説明

モーター車用部品、ならびに、その製造方法、使用方法

【課題】モーター車用部品を、剛性に関して、簡略化し、かつ、コスト面で改善すること。
【解決手段】モーター車用、特に、排ガスシステム、または、独立ヒータにおける部品(1)であって、支持部(2)と、上記支持部(2)の、少なくとも一部の構造剛性を向上するためのプレート(3)とを備え、上記プレート(3)は、少なくとも1つの接続部(4)を介して、上記支持部(2)に固定され、上記プレート(3)は、少なくとも部分的に蜂の巣構造(W)を備えていることを特徴とする部品。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モーター車用部品、モーター車用部品の製造方法、ならびに、使用方法に関する。特に、本発明は、車両の部品、特に、サイレンサ、ならびに、例えば、補助ヒータ や独立ヒータ等の加熱装置に関する。
【背景技術】
【0002】
部品は様々な技術分野で使用されており、例えば、住宅建設、モーター車などで使用されている。部品を特別な要求に対応させるために、部品はしばしば補強され、これによって、より大きな負荷に耐えることを可能にしたり、または、部品のより長い寿命を可能にしている。
【0003】
例えば、住宅建設の分野では、特許文献1による部品が知られており、これは、セメント・モルタル、つまり、コンクリート混合物製の水結合材より成る補強層が備えられていて、この場合、補強層は、補強マット、外装、および、間に配置されたセメント・モルタル、つまり、コンクリート混合物により構成されている。
【0004】
特許文献2により、さらに、繊維により補強された部品の製造方法が知られている。この場合、まず、繊維補強構造を製造し、その後、これを、部品の製造工程で、部品の支持材料に埋め込む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】ドイツ公報20 2008 014 465
【特許文献2】ドイツ公報10 2006 035 578
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記の問題を解決するものであって、モーター車用部品を、剛性に関して、簡略化し、かつ、コスト面で改善するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によると、上記の問題は独立請求項の主題によって解決される。
【0008】
請求項1には、モーター車用、特に、排ガスシステム、または、独立ヒータにおける部品が定義されており、これは、所定の構造剛性を有する支持部と、上記支持部の、少なくとも一部の所定の構造剛性を向上するためのプレートとを備え、上記プレートは、少なくとも1つの接続部を介して、上記支持部に固定され、上記プレートは、少なくとも部分的に蜂の巣構造を備えている。
【0009】
請求項10には、特に、上記請求項1から9の少なくとも一つによる部品の製造方法が定義されており、これは、上記プレートを、上記支持部の少なくとも一部に固定する工程を有している。まず、支持部およびプレートを製造しなければならないことは明らかであり、この場合、プレートの製造工程で、このプレートには、少なくとも部分的に蜂の巣構造が形成される。
【0010】
請求項13には、モーター車内における、請求項1から9の少なくとも一つによる部品の使用、特に、上記モーター車の排ガスライン、および/または、独立ヒータにおける使用が定義されている。
【0011】
プレートに、少なくとも部分的に、蜂の巣構造を配置することによって、上記支持部の剛性が向上し、これによって、上記部品の剛性が、少なくとも上記プレートの領域において向上する。この少なくとも部分的に、蜂の巣状に形成されたプレートは、この場合、簡単、且つ、コスト面で有利な方法で、上記部品の支持部に固定することが可能である。同時に、これよって、上記部品の寿命も共に向上する、これは、剛性が向上することにより、材料のひび割れや、材料疲労が軽減されるからである。この少なくとも、部分的に蜂の巣状に形成されたプレートは、上記部品に作用する負荷の一部を吸収することが可能なので、これにより、例えば、支持部の壁厚が薄くなり、上記支持部の製造に必要な材料がより少なくなる。結局、この少なくとも、部分的に蜂の巣状に形成されたプレートは、柔軟に設置することが可能で、上記支持部の、均一で水平な面にも、および/または、曲面にも固定することが可能である。実用的には、上記支持部は、上記プレートが配置される領域で、水平で、特に、均一に形成され、これは、プレートの配置を容易にし、また、実用的には、相補的に、特に、一様に水平に形成することが可能である。
【0012】
上記プレートの蜂の巣構造は、この場合、特に、三角形、四角形、六角形、八角形、および/または、十二角形の蜂の巣を有することが可能である。その上、また、さらに、特に、対称的な多角形、例えば、十角形などが蜂の巣として考えられる。上記蜂の巣構造は、上記プレートの異なる領域に、様々に構成することが可能で、例えば、ある領域に、六角形の蜂の巣構造を配置し、他のある領域に、予期される、異なった負荷に応じて、例えば、十二角形の蜂の巣を配置することが可能である。上記蜂の巣構造は、この場合、例えば、エンボス技術によって、上記プレート上にエンボスすることが可能である。その上、別々の部材より成るプレートを組み立てて、蜂の巣構造に配置することも可能である。
【0013】
有利な実施形態は従属請求項の主題である。
【0014】
有利な実施形態では、上記支持部は、排ガスパイプを通すための、少なくとも一つの開口を備え、上記プレートは、上記少なくとも一つの開口から離間して、上記支持部に対して固定されている。このような排ガスを運ぶ排ガスパイプが、設置状態において、上記支持部に固定されていると、車両に用いる場合、排ガスシステム、または、ヒータの駆動中に、上記パイプを介して、上記支持部内に振動が伝達され、これは、上記支持部の壁厚が薄いと、上記開口から離間した領域で振動を引き起こし、この振動は、音響波として周囲に放射される可能性がある。上記振動しやすい領域において、上記プレートを固定することによって、上記プレートを、上記領域で強化することが可能であり、これは、振動発生の傾向を大幅に軽減する。
【0015】
上記各開口を囲むとともに、つば状で、上記支持部から離間した縁を、上記支持部は備えて形成可能であることが有利である。この縁で、上記各排ガスパイプを支持し、必要であれば、固定することも可能である。特に、上記縁は、上記プレートから離間する側において、上記支持部から突出している。
【0016】
本発明による解決に有利な構成では、上記プレートは複数層で構成されている。これにより、上記プレート剛性と、したがって、上記部品の剛性は、実質的に向上するが、これは、上記プレートは、異なる材料から成る様々な層を有し、したがって、また、異なる剛性を有することが可能だからである。同時に、上記プレートの寿命も、共に、向上するが、これは、例えば、外側の層を、上記部品を、特定なものに使用する際の保護層として構成することが可能だからである。
【0017】
さらに有利な構成では、上記接続部は力による接続、および/または、材料接続により構成されている。これにより、上記プレートが、上記部品と、確実に接続されることが保証され、かつ、上記部品と、その支持部に作用する力、つまり、例えば、振動が、上記部品がモーター車の排ガスラインに配置された場合、上記プレート上に、少なくとも部分的に、確実に伝達されることが保証される。これは、部品自身の振動を軽減する。
【0018】
さらに有利な構成では、上記接続部は、接着、半田付け、溶接、リベット、加硫、および/または、ねじ接合によって構成される。これは、上記少なくとも、部分的に蜂の巣状に形成されたプレートを、簡単に、コスト面で有利に、かつ、確実に、上記支持部に接続することを可能にする。この場合、上記プレートと、上記支持部の接続を改善するために、上述の特徴の多くを組み合わせることが可能なのは明白である。
【0019】
上記蜂の巣構造を構成するために、上記プレートを、こぶ状プレートとして形成することが可能である。そのようなこぶ状プレートは、特に、平坦なベース・プレートを、例えば、深絞り、つまり、高圧成形することによって複数のこぶが形成され、これは、上記ベース・プレートから前側に突出し、この場合、同時に、上記ベース・プレートの後ろ側に、相補的な空間が生じることを特徴としている。この空間は、その後、上記蜂の巣構造の蜂の巣を構成する。個々のこぶは、好ましくは、面状で、平らな正面を備えるとともに、円錐形、または、ピラミッド形の外装を備えている。したがって、上記蜂の巣構造の正面は、各外装を介して、上記ベース・プレートに接続される。上記外装は、この場合、上記支持部の外面に対して、0°と、垂直である90°より小さい角度との間の角度、特に、45°に配置されている。上記蜂の巣構造の他の部分は、上記支持部に対して、ほぼ面接触しており、例えば、溶接点を介して、上記支持部に材料接続により接続されている。上記こぶ状プレートの配置に応じて、上記こぶの正面は上記支持部に直接接触し、かつ、上記ベース・プレートはそこから離間するか、または、上記ベース・プレートが上記支持部に直接接触し、かつ、上記こぶの正面がそこから離間している。
【0020】
実用的には、上記プレートは、複数の個々のプレートが合体された、複合プレートとして構成されている。特に有利なのは、この場合、少なくとも2つのこぶ状プレートが合体された、こぶ複合プレートを使用することである。これは、実用的には、正面を有する第1のこぶ状プレートのこぶが、第2のこぶ状プレートのベース・プレートに接触し、かつ、必要であれば、そこで、つまり、上記第2のこぶ状プレートの隣接するこぶの間で、それぞれ、前側に固定される。逆に、これによって、同時に、正面を有する上記第2のこぶ状プレートのこぶも、上記第1のこぶ状プレートのベース・プレートの前側に接触し、そこで固定することが可能である。これにより、特に頑丈な蜂の巣構造が生じる。上記蜂の巣構造の剛性をさらに向上させるために、上記第1のこぶ状プレートのこぶが、その外装を介して、上記第2のこぶ状プレートに接触し、これによって、せん断方向に集中して支持するのを可能にするように、上記こぶの寸法を選択的に決め、かつ、互いに離間させることが可能である。このようなこぶ状複合プレートは、例えば、ドイツ公報10 2008 004 544により知られている。
【0021】
上記方法の有利な構成では、上記プレートは力による接続、および/または、材料接続により、上記支持部に接続されている。これにより、上記プレートが確実に上記部品に接続されるとともに、上記部品と、その支持部に作用する力、つまり、例えば、振動が、上記部品がモーター車の排ガスラインに配置された場合、上記プレート上に、少なくとも部分的に伝達されることが保証され、これにより、上記部品自身の振動が軽減される。
【0022】
上記方法のさらに有利な構成では、上記接続部は、上記支持部に、接着、半田付け、溶接、リベット、加硫、および/または、ねじ留めによって接続される。これは、上記プレートを、簡単に、コスト面で有利に、かつ、確実に、上記支持部に接続することを可能にする。この場合、上記プレートと、上記支持部の接続を改善するために、上述の特徴の多くを組み合わせることが可能なのは明白である。
【0023】
本発明の他の重要な特徴ならびに効果は、従属請求項、図面、および関連する図面に基づく説明より明らかになる。
【0024】
上述した特徴、および以下に述べる特徴は、本発明の範囲を逸脱することなく、記載している各組み合わせにおいてだけでなく、他の組み合わせ、あるいは、単独で利用できることは明白である。
【0025】
本発明の好適な実施例は図示されるとともに、以下に、詳細に説明されるが、同一か、類似しているか、または、機能的に同一の構成要素は同一の参照符号で示す。以下の図面は、それぞれ、概略的に示している。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】第1の実施形態による、サイレンサ内の本発明による部品の断面図である。
【図2】第2の実施形態による、サイレンサ内の本発明による部品の断面図である。
【図3】図1のサイレンサ内の、本発明による部品の部分断面上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1では、符号1は本発明による部品を示し、ここでは、サンレンサ内で構成されている。部品1は支持部2を有し、支持部2は、部品1のハウジング17の一部分を構成するか、または、部品1のハウジング17内部に配置することが可能である。下部の領域では、図1の支持部2は、ほぼ円形の開口10aを備え、この開口は、張り出した縁Rを備えている。排ガスパイプ16は、この開口10aを貫通している。排ガスパイプ16は、縁Rと摺動部を構成することが可能である。この代わりに、排ガスパイプ16は、例えば、気密なシーム溶接によって、縁Rに固定することが可能である。縁Rの上部領域では、支持部2は、上方にほぼ垂直に、薄く伸びている。縁Rから離間し、かつ、例えば、部品1の内側に面した、支持部2の側面には、上記支持部2は、上部領域で、面状の、特に、平らな領域を備えており、その領域内に、プレート3が支持部2に配置されている。プレート3は、蜂の巣状の構造W、つまり、蜂の巣構造Wを備えており、特に、図1では、蜂の巣構造Wの一部が、支持部2より離間して配置されるように構成されている。
【0028】
蜂の巣構造Wを構成するために、プレート3は、こぶ状プレートとして形成することが可能であり、これは、以降、同様に、符号3で示す。このようなこぶ状プレート3は、特に、平らなベース・プレート12を、例えば、深絞り、つまり、高圧成形することによって、複数のこぶ11が形成されていることを特徴としており、上記こぶは、前側(図1の右側)に、ベース・プレート12から突出し、この場合、同時に、それに加えて、ベース・プレート12の裏側(図1の左側)に、空間13が相補的に形成されている。空間13は、蜂の巣構造Wの蜂の巣を構成し、これも、以降、符号13で示される。個々のこぶ11は、好ましくは、面状で、平らな正面14を備えるとともに、円錐形、または、ピラミッド形の外装15を備えることが可能である。このようにして、蜂の巣状構造Wの正面14は、各外装15を介して、ベース・プレート12に接続されている。外装15は、この場合、上記支持部の外面に対して、0°と、垂直である90°より小さい角度との間の角度に配置されており、図1では、この角度は45°である。蜂の巣状構造Wの他の部分は、支持部2に対して、ほぼ面状に接触し、かつ、溶接点4を介して、支持部2に、材料接続により接続されている。こぶ状プレート3の配置に応じて、こぶ11の正面14は支持部2に直接接触し、かつ、ベース・プレート12はそこから離間するか、または、図1のように、ベース・プレート12が支持部2に直接接触し、かつ、こぶ11の正面14がそこから離間している。
【0029】
図2には、図1の部品1が実質的に示されている。図1と異なるのは、図2のプレート3は、2つの層3a、3bを有する2層に構成されていることである。3層、または、3層以上を配置することも可能である。層3a、3bは、この場合、完全に同じか、または、部分的に同じ材料で形成するか、または、特に、異なった材料で形成することが可能である。プレート3は、他方、その蜂の巣構造Wに基づいて、支持部2に対して、ほぼ面接触する領域、および、支持部2から離間した領域を備えている。
【0030】
部品1の剛性と、蜂の巣状に構成されたプレート3の剛性をさらに向上するために、支持部2から離間した領域に、他の、特に、面状に構成されたプレート5を、プレート3の、支持部2から離間した側に配置することが可能である。プレート5は、他の接続部6、例えば、溶接接続部を介して、蜂の巣状に構成されたプレート3に固定することが可能である。プレート5は、プレート3が固定された支持部2の領域に対して、ほぼ平行である。
【0031】
このさらなるプレート5は、同様に、蜂の巣構造Wを備えることが可能で、この場合、プレート5の蜂の巣は、他方のプレート3の方向に突出するとともに、他方のプレート3の蜂の巣の間で、プレート3に接触する。せん断強度を向上させるために、両方のプレート3、5の蜂の巣も、各プレート平面を横切って、互いに支持することが可能である。
【0032】
上述の実施例では、支持部2は、中間端として形成されており、ハウジング17の内部に配置されている。この代わりに、支持部は、また、ハウジング17の終端として形成することも可能である。この場合、支持部2、つまり、各端部は、その周囲が、ハウジング17のケース18によって囲まれる。ケース18への接続を改善するために、支持部2は、外側の縁において、支持部2から突出した、つば状の周19を備えることが可能で、この周はケース18に重なっている。この例では、周19は、同じ側において、支持部2から突出し、ここに、また、プレート3が配置される。
【0033】
実用的には、プレート3は、このように、複数の個々のプレートが合体された、複合プレートとして構成される。特に有利なのは、この場合、少なくとも2つのこぶ状プレート3が合体された、こぶ接続プレートを使用することである。これは、実用的には、正面14を有する第1のこぶ状プレート3のこぶ11が、第2のこぶ状プレート3のベース・プレート12に面接触し、かつ、必要であれば、そこで、つまり、第2のこぶ状プレート3の隣接するこぶ11の間で、それぞれ、前側に固定される。逆に、これによって、同時に、正面14を有する第2のこぶ状プレート3のこぶ11も、第1のこぶ状プレート3のベース・プレート12の前側に接触し、そこで固定することが可能である。これにより、特に頑丈な蜂の巣構造Wが生じる。蜂の巣構造Wの剛性をさらに向上させるために、第1のこぶ状プレート3のこぶ11が、その外装15を介して、上記第2のこぶ状プレート3のこぶ11に接触し、これによって、せん断方向に集中して支持するのを可能にするように、こぶ11の寸法を決め、かつ、互いに離間させることが可能である。
【0034】
図3には、図1のサイレンサの形状をした部品1が、上面図で示されている。部品1は、この場合、例えば、終端、または、中間端として形成された支持部2を有し、これは、2つの開口10a、10bを備えている。これは、図3の支持部2の、ほぼ下部領域に配置されている。両方の開口10a、10bの上部には、蜂の巣構造Wを有するプレート3が配置されている。プレート3は、この場合、部品1、あるいは、支持部2の曲がった形状に、部分的に類似して構成されている。
【0035】
まとめると、本発明は多くの利点を有している。まず、本発明は、部品の構造剛性と、強度とを、簡単に、かつ、コスト面で有利に向上させる。次に、所望の構造剛性、または、部品強度を維持しつつ、支持部2の壁厚を薄くすることが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明はモーター車用部品、モーター車用部品の製造方法、ならびに、使用方法に利用できる。
【符号の説明】
【0037】
1 サイレンサ形状の部品
2 支持部
3 蜂の巣構造を有するプレート
3a、3b プレートの層
4 接続部
5 プレート
6 接続部
10a、10b 開口
R 縁
W 蜂の巣構造

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モーター車用、特に、排ガスシステム、または、独立ヒータにおける部品(1)であって、
支持部(2)と、上記支持部(2)の、少なくとも一部の構造剛性を向上するためのプレート(3)とを備え、上記プレート(3)は、少なくとも1つの接続部(4)を介して、上記支持部(2)に固定され、
上記プレート(3)は、少なくとも部分的に蜂の巣構造(W)を備えていることを特徴とする部品。
【請求項2】
上記支持部(2)は、排ガスパイプ(16)を通すための、少なくとも一つの開口(10a、10b)を備え、上記プレート(3)は、上記少なくとも一つの開口(10a、10b)から離間して、上記支持部(2)に対して固定されていることを特徴とする請求項1に記載の部品。
【請求項3】
上記各開口(10a、10b)を囲むとともに、つば状で、上記支持部(2)から離間した縁(R)を、上記支持部(2)は備えていることを特徴とする請求項2に記載の部品。
【請求項4】
上記プレート(3)は多重層(3a、3b)で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の部品。
【請求項5】
上記接続部(4)は力による接続、および/または、材料接続により構成されていることを特徴とする請求項1から4の少なくとも一つに記載の部品。
【請求項6】
上記接続部(4)は、接着、半田付け、溶接、リベット、加硫、および/または、ねじ接合によって構成されていることを特徴とする請求項1から5の少なくとも一つに記載の部品。
【請求項7】
上記プレート(3)は、上記蜂の巣構造(W)の領域において、こぶ状プレート(3)として構成されるとともに、ベース・プレート(12)を備え、こぶ(11)は上記ベース・プレート(12)から突出し、上記こぶ(11)は、それぞれ、上記ベース・プレート(12)から離間した正面(14)と、上記正面(14)を、上記ベース・プレート(12)に接続する外装部(15)とを有し、
上記各外装部(15)は、上記正面(14)によって区切られ、上記蜂の巣構造(W)の蜂の巣(13)を構成する空間(13)を囲んでいることを特徴とする請求項1から6の少なくとも一つに記載の部品。
【請求項8】
上記外装部(15)は、0°より大きく、90°よりも小さい角度で、上記支持部(2)の外面に相対的に配置されていることを特徴とする請求項1から7の少なくとも一つに記載の部品。
【請求項9】
上記プレート(3)は、少なくとも上記蜂の巣構造(W)の領域において、複合プレートとして構成されていることを特徴とする上記請求項のいずれか一つに記載の部品。
【請求項10】
上記複合プレートは、こぶ状複合プレート(3)として構成されていることを特徴とする請求項7および9に記載の部品。
【請求項11】
一方のこぶ状プレート(3)の上記こぶ(11)は、各外装部(15)を介して、他方のこぶ状プレート(3)のこぶ(11)を側方に支持していることを特徴とする請求項10に記載の部品。
【請求項12】
特に、上記プレート(3)が、上記支持部(2)の少なくとも一部に固定されている、上記請求項1から11の少なくとも一つに記載された部品(1)の製造方法であって、
上記プレート(3)には、少なくとも部分的に、蜂の巣(W)構造が形成されていることを特徴とする製造方法。
【請求項13】
上記プレート(3)は力による接続、および/または、材料接続により、上記支持部(2)に接続されており、
上記プレート(3)は、上記支持部(2)に、特に、接着、半田付け、溶接、リベット、加硫、および/または、ねじにより接続されていることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
モーター車、特に、上記モーター車の排ガスライン、および/または、独立ヒータにおける、請求項1から11の少なくとも一つに記載された部品(1)の使用。
【請求項15】
モータ車用の排ガスシステムのサイレンサ、または、独立ヒータであって、請求項1から11のいずれか一つに記載の上記部品(1)を有するハウジング(17)を備え、上記支持部(2)は、上記ハウジング(17)の終端、または、中間端を構成するとともに、上記ハウジング(17)のケース(18)によって、周縁を囲まれていることを特徴とするサイレンサ、または、独立ヒータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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