リンパ球活性化遺伝子−3(LAG−3)へ結合するヒト抗体およびその使用
本記載は、高い親和性でLAG−3に特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体、特にヒトモノクローナル抗体を提供する。好ましくは、抗体はヒトLAG−3に結合する。1つの態様において、抗体はヒトおよびサルLAG−3の両方に結合するが、マウスLAG−3に結合しない。本発明は、LAG−3のMHCクラスII分子への結合を阻害することができ、抗原特異的T細胞応答を刺激することができる抗LAG−3抗体を提供する。本発明の抗体をコードする核酸分子、発現ベクター、宿主細胞および本発明の抗体を発現するための方法も提供する。免疫抱合体、二重特異性分子および本発明の抗体を含む医薬組成物も提供する。本記載は、LAG−3を検出するための方法、ならびに本発明の抗LAG−3抗体を使用して免疫応答を刺激して処置するための方法も提供する。抗LAG−3抗体を少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体と共投与する併用療法も提供する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトLAG−3に結合し、少なくとも1つの以下の特性
(a)サルLAG−3に結合する;
(b)マウスLAG−3に結合しない;
(c)LAG−3の主要組織適合性(MHC)クラスII分子への結合を阻害する;および
(d)免疫応答を刺激する
を示す、単離されたヒトモノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項2】
特性(a)、(b)、(c)および(d)の少なくとも2つを示す、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
特性(a)、(b)、(c)および(d)の少なくとも3つを示す、請求項1に記載の抗体。
【請求項4】
特性(a)、(b)、(c)および(d)の全4つを示す、請求項1に記載の抗体。
【請求項5】
抗原特異的T細胞応答におけるインターロイキン−2(IL−2)生成を刺激する、請求項1に記載の抗体。
【請求項6】
抗腫瘍免疫応答を刺激する、請求項1に記載の抗体。
【請求項7】
アミノ酸配列PGHPLAPG(配列番号:76)を含むヒトLAG−3のエピトープに結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項8】
アミノ酸配列HPAPPSSW(配列番号:77)またはPAAPSSWG(配列番号:78)を含むヒトLAG−3のエピトープに結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項9】
1×10−7M以下のKDにてヒトLAG−3に結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項10】
1×10−8M以下のKDにてヒトLAG−3に結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項11】
免疫組織化学により下垂体組織を染色する、請求項1に記載の抗体。
【請求項12】
免疫組織化学により下垂体組織を染色しない、請求項1に記載の抗体。
【請求項13】
ヒトLAG−3への結合に対して参照抗体と交差競合する単離されたヒトモノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該参照抗体が
(a)配列番号:37のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:43のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(b)配列番号:38のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:44のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(c)配列番号:40のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:46のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(d)配列番号:39のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:45のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(e)配列番号:41のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:47のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;または
(f)配列番号:42のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:48のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、抗体またはその抗原結合部分。
【請求項14】
参照抗体が
配列番号:37のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:43のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項13に記載の抗体。
【請求項15】
参照抗体が
配列番号:38のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:44のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項13に記載の抗体。
【請求項16】
参照抗体が
配列番号:40のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:46のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項13に記載の抗体。
【請求項17】
参照抗体が
配列番号:39のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:45のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項13に記載の抗体。
【請求項18】
参照抗体が
配列番号:41のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:47のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項13に記載の抗体。
【請求項19】
参照抗体が
配列番号:42のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:48のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項13に記載の抗体。
【請求項20】
ヒトLAG−3に特異的に結合する、ヒトVH3−20遺伝子、ヒトVH4−34遺伝子、ヒトVH3−33遺伝子もしくはVH1−24遺伝子の産物またはそれ由来である重鎖可変領域を含む、単離されたモノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項21】
ヒトLAG−3に特異的に結合する、ヒトVKL18遺伝子、ヒトVKL6遺伝子もしくはヒトVKA27遺伝子の産物またはそれ由来である軽鎖可変領域を含む、単離されたモノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項22】
ヒトLAG−3に特異的に結合する、
(a)ヒトVH4−34遺伝子の産物またはそれ由来である重鎖可変領域およびヒトVKL6遺伝子の産物またはそれ由来である軽鎖可変領域;
(b)ヒトVH3−33遺伝子の産物またはそれ由来である重鎖可変領域およびヒトVKA27遺伝子の産物またはそれ由来である軽鎖可変領域;
(c)ヒトVH3−20遺伝子の産物またはそれ由来である重鎖可変領域およびヒトVKL18遺伝子の産物またはそれ由来である軽鎖可変領域;
(d)ヒトVH1−24遺伝子の産物またはそれ由来である重鎖可変領域およびヒトVKL6遺伝子の産物またはそれ由来である軽鎖可変領域;または
(e)ヒトVH3−33遺伝子の産物またはそれ由来である重鎖可変領域およびヒトVKL6遺伝子の産物またはそれ由来である軽鎖可変領域;
を含む、単離されたモノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項23】
(a)配列番号:1を含む重鎖可変領域CDR1;
(b)配列番号:7を含む重鎖可変領域CDR2;
(c)配列番号:13を含む重鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号:19を含む軽鎖可変領域CDR1;
(e)配列番号:25を含む軽鎖可変領域CDR2;および
(f)配列番号:31を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項24】
(a)配列番号:2を含む重鎖可変領域CDR1;
(b)配列番号:8を含む重鎖可変領域CDR2;
(c)配列番号:14を含む重鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号:20を含む軽鎖可変領域CDR1;
(e)配列番号:26を含む軽鎖可変領域CDR2;および
(f)配列番号:32を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項25】
(a)配列番号:4を含む重鎖可変領域CDR1;
(b)配列番号:10を含む重鎖可変領域CDR2;
(c)配列番号:16を含む重鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号:22を含む軽鎖可変領域CDR1;
(e)配列番号:28を含む軽鎖可変領域CDR2;および
(f)配列番号:34を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項26】
(a)配列番号:3を含む重鎖可変領域CDR1;
(b)配列番号:9を含む重鎖可変領域CDR2;
(c)GGYを含む重鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号:21を含む軽鎖可変領域CDR1;
(e)配列番号:27を含む軽鎖可変領域CDR2;および
(f)配列番号:33を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項27】
(a)配列番号:5を含む重鎖可変領域CDR1;
(b)配列番号:11を含む重鎖可変領域CDR2;
(c)配列番号:17を含む重鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号:23を含む軽鎖可変領域CDR1;
(e)配列番号:29を含む軽鎖可変領域CDR2;および
(f)配列番号:35を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項28】
(a)配列番号:6を含む重鎖可変領域CDR1;
(b)配列番号:12を含む重鎖可変領域CDR2;
(c)配列番号:18を含む重鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号:24を含む軽鎖可変領域CDR1;
(e)配列番号:30を含む軽鎖可変領域CDR2;および
(f)配列番号:36を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項29】
ヒトLAG−3タンパク質に特異的に結合する、
(a)配列番号:37−42からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:43−48からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
を含む、単離されたモノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項30】
(a)配列番号:37のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:43のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項29に記載の抗体。
【請求項31】
(a)配列番号:38のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:44のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項29に記載の抗体。
【請求項32】
(a)配列番号:40のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:46のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項29に記載の抗体。
【請求項33】
(a)配列番号:39のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:45のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項29に記載の抗体。
【請求項34】
(a)配列番号:41のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:47のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項29に記載の抗体。
【請求項35】
(a)配列番号:42のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:48のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項29に記載の抗体。
【請求項36】
請求項1に記載の抗体またはその抗原結合部分および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項37】
治療剤と結合している請求項1に記載の抗体またはその抗原結合部分を含む免疫抱合体。
【請求項38】
請求項37に記載の免疫抱合体および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項39】
治療剤が細胞毒素である、請求項37に記載の免疫抱合体。
【請求項40】
請求項39に記載の免疫抱合体および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項41】
治療剤が放射性同位体である、請求項37に記載の免疫抱合体。
【請求項42】
請求項41に記載の免疫抱合体および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項43】
請求項1に記載の抗体またはその抗原結合部分をコードする単離された核酸分子。
【請求項44】
請求項43に記載の核酸分子を含む発現ベクター。
【請求項45】
請求項44に記載の発現ベクターを含む宿主細胞。
【請求項46】
請求項45に記載の宿主細胞において抗体を発現させ、宿主細胞から抗体を単離することを含む、抗LAG−3抗体を製造するための方法。
【請求項47】
抗原特異的T細胞応答を刺激するように、T細胞を請求項1に記載の抗体と接触させることを含む、抗原特異的T細胞応答を刺激する方法。
【請求項48】
抗原特異的T細胞によるインターロイキン−2生成が刺激される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
対象における免疫応答を刺激するように、請求項1に記載の抗体を対象に投与することを含む、対象における免疫応答を刺激する方法。
【請求項50】
対象が腫瘍を有する対象であり、腫瘍に対する免疫応答を刺激する、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
対象がウイルスを有する対象であり、ウイルスに対する免疫応答を刺激する、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
腫瘍の増殖を対象において阻害するように、請求項1に記載の抗体を対象に投与することを含む、対象における腫瘍細胞の増殖を阻害するための方法。
【請求項53】
ウイルス感染を対象において処置するように、請求項1に記載の抗体を対象に投与することを含む、対象におけるウイルス感染を処置するための方法。
【請求項54】
対象における免疫応答を刺激するように、抗LAG−3抗体および少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体を対象に投与することを含む、対象における免疫応答を刺激する方法。
【請求項55】
少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体が抗PD−1抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体が抗PD−L1抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体が抗CTLA−4抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項58】
抗LAG−3抗体がヒト抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項59】
抗LAG−3抗体がキメラまたはヒト化抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項60】
少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体がヒト抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項61】
少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体がキメラまたはヒト化抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項62】
(a)(i)配列番号:1−6からなる群から選択されるCDR1配列、配列番号:7−12からなる群から選択されるCDR2配列、および/もしくは配列番号:13−14、GGYおよび16−18からなる群から選択されるCDR3配列を含む重鎖可変領域抗体配列;ならびに/または(ii)配列番号:19−24からなる群から選択されるCDR1配列、配列番号:25−30からなる群から選択されるCDR2配列、および/もしくは配列番号:31−36からなる群から選択されるCDR3配列を含む軽鎖可変領域抗体配列を提供し;
(b)重鎖可変領域抗体配列および/または軽鎖可変領域抗体配列内の少なくとも1個のアミノ酸残基を改変して、少なくとも1個が改変された抗体配列を創造し;そして
(c)タンパク質として改変された抗体配列を発現する
ことを含む、抗LAG−3抗体を製造するための方法。
【請求項1】
ヒトLAG−3に結合し、少なくとも1つの以下の特性
(a)サルLAG−3に結合する;
(b)マウスLAG−3に結合しない;
(c)LAG−3の主要組織適合性(MHC)クラスII分子への結合を阻害する;および
(d)免疫応答を刺激する
を示す、単離されたヒトモノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項2】
特性(a)、(b)、(c)および(d)の少なくとも2つを示す、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
特性(a)、(b)、(c)および(d)の少なくとも3つを示す、請求項1に記載の抗体。
【請求項4】
特性(a)、(b)、(c)および(d)の全4つを示す、請求項1に記載の抗体。
【請求項5】
抗原特異的T細胞応答におけるインターロイキン−2(IL−2)生成を刺激する、請求項1に記載の抗体。
【請求項6】
抗腫瘍免疫応答を刺激する、請求項1に記載の抗体。
【請求項7】
アミノ酸配列PGHPLAPG(配列番号:76)を含むヒトLAG−3のエピトープに結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項8】
アミノ酸配列HPAPPSSW(配列番号:77)またはPAAPSSWG(配列番号:78)を含むヒトLAG−3のエピトープに結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項9】
1×10−7M以下のKDにてヒトLAG−3に結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項10】
1×10−8M以下のKDにてヒトLAG−3に結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項11】
免疫組織化学により下垂体組織を染色する、請求項1に記載の抗体。
【請求項12】
免疫組織化学により下垂体組織を染色しない、請求項1に記載の抗体。
【請求項13】
ヒトLAG−3への結合に対して参照抗体と交差競合する単離されたヒトモノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該参照抗体が
(a)配列番号:37のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:43のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(b)配列番号:38のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:44のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(c)配列番号:40のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:46のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(d)配列番号:39のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:45のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(e)配列番号:41のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:47のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;または
(f)配列番号:42のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:48のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、抗体またはその抗原結合部分。
【請求項14】
参照抗体が
配列番号:37のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:43のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項13に記載の抗体。
【請求項15】
参照抗体が
配列番号:38のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:44のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項13に記載の抗体。
【請求項16】
参照抗体が
配列番号:40のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:46のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項13に記載の抗体。
【請求項17】
参照抗体が
配列番号:39のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:45のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項13に記載の抗体。
【請求項18】
参照抗体が
配列番号:41のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:47のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項13に記載の抗体。
【請求項19】
参照抗体が
配列番号:42のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号:48のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項13に記載の抗体。
【請求項20】
ヒトLAG−3に特異的に結合する、ヒトVH3−20遺伝子、ヒトVH4−34遺伝子、ヒトVH3−33遺伝子もしくはVH1−24遺伝子の産物またはそれ由来である重鎖可変領域を含む、単離されたモノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項21】
ヒトLAG−3に特異的に結合する、ヒトVKL18遺伝子、ヒトVKL6遺伝子もしくはヒトVKA27遺伝子の産物またはそれ由来である軽鎖可変領域を含む、単離されたモノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項22】
ヒトLAG−3に特異的に結合する、
(a)ヒトVH4−34遺伝子の産物またはそれ由来である重鎖可変領域およびヒトVKL6遺伝子の産物またはそれ由来である軽鎖可変領域;
(b)ヒトVH3−33遺伝子の産物またはそれ由来である重鎖可変領域およびヒトVKA27遺伝子の産物またはそれ由来である軽鎖可変領域;
(c)ヒトVH3−20遺伝子の産物またはそれ由来である重鎖可変領域およびヒトVKL18遺伝子の産物またはそれ由来である軽鎖可変領域;
(d)ヒトVH1−24遺伝子の産物またはそれ由来である重鎖可変領域およびヒトVKL6遺伝子の産物またはそれ由来である軽鎖可変領域;または
(e)ヒトVH3−33遺伝子の産物またはそれ由来である重鎖可変領域およびヒトVKL6遺伝子の産物またはそれ由来である軽鎖可変領域;
を含む、単離されたモノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項23】
(a)配列番号:1を含む重鎖可変領域CDR1;
(b)配列番号:7を含む重鎖可変領域CDR2;
(c)配列番号:13を含む重鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号:19を含む軽鎖可変領域CDR1;
(e)配列番号:25を含む軽鎖可変領域CDR2;および
(f)配列番号:31を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項24】
(a)配列番号:2を含む重鎖可変領域CDR1;
(b)配列番号:8を含む重鎖可変領域CDR2;
(c)配列番号:14を含む重鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号:20を含む軽鎖可変領域CDR1;
(e)配列番号:26を含む軽鎖可変領域CDR2;および
(f)配列番号:32を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項25】
(a)配列番号:4を含む重鎖可変領域CDR1;
(b)配列番号:10を含む重鎖可変領域CDR2;
(c)配列番号:16を含む重鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号:22を含む軽鎖可変領域CDR1;
(e)配列番号:28を含む軽鎖可変領域CDR2;および
(f)配列番号:34を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項26】
(a)配列番号:3を含む重鎖可変領域CDR1;
(b)配列番号:9を含む重鎖可変領域CDR2;
(c)GGYを含む重鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号:21を含む軽鎖可変領域CDR1;
(e)配列番号:27を含む軽鎖可変領域CDR2;および
(f)配列番号:33を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項27】
(a)配列番号:5を含む重鎖可変領域CDR1;
(b)配列番号:11を含む重鎖可変領域CDR2;
(c)配列番号:17を含む重鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号:23を含む軽鎖可変領域CDR1;
(e)配列番号:29を含む軽鎖可変領域CDR2;および
(f)配列番号:35を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項28】
(a)配列番号:6を含む重鎖可変領域CDR1;
(b)配列番号:12を含む重鎖可変領域CDR2;
(c)配列番号:18を含む重鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号:24を含む軽鎖可変領域CDR1;
(e)配列番号:30を含む軽鎖可変領域CDR2;および
(f)配列番号:36を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項29】
ヒトLAG−3タンパク質に特異的に結合する、
(a)配列番号:37−42からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:43−48からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
を含む、単離されたモノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項30】
(a)配列番号:37のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:43のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項29に記載の抗体。
【請求項31】
(a)配列番号:38のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:44のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項29に記載の抗体。
【請求項32】
(a)配列番号:40のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:46のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項29に記載の抗体。
【請求項33】
(a)配列番号:39のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:45のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項29に記載の抗体。
【請求項34】
(a)配列番号:41のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:47のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項29に記載の抗体。
【請求項35】
(a)配列番号:42のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域;および
(b)配列番号:48のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項29に記載の抗体。
【請求項36】
請求項1に記載の抗体またはその抗原結合部分および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項37】
治療剤と結合している請求項1に記載の抗体またはその抗原結合部分を含む免疫抱合体。
【請求項38】
請求項37に記載の免疫抱合体および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項39】
治療剤が細胞毒素である、請求項37に記載の免疫抱合体。
【請求項40】
請求項39に記載の免疫抱合体および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項41】
治療剤が放射性同位体である、請求項37に記載の免疫抱合体。
【請求項42】
請求項41に記載の免疫抱合体および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項43】
請求項1に記載の抗体またはその抗原結合部分をコードする単離された核酸分子。
【請求項44】
請求項43に記載の核酸分子を含む発現ベクター。
【請求項45】
請求項44に記載の発現ベクターを含む宿主細胞。
【請求項46】
請求項45に記載の宿主細胞において抗体を発現させ、宿主細胞から抗体を単離することを含む、抗LAG−3抗体を製造するための方法。
【請求項47】
抗原特異的T細胞応答を刺激するように、T細胞を請求項1に記載の抗体と接触させることを含む、抗原特異的T細胞応答を刺激する方法。
【請求項48】
抗原特異的T細胞によるインターロイキン−2生成が刺激される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
対象における免疫応答を刺激するように、請求項1に記載の抗体を対象に投与することを含む、対象における免疫応答を刺激する方法。
【請求項50】
対象が腫瘍を有する対象であり、腫瘍に対する免疫応答を刺激する、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
対象がウイルスを有する対象であり、ウイルスに対する免疫応答を刺激する、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
腫瘍の増殖を対象において阻害するように、請求項1に記載の抗体を対象に投与することを含む、対象における腫瘍細胞の増殖を阻害するための方法。
【請求項53】
ウイルス感染を対象において処置するように、請求項1に記載の抗体を対象に投与することを含む、対象におけるウイルス感染を処置するための方法。
【請求項54】
対象における免疫応答を刺激するように、抗LAG−3抗体および少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体を対象に投与することを含む、対象における免疫応答を刺激する方法。
【請求項55】
少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体が抗PD−1抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体が抗PD−L1抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体が抗CTLA−4抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項58】
抗LAG−3抗体がヒト抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項59】
抗LAG−3抗体がキメラまたはヒト化抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項60】
少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体がヒト抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項61】
少なくとも1つのさらなる免疫刺激抗体がキメラまたはヒト化抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項62】
(a)(i)配列番号:1−6からなる群から選択されるCDR1配列、配列番号:7−12からなる群から選択されるCDR2配列、および/もしくは配列番号:13−14、GGYおよび16−18からなる群から選択されるCDR3配列を含む重鎖可変領域抗体配列;ならびに/または(ii)配列番号:19−24からなる群から選択されるCDR1配列、配列番号:25−30からなる群から選択されるCDR2配列、および/もしくは配列番号:31−36からなる群から選択されるCDR3配列を含む軽鎖可変領域抗体配列を提供し;
(b)重鎖可変領域抗体配列および/または軽鎖可変領域抗体配列内の少なくとも1個のアミノ酸残基を改変して、少なくとも1個が改変された抗体配列を創造し;そして
(c)タンパク質として改変された抗体配列を発現する
ことを含む、抗LAG−3抗体を製造するための方法。
【図1A】
【図1B】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図1B】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公表番号】特表2012−500006(P2012−500006A)
【公表日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−523095(P2011−523095)
【出願日】平成21年8月11日(2009.8.11)
【国際出願番号】PCT/US2009/053405
【国際公開番号】WO2010/019570
【国際公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【出願人】(506199879)メダレックス インコーポレーティッド (30)
【氏名又は名称原語表記】MEDAREX, INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年8月11日(2009.8.11)
【国際出願番号】PCT/US2009/053405
【国際公開番号】WO2010/019570
【国際公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【出願人】(506199879)メダレックス インコーポレーティッド (30)
【氏名又は名称原語表記】MEDAREX, INC.
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]