説明

メディアファイルスプリッティング方法およびその装置

【課題】モバイルデバイスで外部から大容量および高解像度のメディアファイルを取得して格納できるメディアファイルスプリッティング方法およびその装置を提供する。
【解決手段】モバイルデバイスが外部から大容量のメディアファイルをダウンロードする時、モバイルデバイスがサポートするファイルシステムの許容容量によって自動スプリッティングし、ファイルシステムの許容容量を超過するメディアファイルに対してもダウンロードをサポートできるようにする。ダウンロードするファイルの容量がモバイルデバイスのファイルシステムの容量よりも大きいか同じ場合、ファイルのタイプがメディアファイルであればモバイルデバイスのファイルシステムの容量によってメディアファイルをスプリッティングして、スプリッティングされた複数のスプリッティングファイルを設定情報によって格納する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メディアファイルスプリッティング装置およびそのメディアファイルスプリッティング方法に関し、特に、本発明は、1つのメディアファイルをモバイルデバイスで指定されたファイルの大きさだけ自動スプリッティングして提供し、スプリッティングされたファイルをモバイルデバイスで連続するように再生できるメディアファイルスプリッティング方法およびその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタル技術の発達と共に移動通信端末機、PDA(Personal Digital Assistant)、電子手帳、スマートフォン、タブレットパソコン(tablet Personal Computer)等のように、移動しながら通信および個人情報の処理が可能なモバイルデバイスが多様に発売されている。このようなモバイルデバイスは、急速な技術発展を通じて初期の単純な音声通話機能および短文メッセージ送信機能から映像通話機能、電子手帳機能、文書機能、Eメール機能、インターネット機能などのように多様な機能を備えるようになった。
【0003】
このようなモバイルデバイスの場合、技術の発展およびユーザの必要に応じて、発展し続けている傾向にある。最近、モバイルデバイスの内部格納部または外部格納部に対する技術の発展によって、大容量のメディアファイルを格納可能であり、これに基づいてモバイルデバイスで大容量および高解像度のメディアファイルを再生できる性能を備えている。しかしながら、現在モバイルデバイスのファイルシステム(File system)に対する技術発展は、不足した実情である。
【0004】
したがって、モバイルデバイスが前述したように、大容量および高解像度のメディアファイルを再生できる性能を備えているにもかかわらず、モバイルデバイスがサポート可能なファイルシステムの許容容量の限界によって、実際に前述した性能が充分に活用されていない実情である。
【0005】
例えば、モバイルデバイスでは、格納された大容量および高解像度のメディアファイルを格納およびその再生をサポートすることができる。しかしながら、ユーザが新しい大容量および高解像度のメディアファイルを外部(外部装置、ウェブサーバ)から取得して格納しようとする場合、モバイルデバイスのファイルシステムがサポートする許容容量の限界によって、高容量および高解像度のメディアファイルを実際的にダウンロードするか、コピーして格納部に格納できないという問題点がある。特に、現在モバイルデバイスでは、大容量および高解像度のメディアファイルをウェブサーバから直接ダウンロードして格納することが不可能である。したがって、ユーザは、メディアファイルの容量を変換させるためには、大容量のメディアファイルを格納できる他の外部装置(例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータなど)にメディアファイルをダウンロードした後、これを変換してモバイルデバイスに送信する動作を行っている。
【0006】
例えば、ユーザは、所望するメディアファイルを外部装置から手動でファイルを分割するか、エンコーディング(encoding)ステップを経て変換した後、再びモバイルデバイスにコピーするか移動する手続を行っている。しかし、手動でメディアファイルを分割した後、モバイルデバイスにコピーするか移動する方式の場合、ユーザがモバイルデバイスのファイルシステムの許容容量を熟知した状態で、適切なサイズで一つ一つ分割しなければならないため、ユーザに多くの不便をもたらす。また、エンコーディング方式の場合、メディアファイルのエンコーディングに多くの時間が必要とされるという問題点がある。さらに、エンコーディング方式の場合、メディアファイルのエンコーディング後の容量を正確に予測できないため、仮に、エンコーディング後の容量もまた、ファイルシステムの許容容量を満たしていない場合、エンコーディングステップ自体が不要なステップになるという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、モバイルデバイスで外部から大容量および高解像度のメディアファイルを取得して格納できるメディアファイルスプリッティング方法およびその装置を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、モバイルデバイスのサポート可能なファイルシステムの容量によって、メディアファイルを自動スプリッティングしてメディアファイルの取得が可能とするメディアファイルスプリッティング方法およびその装置を提供することにある。
【0009】
本発明のさらに他の目的は、メディアファイルスプリッティング機能をサポートするための最適な環境を実現して、ユーザの便宜性、モバイルデバイスの使用性、およびモバイルデバイスの競争力を向上させることができるメディアファイルスプリッティング方法およびその装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記のような目的を達成するための本発明の実施形態に係る方法は、メディアファイルスプリッティング方法において、所定のファイルに対するダウンロードイベントを感知するステップと、前記イベントによるイベントファイルの容量とモバイルデバイスがサポート可能なファイルシステムの容量とを比較するステップと、前記イベントファイルの容量が前記ファイルシステムの容量よりも大きいか同じ場合、前記イベントファイルのタイプをチェックするステップと、前記イベントファイルがメディアファイルであれば、モバイルデバイスの前記ファイルシステムの容量によって前記イベントファイルをスプリッティングするステップと、前記スプリッティングされた複数のスプリッティングファイルを設定情報によって格納するステップと、を含む。
【0011】
上記のような目的を達成するために本発明の実施形態では、前記方法をプロセッサで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含む。
【0012】
上記のような目的を達成するための本発明の実施形態に係る装置は、モバイルデバイスにおいて、ネットワークを介して外部サーバに接続してダウンロード要請されたメディアファイルを受信する通信モジュールと、外部装置と連結してメディアファイルの送信または受信をサポートするためのインターフェース部と、前記モバイルデバイスの動作状態およびその遂行動作と関連する画面を表示する表示部と、メディアファイルを格納してスプリット機能運用のための設定情報を格納する格納部と、外部からダウンロードするメディアファイルを前記モバイルデバイスがサポートするファイルシステムの容量によって自動スプリッティングし、スプリッティングされた複数のスプリッティングファイルを前記設定情報による格納を制御する制御部と、を含む。
【0013】
上述したような内容は、当該分野で通常の知識を有する者が後述される本発明の具体的な説明から、さらによく理解できるようにするために本発明の特徴および技術的な長所を多少広く略述したものである。このような特徴および長所の他にも、本発明の請求範囲の主題を形成する本発明の追加的な特徴および長所が、後述される本発明の具体的な説明からよく理解されるだろう。
【発明の効果】
【0014】
上述したように本発明で提案するメディアファイルスプリッティング方法およびその装置によれば、モバイルデバイスがサポート可能なファイルシステムの許容容量の限界値を超過する大容量メディアファイルに対して、前記ファイルシステムの許容容量に合わせて自動でスプリッティングして提供することにより、モバイルデバイスが大容量のメディアファイルの取得を可能にする。
【0015】
本発明によれば、ユーザは、大容量のメディアファイルを別途エンコーディング手続や手動的なスプリッティングの手続なく、大容量のメディアファイルをモバイルデバイスに格納することができる。このような本発明のメディアファイルスプリット機能は、全ての形態のモバイルデバイスおよびそれに対応する多様な機器で実現されることができる。このように、本発明では、メディアファイルのスプリット機能サポートのための最適の環境を実現することができる。したがって、本発明によれば、モバイルデバイスで大容量メディアファイルに対して容易に且つ簡単に取得できるようにすることにより、ユーザの便宜性を向上させ、モバイルデバイスの使用性および競争力を向上させるのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態に係るメディアファイルスプリット機能運用のためのシステム構成を概略的に示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係るモバイルデバイスの構成を概略的に示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係るスプリット機能運用方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係るメディアファイルスプリット動作を説明するために概略的に示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係るモバイルデバイスでスプリット機能運用によって生成するファイルの格納方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付する図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。このとき、添付された図面において同一の構成要素は、同一の符号で示していることに留意しなければならない。また、本発明の要旨を不明瞭にする公知機能および構成に対する詳細な説明は省略する。すなわち、下記の説明では、本発明の実施形態に係る動作を理解するのに必要な部分のみが説明され、それ以外の部分の説明は、本発明の要旨を不明瞭にしないように省略されることに留意しなければならない。
【0018】
提案する本発明は、モバイルデバイスで大容量のメディアファイルに対しても、制限なく格納して再生できるようにするためのものである。本発明の実施形態によれば、モバイルデバイスが外部のウェブサーバ(Web Server)または外部の外部装置(例えば、PCなど)から大容量のメディアファイルをダウンロードする時、モバイルデバイスがサポートするファイルシステム(File System)の許容容量によって自動スプリッティングするスプリット機能を提供する。これにより、モバイルデバイスがサポート可能なファイルシステムの許容容量を超過するメディアファイルに対してもダウンロードをサポートすることができる。
【0019】
本発明でファイルシステムとは、ファイルの格納と関連して格納部の読み取り、書き込み、検索動作の容易性のための内部システムを意味する。すなわち、前記ファイルシステムは、モバイルデバイスで用いられるファイルに名前を付けて、格納や検索のためにファイルをどこに位置させるのかを示す一種の体系を意味する。一般に、このようなファイルシステムは、ファイル名の長さを制限するか、一度に送信されるファイル容量を制限する。また、本発明で前記メディアファイルは、動的映像ファイル、静的映像ファイルおよび音楽ファイルなどを示す。
【0020】
このような本発明は、大容量のメディアファイルをダウンロードする時、モバイルデバイスのファイルシステムで許容される最大容量分だけメディアファイルを自動スプリッティング(splitting)し、スプリッティングされたファイルを互いに関連されるように構成して格納する。そして、本発明に係るスプリット(split)機能は、モバイルデバイスがウェブサーバまたは外部装置からダウンロードする時、モバイルデバイスで行われるか、または、外部装置がモバイルデバイスにメディアファイルのコピーまたは移動時に外部装置で行われる。
【0021】
以下では、本発明の実施形態に係るモバイルデバイスの構成およびその動作制御方法について、下記の図面を参照して調べることにする。しかし、本発明の実施形態に係るモバイルデバイスの構成およびその制御方法が、下記で記述する内容に制限されるか限定されるものではないため、下記の実施形態に基づいて多様な実施形態に適用できることに留意しなければならない。
【0022】
図1は、本発明の実施形態に係るメディアファイルスプリット機能運用のためのシステム構成を概略的に示す図である。
【0023】
図1を参照すれば、メディアファイルスプリット機能運用による本発明のシステムは、モバイルデバイス100、外部装置200、外部サーバ300、ネットワーク400を含んで構成される。
【0024】
前記モバイルデバイス100は、特定オペレーティングシステム(OS、Operating System)基盤でファイルシステムによるファイルの管理機能をサポートする全ての情報通信機器、マルチメディア機器およびそれに対する応用機器を含む。例えば、前記モバイルデバイス100は、多様な通信システムに対応する各通信プロトコル(communication protocols)に基づいて動作する移動通信端末機をはじめとして、タブレットパソコン、スマートフォン(Smart Phone)、PMP(Portable Multimedia Player)およびメディアプレーヤー(Media Player)、PDA(Personal Digital Assistant)等のデバイスを含む。
【0025】
特に、本発明で前記モバイルデバイス100は、外部装置200または外部サーバ300からメディアファイルをダウンロードする時、モバイルデバイス100がサポートするファイルシステムの許容容量によってメディアファイルを自動スプリッティングして格納する。例えば、前記モバイルデバイス100は、ダウンロードするメディアファイルの容量とファイルシステムの許容容量とを比較し、メディアファイルの容量がファイルシステムの許容容量よりも大きい場合、前記メディアファイルを前記ファイルシステムの許容容量分だけ複数にスプリッティングし、複数にスプリッティングされたスプリッティングファイルを格納する。または、本発明で前記モバイルデバイス100は、外部装置200から送信されるスプリッティングされたファイルを順次に受信して格納する。本発明の実施形態で前記モバイルデバイス100と前記外部装置200は、有線インターフェースまたは無線インターフェース基盤の連結によって、相互接続される。
【0026】
前記外部装置200は、有線インターフェースまたは無線インターフェースを介して接続されたモバイルデバイス100のファイルシステムを確認し、該当ファイルシステムでサポートされる最大の許容容量によって、メディアファイルをスプリッティングして伝達できる装置を示す。このような外部装置200は、前に説明したようなモバイルデバイス100をはじめとして、デスクトップコンピュータ(desktop computer)、ラップトップコンピュータ(laptop computer)等の装置を含む。
【0027】
特に、本発明で前記外部装置200は、格納されたメディアファイルをモバイルデバイス100にコピーまたは移動時にモバイルデバイス100がサポート可能なファイルシステムの許容容量をチェックし、モバイルデバイス100がサポートするファイルシステムの許容容量によってメディアファイルをスプリッティングした後、順次に送信する。このとき、前記外部装置200は、有線インターフェースまたは無線インターフェース基盤で接続される時点で、モバイルデバイス100のファイルシステムをチェックする動作を行うことにより、モバイルデバイス100のサポートファイルシステムの許容容量を事前に認知することができる。
【0028】
本発明で前記外部サーバ300は、動的映像ファイル、静的映像ファイルおよび音楽ファイルなどのような多様なメディアファイルを格納するウェブ(WEB)上のウェブサーバを示す。前記外部サーバ300は、ネットワーク400を介して接続されたモバイルデバイス100のメディアファイルのダウンロード要請に応答して、該当メディアファイルをネットワーク400を介してモバイルデバイス100に提供する。
【0029】
本発明で前記ネットワーク400は、前記モバイルデバイス100と前記外部サーバ300との間を連結するための中間媒介体であって、インターネットプロトコル(IP、Internet Protocol)基盤のネットワークであってもよく、移動通信基盤のネットワークであってもよい。すなわち、本発明で前記ネットワーク400は、前記モバイルデバイス100が前記外部サーバ300に接続して外部サーバ300の前記メディアファイルをダウンロードできるようにする一種の規格を示す。
【0030】
一方、前で調べたように、本発明でメディアファイルのスプリット機能運用は、モバイルデバイス100および外部装置200のうちいずれか1つで行われる。例えば、モバイルデバイス100の側面において考慮すれば、モバイルデバイス100は、外部装置200または外部サーバ300から大容量のメディアファイルをダウンロードする時、モバイルデバイス100がサポートするファイルシステムの最大許容容量によって該当メディアファイルに対するスプリッティング後、ダウンロードを行ってもよい。または、外部装置200の側面において考慮すれば、外部装置200は、モバイルデバイス100に大容量のメディアファイルのコピーまたは移動時、モバイルデバイス100がサポートするファイルシステムの最大許容容量によって該当メディアファイルに対するスプリッティングをして、コピーまたは移動してもよい。この他にも、本発明のスプリット機能は、外部サーバ300の側面において考慮され得ることは勿論である。しかしながら、ユーザの便宜を考慮する時、スプリット機能は、モバイルデバイス100で実現されることが好ましい。したがって、以下では、本発明のスプリット機能に対してモバイルデバイス100の側面において考慮して、詳細に調べることにする。
【0031】
図2は、本発明の実施形態に係るモバイルデバイス100の構成を概略的に示す図である。
【0032】
前記図2を参照すれば、本発明のモバイルデバイス100は、通信モジュール110、インターフェース部130、表示部150、格納部170、制御部190を含んで構成される。この他にもモバイルデバイス100は、マイクとスピーカを有するオーディオ処理部、デジタル放送(例えば、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)やDVB(Digital Video Broadcasting)のような移動放送)の受信のためのデジタル放送モジュール、被写体の静的映像および動的映像の撮影のためのカメラモジュール、ブルートゥース(BLUETOOTH(登録商標))通信、赤外線(IrDA、Infrared Data Association)通信、RFID(Radio Frequency Identification)通信、NFC(Near Field Communication)等のような近距離無線通信基盤の通信機能をサポートするための少なくとも1つの近距離通信モジュール、タッチベースの入力をサポートするためのタッチパッドおよびタッチスクリーン、物理的なキー入力をサポートする入力部、移動通信基盤の通信機能をサポートするための無線周波数(RF、Radio Frequency)モジュール、上記のような構成に電源を供給するためのバッテリ(battery)等の構成をさらに含んでもよいが、それに対する説明および図示は省略する。
【0033】
前記通信モジュール110は、移動通信基盤の移動通信サービス、無線LAN(WLAN、Wireless Local Area Network)基盤のインターネットサービス(例えば、ワイファイ(Wi−Fi)サービス)等のようなサービスをサポートするためのモジュールを示す。前記通信モジュール110は、モバイルデバイス100が属するネットワーク400と設定された通信チャネルを形成し、形成された通信チャネルを介したデータの送受信を処理する。特に、本発明で前記通信モジュール110は、インターネットプロトコル(IP、Internet Protocol)基盤または移動通信基盤のネットワーク400を介して外部サーバ300(例えば、ウェブサーバなど)に接続し、接続された外部サーバ300からダウンロード要請されたメディアファイルを受信する。
【0034】
前記インターフェース部130は、有線インターフェースまたは無線インターフェースの基盤に、外部装置200(例えば、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータなど)と連結され、メディアファイルの送信または受信をサポートするためのモジュールを示す。本発明で前記モバイルデバイス100が前記外部装置200と無線インターフェース基盤に連結される時、前記インターフェース部130は、前で説明したような近距離通信モジュールのうち少なくとも1つであってもよい。また、本発明で前記モバイルデバイス100が前記外部装置200と有線インターフェース基盤に連結される時、前記有無線インターフェース部130は、コネクタであってもよい。
【0035】
前記表示部150は、モバイルデバイス100の動作状態およびその遂行動作と関連する画面を表示する。例えば、前記表示部150は、モバイルデバイス100のホームスクリーン(home screen)を表示するか、または、通信機能、メディアファイル(例えば、オーディオファイル、動画ファイル、静止映像ファイルなど)の再生機能、ゲーム機能、スプリット機能など、モバイルデバイス100でサポートする機能の実行画面を表示する。そして、本発明で前記表示部150は、液晶表示装置(LCD、Liquid Crystal Display)が用いられるのが一般的であるが、発光ダイオード(LED、Light Emitting Diode)、有機発光ダイオード(OLED、Organic LED)、アクティブマトリクスOLED(AMOLED、Active Matrix OLED)等のような他の表示装置が用いられてもよい。また、本発明で前記表示部150は、タッチベースの入力をサポートするインターフェースを備える。例えば、前記表示部150は、タッチスクリーンの構成によってタッチベースのユーザインタラクション(Interaction)の入力をサポートし、前記ユーザインタラクションの入力による入力信号を生成して前記制御部190に伝達する。
【0036】
前記格納部170は、モバイルデバイス100で実行され処理される各種プログラムとデータを格納し、1つ以上の非揮発性メモリと揮発性メモリから構成されてもよい。本発明で前記非揮発性メモリは、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)等に対応され、前記揮発性メモリは、RAM(Random Access Memory)等に対応される。また、格納部170は、前記モバイルデバイス100のオペレーティングシステム、前記表示部150の表示制御動作と関連するプログラムとデータ、前記表示部150を利用した入力制御動作と関連するプログラムとデータ、モバイルデバイス100のスプリット機能制御動作と関連するプログラムとデータなどを持続的にまたは一時的に格納する。
【0037】
また、前記格納部170は、音楽ファイル、動的映像ファイル、静的映像ファイル、および文書ファイルなどを格納する。本発明で前記動的映像ファイルは、スプリット機能によってスプリッティングされた動的映像ファイルと、スプリッティングされた各動的映像ファイルが1つに結合された動的映像ファイルに区分される。また、前記格納部170は、本発明のスプリット機能運用のための多様な設定情報を格納する。本発明で設定情報は、スプリッティングされた個別ファイルを結合した後、格納するか否かに関する情報であってもよい。
【0038】
前記制御部190は、前記モバイルデバイス100の全般的な動作を制御する。特に、前記制御部190は、本発明のスプリット機能運用と関連する動作を制御する。例えば、前記制御部190は、本発明のスプリット機能運用と関連するイベント(例えば、メディアファイルのダウンロード、メディアファイルのコピーなど)を識別し、イベントによるメディアファイルの容量と、モバイルデバイス100が1つのファイル送信に許容可能なファイルシステムの許容容量とを比較する。また、制御部190は、比較結果に応じてメディアファイルのスプリッティング有無を決定する。ここで、制御部190は、メディアファイルの容量がファイルシステムの許容よりも大きければ、スプリッティング処理を決定する。また、制御部190は、メディアファイルのスプリッティングを決定するとき、前記ファイルシステムの許容容量分だけメディアファイルを順次にスプリッティングして、スプリッティングファイルの生成を制御する。このとき、制御部190は、メディアファイルのスプリッティング時に該当メディアファイルのフレーム単位に基づいてスプリッティングを制御する。例えば、制御部190は、ファイルシステムの許容容量分だけスプリッティングを優先するが、該当メディアファイルのフレーム単位にスプリッティング容量を決定する。
【0039】
また、前記制御部190は、順次にスプリッティングされる各スプリッティングファイルに、該当スプリッティングファイルが属するメディアファイルを指示する識別子、メディアファイルで該当スプリッティングファイルがスプリッティングされた順序を指示する識別子、および該当スプリッティングファイルの再生開始位置を指示する識別子などの再生情報を各スプリッティングファイルのヘッダに含んで生成する。また、制御部190は、前で説明したような設定情報によってスプリッティングされた複数のスプリッティングファイルを1つのファイルに結合するか否かを決定し、その結果に応じてスプリッティングされた複数のファイルを結合した後に格納する。そして、制御部190は、スプリッティングされて個別的に格納されたスプリッティングファイルに対する順次的な再生、またはスプリッティングファイルが結合されたファイルに対する再生を制御する。
【0040】
このような前記制御部190の詳細制御動作について、後述する図面を参照したモバイルデバイス100の動作例示およびその制御方法で説明することにする。また、前記制御部190は、上記した機能の他に、前記モバイルデバイス100の通常の機能と関連する各種動作を制御する。例えば、前記制御部190は、特定のアプリケーションの実行時にその運用および画面表示を制御する。また、制御部190は、タッチベースの入力インターフェースでサポートする多様な入力方式に対応する入力信号を受信し、それに伴う機能運用を制御する。また、制御部190は、有線通信基盤または無線通信基盤で各種データの送受信を制御する。
【0041】
図3は、本発明の実施形態に係るスプリット機能運用方法を示すフローチャートである。このとき、前記図3による機能運用は、モバイルデバイス100または外部装置200で行われてもよい。以下では、モバイルデバイス100の制御部190の側面でスプリット機能を運用する動作を例示として説明するが、本発明は、外部装置200でも行われることは勿論である。
【0042】
前記図3を参照すれば、制御部190は、イベントの発生を感知する(301ステップ)。本発明で前記イベントは、モバイルデバイス100の側面において、外部装置200または外部サーバ300から所定のファイルをダウンロードすることで発生するイベントを示す。そして、本発明で前記イベントは、外部装置200の側面において、モバイルデバイス100に所定のファイルをコピーまたは移動することで発生するイベントを含んでもよい。
【0043】
次に、制御部190は、イベントの発生を感知すれば、該当イベントによるファイル(以下、イベントファイル)の容量を確認して(303ステップ)、前記イベントファイルの容量がモバイルデバイス100のファイルシステムで許容可能な許容容量(以下、ファイルシステムの容量)よりも大きいか否かを比較する(305ステップ)。
【0044】
次に、制御部190は、イベントファイルの容量がファイルシステムの容量よりも小さい場合(305ステップのNO)、前記イベントによる処理を制御する(307ステップ)。例えば、制御部190は、前記イベントファイルを相対デバイス(例えば、前記外部装置200または外部サーバ300)からダウンロードして格納部170に格納する。
【0045】
次に、制御部190は、イベントファイルの容量がファイルシステムの容量よりも大きいか同じ場合(305ステップのYES)、前記イベントファイルのタイプをチェックして(309ステップ)、該当イベントファイルがメディアファイルの範疇に属するか否かを判別する(311ステップ)。例えば、制御部190は、前記イベントファイルを分析して静的映像ファイル、動的映像ファイル、音楽ファイルなどのようなメディアファイルであるか、または、文書ファイルなどのような一般的なファイルであるかを判別する。
【0046】
次に、制御部190は、前記イベントファイルが一般的なファイルに該当する場合(311ステップのNO)、ポップアップの出力を制御する(313ステップ)。例えば、制御部190は、前記イベントファイルが一般的なファイルであると判断すれば、該当イベントファイルに対するイベントを処理できないことを案内するポップアップの出力を制御する。例えば、制御部190は、「ダウンロード失敗」、「ファイルシステムサポート容量を超過してダウンロードできません。」、「メディアファイルのみをスプリッティングした後、ダウンロード可能です。」などのように予め設定されたエラーまたは案内メッセージがポップアップから出力される。
【0047】
次に、制御部190は、前記イベントファイルがメディアファイルに該当する場合(311ステップのYES)、モバイルデバイス100のファイルシステムの容量分だけ前記イベントファイルのスプリッティングを制御する(315ステップ)。例えば、制御部190は、前記イベントファイルの開始部分のフレームから前記ファイルシステムの容量に対応するフレームまで抽出し、1つのスプリッティング区間に決定することができる。そして、決定されたフレームに基づいて前記スプリッティングを制御することができる。
【0048】
次に、制御部190は、前記スプリッティングによるスプリッティングファイルを生成する(317ステップ)。本発明で前記スプリッティングファイルの生成は、所定のフレームからなる前記スプリッティングファイルのヘッダに該当スプリッティングファイルが属する前記イベントファイル(特に、メディアファイル)を指示する識別子、前記イベントファイルで該当スプリッティングファイルがスプリッティングされた順序を指示する識別子、および該当スプリッティングファイルの再生開始位置(例えば、前記開始部分のフレームの位置)を指示する識別子などの再生情報を割り当てる動作を含む。
【0049】
次に、制御部190は、イベントファイルに対するスプリッティングが完了したか否かをチェックする(319ステップ)。例えば、制御部190は、前と同様な手続によって、1つのメディアファイルを構成する全てのフレームに対するスプリッティングが完了したか否かを確認する。
【0050】
次に、制御部190は、イベントファイルに対するスプリッティングが完了したと判断すれば(319ステップのYES)、323ステップに進む。一方、制御部190は、イベントファイルに対するスプリッティングが完了していないと判断すれば(319ステップのNO)、前と同様な手続によって、イベントファイルの残り部分に対するスプリッティングを処理(321ステップ)した後、323ステップに進む。例えば、制御部190は、前記スプリッティング区間の次のフレームから前記ファイルシステムの容量に対応するフレームまで抽出して、他の1つのスプリッティング区間として決定し、そのスプリッティングによって他のスプリッティングファイル(例えば、次の順番のスプリッティングファイル)の生成を制御する。そして、このようなスプリッティング処理を前記イベントファイルの全てのフレームに対して行うことができる。さらに、制御部190は、各フレーム区間からなる個別スプリッティングファイル毎に前と同様な再生情報を順次に割り当てて区分することができる。このとき、個別スプリッティングファイルは、該当スプリッティングファイルが属する前記イベントファイルを指示する識別子は、同一に割り当てて、該当スプリッティングファイルがスプリッティングされた順序を指示する識別子は、スプリッティング順序によって順次に割り当てて、該当スプリッティングファイルの再生開始位置を指示する識別子は、各スプリッティングファイルの最初のフレームを基準として割り当てることができる。
【0051】
次に、制御部190は、前と同様な手続によって前記イベントファイルに対するスプリッティングが完了した後、該当する動作の遂行を制御する(323ステップ)。例えば、制御部190は、スプリッティングされた各スプリッティングファイルを個別的に格納するか、または、スプリッティングされた各スプリッティングファイルを1つのファイルに結合して格納する。このような格納方式は、予め設定された設定情報によって運用され、これについて後述する図面を参照して説明する。
【0052】
一方、前記図3では、その図示および説明は省略したが、外部装置200の場合では、上記のような手続によって生成したスプリッティングファイルをモバイルデバイス100に順次に送信する動作を行うことができ、このとき、各スプリッティングファイルを結合する動作は省略され得る。
【0053】
図4は、本発明の実施形態に係るメディアファイルスプリッティング動作を説明するために概略的に示す図である。特に、前記図4では、モバイルデバイス100の側面を考慮して説明するが、これは、外部装置200でも同一または類似する方式によって行われることは、勿論である。
【0054】
前記図4に示すように、前記図4では、ソースメディアファイル(Source media file)410の容量が20ギガバイト(GB)であり、モバイルデバイス100のサポートファイルシステムの容量が8GBであることを仮定する。
【0055】
前記図4を参照すれば、メディアファイル410に対してファイルシステムの最大容量の8GB分だけスプリッティングを行うことができる。このとき、スプリッティングによって生成されるスプリッティングファイルは、「8GB+8GB+4GB」のように総3つのスプリッティングファイル(例えば、File1 421、File2 423、File3 425)が生成される。そして、各スプリッティングファイル421,423,425は、前で説明したように、前記メディアファイルを指示する識別子(例えば、「A」)、スプリッティング順序を指示する識別子(例えば、#1、#2、#3)がそれぞれ割り当てられる。
【0056】
また、上記のようにスプリッティングされたスプリッティングファイル421,423,425は、格納部170に格納される。このとき、前記スプリッティングファイル421,423,425は、個別的にそれぞれ格納されてもよく、スプリッティングファイル421,423,425が結合されて1つのファイルに格納されてもよい。
【0057】
図5は、本発明の実施形態に係るモバイルデバイス100でスプリット機能運用によって生成するファイルの格納方法を示す図である。
【0058】
前記図5を参照すれば、制御部190は、前で図3および図4を参照した説明の部分で説明したように、特定のメディアファイルに対するスプリッティングを処理する(501ステップ)。また、制御部190は、前記メディアファイルに対するスプリッティングが完了する時、スプリッティングによって生成されるスプリッティングファイルに対する格納方式をチェックして(503ステップ)、格納方式が結合方式であるか否かを判断する(505ステップ)。例えば、制御部190は、予め設定された設定情報を確認してスプリッティングファイルに対する格納方式が各スプリッティングファイルを個別的に格納する方式であるか、または、各スプリッティングファイルを1つのファイルに結合して格納する方式であるかを判断する。
【0059】
次に、制御部190は、格納方式が結合方式ではないと判断すれば(505ステップのNO)、スプリッティングされた各スプリッティングファイルを個別的に格納部170にそれぞれ格納する(509ステップ)。
【0060】
次に、制御部190は、格納方式が結合方式であると判断すれば(505ステップのYES)、スプリッティングされた各スプリッティングファイルを結合して1つのファイルとして生成し、生成されたファイルを格納部170に格納する。このとき、スプリッティングファイルの結合は、スプリッティングされた順序に対応するように結合される。例えば、制御部190は、スプリッティングされた順序を指示する識別子に基づいてスプリッティングの順序を確認し、その順序を有するようにスプリッティングファイルを結合する。ここで、上記したように結合されて生成されるファイルのヘッダは変更されてもよい。例えば、各スプリッティングファイルに含まれたヘッダは除去され、結合されたファイルは1つのヘッダのみを有する。
【0061】
一方、図1〜図5を参照した説明の部分では、その図示および説明は省略したが、本発明の実施形態によれば、ファイルシステムの容量をチェックする前や後に、メディアファイルの全体容量と格納部170の残余格納容量をチェックする動作を更に行うことができることは、勿論である。このとき、メディアファイルの全体容量が残余格納容量よりも大きい場合、該当メディアファイルのダウンロード、コピーまたは移動などの動作終了およびポップアップの出力などを制御する。一方、メディアファイルの全体容量が残余格納容量よりも小さい場合、該当メディアファイルのダウンロード、コピーまたは移動などの動作およびスプリッティング動作を制御する。これにより、スプリッティングの途中に格納部170の残余容量の不足によるエラー発生などを未然に防止することができる。
【0062】
一方、上述したような本発明のメディアファイルスプリッティング方法は、多様なコンピュータ手段によって行われるプログラムの命令形態に実現され、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録される。このとき、前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独にまたは組み合わせて含んでもよい。一方、記録媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計され構成されたものであってもよく、または、コンピュータソフトウェア当業者に公示されて使用可能なものであってもよい。
【0063】
前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスクおよび磁気テープのような磁気媒体(Magnetic Media)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)のような光記録媒体(Optical Media)、フロプティカルディスク(Floptical Disk)のような磁気−光媒体(Magneto−Optical Media)、およびROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して行うように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、プログラム命令には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含んでもよい。上述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために、1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成され、その逆も同様である。
【0064】
また、本発明が属する技術分野の当業者は、上述した本発明がその技術的思想や必須特徴を変更せずに、他の具体的な形態で実施され得ることを理解できるだろう。したがって、上述した実施形態は、すべての面で例示的なものであって、限定的なものではないことを理解しなければならない。また、本発明の範囲は、前記詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって現れ、特許請求の範囲の意味および範囲、その等価概念から導き出される全ての変更または変形された形態が、本発明の範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
【0065】
一方、本明細書と図面に開示された本発明の実施形態は、本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解を助けるために特定例を提示しただけであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態の他にも、本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であることは、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明である。
【符号の説明】
【0066】
100:モバイルデバイス
200:外部装置
300:外部サーバ
400:ネットワーク
110:通信モジュール
130:インターフェース部
150:表示部
170:格納部
190:制御部
410:ソースメディアファイル
421、423、425:スプリッティングファイル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディアファイルスプリッティング方法であって、
所定のファイルに対するダウンロードイベントを感知するステップと、
前記イベントによるイベントファイルの容量とモバイルデバイスがサポート可能なファイルシステムの容量とを比較するステップと、
前記イベントファイルの容量が前記ファイルシステムの容量よりも大きいか同じ場合、前記イベントファイルのタイプをチェックするステップと、
前記イベントファイルがメディアファイルであれば、モバイルデバイスの前記ファイルシステムの容量によって前記イベントファイルをスプリッティングするステップと、
前記スプリッティングされた複数のスプリッティングファイルを設定情報によって格納するステップと、
を含むことを特徴とするメディアファイルスプリッティング方法。
【請求項2】
前記スプリッティングするステップは、
前記イベントファイルの開始部分のフレームから前記ファイルシステムの容量に対応するフレームまで抽出して、1つのスプリッティング区間に決定するステップと、
前記決定されたフレームに基づいてスプリッティングした後、スプリッティンファイルを生成するステップと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のメディアファイルスプリッティング方法。
【請求項3】
前記生成するステップは、
前記スプリッティングファイルに再生情報を割り当てるステップを含むことを特徴とする請求項2に記載のメディアファイルスプリッティング方法。
【請求項4】
前記割り当てるステップは、
前記スプリッティングファイルのヘッダに該当スプリッティングファイルが属する前記イベントファイルを指示する識別子、前記イベントファイルで該当スプリッティングファイルがスプリッティングされた順序を指示する識別子、および該当スプリッティングファイルの再生開始位置を指示する識別子のうち少なくとも1つを割り当てるステップであることを特徴とする請求項3に記載のメディアファイルスプリッティング方法。
【請求項5】
前記イベントファイルを構成する全てのフレームに対するスプリッティングが完了したか否かを確認するステップをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のメディアファイルスプリッティング方法。
【請求項6】
前記確認するステップは、
前記イベントファイルに対するスプリッティングが完了したか否かをチェックするステップと、
前記イベントファイルに対するスプリッティングが完了していない時、前記イベントファイルの残り部分に対してスプリッティングするステップを含むことを特徴とする請求項5に記載のメディアファイルスプリッティング方法。
【請求項7】
前記スプリッティング区間の次のフレームから前記ファイルシステムの容量に対応するフレームまで抽出して、他の1つのスプリッティング区間に決定するステップと、
前記決定されたフレームに基づいてスプリッティングした後、他のスプリッティングファイルを生成するステップと、
を含むことを特徴とする請求項6に記載のメディアファイルスプリッティング方法。
【請求項8】
生成された個別スプリッティングファイル毎に再生情報を順次に割り当てることを特徴とする請求項7に記載のメディアファイルスプリッティング方法。
【請求項9】
前記個別スプリッティングファイルは、前記イベントファイルを指示する識別子が同一に割り当てられ、スプリッティングファイルがスプリッティングされた順序を指示する識別子は、スプリッティング順序によって順次に割り当てられ、スプリッティングファイルの再生開始位置を指示する識別子は、各スプリッティングファイルの最初のフレームを基準として割り当てられることを特徴とする請求項8に記載のメディアファイルスプリッティング方法。
【請求項10】
前記格納するステップは、
スプリッティングされた各スプリッティングファイルを個別的に格納するか、または、スプリッティングされた各スプリッティングファイルを1つのファイルに結合して格納するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のメディアファイルスプリッティング方法。
【請求項11】
前記イベントファイルの全体容量と格納部の残余格納容量をチェックするステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のメディアファイルスプリッティング方法。
【請求項12】
メディアファイルスプリッティング装置であって、
ネットワークを介して外部サーバに接続してダウンロード要請されたメディアファイルを受信する通信モジュールと、
外部装置と連結されてメディアファイルの送信または受信をサポートするためのインターフェース部と、
前記モバイルデバイスの動作状態およびその遂行動作と関連する画面を表示する表示部と、
メディアファイルを格納し、スプリット機能運用のための設定情報を格納する格納部と、
外部からダウンロードするメディアファイルを前記モバイルデバイスがサポートするファイルシステムの容量によって自動スプリッティングし、スプリッティングされた複数のスプリッティングファイルを前記設定情報による格納を制御する制御部と、
を含むことを特徴とするメディアファイルスプリッティング装置。
【請求項13】
前記制御部は、
前記メディアファイルの容量と前記ファイルシステムの容量とを比較して、前記メディアファイルスプリッティングの有無を決定し、
前記メディアファイルの容量が前記ファイルシステムの容量よりも大きい場合、前記ファイルシステムの容量によって前記メディアファイルをスプリッティングし、順次にスプリッティングファイルの生成を制御することを特徴とする請求項12に記載のメディアファイルスプリッティング装置。
【請求項14】
前記制御部は、
スプリッティングファイルが属するメディアファイルを指示する識別子、メディアファイルで該当スプリッティングファイルがスプリッティングされた順序を指示する識別子、および該当スプリッティングファイルの再生開始位置を指示する識別子のうち少なくとも1つの再生情報を各スプリッティングファイルのヘッダに割り当てることを特徴とする請求項13に記載のメディアファイルスプリッティング装置。
【請求項15】
前記制御部は、
前記メディアファイルのスプリッティング時にメディアファイルのフレーム単位に基づいてスプリッティングを制御し、
スプリッティングされた複数のスプリッティングファイルに対して前記設定情報によって個別的に格納するか、または、スプリッティングされた各スプリッティングファイルを1つのファイルに結合して格納することを特徴とする請求項14に記載のメディアファイルスプリッティング装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−243316(P2012−243316A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−110292(P2012−110292)
【出願日】平成24年5月14日(2012.5.14)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】