説明

ラベル巻き電池パック

【課題】従来、ラベル巻き電池パックにおいて、文字や符号等の表示部を設ける場合、ラベル巻き電池パックのラベルの表面ないしラベル巻き電池パックの電池本体に直接設ける必要があったが、これでは表示部が保護されていないため、使用時の磨耗により表示部が消えるという不都合があった。
【解決手段】電池本体5に帯状のラベル2(a)が少なくとも一周以上巻きつけられ、該ラベル2(a)は、少なくとも一部が透明領域8(a)とされると共に、他の部分に非透明領域9を備えた構成とされ、前記透明領域8(a)を目視したときに、該透明領域8(a)を通して、視認自在な表示部7が形成されていることを特徴とするラベル巻き電池パック1(a)を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電池本体にラベルを巻き付けて構成されたラベル巻き電池パックに関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、携帯電話機等の小型電子機器の駆動用電源として用いられる電池は、小型であることが強く求められているため、そのような小型化の要望に応える電池として、電池本体にラベルが巻き付けられた構成のラベル巻き電池パックが知られている。
従来、この種のラベル巻き電池パックとして、以下に示すラベル巻き電池パックが知られている。
【0003】
図13及び図14は、上記従来のラベル巻き電池パックの一例を示すものである。
図13及び図14に示すように、ラベル巻き電池パック1は、電池本体5と電池本体5に巻き付けられたラベル2とから概略構成されている。
図14に示すように、ラベル2は、有色基材3と透明基材4の二層構造で構成されており、有色基材3を内側にして、電池本体5に巻き付けられている。
【0004】
図13(a)に示すように、ラベル巻き電池パック1の平面には、商品名や警告文等の表示部6が印字されているが、これはラベル2の製造過程に形成されたものである。
すなわち、表示部6は、ラベル2を製造する際に、有色基材3と透明基材4との間に記載されるようになっている。
したがって、図14に示すように、表示部6は完成後のラベル巻き電池パック1において、透明基材4で覆われている。
【0005】
このようにラベル2が電池本体5に巻き付けられるという構成を採用したことにより、ラベル2は、製品の内容表示等を行う表示部としての機能を有する一方、電池本体5が液漏れを起こした際に、該電池の搭載された機器が汚損されることを防ぐという機能を果たすと共に、電池本体5を外傷から保護するという役割も果たす。
また、ラベル2に有色基材3を用いて、不透明領域を形成することで、ラベル2に商品名や警告文等(表示部6)を表示した際に、見やすいという効果が得られる。加えて、電池本体の内部が見えなくなるため、電池内部の構造等の機密情報を保護する効果も得られる。
【0006】
また、上記と別の電池パックとして、電池本体に表示部を設けたラベルを貼付した構成のものが知られている(特許文献1)。
この電池パックは、電池本体に貼付したラベルを剥離したときに、剥離状態を確認できるように構成したものである。
【特許文献1】特開2002−216725号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、図13及び図14に示すものは、ラベル2自体が完成した後に、ラベル2を用いてラベル巻き電池パック1を製造する際、さらに追加して製造年月日等の文字や符号等の表示部7を設けるには、ラベル巻き電池パック1のラベル2の表面ないしラベル巻き電池パック1の正面に直接印字する必要があった。
図13(b)、(c)及び図14の表示部7がこれを示している。
しかし、これでは表示部7の表面が保護されていないため、使用時の磨耗により表示部7が消えるという不都合が生じていた。
【0008】
そこで、この不都合を解消する方法として、透明ラベル12を表示部7の上に被せることにより保護する方法が考えられる。図15及び図16はこの技術を示すものである。
図15は、電池本体5に巻き付けられる前のラベル2の断面図であり、図16はラベル巻き電池パック1の断面図である。
図15及び図16からも明らかなように、表示部7の表面には透明ラベル12が貼着されている。
【0009】
この技術によれば、ラベル2上の表示部7は、透明ラベル12によって覆われることとなり、視認自在でありがなら、使用時の磨耗から保護されることとなる。
【0010】
しかし、透明ラベル12を表示部7に被せる場合、部品点数の追加による費用の増加や作業効率の悪化といった不都合が生じることとなる。
【0011】
また、表示部7の磨耗による消滅に対する解決方法として、レーザー加工を行うことにより、耐磨耗性に優れた表示部7を形成するという方法も考えられる。
しかし、この方法も同様に、レーザー加工機購入等の多額の設備投資が必要になるというコスト面での不都合があった。
【0012】
また、特許文献1に記載されたものは、ラベルを一周以上巻き付ける構成を採用せずに、筐体によって電池本体を保護する構成を採用しているため、小型化が図れないという問題がある。更に、そもそもラベル製造段階で表示部が設けられる技術に関するものなので、ラベル自体が完成した後に表示部を設ける際には、上記と同様の不都合があった。
【0013】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、ラベル自体が完成した後に形成されるラベル巻き電池パックに設けられた表示部が、使用時の磨耗により消滅せず、かつ小型化が可能で、製造コストが抑えられたラベル巻き電池パックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供している。
本発明のラベル巻き電池パックは、電池本体に帯状のラベルが少なくとも一周以上巻きつけられ、該ラベルは、少なくとも一部が透明領域とされると共に、他の部分に非透明領域を備えた構成とされ、前記透明領域を目視したときに、該透明領域を通して、視認自在な表示部が形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
すなわち、表示部の上側に透明領域が設けられるように構成する。
【0016】
また、本発明のラベル巻き電池パックにおいては、前記ラベルは、重ね巻き部分を生じせしめて前記電池本体に巻き付けられ、前記透明領域が前記重ね巻き部分の上側の巻き付け部分に形成されていることが好ましい。
【0017】
また、本発明のラベル巻き電池パックにおいては、前記表示部が、前記ラベル又は前記電池本体に形成されていることが好ましい。
【0018】
また、本発明のラベル巻き電池パックにおいては、前記ラベルは、前記透明領域とされる部分が透明基材により構成されると共に、非透明領域とされる部分が該透明基材面に有色基材を形成した構成とされていることが好ましい。
【0019】
また、本発明のラベル巻き電池パックにおいては、前記透明基材が、透明ラミネートであることが好ましい。
【発明の効果】
【0020】
本発明では、ラベル自体が完成した後に形成される、ラベル巻き電池パックに設けられた表示部が、視認自在であると共に、当該表示部が磨耗から保護されるという効果が得られる。
また、本発明の構成によれば、ラベル巻き電池パックの構成をそのまま利用することが可能であり、小型化が可能であると共に、表示部を保護するための特別な部品の追加も行わないので、費用がかからないという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態であるラベル巻き電池パックについて、図面を参照して説明する。
【0022】
[第1の実施形態]
図3は、本発明の第1の実施形態であるラベル巻き電池パック1(a)の平面図及び底面図で、図4は、図3(b)のB−B’間断面図である。また、図1は、ラベル巻き電池パック1(a)を構成しているラベル2(a)の平面図で、図2は図1のA−A’間断面図である。
【0023】
本実施形態のラベル巻き電池パック1(a)は、図3及び図4に示すように、所定の厚みを有し、平面視矩形状に形成された電池本体5に略帯状のラベル2(a)が巻き付けられて概略構成されている。
【0024】
図1に示すように、本実施形態のラベル2(a)は、前述したように略帯状の形状をしているが、さらに具体的には、略長方形の形に、当該長方形の長辺に略四角形の凸部10が付け加えられた形状をしている。
また、略長方形の形状をしたラベル2(a)の長辺の長さは、ラベル2(a)が電池本体5に巻き付けられた際に、電池本体5を覆うに足る長さよりも長く構成されている。そして、当該長方形の短辺の長さは、電池本体5の幅寸法と略同じ長さに構成されている。
また、凸部10は、ラベル2(a)が電池本体5に巻き付けられた際に、電池本体5の背面に貼られるが、電池本体5の背面全てを覆うのではなく、一部を覆うに留まる大きさで構成されている。
【0025】
また、ラベル2(a)は、略二層構造になっており、不透明な有色基材3及び透明な透明基材4から構成されている。透明基材4としては、例えば、透明ラミネートなどがあげられる。
なお、ラベル2(a)は、電池本体5に巻き付けられる際、有色基材3が透明基材4の内側に配置されるように巻き付けられる。
【0026】
図1及び図2に示すように、有色基材3と透明基材4の間には、表示部6が設けられている。また、透明基材4の有色基材3と接着していない面には、表示部7が設けられている。
表示部6は、有色基材3と透明基材4の間に配置されるのであれば、どの位置に配置されても構わないが、本実施形態では、ラベル2(a)を巻き付けた際に、表示部6がラベル巻き電池パック1(a)の平面に配置されるように構成されている。
表示部7の配置位置については後述する。
【0027】
また、図1及び図2に示すように、有色基材3及び透明基材4の形状は略一致しているが、有色基材3と透明基材4との形状が完全には一致せず、透明基材4の方が有色基材3よりも広がりが大きく構成されている。これにより、略長方形の形状をしたラベル2(a)の短辺の近傍部に透明基材4が有色基材3からはみ出している透明領域8(a)が形成される。すなわち、透明領域8(a)は、ラベル2(a)の他の部分とは異なり、透明基材4の一層のみで構成されている透明な部分である。
また、透明領域8(a)以外のラベル2の二層構造になっている部分は、非透明領域9となっている。
【0028】
前述したように、図3及び図4に示すように、本実施形態のラベル巻き電池パック1(a)は、所定の厚みを有した平面視矩形状の電池本体5に、上記構成をとっているラベル2(a)が巻き付けられた構成をしている。
なお、図4に示すように、電池本体5が外観から見られないようにするため、ラベル2(a)は、少なくとも1周以上電池本体5に巻き付けられており、ラベル2(a)の巻き付け始端部位と巻き付け終端部位がオーバーラップして重ね巻き部分13を生じせしめて巻き付けられている。
また、前述したようにラベル2(a)を構成している二層のうち、有色基材3が透明基材4の内側に配置されるように巻き付けられている。
【0029】
図3及び図4に示すように、ラベル2(a)の透明基材4の一層のみで構成されている透明領域8(a)は、電池本体5に巻き付けられる際の巻き付け終端部位であり、重ね巻き部分13の一部に形成されており、オーバーラップしてラベル2(a)の外側層である透明基材4上に巻き付けられている。
そして、透明領域8(a)が巻き付けられたラベル2(a)の外側層である透明基材4の被貼着部位11上に、表示部7が設けられるようにラベル巻き電池パック1(a)が構成されている。
【0030】
このように透明な透明領域8(a)を、表示部7に覆いかぶさるように巻き付けるよう配置したことで、表示部7が透明領域8(a)によって保護されることとなる。
【0031】
この結果、ラベル2(a)自体が完成した後に形成される表示部7が、視認自在であると共に、表示部7が使用時の磨耗から保護されるという効果が得られる。
また、本発明の構成によれば、従来のラベル巻き電池パック1の構成をそのまま利用することになり、小型化が可能であると共に、表示部7を保護するための特別な部品の追加も不要となるので、費用がかからないという効果が得られる。
【0032】
[第2の実施形態]
図8は、本発明の第2の実施形態のラベル巻き電池パック1(b)の底面図である。また、図5は、本実施形態であるラベル巻き電池パック1(b)に巻き付けられるラベル2(b)の平面図で、図6は、図5のC−C’間断面図で、図7は、図5のD−D’間断面図である。
【0033】
本実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、同様の部分については説明を省略する。
【0034】
本実施形態においては、図5に示すように、ラベル2(b)には透明領域8(b)が形成されている。
透明領域8(b)は、ラベル2(b)を電池本体5に巻き付ける際の巻き付け終端部分である2(b)の短辺の近傍部に、当該短辺に沿う辺を長辺とした略長方形の形状で配置されている。
また、透明領域8(b)は、ラベル2(b)の他の部位と構造が異なり、二層構造ではなく透明基材4の一層のみから構成されている透明な部分である。いわば、透明基材4と重なっている有色基材3から、有色基材3の一部を切り抜くようにして構成されている。
【0035】
また、図5に示すように、本実施形態においては、表示部7は、ラベル2(b)を電池本体5に巻き付ける際の巻き付け始端部分であるラベル2(b)の短辺の近傍部に、当該短辺に沿って、ラベル2(b)の表面上に設けられている。
【0036】
そして、ラベル2(b)が電池本体5に巻き付けられた際、表示部7が設けられた部分の上側に、ラベル2(b)の透明領域8(b)が巻き付けられるようにラベル巻き電池パック1(b)が構成されている。
【0037】
このように構成されることによって、本実施形態の表示部7も、その外側にラベル2(b)の透明領域8(b)が覆い被さることによって、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
すなわち、ラベル2(b)自体が完成した後に形成される表示部7が、視認自在であると共に、表示部7が使用時の磨耗から保護されるという効果が得られ、また、従来のラベル巻き電池パック1の構成をそのまま利用するので、小型化が可能であると共に、表示部7を保護するための特別な部品の追加も不要となり、費用がかからないという効果も得られる。
【0038】
なお、本実施形態では、透明領域8(b)及び表示部7を、それぞれラベル2(b)の短辺近傍部に配置したが、透明領域8(b)が表示部7を、間に何も挟まずに覆い被さるように構成する限り、それぞれラベル2(b)のどの部位にどのような形状で配置しても構わない。
【0039】
[第3の実施形態]
図12は、本発明の第3の実施形態であるラベル巻き電池パック1(c)の平面図、背面図及び左側面図で、図11はラベル巻き電池パック1(c)を構成する電池本体5の平面図、背面図及び左側面図である。また、図9は、ラベル巻き電池パック1(c)を構成するラベル2(c)の平面図で、図10は、図9のE−E’間断面図である。
【0040】
本実施形態は、第1ないし第2の実施形態の変形例であり、同様の部分については説明を省略する。
【0041】
本実施形態においては、図11(b)及び(c)に示すように、表示部7が電池本体5の背面ないし左側面に設けられている。
なお、図11(b)及び図12(b)に示すように、電池本体5の背面の表示部7が設けられた部分は、ラベル2(c)を電池本体5に巻き付けた際に、ラベル2(c)の凸部10が貼り付けられる部分である。
【0042】
また、図9及び図10に示すように、ラベル2(c)の略中央部に、透明領域8(c)が設けられている。透明領域8(c)は、ラベル2(c)の短辺に沿った辺を長辺として略長方形の形状で配置されている。
【0043】
また、図9に示すように、ラベル2(c)の凸部10に、透明領域8(d)が設けられている。透明領域8(d)は、ラベル2(c)の長辺方向に沿って、凸部10の両端上に短辺を設けた略長方形の形状で配置されている。
【0044】
なお、透明領域8(c)及び透明領域8(d)は、ラベル2(c)の他の部位と構造が異なり、二層構造ではなく透明基材4の一層のみから構成されている透明な部分である。
【0045】
そして、図12(b)及び(c)に示すように、本実施形態のラベル巻き電池パック1(c)は、上記構成をしたラベル2(c)が電池本体5に巻き付けられた際、電池本体5の左側面ないし背面に設けられた表示部7の上側に、ラベル2(c)の透明領域8(c)ないし透明領域8(d)が配置されるように構成されている。
【0046】
このように構成されることによって、本実施形態の表示部7も、その外側にラベル2(c)の透明領域8(c)ないし透明領域8(d)が覆い被さることによって、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
すなわち、ラベル2(c)自体が完成した後に形成される表示部7が、視認自在であると共に、表示部7が使用時の磨耗から保護されるという効果が得られ、また、従来のラベル巻き電池パック1の構成をそのまま利用するので、小型化が可能であると共に、表示部7を保護するための特別な部品の追加も不要となり、費用がかからないという効果も得られる。
【0047】
なお、本実施形態では、電池本体5の左側面に表示部7を設けたが、右側面に設けても構わない。
【0048】
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、本実施形態では、表示部の上側にラベルの透明領域が巻き付けられる構成を採用したが、ラベルの透明領域の内側表面に直接表示部を設けても構わない。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明は、ラベル巻き電池パックを製造する製造業において幅広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態であるラベル巻き電池パックに巻き付けられるラベルの平面図である。
【図2】図2は図1のA−A’間断面図である。
【図3】図3(a)は、本発明の第1の実施形態であるラベル巻き電池パックの平面図で、図3(b)は、その底面図である。
【図4】図4は図3のB−B’間断面図である。
【図5】図5は、本発明の第2の実施形態であるラベル巻き電池パックに巻き付けられるラベルの平面図である。
【図6】図6は、図5のC−C’間断面図である。
【図7】図7は、図5のD−D’間断面図である。
【図8】図8は、本発明の第2の実施形態であるラベル巻き電池パック1の底面図である。
【図9】図9は、本発明の第3の実施形態であるラベル巻き電池パックに巻き付けられるラベルの平面図である。
【図10】図10は、図9のE−E’間断面図である。
【図11】図11(a)は、本発明の第3の実施形態であるラベル巻き電池パックを構成する電池本体の平面図で、図11(b)は、その背面図、図11(c)は、その左側面図である。
【図12】図12(a)は、本発明の第3の実施形態であるラベル巻き電池パックの平面図で、図12(b)は、その背面図、図12(c)は、その左側面図である。
【図13】図13(a)は、従来のラベル巻き電池パックの平面図で、図9(b)は、その底面図、図9(c)は、その正面図である。
【図14】図14は、図13(b)のF−F’間断面図である。
【図15】図15は、透明ラベルが貼着された従来のラベル巻き電池パックを構成するラベルの断面図である。
【図16】図16は、透明ラベルが貼着された従来のラベル巻き電池パックの断面図である。
【符号の説明】
【0051】
1,1(a),1(b)及び1(c)・・・ラベル巻き電池パック、2,2(a),2(b)及び2(c)・・・ラベル、3・・・有色基材、4・・・透明基材、5・・・電池本体、7・・・表示部、8,8’・・・透明領域、9・・・非透明領域、13・・・重ね巻き部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池本体に帯状のラベルが少なくとも一周以上巻きつけられ、
該ラベルは、少なくとも一部が透明領域とされると共に、他の部分に非透明領域を備えた構成とされ、
前記透明領域を目視したときに、該透明領域を通して、視認自在な表示部が形成されていることを特徴とするラベル巻き電池パック。
【請求項2】
前記ラベルは、重ね巻き部分を生じせしめて前記電池本体に巻き付けられ、
前記透明領域が前記重ね巻き部分の上側の巻き付け部分に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のラベル巻き電池パック。
【請求項3】
前記表示部が、前記ラベル又は前記電池本体に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のラベル巻き電池パック。
【請求項4】
前記ラベルは、前記透明領域とされる部分が透明基材により構成されると共に、非透明領域とされる部分が該透明基材面に有色基材を形成した構成とされていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のラベル巻き電池パック。
【請求項5】
前記透明基材が、透明ラミネートであることを特徴とする請求項4に記載のラベル巻き電池パック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−21074(P2010−21074A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−181810(P2008−181810)
【出願日】平成20年7月11日(2008.7.11)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】