モジュール容器装置
本発明は、農業、園芸、および建設において使用するためのモジュール容器装置に関し、このモジュール容器装置は、3つの室(3)を形成する2つの仕切り壁(2)を有する、平行六面体容器(1)を備え、その上端部はそれぞれ、鉛直導管部(5)を形成するスリーブ(4)を有し、前記スリーブの下端部(6)は、容器底を越えて延びるが僅かに小さい寸法を有し、その全周に沿って溝(10)を有し、モジュール容器装置はさらに、隣接する容器を互いに水平面内で結合するコネクタ(9)と、容器が地面上に置かれることを可能にする基部(11)と、容器(1)の上端部と全く同一の横方向支持部(13)とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モジュール容器装置に係り、具体的に云えば、コネクタおよび積重ねにより互いに接続して各種形式のモジュール構造体を作ることのできる植木鉢装置に関するものである。本装置は、農業、草花栽培、開放空間内の仕切り、壁および通路の建設で使用でき、部屋、ショッピング・センターおよびオフィス内での使用に特に適する。農業では、本容器装置を、温室内外での栽培用植木鉢として使用できる。本容器装置は、土の代わりに基質材によって植木鉢が満たされる、水栽培技術を用いた作物の栽培に特に有用である。園芸では、本容器装置を、観賞植物を栽培するための鉢として使用することができ、建設業界では、本容器装置を、屋外および屋内領域用の装飾物として、植物とともに、または植物を伴わずに、壁、仕切りまたは単純な植木鉢を形成するために使用できる。
【背景技術】
【0002】
本出願人は、請求項1に記載した特徴を有する容器装置を知らない。
【0003】
既知の容器または鉢の中で、本出願人は、US−5511342、DE−29720843−UおよびDE−20014244−Uの主題を形成するものに言及したい。
【0004】
US−5511342は、複数の植木鉢を含む自立式モジュール構造体を形成する植木鉢に係り、少なくとも1つの導管によって互いに一体化され、観賞植物の収容に適する第1容器部材を各植木鉢が有し、該植木鉢は、それらの適合する輪郭によって形成される固定接続部を介して同軸的に組み合せ可能である。この植木鉢は、それぞれ、それらの適合する輪郭によって形成される固定結合部を介して第2容器部材と共軸的に組み合わせることができる。さらに、前記各容器部材は、共軸的に鉢下トレー(受皿)の内側に嵌合する。
【0005】
DE−29720843−Uは、植木鉢、箱、トレー等のためのモジュール構造体に係り、各構造体モジュールは、菱形であり、2つの三角形要素を含み、4つの角部の各先端部分がそれぞれ切り取られている。3つの部品によって形成された2つの突出部が、2つの三角形部分と1つの矩形部分に分割されている。これらの出部は、側方から見たときに、輪郭の長手方向軸線上で、菱形部分の2つの前縁の中央にある。
【0006】
DE−20014244−Uは、室内用植物または庭園植物のための柱形状のモジュール容器に係り、モジュール容器は、一連の管状部分と、穴を有する分離パネルと、排出された水を集めるための下部鉢とを含む。円形断面を有する柱の各部分が、場合によっては、ねじ切りされた分離パネルを用い、ねじ式連結システムによって互いに結合できる。植物のための側部開口は、柱の各部分を回転させることによって、各種方向に向けて位置づけすることができる。柱は、植物用の単純な容器として、または、荷重の支持または画室間の仕切り形成に適した建築要素として使用できる。この発明の容器は、植物用容器または植木鉢を構築するために互いに上下で重ね合わせて容易に組み合わせできるモジュール部品からなる。
【0007】
前記のとおり、いずれの文献も、本発明の主題と類似しない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、平行六面体形状を有するモジュール容器に係り、このモジュール容器は、互いに結合された3つの画室を形成する2つの仕切りを有し、その上端部の各々が、導管部を形成するスリーブを有し、その下端部が、突出する管状先端で終っている。モジュール容器の長い方の側辺に沿う側壁は、突出する腹部を有することができる。
【0009】
以下の説明は、限定的な特徴を示すわけではない、添付図面に基づくものである。
【実施例】
【0010】
図面から判るように、本発明のモジュール鉢は、事実上、平行六面体容器1から成り、該容器1は、3つの室3を形成する2つの仕切り壁2を有する。容器の上端部の各々は、鉛直導管部5を形成するスリーブ4を有し、前記スリーブの下端部6は、容器の底を越えて伸張するが、僅かに小さい寸法を有する。下端部6の寸法は、前記導管部5の上端部に対する容器の嵌合を可能にし、もって、容器1を互いに重ね合わせることを可能にする。
【0011】
導管部5によって形成されるこの管状構造は、容器が鉛直方向に積み重ねられる時にそれら容器を互いに結合し、連続する容器によって形成される鉛直導管部が、浸透水または灌漑水用の排出導管部として使用可能であり、また、全構造体の安定性を増すための、鉛直管を挿入するための案内体として使用可能である。この鉛直導管部5内に、支持部材16(図26)を挿入することができ、この支持部材は、日除けネットまたは日除けシート、温室を作るためのプラスチック製保護カバーを懸架し支持するための、および/または、空気灌漑(air irrigation)システムを設けるための、プロファイル(異形形状体)17(図29)を支持するために適する管を受けることができる。
【0012】
図5〜図15に示す容器は、同じ特徴を有し、長い方の側壁内に、簡単な円錐形突出部が形成されている。これらの突出部は、「腹部」を形成し、この「腹部」は外側に拡がり、また、容器1の片側または両側に形成可能である。
【0013】
図5〜図8において、容器1は、該容器1の片側のみで、各室3に1つずつ円錐形突出部7を有する。図9〜図12において、容器1は、両側に同じ円錐形突出部7を有する。
【0014】
図13〜図16、および図17〜図19は、本発明の別の実施例を表す。図に見られるように、図13、図16では、容器1は、全ての室3を横切って延びる、円錐形突出部7の構成とほぼ同様の構成を有する突出部8を1つのみ有する。図17〜図20では、容器1は、3つの室を横切って延びる突出部8を、両側上に有する。後の2つの実施例では、室3を形成する仕切り壁2が、突出部8の壁部まで真直ぐ延びる。
【0015】
また、モジュール容器装置は、図21〜図23に示すコネクタ9を含む。このコネクタ9は、隣接する容器を水平面内で結合する機能を有する。図21のコネクタ9は、2つの円形穴を有するリング部材から成り、図22のコネクタ9は、それぞれに円形穴が形成された3つのアームを有する部材から成り、図23のコネクタ9は、それぞれに円形穴が形成された4つのアームを有する十字形部材から成る。これらのコネクタは、それぞれ、2つの容器を並べて、3つの容器を3角形状を成して、また、4つの容器をコネクタの側辺によって規定される4方向で、結合できるようにすることを、理解できるだろう。斯かる結合のために、全てのコネクタ9は、容器1の内側上に設けた溝10内に配置される。
【0016】
前記容器は全て、地面上に設置できるように基部11(図24)上に置くべきである。容器は、基部に設けた管状突起12内に下端部6を嵌入することによって位置づけられる。
【0017】
容器1の上端部と正確に一致する横方向支持部13(図25のa、b、cで表される)は、より複雑な構造体において、容器をもたない空間を作り出し、構造体の側壁を構成することを可能にする。
【0018】
室3内に、排出格子14を嵌入することができる(図27)。この排出格子14は、鉢底で湿気の付着を生じさせ、また、容器の組み立て時に作られる導管部5を通した小根の通気を可能にすることを企図したものである。この部材は、容器1の底部を支持するために内表面全体に亘って分配分された脚と、通気用の格子とを有するトレー形状体である。
【0019】
排出される雨または灌漑水は、容器底に配置され、図28に示すような適切な形状を有するトレー15によって集めることができる。
【0020】
容器、コネクタ、および、支持部品によってもたらされる、各種組合せの組立体によって生じる多数の建設上の解決法だけでなく、本発明モジュール容器装置は、容器を互いに積み重ねることによって(図30、図31)、高さをもって、かつ、鉛直方向での栽培を可能にする、革新的な作物栽培の解決法も提供する。この解決法は、観賞的かつ集約的な農業および園芸に特に適する。一例として、本出願人は、この技術をイチゴの栽培に用いることの利点を指摘したい。この利点は、地面と全く接触させずに果実を栽培できること、収穫が容易であること、そして、最も重要であるが、占有面積1m2当たりの収穫高が、(6列に重ねられた鉢の場合)従来の解決法の6倍であること等である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の容器の一実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の容器の一実施例を示す正面図。
【図3】本発明の容器の一実施例を示す側面図。
【図4】本発明の容器の一実施例を示す平面図。
【図5】本発明の第2の実施例である別の容器を示す。
【図6】本発明の第2の実施例である別の容器を示す。
【図7】本発明の第2の実施例である別の容器を示す。
【図8】本発明の第2の実施例である別の容器を示す。
【図9】本発明の第3の実施例である別の容器を示す。
【図10】本発明の第3の実施例である別の容器を示す。
【図11】本発明の第3の実施例である別の容器を示す。
【図12】本発明の第3の実施例である別の容器を示す。
【図13】本発明の第4の実施例である別の容器を示す。
【図14】本発明の第4の実施例である別の容器を示す。
【図15】本発明の第4の実施例である別の容器を示す。
【図16】本発明の第4の実施例である別の容器を示す。
【図17】本発明の別の実施例を示す。
【図18】本発明の別の実施例を示す。
【図19】本発明の別の実施例を示す。
【図20】本発明の別の実施例を示す。
【図21a】容器コネクタを示す平面図。
【図21b】容器コネクタを示す立面図。
【図22a】容器コネクタを示す平面図。
【図22b】容器コネクタを示す立面図。
【図23a】容器コネクタを示す平面図。
【図23b】容器コネクタを示す立面図。
【図24a】容器のための基部を示す平面図。
【図24b】容器のための基部を示す正面図。
【図24c】容器のための基部を示す側面図。
【図25a】横方向支持部を示す正面図。
【図25b】横方向支持部を示す側面図。
【図25c】横方向支持部を示す平面図。
【図26】支持部材を示す斜視図。
【図27a】容器の内側に配置される格子を上方から示す斜視図。
【図27b】容器の内側に配置される格子を下方から示す斜視図。
【図28】排出水を集めるためのトレーを示す斜視図。
【図29】懸架要素を示す斜視図。
【図30】モジュール鉢の可能な組を示す。
【図31】モジュール鉢の別の組を示す。
【技術分野】
【0001】
本発明は、モジュール容器装置に係り、具体的に云えば、コネクタおよび積重ねにより互いに接続して各種形式のモジュール構造体を作ることのできる植木鉢装置に関するものである。本装置は、農業、草花栽培、開放空間内の仕切り、壁および通路の建設で使用でき、部屋、ショッピング・センターおよびオフィス内での使用に特に適する。農業では、本容器装置を、温室内外での栽培用植木鉢として使用できる。本容器装置は、土の代わりに基質材によって植木鉢が満たされる、水栽培技術を用いた作物の栽培に特に有用である。園芸では、本容器装置を、観賞植物を栽培するための鉢として使用することができ、建設業界では、本容器装置を、屋外および屋内領域用の装飾物として、植物とともに、または植物を伴わずに、壁、仕切りまたは単純な植木鉢を形成するために使用できる。
【背景技術】
【0002】
本出願人は、請求項1に記載した特徴を有する容器装置を知らない。
【0003】
既知の容器または鉢の中で、本出願人は、US−5511342、DE−29720843−UおよびDE−20014244−Uの主題を形成するものに言及したい。
【0004】
US−5511342は、複数の植木鉢を含む自立式モジュール構造体を形成する植木鉢に係り、少なくとも1つの導管によって互いに一体化され、観賞植物の収容に適する第1容器部材を各植木鉢が有し、該植木鉢は、それらの適合する輪郭によって形成される固定接続部を介して同軸的に組み合せ可能である。この植木鉢は、それぞれ、それらの適合する輪郭によって形成される固定結合部を介して第2容器部材と共軸的に組み合わせることができる。さらに、前記各容器部材は、共軸的に鉢下トレー(受皿)の内側に嵌合する。
【0005】
DE−29720843−Uは、植木鉢、箱、トレー等のためのモジュール構造体に係り、各構造体モジュールは、菱形であり、2つの三角形要素を含み、4つの角部の各先端部分がそれぞれ切り取られている。3つの部品によって形成された2つの突出部が、2つの三角形部分と1つの矩形部分に分割されている。これらの出部は、側方から見たときに、輪郭の長手方向軸線上で、菱形部分の2つの前縁の中央にある。
【0006】
DE−20014244−Uは、室内用植物または庭園植物のための柱形状のモジュール容器に係り、モジュール容器は、一連の管状部分と、穴を有する分離パネルと、排出された水を集めるための下部鉢とを含む。円形断面を有する柱の各部分が、場合によっては、ねじ切りされた分離パネルを用い、ねじ式連結システムによって互いに結合できる。植物のための側部開口は、柱の各部分を回転させることによって、各種方向に向けて位置づけすることができる。柱は、植物用の単純な容器として、または、荷重の支持または画室間の仕切り形成に適した建築要素として使用できる。この発明の容器は、植物用容器または植木鉢を構築するために互いに上下で重ね合わせて容易に組み合わせできるモジュール部品からなる。
【0007】
前記のとおり、いずれの文献も、本発明の主題と類似しない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、平行六面体形状を有するモジュール容器に係り、このモジュール容器は、互いに結合された3つの画室を形成する2つの仕切りを有し、その上端部の各々が、導管部を形成するスリーブを有し、その下端部が、突出する管状先端で終っている。モジュール容器の長い方の側辺に沿う側壁は、突出する腹部を有することができる。
【0009】
以下の説明は、限定的な特徴を示すわけではない、添付図面に基づくものである。
【実施例】
【0010】
図面から判るように、本発明のモジュール鉢は、事実上、平行六面体容器1から成り、該容器1は、3つの室3を形成する2つの仕切り壁2を有する。容器の上端部の各々は、鉛直導管部5を形成するスリーブ4を有し、前記スリーブの下端部6は、容器の底を越えて伸張するが、僅かに小さい寸法を有する。下端部6の寸法は、前記導管部5の上端部に対する容器の嵌合を可能にし、もって、容器1を互いに重ね合わせることを可能にする。
【0011】
導管部5によって形成されるこの管状構造は、容器が鉛直方向に積み重ねられる時にそれら容器を互いに結合し、連続する容器によって形成される鉛直導管部が、浸透水または灌漑水用の排出導管部として使用可能であり、また、全構造体の安定性を増すための、鉛直管を挿入するための案内体として使用可能である。この鉛直導管部5内に、支持部材16(図26)を挿入することができ、この支持部材は、日除けネットまたは日除けシート、温室を作るためのプラスチック製保護カバーを懸架し支持するための、および/または、空気灌漑(air irrigation)システムを設けるための、プロファイル(異形形状体)17(図29)を支持するために適する管を受けることができる。
【0012】
図5〜図15に示す容器は、同じ特徴を有し、長い方の側壁内に、簡単な円錐形突出部が形成されている。これらの突出部は、「腹部」を形成し、この「腹部」は外側に拡がり、また、容器1の片側または両側に形成可能である。
【0013】
図5〜図8において、容器1は、該容器1の片側のみで、各室3に1つずつ円錐形突出部7を有する。図9〜図12において、容器1は、両側に同じ円錐形突出部7を有する。
【0014】
図13〜図16、および図17〜図19は、本発明の別の実施例を表す。図に見られるように、図13、図16では、容器1は、全ての室3を横切って延びる、円錐形突出部7の構成とほぼ同様の構成を有する突出部8を1つのみ有する。図17〜図20では、容器1は、3つの室を横切って延びる突出部8を、両側上に有する。後の2つの実施例では、室3を形成する仕切り壁2が、突出部8の壁部まで真直ぐ延びる。
【0015】
また、モジュール容器装置は、図21〜図23に示すコネクタ9を含む。このコネクタ9は、隣接する容器を水平面内で結合する機能を有する。図21のコネクタ9は、2つの円形穴を有するリング部材から成り、図22のコネクタ9は、それぞれに円形穴が形成された3つのアームを有する部材から成り、図23のコネクタ9は、それぞれに円形穴が形成された4つのアームを有する十字形部材から成る。これらのコネクタは、それぞれ、2つの容器を並べて、3つの容器を3角形状を成して、また、4つの容器をコネクタの側辺によって規定される4方向で、結合できるようにすることを、理解できるだろう。斯かる結合のために、全てのコネクタ9は、容器1の内側上に設けた溝10内に配置される。
【0016】
前記容器は全て、地面上に設置できるように基部11(図24)上に置くべきである。容器は、基部に設けた管状突起12内に下端部6を嵌入することによって位置づけられる。
【0017】
容器1の上端部と正確に一致する横方向支持部13(図25のa、b、cで表される)は、より複雑な構造体において、容器をもたない空間を作り出し、構造体の側壁を構成することを可能にする。
【0018】
室3内に、排出格子14を嵌入することができる(図27)。この排出格子14は、鉢底で湿気の付着を生じさせ、また、容器の組み立て時に作られる導管部5を通した小根の通気を可能にすることを企図したものである。この部材は、容器1の底部を支持するために内表面全体に亘って分配分された脚と、通気用の格子とを有するトレー形状体である。
【0019】
排出される雨または灌漑水は、容器底に配置され、図28に示すような適切な形状を有するトレー15によって集めることができる。
【0020】
容器、コネクタ、および、支持部品によってもたらされる、各種組合せの組立体によって生じる多数の建設上の解決法だけでなく、本発明モジュール容器装置は、容器を互いに積み重ねることによって(図30、図31)、高さをもって、かつ、鉛直方向での栽培を可能にする、革新的な作物栽培の解決法も提供する。この解決法は、観賞的かつ集約的な農業および園芸に特に適する。一例として、本出願人は、この技術をイチゴの栽培に用いることの利点を指摘したい。この利点は、地面と全く接触させずに果実を栽培できること、収穫が容易であること、そして、最も重要であるが、占有面積1m2当たりの収穫高が、(6列に重ねられた鉢の場合)従来の解決法の6倍であること等である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の容器の一実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の容器の一実施例を示す正面図。
【図3】本発明の容器の一実施例を示す側面図。
【図4】本発明の容器の一実施例を示す平面図。
【図5】本発明の第2の実施例である別の容器を示す。
【図6】本発明の第2の実施例である別の容器を示す。
【図7】本発明の第2の実施例である別の容器を示す。
【図8】本発明の第2の実施例である別の容器を示す。
【図9】本発明の第3の実施例である別の容器を示す。
【図10】本発明の第3の実施例である別の容器を示す。
【図11】本発明の第3の実施例である別の容器を示す。
【図12】本発明の第3の実施例である別の容器を示す。
【図13】本発明の第4の実施例である別の容器を示す。
【図14】本発明の第4の実施例である別の容器を示す。
【図15】本発明の第4の実施例である別の容器を示す。
【図16】本発明の第4の実施例である別の容器を示す。
【図17】本発明の別の実施例を示す。
【図18】本発明の別の実施例を示す。
【図19】本発明の別の実施例を示す。
【図20】本発明の別の実施例を示す。
【図21a】容器コネクタを示す平面図。
【図21b】容器コネクタを示す立面図。
【図22a】容器コネクタを示す平面図。
【図22b】容器コネクタを示す立面図。
【図23a】容器コネクタを示す平面図。
【図23b】容器コネクタを示す立面図。
【図24a】容器のための基部を示す平面図。
【図24b】容器のための基部を示す正面図。
【図24c】容器のための基部を示す側面図。
【図25a】横方向支持部を示す正面図。
【図25b】横方向支持部を示す側面図。
【図25c】横方向支持部を示す平面図。
【図26】支持部材を示す斜視図。
【図27a】容器の内側に配置される格子を上方から示す斜視図。
【図27b】容器の内側に配置される格子を下方から示す斜視図。
【図28】排出水を集めるためのトレーを示す斜視図。
【図29】懸架要素を示す斜視図。
【図30】モジュール鉢の可能な組を示す。
【図31】モジュール鉢の別の組を示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
農業、園芸および建設で用いられるモジュール容器装置において、
3つの室(3)を形成する2つの仕切り壁(2)を有する平行六面体容器(1)であって、その上端部の各々が、鉛直導管部(5)を形成するスリーブ(4)を有し、前記スリーブの下端部(6)が、前記容器の底を越えて伸張するが、僅かに小さい寸法を有し、下端部(6)の全周に溝(10)を有する、前記平行六面体容器(1)と、
隣接する容器同士を水平面内で結合するコネクタ(9)と、
前記容器が地面上に置かれることを可能にする基部(11)と、
前記容器(1)の前記上端部と正確に一致する横方向支持部(13)と、
前記鉢の前記底で湿気の付着を生じさせ、かつ、小根の通気を可能にするための格子(14)と、
排出水を集めるためのトレー(15)と、
日除けネットまたは日除けシートと、温室を作るための保護プラスチック製保護カバーとを懸架し且つ支持するための、および/または、空気灌漑システムを設けるための、支持部材(16)および異形形状体(17)とを含むことを特徴とするモジュール容器装置。
【請求項2】
前記容器の長い方の側壁が、「腹部」(7、8)を形成する円錐形突出部を有することができ、前記腹部は、外向きに伸張し、かつ、容器1の片側または両側に形成することができることを特徴とする請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項3】
前記円錐形突出部が、全ての前記室(3)に亘って延在する単一の突出腹部(8)を形成することができ、または、それぞれの前記室内に設けられ、3つの突出腹部(7)を形成することができることを特徴とする請求項2に記載されたモジュール容器装置。
【請求項4】
3つの室の全てに亘って延在する前記円錐形突出部(8)の場合に、前記室(3)の前記仕切り壁(2)が、前記突出部の前記壁部までぴったりと延在していることを特徴とする請求項3に記載されたモジュール容器装置。
【請求項5】
前記下端部(6)が、前記導管部(5)の前記上端部上に前記容器が嵌められることを可能にし、前記容器(1)を互いに積み重ねることを可能にするようになっている請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項6】
隣接する容器を水平面内で結合する前記コネクタ(9)が、2つの穴を有するリング部材、穴をそれぞれ有する3つのアームを有する部材、および、4つの穴を有する十字形状体を有し、斯かる部材が、前記容器を、並べて、三角形形状で、または、十字形状で結合するためのものである請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項7】
前記コネクタが、前記コネクタを内側に配置するために前記容器(1)の内側に設けた前記溝(10)内に配設されることを特徴とする請求項1および請求項6に記載されたモジュール容器装置。
【請求項8】
前記導管部(5)によって形成される管状構造は、前記容器が鉛直方向に積み重ねられるときそれらを互いに結合し、連続する容器によって形成される記鉛直導管部は、浸透水または灌漑水用の排出導管部として、また、前記環状構造全体の安定性を高めるために鉛直管を挿入するための案内部として使用することができることを特徴とする請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項9】
前記室(3)の内側に、排出格子(14)を嵌めることができ、前記格子は、前記鉢の前記底部にて湿気の付着を生み出すこと、および前記容器が組み立てられるときに作り出される前記導管部(5)を通した小根の通気を可能にすることが意図され、前記格子は、トレーの構成を有し、前記トレー構成は、前記容器(1)の前記底部を支持するためにその全体に分配された脚と、通気用の実際の格子部分とを有することを特徴とする請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項10】
前記排出された水を、トレー(15)によって集めることができることを特徴とする請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項11】
前記横方向支持部(13)が、より複雑な構造において、容器をもたない空間を作り出し、そのような構造の側壁を構成することを可能にすることを特徴とする請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項1】
農業、園芸および建設で用いられるモジュール容器装置において、
3つの室(3)を形成する2つの仕切り壁(2)を有する平行六面体容器(1)であって、その上端部の各々が、鉛直導管部(5)を形成するスリーブ(4)を有し、前記スリーブの下端部(6)が、前記容器の底を越えて伸張するが、僅かに小さい寸法を有し、下端部(6)の全周に溝(10)を有する、前記平行六面体容器(1)と、
隣接する容器同士を水平面内で結合するコネクタ(9)と、
前記容器が地面上に置かれることを可能にする基部(11)と、
前記容器(1)の前記上端部と正確に一致する横方向支持部(13)と、
前記鉢の前記底で湿気の付着を生じさせ、かつ、小根の通気を可能にするための格子(14)と、
排出水を集めるためのトレー(15)と、
日除けネットまたは日除けシートと、温室を作るための保護プラスチック製保護カバーとを懸架し且つ支持するための、および/または、空気灌漑システムを設けるための、支持部材(16)および異形形状体(17)とを含むことを特徴とするモジュール容器装置。
【請求項2】
前記容器の長い方の側壁が、「腹部」(7、8)を形成する円錐形突出部を有することができ、前記腹部は、外向きに伸張し、かつ、容器1の片側または両側に形成することができることを特徴とする請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項3】
前記円錐形突出部が、全ての前記室(3)に亘って延在する単一の突出腹部(8)を形成することができ、または、それぞれの前記室内に設けられ、3つの突出腹部(7)を形成することができることを特徴とする請求項2に記載されたモジュール容器装置。
【請求項4】
3つの室の全てに亘って延在する前記円錐形突出部(8)の場合に、前記室(3)の前記仕切り壁(2)が、前記突出部の前記壁部までぴったりと延在していることを特徴とする請求項3に記載されたモジュール容器装置。
【請求項5】
前記下端部(6)が、前記導管部(5)の前記上端部上に前記容器が嵌められることを可能にし、前記容器(1)を互いに積み重ねることを可能にするようになっている請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項6】
隣接する容器を水平面内で結合する前記コネクタ(9)が、2つの穴を有するリング部材、穴をそれぞれ有する3つのアームを有する部材、および、4つの穴を有する十字形状体を有し、斯かる部材が、前記容器を、並べて、三角形形状で、または、十字形状で結合するためのものである請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項7】
前記コネクタが、前記コネクタを内側に配置するために前記容器(1)の内側に設けた前記溝(10)内に配設されることを特徴とする請求項1および請求項6に記載されたモジュール容器装置。
【請求項8】
前記導管部(5)によって形成される管状構造は、前記容器が鉛直方向に積み重ねられるときそれらを互いに結合し、連続する容器によって形成される記鉛直導管部は、浸透水または灌漑水用の排出導管部として、また、前記環状構造全体の安定性を高めるために鉛直管を挿入するための案内部として使用することができることを特徴とする請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項9】
前記室(3)の内側に、排出格子(14)を嵌めることができ、前記格子は、前記鉢の前記底部にて湿気の付着を生み出すこと、および前記容器が組み立てられるときに作り出される前記導管部(5)を通した小根の通気を可能にすることが意図され、前記格子は、トレーの構成を有し、前記トレー構成は、前記容器(1)の前記底部を支持するためにその全体に分配された脚と、通気用の実際の格子部分とを有することを特徴とする請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項10】
前記排出された水を、トレー(15)によって集めることができることを特徴とする請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【請求項11】
前記横方向支持部(13)が、より複雑な構造において、容器をもたない空間を作り出し、そのような構造の側壁を構成することを可能にすることを特徴とする請求項1に記載されたモジュール容器装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図2】
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【図9】
【図10】
【図11】
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【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
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【図26】
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【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【公表番号】特表2009−523444(P2009−523444A)
【公表日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−551210(P2008−551210)
【出願日】平成18年1月23日(2006.1.23)
【国際出願番号】PCT/PT2006/000003
【国際公開番号】WO2007/084020
【国際公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【出願人】(507091060)クイズキャンプ − ファブリコ エ コマーシオ デ プロドトス アリメンタレス,エス.エー. (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年1月23日(2006.1.23)
【国際出願番号】PCT/PT2006/000003
【国際公開番号】WO2007/084020
【国際公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【出願人】(507091060)クイズキャンプ − ファブリコ エ コマーシオ デ プロドトス アリメンタレス,エス.エー. (1)
【Fターム(参考)】
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