説明

モニタ装置

【解決手段】液晶表示ユニットUが収容されたハウジング1と該ハウジングに取り付けられたフード3とを有するモニタ装置において、液晶表示ユニットの上部を、ヒンジ部材8を介して、ハウジングの天部1aに回動自在に取り付けるとともに、液晶表示ユニットの下部を、ハウジングの底部に移動自在に取り付けたものである。
【効果】液晶表示ユニットの上部を、ヒンジ部材を介して、ハウジングの天部に回動自在に取り付けるとともに、液晶表示ユニットの下部を、ハウジングの底部に移動自在に取り付けたことにより、液晶表示ユニットの傾斜角度を、容易に、且つ、迅速に、表示画面の視認性の最適位置に調整することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駅のホーム等に設置される液晶表示ユニットが収容されたモニタ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
液晶表示ユニットが収容されたハウジングと、ハウジングの前面部に取着されたフードとを有するモニタ装置が、特許文献1等に開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2001−359020号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来のモニタ装置においては、視野角が狭い液晶表示ユニットが、ハウジング内に固定的に取着されているために、直射日光の入射状況や、周囲に設置された蛍光灯等の照明装置の照明状況や、車両や周囲の建造物等の映り込み状況によっては、液晶表示ユニットに表示される種々の情報の視認性が悪く、モニタ装置による的確な監視が阻害されるという問題があった。
【0005】
また、従来のモニタ装置においては、液晶表示ユニットが、ハウジング内に固定的に取着されているために、液晶表示ユニットの交換や修理のための取り外しに時間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、上述した従来のモニタ装置が有する課題を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するために、液晶表示ユニットが収容されたハウジングと該ハウジングに取り付けられたフードとを有するモニタ装置において、第1には、液晶表示ユニットの上部を、ヒンジ部材を介して、ハウジングの天部に回動自在に取り付けるとともに、液晶表示ユニットの下部を、ハウジングの底部に移動自在に取り付けたものであり、第2には、液晶表示ユニットとハウジングの天部とを、離反可能な雄ヒンジと雌ヒンジとからなるヒンジ部材により連結することにより、液晶表示ユニットを、ハウジングから取り外し自在としたものであり、第3には、フードの相対する側板を、外側に拡張させたものである。
【発明の効果】
【0008】
液晶表示ユニットの上部を、ヒンジ部材を介して、ハウジングの天部に回動自在に取り付けるとともに、液晶表示ユニットの下部を、ハウジングの底部に移動自在に取り付けたことにより、液晶表示ユニットの傾斜角度を、容易に、且つ、迅速に、表示画面の視認性の最適位置に調整することができる。
【0009】
液晶表示ユニットとハウジングの天部とを、離反可能な雄ヒンジと雌ヒンジとからなるヒンジ部材により連結することにより、液晶表示ユニットを、ハウジングから取り外し自在としたので、液晶表示ユニットの修理や交換作業を、容易に、且つ、迅速に行うことができる。
【0010】
フードの相対する側板を、外側に拡張させたので、液晶表示ユニットの表示画面が見えない位置から見える位置までの監視者の移動距離が短くて済み、従って、監視者による液晶表示ユニットの監視作業を迅速に行うことができるとともに、監視作業の作業性が向上する。
【実施例】
【0011】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0012】
1は、公知の略箱型状のハウジングであり、ハウジング1は、天部1aと底部1bと相対する側部1cと奥部1dとにより構成されており、奥部1dと相対する前面が開口されている。ハウジング1は、天部1aに取着された支持ロッド2を介して、駅舎の天井や梁等の適当な支持部材に吊り下げられている。
【0013】
3は、フードであり、フード3は、天板3aと相対する略四半円状の側板3bとから形成されている。フード3の側板3bの上部角部には、上部透孔3cが形成されており、また、フード3の側板3bの下部角部には、上部角部付近に曲率半径の中心を有する適当数の下部円弧状長溝3dが穿設されている。なお、本実施例には、2個の下部円弧状長溝3dが穿設されている例が示されている。
【0014】
一方、ハウジング1の開口側の側部1cの上部角部には、上述したフード3の側板3bの上部角部に穿設された上部透孔3cに対応して、図示されていない上部透孔が穿設されており、また、ハウジング1の開口側の側部1cの下部角部には、上述したフード3の側板3bの下部角部に穿設された下部円弧状長溝3dに対応して、図示されていない下部透孔が穿設されている。
【0015】
ハウジング1の開口に、フード3を部分的に嵌合させ、その後、ハウジング1の側部1cの上部角部に穿設された上部透孔とフード3の側板3bの上部角部に穿設された上部透孔3cとを一致させ、また、ハウジング1の側部1cの下部角部に穿設された下部透孔とフード3の側板3bの下部角部に穿設された下部円弧状長溝3dとを一致させる。その後、ハウジング1の側部1cの上部角部に穿設された上部透孔とフード3の側板3bの上部角部に穿設された上部透孔3cとにボルトBを挿通し、ボルトBにナットNを螺合させ、同様に、ハウジング1の側部1cの下部角部に穿設された下部透孔とフード3の側板3bの下部角部に穿設された下部円弧状長溝3dとにボルトBを挿通し、ボルトBにナットNを螺合させることにより、ハウジング1に、フード3を取り付ける。
【0016】
ナットNを弛めた後、フード3を、ボルトBが挿通されているハウジング1の側部1cの上部角部に穿設された上部透孔とフード3の側板3bの上部角部に穿設された上部透孔3cとを中心に回動させて、フード3の側板3bの下部角部に穿設された下部円弧状長溝3d内に位置するボルトBの位置を変えることにより、フード3のハウジング1に対する取り付け角度を調整することができるように構成されている。このように、フード3のハウジング1に対する取り付け角度を調整することにより、液晶表示ユニットへの直射日光の入射状況や、周囲に設置された蛍光灯等の照明装置の照明状況や、車両や周囲の建造物等の映り込み状況を調整し、液晶表示ユニットに表示される種々の情報の視認性を向上することができるように構成されている。
【0017】
4は、ハウジング1の天部1aと底部1bと相対する側部1cに嵌め込まれ、ネジやボルト・ナット等の適当な固着具や溶接等により、ハウジング1に取着された額縁状の固定フレームであり、固定フレーム4は、上部枠4aと下部枠4bと相対する側枠4cとから構成されている。また、固定フレーム4は、上部枠4aが、下部枠4bに比べて、ハウジング1の奥部1d側に位置するように、後方(ハウジング1の奥部1d方向)に傾斜して配置されている。
【0018】
5は、額縁状の保護フレームであり、保護フレーム5は、上部枠5aと下部枠5bと相対する側枠5cとから構成されており、保護フレーム5の開口部には、透明なアクリル樹脂板等の保護板5dが嵌め込まれている。保護フレーム5の上部枠5aを、適当なヒンジ部材6を介して、固定フレーム4の上部枠4aにヒンジ連結することにより、保護フレーム5は、固定フレーム4に当接し、固定フレーム4の開口部を遮蔽する位置と、ヒンジ部材6を中心に上方に回動した位置とに旋回可能に構成されている。
【0019】
7は、固定フレーム4の上部枠4aより、ハウジング1の奥部1d側に位置するハウジング1の天部1aに、上部枠4aと略平行に、ネジやボルト・ナット等の適当な固着具や溶接等により取着された上部支持枠である。
【0020】
8は、離反可能なヒンジ部材であり、ヒンジ部材8は、図3及び図4に示されているように、平板状の基板8a1の両端部に形成された軸受部8a2に支持された架橋軸8a3を有する雄ヒンジ8aと、平板状の基板8b1の中央部に形成された、側面形状が略J字状のフック8b2を有する雌ヒンジ8bとから構成されている。
【0021】
Uは、液晶表示ユニットであり、図3や図5等に示されているように、液晶表示ユニットUの下面には、液晶表示ユニットUの幅方向に対して略垂直に、下部板材u1が、ネジやボルト・ナット等の適当な固着具や溶接等により取着されており、下部板材u1には、ネジ孔u1aが穿設されている。なお、本実施例には、下部板材u1が、所定の間隔を置いて、2個、取り付けられている例が示されている。
【0022】
上述したヒンジ部材8を構成する雄ヒンジ8aの基板8a1に穿設された透孔8a4にネジS1を挿通するとともに、ネジS1を、ハウジング1の天部1aに取着された上部支持枠7の下面に形成されたネジ孔に螺合させることにより、上部支持枠7の下面に、雄ヒンジ8aを取着する。なお、本実施例には、所定の間隔を置いて、2個の雄ヒンジ8aが取着されている例が示されている。
【0023】
また、上述したヒンジ部材8を構成する雌ヒンジ8bの基板8b1に穿設された透孔8b3にネジS1を挿通するとともに、ネジS1を、液晶表示ユニットUの適当な上枠に螺合させることにより、雌ヒンジ8bを、フック8b2が基板8b1の上方に位置するように、液晶表示ユニットUの適当な上枠に取着する。なお、液晶表示ユニットUの上枠に、直に、雌ヒンジ8bを取着する代わりに、液晶表示ユニットUの上枠に、L字状等の適当なの型枠を取着し、この型枠に、雌ヒンジ8bを取着するように構成することもできる。
【0024】
ハウジング1の天部1aに取着された上部支持枠7の下面に取り付けられた雄ヒンジ8aの架橋軸8a3に、液晶表示ユニットUの上枠に取着された雌ヒンジ8bのフック8b2を引っ掛けることにより、液晶表示ユニットUが、ハウジング1の天部1aに取着された上部支持枠7に、取り外し自在に垂下されるように構成されている。
【0025】
9は、ハウジング1の底部1bに取着された下部支持部材であり、図3や図5等に示されているように、下部支持部材9は、横長のガイド溝9a1が穿設されている板状の垂直部9aと垂直部9aの下端から水平に延在する板状の水平部9bとから形成されている。下部支持部材9の垂直部9aが、ハウジング1の側部1cと略平行になるように、下部支持部材9の水平部9bを、ネジやボルト・ナット等の適当な固着具や溶接等により、上述した上部支持枠7の下方に位置するハウジング1の底部1bに取着する。下部支持部材9は、液晶表示ユニットUの下面に取着された下部板材u1に対応して、ハウジング1の底部1bに取着されており、本実施例には、液晶表示ユニットUの下面に取着された2個の下部板材u1に対応して、2個の下部支持部材9が、ハウジング1の底部1bに取着されている例が示されている。
【0026】
上述したように、ハウジング1の天部1aに取着された上部支持枠7の下面に取り付けられた雄ヒンジ8aの架橋軸8a3に、液晶表示ユニットUに取り付けられた雌ヒンジ8bのフック8b2を引っ掛けることにより、液晶表示ユニットUが、ハウジング1の天部1aに取着された上部支持枠7に、取り外し自在に垂下されている。一方、液晶表示ユニットUの下面に取着された一対の下部板材u1を、ハウジング1の底部1bに取着された一対の下部支持部材9の垂直部9aの間に、且つ、垂直部9aに接近するように配置するとともに、下部板材u1に形成されたネジ孔u1aを、下部支持部材9の垂直部9aに穿設された横長のガイド溝9a1の一部と一致させる。次いで、ハウジング1の底部1bに取着された下部支持部材9の垂直部9aに穿設されたガイド溝9a1に、適宜、ワッシャーW1を介して、調整ネジS2のネジ軸s1を挿通するとともに、調整ネジS2のネジ軸s1を、液晶表示ユニットUの液晶表示ユニットUの下面に取着された下部板材u1に形成されたネジ孔u1aに螺合させ、調整ネジS2により、下部板材u1と下部支持部材9の垂直部9aとを圧接することにより、液晶表示ユニットUの下面に取着された下部板材u1を、ハウジング1の底部1bに取着された下部支持部材9の垂直部9aに固定する。このようにして、ヒンジ部材8を介して、ハウジング1の天部1aに取着された上部支持枠7に垂下されている液晶表示ユニットUが動かないように構成されている。
【0027】
液晶表示ユニットUの表示画面の視認性が悪い場合には、液晶表示ユニットUの傾斜角度を調整することになるが、液晶表示ユニットUの傾斜角度を調整する際には、調整ネジS2を弛めて、液晶表示ユニットUの下面に取着された下部板材u1とハウジング1の底部1bに取着された下部支持部材9の垂直部9aとの圧接状態を解除し、次いで、下部板材u1に形成されたネジ孔u1a及び下部支持部材9の垂直部9aに穿設された横長のガイド溝9a1に挿通されている調整ネジS2を、下部支持部材9の垂直部9aに穿設された横長のガイド溝9a1に沿って、適宜、移動させることにより、ヒンジ部材8を介して、ハウジング1の天部1aに取着された上部支持枠7に垂下されている液晶表示ユニットUの傾斜角度を調整する。その後、調整ネジS2を締め付け方向に回転させて、液晶表示ユニットUの下面に取着された下部板材u1とハウジング1の底部1bに取着された下部支持部材9の垂直部9aとの圧接させて、液晶表示ユニットUが動かないようにする。
【0028】
上述したように、調整ネジS2を弛めて、調整ネジS2を、下部支持部材9の垂直部9aに穿設された横長のガイド溝9a1に沿って、適宜、移動させることにより、液晶表示ユニットUの傾斜角度を調整することができるので、直射日光の入射状況や周囲に設置された蛍光灯等の照明装置の照明状況や車両や周囲の建造物等の映り込み状況に応じて、液晶表示ユニットUの傾斜角度を、容易に、且つ、迅速に、表示画面の視認性の最適位置に調整することができる。
【0029】
なお、10aは、保護フレーム5の側枠5cに取着された枠板であり、10bは、固定フレーム4の側枠4cに取着された係止板であり、10cは、一端が、保護フレーム5の側枠5cに取着された枠板10aに枢着されているとともに、他端に、係止フック部10c1が形成された支持杆である。支持杆10cの係止フック部10c1は、固定フレーム4の側枠4cに取着された係止板10bに穿設された透孔10b1に挿入されるように構成されている。
【0030】
液晶表示ユニットUを修理や交換のために取り外す場合には、先ず最初に、保護フレーム5を、ヒンジ部材6を中心に上方に回動させて、固定フレーム4の開口部を開放する。固定フレーム4の開口部を開放した後、保護フレーム5の側枠5cに取着された枠板10aに枢着されている支持杆10cの係止フック部10c1を、固定フレーム4の側枠4cに取着された係止板10bに穿設された透孔10b1に挿入することにより、保護フレーム5が下方に回動しないように構成されている。
【0031】
次いで、調整ネジS2を取り外し方向に回転させて、調整ネジS2を、液晶表示ユニットUの下面に取着された下部板材u1に形成されたネジ孔u1a及びハウジング1の底部1bに取着された下部支持部材9の垂直部9aに穿設されたガイド溝9a1から排出させることにより、下部板材u1と下部支持部材9との係合を解除する。次いで、液晶表示ユニットUを手で持ち上げて、液晶表示ユニットUに取り付けられた雌ヒンジ8bのフック8b2を、ハウジング1の天部1aに取着された上部支持枠7に取り付けられた雄ヒンジ8aの架橋軸8a3から外すことにより、液晶表示ユニットUを、固定フレーム4の開口部を経て、ハウジング1から取り外すことができるように構成されている。
【0032】
上述したように、ハウジング1の天部1aに取着された上部支持枠7の下面に取り付けられた雄ヒンジ8aの架橋軸8a3に、液晶表示ユニットUに取り付けられた雌ヒンジ8bのフック8b2を引っ掛けることにより、液晶表示ユニットUを、上部支持枠7に垂下するように構成したことにより、液晶表示ユニットUを、ハウジング1から取り外すことができ、従って、液晶表示ユニットUを、修理や交換のために、容易に、且つ、迅速に、取り外すことができる。
【0033】
なお、液晶表示ユニットUの傾斜角度のみが調整できれば、液晶表示ユニットUをハウジング1から取り外す必要がない場合には、上述したフック8b2を有する雌ヒンジ8bと架橋軸8a3を有する雄ヒンジ8aとからなるヒンジ部材8に代えて、通常の分離不可能なヒンジ部材を使用することができる。
【0034】
図8には、別の実施例のフード30が示されている。フード30は、横長の基部用天板30a1と、基部用天板30a1の両端から、基部用天板30a1に略垂直に垂下された相対する基部用側板30a2とから形成された嵌合基部30aを有しており、基部用側板30a2の上部角部には、上述したフード3の側板3bの上部角部に形成された上部透孔3cと同様の上部透孔30bが形成されているとともに、基部用側板30a2の下部角部には、上述したフード3の側板3bの下部角部に形成された下部円弧状長溝3dと同様の下部円弧状長溝30cが形成されている。
【0035】
相対する両側辺30d1が、後端辺30d2から先端辺30d3に向かうに従って、互いに離反するように形成された平面形状が略扇状のフード用天板30dが、上述した嵌合基部30aを構成する基部用天板30a1の先端辺に、基部用天板30a1と略面一になるように連接されている。また、略扇状のフード用天板30dの側辺30d1と嵌合基部30aを構成する基部用側板30a2の先端辺とは、略四半円状のフード用側板30eにより連結されている。このように構成することにより、相対するフード用側板30eは、嵌合基部30aから遠ざかるに従って、互いに離反するように形成されている。
【0036】
上述したように、相対するフード用側板30eが、嵌合基部30aから遠ざかるに従って互いに離反するように、外側に拡張して形成されているので、図1に示されているように、相対する側板3bが平行なフード3に比べて、液晶表示ユニットUの表示画面確認範囲Rを拡大することができる。
【0037】
上述した液晶表示ユニットUの表示画面確認範囲Rは、図9に示されているように、液晶表示ユニットUの表示画面が見えない位置P1から、液晶表示ユニットUの表示画面と平行に、液晶表示ユニットU方向に近づいて行った際に、液晶表示ユニットUの表示画面が見えた位置P2と、更に、液晶表示ユニットUの表示画面と平行に移動して、液晶表示ユニットUの表示画面が見えなくなった位置P3との距離を、便宜的に、表示画面確認範囲Rと称したものである。
【0038】
上述したように、相対するフード用側板30eを、外側に拡張して形成したことにより、液晶表示ユニットUの表示画面が見えない位置P1から見える位置P2までの監視者の移動距離が短くて済み、従って、監視者による液晶表示ユニットUの監視作業を迅速に行うことができるとともに、監視作業の作業性が向上する。
【0039】
なお、上述した実施例においては、1台の液晶表示ユニットUが配設されたモニタ装置が開示されているが、複数の液晶表示ユニットUを配設することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】図1は、本発明のモニタ装置の斜視図である。
【図2】図2は、本発明のモニタ装置の一部側断面を含む側面図である。
【図3】図3は、本発明のモニタ装置を構成する液晶表示ユニットや下部支持部材等の分解斜視図である。
【図4】図4は、本発明のモニタ装置を構成する液晶表示ユニットや離反可能なヒンジ部材の分解斜視図である。
【図5】図5は、本発明のモニタ装置を構成する液晶表示ユニットや下部支持部材等の分解斜視図である。
【図6】図6は、本発明のモニタ装置の部分斜視図である。
【図7】図7は、同じく本発明のモニタ装置の部分斜視図である。
【図8】図8は、本発明のモニタ装置を構成する別の実施例のフードの斜視図である。
【図9】図9は、図8に示されているフードと図1に示されているフードとの表示画面確認範囲を説明するための概略平面図である。
【符号の説明】
【0041】
U・・・・・・・・・・・・・・液晶表示ユニット
1・・・・・・・・・・・・・・ハウジング
3、30・・・・・・・・・・・フード
4・・・・・・・・・・・・・・固定フレーム
5・・・・・・・・・・・・・・保護フレーム
7・・・・・・・・・・・・・・上部支持枠
8・・・・・・・・・・・・・・ヒンジ部材
9・・・・・・・・・・・・・・下部支持部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液晶表示ユニットが収容されたハウジングと該ハウジングに取り付けられたフードとを有するモニタ装置において、前記液晶表示ユニットの上部を、ヒンジ部材を介して、前記ハウジングの天部に回動自在に取り付けるとともに、前記液晶表示ユニットの下部を、前記ハウジングの底部に移動自在に取り付けたことを特徴とするモニタ装置。
【請求項2】
上記液晶表示ユニットと上記ハウジングの天部とを、離反可能な雄ヒンジと雌ヒンジとからなるヒンジ部材により連結したことを特徴とする請求項1に記載のモニタ装置。
【請求項3】
上記フードの相対する側板を、外側に拡張させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモニタ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−154592(P2006−154592A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−348142(P2004−348142)
【出願日】平成16年12月1日(2004.12.1)
【出願人】(000130835)株式会社サンコーシヤ (64)
【Fターム(参考)】