説明

モータプーリの芯出し装置および芯出し方法

【課題】ベルト交換時における駆動プーリの芯出しを容易かつ迅速に行えるモータプーリの芯出し装置および芯出し方法を提供する。
【解決手段】モータ10の回転軸に固定された駆動プーリ24に巻き掛けられる無端状のVベルト30を介してモータ動力が伝達される一定位置の被駆動プーリ28に対して駆動プーリの芯出しをするためのモータプーリ芯出し装置50であって、モータ10の設置場所に固定される架台20と、架台20上に固定されるベースプレート14と、ベースプレート14に対して回動可能に取り付けられ、上面にモータ10が固定された回転盤52と、ベースプレート14に対する回転盤52の回転位置を調整可能に位置決めする位置決め手段34とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータプーリの芯出し装置および芯出し方法に関し、特に、モータの回転軸に固定された駆動プーリに巻き掛けられる無端状のベルトを介してモータ動力が伝達される被駆動プーリに対して駆動プーリをするためのモータプーリの芯出し装置および芯出し方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、種々の産業機械の動力源として、モータが広く用いられている。例えば、エスカレータにおいて階段状に連なる多数のステップを移動させるための動力源や、エレベータの乗りかごを昇降移動させる動力源にもモータが使用されている。
【0003】
エスカレータにおいてモータの動力は、モータの回転軸に固定された駆動プーリと、駆動される側の装置である減速機に連結された被駆動プーリとに巻き掛けられる無端状のVベルトを介して伝達されて前記減速機に入力される。台形状の断面を有するVベルトは、平ベルトに比べて各プーリのV字状をなすプーリ溝の両側面との接触面積を広くすることができるので、比較的大きな動力を伝達するのに好適である。
【0004】
しかし、例えばゴム材料からなるVベルトは、良好に張った状態で使用されるうちに次第に伸びが生じて緩むことによりプーリとの間でスリップが発生し、動力の伝達効率の低下を招く。また、ゴム製のVベルトは経時的劣化等に起因して、使用中に切断することもある。したがって、エスカレータに用いられるVベルトについては、保守員が定期的にベルトの緩みや亀裂等を点検し、必要に応じて新品に交換することを行っている。
【0005】
図3に、従来よりエスカレータの駆動ユニットとして用いられるモータ10および減速機12を上方から見た状態で示す。図3においては、減速機12に連結されている駆動スプロケット等の図示が省略されている。
【0006】
図示するように、モータ10は、例えば金属板からなる長方形状のベースプレート14上に固定されている。ベースプレート14の四隅には、長孔16がそれぞれ貫通形成されている。長孔16にそれぞれ挿入されたボルト18によって、ベースプレート14は架台20上に固定されている。
【0007】
架台20は、例えば金属製の枠体として形成されており、モータ設置場所である機械室のコンクリート製の床面にアンカーボルト等によって堅固に固定されている。一方、減速機12は、モータ10が固定される架台20に隣接して上記床面上に固定配置されている。なお、架台20は、床面以外の他の固定構造物に固定される場合もある。
【0008】
モータ10の回転軸22の端部には、V字状のプーリ溝を有する駆動プーリ24が固定されている。減速機12の入力軸26の端部にも、V字状のプーリ溝を有する被駆動プーリ28が固定されている。被駆動プーリ28は、減速機12が一旦設置された後は一定位置にある。
【0009】
駆動プーリ24と被駆動プーリ28とには、無端状のVベルト30が巻き掛けられている。Vベルト30が適度なテンションで張られていると共に、被駆動プーリ28に対して駆動プーリ24が正確に芯出しされていることで、モータ10の回転軸22に出力される動力をVベルト30および被駆動プーリ28を介して減速機12に良好に伝達することができる。
【0010】
ここで、「芯出し」とは、一定位置にある被駆動プーリ28の外側端面29に対して、駆動プーリ24の外側端面25が完全に平行になっている状態をいう。このとき、被駆動プーリ28の外側端面29と駆動プーリ24の外側端面25とは、プーリの厚みの相違等に起因して同一平面上に位置していなくてもよく、上記平行状態が確保されていればモータ10の回転軸22の軸中心32の方向にずれていてもよい。また、上記芯出しされた状態を換言すれば、駆動プーリ24から被駆動プーリ28に向かって延伸するVベルト30の延伸方向がモータ10の回転軸22の軸中心32に対して直交する状態ともいえる。なお、本願明細書中における「芯出し」なる用語はすべて上述した状態が確保されているか又は確保しようとすることを意味しており、以下において同じ説明を繰り返さないこととする。
【0011】
図3を再び参照すると、架台20には位置決め手段34が設けられている。位置決め手段34は、減速機12に対向する架台20の側面21に固定され、上部が架台20の上面から上方に突出した固定板36と、固定板36に形成された雌ねじ穴に螺合した調整ボルト38と、固定板36のモータ10側で調整ボルト38のねじ部40に螺合させた留めナット42とを含む。固定板36を貫通して螺合した調整ボルト38のねじ部40の先端が、ベースプレート14の一角部近傍の縁部に当接されている。これにより、調整ボルト38を締め込むことで、ねじ部40の先端でベースプレート14を押圧して矢印B方向、すなわち減速機12および被駆動プーリ28から離れる方向に移動させることができる。
【0012】
続いて、Vベルト30を交換するときの駆動プーリ24の芯出し作業について説明する。
【0013】
Vベルト30が伸び、亀裂、破断等に起因して新品に交換される際、ベースプレート14を架台20に固定する4つのボルト18を緩める。これにより、モータ10が固定されたベースプレート14は、長孔16によって許容される距離だけ架台20に対して移動可能になる。そして、ベースプレート14を減速機12側へ最大限接近させた位置に移動させ、この位置で駆動プーリ24と被駆動プーリ28との新品のVベルト30を掛け渡す。
【0014】
その後、保守員がモータ10を矢印B方向に押してベースプレート14を矢印C方向に移動させ、Vベルト30が或る程度張った状態になった位置で、調整ボルト38の先端が当接する位置からほぼ対角に最も離れて位置する角部のボルト18aを仮締めする。そのとき、ベースプレート14は、モータ10の駆動プーリ24に作用するVベルト30の張力によって図3中に点線で示すように傾いた状態になっており、この状態では駆動プーリ24の外側端面25は被駆動プーリ28の外側端面29に対してまだ平行にはなっていない。なお、図3中ではベースプレート14の傾き状態をかなり誇張して描いているが、実際の傾き角度θは例えば数度ぐらいである。
【0015】
それから、調整ボルト38を締め付けてベースプレート14を矢印C方向に押圧することで、上記傾き角度θが解消されるようにベースプレート14をボルト18aの位置を中心といて回転移動させることができれば、駆動プーリ24の芯出し作業が完了する。
【0016】
なお、本願出願人が調査した限りにおいて、本願発明に関連する先行技術文献を見出すことはできなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
しかしながら、上記のような従来の芯出し作業では、調整ボルト38を締め付けたとき、ベースプレート14がボルト18aの位置を中心といて回転移動してくれればよいが、Vベルト30の張力によって駆動プーリ24が矢印C方向に強く引っ張られるため、仮締めされたボルト18aの位置でもベースプレート14が移動してしまってベースプレート14全体が傾いた状態のまま平行移動してしまうことが多い。そのために、ベルト交換時における駆動プーリ24の芯出し作業は、非常に時間と労力を要する大変な作業になっていた。
【0018】
本発明の目的は、ベルト交換時における駆動プーリの芯出しを容易かつ迅速に行えるモータプーリの芯出し装置および芯出し方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明に係るモータプーリの芯出し装置は、モータの回転軸に固定された駆動プーリに巻き掛けられる無端状のベルトを介してモータ動力が伝達される一定位置の被駆動プーリに対して前記駆動プーリの芯出しをするためのモータプーリ芯出し装置であって、前記モータの設置場所に固定される架台と、架台上に固定されるベースプレートと、ベースプレートに対して回動可能に取り付けられ、上面に前記モータが固定された回転盤と、前記ベースプレートに対する前記回転盤の回転位置を調整可能に位置決めする位置決め手段とを備える。
【0020】
本発明に係るモータプーリの芯出し装置において、前記位置決め手段は、前記架台または前記ベースプレートに固定されるとともに雌ねじ穴が形成された固定板と、前記固定板の雌ねじ穴に螺合したねじ部の先端が前記回転盤の縁部に当接する調整ボルトとを含み、前記調整ボルトは、前記架台上に前記ベースプレートが固定された状態で締め付けられることにより、前記駆動プーリと前記被駆動プーリとに巻き掛けられた前記ベルトの張力に抗して前記回転盤を回転させるように前記ねじ部の先端で前記回転盤を押圧してもよい。
【0021】
また、本発明に係るモータプーリの芯出し装置において、前記ベルトはVベルトであってもよい。
【0022】
本発明に係るモータプーリの芯出し方法は、モータの回転軸に固定された駆動プーリに巻き掛けられる無端状のベルトを介してモータ動力が伝達される一定位置の被駆動プーリに対して前記駆動プーリの芯出しをするためのモータプーリの芯出し方法であって、前記モータが上面に固定された回転盤を回動可能に取り付けたベースプレートを、モータ設置場所に固定されている架台上に、前記駆動プーリと前記被駆動プーリとに巻き掛けられた前記ベルトが張られた状態で固定し、前記架台または前記ベースプレートに固定された位置決め手段により前記回転盤を前記ベルトの張力に抗して回転させて、前記被駆動プーリに対して前記駆動プーリが芯出しされた位置に前記回転盤の回転位置を位置決めするものである。
【0023】
本発明に係るモータプーリの芯出し方法において、前記位置決め手段は、前記架台または前記ベースプレートに固定されるとともに雌ねじ穴が形成された固定板と、前記固定板の雌ねじ穴に螺合したねじ部の先端が前記回転盤の縁部に当接する調整ボルトとを含み、前記架台上に前記ベースプレートが固定された状態で前記調整ボルトを締め付けることにより、前記回転盤を前記ねじ部の先端で押圧して回転させてもよい。
【0024】
また、本発明に係るモータプーリの芯出し方法において、前記ベルトはVベルトであってもよい。
【発明の効果】
【0025】
本発明に係るモータプーリの芯出し装置および芯出し方法によれば、ベルトを或る程度張った状態にしてベースプレートを架台に固定してから、モータが固定された回転盤を位置決め手段により回転させて所望の回転位置に位置決めすることができる。したがって、モータの回転軸に固定された駆動プーリの被駆動プーリに対する芯出しを容易かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の一実施の形態であるモータプーリの芯出し装置を示す平面図である。
【図2】図1のモータプーリの芯出し装置を矢印A方向から見た側面図である。
【図3】従来のモータプーリの芯出し作業を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。
【0028】
図1,2に、本発明の一実施の形態であるモータプーリの芯出し装置50を示す。図1,2において、減速機12、入力軸26および被駆動プーリ28の構成は図3に示すものと同様であるため図示を省略している。また、下記においては、上述した構成と同一または類似の部材および部分については同一または類似の符合を用いて説明する。
【0029】
本実施形態のモータプーリの芯出し装置50は、モータ10の設置場所に固定される架台20と、架台20上に複数のボルト18によって固定されるベースプレート14と、ベースプレート14に対して回動可能に取り付けられ、上面にモータ10が固定された回転盤52と、ベースプレート14に対する回転盤52の回転位置を調整可能に位置決めする位置決め手段34とを備える。
【0030】
ベースプレート14上には、円柱状の支持部材54が突設されている。一方、回転盤52の下面中央部には円柱状空間を含む凹部58が形成されている。この凹部58には軸受部材56が嵌合されている。軸受部材56内には、上記支持部材54の上端部が嵌合固定されている。これにより、回転盤52は、ベースプレート14に対して回動可能に支持されている。回転盤52は、例えば矩形状の金属板により好適に形成されるが、その形状および材料は適宜に選択され得る。
【0031】
図1に示すように、位置決め手段34を構成する調整ボルト38のねじ部40の先端は、回転盤52においてVベルト30側の一角部近傍の縁部に当接されている。これにより、調整ボルト38を締め付けることにより、回転盤52を押圧して回転させることができる。
【0032】
これら以外の構成は、既述したものと同様であるため、重複することとなる説明を援用により省略する。
【0033】
続いて、ベルト交換時のモータプーリの芯出し装置50による駆動プーリ24の芯出し作業について説明する。
【0034】
まず、Vベルト30が伸び、亀裂、破断等に起因して新品に交換される際、ベースプレート14を架台20に固定する4つのボルト18を緩める。これにより、モータ10が固定されたベースプレート14は、長孔16によって許容される距離だけ架台20に対して移動可能になる。そして、ベースプレート14を減速機12(図1の上方)へ最大限接近させた位置に移動させ、この位置で駆動プーリ24と被駆動プーリ28との新品のVベルト30を掛け渡す。
【0035】
その後、保守員がモータ10を矢印B方向に押してベースプレート14を矢印C方向に移動させ、Vベルト30が或る程度張った状態になった位置で、すべてのボルト18を締め付けてベースプレート14を架台20に固定する。そのとき回転盤52は、調整ボルト38の先端によって回転規制されていて、図3中に点線で示されるベースプレート14と同様に例えば数度ぐらい傾いた状態になっている。この状態では駆動プーリ24の外側端面25は被駆動プーリ28の外側端面29に対してまだ平行にはなっていない。
【0036】
それから、調整ボルト38を締め付けてねじ部40の先端で回転盤52を矢印C方向に押圧する。これにより回転盤52は、Vベルト30の張力に抗して矢印D方向に回転する。そして、駆動プーリ24の外側端面25が被駆動プーリ28の外側端面29と平行になったことを専用の測定器具を用いて確認できた位置で、留めナット42を締め付けて固定板36に対する調整ボルト38の位置を固定する。これにより、駆動プーリ24が芯出しされた位置で回転盤52の回転位置が位置決めされ、駆動プーリ24の芯出し作業が完了する。
【0037】
このように本実施形態のモータプーリの芯出し装置50によれば、Vベルト30の交換時における駆動プーリ24の芯出し作業を容易かつ迅速に行うことができる。
【0038】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるのもではなく、本発明の要旨または範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変更または改良が可能である。
【0039】
例えば、上記実施形態では、位置決め手段34の固定板36を架台20に固定したが、これに代えて、固定板36をベースプレート14に固定してもよい。
【0040】
また、上記実施形態ではVベルト30が用いられるものとして説明したが、本発明は、例えば平ベルト、丸ベルト等のVベルト以外のベルトが用いられるモータプーリの芯出し作業に適用されてもよい。
【符号の説明】
【0041】
10 モータ、12 減速機、14 ベースプレート、16 長孔、18 ボルト、20 架台、22 回転軸、24 駆動プーリ、25 外側端面、26 入力軸、28 被駆動プーリ、29 外側端面、30 Vベルト、32 軸中心、34 位置決め手段、36 固定板、38 調整ボルト、40 ねじ部、42 留めナット、50 モータプーリの芯出し装置、52 回転盤、54 支持部材、56 軸受部材、58 凹部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータの回転軸に固定された駆動プーリに巻き掛けられる無端状のベルトを介してモータ動力が伝達される一定位置の被駆動プーリに対して前記駆動プーリの芯出しをするためのモータプーリ芯出し装置であって、
前記モータの設置場所に固定される架台と、架台上に固定されるベースプレートと、ベースプレートに対して回動可能に取り付けられ、上面に前記モータが固定された回転盤と、前記ベースプレートに対する前記回転盤の回転位置を調整可能に位置決めする位置決め手段と
を備えるモータプーリの芯出し装置。
【請求項2】
請求項1に記載のモータプーリの芯出し装置において、
前記位置決め手段は、前記架台または前記ベースプレートに固定されるとともに雌ねじ穴が形成された固定板と、前記固定板の雌ねじ穴に螺合したねじ部の先端が前記回転盤の縁部に当接する調整ボルトとを含み、前記調整ボルトは、前記架台上に前記ベースプレートが固定された状態で締め付けられることにより、前記駆動プーリと前記被駆動プーリとに巻き掛けられた前記ベルトの張力に抗して前記回転盤を回転させるように前記ねじ部の先端で前記回転盤を押圧することを特徴とするモータプーリの芯出し装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のモータプーリの芯出し装置において、
前記ベルトはVベルトであることを特徴とするモータプーリの芯出し装置。
【請求項4】
モータの回転軸に固定された駆動プーリに巻き掛けられる無端状のベルトを介してモータ動力が伝達される一定位置の被駆動プーリに対して前記駆動プーリの芯出しをするためのモータプーリの芯出し方法であって、
前記モータが上面に固定された回転盤を回動可能に取り付けたベースプレートを、モータ設置場所に固定されている架台上に、前記駆動プーリと前記被駆動プーリとに巻き掛けられた前記ベルトが張られた状態で固定し、
前記架台または前記ベースプレートに固定された位置決め手段により前記回転盤を前記ベルトの張力に抗して回転させて、前記被駆動プーリに対して前記駆動プーリが芯出しされた位置に前記回転盤の回転位置を位置決めする、
モータプーリの芯出し方法。
【請求項5】
請求項4に記載のモータプーリの芯出し方法であって、
前記位置決め手段は、前記架台または前記ベースプレートに固定されるとともに雌ねじ穴が形成された固定板と、前記固定板の雌ねじ穴に螺合したねじ部の先端が前記回転盤の縁部に当接する調整ボルトとを含み、前記架台上に前記ベースプレートが固定された状態で前記調整ボルトを締め付けることにより、前記回転盤を前記ねじ部の先端で押圧して回転させることを特徴とするモータプーリの芯出し方法。
【請求項6】
請求項4または5に記載のモータプーリの芯出し方法において、
前記ベルトはVベルトであることを特徴とするモータプーリの芯出し方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−127735(P2011−127735A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−289106(P2009−289106)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【出願人】(000236056)三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)
【Fターム(参考)】