ラベル発行装置
【課題】商品の保存が可能な商品有効期間の最終期日しかわからない場合でも有効期間を計算することなく消費期限が印刷されたラベルを発行できるようにする。
【解決手段】ラベル発行対象である商品の商品情報,当該商品の有効期間に基づく期限日等を記憶する。商品の有効日に関する日付データが入力されると、現在の日付のデータと入力された日付データとから期間を算出する。そして、算出された期間が商品の有効期間として有効か否かを判定する。その結果、有効であると判定されたことを条件に、入力された日付データを商品の期限日として記憶手段に記憶する。
【解決手段】ラベル発行対象である商品の商品情報,当該商品の有効期間に基づく期限日等を記憶する。商品の有効日に関する日付データが入力されると、現在の日付のデータと入力された日付データとから期間を算出する。そして、算出された期間が商品の有効期間として有効か否かを判定する。その結果、有効であると判定されたことを条件に、入力された日付データを商品の期限日として記憶手段に記憶する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消費期限(または賞味期限)を有する生鮮食品や弁当,惣菜等の食品に付されるラベルを印刷発行するラベル発行装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、スーパーマーケット等で販売される肉,魚,野菜,卵等の生鮮食品や、弁当,惣菜等の加工食品には、ラベルが貼付されている。当該ラベルには、図13に示すように、品名,単価,内容量,値段,バーコード,製造年月日等の商品情報とともに、消費期限(または賞味期限)1が印刷されている。消費期限1は、通常、食品が製造または加工された日時と当該食品の保存が可能な有効期間とに基づいて決定される。
【0003】
このような消費期限付のラベルを発行可能な従来のラベル発行装置としては、日時を計時する計時手段を備え、食品の有効期間が入力されると、現在の日時から有効期限経過後の日時を自動的に算出し、この日時を消費期限(または賞味期限)としてラベルに印刷するものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平08-224914号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したような従来のラベル発行装置を用いてラベル発行作業を行う場合、予め商品の保存が可能な商品有効期間が定められている食品については容易に作業を進めることができるが、商品有効期間の最終期日しか定められていない食品については作業者自らが現在の日時と商品有効期間の最終期日とから有効期間を逆算して入力しなければならないという煩雑さがあった。このため、商品有効期間の計算ミスにより誤った消費期限が印刷されたラベルが発行されるおそれもあった。
【0005】
例えばスーパーマーケットでは、予め加工業者によって加工された肉を仕入れ、それをカットしたりスライスしたりしてパック詰めにし、販売するところが多い。ところが、加工業者から仕入れた肉には、保存可能な有効期間ではなく、その有効期間の最終期日が記されたラベルが貼付される場合があった。このような場合、パック詰め作業を行なう店員は、加工肉に付されたラベルの日付つまりは有効期間の最終期日を、当該加工肉を使用したパック詰め商品の消費期限日とみなし、現在の日付と消費期限日とから有効期間を逆算してラベル発行装置に入力しなければならなかった。
【0006】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、商品の保存が可能な商品有効期間の最終期日しかわからない場合でも有効期間を計算することなく消費期限が印刷されたラベルを発行することができ、ラベル発行作業の負担軽減及びミスラベルの発行頻度低下を図り得るラベル発行装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、品名等の商品情報とともに商品有効期間に基づく期限日が印刷されたラベルを発行するラベル発行装置において、ラベル発行対象である商品の商品情報,当該商品の有効期間に基づく期限日等を記憶するラベル情報記憶手段と、商品の有効日に関する日付データを入力する入力手段と、日付を計時する計時手段と、この計時手段により計時される日付のデータと入力手段を介して入力された日付データとから期間を算出する期間演算手段と、この期間演算手段により算出された期間が商品の有効期間として有効か否かを判定する判定手段と、この判定手段により有効であると判定されたことを条件に、入力手段を介して入力された日付データを商品の期限日として前記ラベル情報記憶手段にセットする期限日セット手段と、ラベル情報記憶手段に記憶された情報をラベルに印刷する印刷手段とを備えたものである。
【0008】
ここで、商品有効期間とは、商品の保存が可能な期間をいう。期限日とは、消費期限あるいは賞味期限としてラベルに印刷される日付をいう。有効日とは、商品が製造または加工された日から保存が可能な期間経過後の日付をいう。
【発明の効果】
【0009】
かかる手段を講じた本発明によれば、商品の保存が可能な商品有効期間の最終期日しかわからない場合でも有効期間を計算することなく消費期限が印刷されたラベルを発行することができ、ラベル発行作業の負担を軽減できる上、ミスラベルの発行頻度を低下できるラベル発行装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、図13に示すレイアウトのラベル1を印刷発行可能なラベル発行装置に本発明を適用した場合である。
【0011】
図1は本実施の形態におけるラベル発行装置の外観構成を示す斜視図である。図中符号10は、ラベル発行装置本体であり、その上部にタッチパネル付ディスプレイ11とキーボード12が設けられている。また、ラベル発行装置本体10の内部には、ラベル印刷機構としてのプリンタ13(図3を参照)が内蔵されている。そして、このプリンタ13によって印刷されたラベルが、ラベル発行装置本体10の前面に形成されたラベル発行口14から排出されるようになっている。
【0012】
キーボード12には、図2に示すように、「0」〜「9」の数字を置数する置数キー21の他、品番キー22,消キー23,確定キー24,発行キー25,カーソルキー26,メニューキー27等の各種キーが配設されている。
【0013】
図3は上記ラベル発行装置の制御回路構成を示すブロック図である。本ラベル発行装置には、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit)30が搭載されている。また、プログラム等の固定的データが予め格納されたROM(Read Only Memory)31、ラベル印刷に必要な各種データを記憶するための種々のメモリエリアが形成されるRAM(Random Access Memory)32、現在の日付及び時刻を計時する計時手段としての時計部33、通信回線を介して接続されるホスト機器とのデータ通信を司る通信インターフェイス34、前記キーボード12から操作キーに対応したキー信号が入力されるとともに、前記タッチパネル付ディスプレイ11のタッチパネルセンサ11Aから画面タッチ位置に対応した信号が入力されるキーコントローラ35、前記タッチパネル付ディスプレイ11の画面を構成する液晶ディスプレイ11Bのデータ表示を制御する表示コントローラ36、前記プリンタ13のラベル印字動作を制御するプリンタコントローラ37及びラベルエッジセンサ,ラベルエンドセンサ等の各種センサ15の信号が入力されるI/Oポート38等が設けられている。CPU30と、ROM31,RAM32,時計部33,通信インターフェイス34,キーコントローラ35,表示コントローラ36,プリンタコントローラ37及びI/Oポート38とは、アドレスバス,データバス等のバスライン39で接続されている。
【0014】
かかる構成のラベル発行装置においては、特に図4に示すように、各商品を識別する品番別に、その品番によって特定される商品の品名,商品分類,単価,商品有効期間等の商品固有情報が予め設定された品番ファイル40がホスト機器からダウンロードされ、RAM32に格納されている。ここで、商品有効期間とは、対応する品番によって特定される商品の保存が可能な期間をいう。ここに、本発明に係る期間記憶手段は、本実施の形態では品番ファイル40によって構成されている。
【0015】
またRAM32には、図5に示すように、ラベル発行対象である商品の品番,品名,商品分類,単価,数量,値段,加工日,加工時刻,消費期限,消費期限時刻等の各種データを一時的に記憶するためのラベルデータメモリ51や、キーボード12の置数キー21により置数される数値データを一時的に記憶するための数値データメモリ52等が形成されている。なお、加工日及び消費期限の日付は、いずれも2桁の年データと、2桁の月データと、2桁の日データで構成されている。加工時刻及び消費期限時刻は、いずれも2桁の時データと2桁の分データで構成されている。ここに、本発明に係るラベル情報記憶手段は、本実施の形態ではラベルデータメモリ51によって構成されている。
【0016】
しかして、本ラベル発行装置のCPU30は、メニューキー27が操作されたことを検知すると、タッチパネル付ディスプレイ11に業務メニューリストを表示させる。次いで、タッチパネル付ディスプレイ11の画面タッチ操作、またはカーソルキー26と確定キー24のキー操作により、各種業務メニューの中からラベル発行業務が選択されたことを検知すると、図6に示すレイアウトのラベル発行画面60をタッチパネル付ディスプレイ11に表示させる。
【0017】
上記ラベル発行画面60には、品番エリア61,品名エリア62,商品分類エリア63,単価エリア64,数量エリア65,値段エリア66,加工日エリア67,加工時刻エリア68,消費期限エリア69,消費時刻エリア70等が形成されている。
【0018】
次に、上記ラベル発行画面60が表示されている状態において、キーボード12の置数キー21と品番キー22の操作によりラベル発行対象である商品の品番が入力されたことを検知すると、CPU30は、品番ファイル40から入力品番に対応する品名,商品分類,単価,有効期間等の商品情報を読み出す。そして、入力品番,品名,商品分類,単価の各データをラベルデータメモリ51の該当エリアに格納する。また、時計部33で計時されている現在の日時データを取得する。そして、この日時データの日付を加工日とみなし、時刻を加工時刻とみなして、それぞれラベルデータメモリ51の該当エリアに格納する。さらに、現在の日時データと品番ファイル40から読み出した有効期間のデータとから消費期限の日付及び時刻を算出する(期限日演算手段)。そして、この消費期限の日付及び時刻のデータをラベルデータメモリ51の該当エリアに格納する。
【0019】
しかる後、CPU30は、ラベルデータメモリ51の各エリアに記憶したデータを、ラベル発行画面60の該当エリア61〜70に表示させる(表示制御手段)。ここに、本発明に係る表示部は、タッチパネル付ディスプレイ11によって構成されている。
【0020】
次に、ラベル発行画面60の消費期限エリア69または消費時刻エリア70がタッチ操作されたことを検知すると、CPU30は、図8の流れ図に示す消費期限入力処理を実行する。
【0021】
先ず、CPU30は、ST(ステップ)1として図7に示すレイアウトの消費期限入力画面71をタッチパネル付ディスプレイ11に表示させる。この消費期限入力画面71には、消費期限の日付エリア72及び日数エリア73と、消費期限時刻の時刻エリア74及び時間エリア75と、置数入力エリア76とが形成されている。また、キャンセルボタン77,確定ボタン78等のタッチキーイメージが表示されている。
【0022】
しかしてCPU30は、消費期限の日付エリア72には、ラベルデータメモリ51に記憶された消費期限データの日付を表示させる。日数エリア73には、加工日から消費期限日までの日数を算出して表示させる。消費期限時刻の時刻エリア74には、ラベルデータメモリ51に記憶された消費期限時刻データの時刻を表示させる。時間エリア75には、加工時刻から消費期限時刻までの時間を算出して表示させる。なお、消費期限入力画面71は、ラベル発行画面60と切り換えて表示させてもよいし、ラベル発行画面60の上に重ねて表示させてもよい。
【0023】
次に、CPU30は、ST2として置数キー21を介して置数が行なわれるのを待機する。そして置数が行なわれたならば、ST3としてその数値データを数値データメモリ52に記憶するとともに、消費期限入力画面71の置数入力エリア76に表示させる。
【0024】
次に、CPU30は、ST4として消費期限入力画面71のタッチ入力が行なわれたか否かを判断する。タッチ入力が行われず、次の数値データが置数された場合には、数値データメモリ52に記憶されていた数値データを1桁ずつ繰り上げ、置数された数値データを最下位桁のデータとして記憶する。また、この数値データメモリ52の数値データを消費期限入力画面71の置数入力エリア76に表示させる。
【0025】
ST4にて消費期限入力画面71のタッチ入力を検知した場合には、CPU30は、そのタッチ入力された画面71上の領域を判断する。ここで、タッチ入力領域が消費期限の日付エリア72内であった場合には(ST5のYES)、図7に具体的に示す日付入力処理を実行する。
【0026】
すなわちCPU30は、ST21として数値データメモリ52に数値データが記憶されているか否かを判断する。そして、数値データが記憶されていない場合には、この日付入力処理を終了する。
【0027】
これに対し、数値データが記憶されていた場合には、CPU30は、ST22としてその数値データが6桁以下か否かを判断する。そして、6桁以下の場合には、その桁数に応じて消費期限日のデータを生成する。
【0028】
具体的には、数値データが1桁または2桁の場合には、この数値データを日データとみなす。そして、ラベルデータメモリ51の消費期限エリアに記憶されている6桁のデータのうち下位2桁を数値データに置換する。なお、1桁の場合は十の位を0とする。数値データが3桁または4桁の場合には、この数値データの下位2桁を日データとみなし、その上位1または2桁を月データとみなす。そして、ラベルデータメモリ51の消費期限エリアに記憶されている6桁のデータのうち下位4桁を数値データに置換する。なお、3桁の場合は千の位を0とする。数値データが5桁または6桁の場合には、この数値データの下位2桁を日データとみなし、その上位2桁を月データとみなし、さらに上位1桁または2桁を年データとみなす。そして、ラベルデータメモリ51の消費期限エリアに記憶されている6桁のデータを数値データに置換する。なお、5桁の場合は十万の位を0とする。かくして、CPU30は、入力された数値データの桁数に応じて消費期限日のデータを生成する。
【0029】
次に、CPU30は、ST24として生成された消費期限日が暦に存在する日付か否かを判断する。そして、暦に存在する日付の場合には、ST25として時計部33にて計時されている現在の日付から、ST23の処理で生成されたデータで示される消費期限日までの期間(日数)を算出する(期間演算手段)。そして、ST26としてこの算出期間が0日より多く、999日以下か否かを判断する(判定手段)。
【0030】
ここで、算出期間が0日より多く999日以下であった場合には、CPU30は、算出期間が商品有効期間として有効であると判定する。そして、ST27として消費期限入力画面71の消費期限日付エリア72及び日数エリア73に表示されているデータを、ST23の処理で生成された消費期限日及びST25の処理で算出された商品有効期間のデータに更新する。また、ラベルデータメモリ51の消費期限エリアに記憶されている6桁のデータを、ST23の処理で生成された消費期限日のデータに更新する(期限日セット手段,第2の期限日セット手段)。しかる後、ST28として数値データメモリ52の数値データをクリアしたならば、この日付入力処理を終了する。
【0031】
なお、ST22にて数値データが7桁以上であった場合、及びST24にて消費期限日が暦に存在しない日付であった場合、及びST26にて算出期間が0日若しくは1000日以上であった場合には、タッチパネル付ディスプレイ11にエラーメッセージを表示させる。そして、消キー23が操作入力されたことを検知すると、エラーメッセージを消去し、数値データメモリ52の数値データをクリアして、この日付入力処理を終了する。
【0032】
その後、CPU30は、図8のST2に戻り、次の数値データが置数されるか、消費期限入力画面71のタッチ入力が行なわれるのを待機する。
【0033】
消費期限入力画面71のタッチ入力領域が消費期限の日数エリア73内であった場合には(ST6のYES)、CPU30は、図10に具体的に示す日数入力処理を実行する。
【0034】
すなわちCPU30は、ST31として数値データメモリ52に数値データが記憶されているか否かを判断する。そして、数値データが記憶されていない場合には、この日数入力処理を終了する。
【0035】
これに対し、数値データが記憶されていた場合には、CPU30は、ST32としてその数値データが3桁以下か否かを判断する。そして、3桁以下の場合には、ST33としてその桁数に応じて消費期限日を算出する。
【0036】
具体的には、数値データを日数とみなし、時計部33で計時されている現在の日付から数値データの日数だけ経過した暦上の日付を消費期限日とする(期限日再演算手段)。そして、ST34として消費期限入力画面71の消費期限日付エリア72及び日数エリア73に表示されているデータを、ST33の処理で生成された消費期限日及び数値データの日数に更新する。また、ラベルデータメモリ51の消費期限エリアに記憶されている6桁のデータを、ST33の処理で生成された消費期限日のデータに更新する(第1の期限日セット手段)。しかる後、ST35として数値データメモリ52の数値データをクリアしたならば、この日数入力処理を終了する。
【0037】
なお、ST32にて数値データが4桁以上であった場合には、タッチパネル付ディスプレイ11にエラーメッセージを表示させる。そして、消キー23が操作入力されたことを検知すると、エラーメッセージを消去し、数値データメモリ52の数値データをクリアして、この日数入力処理を終了する。
【0038】
その後、CPU30は、図8のST2に戻り、次の数値データが置数されるか、消費期限入力画面71のタッチ入力が行なわれるのを待機する。
【0039】
消費期限入力画面71のタッチ入力領域が消費期限時刻の時刻エリア74内であった場合には(ST7のYES)、CPU30は、図11に具体的に示す日数入力処理を実行する。
【0040】
すなわちCPU30は、ST41として数値データメモリ52に数値データが記憶されているか否かを判断する。そして、数値データが記憶されていない場合には、この時刻入力処理を終了する。
【0041】
これに対し、数値データが記憶されていた場合には、CPU30は、ST42としてその数値データが3桁または4桁かそれ以外かを判断する。そして、3または4桁の場合には、その桁数に応じて消費期限時刻のデータを生成する。
【0042】
具体的には、数値データが3桁の場合には、この数値データの上位1桁を時データとみなし、下位2桁を分データとみなす。そして、ラベルデータメモリ51の消費期限時刻エリアに記憶されている4桁のデータのうち上位2桁を時データに置換し、下位2桁を分データに置換して、消費期限時刻のデータを生成する。数値データが4桁の場合には、この数値データの上位2桁を時データとみなし、下位2桁を分データとみなす。そして、ラベルデータメモリ51の消費期限時刻エリアに記憶されている4桁のデータのうち上位2桁を時データに置換し、下位2桁を分データに置換して、消費期限時刻のデータを生成する。
【0043】
次に、CPU30は、ST44として生成された消費期限時刻が時刻として正当なものか否かを判断する。ここで、正当なものであった場合には、ST45として午前0時からST43の処理で生成されたデータで示される消費期限時刻までの時間を算出する。そして、ST46として消費期限入力画面71の消費期限時刻エリア74及び時間エリア75に表示されているデータを、ST43の処理で生成された消費期限時刻及びST45の処理で算出された時間のデータに更新する。また、ラベルデータメモリ51の消費期限時刻エリアに記憶されている4桁のデータをST43の処理で生成された消費期限時刻のデータに更新する。しかる後、ST47として数値データメモリ52の数値データをクリアしたならば、この時刻入力処理を終了する。
【0044】
なお、ST42にて数値データが2桁以下または5桁以上であった場合、及びST44にて消費期限時刻が時刻として不当なものであった場合には、タッチパネル付ディスプレイ11にエラーメッセージを表示させる。そして、消キー23が操作入力されたことを検知すると、エラーメッセージを消去し、数値データメモリ52の数値データをクリアして、この時刻入力処理を終了する。
【0045】
その後、CPU30は、図8のST2に戻り、次の数値データが置数されるか、消費期限入力画面71のタッチ入力が行なわれるのを待機する。
【0046】
消費期限入力画面71のタッチ入力領域が消費期限時刻の時間エリア75内であった場合には(ST8のYES)、CPU30は、図12に具体的に示す日数入力処理を実行する。
【0047】
すなわちCPU30は、ST51として数値データメモリ52に数値データが記憶されているか否かを判断する。そして、数値データが記憶されていない場合には、この時間入力処理を終了する。
【0048】
これに対し、数値データが記憶されていた場合には、CPU30は、ST52としてその数値データが2桁以下か否かを判断する。そして、2桁以下の場合には、ST53としてその桁数に応じて消費時刻を算出する。
【0049】
具体的には、数値データを時間とみなし、午前0時から数値データの時間だけ経過した時刻を消費期限時刻とする。そして、ST54として消費期限入力画面71の消費期限時刻エリア74及び時間エリア75に表示されているデータを、ST53の処理で生成された消費期限時刻及び数値データの時間に更新する。また、ラベルデータメモリ51の消費期限時刻エリアに記憶されている4桁のデータを、ST53の処理で生成された消費期限時刻のデータに更新する。しかる後、ST55として数値データメモリ52の数値データをクリアしたならば、この時間入力処理を終了する。
【0050】
なお、ST52にて数値データが3桁以上であった場合には、タッチパネル付ディスプレイ11にエラーメッセージを表示させる。そして、消キー23が操作入力されたことを検知すると、エラーメッセージを消去し、数値データメモリ52の数値データをクリアして、この時間入力処理を終了する。
【0051】
その後、CPU30は、図8のST2に戻り、次の数値データが置数されるか、消費期限入力画面71のタッチ入力が行なわれるのを待機する。
【0052】
一方、消費期限入力画面71のタッチ入力領域がキャンセルボタン77のエリア内であった場合には(ST9のYES)、CPU30は、ST11として当該消費期限入力処理により入力され、更新された消費期限日及び消費時刻のデータをそれぞれ当該消費期限入力処理開始前の状態に戻す。しかる後、ST12として消費期限入力画面71を消去したならば、ラベル発行画面60を再び表示させるものとなっている。
【0053】
また、消費期限入力画面71のタッチ入力領域が確定ボタン78のエリア内であった場合には、当該消費期限入力処理により入力され、更新された消費期限日及び消費時刻のデータを変更することなくST12の処理に進む。そして消費期限入力画面71を消去したならば、ラベル発行画面60を再び表示させるものとなっている。なお、この場合は、ラベル発行画面60の消費期限エリア69及び消費時刻エリア70のデータは、消費期限入力処理によって更新された消費期限日及び消費時刻のデータに変更される。
【0054】
ここに、本発明に係る表示制御手段は、タッチパネル付ディスプレイ11の液晶ディスプレイ11Bに消費期限入力画面71を表示させるCPU30によって構成されている。また操作手段は、消費期限入力画面71の消費期限日付エリア72及び日数エリア73を選択操作可能なタッチパネル付ディスプレイ11のタッチパネルセンサ11Aで構成されている。
【0055】
一方、ラベル発行画面60が表示されている状態において、発行キー25が操作されると、CPU30は、ラベルデータメモリ51に記憶されている各データに基づいてラベル印刷データを編集する。そして、このラベル印刷データをプリンタ13に出力して、ラベルに印刷させるものとなっている。ここに、本発明に係る印刷手段は、本実施の形態ではCPU30とプリンタ13によって構成されている。
【0056】
このように構成された本実施の形態において、現在の日付が2005年10月30日であり、品番ファイルに設定されている商品有効期間が3日の商品に対し、商品有効期間の最終日として11月3日が指定されていた場合を想定する。この場合、ラベル発行画面60において、この商品の品番を入力すると、現在の日付2005年10月30日と商品有効期間3日とから消費期限の日付2005年11月2日が算出され、この日付に対応したデータ「051102」が消費期限エリア69に表示される。
【0057】
そこで作業担当者は、消費期限エリア69をタッチ操作する。そうすると、消費期限入力画面71が表示される。そして、この画面71における消費期限の日付エリア72に「051102」が表示され、日数エリア73に「3」が表示される。
【0058】
そこで作業担当者は、この商品の有効期間最終日である11月3日を入力するために、置数キー21を操作して「1103」を入力する。しかる後、日付エリア72をタッチ操作する。そうすると、図9に示した日付入力処理が実行される。すなわち、入力された数値データが4桁なので、上位2桁「11」が月データとみなされ、下位2桁「03」が日データとみなされる。これにより、消費期限日2005年11月3日のデータ「051103」が生成される。また、現在の日付2005年10月30日から消費期限日2005年11月3日までの期間4日が算出される。この期間4日は、0より大きく999以下であるので、消費期限日2005年11月3日は有効とみなされる。かくして、消費期限入力画面71における消費期限の日付エリア72のデータが「051103」に更新され、日数エリア73のデータが「4」に更新される。
【0059】
そこで作業担当者は、消費期限入力画面71の確定ボタン78をタッチ操作する。そうすると、タッチパネル付ディスプレイ11の画面がラベル発行画面60に戻る。このとき、この画面60における消費期限エリア69のデータは、消費期限日2005年11月3日に対応した「051103」に変更されている。
【0060】
その後、作業担当者が発行キー25を操作すると、2005年11月3日を消費期限日とした当該商品のラベル1がプリンタ13により印刷され、ラベル発行口14から発行される。
【0061】
このように、例えば上述した具体例の場合、従来は、作業担当者が商品有効期間の最終日として指定された日付11月3日と現在の日付10月30日とから有効期間4日を計算する必要があったが、本実施の形態によれば、指定された日付をそのまま入力すればよいので、作業対等者の負担を軽減できる効果を奏する。また、期間の計算ミスによって誤った消費期限が印刷されたラベルが発行されるおそれもないので、ミスラベルの発行頻度を低下できる効果も奏し得る。
【0062】
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば前記実施の形態では、品番ファイル40において、各商品を識別する品番単位に商品有効期間を設定したが、各商品を分類する商品分類単位に商品有効期間を設定してもよい。また、ラベル発行画面60及び消費期限入力画面71のレイアウトは、前記実施形態のものに限定されるものではない。
【0063】
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の一実施の形態であるラベル発行装置の外観構成を示す斜視図。
【図2】同ラベル発行装置のキーボードに設けられるキーのレイアウトを示す平面図。
【図3】同ラベル発行装置の要部構成を示すブロック図。
【図4】同ラベル発行装置が有する品番ファイルのデータ構造例を示す模式図。
【図5】同ラベル発行装置のRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。
【図6】同ラベル発行装置のディスプレイに表示されるラベル発行画面の一例を示す模式図。
【図7】同ラベル発行装置のディスプレイに表示される消費期限入力画面の一例を示す模式図。
【図8】同ラベル発行装置のCPUが実行する消費期限入力処理の要部手順を示す流れ図。
【図9】図8における日付入力処理の手順を具体的に示す流れ図。
【図10】図8における日数入力処理の手順を具体的に示す流れ図。
【図11】図8における時刻入力処理の手順を具体的に示す流れ図。
【図12】図8における時間入力処理の手順を具体的に示す流れ図。
【図13】ラベルの一発行例を示す平面図。
【符号の説明】
【0065】
10ラベル発行装置本体、11…タッチパネル付ディスプレイ、12…キーボード、30…CPU、40…品番ファイル、51…ラベルデータメモリ、52…数値データメモリ、60…ラベル発行画面、71…消費期限入力画面。
【技術分野】
【0001】
本発明は、消費期限(または賞味期限)を有する生鮮食品や弁当,惣菜等の食品に付されるラベルを印刷発行するラベル発行装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、スーパーマーケット等で販売される肉,魚,野菜,卵等の生鮮食品や、弁当,惣菜等の加工食品には、ラベルが貼付されている。当該ラベルには、図13に示すように、品名,単価,内容量,値段,バーコード,製造年月日等の商品情報とともに、消費期限(または賞味期限)1が印刷されている。消費期限1は、通常、食品が製造または加工された日時と当該食品の保存が可能な有効期間とに基づいて決定される。
【0003】
このような消費期限付のラベルを発行可能な従来のラベル発行装置としては、日時を計時する計時手段を備え、食品の有効期間が入力されると、現在の日時から有効期限経過後の日時を自動的に算出し、この日時を消費期限(または賞味期限)としてラベルに印刷するものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平08-224914号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したような従来のラベル発行装置を用いてラベル発行作業を行う場合、予め商品の保存が可能な商品有効期間が定められている食品については容易に作業を進めることができるが、商品有効期間の最終期日しか定められていない食品については作業者自らが現在の日時と商品有効期間の最終期日とから有効期間を逆算して入力しなければならないという煩雑さがあった。このため、商品有効期間の計算ミスにより誤った消費期限が印刷されたラベルが発行されるおそれもあった。
【0005】
例えばスーパーマーケットでは、予め加工業者によって加工された肉を仕入れ、それをカットしたりスライスしたりしてパック詰めにし、販売するところが多い。ところが、加工業者から仕入れた肉には、保存可能な有効期間ではなく、その有効期間の最終期日が記されたラベルが貼付される場合があった。このような場合、パック詰め作業を行なう店員は、加工肉に付されたラベルの日付つまりは有効期間の最終期日を、当該加工肉を使用したパック詰め商品の消費期限日とみなし、現在の日付と消費期限日とから有効期間を逆算してラベル発行装置に入力しなければならなかった。
【0006】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、商品の保存が可能な商品有効期間の最終期日しかわからない場合でも有効期間を計算することなく消費期限が印刷されたラベルを発行することができ、ラベル発行作業の負担軽減及びミスラベルの発行頻度低下を図り得るラベル発行装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、品名等の商品情報とともに商品有効期間に基づく期限日が印刷されたラベルを発行するラベル発行装置において、ラベル発行対象である商品の商品情報,当該商品の有効期間に基づく期限日等を記憶するラベル情報記憶手段と、商品の有効日に関する日付データを入力する入力手段と、日付を計時する計時手段と、この計時手段により計時される日付のデータと入力手段を介して入力された日付データとから期間を算出する期間演算手段と、この期間演算手段により算出された期間が商品の有効期間として有効か否かを判定する判定手段と、この判定手段により有効であると判定されたことを条件に、入力手段を介して入力された日付データを商品の期限日として前記ラベル情報記憶手段にセットする期限日セット手段と、ラベル情報記憶手段に記憶された情報をラベルに印刷する印刷手段とを備えたものである。
【0008】
ここで、商品有効期間とは、商品の保存が可能な期間をいう。期限日とは、消費期限あるいは賞味期限としてラベルに印刷される日付をいう。有効日とは、商品が製造または加工された日から保存が可能な期間経過後の日付をいう。
【発明の効果】
【0009】
かかる手段を講じた本発明によれば、商品の保存が可能な商品有効期間の最終期日しかわからない場合でも有効期間を計算することなく消費期限が印刷されたラベルを発行することができ、ラベル発行作業の負担を軽減できる上、ミスラベルの発行頻度を低下できるラベル発行装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、図13に示すレイアウトのラベル1を印刷発行可能なラベル発行装置に本発明を適用した場合である。
【0011】
図1は本実施の形態におけるラベル発行装置の外観構成を示す斜視図である。図中符号10は、ラベル発行装置本体であり、その上部にタッチパネル付ディスプレイ11とキーボード12が設けられている。また、ラベル発行装置本体10の内部には、ラベル印刷機構としてのプリンタ13(図3を参照)が内蔵されている。そして、このプリンタ13によって印刷されたラベルが、ラベル発行装置本体10の前面に形成されたラベル発行口14から排出されるようになっている。
【0012】
キーボード12には、図2に示すように、「0」〜「9」の数字を置数する置数キー21の他、品番キー22,消キー23,確定キー24,発行キー25,カーソルキー26,メニューキー27等の各種キーが配設されている。
【0013】
図3は上記ラベル発行装置の制御回路構成を示すブロック図である。本ラベル発行装置には、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit)30が搭載されている。また、プログラム等の固定的データが予め格納されたROM(Read Only Memory)31、ラベル印刷に必要な各種データを記憶するための種々のメモリエリアが形成されるRAM(Random Access Memory)32、現在の日付及び時刻を計時する計時手段としての時計部33、通信回線を介して接続されるホスト機器とのデータ通信を司る通信インターフェイス34、前記キーボード12から操作キーに対応したキー信号が入力されるとともに、前記タッチパネル付ディスプレイ11のタッチパネルセンサ11Aから画面タッチ位置に対応した信号が入力されるキーコントローラ35、前記タッチパネル付ディスプレイ11の画面を構成する液晶ディスプレイ11Bのデータ表示を制御する表示コントローラ36、前記プリンタ13のラベル印字動作を制御するプリンタコントローラ37及びラベルエッジセンサ,ラベルエンドセンサ等の各種センサ15の信号が入力されるI/Oポート38等が設けられている。CPU30と、ROM31,RAM32,時計部33,通信インターフェイス34,キーコントローラ35,表示コントローラ36,プリンタコントローラ37及びI/Oポート38とは、アドレスバス,データバス等のバスライン39で接続されている。
【0014】
かかる構成のラベル発行装置においては、特に図4に示すように、各商品を識別する品番別に、その品番によって特定される商品の品名,商品分類,単価,商品有効期間等の商品固有情報が予め設定された品番ファイル40がホスト機器からダウンロードされ、RAM32に格納されている。ここで、商品有効期間とは、対応する品番によって特定される商品の保存が可能な期間をいう。ここに、本発明に係る期間記憶手段は、本実施の形態では品番ファイル40によって構成されている。
【0015】
またRAM32には、図5に示すように、ラベル発行対象である商品の品番,品名,商品分類,単価,数量,値段,加工日,加工時刻,消費期限,消費期限時刻等の各種データを一時的に記憶するためのラベルデータメモリ51や、キーボード12の置数キー21により置数される数値データを一時的に記憶するための数値データメモリ52等が形成されている。なお、加工日及び消費期限の日付は、いずれも2桁の年データと、2桁の月データと、2桁の日データで構成されている。加工時刻及び消費期限時刻は、いずれも2桁の時データと2桁の分データで構成されている。ここに、本発明に係るラベル情報記憶手段は、本実施の形態ではラベルデータメモリ51によって構成されている。
【0016】
しかして、本ラベル発行装置のCPU30は、メニューキー27が操作されたことを検知すると、タッチパネル付ディスプレイ11に業務メニューリストを表示させる。次いで、タッチパネル付ディスプレイ11の画面タッチ操作、またはカーソルキー26と確定キー24のキー操作により、各種業務メニューの中からラベル発行業務が選択されたことを検知すると、図6に示すレイアウトのラベル発行画面60をタッチパネル付ディスプレイ11に表示させる。
【0017】
上記ラベル発行画面60には、品番エリア61,品名エリア62,商品分類エリア63,単価エリア64,数量エリア65,値段エリア66,加工日エリア67,加工時刻エリア68,消費期限エリア69,消費時刻エリア70等が形成されている。
【0018】
次に、上記ラベル発行画面60が表示されている状態において、キーボード12の置数キー21と品番キー22の操作によりラベル発行対象である商品の品番が入力されたことを検知すると、CPU30は、品番ファイル40から入力品番に対応する品名,商品分類,単価,有効期間等の商品情報を読み出す。そして、入力品番,品名,商品分類,単価の各データをラベルデータメモリ51の該当エリアに格納する。また、時計部33で計時されている現在の日時データを取得する。そして、この日時データの日付を加工日とみなし、時刻を加工時刻とみなして、それぞれラベルデータメモリ51の該当エリアに格納する。さらに、現在の日時データと品番ファイル40から読み出した有効期間のデータとから消費期限の日付及び時刻を算出する(期限日演算手段)。そして、この消費期限の日付及び時刻のデータをラベルデータメモリ51の該当エリアに格納する。
【0019】
しかる後、CPU30は、ラベルデータメモリ51の各エリアに記憶したデータを、ラベル発行画面60の該当エリア61〜70に表示させる(表示制御手段)。ここに、本発明に係る表示部は、タッチパネル付ディスプレイ11によって構成されている。
【0020】
次に、ラベル発行画面60の消費期限エリア69または消費時刻エリア70がタッチ操作されたことを検知すると、CPU30は、図8の流れ図に示す消費期限入力処理を実行する。
【0021】
先ず、CPU30は、ST(ステップ)1として図7に示すレイアウトの消費期限入力画面71をタッチパネル付ディスプレイ11に表示させる。この消費期限入力画面71には、消費期限の日付エリア72及び日数エリア73と、消費期限時刻の時刻エリア74及び時間エリア75と、置数入力エリア76とが形成されている。また、キャンセルボタン77,確定ボタン78等のタッチキーイメージが表示されている。
【0022】
しかしてCPU30は、消費期限の日付エリア72には、ラベルデータメモリ51に記憶された消費期限データの日付を表示させる。日数エリア73には、加工日から消費期限日までの日数を算出して表示させる。消費期限時刻の時刻エリア74には、ラベルデータメモリ51に記憶された消費期限時刻データの時刻を表示させる。時間エリア75には、加工時刻から消費期限時刻までの時間を算出して表示させる。なお、消費期限入力画面71は、ラベル発行画面60と切り換えて表示させてもよいし、ラベル発行画面60の上に重ねて表示させてもよい。
【0023】
次に、CPU30は、ST2として置数キー21を介して置数が行なわれるのを待機する。そして置数が行なわれたならば、ST3としてその数値データを数値データメモリ52に記憶するとともに、消費期限入力画面71の置数入力エリア76に表示させる。
【0024】
次に、CPU30は、ST4として消費期限入力画面71のタッチ入力が行なわれたか否かを判断する。タッチ入力が行われず、次の数値データが置数された場合には、数値データメモリ52に記憶されていた数値データを1桁ずつ繰り上げ、置数された数値データを最下位桁のデータとして記憶する。また、この数値データメモリ52の数値データを消費期限入力画面71の置数入力エリア76に表示させる。
【0025】
ST4にて消費期限入力画面71のタッチ入力を検知した場合には、CPU30は、そのタッチ入力された画面71上の領域を判断する。ここで、タッチ入力領域が消費期限の日付エリア72内であった場合には(ST5のYES)、図7に具体的に示す日付入力処理を実行する。
【0026】
すなわちCPU30は、ST21として数値データメモリ52に数値データが記憶されているか否かを判断する。そして、数値データが記憶されていない場合には、この日付入力処理を終了する。
【0027】
これに対し、数値データが記憶されていた場合には、CPU30は、ST22としてその数値データが6桁以下か否かを判断する。そして、6桁以下の場合には、その桁数に応じて消費期限日のデータを生成する。
【0028】
具体的には、数値データが1桁または2桁の場合には、この数値データを日データとみなす。そして、ラベルデータメモリ51の消費期限エリアに記憶されている6桁のデータのうち下位2桁を数値データに置換する。なお、1桁の場合は十の位を0とする。数値データが3桁または4桁の場合には、この数値データの下位2桁を日データとみなし、その上位1または2桁を月データとみなす。そして、ラベルデータメモリ51の消費期限エリアに記憶されている6桁のデータのうち下位4桁を数値データに置換する。なお、3桁の場合は千の位を0とする。数値データが5桁または6桁の場合には、この数値データの下位2桁を日データとみなし、その上位2桁を月データとみなし、さらに上位1桁または2桁を年データとみなす。そして、ラベルデータメモリ51の消費期限エリアに記憶されている6桁のデータを数値データに置換する。なお、5桁の場合は十万の位を0とする。かくして、CPU30は、入力された数値データの桁数に応じて消費期限日のデータを生成する。
【0029】
次に、CPU30は、ST24として生成された消費期限日が暦に存在する日付か否かを判断する。そして、暦に存在する日付の場合には、ST25として時計部33にて計時されている現在の日付から、ST23の処理で生成されたデータで示される消費期限日までの期間(日数)を算出する(期間演算手段)。そして、ST26としてこの算出期間が0日より多く、999日以下か否かを判断する(判定手段)。
【0030】
ここで、算出期間が0日より多く999日以下であった場合には、CPU30は、算出期間が商品有効期間として有効であると判定する。そして、ST27として消費期限入力画面71の消費期限日付エリア72及び日数エリア73に表示されているデータを、ST23の処理で生成された消費期限日及びST25の処理で算出された商品有効期間のデータに更新する。また、ラベルデータメモリ51の消費期限エリアに記憶されている6桁のデータを、ST23の処理で生成された消費期限日のデータに更新する(期限日セット手段,第2の期限日セット手段)。しかる後、ST28として数値データメモリ52の数値データをクリアしたならば、この日付入力処理を終了する。
【0031】
なお、ST22にて数値データが7桁以上であった場合、及びST24にて消費期限日が暦に存在しない日付であった場合、及びST26にて算出期間が0日若しくは1000日以上であった場合には、タッチパネル付ディスプレイ11にエラーメッセージを表示させる。そして、消キー23が操作入力されたことを検知すると、エラーメッセージを消去し、数値データメモリ52の数値データをクリアして、この日付入力処理を終了する。
【0032】
その後、CPU30は、図8のST2に戻り、次の数値データが置数されるか、消費期限入力画面71のタッチ入力が行なわれるのを待機する。
【0033】
消費期限入力画面71のタッチ入力領域が消費期限の日数エリア73内であった場合には(ST6のYES)、CPU30は、図10に具体的に示す日数入力処理を実行する。
【0034】
すなわちCPU30は、ST31として数値データメモリ52に数値データが記憶されているか否かを判断する。そして、数値データが記憶されていない場合には、この日数入力処理を終了する。
【0035】
これに対し、数値データが記憶されていた場合には、CPU30は、ST32としてその数値データが3桁以下か否かを判断する。そして、3桁以下の場合には、ST33としてその桁数に応じて消費期限日を算出する。
【0036】
具体的には、数値データを日数とみなし、時計部33で計時されている現在の日付から数値データの日数だけ経過した暦上の日付を消費期限日とする(期限日再演算手段)。そして、ST34として消費期限入力画面71の消費期限日付エリア72及び日数エリア73に表示されているデータを、ST33の処理で生成された消費期限日及び数値データの日数に更新する。また、ラベルデータメモリ51の消費期限エリアに記憶されている6桁のデータを、ST33の処理で生成された消費期限日のデータに更新する(第1の期限日セット手段)。しかる後、ST35として数値データメモリ52の数値データをクリアしたならば、この日数入力処理を終了する。
【0037】
なお、ST32にて数値データが4桁以上であった場合には、タッチパネル付ディスプレイ11にエラーメッセージを表示させる。そして、消キー23が操作入力されたことを検知すると、エラーメッセージを消去し、数値データメモリ52の数値データをクリアして、この日数入力処理を終了する。
【0038】
その後、CPU30は、図8のST2に戻り、次の数値データが置数されるか、消費期限入力画面71のタッチ入力が行なわれるのを待機する。
【0039】
消費期限入力画面71のタッチ入力領域が消費期限時刻の時刻エリア74内であった場合には(ST7のYES)、CPU30は、図11に具体的に示す日数入力処理を実行する。
【0040】
すなわちCPU30は、ST41として数値データメモリ52に数値データが記憶されているか否かを判断する。そして、数値データが記憶されていない場合には、この時刻入力処理を終了する。
【0041】
これに対し、数値データが記憶されていた場合には、CPU30は、ST42としてその数値データが3桁または4桁かそれ以外かを判断する。そして、3または4桁の場合には、その桁数に応じて消費期限時刻のデータを生成する。
【0042】
具体的には、数値データが3桁の場合には、この数値データの上位1桁を時データとみなし、下位2桁を分データとみなす。そして、ラベルデータメモリ51の消費期限時刻エリアに記憶されている4桁のデータのうち上位2桁を時データに置換し、下位2桁を分データに置換して、消費期限時刻のデータを生成する。数値データが4桁の場合には、この数値データの上位2桁を時データとみなし、下位2桁を分データとみなす。そして、ラベルデータメモリ51の消費期限時刻エリアに記憶されている4桁のデータのうち上位2桁を時データに置換し、下位2桁を分データに置換して、消費期限時刻のデータを生成する。
【0043】
次に、CPU30は、ST44として生成された消費期限時刻が時刻として正当なものか否かを判断する。ここで、正当なものであった場合には、ST45として午前0時からST43の処理で生成されたデータで示される消費期限時刻までの時間を算出する。そして、ST46として消費期限入力画面71の消費期限時刻エリア74及び時間エリア75に表示されているデータを、ST43の処理で生成された消費期限時刻及びST45の処理で算出された時間のデータに更新する。また、ラベルデータメモリ51の消費期限時刻エリアに記憶されている4桁のデータをST43の処理で生成された消費期限時刻のデータに更新する。しかる後、ST47として数値データメモリ52の数値データをクリアしたならば、この時刻入力処理を終了する。
【0044】
なお、ST42にて数値データが2桁以下または5桁以上であった場合、及びST44にて消費期限時刻が時刻として不当なものであった場合には、タッチパネル付ディスプレイ11にエラーメッセージを表示させる。そして、消キー23が操作入力されたことを検知すると、エラーメッセージを消去し、数値データメモリ52の数値データをクリアして、この時刻入力処理を終了する。
【0045】
その後、CPU30は、図8のST2に戻り、次の数値データが置数されるか、消費期限入力画面71のタッチ入力が行なわれるのを待機する。
【0046】
消費期限入力画面71のタッチ入力領域が消費期限時刻の時間エリア75内であった場合には(ST8のYES)、CPU30は、図12に具体的に示す日数入力処理を実行する。
【0047】
すなわちCPU30は、ST51として数値データメモリ52に数値データが記憶されているか否かを判断する。そして、数値データが記憶されていない場合には、この時間入力処理を終了する。
【0048】
これに対し、数値データが記憶されていた場合には、CPU30は、ST52としてその数値データが2桁以下か否かを判断する。そして、2桁以下の場合には、ST53としてその桁数に応じて消費時刻を算出する。
【0049】
具体的には、数値データを時間とみなし、午前0時から数値データの時間だけ経過した時刻を消費期限時刻とする。そして、ST54として消費期限入力画面71の消費期限時刻エリア74及び時間エリア75に表示されているデータを、ST53の処理で生成された消費期限時刻及び数値データの時間に更新する。また、ラベルデータメモリ51の消費期限時刻エリアに記憶されている4桁のデータを、ST53の処理で生成された消費期限時刻のデータに更新する。しかる後、ST55として数値データメモリ52の数値データをクリアしたならば、この時間入力処理を終了する。
【0050】
なお、ST52にて数値データが3桁以上であった場合には、タッチパネル付ディスプレイ11にエラーメッセージを表示させる。そして、消キー23が操作入力されたことを検知すると、エラーメッセージを消去し、数値データメモリ52の数値データをクリアして、この時間入力処理を終了する。
【0051】
その後、CPU30は、図8のST2に戻り、次の数値データが置数されるか、消費期限入力画面71のタッチ入力が行なわれるのを待機する。
【0052】
一方、消費期限入力画面71のタッチ入力領域がキャンセルボタン77のエリア内であった場合には(ST9のYES)、CPU30は、ST11として当該消費期限入力処理により入力され、更新された消費期限日及び消費時刻のデータをそれぞれ当該消費期限入力処理開始前の状態に戻す。しかる後、ST12として消費期限入力画面71を消去したならば、ラベル発行画面60を再び表示させるものとなっている。
【0053】
また、消費期限入力画面71のタッチ入力領域が確定ボタン78のエリア内であった場合には、当該消費期限入力処理により入力され、更新された消費期限日及び消費時刻のデータを変更することなくST12の処理に進む。そして消費期限入力画面71を消去したならば、ラベル発行画面60を再び表示させるものとなっている。なお、この場合は、ラベル発行画面60の消費期限エリア69及び消費時刻エリア70のデータは、消費期限入力処理によって更新された消費期限日及び消費時刻のデータに変更される。
【0054】
ここに、本発明に係る表示制御手段は、タッチパネル付ディスプレイ11の液晶ディスプレイ11Bに消費期限入力画面71を表示させるCPU30によって構成されている。また操作手段は、消費期限入力画面71の消費期限日付エリア72及び日数エリア73を選択操作可能なタッチパネル付ディスプレイ11のタッチパネルセンサ11Aで構成されている。
【0055】
一方、ラベル発行画面60が表示されている状態において、発行キー25が操作されると、CPU30は、ラベルデータメモリ51に記憶されている各データに基づいてラベル印刷データを編集する。そして、このラベル印刷データをプリンタ13に出力して、ラベルに印刷させるものとなっている。ここに、本発明に係る印刷手段は、本実施の形態ではCPU30とプリンタ13によって構成されている。
【0056】
このように構成された本実施の形態において、現在の日付が2005年10月30日であり、品番ファイルに設定されている商品有効期間が3日の商品に対し、商品有効期間の最終日として11月3日が指定されていた場合を想定する。この場合、ラベル発行画面60において、この商品の品番を入力すると、現在の日付2005年10月30日と商品有効期間3日とから消費期限の日付2005年11月2日が算出され、この日付に対応したデータ「051102」が消費期限エリア69に表示される。
【0057】
そこで作業担当者は、消費期限エリア69をタッチ操作する。そうすると、消費期限入力画面71が表示される。そして、この画面71における消費期限の日付エリア72に「051102」が表示され、日数エリア73に「3」が表示される。
【0058】
そこで作業担当者は、この商品の有効期間最終日である11月3日を入力するために、置数キー21を操作して「1103」を入力する。しかる後、日付エリア72をタッチ操作する。そうすると、図9に示した日付入力処理が実行される。すなわち、入力された数値データが4桁なので、上位2桁「11」が月データとみなされ、下位2桁「03」が日データとみなされる。これにより、消費期限日2005年11月3日のデータ「051103」が生成される。また、現在の日付2005年10月30日から消費期限日2005年11月3日までの期間4日が算出される。この期間4日は、0より大きく999以下であるので、消費期限日2005年11月3日は有効とみなされる。かくして、消費期限入力画面71における消費期限の日付エリア72のデータが「051103」に更新され、日数エリア73のデータが「4」に更新される。
【0059】
そこで作業担当者は、消費期限入力画面71の確定ボタン78をタッチ操作する。そうすると、タッチパネル付ディスプレイ11の画面がラベル発行画面60に戻る。このとき、この画面60における消費期限エリア69のデータは、消費期限日2005年11月3日に対応した「051103」に変更されている。
【0060】
その後、作業担当者が発行キー25を操作すると、2005年11月3日を消費期限日とした当該商品のラベル1がプリンタ13により印刷され、ラベル発行口14から発行される。
【0061】
このように、例えば上述した具体例の場合、従来は、作業担当者が商品有効期間の最終日として指定された日付11月3日と現在の日付10月30日とから有効期間4日を計算する必要があったが、本実施の形態によれば、指定された日付をそのまま入力すればよいので、作業対等者の負担を軽減できる効果を奏する。また、期間の計算ミスによって誤った消費期限が印刷されたラベルが発行されるおそれもないので、ミスラベルの発行頻度を低下できる効果も奏し得る。
【0062】
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば前記実施の形態では、品番ファイル40において、各商品を識別する品番単位に商品有効期間を設定したが、各商品を分類する商品分類単位に商品有効期間を設定してもよい。また、ラベル発行画面60及び消費期限入力画面71のレイアウトは、前記実施形態のものに限定されるものではない。
【0063】
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の一実施の形態であるラベル発行装置の外観構成を示す斜視図。
【図2】同ラベル発行装置のキーボードに設けられるキーのレイアウトを示す平面図。
【図3】同ラベル発行装置の要部構成を示すブロック図。
【図4】同ラベル発行装置が有する品番ファイルのデータ構造例を示す模式図。
【図5】同ラベル発行装置のRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。
【図6】同ラベル発行装置のディスプレイに表示されるラベル発行画面の一例を示す模式図。
【図7】同ラベル発行装置のディスプレイに表示される消費期限入力画面の一例を示す模式図。
【図8】同ラベル発行装置のCPUが実行する消費期限入力処理の要部手順を示す流れ図。
【図9】図8における日付入力処理の手順を具体的に示す流れ図。
【図10】図8における日数入力処理の手順を具体的に示す流れ図。
【図11】図8における時刻入力処理の手順を具体的に示す流れ図。
【図12】図8における時間入力処理の手順を具体的に示す流れ図。
【図13】ラベルの一発行例を示す平面図。
【符号の説明】
【0065】
10ラベル発行装置本体、11…タッチパネル付ディスプレイ、12…キーボード、30…CPU、40…品番ファイル、51…ラベルデータメモリ、52…数値データメモリ、60…ラベル発行画面、71…消費期限入力画面。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
品名等の商品情報とともに商品有効期間に基づく期限日が印刷されたラベルを発行するラベル発行装置において、
ラベル発行対象である商品の商品情報,当該商品の有効期間に基づく期限日等を記憶するラベル情報記憶手段と、
前記商品の有効日に関する日付データを入力する入力手段と、
日付を計時する計時手段と、
この計時手段により計時される日付のデータと前記入力手段を介して入力された日付データとから期間を算出する期間演算手段と、
この期間演算手段により算出された期間が前記商品の有効期間として有効か否かを判定する判定手段と、
この判定手段により有効であると判定されたことを条件に、前記入力手段を介して入力された日付データを前記商品の期限日として前記ラベル情報記憶手段にセットする期限日セット手段と、
前記ラベル情報記憶手段に記憶された情報を前記ラベルに印刷する印刷手段と、
を具備したことを特徴とするラベル発行装置。
【請求項2】
品名等の商品情報とともに商品有効期間に基づく期限日が印刷されたラベルを発行するラベル発行装置において、
商品単位または商品分類単位に予め設定された前記商品有効期間を記憶する期間記憶手段と、
ラベル発行対象である商品の商品情報,当該商品の有効期間に基づく期限日等を記憶するラベル情報記憶手段と、
このラベル情報記憶手段に記憶される情報等を表示する表示部と、
現在の日付を計時する計時手段と、
ラベル発行対象である商品または当該商品が属する商品分類に対して予め設定された前記商品有効期間と前記現在の日付とから期限日を算出する期限日演算手段と、
この期限日演算手段により算出された期限日と前記ラベル発行対象である商品または当該商品が属する商品分類に対して予め設定された前記商品有効期間とを前記表示部に表示させる表示制御手段と、
数値データの入力とともに前記表示部に表示された前記期限日と前記商品有効期間のいずれか一方を選択操作する操作手段と、
この操作手段により前記数値データの入力とともに前記商品有効期間が選択されたことを検知すると、前記数値データを前記ラベル発行対象である商品の有効期間とみなし、当該有効期間と前記現在の日付とから期限日を算出し直す期限日再演算手段と、
この期限日再演算手段により算出し直された期限日を前記ラベル情報記憶手段にセットする第1の期限日セット手段と、
前記操作手段により前記数値データの入力とともに前記期限日が選択されたことを検知すると、前記数値データを前記ラベル発行対象である商品の有効日とみなし、前記現在の日付から当該有効日までの期間を算出する期間演算手段と、
この期間演算手段により算出された期間が前記商品の有効期間として有効か否かを判定する判定手段と、
この判定手段により有効であると判定されたことを条件に、前記有効日を前記商品の期限日として前記ラベル情報記憶手段にセットする第2の期限日セット手段と、
前記ラベル情報記憶手段に記憶された情報を前記ラベルに印刷する印刷手段と、
を具備したことを特徴とするラベル発行装置。
【請求項3】
前記表示部は、タッチパネル付のディスプレイであることを特徴とする請求項2記載のラベル発行装置。
【請求項1】
品名等の商品情報とともに商品有効期間に基づく期限日が印刷されたラベルを発行するラベル発行装置において、
ラベル発行対象である商品の商品情報,当該商品の有効期間に基づく期限日等を記憶するラベル情報記憶手段と、
前記商品の有効日に関する日付データを入力する入力手段と、
日付を計時する計時手段と、
この計時手段により計時される日付のデータと前記入力手段を介して入力された日付データとから期間を算出する期間演算手段と、
この期間演算手段により算出された期間が前記商品の有効期間として有効か否かを判定する判定手段と、
この判定手段により有効であると判定されたことを条件に、前記入力手段を介して入力された日付データを前記商品の期限日として前記ラベル情報記憶手段にセットする期限日セット手段と、
前記ラベル情報記憶手段に記憶された情報を前記ラベルに印刷する印刷手段と、
を具備したことを特徴とするラベル発行装置。
【請求項2】
品名等の商品情報とともに商品有効期間に基づく期限日が印刷されたラベルを発行するラベル発行装置において、
商品単位または商品分類単位に予め設定された前記商品有効期間を記憶する期間記憶手段と、
ラベル発行対象である商品の商品情報,当該商品の有効期間に基づく期限日等を記憶するラベル情報記憶手段と、
このラベル情報記憶手段に記憶される情報等を表示する表示部と、
現在の日付を計時する計時手段と、
ラベル発行対象である商品または当該商品が属する商品分類に対して予め設定された前記商品有効期間と前記現在の日付とから期限日を算出する期限日演算手段と、
この期限日演算手段により算出された期限日と前記ラベル発行対象である商品または当該商品が属する商品分類に対して予め設定された前記商品有効期間とを前記表示部に表示させる表示制御手段と、
数値データの入力とともに前記表示部に表示された前記期限日と前記商品有効期間のいずれか一方を選択操作する操作手段と、
この操作手段により前記数値データの入力とともに前記商品有効期間が選択されたことを検知すると、前記数値データを前記ラベル発行対象である商品の有効期間とみなし、当該有効期間と前記現在の日付とから期限日を算出し直す期限日再演算手段と、
この期限日再演算手段により算出し直された期限日を前記ラベル情報記憶手段にセットする第1の期限日セット手段と、
前記操作手段により前記数値データの入力とともに前記期限日が選択されたことを検知すると、前記数値データを前記ラベル発行対象である商品の有効日とみなし、前記現在の日付から当該有効日までの期間を算出する期間演算手段と、
この期間演算手段により算出された期間が前記商品の有効期間として有効か否かを判定する判定手段と、
この判定手段により有効であると判定されたことを条件に、前記有効日を前記商品の期限日として前記ラベル情報記憶手段にセットする第2の期限日セット手段と、
前記ラベル情報記憶手段に記憶された情報を前記ラベルに印刷する印刷手段と、
を具備したことを特徴とするラベル発行装置。
【請求項3】
前記表示部は、タッチパネル付のディスプレイであることを特徴とする請求項2記載のラベル発行装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2007−130980(P2007−130980A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−328828(P2005−328828)
【出願日】平成17年11月14日(2005.11.14)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年11月14日(2005.11.14)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】
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