説明

ユーザを覚醒させる装置

例えば、ユーザに又は少なくともユーザの頭部に指向される光ビームのような、光効果Lを生成する光源3を有するユーザを覚醒させる装置1であって、ユーザ又はユーザの頭部に対する前記光効果の位置を変化させるために、光効果Lを期間内で上方向R又は下方向Rに変位させる手段を有する装置において、光効果Lを変位させる前記手段は、例えば、最終的な覚醒時に到達するまでの覚醒期間のような、前記期間において、変位量を伴って徐々に光効果Lを変位させる、装置1である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザを覚醒させる装置であって、ユーザに向かって指向される光効果(例えば、光ビーム)を生成する光源を有する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このような装置は、慣例から知られている。ユーザを覚醒させる装置は、ユーザの覚醒期間の開始において低い輝度を有する光効果を生成する光源を有することができる。前記光効果の輝度は、前記光効果が、当該ユーザの最終的な覚醒時において比較的高い輝度に到達するまで、覚醒期間において、徐々に増大する。こうすることによって、前記光効果の輝度及び前記光効果の色温度が、変化する。このような装置は、光目覚まし時計等としても知られており、自然の日の出のパターンを擬態している。このような装置を使用することにより、ユーザは、徐々に前記覚醒期間の開始と最終的な覚醒時(好ましくは、前記最終的な覚醒時に実質的に近い)との間の期間にわたって、徐々に覚醒する。前記装置の光源の光の輝度、ブライトネス及び色温度を増大させることによって、ユーザは、殆どの従来の目覚まし時計の大きいアラームによるような急な仕方ではなく、気持の良い穏やかな仕方において覚醒する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
調査によれば、増大する光の輝度によって覚醒される人は、通常の目覚まし時計による場合よりも良い気分で覚醒すると共に更なるエネルギを持って覚醒することが分かっている。従って、徐々に増大する光の効果は、ユーザのエネルギホルモン及び全体的な体調に正の効果を及ぼす。
【0004】
従って、本発明の目的は、上記した種類のユーザを覚醒させる改良された装置を提供することにある。更に詳細には、本発明の目的は、ユーザを覚醒させる改良された装置であって、より自然な日の出の擬態を可能にする装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的のために、本発明による装置は、当該装置が、ユーザに対して又は少なくともユーザの頭部に対して当該光効果の位置を変化させるために、期間内で前記光効果を上方向又は下方向に変位させる手段を有することを特徴とする。
【0006】
光源の当該光効果を特定のユーザの覚醒期間において上方向に変位させることによって、日の出の擬態は、より納得のいく仕方における自然な日の出に似ており、これにより当該装置のユーザを覚醒させる穏やかな仕方を向上させる。本発明による装置は、更に、寝入る前の期間において使用されることもできる。前記光効果は、ユーザに対して比較的高い位置において開始し、日没を擬態するために下方向に移動するであろう。この期間は、例えば、所定の期間、一年のうちの時期に関連する期間又は前記ユーザによって規定される期間であり得る。前記光効果は、光ビーム、光線、光スポット及び拡散された光等のような、異なる種類の光放射パターンを含み得ることに留意されたい。従って、光効果は、狭く解釈されてはならないが、全ての異なる種類のパターンを含んでいなければならないというわけではない。更に、この実施例において、前記光効果は、前記期間において、徐々に変位される。前記光効果を変位させる当該手段は、開始位置における前記光効果の変位を開始し、次いで、この変位量を伴って連続的に前記光効果を変位させ、終了位置において前記光効果の変位を終了することができる。この光効果は、例えば、実質的に同じレベルにおいて、ユーザの頭部に対する或る位置において開始し、例えば、覚醒期間において、前記ユーザの最終的な覚醒時に到達するまで、一定量の変位量を伴って変位されても良い。例えば、或る量のセンチメートルに沿った上方向におけるものである。勿論、期間(例えば、ユーザが寝入るまでの寝入り期間)において、前記光効果を下方向に変位させることも可能である。この変位量は、例えば、直線又は円弧状の経路を有しても良い。
【0007】
本発明の更なる精緻化によれば、当該装置は、添付の請求項4のフィーチャによって規定されることができる。この実施例において、日の出は、変位可能な光源によって生成される光効果によって擬態される。覚醒期間の開始の前に、前記光源は、或る高さのレベル、好ましくは、ユーザの頭部よりも低いレベルを有しており、ベッドの縁が、地平線を擬態するのに役立つことができる。覚醒期間が始まる場合、前記光源は、上方向に、従ってユーザの頭部から上方向に変位され、これにより日の出を擬態する。本発明の一実施例によれば、前記光源は、当該装置内に配されている摺動要素に沿って前記光源を摺動させることによって変位されるように、配されることができる。本発明の他の見地によれば、前記光源が、伸長可能な棒体上に設けられることも可能である。本発明の他の見地によれば、前記光源が、前記光源を上又は下方向に変位させるために、使用中に当該装置の静止部に対して回転する回転要素上に設けられることも更に可能である。この実施例において、前記光源は、変位の間、線形経路ではなく、円弧状の経路を描く。
【0008】
本発明による装置の代替的な実施例は、添付の請求項7において規定されている。この実施例において、複数の光源が、実質的に一列に配されて、その後、前記光効果を上又は下方向に変位させるためにオン/オフに切替えられる。実際、前記光効果は、最も低い光源からから最も高い光源まで徐々にシフトすることによって上方に移動される。このような複数の光源は、一列のLEDユニットによって形成されることができ、前記LEDユニットは、前記光効果が対応するLEDに沿って徐々にシフトするように見える仕方において、制御可能である。更に、輝度及び色温度は、例えば、各LEDを異なる仕方において制御することによって、徐々に調整されることができる。本発明の更なる精緻化によれば、前記複数の光源は、複数の異なる色のLEDユニットを有することができ、日の出の間に知覚される光の色の変化を模倣することを可能にする。前記LEDユニットは、例えば、少なくとも1つの中間白色LEDユニット、少なくとも1つの暖白色LEDユニット、少なくとも1つの琥珀色LEDユニット及び少なくとも1つの赤色LEDユニットを含み得る。前記少なくとも1つの赤色LEDユニットは、例えば、Philips Lumileds社から利用可能である赤色LUXEON Rebel又はLUXEON Rebel ES LEDユニットであり得る。異なる色の前記LEDユニットは、一列に配されることができ、例えば、前記赤色LEDユニットが底部に配され、前記中間白色LEDユニットが上部に配されることができる。本発明の異なる実施例において、2列以上のLEDユニット、例えば、実質的に平行に配されている二列のLEDユニットが、設けられても良い。本発明の他の見地によれば、前記光効果を変位させる手段は、レンズ及び拡散器のうちの少なくとも一方を更に有し得る。前記レンズ及び/又は拡散器は、前記複数の光源に隣接して配されることができ、この結果、使用中、前記光効果が前記レンズ及び/又は前記拡散器を通過する。前記光効果を変位させる手段がレンズを有する場合、前記LEDユニットの列は、中間白色LEDユニットが底部に配されると共に赤色LEDユニットが上部に配されるように、配されることができる。前記レンズを設けることによって、前記光効果は、結果として、対応する前記LEDユニットの制御に依存して、後に投影される別個の光スポット又は部分的に重複する光スポット(この場合、4つの光スポット)をもたらす。2つの隣接する光スポットの投影も、部分的に、同時に生じ得る。従って、後のLEDユニットは、先のLEDユニットがまだ発光しているとき又は先のLEDユニットが同時に光の放出を減少するように制御されているときに、発光し始めるように既に制御されることができる。このレンズは、例えば、フレネルレンズであり得る。ホログラフィック拡散器のような、拡散器が、複数の光源から外方を向く側において前記レンズに隣接されて設けられることができる。前記拡散器は、前記光効果スポットを滑らかにするように配されることができる。当該装置は、前記LEDユニットによって生成される光効果の色及び/又は輝度が制御されることができるように、個々の前記LEDユニットを制御するための制御ユニットを有することができる。本発明の有利な実施例において、前記複数のLEDユニットは、ヒートシンク上に取り付けられることができる。このような光効果を変位させる手段の配置は、非常に小さく、ユーザを覚醒させる装置において有利に使用されることができる。本発明の更なる精緻化において、前記光源は、異なる方向において対応する光源によって生成される各々対応する光効果を個々に指向するように各光源を位置決めするために、位置決め可能なものである。例えば、低い光源は、僅かに上方に指向されることができ、中間の光源は、実質的に水平に指向されることができ、高い光源は、僅かに下方に指向されることができる。
【0009】
本発明の他の代替的な実施例によれば、当該装置は、添付の請求項11のフィーチャによって規定される。本発明のこの実施例は、少なくとも上方向及び/又は下方向において、静止している光源と前記光源に隣接して配されている移動可能なリフレクタとによって又は静止しているリフレクタと移動可能な光源とによって、前記光効果の変位を提供する。前記光源が静止している場合、前記リフレクタは、前記光源に対する前記上方向及び/又は下方向に対して実質的に垂直に設けられる回転軸の周りに回転可能に配されることができ、この結果、前記光効果は、前記リフレクタを前記光源に対して回転させることによって変位されることができる。前記リフレクタが静止しているように配されている場合、前記光源は、前記リフレクタに対する前記上方向及び/又は下方向に対して実質的に垂直に設けられる回転軸の周りに配されることができ、この結果、前記光効果は、前記光源を前記リフレクタに対して回転させることによって変位される。前記リフレクタは、円弧形に成形されたリフレクタであり得る。
【0010】
本発明による装置の更なる実施例は、添付の請求項13に規定されている。この実施例において、前記光効果は、フレネルレンズ配置によって変位可能である。前記フレネルレンズ装置は、フレネルレンズのアレイを有し、この配置は、静止光源に隣接して配される。前記フレネルレンズ配置を前記光源に対して上方向に変位させるだけで、前記光効果も、上方向に変位される又は下方向に変位される。
【0011】
更なる精緻化によれば、本発明による装置は、添付の請求項15において規定されている。この実施例において、当該装置は、制御ユニットを有する。このような制御ユニットは、人を覚醒させる当該装置の少なくとも1つのパラメータを設定する及び制御する。前記制御ユニットは、ユーザの最終的な覚醒時、及び/又は前記最終的な覚醒時に到達するまでのユーザの覚醒期間の長さを制御することができる。前記ユーザは、前記光効果の開始輝度及び/又は終了輝度も決定することができ、並びに前記光効果の開始及び/又は終了位置も決定することができる。このような制御ユニットにより、当該装置は、ユーザの個人的な嗜好に従って制御されることができる。例えば、前記ユーザは、前記光効果の、適切な覚醒期間の長さ、最終的な覚醒時及び終了輝度を決定することができる。更に、このような制御は、複数の設定(例えば、平日に対する別個の設定と、週末に対する異なる設定)を設定することもでき、又は異なるユーザに対して個人的な嗜好を設定することさえもできる。
【0012】
本発明による装置の更なる実施例は、添付の請求項16において規定されている。この実施例において、当該装置は、前記覚醒期間の開始において、比較的低い輝度によって当該光効果を開始することができる。輝度、従ってブライトネス及び色温度は、前記覚醒期間において増大され、最終的な覚醒時において最終的な高い輝度に到達する。勿論、前記装置は、比較的高い輝度によって前記光効果を開始することができ、次いで、前記光効果の輝度を低い輝度に設定する、又は全く前記光効果が切られる場合に少しも輝度がないように減少することができる。このことは、寝入っているユーザを助けるのに非常に有利であり得る。更に、前記制御ユニットにおいて規定されている及び設定されている場合、期間における強度を変化させる他のパターンも可能である。当該装置は、本発明の更なる精緻化によれば、前記覚醒期間の開始において前記光効果の変位を開始し、最終的な覚醒時に前記光効果の変位を終了することができる。前記光効果は、前記光効果の輝度の上昇と同時に上昇することができる。前記光効果は、同時に、ユーザが寝入るのを助けるために日没を擬態するように、前記光効果の輝度の減少も設定することができる。
【0013】
本発明の更なる精緻化によれば、本発明による装置は、添付の請求項18によって規定されている。前記光源は、例えば、後に、期間において前記光源をオン/オフすることによって、後に異なる輝度による光効果を生成するように制御されることができる。例えば、前記最終的な覚醒時に到達し、前記光源が比較的高い輝度を有する光効果を生成する場合、前記光源は点滅し始めるように制御されることができる。従って、前記光輝度は、後にオン/オフされることができる、又は前記光輝度は、後に増減されることができる。この点滅光源は、当該装置のより良好な覚醒効率を提供する。点滅は、比較的一定の光効果よりも、眠っているユーザを覚醒させる強い覚醒力を有する。勿論、前記点滅のオプションが、例えば、週末の間、望まれる場合に、活性化される又は不活性にされるように当該制御の設定を変更することができる。
【0014】
更なる実施例において、本発明による装置は、請求項19によって規定されている。本発明のこの実施例において、当該装置は、赤外線源も有している。このような赤外線源は、当該装置が光だけでなく、暖かさも生成することを可能にする。ユーザを覚醒させる場合、前記ユーザは、徐々に光だけでなく暖かさを浴びることができ、これにより更に自然の日の出に近付く。本発明の更なる精緻化によれば、暖かさの度合いは、所定期間において変化されることができ、例えば、比較的冷たい状態から開始し、前記期間において増大する。ユーザは、太陽が自身の顔に対して照るときのように、覚醒の間、光及び暖かさを体験する。
【0015】
本発明の更なる精緻化によれば、当該装置は、テレビジョン装置、音声システム又は他の利用可能な光源等のような外部のデバイスに対して、例えば、所望の覚醒時又は寝入り期間をプログラムするために又は前記デバイスのレンダリング機能を当該装置の効果に追加するように、これらのデバイスを使用するために、当該装置を動作可能に接続するための接続手段を有することができる。前記テレビジョン装置、電子ディスプレイ、タッチスクリーン、携帯電話又は音声システムのような、外部のデバイスは、前記所望の覚醒時又は他の設定をプログラムするために又は前記デバイスのレンダリング機能を当該装置の効果に追加するように、使用されることができる。このような仕方において、本発明による装置は、前記外部のデバイスによって制御されることができ、又は当該装置は、前記外部のデバイスを制御することができ、例えば、前記音声システムは、覚醒過程において音を生成することもでき、前記テレビジョン装置は、覚醒過程の終了においてオンに切り替えられることができる。前記装置は、当該室内で利用可能な他の光源に接続されることもできる。従って、当該装置は、例えば、日の出が完了するときに、即ち前記光効果が最も高い設定位置及び/又は前記最も高い設定輝度に到達するときに、天井光をオンに切り替えることができる。
【0016】
本発明による装置の更なる実施例が、添付の請求項21において規定されている。この実施例の投影手段は、天井又は壁に画像を投影するという可能性を提供する。例えば、朝の空、月又は星空等が、上述の表面上に投影されることができる。本発明の更なる精緻化によれば、このような投影される画像が、実際の天気予報に関連付けられることができる。従って、雨が予報されている場合、曇り空の画像が投影されることができる。例えば、ベッドに横になっているユーザが何時であるかを容易に知ることができるように、例えば、天井に、実際の時間を投影することも可能である。およその時間が、更に巧妙な仕方において伝達されることもでき、例えば、月の位置、又は星の量は、どれくらい夜が更けているのか示すことができる。類似の仕方において、投影された前記画像は、どれくらい速く前記覚醒時間に到達するかを示すことができる。
【0017】
本発明による装置の更なる実施例は、添付の請求項22において規定されている。音生成デバイスは、例えば、海、コオロギ、鳥若しくはカエル等を擬態する自然の音、又は覚醒若しくは寝入りの過程に対する音楽のような、音を付加することができる。このような音は、覚醒期間又は寝入り期間に従うように適応化されることができ、例えば、覚醒期間の場合、静かな音楽によって開始し、喜びに溢れた音楽によって終了することにより前記覚醒期間に従うように適応化されることができる。寝入り期間の場合、逆の仕方であり得る。
【0018】
他の見地によれば、例えば、光ビームのような、ユーザに向かって又は少なくともユーザの頭部に向かって指向される光効果(L)を生成する光源からの光効果(L)を生成するステップを有する、ユーザを覚醒させる方法であって、前記ユーザに対する又は少なくとも前記ユーザの頭部に対する前記光効果の位置を変化させるために、前記光効果を期間において上方向又は下方向に変位させるステップを有することを特徴とする方法が、提供される。
【0019】
当該方法の実施例において、前記光効果は、当該期間において徐々に変位されることができる。前記光効果は、ユーザの頭部に対して或る位置、例えば、実質的に同じレベルにおいて開始し、例えば、或る変位量を伴って、ユーザの最終的な覚醒時に到達するまでの前記覚醒期間において変位される。
【0020】
当該方法の実施例において、当該方法は、制御ユニットを使用して人を覚醒させるための少なくとも1つのパラメータを設定する及び制御するステップを有する。前記制御ユニットは、ユーザの最終的な覚醒時及び/又は最終的な覚醒時に到達するまでのユーザの覚醒期間の長さを制御することができる。前記ユーザは、前記光効果の開始輝度及び/又は終了輝度を決定することもでき、前記光効果の開始位置及び/又は終了位置を決定することもできる。このような制御ユニットにより、当該装置は、ユーザの個人的な嗜好に従って制御されることができる。例えば、前記ユーザは、適切な覚醒期間の長さ、最終的な覚醒時及び前記光効果の最終的な輝度を決定することができる。更に、このような制御は、例えば、平日に対する別個の設定と週末に対する異なる設定とのように、複数の設定を設定することができ、又は異なるユーザに対して個人的な嗜好を設定することさえできる。
【0021】
本発明によるユーザを覚醒させる装置のより更に有利な実施例は、添付の従属請求項に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1a】本発明による装置の実施例の正面図を模式的に示している。
【図1b】本発明による装置の実施例の正面図を模式的に示している。
【図2a】本発明による装置の更なる実施例の正面図を模式的に示している。
【図2b】本発明による装置の更なる実施例の正面図を模式的に示している。
【図3a】本発明による装置の第3の実施例の正面図を模式的に示している。
【図3b】本発明による装置の第3の実施例の正面図を模式的に示している。
【図4】本発明による装置の第4の実施例の側面図を模式的に示している。
【図5】本発明による装置の第5の実施例の正面図を模式的に示している。
【図6a】本発明による装置の第6の実施例の正面図を模式的に示している。
【図6b】本発明による装置の第6の実施例の正面図を模式的に示している。
【図6c】本発明による装置の第6の実施例の正面図を模式的に示している。
【図7a】本発明による装置の第7の実施例の側面図を模式的に示している。
【図7b】本発明による装置の第7の実施例の側面図を模式的に示している。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明を説明するために、本発明の例示的で非限定的な実施例が、添付図面を参照して以下に記載される。
【0024】
類似のフィーチャは、異なる図における類似の符号によって示されていることに留意されたい。
【0025】
図1a及び1bにおいて、本発明によるユーザを覚醒させる装置1の実施例の模式的な表現が、示されている。装置1は、ベース2及び光源3を有している。装置1は、更に、例えば、ユーザに時間を示すための、情報パネル4を更に有している。このような情報パネル4は、様々な場所において装置1上に配されることができるが、装置1の制御ユニット6とワイヤレスで及び/又は離れて通信する別個の要素として設けられても良い。
【0026】
光源3は、摺動要素5(この場合、ベース2に取り付けられているポール)上に摺動可能に配されている。光源3は、光源3によって生成される光ビームLを所定の期間において上方向R又は下方向Rに変位させるように、前記摺動要素に沿って上方向R又は下方向Rに摺動することができる。ユーザが、覚醒時間を制御ユニット6内に設定されることができ、所望される場合、オプションとして覚醒期間及び他の個人的な嗜好を設定することもできる。覚醒期間は、前記ユーザによって設定された最終的な覚醒時の前に生じている期間として規定されることに留意されたい。このような覚醒期間は、例えば、約30分間であり得る。本発明による装置1は、自然の日の出を擬態するのに適している。従って、光源3は、例えば、前記覚醒期間の開始における光ビームL(図1a参照)のような、光効果を提供し始める。好ましくは、前記覚醒期間の初めにおいて、光ビームLは、日の出に似るように比較的低い輝度を有する。前記覚醒期間において、光源3の輝度が増大すると同時に、光源3は上昇する。最終的な覚醒時(図1b参照)において、光源3は、最終的な輝度、好ましくは、開始輝度よりも高い輝度を有し、例えば、ユーザによって設定された輝度レベルによる輝度を有する。当該光効果は、装置1において利用可能な光源3の種類に依存して異なる光放射パターンを有することができることに留意されたい。制御ユニット6は、覚醒期間における前記光ビームの輝度、前記覚醒期間の長さ、開始輝度、最終的な輝度、光ビームLの開始位置及び/又は光ビームの終了位置等を制御することができる。
【0027】
この実施例において、ユーザは、摺動要素5に対する或る高さhに光源3を位置決めすることによって光ビームLの開始位置を設定することができる(図1a参照)。従って、摺動要素5は、光源3にも接続されているバネアセンブリ(図示略)を設けられていても良い。ユーザが、光源3を下方向Rに押し下げる場合、このバネは、伸びる。覚醒期間の初めにおいて、前記バネは縮み始め、これにより光源3が最終的な位置(図1bを参照)に到達するまで、光源3を上方向Rに変位させる。前記ユーザが覚醒期間を遅延させたい場合、ユーザは、うたた寝するために光源3を再び押し下げても良い。勿論、光源3の位置決めの様々な仕方が、光源3の変位を提供するために使用されることができる。
【0028】
装置1は、光源3に加えて、赤外線源(図示略)を更に有することができる。前記赤外線源は、覚醒させられなければならないユーザに、暖かさを放射する。増大する光の輝度及び赤外線放射は、共に、いっそう自然な日の出を提供する。
【0029】
本発明の他の見地において、装置1は、テレビジョン装置、タッチスクリーン、電子的表示器、携帯電話又は音声システム等のような、外部の装置(図示略)に装置1を動作可能に接続する接続手段(図示略)を有していても良い。装置1は、例えば、音声システムに接続されることができ、この結果、装置1により提供される音は、音声システムのスピーカーによって再生される。装置1は、装置1が設けられる部屋内の他の光源に接続されることもできる。光源3が最も高い位置に到達した場合、即ち前記太陽が完全に上昇した場合、前記部屋内の前記他の光源は、部屋全体内に光を生成するように制御されることができる。
【0030】
本発明の更なる見地によれば、前記装置は、例えば、実際の天気又は実際の時間の表現のような画像を、天井のような、ユーザに見える表面上に投影する投影手段(図示略)を有することができる。
【0031】
更に、装置1は、音を生成するための音生成デバイス(図示略)を有することもできる。日没の擬態の間、音は、装置1の覚醒効率を向上するために生成されることができる。本発明による装置1は、ユーザを覚醒させることに加え、寝入り期間における使用にも適している。上述の過程は、日没を擬態するように寝入り期間のために逆転される。光効果Lの光輝度を徐々に減少させることによって、ユーザは、最終的な就眠時間を示されることができる。前記光効果の輝度が、例えば、読書をすることができないほどに低すぎる場合、前記ユーザは、自身が読書を止めて寝入るようにしなくてはならないことを知る。
【0032】
更に記載される実施例の全ては、第1の実施例の記載において上述されたものと類似のフィーチャを提供されることができるので、明確さのために、以下の実施例に関して、上述の第1の実施例に対する違いのみが、詳述される。
【0033】
図2a〜2bにおいて、上述した実施例と同様に動作する本発明による装置1の他の実施例が、示されている。この実施例は、光源3が拡張可能な棒体7によって変位可能であるという点において前記第1の実施例と異なる。図2aにおいて、光源3は、ユーザを覚醒させる開始位置にあり、従って、覚醒期間の開始における位置にあり、例えば、ユーザの頭部と同じレベルにある。棒体7は圧縮されており、前記覚醒期間の始めにおいて伸長し始める。図2bにおいて、棒体7は、最終的な覚醒時における最終的な位置まで上方向Rに伸長される。情報パネル4が、ベース2と棒体7との間に設けられている。伸長されている棒体7は、バネアセンブリ(図示略)を備えていても良く、前記バネは、棒体7が圧縮されている場合、圧縮されている。前記覚醒期間が開始した場合、伸長可能な棒体7は、棒体7が徐々に伸長することができ、これにより実質的に同時に光源3を上昇させるように、解放される。光源3は、太陽の自然な上昇を擬態するために、開始位置において比較的低い輝度を有し、実質的に棒体7の伸長と同時に増大することができる。
【0034】
上下に一列に配されている複数の光源に基づく本発明の更なる実施例は、図3a〜3bに示されている。この実施例は、光ビームが複数の光源3、3'、3''、3'''によって変位可能であるという点において、上述の実施例とは異なる。光源3、3'、3''、3'''は、上方向Rに実質的に対応しており、従って、下方向Rにも対応している一列状に配されている。光源3、3'、3''、3'''は、この後、対応する光源3、3'、3''、3'''をオンに切り替える及びオフに切り替えることによって、この後、光ビームLを上方向R又は下方向Rに変位させるように、光ビームLを生成する。図3a乃至3bの光源3、3'、3''、3'''の量は、一例であり、本発明の他の実施例において異なり得る。光源3、3'、3''、3'''は、各光源3、3'、3''、3'''が僅かに異なる方向に指向されることができるように、位置決め可能である。こうすることによって、自然な日の出が、更に自然なものになることができる。ベース2に隣接して配される光源3は、比較的水平に指向されることができ、ベース2から離れて配されている光源3'''は、ユーザの頭部に向かって輝くように比較的垂直に指向されることができる。
【0035】
上下に一列に配されている複数の光源3、3'、3''、3'''に基づく本発明の他の実施例が、図4に示されている。図4に示されている装置1は、LEDユニット3、3'、3''、3'''の2つの列15、15'を有する。この列15、15'は、実質的に平行に配されていると共に、上方向Rと実質的に平行な方向に延在している。LEDユニット3、3'、3''、3'''は、異なる色を有することができ、日の出の間に知覚される光の色の変化の模倣を可能にする。例えば、装置1の底部に隣接しているLEDユニット3は、中性白色を有する。中性白色LEDユニット3の直接的に上方に配されているLEDユニット3'は、暖白色を有する。暖白色LEDユニット3'の直接的に上方に配されているLEDユニット3''は、琥珀色を有しており、上方のLEDユニット3'''は赤色を有する。上方のLEDユニット3'''は、例えば、Pihilips Lumiledsから利用可能である赤色LUXEON Rebel又はLUXEON Rebel ES LEDユニットであり得る。この異なるLEDユニット3、3'、3''、3'''は、ヒートシンク17の表面上に取り付けられている。従って、非常に小さい光変位手段が設けられることができ、ユーザを覚醒させる比較的小さい装置1において使用されることができる。本発明による装置1のこの例において、光効果Lを変位させる当該手段は、4つの異なる光スポットL'を、例えば、ユーザの頭部の隣の壁上に投影するために、フレネルレンズのような、レンズ12を更に有している。各光スポットL'は、光スポットL'を生成する対応するLEDユニット3、3'、3''、3'''に依存して異なる色を有する。この例において、前記光効果を変位させる手段は、変位する光効果が、より自然な日の出を擬態するように、光スポットL'を滑らかにするように、ホログラフィック拡散器のような、拡散器16を更に有している。装置1は、光スポットL'の輝度及び/又は光スポットL'の色が徐々に変化されることができるように、異なるLEDユニット3、3'、3''、3'''を制御する制御ユニット(図示略)を更に有する。例えば、上方のLEDユニット3'''は、発光し始めるように制御されることができ、この結果、最も低い赤色の光スポットが供給される。しばらくして、前記制御ユニットは、琥珀色を有する光スポットL'が、最初の最も低い光スポットL'の僅か上方に提供されるよう発光を開始するように第2のLEDユニット3''を制御することができる。最も低い光スポットL'は、この後、調光されることができ、この結果、光効果L'は、ユーザ又はユーザの頭部に対して上昇する。同じ態様において、他のLEDユニット3'、3が制御されることができる。本発明の他の実施例において、レンズ12及び/又は拡散器16は、省略されることができる。レンズ12が省略される場合、赤色LEDをユニット3'''は、LEDユニット3、3'、3''、3'''の列内で最も低い位置に設けられることができ、中性白色LEDユニット3は、LEDユニット3、3'、3''、3'''前記列内で最も高い位置に設けられることができる。更に、変位可能な光効果を提供するのに、異なる色のLEDユニットが使用されることができ、異なる量のLEDユニットが使用されることができ、LEDユニットの異なる量の列が使用されることができる。一列のLEDユニットは、異なる配置において配されることもでき、異なる方向に延在することもできる。
【0036】
図5において、本発明の更なる実施例が、示されている。この実施例は、光源3が、装置1の静止部9に対して(より詳細には、光目覚まし時計1のベース2に対して)回転可能に配されている回転要素8の一方の端部8aに配されている点において上述の実施例と異なる。覚醒期間において、光源3が上方向Rに回転するように、回転要素8は上方向Rに回転する。従って、回転要素8の他方の端部8bには、重り(counterweight)10が設けられ得る。
【0037】
図6a乃至6cに示されている光目覚まし時計1の実施例において、光源3は、リフレクタ11に隣接して配される。光源3は、光目覚まし時計1の静止部9に対して、及びリフレクタ11に対して回転可能に配されている。リフレクタ11は、図6a乃至6cから分かるような円弧形を有している。図6aにおいて、光源3は、光源3がリフレクタ11のより低い部分11aに指向されるように位置決めされている。リフレクタ11は、リフレクタ11からユーザに向かって延在する方向において光ビームL'を反射する。前記覚醒期間において、光源3は、回転方向Rにおいて回転し、これにより同時に光ビームLを位置11aからリフレクタ表面上の位置11cまで回転させ、この結果、反射された光ビームL'は、上方向Rに変位する。ユーザ又はユーザの頭部に対して反射された光ビームL'の方向は、図6a乃至6cから分かるように、光源3の回転の間、円弧形に成形されているリフレクタ11の結果として変化する。前記覚醒期間の最後において(図6c参照)、従って最終的な覚醒時に到達した場合、反射される光ビームL'は、ユーザに向かって、より好ましくは、ユーザの頭部に向かって、僅かに下方に指向される。本発明による光目覚まし時計1の代替的な実施例(図示略)において、光源3は、光目覚まし時計1の静止部9に実質的に静止して配されることができる。他方では、リフレクタ11は、静止部9に対して回転可能に配されても良い。前記覚醒期間の初めにおいて、リフレクタ11は、リフレクタ11の上部が光源3に向かって回転されるような位置にあることができる。この場合、反射された光ビームL'は、ユーザ又はユーザの頭部に向かって指向される。前記覚醒期間において、リフレクタ11の上部は、(図6a乃至6cに示されているように)回転方向Rと反対の方向に回転される。従って、反射された光ビームL'は、上方向Rに変位される。前記覚醒期間の終了において、反射された光ビームL'は、実質的に上方に指向され、これにより、当該光効果を、例えば、壁等に投影する。
【0038】
本発明による装置1の他の実施例において、図7a乃至7bに示されているように、光ビームLは、変位可能なフレネルレンズ配置12によって変位可能である。光源3は、装置1のハウジング13内に静止して配されている。フレネルレンズ配置12は、光源3の前方に設けられ、使用中、光源3とユーザとの間に位置されて使用される。フレネルレンズ配置12は、フレネルレンズ14のアレイを有しており、光源3対してハウジング13内で摺動可能に配されている。覚醒期間の初めにおいて、フレネルレンズ配置12は、最も低い位置(図7a参照)に位置されている。前記覚醒期間において、レンズ配置12は上方向Rに摺動され、これにより、最終的な覚醒時に到達する、光ビームLが最も上方の位置(図7b参照)にある又はユーザによって決定された予め設定された位置にあるまで、光ビームLを変位させる。フレネルレンズ配置12の代わりに、他のレンズ配置12は、ユーザに対して光ビームLを変位させるのに使用されることができる。
【0039】
本発明は、明細書及び添付図面に記載されている例示的な実施例に限定される何らかの仕方におけるものではない。記載され示されている実施例の(部分)の全ての組み合わせは、本明細書の範囲内に組み込まれると明示的に理解され、本発明の範囲内にあるものであると明示的に理解される。更に、多くの変形が、添付の請求項によって概説されている、本発明の範囲内にあり得る。例えば、前記光ビームを変位させる手段は、多くの異なる種類の光源のアセンブリによって、多くの異なる仕方において配されることができる。上述の実施例は、添付の請求項に記載の装置の例である。更に、異なる種類の光源は、前記光ビームを供給するために使用されることができる。例えば、光源3は、類似又は異なる色の1つ以上の光(例えば、電球)を含み得る。前記覚醒期間において、前記光効果の色は、個々の光を制御することにより変化されることができ、この結果、例えば、最も暗い色を有する光が、前記覚醒期間の開始において発光し始め、最も明るい色を有する光が、前記覚醒期間の終了において発光する。異なる色を有する光の使用は、日の出において知覚される光の色の変化の模倣を可能にする。当該光効果の輝度は、例えば、前記光源の輝度が前記覚醒期間において増大されるように、前記異なる光を制御することによって変化されることもできる。前記制御ユニットは、例えば、ユーザの嗜好、一年のうちの時期、予めプログラムされているパターン等に従う異なる種類のパラメータ及び設定等を記憶することができる。
【0040】
当該装置の上述の要素は、格好の良い目覚まし時計を提供するためにハウジング内に収容されることも可能である。更に、添付の請求項における如い何なる符号も、本発明の範囲を制限するものとして解釈されてはならない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに又は少なくともユーザの頭部に向かって指向される、光ビームのような、光効果を生成する光源を有する、前記ユーザを覚醒させる装置であって、前記光効果の位置を前記ユーザに又は少なくとも前記ユーザの頭部に対して変化させるために、期間内で上方向又は下方向に前記光効果を変位させる手段であって、最終的な覚醒時に到達するまでの覚醒期間のような、前記期間において、変位量を伴って徐々に前記光効果を変位させる手段を有することを特徴とする装置。
【請求項2】
前記光効果を変位させる手段は、開始位置において前記光効果の変位を開始し、次いで、前記変位量を伴って前記光効果を連続的に変位させ、終了位置において前記光効果の変位を終了する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記変位量は、直線又は円弧状の変位経路を有している、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記光効果を変位させる手段は、前記光効果を変位させるように、実質的に上方向又は下方向に変位可能である光源を有することを特徴とする、請求項1乃至3の何れか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記光源は、前記装置の摺動要素上に配されており、この結果、前記光源は、上方向又は下方向に摺動することができる、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記光源は、拡張可能な棒体上に設けられており、この結果、前記光源は、前記棒体を上方向に伸長させることによって又は下方向に前記棒体を縮めることによって変位されることができる、請求項4に記載の装置。
【請求項7】
前記光効果を変位させる手段は、実質的に一列に配されている複数の光源を有しており、前記光源は、この後に前記光効果を実質的に上方向又は下方向に変位させるために、オンに切り替えられる及びオフに切り替えられる、請求項1乃至3の何れか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記複数の光源が、複数の異なる色のLEDユニットを有する、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記光効果を変位させる手段が、レンズ及び拡散器のうちの少なくとも一方を更に有しており、前記レンズ及び/又は拡散器は、使用中、前記光効果が前記レンズ及び/又は前記拡散器を通過するように、前記複数の光源に隣接して位置決めされている、請求項7又は8に記載の装置。
【請求項10】
前記光源は、各々対応する光源を、前記対応する光源によって生成される各々対応する光効果を異なる方向に個々に指向するように位置決めするために、位置決め可能である、請求項7乃至9の何れか一項に記載の光源。
【請求項11】
前記光効果を変位させる手段は、光源及びリフレクタを有しており、前記光源及び前記リフレクタの少なくとも一方は、回転軸の周りに前記光効果を回転させるために前記装置内で回転可能に配されており、前記回転軸は、前記上方向及び/又は前記下方向に実質的に垂直であり、前記リフレクタは、前記光効果を前記ユーザに指向するために前記光源に隣接して配されている、請請求項1乃至3の何れか一項に記載の装置。
【請求項12】
前記リフレクタが円弧形のリフレクタである、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記光効果を変位させる手段は、光源に隣接して位置決めされるフレネルレンズ配置を有しており、使用中、前記ユーザに指向され、前記光効果は、前記フレネルレンズ配置を前記光源に対して上方向及び/又は下方向に移動させることによって変位可能である、請求項1乃至3の何れか一項に記載の装置。
【請求項14】
前記フレネルレンズ配置は、前記光源に対して摺動可能に配されているフレネルレンズのアレイを有する、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記装置は、最終的な覚醒時間、例えば覚醒期間のような期間の長さ、前記光効果の開始輝度、前記光効果の終了、前記光効果の開始位置、前記光効果の終了位置、又は前記光効果の変位の速度等の少なくとも1つを設定する及び制御する制御ユニットを有する、請求項1乃至14の何れか一項に記載の装置。
【請求項16】
例えば、前記期間の開始において比較的低い輝度によって前記光効果を開始し、前記光効果が前記期間の終了において最終的な輝度を有するまでの前記期間において前記光効果の前記輝度を増大させることによって、前記期間において前記光効果の輝度を変化させる、請求項1乃至15の何れか一項に記載の装置。
【請求項17】
例えば覚醒期間の開始のような、前記期間の開始において前記光効果の変位を開始し、例えば最終的な覚醒時のような、前記期間の終了において前記光効果の変位を終了する、請求項1乃至16の何れか一項に記載の装置。
【請求項18】
前記光源が、この後、例えば、最終的な覚醒時において、異なる輝度を有する光効果を生成するように、前記光源を制御する、請求項1乃至17の何れか一項に記載の装置。
【請求項19】
前記装置は、前記ユーザに放射されるべき暖かさを生成する赤外線源を更に有する、請求項1乃至18の何れか一項に記載の装置。
【請求項20】
例えば、テレビジョン装置、音声システム又は利用可能な他の光源等のような外部のデバイスを前記覚醒期間若しくは寝入り時間をプログラムするように又は当該装置の効果に前記外部のデバイスのレンダリング機能を付加するように、前記外部のデバイスを使用するために、当該装置を前記外部のデバイスに動作可能に接続する接続手段を有する、請求項1乃至19の何れか一項に記載の装置。
【請求項21】
前記装置は、例えば、天井又は壁のような、前記ユーザに見える表面上に画像を投影する投影手段を更に有する、請求項1乃至20の何れか一項に記載の装置。
【請求項22】
前記装置は、音を生成する音生成デバイスを有する、請求項1乃至21の何れか一項に記載の装置。

【図1a】
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【図1b】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図7a】
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【図7b】
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【公表番号】特表2011−523166(P2011−523166A)
【公表日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−509057(P2011−509057)
【出願日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際出願番号】PCT/IB2009/051878
【国際公開番号】WO2009/138918
【国際公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】