB_P_REV」(Minor MOB_P_REV for Migration of IS-2000 Revision)というタイトルの米国仮出願第60/633,348号の優先権を主張する。
【0008】
1つの観点において、無線通信のための移動局が開示される。
【0009】
移動局は、リバースチャネル上に送信するためのメッセージを発生するように構成された制御プロセッサーを含む。メッセージは、第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドを含む。第1のプロトコル修正フィールドは、移動局によりサポートされるメッセージフォーマットを示すためのものであり、第2のプロトコル修正フィールドは、移動局によりサポートされる必須の特徴のセットを示すためのものである。必須の特徴のセットは標準修正により定義される。
【0010】
他の観点において、移動局を動作する方法が開示される。この方法はリバースチャネル上に送信するためのメッセージを発生することを含む。メッセージは、第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドを含む。第1のプロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされるメッセージフォーマットを示すためのものであり、第2プロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされる必須の特徴のセットを示すためのものである。必須の特徴のセットは標準修正により定義される。
【0011】
さらに他の観点において、機械により実行されると機械に移動局における動作を実行させる命令を備えた機械読み取り可能な媒体が開示される。動作は、リバースチャネル上への送信のためのメッセージを発生することを含む。メッセージは第1プロトコル修正フィールドと第2プロトコル修正フィールドを含む。第1プロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされるメッセージフォーマットを示すためのものであり、第2プロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされる必須の特徴のセットを示すためのものである、必須の特徴のセットは標準修正により定義される。
【0012】
さらに他の観点において、無線通信のための移動局が開示される。移動局は、リバースチャネル上に送信するためにメッセージを発生する手段を含む。メッセージは第1プロトコル修正フィールドと第2プロトコル修正フィールドを含む。第1プロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされるメッセージフォーマットを示すためのものであり、第2プロトコル修正フィールドは、移動局によりサポートされる必須の特徴のセットを示すためのものである。必須の特徴のセットは標準修正により定義される。メッセージをリバースチャネル上に送信する手段が含まれる。
【0013】
さらに他の観点において、無線通信のための基地局が開示される。基地局は移動局からリバースチャネル上のメッセージを受信するように構成された受信機を含む。メッセージは第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドを含む。第1のプロトコル修正フィールドは、移動局によりサポートされるメッセージフォーマットを示すためのものであり、第2のプロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされる必須の特徴のセットを示すためのものであり、必須の特徴のセットは標準修正により定義される。
【0014】
さらに他の観点において、機械により実行されると、機械に動作を実行させる命令を備えた機械読み取り可能媒体が開示される。動作は、移動局からリバースチャネル上のメッセージを受信することを含む。メッセージは第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドを含む。第1のプロトコル修正フィールドは、移動局によりサポートされたメッセージフォーマットを示すためのものであり、第2のプロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされる必須の特徴のセットを示すためのものである。必須の特徴のセットは標準修正により定義される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は無線通信システムの例である。
【図2】図2はこの発明の一実施形態に従う移動局のブロック図である。
【図3】図3はこの発明の一実施形態に従う基地局のブロック図である。
【図4】図4はこの発明の一実施形態に従って移動局により実施されてもよいプロセスのフロー図である。
【図5】図5はこの発明の一実施形態に従って図2の移動局により送信される発生メッセージの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
「例示」という言葉は、「例、インスタンス、例証として機能する」ことを意味するためにここでは使用される。「例示」としてここに記載された任意の実施形態は必ずしも他の実施形態に対して好適であるとか利点があると解釈されるべきでない。
【0017】
移動局(MS)、アクセス端末(AT)、ユーザー機器(UE)または加入者ユニットとしても知られている遠隔局は移動していてもよいしまたは静止していてもよく、ベーストランシーバーステーション(BTSs)またはノードBsとしても知られている1つ以上の基地局と通信してもよい。遠隔局は1つ以上の基地局を介して、無線ネットワークコントローラー(RNCs)としても知られる基地局コントローラーに対して送受信する。基地局と基地局コントローラーはアクセスネットワークと呼ばれるネットワークの一部である。アクセスネットワークは複数の遠隔局間にデータパケットをトランスポートする。さらにアクセスネットワークは、企業内イントラネットまたはインターネットのようなこのアクセスネットワーク外部のさらなるネットワークに接続されていてもよく、各遠隔局とそのような外部ネットワークとの間でデータパケットをトランスポートしてもよい。1つ以上の基地局とアクティブトラヒックチャネルを確立した遠隔局は、アクティブ遠隔局と呼ばれトラヒック状態にあると言われる。1つ以上の基地局とアクティブトラヒックチャネル接続を確立するプロセスにある遠隔局は接続セットアップ状態にあると言われます。遠隔局は無線チャネルを介して通信する任意のデータ装置であってよい。さらに遠隔局は、これらに限定されないが、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、外部または内部モデムまたは無線電話を含む多数のタイプの装置のいずれかであってもよい。遠隔局が基地局に信号を送信する通信リンクはアップリンクと呼ばれ、また、リバースリンクとしても知られている。基地局が遠隔局に信号を送信する通信リンクはダウンリンクと呼ばれ、フォワードリンクとしても知られている。
【0018】
図1に関連して、例示無線通信システム100は、1つ以上の移動局(MS)102、1つ以上の基地局(BS)104、1つ以上の基地局コントローラー(BSC)106、およびコアネットワーク108を含む。コアネットワークはインターネット、および適切な帰路を介した公衆交換電話網(PSTN)112に接続されていてもよい。無線通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、空間分割多元接続(FDMA)、分極分割多元接続(PDMA)、または技術的に知られた他の変調技術のような多数の多元接続技術のいずれか1つを採用してもよい。
【0019】
図2と図5を参照すると、一実施形態において、無線通信のための移動局102はリバースチャネル上に送信するための開始メッセージ500、第1のプロトコル修正フィールド506および第2のプロトコル修正フィールド508を含むメッセージのようなメッセージを発生するように構成された制御プロセッサー202を含む。第1のプロトコル修正フィールド506は移動局102によりサポートされたメッセージフォーマットを示すためのものであり、第2のプロトコル修正フィールド508は移動局102によりサポートされる必須の特徴のセットを示すためのものである。必須の特徴のセットは標準修正により定義される。一実施形態において、リバースチャネルはリバースコモンシグナリングチャネルであってもよい。他の実施形態において、リバースチャネルはリバース専用シグナリングチャネルであってもよい。
【0020】
一実施形態において、メッセージは、(図5に示すように)開始メッセージ、ページ応答メッセージ、および登録メッセージを含むグループから選択される。種々の実施形態において、標準修正は、IS−2000修正0、IS−2000修正A、IS−2000修正B、IS−2000修正C、およびIS−2000修正Dを含むグループから選択される。一実施形態において、移動局102によりサポートされるメッセージフォーマットは、必須の特徴としてMEIDを含むIS−2000修正D標準により定義される。
【0021】
図2を続けると、移動局102は送信機200、変調器206、受信機204、復調器208、アンテナ210を含む。これらの機能は技術的に知られている。
【0022】
図5を続けると、一実施形態において、メッセージ500は呼を確立するために、移動局102により基地局104(図1参照)に送信された開始メッセージである。開始メッセージ500は、モバイルターミネイテッドコールアクセプテッドインジケーター(MOB_TERM)502、スロットサイクルインデックス(SLOT_CYCLE_INDEX)504、メッセージフォーマットプロトコル修正(MF_P_REV)506、ステーションクラスマーク(SCM)508、...予約ビット(RESERVED)516、およびリバースゲートモード要求インジケーター(REV FCH GATING REQ)520のような種々のフィールドを含む。
【0023】
現在のIS−2000修正0標準において、MOB_P_REVとして知られる8ビットフィールドは開始メッセージのような多数のメッセージに埋め込まれ、それがサポートする特定のプロトコルまたは標準を示すために移動局により使用される。例えば、移動局がIS−2000修正0標準をサポートしていることを示すために6の値が用いられる。それゆえ、現在のIS−2000修正0標準において、MOB_P_REVフィールドにより表される単一の値(例えば6)は、番号6により表される標準修正のメッセージフォーマットと必須の特徴のセットの両方を意味する。
【0024】
注目に値すべきなのは、一実施形態において、メッセージフォーマットプロトコル修正フィールド506は、移動局102によりサポートされるメッセージまたはプロトコルフォーマットを示すための第1のプロトコル修正フィールド「”Major MOB_P_REV”」であり、ステーションクラスマークフィールド508は移動局102によりサポートされる必須の特徴のセットを示すための第2のプロトコル修正フィールド「”Minor MOB_P_REV”」である。8ビットステーションクラスマークフィールド508内の適切な数のビットを用いて、標準修正により定義される必須のセットを示すようにしてもよい。例えば、SCM508内の適切な数のビットを用いて以下のようにして標準のIS−2000ファミリーのセットを識別する値を表すために使用されてもよい。「0」−修正0のためのすべての必須の特徴、「1」−修正Aのためのすべての必須の特徴、「2」−修正Bのためのすべての必須の特徴、「3」−修正Cのためのすべての必須の特徴、P_REV、「4」−修正Cのためのすべての必須の特徴、P_REV10、「5」−修正Dのためのすべての必須の特徴、「6」またはそれより高い値−修正Dにおける特定の必須の特徴。例えば「11」のMF_P_REV値およびSCM508内の適切な数のビットにより表される「0」の値は、移動局がIS−2000修正Dにより定義されるメッセージフォーマットをサポートし、また、修正0標準のすべての必須の特徴をサポートすることが基地局により「理解」されるであろう。そのようなプロトコル修正フィールドの分岐は、第2のプロトコル修正フィールドの使用を用いて移動局によりサポートされる実際の必須の特徴が段階的に導入されることを可能にしながら、修正Dにより定義されるメッセージフォーマットのような最新のメッセージフォーマットを用いることにより、IS−2000のような標準の後の修正に向けてより進歩的なアップグレードを可能にする。代わりの実施形態において、修正フィールド506は第2のプロトコル修正フィールドとして使用されてもよいし、SCMフィールド508は第1のプロトコル修正フィールドとして使用されてもよい。
【0025】
図4を参照すると、一実施形態において、プロセス400のフロー図が示される。プロセス400は図2に示すように移動局102の制御プロセッサー202のような移動局の他のコンポーネントと協同して制御プロセッサーにより実施されてもよい。プロセス400は、リバースチャネル上に送信するためのメッセージを発生することを含む。メッセージは第1プロトコル修正フィールドと第2プロトコル修正フィールドを含む。第1プロトコル修正フィールドは、移動局102によりサポートされるメッセージフォーマットを示すためのものである。第2プロトコル修正フィールドは移動局102によりサポートされる必須の特徴のセットを示すためのものである。必須の特徴のセットは標準修正により定義される。プロセス400は、404においてメッセージを基地局104に送信することを含む。
【0026】
図3を参照すると、一実施形態において、無線通信のための基地局104は、移動局102からリバースチャネル上のメッセージを受信するように構成された受信機304を含む。メッセージは第1プロトコル修正フィールドと第2プロトコル修正フィールドを含む。第1プロトコル修正フィールドは、移動局102によりサポートされたメッセージフォーマットを表示するためのものである。第2プロトコル修正フィールドは、移動局102によりサポートされる必須の特徴のセットを表示するためのものである。必須の特徴のセットは標準修正により定義される。
【0027】
図3を続けると、基地局104は変調器306、図1に示されるBSC106のようなBSCとの通信のためのインターフェース308、制御プロセッサー302、復調器310およびアンテナ312を含む。これらの機能は技術的に知られている。一実施形態において、移動局または基地局内の送信機および受信機は、図示するように個別のコンポーネントであってよい。他の実施形態において、移動局または基地局における送信機および受信機は一般に「トランシーバー」と呼ばれる単一のコンポーネントであってもよい。
【0028】
この発明の他の観点において、実行されると機械に移動局内の動作を実行させる命令を備えた機械読み取り可能媒体が開示される。この動作はリバースチャネル上に送信するためのメッセージを発生することを含む。メッセージは第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドを含む。第1のプロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされるメッセージフォーマットを表示するためのものであり、第2のプロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされる必須の特徴のセットを表示するためのものである。必須の特徴のセットは標準修正により定義される。
【0029】
一実施形態において、機械読み取り可能媒体はCD−ROMのようなディスクベースの媒体であってよい。
【0030】
さらにこの発明の他の観点において、無線通信のための移動局が開示される。移動局はリバースチャネル上に送信するためのメッセージを発生する手段を含む。メッセージは第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドとを含む。第1のプロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされたメッセージフォーマットを表示するためのものであり、第2のプロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされた必須の特徴のセットを表示するためのものである。必須の特徴のセットは標準修正により定義される。そのような発生するための手段は、例えば、図2に示される制御プロセッサー202を適切に含んでいてもよい。移動局は、図2に示される送信機200を適切に含んでいてもよいリバースチャネルにメッセージを送信するための手段を含む。
【0031】
この発明のさらに他の観点において、機械により実行されると、機械に動作を実行させる命令を備えた機械読み取り可能媒体が開示される。この動作は移動局からリバースチャネル上のメッセージを受信することを含む。メッセージは第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドを含む。第1のプロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされたメッセージフォーマットを表示するためのものであり、第2のプロトコル修正フィールドは移動局によりサポートされた必須の特徴のセットを表示するためのものである。必須の特徴のセットは標準修正により定義される。
【0032】
当業者は、情報および信号は、さまざまな異なる科学技術および技法を用いて表してもよいことを理解するであろう。例えば、上述した記述全体を通して参照してもよいデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界、磁性粒子、光学界、または光学粒子またはそれらの任意の組合せにより表してもよい。
【0033】
当業者はさらに、ここに開示した実施の形態に関連して記載した種々の実例となる論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウエア、コンピュータソフトウエアまたは両方の組合せで実施してもよいことを理解するであろう。
【0034】
このハードウエアとソフトウエアの互換性を明瞭に説明するために、種々の実例となる部品、ブロック、モジュール、回路、およびステップが一般にそれらの機能性の観点から上に記載された。そのような機能性がハードウエアまたはソフトウエアとして実現されるかは特定のアプリケーションおよび全体のシステムに課せられた設計制約に依存する。熟達した職人は、各特定のアプリケーションに対して記載した機能性を変形した方法で実施することができるが、そのような実施の判断は、この発明の範囲を逸脱するものとして解釈されるべきでない。
【0035】
ここに開示された実施の形態に関連して記載された種々の実例となる論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサー、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理装置、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウエアコンポーネント、またはここに記載した機能を実行するように設計されたいずれかの組合せを用いて実施または実行してもよい。
【0036】
汎用プロセッサーは、マイクロプロセッサーであってよいが、別の方法では、プロセッサーは、いずれかの一般的なプロセッサー、コントローラー、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってよい。プロセッサーはまた、計算装置の組合せとしても実施できる。例えば、DSPとマイクロプロセッサーの組合せ、複数のマイクロプロセッサー、DSPコアと協力した1つ以上のマイクロプロセッサーまたはいずれかの他のそのような構成として実施してもよい。ここに開示された実施の形態に関連して記載された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウエアにおいて、プロセッサーにより実行されるソフトウエアモジュールにおいて、または両者の組合せにおいて直接具現化してもよい。ソフトウエアモジュールはRAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD-ROM、または技術的に既知である任意の他の形式の記憶媒体に常駐してよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサーが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサーに結合される。代替策では、記憶媒体はプロセッサーに一体化してよい。プロセッサー及び記憶媒体はASICに常駐してよい。ASICはユーザー端末に常駐してよい。代替策では、プロセッサー及び記憶媒体はユーザー端末内に別々の構成要素として常駐してよい。好適実施の形態の上述の記載は当業者がこの発明を製作または使用することを可能にするために提供される。これらの実施の形態に対する種々の変更は当業者には容易に明白であろう、そしてここに定義される包括的原理は発明力の使用なしに他の実施の形態に適用可能である。従って、この発明は、ここに示される実施形態に限定されることを意図したものではなく、ここに開示された原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲が許容されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための移動局において、
リバースチャネル上に送信するためのメッセージを発生するように構成された制御プロセッサーであって、前記メッセージは第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドを含み、前記第1のプロトコル修正フィールドは前記移動局によりサポートされるメッセージフォーマットを表示するためのものであり、前記第2のプロトコル修正フィールドは前記移動局によりサポートされる必須の特徴のセットを表示するためのものであり、前記必須の特徴のセットは標準修正により定義される、制御プロセッサーを備えた移動局。
【請求項2】
前記メッセージは開始メッセージ、ページ応答メッセージ、および登録メッセージを含むグループから選択される、請求項1の移動局。
【請求項3】
前記標準修正は、IS−2000修正0、IS−2000修正A、IS−2000修正B、IS−2000修正CおよびIS−2000修正Dを含むグループから選択される、請求項2の移動局。
【請求項4】
前記移動局によりサポートされるメッセージフォーマットはIS−2000修正D標準修正により定義される、請求項3の移動局。
【請求項5】
移動局を動作する方法において、
リバースチャネル上に送信するためのメッセージを発生することであって、前記メッセージは第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドを含み、前記第1のプロトコル修正フィールドは前記移動局によりサポートされるメッセージフォーマットを表示するためのものであり、前記第2のプロトコル修正フィールドは前記移動局によりサポートされる必須の特徴のセットを表示するためのものであり、前記必須の特徴のセットは標準修正により定義されることを備えた方法。
【請求項6】
前記メッセージは開始メッセージ、ページ応答メッセージ、登録メッセージを含むグループから選択される、請求項5の方法。
【請求項7】
前記標準修正はIS−2000修正0、IS−2000修正A、IS−2000修正B、IS−2000修正CおよびIS−2000修正Dを含むグループから選択される、請求項6の方法。
【請求項8】
前記移動局によりサポートされるメッセージフォーマットは前記IS−2000修正D標準修正により定義される、請求項7の方法。
【請求項9】
機械により実行されると、移動局内の動作を機械に実行させる命令を備えた機械読み取り可能媒体において、前記動作は、
リバースチャネル上に送信するためのメッセージを発生することであって、前記メッセージは第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドを含み、前記第1のプロトコル修正フィールドは前記移動局によりサポートされるメッセージフォーマットを表示するためのものであり、前記第2のプロトコル修正フィールドは前記移動局によりサポートされる必須の特徴のセットを表示するためのものであり、前記必須の特徴のセットは標準修正により定義されることを備えた、機械読み取り可能媒体。
【請求項10】
無線通信のための移動局において、
リバースチャネル上に送信するためのメッセージを発生する手段であって、前記メッセージは第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドを含み、前記第1のプロトコル修正フィールドは前記移動局によりサポートされたメッセージフォーマットを表示するためのものであり、前記第2のプロトコル修正フィールドは前記移動局によりサポートされた必須の特徴のセットを表示するためのものであり、前記必須の特徴のセットは標準修正により定義される、手段と、
前記リバースチャネル上に前記メッセージを送信する手段と、
を備えた、移動局。
【請求項11】
前記メッセージは、開始メッセージ、ページ応答メッセージ、および登録メッセージを含むグループから選択される、請求項10の移動局。
【請求項12】
前記標準修正は、IS−2000修正0、IS−2000修正A、IS−2000修正B、IS−2000修正C、およびIS−2000修正Dを含むグループから選択される、請求項11の移動局。
【請求項13】
前記移動局によりサポートされるメッセージフォーマットは前記IS−2000修正D標準修正により定義される、請求項12の移動局。
【請求項14】
無線通信のための基地局において、
移動局からのリバースチャネル上のメッセージを受信するように構成された受信機であって、前記メッセージは第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドを含み、前記第1のプロトコル修正フィールドは前記移動局によりサポートされるメッセージフォーマットを表示するためのものであり、前記第2のプロトコル修正フィールドは前記移動局によりサポートされる必須の特徴のセットを表示するためのものであり、前記必須の特徴のセットは標準修正により定義される、受信機を備えた基地局。
【請求項15】
前記メッセージは、開始メッセージ、ページ応答メッセージ、および登録メッセージを含むグループから選択される、請求項14の基地局。
【請求項16】
前記標準修正は、IS−2000修正0、IS−2000修正A、IS−2000修正B、IS−2000修正CおよびIS−2000修正Dを含むグループから選択される、請求項15の基地局。
【請求項17】
前記移動局によりサポートされるメッセージフォーマットは、前記IS−2000修正D標準修正により定義される、請求項16の基地局。
【請求項18】
機械により実行させると、前記機械に動作を実行させる命令を備えた機械読み取り可能媒体において、前記動作は、
前記移動局からのリバースチャネル上のメッセージを受信することであって、前記メッセージは第1のプロトコル修正フィールドと第2のプロトコル修正フィールドを含み、前記第1のプロトコル修正フィールドは前記移動局によりサポートされるメッセージフォーマットを表示するためのものであり、前記第2のプロトコル修正フィールドは、前記移動局によりサポートされた必須の特徴のセットを表示するためのものであり、前記必須の特徴のセットは標準修正により定義されることを備えた、機械読み取り可能媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−75131(P2012−75131A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−237274(P2011−237274)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【分割の表示】特願2010−84964(P2010−84964)の分割
【原出願日】平成17年12月2日(2005.12.2)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】