説明

ランプモジュール

【課題】ランプの冷却で生まれた熱気の不用意な漏れ出しを防止できるランプモジュールを提供する。
【解決手段】ランプカバー4は、ランプケース2の右側面に向き合う主板部4aと、ランプケース2の右側面に隣接する上側面、下側面それぞれに重ねられる上側板部4b、下側板部4cと、を含む。主板部4aの前縁に前面部材3からの第1の突条3dを外側からあてがうとともに、上側板部4bの前縁に前面部材3からの第2の突条3eを外側からあてがった状態で、上側板部4bを、これが重ねられるランプケース2の上側面の後部にビス8で締付けされる。合わせて下側板部4cの前縁に前面部材3からの第2の突条を外側からあてがった状態で、下側板部4cを、これが重ねられるランプケース2の下側面の後部にビスで締付けされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクタ用のランプモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
プロジェクタは、スクリーン等に画像を投影して表示するための装置であって、液晶パネルを利用した液晶プロジェクタや、DMD(Digital Micromirror Device)を利用したDLP(Digital Light Processing)プロジェクタ等が代表的である。プロジェクタには光を発する光源ランプが不可欠であり、そのランプはランプモジュールとしてプロジェクタ本体内に組み付けられ、寿命が来ればランプモジュールごと交換される。
【0003】
従来一般のランプモジュールにおいては、樹脂成形品や板金成形品のランプケースにランプが収納されて保持される(例えば、特許文献1、2参照)。プロジェクタの駆動中、ランプケース内はランプの発熱によって高温になることから、ランプケース内に空気を流通させてランプを冷却するようになっている。
【0004】
ランプの冷却構造を備える従来のランプモジュールとしては、例えば、以下のようなものがある。図4〜図6に示すように、ランプモジュール101は、大きくは、ランプケース102と、このランプケース102の前面(図4では左手前側の面、図5、図6では左奥側の面)に取り付けられる前面部材103と、ランプケース102の一側面、例えば右側面(図4では左奥側の面、図5、図6では右奥側の面)に被せられるランプカバー104とより構成される。
【0005】
ランプケース102は光源ランプ(不図示)を収納して保持する。ここでのランプケース102は、板金成形品である。特に、ランプケース102は、個々に板金成形された一対の部品が左右に組み合わされて成り、前面が開放し、その後面には、右側面が外側に膨らんだ形状によって内外を通じる隙間102a(図6参照)が形成される。
【0006】
また、ランプカバー104が被せられる右側面に隣接する上下の二側面の一方、例えば上側面(図4〜図6での上側の面)には、その内部近傍に丁度ランプの接続端子が配置されるため、安全基準からの要求でその接続端子との絶縁距離を確保すべく、開口102bが形成されている。その開口102bには、絶縁板105が被せられる。この絶縁板105は、開口102bが形成されたランプケース102の上側面に、前部の左端をビス106で、後部をビス107でそれぞれ締付けされて取り付けられる。
【0007】
前面部材103は概ね矩形の枠状であり、そのほぼ中央には、やや前方に突出した格好で、光源ランプからの光の出射口103aが形成されている。ここでの前面部材103は、金属の射出成形品である。前面部材103の背後には、左寄りにランプケース102が配置され、ビス(不図示)で締付けされて取り付けられる。また、前面部材103には、出射口103aの左側と上側にそれぞれ、ランプケース102内に空気を導入するための第1の通気口103bと第2の通気口103cが形成されている。
【0008】
ランプカバー104は、板金成形品である。ここでのランプカバー104は、ランプケース102の右側面に所定の間隔をあけて向き合う主板部104aと、ランプケース102の右側面に隣接しつつ互いに向き合う二側面、すなわち上側面、下側面のそれぞれに重ねられる上側板部104b、下側板部104cと、を含む。主板部104a、上側板部104b及び下側板部104cの後方は背板部104dで閉ざされていて、この背板部104dとランプケース102の後面との間にも所定の間隔があけられる。もっとも、絶縁板105が取り付けられたランプケース102の上側面におけるランプカバー104の上側板部104bは、絶縁板105と重ならないように、ランプケース102の上側面の右縁に沿って重なるような形状とされている。
【0009】
また、前面部材103の背面には、その右側縁に沿って延在しつつ後方へ突出する突条103dが形成されている。ランプカバー104は、主板部104a、上側板部104b及び下側板部104cを前面部材103の背面に突き当てて、主板部104aの前縁に前面部材103からの突条103dを外側からあてがった状態に仮組みされる。そして、上側板部104bを、これが重ねられるランプケース102の上側面の後部にビス108で締付けされ、他方の下側板部104cを、これが重ねられるランプケース102の下側面の後部にビス(不図示)で締付けされ、これによりランプカバー104がランプケース102に取り付けられる。
【0010】
このようなランプモジュール101においては、プロジェクタの駆動中、外部からプロジェクタ本体内に吸い込んだ空気が、ファンやブロワによって、前面部材103の第1の通気口103b、第2の通気口103cからランプケース102内に導入される。その空気は、ランプの周囲を流通し、ランプケース102の後面の隙間102aから、ランプカバー104の背板部104dとの間に導き出される。これと合わせて、ランプケース102の右側面とランプカバー104の主板部104aとの間を前から後へ流通し、ランプケース102の後面とランプカバー104の背板部104dとの間に導き出される。その過程で、空気はランプやランプケース102から熱を奪い、熱気となる。ランプケース102の後面とランプカバー104の背板部104dとの間に導き出された熱気は、ファン等によって外部へ排出される。こうしてランプを冷却する。
【特許文献1】特開2005−208410号公報
【特許文献2】特開平8−262573号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
ところで、上記したランプモジュール101では、ランプカバー104が板金成形品であることから、ランプカバー104そのものに反りや変形が生じ易い。従って、例えば、ランプケース102の上側面に重ねられたランプカバー104の上側板部104bに反りが発生した場合、その上側板部104bは、前部が何ら拘束されていないため、ビス108で締付けされた後部を支点に浮き上がり、その結果、ランプカバー104の上側板部104bの前部とランプケース102の上側面との間に隙間が生まれる。そうすると、ランプケース102の右側面とランプカバー104の主板部104aとの間を前から後へ流通する熱気は、予定する経路を経ずに、その隙間から不用意に漏れ出し、その付近に配置された部品に悪影響を及ぼす。
【0012】
例えば、その漏れ個所の付近に、ランプモジュール101が過剰に温度上昇したときにプロジェクタを緊急停止させるための温度センサが配置されていると、そもそもランプケース102やランプカバー104からの伝熱温度を検知するように設定されているところ、その伝熱温度よりもはるかに高い直接の熱風温度を検知することになるため、プロジェクタの緊急停止が頻発してしまう。
【0013】
なお、このような事態は、ランプケース102の下側面に重ねられたランプカバー104の下側板部104cに反りが発生した場合でも同様である。
【0014】
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ランプの冷却で生まれた熱気の不用意な漏れ出しを防止できるランプモジュールを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するため、本発明によるランプモジュールは、光源ランプを収納したランプケースと、前記光源ランプからの光の出射口を有し前記ランプケースの前面に取り付けられる前面部材と、折り曲げられた金属板より成り前記ランプケースの一側面に被せられるランプカバーと、を備えたランプモジュールであって、前記前面部材は、金属の射出成形品であり、前記ランプケースは、折り曲げられた金属板より成り、その前記一側面に隣接する二側面の一方に開口が形成され、この開口に絶縁板が被せられ、前記絶縁板は、前記開口が形成された前記ランプケースの前記側面に前部と後部をビスで締付けされ、前記ランプカバーは、前記ランプケースの前記一側面に向き合う主板部と、前記ランプケースの前記一側面に隣接する二側面それぞれに重ねられる側板部と、を含み、前記主板部の前縁に前記前面部材からの第1の突条を外側からあてがった状態で、前記側板部をそれぞれが重ねられる前記ランプケースの前記側面の後部にビスで締付けされるランプモジュールにおいて、次の点を特徴とする。前記ランプケースの前記側面への前記ビスによる前記ランプカバーの前記側板部の締付けは、前記側板部の前縁に前記前面部材からの第2の突条を外側からあてがった状態でなされる。
【0016】
このような構成にすれば、外側への前縁の移動を第2の突条で規制されながら、後部をビスで締付けされることにより、ランプカバーの側板部とランプケースの側面とが密接した状態になっているため、ランプケース内を流通する熱気は、不用意に漏れ出すことなく、予定する経路を経て排出される。
【0017】
また、上記目的を達成するための本発明によるランプモジュールは、光源ランプを収納したランプケースと、前記光源ランプからの光の出射口を有し前記ランプケースの前面に取り付けられる前面部材と、折り曲げられた金属板より成り前記ランプケースの一側面に被せられるランプカバーと、を備えたランプモジュールであって、前記ランプカバーは、前記ランプケースの前記一側面に向き合う主板部と、前記ランプケースの前記一側面に隣接する二側面それぞれに重ねられる側板部と、を含み、前記主板部の前縁に前記前面部材からの第1の突条を外側からあてがうとともに、少なくとも一方の前記側板部の前縁に前記前面部材からの第2の突条を外側からあてがった状態で、前記側板部をそれぞれが重ねられる前記ランプケースの前記側面の後部にビスで締付けされる。
【0018】
このような構成にすれば、外側への前縁の移動を第2の突条で規制されながら、後部をビスで締付けされることにより、ランプカバーの側板部とランプケースの側面とが密接した状態になっているため、ランプケース内を流通する熱気は、不用意に漏れ出すことなく、予定する経路を経て排出される。
【0019】
ここで、前記前面部材は、金属の射出成形品であることが好ましい。
【0020】
また、前記ランプケースは、折り曲げられた金属板より成ることが好ましい。
【0021】
このとき、安全基準からの要求でランプの接続端子との絶縁距離を確保すべく、前記ランプケースには、前記ランプカバーの前記側板部が重ねられる前記側面の少なくとも一方に開口が形成され、この開口に絶縁板が被せられていて、前記絶縁板は、前記開口が形成された前記ランプケースの前記側面に前部と後部をビスで締付けされてもよい。
【発明の効果】
【0022】
本発明のランプモジュールによれば、ランプの冷却で生まれた熱気の不用意な漏れ出しを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に、本発明のランプモジュールの一実施形態について、図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の一実施形態であるランプモジュールの前方からの外観を示す斜視図、図2はそのランプモジュールの後方からの外観を示す斜視図、図3はそのランプモジュールの後方からの外観を分解して示す斜視図である。
【0024】
図1〜図3に示すように、ランプモジュール1は、大きくは、ランプケース2と、このランプケース2の前面(図1では左手前側の面、図2、図3では左奥側の面)に取り付けられる前面部材3と、ランプケース2の一側面、例えば右側面(図1では左奥側の面、図2、図3では右奥側の面)に被せられるランプカバー4とより構成される。
【0025】
ランプケース2は光源ランプ(不図示)を収納して保持する。ここでのランプケース2は、折り曲げられたアルミニウム等の金属板より成る板金成形品である。特に、ランプケース2は、個々に板金成形された一対の部品が左右に組み合わされて成り、前面が開放し、その後面には、右側面が外側に膨らんだ形状によって内外を通じる隙間2a(図3参照)が形成される。
【0026】
また、ランプカバー4が被せられる右側面に隣接する上下の二側面の一方、例えば上側面(図1〜図3での上側の面)には、その内部近傍に丁度ランプの接続端子が配置されるため、安全基準からの要求でその接続端子との絶縁距離を確保すべく、開口2bが形成されている。その開口2bには、液晶ポリマー(LCP)等の絶縁板5が被せられる。この絶縁板5は、開口2bが形成されたランプケース2の上側面に、前部の左端をビス6で、後部をビス7でそれぞれ締付けされて取り付けられる。
【0027】
前面部材3は概ね矩形の枠状であり、そのほぼ中央には、やや前方に突出した格好で、光源ランプからの光の出射口3aが形成されている。ここでの前面部材3は、アルミニウム等の金属の射出成形品である。前面部材3の背後には、左寄りにランプケース2が配置され、ビス(不図示)で締付けされて取り付けられる。また、前面部材3には、出射口3aの左側と上側にそれぞれ、ランプケース2内に空気を導入するための第1の通気口3bと第2の通気口3cが形成されている。
【0028】
ランプカバー4は、折り曲げられたアルミニウム等の金属板より成る板金成形品である。ここでのランプカバー4は、ランプケース2の右側面に所定の間隔をあけて向き合う主板部4aと、ランプケース2の右側面に隣接しつつ互いに向き合う二側面、すなわち上側面、下側面のそれぞれに重ねられる上側板部4b、下側板部4cと、を含む。主板部4a、上側板部4b及び下側板部4cの後方は背板部4dで閉ざされていて、この背板部4dとランプケース2の後面との間にも所定の間隔があけられる。もっとも、絶縁板5が取り付けられたランプケース2の上側面におけるランプカバー4の上側板部4bは、絶縁板5と重ならないように、ランプケース2の上側面の右縁に沿って重なるような形状とされている。
【0029】
また、前面部材3の背面には、その右側縁に沿って延在しつつ後方へ突出する第1の突条3dが形成されている。本実施形態では更に、前面部材3の背面には、第1の突条3dの上端部を起点にして、その上側縁に沿って延在しつつ後方へ突出する第2の突条3eが形成されている。なお、図示はしていないが、本実施形態では更に、前面部材3の背面には、第1の突条3dの下端部を起点にして、その下側縁に沿って延在しつつ後方へ突出する第2の突条が形成されている。
【0030】
ランプカバー4は、主板部4a、上側板部4b及び下側板部4cを前面部材3の背面に突き当てて、主板部4aの前縁に前面部材3からの第1の突条3dを、上側板部4bの前縁に前面部材3からの第2の突条3eを、下側板部4cの前縁に前面部材3からの第2の突条(不図示)をそれぞれ外側からあてがった状態に仮組みされる。そして、上側板部4bを、これが重ねられるランプケース2の上側面の後部にビス8で締付けされ、他方の下側板部4cを、これが重ねられるランプケース2の下側面の後部にビス(不図示)で締付けされ、これによりランプカバー4がランプケース2に取り付けられる。
【0031】
ここでは、ランプケース2の上側面に重ねられたランプカバー4の上側板部4bは、外側への前縁の移動を前面部材3からの第2の突条3eで規制されながら、後部をビス8で締付けされているため、反ろうとしても浮き上がることはない。その結果、ランプカバー4の上側板部4bとランプケース2の上側面とが密接した状態に維持される。他方、ランプケース2の下側面に重ねられたランプカバー4の下側板部4cについても、状況は同じである。
【0032】
このようなランプモジュール1においては、プロジェクタの駆動中、外部からプロジェクタ本体内に吸い込んだ空気が、ファンやブロワによって、前面部材3の第1の通気口3b、第2の通気口3cからランプケース2内に導入される。その空気は、ランプの周囲を流通し、ランプケース2の後面の隙間2aから、ランプカバー4の背板部4dとの間に導き出される。これと合わせて、ランプケース2の右側面とランプカバー4の主板部4aとの間を前から後へ流通し、ランプケース2の後面とランプカバー4の背板部4dとの間に導き出される。その過程で、空気はランプやランプケース2から熱を奪い、熱気となる。ランプケース2の後面とランプカバー4の背板部4dとの間に導き出された熱気は、ファン等によって外部へ排出される。こうしてランプを冷却する。
【0033】
その際、外側への前縁の移動を第2の突条3eで規制されながら、後部をビス8で締付けされることにより、ランプカバー4の上側板部4bとランプケース2の上側面とが密接した状態になっているため、ランプケース2の右側面とランプカバー4の主板部4aとの間を前から後へ流通する熱気は、不用意に漏れ出すことなく、予定する経路を経て排出される。つまり、ランプの冷却で生まれた熱気の不用意な漏れ出しを防止できる。ランプカバー4の下側板部4cとランプケース2の下側面についても、状況は同じである。従って、ランプモジュール1付近に配置された部品に、不用意に悪影響を及ぼすこともない。
【0034】
その他本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、ランプカバー4の上側板部4b、下側板部4cの両方に対して、前縁に第2の突条をあてがうようにしたが、付近に熱の悪影響を受け易い部品がなければ、前縁への第2の突条のあてがいは必ずしも必要ではない。また、安全基準をもともと満たしていることから、ランプカバー4の上側板部4bに、開口2bを形成する必要がなく、絶縁板5の取付けがなされなくてもよい。
【0035】
また、ランプケース2や前面部材3は、硬質樹脂の射出成形品であってもよい。もっとも、ランプケース2が絶縁性の樹脂である場合は、開口2b及び絶縁板5を設ける必要性はない。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、種々のプロジェクタに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態であるランプモジュールの前方からの外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態であるランプモジュールの後方からの外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態であるランプモジュールの後方からの外観を分解して示す斜視図である。
【図4】従来のランプモジュールの前方からの外観を示す斜視図である。
【図5】従来のランプモジュールの後方からの外観を示す斜視図である。
【図6】従来のランプモジュールの後方からの外観を分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1 ランプモジュール
2 ランプケース
3 前面部材
3a 出射口
3b 第1の通気口
3c 第2の通気口
3d 第1の突条
3e 第2の突条
4 ランプカバー
4a 主板部
4b 上側板部
4c 下側板部
4d 背板部
5 絶縁板
6 ビス
7 ビス
8 ビス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源ランプを収納したランプケースと、
前記光源ランプからの光の出射口を有し前記ランプケースの前面に取り付けられる前面部材と、
折り曲げられた金属板より成り前記ランプケースの一側面に被せられるランプカバーと、を備えたランプモジュールであって、
前記前面部材は、金属の射出成形品であり、
前記ランプケースは、折り曲げられた金属板より成り、その前記一側面に隣接する二側面の一方に開口が形成され、この開口に絶縁板が被せられ、
前記絶縁板は、前記開口が形成された前記ランプケースの前記側面に前部と後部をビスで締付けされ、
前記ランプカバーは、前記ランプケースの前記一側面に向き合う主板部と、前記ランプケースの前記一側面に隣接する二側面それぞれに重ねられる側板部と、を含み、前記主板部の前縁に前記前面部材からの第1の突条を外側からあてがった状態で、前記側板部をそれぞれが重ねられる前記ランプケースの前記側面の後部にビスで締付けされるランプモジュールにおいて、
前記ランプケースの前記側面への前記ビスによる前記ランプカバーの前記側板部の締付けは、前記側板部の前縁に前記前面部材からの第2の突条を外側からあてがった状態でなされることを特徴とするランプモジュール。
【請求項2】
光源ランプを収納したランプケースと、
前記光源ランプからの光の出射口を有し前記ランプケースの前面に取り付けられる前面部材と、
折り曲げられた金属板より成り前記ランプケースの一側面に被せられるランプカバーと、を備えたランプモジュールであって、
前記ランプカバーは、前記ランプケースの前記一側面に向き合う主板部と、前記ランプケースの前記一側面に隣接する二側面それぞれに重ねられる側板部と、を含み、前記主板部の前縁に前記前面部材からの第1の突条を外側からあてがうとともに、少なくとも一方の前記側板部の前縁に前記前面部材からの第2の突条を外側からあてがった状態で、前記側板部をそれぞれが重ねられる前記ランプケースの前記側面の後部にビスで締付けされることを特徴とするランプモジュール。
【請求項3】
前記前面部材は、金属の射出成形品であることを特徴とする請求項2に記載のランプモジュール。
【請求項4】
前記ランプケースは、折り曲げられた金属板より成ることを特徴とする請求項2又は3に記載のランプモジュール。
【請求項5】
前記ランプケースには、前記ランプカバーの前記側板部が重ねられる前記側面の少なくとも一方に開口が形成され、この開口に絶縁板が被せられていて、
前記絶縁板は、前記開口が形成された前記ランプケースの前記側面に前部と後部をビスで締付けされることを特徴とする請求項4に記載のランプモジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−129370(P2008−129370A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−315094(P2006−315094)
【出願日】平成18年11月22日(2006.11.22)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】