ランドグリッドアレイ電気コネクタ
【課題】 チップモジュールと回路基板の間を電気的に接続し、導電端子に対して、チップモジュールが移動する傾向を防止でき、導電端子がチップモジュールに安定的に接触することを確保できるランドグリッドアレイ電気コネクタを提供する。
【解決手段】 本電気コネクタ1は、複数の収容槽20が開設される絶縁本体2と、絶縁本体の対応する収容槽に挿入され、弾性アーム32,33と弾性アームの末端に設けられる接触部34,35とを含む導電端子3と、を備える。その中で、絶縁本体の横方向に沿って行列のように配列される収容槽は、同じ方向に向けられるように並べる。これに対して、絶縁本体の縦方向に沿って行列のように配列される収容槽は、互いに隣接する収容槽の並べられる方向が異なる。そして、対応する収容槽に挿入される導電端子は、一部分の導電端子の弾性アームの延伸方向と他の導電端子の弾性アームの延伸方向が異なる。
【解決手段】 本電気コネクタ1は、複数の収容槽20が開設される絶縁本体2と、絶縁本体の対応する収容槽に挿入され、弾性アーム32,33と弾性アームの末端に設けられる接触部34,35とを含む導電端子3と、を備える。その中で、絶縁本体の横方向に沿って行列のように配列される収容槽は、同じ方向に向けられるように並べる。これに対して、絶縁本体の縦方向に沿って行列のように配列される収容槽は、互いに隣接する収容槽の並べられる方向が異なる。そして、対応する収容槽に挿入される導電端子は、一部分の導電端子の弾性アームの延伸方向と他の導電端子の弾性アームの延伸方向が異なる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はランドグリッドアレイ電気コネクタに関し、特に、チップモジュールが載せられ、チップモジュールと回路基板の間に、電気接続を達成するランドグリッドアレイ電気コネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ランドグリッドアレイ電気コネクタは、チップモジュールと回路基板の間に、電気接続を達成することを実現する。該電気コネクタは、導電片が設けられるチップモジュールと、回路基板に固定される絶縁本体と、該絶縁本体に挿入される複数の導電端子と、を備える。該導電端子は、弾性のアームと、該弾性のアームの末端に設けられる接触部と、を含む。押圧力によって、端子は、変形するとともに、チップモジュールの導電片に電気接続する。
【0003】
図8〜図11を参照すると、従来のランドグリッドアレイ電気コネクタ1’は、複数の収容槽20’が設けられる絶縁本体2’と、チップモジュール4’に接続される接触部を含む導電端子3’と、を備える。該導電端子3’は、接触部が同じ方向に向けられるように配列され、収容槽20’に収容される。ところが、押圧される時、導電端子3’とチップモジュール4’の間に、摩擦力が生じる。該この種のランドグリッドアレイ電気コネクタ1’は、導電端子3’の接触部の延伸方向が同じであることによって、同じ方向の摩擦力が生じる。そして、チップモジュール4’は、絶縁本体2’に対して、前記摩擦力によって、移動する傾向が生じる。更に、チップモジュール4’の導電片40’が導電端子3’の接触部に接触することを確保にくい。
【0004】
従って、前記の欠点を克服するために新たなランドグリッドアレイ電気コネクタを設計することが必要である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、チップモジュールと回路基板の間を電気的に接続し、導電端子に対して、チップモジュールが移動する傾向を防止でき、導電端子がチップモジュールに安定的に接触することを確保できるランドグリッドアレイ電気コネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタは、チップモジュールと回路基板を電気接続するためのものである。該ランドグリッドアレイ電気コネクタは、複数の収容槽が開設される絶縁本体と、絶縁本体の対応する収容槽に挿入され、弾性アームと弾性アームの末端に設けられる接触部とを含む導電端子と、を備える。その中で、絶縁本体の横方向に沿って行列のように配列される収容槽は、同じ方向に向けられるように並べられる。これに対して、絶縁本体の縦方向に沿って行列のように配列される収容槽は、互いに隣接する収容槽の並べられる方向が異なる。そして、対応する収容槽に挿入される導電端子は、一部分の導電端子の弾性アームの延伸方向と他の導電端子の弾性アームの延伸方向が異なる。
【発明の効果】
【0007】
従来の技術に比べると、本発明は以下の長所がある。前記ランドグリッドアレイ電気コネクタの導電端子の接触部が同じ方向に向けられるように配列されるため、導電端子とチップモジュールの間に、同じ方向の摩擦力が生じる。そして、絶縁本体は、該摩擦力によって、移動する傾向が生じる。しかし、本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの導電端子の接触部が異なる方向に向けられるように配列されるため、異なる方向の摩擦力が生じる。そして、絶縁本体は、該摩擦力によって、移動する傾向が生じにくく、チップモジュールが導電端子の接触部に接触することを確保できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1〜図7を参照すると、本発明のチップモジュール4と回路基板5の間に固着されるランドグリッドアレイ電気コネクタ1は、絶縁本体2と、導電端子3と、を備える。図1〜図3を参照すると、該板状の絶縁本体2は、上表面と下表面と、を含む。該絶縁本体2の上表面と下表面を貫通し、行列のように配列される複数の台形の収容槽20が開設される。絶縁本体2の横方向に沿って行列のように配列される収容槽20は、同じ方向に向けられるように並べられる。これに対して、絶縁本体2の縦方向に沿って行列のように配列される収容槽20は、互いに隣接する収容槽20の並べられる方向が異なる。且つ、各収容槽20の広い開口の側面には、固定槽200が開設される。
【0009】
図1を参照すると、前記導電端子3は、ほぼC字のように製作される。これは、前記固定槽200に固定される基部30と、該基部30の両端から横に延伸する第1弾性アーム32、第2弾性アーム33と、該第1、第2弾性アーム32、33の末端に外側へ突出するように設けられる第1接触部34、第2接触部35と、該第1、第2接触部34、35の自由端から内に向かって延設される第1延伸アーム36、第2延伸アーム37と、を備える。
【0010】
図1、図2及び図3を参照すると、導電端子3は、絶縁本体2の対応する収容槽20に収容される時、基部30が各収容槽20の固定槽200に挿入され、第1、第2接触部34、35が各々絶縁本体2の上表面、下表面から突出する。そして、絶縁本体2に取り付けられる導電端子3は、行列のように配列される。且つ、前記絶縁本体2の横方向に沿って行列のように配列される導電端子3の第1弾性アーム32が同じ方向に伸びる。それに対して、絶縁本体2の縦方向に沿って行列のように配列される導電端子3は、互いに隣接する導電端子3の第1弾性アーム32の延伸方向が異なる。
【0011】
図1〜図6を参照すると、ランドグリッドアレイ電気コネクタ1を取り付ける時、前記導電端子3を収容する前記絶縁本体2は、回路基板5に固着し、且つチップモジュール4と回路基板5の間に位置する。該チップモジュール4の底部には、モジュール導電片40が設けられるのに対して、回路基板5の上表面には、回路基板導電片50が設置される。そして、チップモジュール4が押圧されない時に、チップモジュール4と回路基板5の間に位置する導電端子2の第1接触部34が、モジュール導電片40に向けられるように設置され、第2接触部35が、回路基板5の導電片50に接触する。チップモジュール4が垂直な下向きに押圧される時、第2接触部35が、回路基板5の導電片50に接触するとともに、導電端子2が押されて変形し、第1接触部34が、チップモジュール4のモジュール導電片40に接触する。そして、導電端子3によって、チップモジュール4と回路基板5間の電気接続を達成する。図6を参照すると、その過程で、導電端子2は押されて、水平に移動して、モジュール導電片40との水平な摩擦力F1、F2が生じる。
【0012】
図5及び図6を参照すると、導電端子3が配列される方向が異なることによって、生じる摩擦力F1、F2の方向は異なる。そして、チップモジュール4が受ける最終の摩擦力は小さくなる。これにより、絶縁本体2に対して、チップモジュール4は、移動する傾向が生じにくくなる。
【0013】
図7を参照すると、第2実施例において、絶縁本体3の収容槽20が二つの対称な区域A、Bに分けられる。同じ区域A或いはBに設けられる収容槽20は、同じ方向に向けられるように配列される。これに対して、異なる区域に設置される収容槽20は、配列される方向が異なる。そして、収容槽20に収容される導電端子3は、収容槽20に対応して、同じ区域A或いはBに位置する導電端子3の第1弾性アーム32が同じ方向に伸びるのに対して、異なる区域に位置する導電端子3の第1弾性アーム32の延伸方向が異なる。
【0014】
総じて、本発明の多数の特徴及び長所など、その構造及び機能が共に前述の記載により掲げられている。また前記の説明は、本発明に基づきなしうる細部の修正或は変更など、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【産業上の利用可能性】
【0015】
本発明はランドグリッドアレイ電気コネクタに関し、特に、チップモジュールと回路基板の間を電気的に接続し、導電端子に対して、チップモジュールが移動する傾向を防止でき、導電端子がチップモジュールに安定的に接触することを確保できるランドグリッドアレイ電気コネクタに関するものである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの第1の実施の形態に係る立体図である。
【図2】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの第1の実施の形態に係る俯視図である。
【図3】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの第1の実施の形態に係る導電端子を除く立体図である。
【図4】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの第1の実施の形態に係るチップモジュールが押圧されない状態の断面図である。
【図5】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの第1の実施の形態に係るチップモジュールが押圧された状態の断面図である。
【図6】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの図5に示されるVIの局部拡大図である。
【図7】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの第2の実施の形態に係る俯視図である。
【図8】従来のランドグリッドアレイ電気コネクタの立体図である。
【図9】従来のランドグリッドアレイ電気コネクタの俯視図である。
【図10】従来のランドグリッドアレイ電気コネクタのチップモジュールが押圧されない状態の断面図である。
【図11】従来のランドグリッドアレイ電気コネクタのチップモジュールが押圧された状態の断面図である。
【符号の説明】
【0017】
1 ランドグリッドアレイ電気コネクタ
1’ランドグリッドアレイ電気コネクタ
2 絶縁本体
2’絶縁本体
3 導電端子
3’導電端子
4 チップモジュール
4’チップモジュール
5 回路基板
20 収容槽
20’収容槽
30 基部
32 第1弾性アーム
33 第2弾性アーム
34 第1接触部
35 第2接触部
36 第1延伸アーム
37 第2延伸アーム
40 モジュール導電片
40’モジュール導電片
50 回路基板導電片
200 固定槽
【技術分野】
【0001】
本発明はランドグリッドアレイ電気コネクタに関し、特に、チップモジュールが載せられ、チップモジュールと回路基板の間に、電気接続を達成するランドグリッドアレイ電気コネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ランドグリッドアレイ電気コネクタは、チップモジュールと回路基板の間に、電気接続を達成することを実現する。該電気コネクタは、導電片が設けられるチップモジュールと、回路基板に固定される絶縁本体と、該絶縁本体に挿入される複数の導電端子と、を備える。該導電端子は、弾性のアームと、該弾性のアームの末端に設けられる接触部と、を含む。押圧力によって、端子は、変形するとともに、チップモジュールの導電片に電気接続する。
【0003】
図8〜図11を参照すると、従来のランドグリッドアレイ電気コネクタ1’は、複数の収容槽20’が設けられる絶縁本体2’と、チップモジュール4’に接続される接触部を含む導電端子3’と、を備える。該導電端子3’は、接触部が同じ方向に向けられるように配列され、収容槽20’に収容される。ところが、押圧される時、導電端子3’とチップモジュール4’の間に、摩擦力が生じる。該この種のランドグリッドアレイ電気コネクタ1’は、導電端子3’の接触部の延伸方向が同じであることによって、同じ方向の摩擦力が生じる。そして、チップモジュール4’は、絶縁本体2’に対して、前記摩擦力によって、移動する傾向が生じる。更に、チップモジュール4’の導電片40’が導電端子3’の接触部に接触することを確保にくい。
【0004】
従って、前記の欠点を克服するために新たなランドグリッドアレイ電気コネクタを設計することが必要である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、チップモジュールと回路基板の間を電気的に接続し、導電端子に対して、チップモジュールが移動する傾向を防止でき、導電端子がチップモジュールに安定的に接触することを確保できるランドグリッドアレイ電気コネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタは、チップモジュールと回路基板を電気接続するためのものである。該ランドグリッドアレイ電気コネクタは、複数の収容槽が開設される絶縁本体と、絶縁本体の対応する収容槽に挿入され、弾性アームと弾性アームの末端に設けられる接触部とを含む導電端子と、を備える。その中で、絶縁本体の横方向に沿って行列のように配列される収容槽は、同じ方向に向けられるように並べられる。これに対して、絶縁本体の縦方向に沿って行列のように配列される収容槽は、互いに隣接する収容槽の並べられる方向が異なる。そして、対応する収容槽に挿入される導電端子は、一部分の導電端子の弾性アームの延伸方向と他の導電端子の弾性アームの延伸方向が異なる。
【発明の効果】
【0007】
従来の技術に比べると、本発明は以下の長所がある。前記ランドグリッドアレイ電気コネクタの導電端子の接触部が同じ方向に向けられるように配列されるため、導電端子とチップモジュールの間に、同じ方向の摩擦力が生じる。そして、絶縁本体は、該摩擦力によって、移動する傾向が生じる。しかし、本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの導電端子の接触部が異なる方向に向けられるように配列されるため、異なる方向の摩擦力が生じる。そして、絶縁本体は、該摩擦力によって、移動する傾向が生じにくく、チップモジュールが導電端子の接触部に接触することを確保できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1〜図7を参照すると、本発明のチップモジュール4と回路基板5の間に固着されるランドグリッドアレイ電気コネクタ1は、絶縁本体2と、導電端子3と、を備える。図1〜図3を参照すると、該板状の絶縁本体2は、上表面と下表面と、を含む。該絶縁本体2の上表面と下表面を貫通し、行列のように配列される複数の台形の収容槽20が開設される。絶縁本体2の横方向に沿って行列のように配列される収容槽20は、同じ方向に向けられるように並べられる。これに対して、絶縁本体2の縦方向に沿って行列のように配列される収容槽20は、互いに隣接する収容槽20の並べられる方向が異なる。且つ、各収容槽20の広い開口の側面には、固定槽200が開設される。
【0009】
図1を参照すると、前記導電端子3は、ほぼC字のように製作される。これは、前記固定槽200に固定される基部30と、該基部30の両端から横に延伸する第1弾性アーム32、第2弾性アーム33と、該第1、第2弾性アーム32、33の末端に外側へ突出するように設けられる第1接触部34、第2接触部35と、該第1、第2接触部34、35の自由端から内に向かって延設される第1延伸アーム36、第2延伸アーム37と、を備える。
【0010】
図1、図2及び図3を参照すると、導電端子3は、絶縁本体2の対応する収容槽20に収容される時、基部30が各収容槽20の固定槽200に挿入され、第1、第2接触部34、35が各々絶縁本体2の上表面、下表面から突出する。そして、絶縁本体2に取り付けられる導電端子3は、行列のように配列される。且つ、前記絶縁本体2の横方向に沿って行列のように配列される導電端子3の第1弾性アーム32が同じ方向に伸びる。それに対して、絶縁本体2の縦方向に沿って行列のように配列される導電端子3は、互いに隣接する導電端子3の第1弾性アーム32の延伸方向が異なる。
【0011】
図1〜図6を参照すると、ランドグリッドアレイ電気コネクタ1を取り付ける時、前記導電端子3を収容する前記絶縁本体2は、回路基板5に固着し、且つチップモジュール4と回路基板5の間に位置する。該チップモジュール4の底部には、モジュール導電片40が設けられるのに対して、回路基板5の上表面には、回路基板導電片50が設置される。そして、チップモジュール4が押圧されない時に、チップモジュール4と回路基板5の間に位置する導電端子2の第1接触部34が、モジュール導電片40に向けられるように設置され、第2接触部35が、回路基板5の導電片50に接触する。チップモジュール4が垂直な下向きに押圧される時、第2接触部35が、回路基板5の導電片50に接触するとともに、導電端子2が押されて変形し、第1接触部34が、チップモジュール4のモジュール導電片40に接触する。そして、導電端子3によって、チップモジュール4と回路基板5間の電気接続を達成する。図6を参照すると、その過程で、導電端子2は押されて、水平に移動して、モジュール導電片40との水平な摩擦力F1、F2が生じる。
【0012】
図5及び図6を参照すると、導電端子3が配列される方向が異なることによって、生じる摩擦力F1、F2の方向は異なる。そして、チップモジュール4が受ける最終の摩擦力は小さくなる。これにより、絶縁本体2に対して、チップモジュール4は、移動する傾向が生じにくくなる。
【0013】
図7を参照すると、第2実施例において、絶縁本体3の収容槽20が二つの対称な区域A、Bに分けられる。同じ区域A或いはBに設けられる収容槽20は、同じ方向に向けられるように配列される。これに対して、異なる区域に設置される収容槽20は、配列される方向が異なる。そして、収容槽20に収容される導電端子3は、収容槽20に対応して、同じ区域A或いはBに位置する導電端子3の第1弾性アーム32が同じ方向に伸びるのに対して、異なる区域に位置する導電端子3の第1弾性アーム32の延伸方向が異なる。
【0014】
総じて、本発明の多数の特徴及び長所など、その構造及び機能が共に前述の記載により掲げられている。また前記の説明は、本発明に基づきなしうる細部の修正或は変更など、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【産業上の利用可能性】
【0015】
本発明はランドグリッドアレイ電気コネクタに関し、特に、チップモジュールと回路基板の間を電気的に接続し、導電端子に対して、チップモジュールが移動する傾向を防止でき、導電端子がチップモジュールに安定的に接触することを確保できるランドグリッドアレイ電気コネクタに関するものである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの第1の実施の形態に係る立体図である。
【図2】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの第1の実施の形態に係る俯視図である。
【図3】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの第1の実施の形態に係る導電端子を除く立体図である。
【図4】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの第1の実施の形態に係るチップモジュールが押圧されない状態の断面図である。
【図5】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの第1の実施の形態に係るチップモジュールが押圧された状態の断面図である。
【図6】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの図5に示されるVIの局部拡大図である。
【図7】本発明のランドグリッドアレイ電気コネクタの第2の実施の形態に係る俯視図である。
【図8】従来のランドグリッドアレイ電気コネクタの立体図である。
【図9】従来のランドグリッドアレイ電気コネクタの俯視図である。
【図10】従来のランドグリッドアレイ電気コネクタのチップモジュールが押圧されない状態の断面図である。
【図11】従来のランドグリッドアレイ電気コネクタのチップモジュールが押圧された状態の断面図である。
【符号の説明】
【0017】
1 ランドグリッドアレイ電気コネクタ
1’ランドグリッドアレイ電気コネクタ
2 絶縁本体
2’絶縁本体
3 導電端子
3’導電端子
4 チップモジュール
4’チップモジュール
5 回路基板
20 収容槽
20’収容槽
30 基部
32 第1弾性アーム
33 第2弾性アーム
34 第1接触部
35 第2接触部
36 第1延伸アーム
37 第2延伸アーム
40 モジュール導電片
40’モジュール導電片
50 回路基板導電片
200 固定槽
【特許請求の範囲】
【請求項1】
チップモジュールと回路基板とを電気接続する電気コネクタにおいて、
複数の収容槽が開設される絶縁本体と、
弾性アームと弾性アームの末端に設けられる接触部とを含み且つ絶縁本体の対応する収容槽に挿入される導電端子と、を備え、
導電端子が収容槽に挿入される時、一部分の導電端子の弾性アームの延伸方向と他の導電端子の弾性アームの延伸方向は異なることを特徴とするランドグリッドアレイ電気コネクタ。
【請求項2】
前記導電端子は、前記絶縁本体の横方向に沿って行列のように配列される導電端子の弾性アームが同じ方向に伸びることを特徴とする請求項1に記載のランドグリッドアレイ電気コネクタ。
【請求項3】
前記絶縁本体の縦方向に沿って行列のように配列される導電端子は、互いに隣接する導電端子の弾性アームの延伸方向が異なることを特徴とする請求項2に記載のランドグリッドアレイ電気コネクタ。
【請求項4】
前記導電端子は、基部と、該基部の一端から延設される第1弾性アームと、該第1弾性アームの末端に設けられ、チップモジュールに接触する第1接触部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のランドグリッドアレイ電気コネクタ。
【請求項5】
前記導電端子は、基部と、該基部の他の一端から延設される第2弾性アームと、該第2弾性アームの末端に設けられ、回路基板に接続される第2接触部と、を備えることを特徴とする請求項4に記載のランドグリッドアレイ電気コネクタ。
【請求項6】
前記絶縁本体は、対称な二つの区域に分けられ、同じ区域に位置する導電端子の弾性アームの延伸方向が同じで、異なる区域に位置する導電端子の弾性アームの延伸方向が異なることを特徴とする請求項1に記載のランドグリッドアレイ電気コネクタ。
【請求項1】
チップモジュールと回路基板とを電気接続する電気コネクタにおいて、
複数の収容槽が開設される絶縁本体と、
弾性アームと弾性アームの末端に設けられる接触部とを含み且つ絶縁本体の対応する収容槽に挿入される導電端子と、を備え、
導電端子が収容槽に挿入される時、一部分の導電端子の弾性アームの延伸方向と他の導電端子の弾性アームの延伸方向は異なることを特徴とするランドグリッドアレイ電気コネクタ。
【請求項2】
前記導電端子は、前記絶縁本体の横方向に沿って行列のように配列される導電端子の弾性アームが同じ方向に伸びることを特徴とする請求項1に記載のランドグリッドアレイ電気コネクタ。
【請求項3】
前記絶縁本体の縦方向に沿って行列のように配列される導電端子は、互いに隣接する導電端子の弾性アームの延伸方向が異なることを特徴とする請求項2に記載のランドグリッドアレイ電気コネクタ。
【請求項4】
前記導電端子は、基部と、該基部の一端から延設される第1弾性アームと、該第1弾性アームの末端に設けられ、チップモジュールに接触する第1接触部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のランドグリッドアレイ電気コネクタ。
【請求項5】
前記導電端子は、基部と、該基部の他の一端から延設される第2弾性アームと、該第2弾性アームの末端に設けられ、回路基板に接続される第2接触部と、を備えることを特徴とする請求項4に記載のランドグリッドアレイ電気コネクタ。
【請求項6】
前記絶縁本体は、対称な二つの区域に分けられ、同じ区域に位置する導電端子の弾性アームの延伸方向が同じで、異なる区域に位置する導電端子の弾性アームの延伸方向が異なることを特徴とする請求項1に記載のランドグリッドアレイ電気コネクタ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2006−49260(P2006−49260A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−312938(P2004−312938)
【出願日】平成16年10月27日(2004.10.27)
【出願人】(500080546)鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年10月27日(2004.10.27)
【出願人】(500080546)鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Fターム(参考)】
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