説明

ラベル貼付装置

【課題】本発明は、被着体を停止することなく効率的にラベルを貼付することができるとともに、ラベルを正確な位置に貼付することができるラベル貼付装置を提供することを目的としている。
【解決手段】被着体を搬送する搬送手段と、繰り出されるラベルLをエアーの吸引により吸着する吸着手段と、吸着手段を被着体に向けて移動してラベルを被着体に貼付する吸着貼付手段と、を備えたラベル貼付装置において、吸着手段は、複数のローラ22を回転自在に設けた中空ボックス(ベース部材)21と、中空ボックス21に接近または離間可能に設けるとともに、ラベルLを吸着保持する吸着板と、を備え、被着体を搬送しながら吸着板23を被着体に押圧した時に、吸着板が中空ボックス21に接近して、ローラ22の頂部22aをラベルLに転動するようにしたことを特徴とするラベルを貼付装置にあります。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸着板に吸着されたラベルを被着体に貼付するラベル貼付装置に関し、特に、被着体を搬送しながらラベルを被着体に貼付(以下、「搬送貼付方式」と称す)するラベル貼付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンベアーなどの搬送手段により搬送される梱包箱(被着体)にラベルを貼付する方式として、押圧貼付方式と、エアー吹付方式とがある。押圧貼付方式は、ラベルを吸着盤で一旦吸着し、被着体が近づくことにより吸着盤を被着体に向けて進出して被着体に押圧することによりラベルを貼付する。エアー吹付方式は、ラベルを吸着盤で一旦吸着し、被着体が近づくことにより吸着盤を被着体に向けて進出して、エアーの吹き付けにより被着体にラベルを貼付する。
【0003】
押圧貼付方式は、吸着盤を被着体に押圧してラベルを貼付するので、被着体を一旦停止させてから吸着盤を被着体に向けて進出し、吸着盤を押圧してラベルを貼付することができる。エアー吹付方式は、被着体を停止させることなく、吸着盤を被着体に近接してからエアーの吹き付けによりラベルを被着体に貼付することができる。
【0004】
しかしながら押圧貼付方式は、被着体を一旦停止させてからラベルを被着体に貼付するので、ラベルの貼付作業の効率が低下する問題がある。
またエアー吹付方式は、被着体を停止させることがないが、ラベルをエアーにより飛ばすので正確な位置に貼付することができない問題がある。
【0005】
特許文献1は、ラベルを吸引保持する吸着板を被貼付物に向けて傾斜させることにより、被貼付物にラベルを貼付することが開示されている。しかし、ラベルを貼付する部分の機構が複雑化するので構造が大型化する問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平06−99957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたものであり、ラベルを正確な位置に貼付するラベル貼付装置を提供することを目的としている。
また、被着体を停止することなく効率的にラベルを貼付するラベル貼付装置を提供することを目的としている。
また、ラベル貼付機構の構造を大型化させないようにしたラベル貼付装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、被着体を搬送する搬送手段と、繰り出されるラベルをエアーの吸引により吸着する吸着手段と、前記吸着手段を前記被着体に向けて移動して前記ラベルを前記被着体に貼付する吸着貼付手段と、を備えたラベル貼付装置において、前記吸着手段は、1つ以上のローラを回転自在に設けたベース部材と、前記ベース部材に接近または離間可能に設けるとともに、前記ラベルを吸着保持する吸着板と、を備え、前記被着体を搬送しながら前記吸着板を前記被着体に押圧した時に、前記吸着板が前記ベース部材に接近するとともに、前記ローラの頂点をラベルに接して転動するようにしたことを特徴とするラベルを貼付装置である。
【0009】
請求項2の発明は、前記ベース部材と、前記吸着板との間にエアーを供給する硬性の供給手段を設けたことを特徴する請求項1記載のラベル貼付装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明のラベル貼付装置は、被着体にラベルを押圧して貼付する押圧貼付方式において、被着体を搬送しながらラベルを貼付することができるので、ラベルの貼付作業の作業性を向上することができ、正確な位置にラベルを被着体に貼付することができる。
また、吸着盤の構造を簡易な構造とすることができるので、ラベル貼付機構を複雑化や大型化させることがない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明のラベル貼付装置の一例を示した概略構成図である。
【図2】(a)本発明のラベル貼付装置のラベル吸着貼付部を説明する中空ボックスを一部切り欠いた要部断面図であり、(b)本発明のラベル貼付装置の吸着板の吸着面からの説明図である。
【図3】本発明のラベル貼付装置の被着体にラベルを貼付時の動作の一例を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面などを参照して説明する。
【0013】
(実施形態)
図1は、本発明のラベル貼付装置の一例を示した概略構成図である。
図2(a)は、本発明のラベル貼付装置のラベル吸着貼付部を説明する中空ボックスを一部切り欠いた要部断面図であり、図2(b)は、本発明のラベル貼付装置の吸着板の吸着面からの説明図である。
図3は、本発明のラベル貼付装置の被着体にラベルを貼付時の動作の一例を示した説明図である。
なお、図1から図3は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料などを示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
【0014】
ラベル貼付装置1は、主に、供給部2、印字部3、剥離部4、巻取部5、吸着貼付部6とから構成されている。
また、ラベル貼付装置1の下方には、コンベアー35が配置され、コンベアー35の駆動により梱包箱(被着体)Pが矢印F方向(図1中、右から左方向)に搬送されるように設けてある。
尚、ラベル貼付装置1には、プリンタ本体1aを備え、このプリンタ本体1aに、印字部3、剥離部4などが配置されている。
【0015】
供給部2は、帯状の台紙41に所定の間隔でラベルLが複数仮着されているラベル連続体40をロール状にしたラベル連続体40を回転可能に保持する供給軸7が設けられている。
供給軸7に保持されたラベル連続体40は、案内ローラ8、8を介して印字部3へ繰出し可能にすることができる。ラベルLは紙類からなり、一方面に後述するサーマルヘッド10の発熱体(図示せず)の発熱作用により感熱発色する感熱発色層を有した感熱発色面を有し、他方面に粘着剤(図示せず)が塗布された粘着面を有している。
【0016】
帯状の台紙41には、シリコーンなどの剥離剤(図示せず)を塗布した剥離面に、ラベルLの粘着面が剥離可能に仮着されている。
また、帯状の台紙41には、ラベルLが所定の間隔で複数仮着され、ラベルLとラベルLとが仮着されている間隔とほぼ同一間隔で、図示しないが基準マーク(黒色の矩形のマーク)が、帯状の台紙41の裏面(ラベルLが仮着された反対面)に形成されている。
【0017】
印字部3は、プラテンローラ9とサーマルヘッド10とが設けられるとともに、サーマルヘッド10は、プラテンローラ9に対し接離自在に設けられている。
プラテンローラ9は、第一のステッピングモータ(図示せず)に接続され、この第一のステッピングモータの駆動により、プラテンローラ9が回転自在に駆動するようにしてある。
【0018】
また、ラベル連続体40は、プラテンローラ9とサーマルヘッド10とにより挟持され、図示しない制御部からの印字指令によりプラテンローラ9が駆動するとともに、サーマルヘッド10が選択的に発熱体(図示せず)を発熱させることにより、ラベルLの印字面に感熱発色層を発色させて、文字、記号、バーコードなどの視認情報を印字することができる。
【0019】
剥離部4は、印字部3のラベル連続体40の移送方向の下流側に設けられ、先端が鋭角に形成された剥離板11を有し、移送されるラベル連続体40から帯状の台紙41を剥離板11の先端で折り返し、剛性のあるラベルLを帯状の台紙41から剥離されるようにしてある。
尚、剥離板11で剥離されたラベルLは、後述の吸着貼付部6の吸着体18に設けた吸着面31にエアーの負圧により吸引されるようにしてある。
【0020】
また、剥離板11で転向された帯状の台紙41は、案内ローラ12および牽引部13を介して巻取部5に移送されるようにしてある。
巻取部5は、帯状の台紙41を巻き取る回転可能な巻取軸14を有している。この巻取軸14には、第二のステッピングモータ(図示せず)が接続され、この第二のステッピングモータの駆動により、巻取軸14が回転駆動して帯状の台紙41を巻き取りすることができる。
【0021】
尚、牽引部13は、タイミングベルト(図示せず)などを介して第二のステッピングモータ(図示せず)の駆動により同期回転する駆動ローラ15と、フリーに回転する従動ローラ16とを配置され、駆動ローラ15と従動ローラ16とにより帯状の台紙41を牽引して巻取軸14に台紙41を導くことができる。
【0022】
また、印字部3と供給部2との間のラベル連続体40の移送路の下方には、ピッチセンサ17が配置されている。ピッチセンサ17は、所定の光を出射する図示せぬ発光部と発光部から出射された光を帯状の台紙41からの反射光として受光し、受光した光の強度(単位時間当たりの受光量)に対応する電気信号を出力する図示せぬ受光部とからなり、帯状の台紙41の裏面側に発光部と受光部を配し、帯状の台紙41の裏面に印刷などによって形成された図示しない基準マークを受光部の受光量に基づいて検出するようにしている。
ピッチセンサ17は、基準マークの検出結果に基づいて、ラベルLの印字基準位置、およびラベルLの剥離板11での停止基準位置などの基準データを制御部(図示せず)に供給することができる。
【0023】
吸着貼付部6は、吸着体18と、エアーシリンダ19と、が配置され、エアーシリンダ19のロッド20の先端に吸着体18が設けられている。
またエアーシリンダ19のロッド20は、吸着体18の吸着面31に向けて繰り出されるラベルLを受取るホームポジションと、ロッド20が下方に向けて進出し被着体Pの上面にラベルLを貼付する貼付ポジションとの間を往復することができるように設けられている。
【0024】
吸着体18は主に、中空ボックス21と、ローラ22・・22と、吸着板23とが、配置されている。
中空ボックス21は、中空部24を有した直方体からなる形状を有し、この中空ボックス21の保持面21aには、エアーシリンダ19のロッド20が固着されている。
また、中空ボックス21の中空部24には、コンプレッサーなどのエアー源からエアーが供給される複数の軟性のホース25・・25が配置されている。各、軟性のホース25は、継手26を介在して硬性のホース27に接続されている。
複数の硬性のホース27・・27は、中空ボックス21の貼付面21bから突出するように形成するとともに、各硬性のホース27の端部が後述する吸着板23に植設されている。
【0025】
吸着板23は、硬性の薄板からなるとともに長方形の形状を有し、中空ボックス21の貼付面21bとほぼ同一の大きさとなっている。また吸着板23は、中空ボックス21の貼付面21bと平行に離間して設けることができるように、複数の支持軸28・・28が吸着板23のコーナー部に植設されている。
【0026】
複数の支持軸28・・28は、中空ボックス21の貼付面21bから中空部24に向けて嵌通するように設けられている。また各支持軸28は、中空ボックス21内において、コイルスプリング32が嵌装され、各支持軸28に設けた止着リング33と、中空ボックス21の上部壁面とにより、各コイルスプリング32が保持され、これにより各支持軸28が常時、吸着板23を中空ボックス21から離間する方向に、且つほぼ平行に付勢することができる。
これにより吸着板23は、中空ボックス21と離間した離間位置と、吸着板23が中空ボックス21の貼付面21bに近接する近接位置との間を変位させることができる。
【0027】
中空ボックス21と吸着板23を有した吸着体18は、プリンタ本体1a側から繰り出されるラベルLを受取るホームポジションでは、吸着板23と中空ボックス21とを離間位置とすることができる。また、ラベルを受取った吸着体18は、被着体PにラベルLを貼付する貼付ポジションでは、吸着板23と中空ボックス21とを近接する押圧位置とすることができる。
【0028】
また、中空ボックス21の貼付面21bには、ローラ22が複数設けられている。なお、ローラ22は、図示した3つに限らず、1つであってもよいし、それ以外の数であってもよい。ローラ22は、梱包箱(被着体)Pが搬送される搬送面に平行で、且つ、搬送方向に直交する方向に回転中心軸が延在しており、この回転中心軸まわりで回転自在に設けられている。また、各ローラ22は、貼付面21bの側辺または重心部の近傍に設けるとよい。
尚、吸着板23に設けた支持軸28・・28、硬性のホース27・・27および貼付面21bに設けたローラ22・・22は、重ならないような位置に設けることが望ましい。
【0029】
吸着板23に設けた各硬性のホース27部分には、各々エアー孔29が形成され、各エアー孔29に、エアーの負圧や正圧を発生させることができる。
また吸着板23には、中空ボックス21の貼付面21bに設けたローラ22・・22と対向する位置に、各ローラ22が臨むような位置に各々窓部30が形成されている。
各窓部30は、長方形の形状を有し、各ローラ22の外径形状よりやや大きく形成して、ローラ22を吸着板23の後述する吸着面31から各ローラ22の頂部22aが出没するように形成されている。
【0030】
また、各窓部30は、図2中の右側に1つ、中央部に3つ、左側に4つと、右側から左側になるに連れて数が多くなっている。上述のローラ22も、この各窓部30に対応するように、右側に1つ、中央部に3つ、左側に4つと、右側から左側になるに連れて数が多くなっている。このようにローラ22及び窓部30の数を位置により変化させている理由としては、以下の3つが挙げられる。
1つ目の理由は、ローラ22及び窓部30を搬送方向に直交する方向に長く形成して、その数をそれぞれの箇所において1つずつとすると、ラベルLが吸着しないで落下するおそれがあるからである。
2つ目の理由は、窓部30がラベルLの周縁と重なると、ラベルLが捲れて落下してしまうおそれがあるからである。
3つ目の理由は、ラベルLは、図2中で右から左に移送されるので、ラベルLの落下を防ぐためにローラ22及び窓部30を中心に1つとして、徐々にローラ22及び窓部30を増やすようにするためである。
このような形態でローラ22及び窓部30を配置したので、ラベルLの落下を防止し、より確実にラベルLを吸着することが可能である。
【0031】
さらに、吸着板23には、プリンタ本体1a側から繰り出されるラベルLをエアーの吸引(負圧)により吸着することができる吸着面31を有している。
尚、吸着板23には、ラベルLが吸着された否かを検知するラベル検知センサー(図示せず)を設けている。
【0032】
また、ラベル貼付装置1の下方のコンベアー35の側方の位置に物体検知センサー34を設けている。
物体検知センサー34は、コンベアー35で搬送されてくる被着体Pを検知することができ、物体検知センサー34によって、被着体Pを検知すると、制御部(図示せず)に被着体Pを検知した検知信号を供給することができる。この検知信号に基づいて、所定のタイミングでエアーシリンダ19を駆動してロッド20を下方に移動して吸着板23を被着体Pに当接することができる。
【0033】
このように構成したラベル貼付装置1の動作について説明する。
被着体Pが検知されていない状態では、吸着体18がホームポジションに位置して待機する。
物体検知センサー34がコンベアー35の駆動により搬送されてくる被着体Pを検出すると、プラテンローラ9が駆動してラベルLに印字するとともに、剥離板11でラベルLが剥離されて吸着板23の吸着面31に吸着される。
【0034】
ラベルLの繰り出しが完了すると、ラベルLの繰り出し完了信号が制御部(図示せず)に供給され、この繰り出し完了信号に基づいて、エアーシリンダ19のロッド20が被着体Pに向けて進出することにより吸着体18を被着体Pに向けて移動することができる。
【0035】
吸着板23を被着体Pの上面に当接し、ラベルLが貼着するとともに、さらにロッド20が進出して吸着板23が被着体Pに押圧することができる。
吸着板23が当接から押圧するに際し、各コイルスプリング32の付勢に抗して、吸着板23が中空ボックス21の貼付面21bに漸次近づくことができ、この時に、各ローラ22の頂部22aが各窓部30から僅かに露出することができる。
尚、吸着板23が被着体Pの上面に当接してから押圧するまでの間隔は瞬時に行うことができる。
【0036】
各ローラ22の頂部22aが吸着板23から僅かに露出することにより、搬送される被着体Pに貼着されたラベルLの印字面を各ローラ22が回転して、さらにラベルLを押圧することができ、確実にラベルLを貼付することができる。
被着体PにラベルLを貼付した後の吸着体18は、ロッド20が後退することによりホームポジションに戻ることができる。
尚、各コイルスプリング32の反発力を弱く設定することができ、これにより吸着板23が被着体Pに押圧した時に、各ローラ22の頂部22aを吸着面31から露出させることができる。
【0037】
このように、コンベアー35を停止させることなく、被着体Pに吸着板23を押圧してラベルLを貼付するとともに、各ローラ22がラベルLに対して押圧転動することができるので確実にラベルLを貼付することができる。
【0038】
尚、本実施の形態のラベル貼付装置は、被着体の上面にラベルを貼付する例で説明したが、被着体の側面または底面に貼付することができる。
また、中空ボックスに設けたローラの頂部と、吸着板の吸着面の位置を同一またはほぼ同一の位置に設定することができる。
【0039】
印字する用紙をとして、粘着剤を有する長尺状のラベルであってもよく、この場合には、ラベルをカットするカット装置を設けることができる。
【0040】
この実施の形態では、各構成部材の数、位置、形状などは上記実施の形態に限定されず、本発明を実施するうえで好適な数、位置、形状などにすることができる。本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。
【符号の説明】
【0041】
1 ラベル貼付装置(本発明)
2 用紙供給部
3 印字部
4 剥離部
5 巻取部
6 吸着貼付部(吸着貼付手段)
18 吸着体(吸着手段)
19 メインシリンダ
21 中空ボックス(ベース部材)
22 ローラ
22a 頂部
23 吸着板
29 エアー孔
30 窓部
31 吸着面
35 コンベアー(搬送手段)
L ラベル
P 被着体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被着体を搬送する搬送手段と、繰り出されるラベルをエアーの吸引により吸着する吸着手段と、前記吸着手段を前記被着体に向けて移動して前記ラベルを前記被着体に貼付する吸着貼付手段と、を備えたラベル貼付装置において、
前記吸着手段は、
1つ以上のローラを回転自在に設けたベース部材と、前記ベース部材に接近または離間可能に設けるとともに、前記ラベルを吸着保持する吸着板と、を備え、
前記被着体を搬送しながら前記吸着板を前記被着体に押圧した時に、前記吸着板が前記ベース部材に接近するとともに、前記ローラの頂点をラベルに接して転動するようにしたことを特徴とするラベルを貼付装置。
【請求項2】
前記ベース部材と、前記吸着板との間にエアーを供給する硬性の供給手段を設けたことを特徴する請求項1記載のラベル貼付装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−144282(P2012−144282A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−4804(P2011−4804)
【出願日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(307010993)株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【出願人】(000130581)サトーホールディングス株式会社 (1,153)
【Fターム(参考)】