説明

ラクトフェリン・ポリペプチド及びその製造方法

【課題】各種炎症性サイトカイン産生誘導活性、各種ケモカイン産生誘導活性、NFκBの発現増強を有する小分子ラクトフェリン及びペプチド並びにその製造方法を提供する。
【解決手段】ラクトフェリンをエラスターゼにより処理して得られた、各種炎症性サイトカイン産生誘導活性、各種ケモカイン産生誘導活性を有し、フェニルアラニン(F)、リシン(K)、アスパラギン酸(D)のアミノ酸配列を含む分子量25kDa未満の小分子ラクトフェリン、及び製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラクトフェリン分子中に含まれる、炎症性サイトカインの産生誘導能、ケモカインの産生誘導能などの炎症誘起作用を有する新規ペプチドに関する発明である。
【背景技術】
【0002】
ラクトフェリンは多機能性の糖タンパクで、各種疾患において乳汁、唾液、涙、糞便、尿や血液などの体液中に増加する。また、抗菌作用、抗ウイルス作用、リンパ球の活性化作用、抗腫瘍作用鉄結合性など、生体にとって有益な作用が数多く報告されている(非特許文献1:Annu.Rev.Nutr.1995.15.93−110.,Pediatr.Res.1996.40.257−262.,J.Peptide Res.2001.57.240−249.,J.Vet.Med.Sci.2002.64.873−878.)。そのため、ラクトフェリンを各種疾患に応用する研究が多く成されている。
【0003】
一方、細菌性疾患で増加するラクトフェリンは、細菌の産生する酵素などにより切断されその作用は失活するものと考えられている(非特許文献2:FEMS Microbiol.Lett.1996.145.209−214.,Pro.Natl.Acad.Sci.USA.1998.95.,12641−12646.Mol.Microbiol.2003.47.607−617.)。
【0004】
そのため、感染菌による炎症像がラクトフェリンの存在にもかかわらず悪化すると考えられている。また、ウシの細菌性疾患であるウシ乳房炎において、乳汁中に催炎作用を示す「炎症性ラクトフェリン」という分子量30〜60kDaのラクトフェリン蛋白群が増加し、炎症を増悪することが報告されている(特許文献1:特開2003−289749号公報)。しかしながら、この炎症性ラクトフェリン蛋白群においては、催炎作用を示す詳細な部位も構造も明らかとされておらず、その性状と生理的な作用意義には不明の点が多い。
【0005】
一方、特許文献2(特開2004−002471号公報)には、次のペプチドが記載されている。
「Ala−Pro−Arg−Lys−Asn−Val−Arg−Trp−Cys−Thr−Ile−Ser−Gln−Pro−Asp−Ser−Phe−Lys」のアミノ酸配列で表されるアミノ酸配列からなるペプチドである。
また、特許文献2には、ウシ・ラクトフェリンを、プロテアーゼにより酵素分解し、酵素分解物から上記ペプチドを採取する技術が記載されている。
【0006】
炎症性疾患において体液中に増加するタンパクとして、セリンプロテアーゼの一種である、白血球の産生するエラスターゼがある(Clinica.Chemica.Acta.1995.239.91−101.)。
エラスターゼは、炎症時には補体成分やグロブリンを分解することが知られている(Am.J.Pathol.1979.94.75−83.,Elastase.(R.P.Mecham,ed)1986.Catalytic and biological properties.In:Biological of Extracelluler Matrix Orlando,FL:Academic Pess,217−320.,Biochemistry.1997.16.3390−3396.)。
しかしながら、このエラスターゼとラクトフェリンの関与を報告した事例はない。また、細菌性疾患で、細菌の産生する酵素により分解されるラクトフェリンについても、その生理作用は報告されていない。
【0007】
特許文献2記載のペプチドは、免疫賦活剤であり、炎症誘起活性を有するものではない。
本発明では、炎症性疾患で増加するエラスターゼに着目し、ラクトフェリンが分解されることを明らかとし、分解されたラクトフェリン中に各種炎症性サイトカインやケモカインの産生誘導活性を有するポリペプチドを分離できるようにしたものである。
また、このポリペプチドより、ヒトのラクトフェリンに存在するアミノ酸配列を有するポリペプチドを合成し、この様な炎症誘起活性を有する新規ラクトフェリン・ポリペプチドを見出した。本発明はこの新知見に基づき発明したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2003−289749号公報
【特許文献2】特開2004−002471号公報
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】Annu.Rev.Nutr.1995.15.93−110.,Pediatr.Res.1996.40.257−262.,J.Peptide Res.2001.57.240−249.,J.Vet.Med.Sci.2002.64.873−878
【非特許文献2】FEMS Microbiol. Lett.1996.145.209−214.,Pro.Natl.Acad.Sci.USA.1998.95.,12641−12646.Mol.Microbiol.2003.47.607−617.
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、各種炎症性サイトカイン産生誘導活性、各種ケモカイン産生誘導活性、NFκBの発現増強を有する小分子ラクトフェリン及びペプチド並びにその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明のラクトフェリンは、ラクトフェリンをエラスターゼにより処理して得られたフェニルアラニン(F)、リシン(K)、アスパラギン酸(D)のアミノ酸配列を含む分子量25kDa未満の小分子ラクトフェリンであることを特徴とする。
前記アミノ酸配列はFKDCHLA又はGQKDLLFKDSAIであることを特徴とする。
【0012】
本発明のペプチドは、ラクトフェリンをエラスターゼにより処理して得られるフェニルアラニン(F)、リシン(K)、アスパラギン酸(D)のアミノ酸配列を含む分子量25kDa未満のペプチドであることを特徴とする。
前記アミノ酸配列はFKDCHLA又はGQKDLLFKDSAIであることを特徴とする。
前記ペプチドは合成ペプチドであることを特徴とする。
【0013】
本発明のペプチドは、FKDCHLA又はGQKDLLFKDSAIで表されるアミノ酸配列からなることを特徴とする。
【0014】
本発明の各種炎症性サイトカイン産生誘導活性物質は、上述の小分子ラクトフェリン又上述のペプチドのいずれか1つからなることを特徴とする。
本発明の各種ケモカイン産生誘導活性物質は、上述の小分子ラクトフェリン又上述のペプチドのいずれか1つからなることを特徴とする。
本発明のNFκBの発現増強物質は、上述の小分子ラクトフェリン又上述のペプチドのいずれか1つからなることを特徴とする。
【0015】
本発明のラクトフェリン・ポリペプチドの製造方法は、ヒト乃至ウシ・ラクトフェリンをエラスターゼにより分解後精製して、フェニルアラニン(F)、リシン(K)、アスパラギン酸(D)のアミノ酸配列を含む分子量25kDa未満のラクトフェリン・ポリペプチドを採取することを特徴とする。
前記アミノ酸配列はFKDCHLA又はGQKDLLFKDSAIであることを特徴とする。
【0016】
本発明の合成ペプチドを作成する製造法は、ヒト乃至ウシ・ラクトフェリンをプロテアーゼにより分解し、SDS−ポリアクリルアミド・ゲル電気泳動法、ゲルろ過法、コンカナバリンA(Con A)アフィニティークロマトグラフィー法、ラクトフェリン抗体結合アフィニティークロマトグラフィー法により精製して、フェニルアラニン(F)、リシン(K)、アスパラギン酸(D)のアミノ酸配列を含むラクトフェリン・ポリペプチドを単離し、アミノ酸シークエンサーにより確定し、合成ペプチドを作成することを特徴とする。
【0017】
本発明は、炎症性疾患(歯周病)を罹患したヒトの唾液を、50%飽和硫酸アンモニュウム沈殿法により濃縮後、トリス−塩酸緩衝液で脱塩後、ヒト・ラクトフェリン抗体(ICN Pharmaceuticals,Inc.,USA)CNB r活性化Sepharose 4B(Pharmasia,Sweden)によりラクトフェリンを精製した。
【0018】
さらに、ヒト・ラクトフェリン(ICN Pharmaceuticals,Inc.,USA)をセリンプロテアーゼの一種である、エラスターゼ(SIGMA,USA)により37℃で1時間処理し、その後、エラスターゼ阻害剤(CALBIOCHEM−NOVABIOCHEM,Inc.,USA)により反応を停止した。
そして、炎症性疾患の検体から得られたラクトフェリンと、エラスターゼ処理したラクトフェリンを、コンカナバリンA(Con A)二次元免疫電気泳動法によりその泳動像を観察した。
【0019】
さらに、炎症性疾患検体とエラスターゼ処理ヒト・ラクトフェリンは15%アクリルアミドゲルを用いたSDS−ポリアクリルアミド電気泳動法(SDS PAGE)により詠動した。
泳動後、PVDF膜(BioRad,USA)に転写し、各検体に共通して認められたバンドを切り出した後、N−末端アミノ酸配列をアミノ酸シークエンサー(Hewlett Packard,USA)により解析した。
そして、各ラクトフェリン・ポリペプチドを作成し、サイトカインならびにケモカインの産生誘導能を各種細胞により解析し、炎症誘起活性を有するペプチドを確定した。
【0020】
なお、特許文献2に記載されているペプチドのアミノ酸配列は、本願発明に係るペプチドのアミノ酸配列とは異なる。
本願発明におけるアミノ酸配列は、Phe−Lys−Asp(略記号:FKD)を含むペプチドである。また、N−アミノ酸配列の位置もC末領域に近い部分に位置している。
【0021】
さらに、FKDは、ヒト・ラクトフェリンでは2箇所、ウシ・ラクトフェリンでは一箇所しか存在しない。
そのため、このFKDを含むラクトフェリン・ポリペプチドが炎症誘起作用を示すものである。
【発明の効果】
【0022】
本発明によると、アミノ酸配列(FKD)を有している新規ラクトフェリン・ポリペプチドは催炎作用を有する物質であり、「催炎性ラクトフェリン・ポリペプチド」と呼べる物質であった。そして本発明により、従来のラクトフェリンが持つ有益な生理作用の他に、催炎作用を持つドメインの発見は、ラクトフェリンの有効利用、炎症性疾患ならびに各種感染症など、多くの研究分野の進展に大きく寄与する発明である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】歯周病患者唾液中ラクトフェリンとエラスターゼ処理後のヒト・ラクトフェリンのSDS PAGEならびにCon A二次元免疫電気泳動像。
【図2】エラスターゼ処理後のヒト・ラクトフェリンの分子量とCon A二次元免疫電気泳動像の変化。
【図3】分子量ならびにN−末端アミノ酸配列とラクトフェリン分子中の位置。
【図4】作成ヒト・ラクトフェリン・ポリペプチドとの共培養による、炎症性サイトカイン、ケモカインおよびNFκBp65の発現増強効果。
【発明を実施するための形態】
【0024】
ヒトの炎症性疾患の検体とエラスターゼ処理した検体では、検体中のラクトフェリンの小分子化の起こっていることが確認された。また、この際のCon A二次元免疫電気泳動像でも、両検体はCon A親和性の弱い画分の出現することが判明した。第1図に示す。
【0025】
エラスターゼ濃度を0.001unit〜1.0unitまで、段階的に変え反応させたところ、エラスターゼの反応濃度の増加に従い、分子量20kDa近辺の小分子のラクトフェリンが増加した。さらに、Con A二次元免疫電気泳動においてもCon A親和性の弱い画分が増加した。この小分子化したラクトフェリンは、ウシ乳房炎乳汁で報告されている、「炎症性ラクトフェリン」蛋白群(分子量30〜60kDa)とは明らかに異なる分子量のものであった。第2図に示す。
【0026】
ヒトの炎症性疾患の検体と、エラスターゼ処理した検体に共通して認められたラクトフェリン・ドメインは、第1図に示した通りである。この内、ヒトならびにウシで、N−末端側にあるドメインは既に抗菌活性や、腫瘍細胞に対するアポトーシス活性が報告されているアミノ酸配列を含んでいた。また、ヒトのドメインではN−末端アミノ酸配列の中ほどに位置するドメインには、免疫抑制作用を有するミニドメインの一部が含まれていた。これより下流に位置する他の二つのドメインは未報告のものであった。第3図に示す。
【0027】
これらラクトフェリン・ドメインのうち、既にその作用が報告されているドメインを除外し、エラスターゼ処理したヒト・ラクトフェリンと炎症性疾患分泌液中のラクトフェリンに共通して認められた、分子量20〜25kDaの主たる二つのラクトフェリン分子は、アミノ酸配列の解析結果から、N−末領域に位置することが判明した。そして、この二つのドメインからペプチドを作成し、その生理作用について解析した。作成したポリペプチドは表1に示した通りである。
【0028】
【表1】

【0029】
これら作成ポリペプチドは、健康なヒトの抹消血を、ヘパリンナトリウムを用いて採血し、リンフォライトH(Cedarlane,Canada)を用いた比重遠心法によりリンパ球を分離し、これを用いて各種サイトカインならびにケモカイン産生誘導能と、細胞内転写因子であるNFκBp65の発現誘導能を解析した。ヒトのサイトカイン(IL−6とTNFα;Techne Co.,USA)、ケモカイン(IL−8とMCP−1;American Research Product,Inc.,USA)およびNFκB(TransAM NF κ B family transcription factor assay kit;Active Motif,Co.,USA)の測定は酵素抗体法により測定した。
【0030】
エラスターゼ処理ヒト・ラクトフェリン中から分離し作成したポリペプチドのうち、HuPep1.とHuPep4.で、炎症性サイトカインのIL−6の産生誘導能が確認された。また、これらのポリペプチドでは、炎症時に血液中に増加するIL−8とMCP−1の産生誘導能や、これらサイトカインやケモカインの産生誘導をつかさどる、細胞内転写因子のNFκBp65の発現増強も確認された。このHupep1.ならびにHuPep4.は、FKDのアミノ酸配列が共通していた。図4に示す。
【0031】
本発明において見出された、エラスターゼにより分解された、ヒトのラクトフェリン中に含まれる、FKDのアミノ酸配列を含む新規ラクトフェリン・ポリペプチドは、ヒトでは2箇所あった。そして、この新規ラクトフェリン・ポリペプチドは、細胞内の転写因子であるNFκBの発現を増強し、細胞障害作用などを示すサイトカインや、白血球の遊走化活性を示すケモカインの産生を誘導し、炎症を引き起こす物質であった。さらに、NFκBは一酸化窒素(NO)、アラキドン酸代謝産物や各種酵素などの炎症メディエーターの産生を誘導することが知られている。そのため、本発明で見出された新規ラクトフェリン・ポリペプチド、これら炎症メディエーターの産生誘導能を示すことは容易に想定される、新規のラクトフェリン・ポリペプチドである。また、この新規ポリペプチドは、エラスターゼ以外のプロテアーゼによってラクトフェリン分子が分解され、出現することが可能と考えられる。この、FKDを含むアミノ酸配列はウシのラクトフェリン中にも一箇所(N末端より300番目から302番目)あり、ヒトのラクトフェリンで確認されたポリペプチドと近い位置に存在する。また、エラスターゼなどのプロテアーゼにより切断されるアミノ酸も近傍に位置している。そのため、これらプロテアーゼにより分解され得るものと考えられる。すなわち、ヒト以外でも、同様のアミノ酸配列(FKD)を有している、ウシを始めとした動物由来のラクトフェリンからも、同様の炎症誘起作用を有する新規ラクトフェリン・ポリペプチドは分離可能である。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明によると、アミノ酸配列(FKD)を有している新規ラクトフェリン・ポリペプチドは催炎作用を有する物質であり、「催炎性ラクトフェリン・ポリペプチド」と呼べる物質であった。そして本発明により、従来のラクトフェリンが持つ有益な生理作用の他に、催炎作用を持つドメインの発見は、ラクトフェリンの有効利用、炎症性疾患ならびに各種感染症など、多くの研究分野の進展に大きく寄与する発明である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラクトフェリンをエラスターゼにより処理して得られたフェニルアラニン(F)、リシン(K)、アスパラギン酸(D)のアミノ酸配列を含む分子量25kDa未満の小分子ラクトフェリン。
【請求項2】
前記アミノ酸配列はFKDCHLA又はGQKDLLFKDSAIであることを特徴とする請求項1記載の小分子ラクトフェリン。
【請求項3】
ラクトフェリンをエラスターゼにより処理して得られるフェニルアラニン(F)、リシン(K)、アスパラギン酸(D)のアミノ酸配列を含む分子量25kDa未満のペプチド。
【請求項4】
前記アミノ酸配列は、FKDCHLA又はGQKDLLFKDSAIであることを特徴とする請求項3記載のペプチド。
【請求項5】
前記ペプチドは合成ペプチドである請求項3、4記載のペプチド。
【請求項6】
FKDCHLA又はGQKDLLFKDSAIで表されるアミノ酸配列からなるペプチド。
【請求項7】
請求項1、2記載の小分子ラクトフェリン又請求項3−6のいずれか1項記載のペプチドからなることを特徴とする各種炎症性サイトカイン産生誘導活性物質。
【請求項8】
請求項1、2記載の小分子ラクトフェリン又請求項3−6のいずれか1項記載のペプチドからなることを特徴とする各種ケモカイン産生誘導活性物質。
【請求項9】
請求項1、2記載の小分子ラクトフェリン又請求項3−6のいずれか1項記載のペプチドからなることを特徴とするNFκBの発現増強物質。
【請求項10】
ヒト乃至ウシ・ラクトフェリンをエラスターゼにより分解後精製して、フェニルアラニン(F)、リシン(K)、アスパラギン酸(D)のアミノ酸配列を含む分子量25kDa未満のラクトフェリン・ポリペプチドを採取することを特徴とするラクトフェリン・ポリペプチドの製造方法。
【請求項11】
前記アミノ酸配列はFKDCHLA又はGQKDLLFKDSAIであることを特徴とする請求項10記載のラクトフェリン・ポリペプチドの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−6468(P2011−6468A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−199281(P2010−199281)
【出願日】平成22年9月6日(2010.9.6)
【分割の表示】特願2005−515538(P2005−515538)の分割
【原出願日】平成16年2月16日(2004.2.16)
【出願人】(507397504)株式会社多機能性蛋白研究所 (3)
【Fターム(参考)】