説明

ラベルプリンタ

【課題】本発明は、インクリボンの巻き取り条件に応じた最適な巻き取り速度でインクリボンを巻き取ることができ、巻き締まりを軽減させ、印字不良の発生を防止することができるラベルプリンタを提供することを課題とする。
【解決手段】印字速度と実測回転速度とに基づいて、リボン巻き取り軸7へのインクリボン4の巻き取り速度と印字速度とが略同一になるようにリボン巻き取りモータ10の回転速度を決定するための回転速度テーブルをインクリボン4の巻き取り条件に応じて補正し、補正した回転速度テーブルを用いてリボン巻き取りモータ10の回転速度を決定するように構成することにより、インクリボン4の巻き取り条件に応じてリボン巻き取りモータ10の回転速度を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数枚のラベルが台紙に仮着されているラベル連続体等の被印字媒体とインクリボンとを重ねてプラテンローラとサーマルヘッドとで挟持して印字を行う転写式のラベルプリンタに関し、特に巻き取りモータによってリボン巻き取り軸を回転させることで転写後のインクリボンを巻き取るラベルプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
被印字媒体とインクリボンとを重ねてプラテンローラとサーマルヘッドとで挟持して印字を行う転写式のラベルプリンタにおいて、インクリボンは、リボン供給軸とリボン巻き取り軸との間に架け渡され、リボン供給軸にロール状に巻き回された状態で支持されたインクリボンは、プラテンローラとサーマルヘッドとの間に供給され、転写後のインクリボンは、リボン巻き取り軸によって巻き取られるようになっている。
【0003】
プラテンローラを回転駆動させる搬送モータとは異なる巻き取りモータによってリボン巻き取り軸を回転駆動させて転写後のインクリボンを巻き取る場合には、リボン巻き取り軸によって巻き取られたインクリボンの巻き径の変化に対応させて巻き取りモータの回転を制御する必要がある。
【0004】
そこで、リボン供給軸およびリボン巻き取り軸の回転速度を検出する回転速度検出機構を設け、検出したリボン供給軸およびリボン巻き取り軸の回転速度に応じて巻き取りモータの回転速度を制御することで、インクリボンの巻き取り速度を一定に維持することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、従来技術のようにインクリボンの巻き取り速度を一定に維持するのみでは、インクリボンの巻き取り条件、すなわちインクリボンのリボン種およびリボン幅や、被印字媒体の用紙ピッチや、印字率によって転写後のインクリボンの引っ張り力が大きく代わることで巻き締まりが発生し、印字不良が発生してしまう恐れがあるという問題点があった。
【0006】
【特許文献1】特開平5−147334号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インクリボンの巻き取り条件に応じた最適な巻き取り速度でインクリボンを巻き取ることができ、巻き締まりを軽減させ、印字不良の発生を防止することができるラベルプリンタを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、被印字媒体とインクリボンとをプラテンローラとサーマルヘッドとで挟持搬送して設定された印字速度で印字を行うラベルプリンタであって、印字後の前記インクリボンを巻き取るリボン巻き取り軸と、該リボン巻き取り軸を回転駆動させるリボン巻き取りモータと、前記リボン巻き取り軸の回転速度を実測回転速度として検出する回転速度検出手段と、前記印字速度と前記実測回転速度とに基づいて、前記リボン巻き取り軸への前記インクリボンの巻き取り速度と前記印字速度とが略同一になるように前記リボン巻き取りモータの回転速度を決定するための回転速度テーブルと、前記インクリボンの巻き取り条件に応じて前記回転速度テーブルを補正するテーブル補正手段と、該テーブル補正手段によって補正された前記回転速度テーブルを用いて、前記リボン巻き取りモータの回転速度を決定する回転速度決定手段と、該回転速度決定手段によって決定された回転速度で前記リボン巻き取りモータを駆動させるモータ駆動手段とを具備することを特徴とするラベルプリンタに存する。
また請求項2記載の発明の要旨は、前記インクリボンの巻き取り条件は、前記インクリボンのリボン種であり、前記テーブル補正手段は、標準的な基準バックコート層が設けられた前記インクリボンの場合には、前記回転速度テーブルを補正せず、前記基準バックコート層よりも滑りにくいバックコート層が設けられた前記インクリボンの場合には、回転速度を遅くするように前記回転速度テーブルを補正させ、前記基準バックコート層よりも滑りやすいバックコート層が設けられた前記インクリボンの場合には、回転速度を早くするように前記回転速度テーブルを補正させることを特徴とする請求項1記載のラベルプリンタに存する。
また請求項3記載の発明の要旨は、前記インクリボンの巻き取り条件は、前記インクリボンのリボン幅であり、前記テーブル補正手段は、基準リボン幅に該当する場合には、前記回転速度テーブルを補正せず、基準リボン幅よりも狭い場合には、回転速度を遅くするように前記回転速度テーブルを補正させ、基準リボン幅よりも広い場合には、回転速度を早くするように前記回転速度テーブルを補正させることを特徴とする請求項1又は2記載のラベルプリンタに存する。
また請求項4記載の発明の要旨は、前記インクリボンの巻き取り条件は、前記被印字媒体の用紙ピッチであり、前記テーブル補正手段は、基準用紙ピッチに該当する場合には、前記回転速度テーブルを補正せず、基準用紙ピッチよりも短い場合には、回転速度を遅くするように前記回転速度テーブルを補正させ、基準用紙ピッチよりも長い場合には、回転速度を早くするように前記回転速度テーブルを補正させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のラベルプリンタに存する。
また請求項5記載の発明の要旨は、前記インクリボンの巻き取り条件は、被印字媒体に印字する印字率であり、基準印字率に該当する場合には、前記回転速度テーブルを補正せず、基準印字率より印字率が少ない場合には、回転速度を遅くするように前記回転速度テーブルを補正させ、基準印字率より印字率が多い場合には、回転速度を早くするように前記回転速度テーブルを補正させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のラベルプリンタに存する。
【発明の効果】
【0009】
本発明のラベルプリンタは、印字速度と実測回転速度とに基づいて、リボン巻き取り軸へのインクリボンの巻き取り速度と印字速度とが略同一になるようにリボン巻き取りモータの回転速度を決定するための回転速度テーブルをインクリボンの巻き取り条件に応じて補正し、補正した回転速度テーブルを用いてリボン巻き取りモータの回転速度を決定するように構成することにより、インクリボンの巻き取り条件に応じてリボン巻き取りモータの回転速度を制御することができるため、インクリボンの巻き取り条件に応じた最適な巻き取り速度でインクリボンを巻き取ることができ、巻き締まりを軽減させ、印字不良の発生を防止することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明に係るラベルプリンタの実施の形態の構成を示す構成図であり、図2は、図1に示すスリットセンサの構成を示す構成図であり、図3は、図1に示す制御部の構成を示すブロック図であり、図4は、図3に示すROMに記憶されている回転速度テーブル例を示す図である。
【0012】
本実施の形態のラベルプリンタ100は、図1を参照すると、プラテンローラ1と、発熱体がプラテンローラ1に対向する面に形成されているサーマルヘッド2とを有し、複数枚のラベルが台紙に仮着されているラベル連続体等の被印字媒体3とインクリボン4とを重ねてプラテンローラ1とサーマルヘッド2との間に挟持し、サーマルヘッド2の発熱体を選択的に発熱させることにより、被印字媒体3の印字面にインクリボン4からインクを転写させて所望の文字、バーコード等の印字を施すように構成されている。
【0013】
被印字媒体3は、ロール状に巻き回された状態で用紙供給軸5に回転自在に支持され、用紙供給軸5からプラテンローラ1とサーマルヘッド2との間に供給される。また、インクリボン4は、リボン供給軸6とリボン巻き取り軸7との間に架け渡され、リボン供給軸6にロール状に巻き回された状態で支持されたインクリボン4は、プラテンローラ1とサーマルヘッド2との間に供給され、転写後のインクリボン4は、リボン巻き取り軸7によって巻き取られる。
【0014】
被印字媒体3の裏面側には、被印字媒体3の裏面に印刷等によって形成されたアイマーク(黒の矩形のマーク)を検出し、アイマークの検出信号を出力する用紙検出センサ8が設けられている。用紙検出センサ8が1カウント(1アイマーク)する間の搬送距離(搬送モータ9のステップ数から算出)から用紙ピッチが検出されることになり、アイマークの検出信号は、用紙検出センサ8から制御部20に入力され、制御部20は、アイマークの検出信号に基づく印字タイミングで、サーマルヘッド2と、プラテンローラ1を回転駆動する搬送モータ9と、リボン巻き取り軸7を回転駆動するリボン巻き取りモータ10とを制御して印字を行う。なお、アイマークの代わりにラベル間のギャップやラベル先端を検出することで用紙ピッチを検出するようにしても良い。
【0015】
リボン巻き取り軸7には、リボン巻き取り軸7の回転を検出して制御部20に出力する回転検出機構であるスリットセンサ11が設けられている。スリットセンサ11は、図2を参照すると、リボン巻き取り軸7と連動して回転する回転軸12に接続された円盤部材13の外周に沿ってスリット14が等間隔に複数形成され、透過型の光学センサ15の発光部から受光部への光路が円盤部材13に形成された複数のスリット14の回転する軌道を横断するように設けられており、スリット14の通過を光学センサ15によって検出することで出力されるパルス信号に基づいてリボン巻き取り軸7の回転速度が検出される。
【0016】
制御部20には、パーソナルコンピュータ等のホスト30がRS232C、セントロニクス、無線等の通信インタフェース(通信I/F)40を介して接続され、通信I/F40を介して、外部に接続されたホスト30との間で各種データやコマンドの送受信を行うことができるようになっている。また、制御部20には、インクリボン4の種類を示すリボン種情報とインクリボン4の幅を示すリボン幅情報とを入力するための入力部50と、入力部50からの入力された入力データや入力案内画面を表示するためのLEDやLCD等の表示部60とがインタフェース(I/F)41を介して接続され、入力部50から入力された入力データは、I/F41を介して制御部20に供給され、表示部60に表示される各種情報に対応する表示データは、I/F41を介して制御部20より供給されるようになっている。
【0017】
制御部20は、図3を参照すると、所定の制御プログラム、回転速度テーブルおよびテーブル補正情報が記憶されているROM(read only memory)21と、ROM21に記憶されている制御プログラムに従って動作し、各部を制御するCPU(central processing unit)22と、CPU22が動作する上で必要となる各種データを記憶するRAM(random access memory)23と、搬送モータ9にパルス信号等の駆動信号を供給し、搬送モータ9を回転させると共に、リボン巻き取りモータ10にパルス信号等の駆動信号を供給し、リボン巻き取りモータ10を回転させるモータ制御部24と、CPU22からの指示に基づいてサーマルヘッド2に印字動作を行わせる印字制御部25と、CPU22の制御下、用紙検出センサ8からアイマークの検出信号を受け取り、デジタルのデータに変換することでピッチ信号としてCPU22に供給する用紙検出部26と、スリットセンサ11からのパルス信号に基づいてリボン巻き取り軸7に巻き取られるインクリボン4の回転速度を検出する回転速度検出部27と、テーブル補正情報に基づいて補正された回転速度テーブルが記憶される、電源を切っても内容が消えないフラッシュメモリ等の変換テーブル記憶部28とを備えている。
【0018】
ROM21に記憶されている回転速度テーブルは、ホスト30や入力部50からの入力によって設定された印字速度と、スリットセンサ11によって検出されたリボン巻き取り軸7の実際の回転速度(以下、実測回転速度と称す)とに基づいて、リボン巻き取りモータ10の回転速度、すなわちリボン巻き取りモータ10によって回転駆動されるリボン巻き取り軸7がインクリボン4を巻き取る巻き取り速度を決定するためのテーブルであり、巻き取り速度と印字速度とを略同一にするために用いられる。回転速度テーブルは、図4を参照すると、スリットセンサ11によって検出された実測回転速度とによって算出されるリボン巻き取り軸7に巻き取られたインクリボン4の巻き径(縦軸:mm)と、設定された印字速度(横軸:インチ/秒)とに対応する、リボン巻き取りモータ10を回転させる回転速度設定値が規定されている。回転速度テーブルによって規定されている回転速度設定値は、リボン巻き取り軸7を回転駆動させるリボン巻き取りモータ10の回転速度を指定する値であり、数値が小さいほど、リボン巻き取りモータ10によってリボン巻き取り軸7を高速で回転させ、逆に、数値が大きいほど、リボン巻き取りモータ10によってリボン巻き取り軸7を低速で回転させることになる。
【0019】
すなわち、回転速度テーブルにおいては、巻き取り速度を印字速度と略同一にするために、巻き径が大きいほど回転速度設定値が大きくなるように、すなわちリボン巻き取りモータ10を低速で回転させるように設定されていると共に、巻き径が小さいほど回転速度設定値が小さくなるように、すなわちリボン巻き取りモータ10を高速で回転させるように設定されており、例えば、図4に示す回転速度テーブルで規定されている回転速度設定値においては、最大の巻き径:89.0mmと最も低速の印字速度:2ipsとに対応する回転速度設定値:1690が最も低速でリボン巻き取りモータ10を回転させ、最小の巻き径:30.0mmと最も高速の印字速度:12ipsとに対応するリボン巻き取りモータ10を設定値:100が最も高速でリボン巻き取りモータ10を回転させることになる。なお、リボン巻き取りモータ10の回転制御は、プラテンローラ1を回転駆動させる搬送モータ9と同様に、1枚印字する間に、回転速度を緩やかに立ち上げる立ち上げ期間と、一定の回転速度で駆動する定速期間と、回転速度を緩やかに立ち下げる立ち下げ期間とからなるが、回転速度テーブルに規定されている回転速度設定値は、定速期間における回転速度を指定している。また、図4に示す回転速度テーブル例に示されている回転速度設定値例は、CPU22のタイマを使用した、周期を決める値であり、CPU22の動作周波数(クロック周波数)によって異なる。
【0020】
ROM21に記憶されているテーブル補正情報は、インクリボン4の巻き取り条件に応じて回転速度テーブルを補正するための情報であり、巻き取り条件であるインクリボン4の種類であるリボン種に応じて回転速度テーブルを補正するリボン種補正情報と、巻き取り条件であるインクリボン4のリボン幅に応じて回転速度テーブルを補正するリボン幅補正情報と、巻き取り条件である被印字媒体3の長さを示す用紙ピッチに応じて回転速度テーブルを補正する用紙ピッチ補正情報と、巻き取り条件である被印字媒体3に印字する際の印字率に応じて回転速度テーブルを補正する印字率補正情報とからなる。
【0021】
リボン種補正情報は、インクリボン4の種類(例えば、リボンA、リボンB、リボンC…)によって回転速度テーブルに規定されている回転速度設定値を補正するための情報である。インクリボン4には、印字面とは反対側面にサーマルヘッド2に直接接触するバックコート層が設けられており、バックコート層の構成(材料等)によって、滑り易さ(平滑度)が異なる。従って、リボン種補正情報は、標準的な基準バックコート層が設けられたインクリボン4を基準とし、基準バックコート層よりも滑りにくいバックコート層が設けられたインクリボン4の場合に回転速度設定値を増加させる増加量もしくは増加率と、基準バックコート層よりも滑りやすいバックコート層が設けられたインクリボン4の場合に回転速度設定値を減少させる減少量もしくは減少率とが規定されている。すなわち、リボン種補正情報によって、基準バックコート層が設けられたインクリボン4の場合には、回転速度設定値の補正が行われず、基準バックコート層よりも滑りにくいバックコート層が設けられたインクリボン4の場合には、回転速度設定値が増加され、インクリボン4の巻き取り速度を遅くしてインクリボン4を引っ張りすぎないよう制御され、基準バックコート層よりも滑りやすいバックコート層が設けられたインクリボン4の場合には、回転速度設定値が減少され、インクリボン4の巻き取り速度を早くしてインクリボン4に弛みが生じないように制御される。
【0022】
リボン幅補正情報は、インクリボン4のリボン幅(例えば、50mm、75mm、100mm等)によって回転速度テーブルに規定されている回転速度設定値を補正するための情報であり、標準的なリボン幅を基準リボン幅とし、基準リボン幅よりも狭い場合に回転速度設定値を増加させる増加量もしくは増加率と、基準リボン幅よりも広い場合に回転速度設定値を減少させる減少量もしくは減少率とが規定されている。すなわち、リボン幅補正情報によって、基準リボン幅に該当する場合には、回転速度設定値の補正が行われず、基準リボン幅よりも狭い場合には、回転速度設定値が増加され、インクリボン4の巻き取り速度を遅くしてインクリボン4を引っ張りすぎないよう制御され、基準リボン幅よりも広い場合には、回転速度設定値が減少され、インクリボン4の巻き取り速度を早くてインクリボン4に弛みが生じないように制御される。
【0023】
用紙ピッチ補正情報は、被印字媒体3の長さを示す用紙ピッチ(例えば、5cm、6cm、7cm等)によって回転速度テーブルに規定されている回転速度設定値を補正するための情報であり、標準的な用紙ピッチを基準用紙ピッチとし、基準用紙ピッチよりも短い場合に回転速度設定値を増加させる増加量もしくは増加率と、基準用紙ピッチよりも長い場合に回転速度設定値を減少させる減少量もしくは減少率とが規定されている。すなわち、リボン幅補正情報によって、基準用紙ピッチに該当する場合には、回転速度設定値の補正が行われず、基準用紙ピッチよりも短い場合には、回転速度設定値が増加され、インクリボン4の巻き取り速度を遅くしてインクリボン4を引っ張りすぎないよう制御され、基準用紙ピッチよりも長い場合には、回転速度設定値が減少され、インクリボン4の巻き取り速度を早くしてインクリボン4に弛みが生じないように制御される。
【0024】
印字率補正情報は、印字率(例えば、10%、20%、30%等)によって回転速度テーブルに規定されている回転速度設定値を補正するための情報であり、標準的な印字率を基準印字率とし、基準印字率より印字率が少ない(印字する部分が少ない)場合に回転速度設定値を増加させる増加量もしくは増加率と、基準印字率より印字率が多い(印字する部分が多い)場合に回転速度設定値を減少させる減少量もしくは減少率とが規定されている。すなわち、印字率補正情報によって、基準印字率に該当する場合には、回転速度設定値の補正が行われず、基準印字率より印字率が少ない(印字する部分が少ない)場合には、回転速度設定値が増加され、インクリボン4の巻き取り速度を遅くしてインクリボン4を引っ張りすぎないよう制御され、基準印字率より印字率が多い(印字する部分が多い)場合には、回転速度設定値が減少され、インクリボン4の巻き取り速度を早くしてインクリボン4に弛みが生じないように制御される。
【0025】
変換テーブル記憶部28は、リボン種補正情報、リボン幅補正情報、用紙ピッチ補正情報および印字率補正情報からなるテーブル補正情報に基づいて回転速度設定値が補正された回転速度テーブルが記憶されると共に、直近の回転速度設定値、リボン種、リボン幅、用紙ピッチおよび印字率が記憶される。
【0026】
次に、本実施の形態におけるインクリボン4又は被印字媒体3が交換された際のリボン種、リボン幅、用紙ピッチの変更動作について図5を参照して詳細に説明する。
図5は、本発明に係るラベルプリンタ100の実施の形態におけるインクリボン4又は被印字媒体3が交換された際のリボン種、リボン幅、用紙ピッチの変更動作を説明するためのフローチャートである。
【0027】
インクリボン4又は被印字媒体3がエンドとなった場合や、異なるラベルに印字を行う場合には、インクリボン4又は被印字媒体3の交換が行われ、リボン種、リボン幅、用紙ピッチが変更されることがある。従って、インクリボン4又は被印字媒体3の交換が行われたことを検出し、リボン種、リボン幅、用紙ピッチが変更された場合には、変換テーブル記憶部28に記憶されているリボン種、リボン幅、用紙ピッチが更新される。
【0028】
まず、インクリボン4又は被印字媒体3の交換が行われた可能性がある交換条件の実行を検出する(ステップA1)。インクリボン4又は被印字媒体3の交換に際しては、サーマルヘッド2のロック解除、インクリボン4又は被印字媒体3の装填、サーマルヘッド2のロックという手順が行われるため、例えば、交換条件として電源オン且つサーマルヘッド2のロックを定めておき、CPU22によって電源オン且つサーマルヘッド2のロックが行われたことが検出されると、交換条件の実行が検出される。
【0029】
ステップA1で交換条件の実行が検出されない場合には、変換テーブル記憶部28に記憶されているリボン種、リボン幅、用紙ピッチの更新動作が行われることなく処理が終了し、ステップA1で交換条件の実行が検出された場合には、CPU22は、表示部60にインクリボン4が交換されたか否かを問うインクリボン交換確認画面を表示させて、インクリボン4の交換の有無を入力部50から受け付けることで、インクリボン4が交換されたか否かを判断する(ステップA2)。
【0030】
ステップA2でインクリボン4が交換された場合には、CPU22は、変換テーブル記憶部28に記憶されている直近の回転速度設定値を予め定められた初期値に更新する(ステップA3)。なお、本実施の形態では、更新される初期値として、図4に示す回転速度テーブルにおける巻き径:30.0mmと印字速度とで特定される回転速度設定値が予め定められている。
【0031】
次に、CPU22は、表示部60にリボン種が変更されたか否かを問うリボン種変更確認画面を表示させて、リボン種変更の有無を入力部50から受け付けることで、リボン種が変更されたか否かを判断する(ステップA4)。
【0032】
ステップA4でリボン種が変更された場合には、CPU22は、表示部60にリボン種を問うリボン種入力画面を表示させて、リボン種の入力を入力部50から受け付け(ステップA5)、変換テーブル記憶部28に記憶されているリボン種を入力されたリボン種に更新する(ステップA6)。
【0033】
次に、CPU22は、表示部60にリボン幅が変更されたか否かを問うリボン幅変更確認画面を表示させて、リボン幅変更の有無を入力部50から受け付けることで、リボン幅が変更されたか否かを判断する(ステップA7)。
【0034】
ステップA7でリボン幅が変更された場合には、CPU22は、表示部60にリボン幅を問うリボン幅入力画面を表示させて、リボン幅の入力を入力部50から受け付け(ステップA8)、変換テーブル記憶部28に記憶されているリボン幅を入力されたリボン幅に更新する(ステップA9)。
【0035】
次に、CPU22は、表示部60に被印字媒体3が交換されたか否かを問う被印字媒体交換確認画面を表示させて、被印字媒体3の交換の有無を入力部50から受け付けることで、被印字媒体3が交換されたか否かを判断する(ステップA10)。
【0036】
ステップA10で被印字媒体3が交換された場合には、CPU22は、変換テーブル記憶部28に記憶されている用紙ピッチを消去し(ステップA11)、リボン種、リボン幅、用紙ピッチの更新動作を終了する。
【0037】
なお、ステップA2でインクリボン4が交換されていない場合には、上述のステップA3からステップA9の動作が行われることなく、ステップA10に至り、ステップA4でリボン種が変更されていない場合には、上述のステップA5からステップA6の動作が行われることなく、ステップA7に至り、ステップA7でリボン幅が変更されていない場合には、上述のステップA8からステップA9の動作が行われることなく、ステップA10に至り、ステップA10で被印字媒体3が交換されていない場合には、上述のステップA11の動作が行われることなく、リボン種、リボン幅、用紙ピッチの更新動作が終了される。
【0038】
次に、本実施の形態における印字に伴うインクリボン4の巻き取り動作について図6を参照して詳細に説明する。
図6は、本発明に係るラベルプリンタ100の実施の形態における印字に伴うインクリボン4の巻き取り動作を説明するためのフローチャートである。
【0039】
印字の開始が指示されると、CPU22は、モータ制御部24を制御することで、ホスト30や入力部50からの入力によって設定された印字速度で搬送モータ9を駆動させると共に、変換テーブル記憶部28に記憶されている直近の回転速度設定値でリボン巻き取りモータ10を駆動させる(ステップB1)。
【0040】
なお、図5で説明したステップA2でインクリボン4が交換された場合には、ステップA3で変換テーブル記憶部28に記憶されている直近の回転速度設定値が初期値として図4に示す回転速度テーブルにおける巻き径:30.0mmと印字速度とで特定される回転速度設定値に更新されている。すなわち、インクリボン4が交換された場合には、リボン巻き取り軸7に巻き取られているインクリボン4の量が不明であるため、最も巻き径が小さいものと仮定し、リボン巻き取りモータ10を高速で回転させることでインクリボン4の弛みを防止するように構成されている。
【0041】
次に、CPU22は、用紙検出部26からのピッチ信号によって、用紙ピッチを検出して(ステップB2)、変換テーブル記憶部28に記憶されている直近の用紙ピッチが変更されたか否かを判断し(ステップB3)、用紙ピッチが変更された場合には、変換テーブル記憶部28に記憶されている用紙ピッチを検出した用紙ピッチに更新する(ステップB4)。
【0042】
次に、CPU22は、ホスト30から入力された印字データに基づいて印字率を算出して(ステップB5)、変換テーブル記憶部28に記憶されている直近の印字率が変更されたか否かを判断し(ステップB6)、印字率が変更された場合には、変換テーブル記憶部28に記憶されている印字率を算出した印字率に更新する(ステップB7)。
【0043】
次に、CPU22は、変換テーブル記憶部28に記憶されているリボン種、リボン幅、用紙ピッチおよび印字率と、テーブル補正情報(リボン種補正情報、リボン幅補正情報、用紙ピッチ補正情報および印字率補正情報)とに基づいて、ROM21に記憶されている回転速度テーブルの回転速度設定値を補正し(ステップB8)、回転速度設定値を補正した回転速度テーブルを変換テーブル記憶部28に記憶させる。なお、リボン種、リボン幅、用紙ピッチおよび印字率のいずれもが変更されない場合には、ステップB8の動作は、省略しても良い。
【0044】
次に、回転速度検出部27は、スリットセンサ11からのパルス信号に基づいてリボン巻き取り軸7の回転速度を実測回転速度として検出する(ステップB9)。なお、リボン巻き取りモータ10の回転制御は、プラテンローラ1を回転駆動させる搬送モータ9と同様に、1枚印字する間に、回転速度を緩やかに立ち上げる立ち上げ期間と、一定の回転速度で駆動する定速期間と、回転速度を緩やかに立ち下げる立ち下げ期間とからなるが、定速期間における回転速度が検出されるものとする。
【0045】
次に、CPU22は、ホスト30や入力部50からの入力によって設定された印字速度と、回転速度検出部27によって検出された実測回転速度とに基づいて、リボン巻き取り軸7に巻き取られたインクリボン4の巻き径を算出し(ステップB10)、算出した巻き径とホスト30や入力部50からの入力によって設定された印字速度とに基づいて、変換テーブル記憶部28に記憶されている補正された回転速度テーブルを参照することで回転速度設定値を特定する(ステップB11)。なお、巻き径は、回転速度検出部27によって検出された実測回転速度によって単位時間当たりのリボン巻き取り軸7の回転量が把握されると共に、印字速度によってリボン巻き取り軸7に巻き取られたインクリボン4の長さが把握されることによって算出することができる。
【0046】
次に、CPU22は、ステップB11で特定された回転速度設定値と変換テーブル記憶部28に記憶されている直近の回転速度設定値とを比較することで、変換テーブル記憶部28に記憶されている直近の回転速度設定値が変更されたか否かを判断し(ステップB12)、回転速度設定値が変更された場合には、変換テーブル記憶部28に記憶されている回転速度設定値をステップB11で特定された回転速度設定値に更新して(ステップB13)、ステップB1に戻り、変換テーブル記憶部28に記憶されている回転速度設定値が更新された場合には、更新された回転速度設定値でリボン巻き取りモータ10が駆動される。
【0047】
なお、上述のステップB1〜ステップB13の動作は、印字動作が継続される間、繰り返されることになるが、ステップB3〜ステップB4の用紙ピッチ更新動作は、初回のみ行って、2回目からは省略するようにしても良い。
【0048】
また、本実施の形態では、変換テーブル記憶部28に補正された回転速度テーブルを記憶させるようにしたが、補正された回転速度テーブルをRAM23に展開させるようにしても良いが、この場合には、電源オン時に、上述のステップB8の動作を実行する必要がある。
【0049】
さらに、本実施の形態では、リボン種およびリボン幅を入力部50から入力するように構成したが、インクリボン4にリボン種およびリボン幅を特定できるバーコード等の識別情報を設け、当該識別情報を検出することでリボン種およびリボン幅を識別するようにしても良い。さらにまた、本実施の形態では、用紙ピッチをアイマーク等の情報から識別するように構成したが、被印字媒体交換時等に入力部50から入力するように構成しても良い。
【0050】
以上説明したように、本実施の形態によれば、印字速度と実測回転速度とに基づいて、リボン巻き取り軸7へのインクリボン4の巻き取り速度と印字速度とが略同一になるようにリボン巻き取りモータ10の回転速度を決定するための回転速度テーブルをインクリボン4の巻き取り条件に応じて補正し、補正した回転速度テーブルを用いてリボン巻き取りモータ10の回転速度を決定するように構成することにより、インクリボン4の巻き取り条件に応じてリボン巻き取りモータ10の回転速度を制御することができるため、インクリボン4の巻き取り条件に応じた最適な巻き取り速度でインクリボン4を巻き取ることができ、巻き締まりを軽減させ、印字不良の発生を防止することができるという効果を奏する。
【0051】
さらに、本実施の形態によれば、標準的なバックコート層が設けられたインクリボン4の場合には、回転速度テーブルを補正せず、比較的滑りにくいバックコート層が設けられたインクリボン4の場合には、回転速度を遅くするように回転速度テーブルを補正させ、比較的滑りやすいバックコート層が設けられたインクリボン4の場合には、回転速度を早くするように前記回転速度テーブルを補正させることにより、インクリボン4のリボン種に応じてリボン巻き取りモータ10の回転速度を制御することができるため、インクリボン4のリボン種に応じた最適な巻き取り速度でインクリボン4を巻き取ることができ、巻き締まりを軽減させ、印字不良の発生を防止することができるという効果を奏する。
【0052】
さらに、本実施の形態によれば、基準リボン幅に該当する場合には、回転速度テーブルを補正せず、基準リボン幅よりも狭い場合には、回転速度を遅くするように回転速度テーブルを補正させ、基準リボン幅よりも広い場合には、回転速度を早くするように前記回転速度テーブルを補正させることにより、インクリボン4のリボン幅に応じてリボン巻き取りモータ10の回転速度を制御することができるため、インクリボン4のリボン幅に応じた最適な巻き取り速度でインクリボン4を巻き取ることができ、巻き締まりを軽減させ、印字不良の発生を防止することができるという効果を奏する。
【0053】
基準用紙ピッチに該当する場合には、回転速度テーブルを補正せず、基準用紙ピッチよりも短い場合には、回転速度を遅くするように回転速度テーブルを補正させ、基準用紙ピッチよりも長い場合には、回転速度を早くするように回転速度テーブルを補正させることにより、被印字媒体3の用紙ピッチに応じてリボン巻き取りモータ10の回転速度を制御することができるため、被印字媒体3の用紙ピッチに応じた最適な巻き取り速度でインクリボン4を巻き取ることができ、巻き締まりを軽減させ、印字不良の発生を防止することができるという効果を奏する。
【0054】
基準印字率に該当する場合には、回転速度テーブルを補正せず、基準印字率より印字率が少ない場合には、回転速度を遅くするように回転速度テーブルを補正させ、基準印字率より印字率が多い場合には、回転速度を早くするように回転速度テーブルを補正させることにより、印字率に応じてリボン巻き取りモータ10の回転速度を制御することができるため、印字率に応じた最適な巻き取り速度でインクリボン4を巻き取ることができ、巻き締まりを軽減させ、印字不良の発生を防止することができるという効果を奏する。
【0055】
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明に係るラベルプリンタの実施の形態の構成を示す構成図である。
【図2】図1に示すスリットセンサの構成を示す構成図である。
【図3】図1に示す制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すROMに記憶されている回転速度テーブル例を示す図である。
【図5】本発明に係るラベルプリンタの実施の形態におけるインクリボン又は被印字媒体が交換された際のリボン種、リボン幅、用紙ピッチの変更動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明に係るラベルプリンタの実施の形態における印字に伴うインクリボンの巻き取り動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0057】
1 プラテンローラ
2 サーマルヘッド
3 被印字媒体
4 インクリボン
5 用紙供給軸
6 リボン供給軸
7 リボン巻き取り軸
8 用紙検出センサ
9 搬送モータ
10 リボン巻き取りモータ
11 スリットセンサ
12 回転軸
13 円盤部材
14 スリット
15 光学センサ
20 制御部
21 ROM
22 CPU
23 RAM
24 モータ制御部
25 印字制御部
26 用紙検出部
27 回転速度検出部
28 変換テーブル記憶部
40 通信インタフェース(通信I/F)
41 インタフェース(I/F)
30 ホスト
50 入力部
60 表示部
100 ラベルプリンタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被印字媒体とインクリボンとをプラテンローラとサーマルヘッドとで挟持搬送して設定された印字速度で印字を行うラベルプリンタであって、
印字後の前記インクリボンを巻き取るリボン巻き取り軸と、
該リボン巻き取り軸を回転駆動させるリボン巻き取りモータと、
前記リボン巻き取り軸の回転速度を実測回転速度として検出する回転速度検出手段と、
前記印字速度と前記実測回転速度とに基づいて、前記リボン巻き取り軸への前記インクリボンの巻き取り速度と前記印字速度とが略同一になるように前記リボン巻き取りモータの回転速度を決定するための回転速度テーブルと、
前記インクリボンの巻き取り条件に応じて前記回転速度テーブルを補正するテーブル補正手段と、
該テーブル補正手段によって補正された前記回転速度テーブルを用いて、前記リボン巻き取りモータの回転速度を決定する回転速度決定手段と、
該回転速度決定手段によって決定された回転速度で前記リボン巻き取りモータを駆動させるモータ駆動手段とを具備することを特徴とするラベルプリンタ。
【請求項2】
前記インクリボンの巻き取り条件は、前記インクリボンのリボン種であり、
前記テーブル補正手段は、標準的な基準バックコート層が設けられた前記インクリボンの場合には、前記回転速度テーブルを補正せず、前記基準バックコート層よりも滑りにくいバックコート層が設けられた前記インクリボンの場合には、回転速度を遅くするように前記回転速度テーブルを補正させ、前記基準バックコート層よりも滑りやすいバックコート層が設けられた前記インクリボンの場合には、回転速度を早くするように前記回転速度テーブルを補正させることを特徴とする請求項1記載のラベルプリンタ。
【請求項3】
前記インクリボンの巻き取り条件は、前記インクリボンのリボン幅であり、
前記テーブル補正手段は、基準リボン幅に該当する場合には、前記回転速度テーブルを補正せず、基準リボン幅よりも狭い場合には、回転速度を遅くするように前記回転速度テーブルを補正させ、基準リボン幅よりも広い場合には、回転速度を早くするように前記回転速度テーブルを補正させることを特徴とする請求項1又は2記載のラベルプリンタ。
【請求項4】
前記インクリボンの巻き取り条件は、前記被印字媒体の用紙ピッチであり、
前記テーブル補正手段は、基準用紙ピッチに該当する場合には、前記回転速度テーブルを補正せず、基準用紙ピッチよりも短い場合には、回転速度を遅くするように前記回転速度テーブルを補正させ、基準用紙ピッチよりも長い場合には、回転速度を早くするように前記回転速度テーブルを補正させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のラベルプリンタ。
【請求項5】
前記インクリボンの巻き取り条件は、被印字媒体に印字する印字率であり、
基準印字率に該当する場合には、前記回転速度テーブルを補正せず、基準印字率より印字率が少ない場合には、回転速度を遅くするように前記回転速度テーブルを補正させ、基準印字率より印字率が多い場合には、回転速度を早くするように前記回転速度テーブルを補正させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のラベルプリンタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−176032(P2007−176032A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−377713(P2005−377713)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】