説明

メッセージ通知表示のための方法およびシステム

【課題】メッセージをテレビなどのような共用デバイス上で受信できる場合、メッセージ配信におけるプライバシーが問題になる。
【解決手段】本発明の実施形態は、ユーザ選好に従って共用デバイス63上および私用デバイス61,62上にメッセージ通知66,68,70を表示するためのシステムおよび方法を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、共用デバイス(shared device)上および私用デバイス(private device)上にメッセージ通知(message alert)を表示するための方法およびシステムを含む。
【背景技術】
【0002】
インターネットに接続できる私用デバイスおよび共用デバイスの両方の数が増えるにしたがって、人がメッセージを受け取ることができるデバイスの数が増加している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
メッセージをテレビなどのような共用デバイス上で受信できる場合、メッセージ配信におけるプライバシーが問題になる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一部の実施形態は、メッセージサーバで入力されたユーザ選好(preference)に従って共用デバイス上および私用デバイス上にメッセージ通知を表示するための方法およびシステムを含む。
【0005】
本発明の第1の面によれば、メッセージ通知を生成および表示する方法であって、a)第1のデバイスのための第1の通知記述と第2のデバイスのための第2の通知記述とを含む、登録者のための通知選好を、サーバにアクセス可能なリソース上に格納するステップと、b)サーバで上記登録者宛のメッセージを受信するステップと、c)上記第1のデバイスが上記サーバによって現在のものとして検知されたときに、上記登録者宛の第1のメッセージ通知を上記第1のデバイスへ送るステップと、d)上記第2のデバイスが上記サーバによって現在のものとして検知されたときに、上記登録者宛の第2のメッセージ通知を上記第2のデバイスへ送るステップとを含み、上記第1のメッセージ通知の内容は、上記第1の通知記述に基づき、上記第2のメッセージ通知の内容は、上記第2の通知記述に基づく方法が提供される。
【0006】
本発明の第1の面によれば、メッセージ通知を生成および表示するためのシステムであって、a)第1のデバイスのための第1の通知記述と第2のデバイスのための第2の通知記述とを含む、登録者のための通知選好を格納する、サーバにアクセス可能な記憶装置と、b)上記登録者宛のメッセージを受信する受信機と、c)上記第1のデバイスが上記サーバによって現在のものとして検知されたときに、上記登録者宛の第1のメッセージ通知を上記第1のデバイスへ送り、上記第2のデバイスが上記サーバによって現在のものとして検知されたときに、上記登録者宛の第2のメッセージ通知を上記第2のデバイスへ送るための送信機とを含み、上記第1のメッセージ通知の内容は、上記第1の通知記述に基づき、上記第2のメッセージ通知の内容は、上記第2の通知記述に基づくシステムも提供される。
【0007】
本発明の第2の面によれば、メッセージ通知を共用デバイス上に生成および表示する方法であって、a)共用デバイスのための明示的な通知記述と上記共用デバイスのための共用の通知記述とを含む、登録者のための通知選好を、サーバにアクセス可能なリソース上に格納するステップと、b)サーバで上記登録者宛のメッセージを受信するステップと、c)上記共用デバイスが上記サーバによって現在のものとして検知され、かつ上記登録者が上記共用デバイスにログインされているときに、上記登録者宛の第1のメッセージ通知を上記共用デバイスへ送るステップと、d)上記共用デバイスが上記サーバによって現在のものとして検知され、かつ上記登録者が上記共用デバイスにログインされていないときに、上記登録者宛の第2のメッセージ通知を上記共用デバイスへ送るステップとを含み、上記第1のメッセージ通知の内容は、上記明示的な通知記述に基づき、上記第2のメッセージ通知の内容は、上記共用の通知記述に基づく方法が提供される。
【0008】
本発明の第2の面によれば、メッセージ通知を生成および表示するためのシステムであって、a)共用デバイスのための明示的な通知記述と上記共用デバイスのための共用の通知記述とを含む、登録者のための通知選好を格納する、サーバにアクセス可能な記憶装置と、b)上記登録者宛のメッセージを受信する受信機と、c)上記共用デバイスが上記サーバによって現在のものとして検知され、かつ上記登録者が上記共用デバイスに明示的にログインされているときに、上記登録者宛の第1のメッセージ通知を上記共用デバイスへ送り、上記共用デバイスが上記サーバによって現在のものとして検知され、かつ上記登録者が上記共用デバイスにログインされていないときに、上記登録者宛の第2のメッセージ通知を上記共用デバイスへ送るための送信機とを含み、上記第1のメッセージ通知の内容は、上記明示的な通知記述に基づき、上記第2のメッセージ通知の内容は、上記共用の通知記述に基づくシステムも提供される。
【0009】
本発明の、前述のおよび他の、目的、特徴、および利点は、添付図面を参照する後の発明の詳細な説明を考慮することで、より容易に理解されるであろう。
【発明の効果】
【0010】
本発明の第1の面に係る方法およびシステムによれば、サーバにアクセス可能なリソース上において第1の通知記述と第2の通知記述とを異ならせることにより、デバイスが第1のデバイスであるか第2のデバイスであるかに応じてメッセージ通知の内容を変化させることができる。これにより、例えば、私用デバイスではより内容の多いメッセージ通知を表示させる一方、共用デバイスではより内容の少ないメッセージ通知を表示させることができる。その結果、登録者は、私用デバイスではより多くの情報を得ることができ、かつ、共用デバイスではプライバシーを保護できる。
【0011】
本発明の第2の面に係る方法およびシステムによれば、登録者が共用デバイスにログインしているかに応じてメッセージ通知の内容を変化させることができる。これにより、例えば、登録者が共用デバイスにログインしている場合にはより内容の多いメッセージ通知を表示させる一方、登録者が共用デバイスにログインしていない場合にはより内容の少ないメッセージ通知を表示させることができる。その結果、登録者は、ログイン時にはより多くの情報を得ることができ、かつ、ログインしていない時にプライバシーを保護できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の実施形態は、図面を参照することによって最もよく理解できるであろう。図面全体にわたって、同様の数字は同様の部分を示す。リストアップした図面は、この詳細な説明の一部として明示的に組み込まれる。
【0013】
容易に理解されるように、ここで一般的に説明し図面に示した本発明の構成要素は、種々様々の異なる構成となるように構成し設計することができる。したがって、本発明の方法およびシステムの実施形態に関する次のより詳細な説明は、本発明の範囲を制限することを意図するものではなく、単に、本発明の現在の好ましい実施形態を代表するものである。
【0014】
本発明の実施形態の構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、および/または、ソフトウェアによって実現できる。ここで明らかにする実施形態の例は、これらの形式のうちの1つを記述しているだけであるが、理解されるように、当業者は、本発明の範囲内のままで、これら形式のうちのどの形式でもこれらの構成要素を有効にすることができるであろう。
【0015】
ますます多くのデバイスが、インターネットへの接続を提供できるようになっている。これらのデバイスは、テレビなどのような、共用デバイス(公用デバイスともみなせる)と、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(personal digital assistant)、私用デジタル音楽プレーヤ、携帯電話などのような、私用デバイスとの両方を含むことができる。共用デバイス、すなわち公用デバイスは、数人の人々が同時に使用できる。さらに、インターネットプロトコルに基づいた(IPに基づいた)より多くのサービスが、携帯電話上で展開されている。一方、テレビのようなホーム・デバイスは、Ethernet(登録商標)、無線接続、およびケーブルを含む多数の方法によってインターネットに接続できる。これらのような開発は、様々なデバイスをリンクする広範囲の新しいサービスおよび適用を開発することができる。1つの適用の例は、これらのデバイスの何れかへの、また、これらのデバイスの何れかからの、マルチメディア・メッセージおよび生の(live)メッセージ・ストリームの送信である。メッセージ(メールとも呼ぶ)は、電子メールメッセージ(email)、マルチメディア・メッセージ(MMS)、ビデオ・メール、ボイス・メール、あるいは、音声およびビデオの一方または両方の生のメディアストリームを含むメディアコンテンツの他の通信である。用語「メッセージ」および「メール」は、この明細書および関連する請求項の全体にわたって互いに置換可能に使用されるであろう。さらに、用語「サーバ」および「メールサーバ」は、互いに置換可能であろう。本発明の実施形態は、メッセージサーバで入力されたユーザ選好に従って、公用デバイス上および私用デバイス上にメッセージ通知を表示するための方法およびシステムを含む。
【0016】
メールは、ユーザがログインできる1つの私用デバイス(あるいは数個の私用デバイス)に配信することができる。続いて、ユーザは、ユーザがそこからメールにアクセスできるメールサービスの会員になることができる。ユーザは、さらに、共用デバイスからユーザのメールサービスにログオンすることもできる。ユーザのパスワードでメールサービスへにログインした後、ユーザは、ユーザ宛に出された私用メッセージ(private message)を見ることができる。
【0017】
本発明の一部の実施形態において、共用デバイスのコミュニティ内のメンバー宛のメールメッセージが受信されたことを示す通知を、共用デバイス上に提示することができる。通知11は、一例に係る共用デバイス10のために、図1に示すような目立たないやり方で提示することができる。本発明の一部の実施形態において、共用デバイスのコミュニティ内のメンバーがログインしていなければ、一例に係る通知11は、メッセージの受信者の名前だけを示すことができる。
【0018】
本発明の一部の実施形態において、共用デバイスのコミュニティのメンバーが共用デバイスにログインしていれば、通知は、追加の情報を示すことができる。図2は、一例に係る共用デバイス10にログインしたユーザ宛の通知の例を示す。通知12は、メッセージの受信者の名前と、追加の情報、例えば、メッセージの送信者の名前およびメッセージの題目(subject)とを示すことができる。
【0019】
本発明の一部の実施形態において、図3に示すように、ユーザは複数のデバイスを同時に動作状態にすることができ、ユーザは、ユーザの全てのデバイス上で、デバイスタイプに基づいた異なるやり方で、メッセージの受信に対する通知を受けることができる。共用デバイス(例えばテレビ)10上においては、メッセージ通知11が、最小の情報、例えばメッセージ受信者の名前を含みうる。小さい、あるいは制限された、ディスプレイ(例えば携帯電話)20を備える私用デバイス上においては、メッセージ通知21が、追加の情報であるが制限された情報、例えば、メッセージ題目および送信者の名前を含みうる。より大きなディスプレイ(例えばパーソナルコンピュータ)30を備えた私用デバイス上においては、メッセージ通知31が、追加の情報、例えばテキスト・メッセージのテキストの第1行をさらに含みうる。これらの例は、異なるデバイス上に異なる通知を示すように意図されたものであり、メッセージ通知のタイプまたは性質の制限として解釈されるべきでない。本発明の一部の実施形態において、メッセージ通知に含まれるメッセージ情報のタイプに加えて、メッセージ通知の提示スタイルおよび外観が機器に固有であってもよい。
【0020】
本発明の一部の実施形態において、ユーザは、ユーザの通知表示選好をメールサーバに設けることができる。上記通知表示選好は、拡張可能マークアップ言語(XML)コード、あるいは、他の符号化によって指定できる。拡張可能マークアップ言語(XML)コード、あるいは、他の符号化は、コンパイルおよび実行でき、解釈できるか、そうでなければ格納でき、読むことができ、メールサーバで実行することができる。一部の実施形態において、上記通知表示選好を、1つのユーザアカウントごとにメールサーバに格納することができる。私用デバイスへはどんな情報もメッセージ通知内で渡すことができ、かつ公用デバイスでメッセージ通知内に「From(送信者)」フィールドのみを示すことができる、通知表示選好を示すXMLコードの例は、以下の通りである。
【0021】
<display>
<public>
<alert>
<field>
from
</field>
</alert>
</public>
<private>
<alert>
<field>
all
</field>
</alert>
</private>
</display>
図4は、この通知表示選好に従った公用デバイス40上のメッセージ通知41の提示例を描いたものである。
【0022】
私用デバイスへはどんな情報もメッセージ通知内で渡すことができ、かつ公用デバイスでのメッセージ通知内にはメッセージの受信に関するメッセージ通知だけを示すことができる、通知表示選好を示すXMLコードの例は、以下の通りである。
【0023】
<display>
<public>
<alert>
</alert>
</public>
<private>
<alert>
<field>
from
</field>
</alert>
</private>
</display>
このコードは、結果として図1に示すメッセージ通知の例を与えることができる。
【0024】
本発明の一部の実施形態において、メッセージ通知の表示は、メールサーバでユーザによって定義された規則に基づくものであってもよい。ユーザは、メッセージ通知を表示できるデバイスに基づいて通知内容および表示のための規則を定義してもよい。ユーザは、さらにメッセージ特性に基づいて通知内容および表示のための規則を定義してもよい。ユーザは、さらにメッセージ内容に基づいて通知内容および表示のための規則を定義してもよい。ユーザは上記の要素の組合せに基づいて、規則を定義してもよい。規則の例は、メッセージが共用デバイスのコミュニティ内の全てのメンバーに明示的に送られるのであれば、「Subject(題目)」フィールドおよび「From」フィールドを公用デバイス上のメッセージ通知内に示すという規則である。この規則を特定するXML特定コードの例は、以下の通りである。
【0025】
<rule>
<condition>
<logic_or>
<cc/>
<to/>
</logic_or>
<includes>
<logic_and>
<email>
father@yahoo
</email>
<email>
mother@yahoo
</email>
<email>
Kid1@yahoo
</email>
<email>
Kid2@yahoo
</email>
<logic_and>
</includes>
</condition>
<action>
<display>
<public>
<alert>
<field>
all
</field>
</alert>
</public>
</display>
</action>
上記コードの例は、「cc」フィールドまたは「To(受信者)」フィールドの何れかに4つのファミリーemailアドレス全てを有するメッセージが届いた場合には、メッセージ通知が制限なく如何なるフィールドをも含みうることを示している。一部の実施形態において、メッセージが、共用デバイスのコミュニティの全てのメンバーによって受け取られるのであれば、1つのメッセージ通知だけを共用デバイスに表示できる。個々のメンバーはそれぞれ、それらメンバーの各々の私用デバイスに関するメッセージに対応するメッセージ通知を受け取ることができる。本発明の一部の実施形態において、共用デバイスのコミュニティは、選好規則(preference rule)をそのために定義できるグループ別名を有していてもよい。
【0026】
本発明の一部の実施形態において、上記通知表示選好をメールサーバに設けることができる。また、公用クライアントまたは私用クライアントは単にユーザに通知を出すために好ましいフィールドにアクセスすることができる。ユーザがメールサーバに明示的にログインすれば、クライアントによって読み出される情報に対する制限をなくすことができる。
【0027】
本発明の一部の実施形態において、メールサーバで定義された規則および通知表示選好が、クライアントに転送されたデータを制御でき、また、クライアントが、表示の外観を制御できる。
【0028】
本発明の一部の実施形態において、共用デバイスに明示的にログインされたときだけ、ユーザがメッセージ通知を受け取ってもよい。共用デバイスは、特定ユーザアカウントのログインで適切に認証できる。
【0029】
本発明の代替の実施形態において、共用デバイスは、共用デバイスのコミュニティの各メンバーのメールサーバ・パスワードを格納することができる。共用デバイスは、デバイスの公開鍵を用いて暗号化されたパスワードを格納することができ、また、デバイスがそれを起動したときには格納されたパスワードを読み出すことができる。
【0030】
本発明の代替の実施形態では、デバイスパスワードを共用デバイスに一度だけ関連付けることができる。その後、共用デバイスのコミュニティのメンバーの各々は、サーバで彼らの個人アカウントに共用デバイスパスワードを関連付けることができる。上記関連付けは、私用デバイスまたは公用デバイスを用いて行うことができる。サーバは、メッセージ通知を望むメンバーのテーブルを共用デバイス上に保持してもよい。
【0031】
共用デバイスが起動するとき、共用デバイスは、標準的な挑戦−応答機構(challenge-response mechanism)を用いて、例えば、デバイスパスワードを有する認証フレームワークである単純認証・セキュリティ層(Simple Authentication and Security Layer;SASL)を用いて、サーバに対する認証を行うことができる。その後、共用デバイスは、サーバでデバイスパスワードを登録したメンバー宛の新しいメール通知を獲得するか、あるいは聞くことができる。
【0032】
一部の実施形態において、共用デバイスは、それに関連付けられた証明書を有していてもよい。上記共用デバイスは、製造業者からのルート権限を有するデバイス証明書を有するように製造することができる。そのデバイス証明書は、認証機関、例えばVeriSign(登録商標))によって認証できる。公用デバイスの各々が、公開鍵と秘密鍵との対を有することができる。1度きりのセット・アップの間、ユーザは、ユーザのアカウントをデバイス証明書に関連付けることができる。証明書の関連付けを用いる実施形態において、通知を、公開鍵に由来したキーで暗号化することができる。共用デバイスが起動するとき、共用デバイスは、メールサーバへ証明書を送ることができる。上記メールサーバは証明書を確認することができ、また、メールサーバは、共用デバイスの全ての登録ユーザ宛の通知を通知することができる。
【0033】
ユーザのメールアカウントに共用デバイス証明書を関連付けるためのユーザインターフェース(UI)の例を、図5に示す。ユーザは、最初に、インターフェイス50を用いて、彼のログイン名およびパスワードを示すことができ、ユーザは、次に、メールサーバ上でのメールアカウントに対する「リンクTV」オプションを用いて、共用デバイス(この例ではテレビ)をリンクする(52)ことができる。その後、共用デバイスは、ユーザアカウント・パスワードを共用デバイス証明書に関連付けることを要求する、メールサーバへのメッセージを送ることができる。WSDL−SOAP−XML−HTTPを用いた開始メッセージの例を以下に示す。
【0034】
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<S:Envelope xmlns:S="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
xmlns:sb="urn:liberty:sb:2003-08" xmlns:sa="urn:liberty:sa:2004-04">
<S:Header>
<sb:Correlation S:mustUnderstand="1"
messageID="uuid:0023923-28329023-238239023"
timestamp="2004-06-17T23:55:01Z" />
</S:Header>

<S:Body>
<registerdevicecert>
<username> dad </username>
<serialnumber> 0198373 </serialnumber>
<type> TV </type>
<cert> ashadsahdhdlsajsaldslalkuuiwyuy== </cert>
</registerdevicecert>
</S:Body>
</S:Envelope>
しかしながら、他の通信方法および掲示方法を用いてもよい。
【0035】
本発明の代替の実施形態において、共用デバイスに関連付けられたコミュニティのメンバーは、1度きりのセット・アップのセッションの間、そのメンバーのデバイス・アカウント・パスワードを用いて上記共用デバイスにログインすることができる。その後、上記メンバーは、メディア共有のために二次パスワードを選択することができる。その後、メンバーは、メールサーバにログインすることができ、また、メディア共有のための二次パスワードを入力することができる。その後、共用デバイスおよびメールサーバは、各メンバーのための共有パスワードのセットを知ることができる。二次パスワードは、共用デバイスの起動時に標準的な挑戦−応答機構を用いてサーバにログインするのに使用することができる。また、その後、共用デバイスは、登録メンバー宛のメッセージ通知を受け取ることができる。
【0036】
本発明の一部の実施形態において、私用デバイスまたは公用デバイスである各デバイスがログインしたとき、メールサーバは、各ユーザおよびデバイスの存在を保持することができる。共用デバイスが、デバイスパスワードおよび1セットの二次パスワードでログインする場合、上記メールサーバは、共用デバイスに関連付けられた登録ユーザの限られた存在を示すことができる。共用デバイスに関連付けられたコミュニティのメンバーによって共用デバイスに対する明示的なログインがなされると、上記メールサーバは、明示的なログインを示すためにメンバーの存在を更新することができる。また、一部の実施形態においては、これは、そのメンバーのために共用デバイス上で受け取ることができるメッセージ通知のレベルを変化させてもよい。
【0037】
図6に示す本発明の実施形態の例において、所望の受信者宛のメッセージをサーバ60上で受信する(64)ことができる。サーバ60は、所望の受信者のために登録された複数のデバイス61、62、63に対して通知する(65、67、69)ことができる。図6に示す例において、所望の受信者を、1つの公用デバイス、公用デバイスC 63上に加えて、2つの私用デバイス、私用デバイスA 61上および私用デバイスB 62上でも登録することができる。サーバ60は、65、所望の受信者のためにサーバ60に格納された通知表示選好に従って各デバイス61,62,63に通知する(65,67,69)ことができる。各デバイス61、62、63はそれぞれ、そのデバイスの表示規則に従ってそれぞれのメッセージ通知66、68、70を表示することができる。ユーザは、デバイス61,62,63のうちの何れかを介して、例えば私用デバイスA 61を介して、メッセージ64を調べることができる。ユーザは、公用デバイスC 63へのメッセージの一部の転送を要望することができる。シナリオの一例において、ユーザは、ユーザの携帯電話上で画像添付物を含むメールを受信することができる。ユーザは、より適切な視聴条件を可能にするために画像添付物をテレビへ転送することをサーバに要求することができる。ユーザの要求は、私用デバイスA 61からサーバ60へ送信する(71)ことができる。
【0038】
サーバ60は、ユーザのために示されているアクセスでトークンをテレビに送り、タイムアウト制限72を公用デバイスC 63に送ることができる。代替の実施形態では、タイムアウト制限がなくてもよい。公用デバイスC 63上の適用は、トークンを受け取り、メッセージ通知73を表示することができる。その後、ユーザはメッセージ通知73を選択することができる。公用デバイスC 63上の適用は、同じトークンでサーバ60への要求を行う(74)ことができ、また、サーバ60は添付物に75を公用デバイスC 63に送ることができる。その後、公用デバイスC 63は、添付物76を表示することができる。トークンの一例は、以下の通りである。
【0039】
GUID: 21783647as23av
Message ID: 2gh2s76az
InviteSource: 3608288350
DestinationName: TV
DestinationID: 01923338561
TimeStamp: 21:30:23T8:11:2006
TimeOut: 10:00
Signature: 23hsg15667uys2==
ここでは、「GUID」フィールド内の項目(entry)はトークン識別を示し、「Message ID(メッセージID)」フィールド内の項目はメッセージ識別であり、「Signature(署名)」フィールド内の項目はサーバによって挿入された署名である。サーバ60が添付物75を公用デバイスC 63に送る場合、サーバ69は、ユーザに関連付けられた二次パスワードを用いて添付物を暗号化することができる。公用デバイスC 63は、ユーザに関連した二次パスワードを読み出すことにより上記内容(添付物)を復号化し、内容を表示することができる。
【0040】
本発明の一部の実施形態において、メッセージを複数のデバイス上で受け取ることができる。ユーザは、メッセージの一部を上記デバイスの何れか1つから上記デバイスの他の1つへとメッセージの一部を導く(direct)ことができる。図6に関連して論じた本発明の実施形態は、3つのデバイスに限定されるものではなく、また、公用デバイスまでへの転送のための私用デバイスからの転送要求に限定されるものではない。
【0041】
サーバで共用デバイスを認証するのに上記パスワードを使用できる本発明の実施形態では、挑戦−応答方法を用いることができる。
【0042】
サーバで共用デバイスを認証するのに証明書を使用できる本発明の代替の実施形態では、署名をルート権限レベルまで確認することができる。共用デバイスの製造業者は、共用デバイス組み立て品のための証明書を得ることができ、また、製造された各デバイスに対する第2の証明書を発行することができる。製造された共用デバイスの各々は、一意の証明書(公開鍵ともみなされる)を有し、各証明書は製造業者が署名することができる。製造業者は、次にVeriSign(登録商標)によって認証することができる。共用デバイスがサーバに証明書を提示する場合、証明書認証は標準的なルート権限にまで到達することができる。
【0043】
標準ルート権限による認証の後、サーバは、共用デバイスに関する情報を全て有するトークンを出すことができる。
トークンの一例は、以下の通りである。
【0044】
GUID: 21783647as23av
DeviceName: TV
DeviceType: Public
User: Dad
DeviceID: 01923338561
TimeStamp: 21:30:23T8:11:2006
ValidityPeriod: 24:00:00
Signature: 23hsg15667uys2==
上記トークンの例において、「GUID」フィールド内の項目は、トークンの識別を示し、「User(ユーザ)」フィールド内の項目は、特定のメンバーのためのトークンを示し、「DeviceID(デバイスID)」フィールド内の項目は製品通し番号を示し、「Signature」フィールド内の項目は、サーバの署名を示す。共用デバイスは、サーバに対するその後の全てのメッセージ照会において上記トークンを含むことができる。
【0045】
デバイスからの照会に対するサーバの応答は、デバイスに依存することができる。デバイスからの照会に対するサーバの応答は、デバイスが公用デバイスまたは私用デバイスの何れであるかに依存することができる。公用デバイスからの照会に対する応答の一例は以下の通りである。
【0046】
<GetNewMailReponse>
<Alerts>
<Alert>
<Id> 1</Id>
<From>
<Name> Buddy1 </Name>
<Id> buddy1@yahoo </Id>
</From>
</Alert>
<Alert>
<Id> 2</Id>
<From>
<Name> Buddy2 </Name>
<Id> buddy2@yahoo </Id>
</From>
</Alert>
また、私用デバイスからの同じ照会に対する応答は、以下の通りである。
【0047】
<GetNewMailReponse>
<Alerts>
<Alert>
<Id> 1</Id>
<From>
<Name> Buddy1 </Name>
<Id> buddy1@yahoo </Id>
</From>
<Subject>
街の素晴らしい映画(Cool Movie in Town)
</Subject>
</Alert>
<Alert>
<Id> 2</Id>
<From>
<Name> Buddy2 </Name>
<Id> buddy2@yahoo </Id>
</From>
<Subject>
親友3の家でパーティー!(Party at buddy3’s house!)
</Subject>
</Alert>
上記応答は、公用デバイスで表示できる情報とは対照的に、私用デバイスでどの追加情報を表示できるかに基づいている。
【0048】
本発明の一部の実施形態において、メッセージは、デバイスパスワードまたは公開鍵の何れかを用いて暗号化することができる。本発明の一部の実施形態において、通知をデバイスパスワードまたは公開鍵のいずれかを用いて暗号化することができる。
【0049】
次に、本発明の実施の一形態に係るシステムおよび方法について、図7〜図12に基づいて説明する。
【0050】
本実施形態に係るシステムは、図7に示すように、メールサーバ60、私用デバイス(private device)A 61、私用デバイスB 62、および公用デバイス(public device)C 63を含む。メールサーバ60は、メール受信部(受信機(receiver))60aと、通知送信部(送信機(transmitter))60bと、「To」フィールド(受信者の名前またはID)とデバイス名とを関連付けたテーブル(図8に示す)を格納するテーブル格納部60cと、デバイス名とデバイスタイプとを関連付けたテーブルであるデバイス情報(図9に示す)を格納するデバイス情報格納部60dと、デバイスタイプと通知記述(メッセージ通知に含めるべき項目の名称)とを関連付けたテーブルである通知表示選好情報(図10に示す)を格納する選好(preference)格納部(記憶装置)60eとを含む。私用デバイスA 61は通知受信部61aおよび表示部61bを含み、私用デバイスB 62は通知受信部62aおよび表示部62bを含み、公用デバイスC 63は通知受信部63aおよび表示部63bを含む。
【0051】
次に、上記システムにおけるメッセージ通知の表示方法について説明する。
【0052】
まず、メール受信部60aが、メールを受信し、受信したメールまたはその部分集合をメール情報として通知送信部60bに転送する。上記メールは、「To」フィールド、「From」フィールド(送信者の名前またはID)、「Subject」フィールド(メールの題目)、およびメール本文のテキストを含む。上記メール情報は、少なくとも「To」フィールドを含むものであり、この例では、上記メール情報は、「From」フィールド、「Subject」フィールド、およびメール本文のテキストの1行目を含む。
【0053】
次に、通知送信部60bが、メール情報をメール受信部60aから受信し、上記メール情報に含まれる「To」フィールドと、テーブル格納部60cに格納されたテーブルとに基づいて、上記「To」フィールドに関連付けられたデバイスを、現在のものとして(as present)検知する(detect)。この例では、上記メール情報に含まれる「To」フィールドが「Joe」であり、図8に示すように、上記テーブルにおいて、私用デバイスA 61、私用デバイスB 62、および公用デバイスC 63が「To」フィールド「Joe」に関連付けられて登録されているものとする。したがって、この例では、私用デバイスA 61、私用デバイスB 62、および公用デバイスC 63が現在のものとして検知される。
【0054】
さらに、通知送信部60bは、現在のものとして検知されたデバイス名と、デバイス情報格納部60dに格納されたデバイス情報とに基づいて、現在のものとして検知されたデバイスのタイプを求める。この例では、上記デバイスのタイプとして、私用デバイスおよび公知デバイスが求められる。
【0055】
さらに、通知送信部60bは、上記求めたデバイスのタイプと、選好格納部60eに格納されたデバイス情報とに基づいて、現在のものとして検知されたデバイスに関連付けられた通知記述を求める。この例では、公用デバイスC 63に関連付けられた第1の通知記述、および私用デバイスA 61および私用デバイスB 62に関連付けられた第2の通知記述が求められる。
【0056】
次いで、通知送信部60bは、上記求められた第2の通知記述と前記メール情報とに基づいて図3に示すメッセージ通知(第2のメッセージ通知)31を生成し、上記求められた第1の通知記述と前記メール情報とに基づいて図3に示すメッセージ通知(第1のメッセージ通知)11を生成する。そして、通知送信部60bは、メッセージ通知11を公用デバイスC 63へ、メッセージ通知31を私用デバイスA 61および私用デバイスB 62へ、それぞれ送信する。
【0057】
その後、私用デバイスA 61では、通知受信部61aがメッセージ通知31を受信し、メッセージ通知31を表示部61bに表示させる(図3参照)。また、私用デバイスB 62では、通知受信部62aがメッセージ通知31を受信し、メッセージ通知31を表示部62bに表示させる(図3参照)。また、公用デバイスC 63では、通知受信部63aがメッセージ通知11を受信し、メッセージ通知11を表示部63bに表示させる(図3参照)。
【0058】
なお、上記の例では、公用デバイスC 63に表示されるメッセージ通知11は、私用デバイスA 61および私用デバイスB 62に表示されるメッセージ通知31の部分集合ではなかった。しかしながら、公用デバイスC 63に表示される通知メッセージは、私用デバイスA 61および私用デバイスB 62に表示されるメッセージ通知の部分集合であってもよい。その場合における通知表示選好情報の例を図11に示す。
【0059】
また、通知送信部60bは、公用デバイスC 63がログインしているかに応じて、メッセージ通知の生成に用いる通知記述Cを変更してもよい。すなわち、公用デバイスC 63がログインしている場合には、明示的な(explicit)通知記述に基づいてメッセージ通知(第1のメッセージ通知)を生成し、公用デバイスC 63がログインしていない場合には、上記明示的な通知記述の部分集合である公用の通知記述に基づいてメッセージ通知(第2のメッセージ通知)を生成してもよい。その場合における通知表示選好情報の例を図12に示す。
【0060】
最後に、メールサーバ60の各ブロック、特にメール受信部60aおよび通知送信部ぬ60bは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
【0061】
すなわち、メールサーバ60は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるメールサーバ60の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記メールサーバ60に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
【0062】
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
【0063】
また、メールサーバ60を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
【0064】
上述の明細書中で使用した用語および表現は、ここでは制限の用語ではなく説明の用語として使用しており、そのような用語および表現の使用には、示した特徴の等価物を除外する意図はない。発明の範囲は、請求項によってのみ定義および制限されるものと解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】一例に係る共用デバイス上における目立たない(unobtrusive)メッセージ通知を描いた図面である。
【図2】ユーザが共用デバイスにログインできる場合における、本発明の実施形態の一例に係る共用デバイス上における目立たないメッセージ通知を描いた図面である。
【図3】本発明の実施形態に係る、異なるデバイスタイプのための異なる通知レベルを描いた図面である。
【図4】メッセージ通知がサーバで定義されたユーザ選好に基づく、本発明の実施形態の一例に係る公用デバイス(public device)上におけるメッセージ通知を描いた図面である。
【図5】デバイス証明書をユーザアカウントに関連付けるためのユーザインターフェースの例を描いた図面である。
【図6】メッセージ添付物を代替のデバイスへ転送(redirect)することができる本発明の実施形態を描いた図面である。
【図7】本発明の実施の一形態に係るシステムの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の一形態において用いられるテーブルの例を示す図である。
【図9】本発明の実施の一形態において用いられるデバイス情報の例を示す図である。
【図10】本発明の実施の一形態において用いられる通知表示選好情報の例を示す図である。
【図11】本発明の他の実施の形態において用いられる通知表示選好情報の例を示す図である。
【図12】本発明のさらに他の実施の形態において用いられる通知表示選好情報の例を示す図である。
【符号の説明】
【0066】
11 メッセージ通知
12 メッセージ通知
21 メッセージ通知
31 メッセージ通知
60 メールサーバ
60a メール受信部(受信機)
60b 通知送信部(送信機)
60e 選好格納部(記憶装置)
61 公用デバイスA
62 私用デバイスB
63 私用デバイスC
66 メッセージ通知
68 メッセージ通知
70 メッセージ通知
73 メッセージ通知

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メッセージ通知を生成および表示する方法であって、
a)第1のデバイスのための第1の通知記述と第2のデバイスのための第2の通知記述とを含む、登録者のための通知選好を、サーバにアクセス可能なリソース上に格納するステップと、
b)サーバで上記登録者宛のメッセージを受信するステップと、
c)上記第1のデバイスが上記サーバによって現在のものとして検知されたときに、上記登録者宛の第1のメッセージ通知を上記第1のデバイスへ送るステップと、
d)上記第2のデバイスが上記サーバによって現在のものとして検知されたときに、上記登録者宛の第2のメッセージ通知を上記第2のデバイスへ送るステップとを含み、
上記第1のメッセージ通知の内容は、上記第1の通知記述に基づき、
上記第2のメッセージ通知の内容は、上記第2の通知記述に基づく方法。
【請求項2】
上記第1のデバイスが共用デバイスであり、上記第2のデバイスが私用デバイスである請求項1に記載の方法。
【請求項3】
上記第1のメッセージ通知の内容が、上記第2のメッセージ通知の内容の部分集合である請求項2に記載の方法。
【請求項4】
上記第1のメッセージ通知および上記第2のメッセージ通知の少なくとも1つが、登録者に関連付けられたパスワードを用いて暗号化されている請求項1に記載の方法。
【請求項5】
上記第1のデバイスが共用デバイスである請求項1に記載の方法。
【請求項6】
上記共用デバイスがテレビである請求項5に記載の方法。
【請求項7】
上記第1のデバイスが私用デバイスである請求項1に記載の方法。
【請求項8】
上記私用デバイスは、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、パーソナルコンピュータ、および個人のデジタル音楽プレーヤからなる群から選ばれるデバイスである請求項7に記載の方法。
【請求項9】
メッセージ通知を共用デバイス上に生成および表示する方法であって、
a)共用デバイスのための明示的な通知記述と上記共用デバイスのための共用の通知記述とを含む、登録者のための通知選好を、サーバにアクセス可能なリソース上に格納するステップと、
b)サーバで上記登録者宛のメッセージを受信するステップと、
c)上記共用デバイスが上記サーバによって現在のものとして検知され、かつ上記登録者が上記共用デバイスにログインされているときに、上記登録者宛の第1のメッセージ通知を上記共用デバイスへ送るステップと、
d)上記共用デバイスが上記サーバによって現在のものとして検知され、かつ上記登録者が上記共用デバイスにログインされていないときに、上記登録者宛の第2のメッセージ通知を上記共用デバイスへ送るステップとを含み、
上記第1のメッセージ通知の内容は、上記明示的な通知記述に基づき、
上記第2のメッセージ通知の内容は、上記共用の通知記述に基づく方法。
【請求項10】
上記共用デバイスに関連付けられたデバイスパスワードを用いて上記第1のメッセージ通知および上記第2のメッセージ通知の少なくとも1つを暗号化するステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
【請求項11】
上記登録者に関連付けられた二次パスワードを用いて上記第1のメッセージ通知および上記第2のメッセージ通知の少なくとも1つを暗号化するステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
【請求項12】
上記共用デバイスがテレビである請求項9に記載の方法。
【請求項13】
上記第2のメッセージ通知の内容が、上記第1のメッセージ通知の内容の部分集合である請求項9に記載の方法。
【請求項14】
メッセージ通知を生成および表示するためのシステムであって、
a)第1のデバイスのための第1の通知記述と第2のデバイスのための第2の通知記述とを含む、登録者のための通知選好を格納する、サーバにアクセス可能な記憶装置と、
b)上記登録者宛のメッセージを受信する受信機と、
c)上記第1のデバイスが上記サーバによって現在のものとして検知されたときに、上記登録者宛の第1のメッセージ通知を上記第1のデバイスへ送り、上記第2のデバイスが上記サーバによって現在のものとして検知されたときに、上記登録者宛の第2のメッセージ通知を上記第2のデバイスへ送るための送信機とを含み、
上記第1のメッセージ通知の内容は、上記第1の通知記述に基づき、
上記第2のメッセージ通知の内容は、上記第2の通知記述に基づくシステム。
【請求項15】
上記第1のデバイスが共用デバイスであり、上記第2のデバイスが私用デバイスである請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
上記第1のメッセージ通知の内容が、第2のメッセージ通知の内容の部分集合である請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
上記第1のデバイスが共用デバイスである請求項14に記載のシステム。
【請求項18】
上記共用デバイスがテレビである請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
上記第1のデバイスが私用デバイスである請求項14に記載のシステム。
【請求項20】
上記私用デバイスが、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、パーソナルコンピュータ、および個人のデジタル音楽プレーヤからなる群から選ばれるデバイスである請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
メッセージ通知を生成および表示するためのシステムであって、
a)共用デバイスのための明示的な通知記述と上記共用デバイスのための共用の通知記述とを含む、登録者のための通知選好を格納する、サーバにアクセス可能な記憶装置と、
b)上記登録者宛のメッセージを受信する受信機と、
c)上記共用デバイスが上記サーバによって現在のものとして検知され、かつ上記登録者が上記共用デバイスに明示的にログインされているときに、上記登録者宛の第1のメッセージ通知を上記共用デバイスへ送り、上記共用デバイスが上記サーバによって現在のものとして検知され、かつ上記登録者が上記共用デバイスにログインされていないときに、上記登録者宛の第2のメッセージ通知を上記共用デバイスへ送るための送信機とを含み、
上記第1のメッセージ通知の内容は、上記明示的な通知記述に基づき、
上記第2のメッセージ通知の内容は、上記共用の通知記述に基づくシステム。
【請求項22】
請求項1から13のいずれか1項に記載の方法を実行するためのプログラムであって、コンピュータに上記の各ステップを実行させるためのプログラム。
【請求項23】
請求項22に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2008−77658(P2008−77658A)
【公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−240138(P2007−240138)
【出願日】平成19年9月14日(2007.9.14)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】