説明

ルーフレールの取り付け構造及びルーフレールの取り付け方法

【課題】 仮止めする必要がなく取り付け作業性を向上することができるルーフレールの取り付け構造を提供することを目的とする。
【解決手段】 車両のルーフ部2に取り付けられるルーフレール3の取り付け構造であって、前記ルーフレール3は、レールバー4と、該レールバー4の端部に連結されて前記ルーフ部2に固定される前部取り付け部材5及び後部取り付け部材と、前記レールバー4と前部取り付け部材5及び後部取り付け部材との連結部に介在される各キャップ部材とを有し、前記キャップ部材8は連結される前部取り付け部材5の端部17に外側から嵌合されると共に、レールバー4の端部に内側から嵌合され、前記キャップ部材8には、前記レールバー4と係合する第1係合部20が設けられると共に、各取り付け部材5と係合する第2係合部22が設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両のルーフ部に取り付けられるルーフレールの取り付け構造及びルーフレールの取り付け方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両の中にはルーフ部に荷台等を装着するために、ルーフ部の両側部付近に前後方向にわたってルーフレールを設けたものがある(特許文献1参照)。このルーフレールは通常分割構造となっており、前後の取り付け部材とこれらを結ぶレールバー及びレールバーの中央部に設ける取り付け部材とで構成されている。
【特許文献1】特開2002−370583号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ルーフレールを車両のルーフ部に取り付けるために、取り付け部材を介してレールバーを取り付ける場合に、前後の取り付け部材をルーフ部に仮固定した状態でこれら前後の取り付け部材にレールバーを固定し、その後前後の取り付け部材をルーフ部に強固に固定する必要があり、組み付け作業に時間がかかるという問題がある。
【0004】
そこで、この発明は、仮止めする必要がなく取り付け作業性を向上することができるルーフレールの取り付け構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、車両(例えば、実施形態における車両1)のルーフ部(例えば、実施形態におけるルーフ部2)に取り付けられるルーフレール(例えば、実施形態におけるルーフレール3)の取り付け構造であって、前記ルーフレールは、レールバー(例えば、実施形態におけるレールバー4)と、該レールバーの端部に連結されて前記ルーフ部に固定される取り付け部材(例えば、実施形態における前部取り付け部材5、後部取り付け部材6)と、前記レールバーと前記取り付け部材との連結部に介在されるキャップ部材(例えば、実施形態におけるキャップ部材8,9)とを有し、前記キャップ部材は連結される前記レールバーまたは前記取り付け部材の端部のうちの一方(例えば、実施形態における前部取り付け部材5、後部取り付け部材6)の端部(例えば、実施形態における端部17)に外側から嵌合されると共に、他方(例えば、実施形態におけるレールバー4)の端部に内側から嵌合され、前記キャップ部材には、前記レールバーと係合する第1係合部(例えば、実施形態における第1係合部20)が設けられると共に、前記取り付け部材と係合する第2係合部(例えば、実施形態における第2係合部22)が設けられることを特徴とする。
このように構成することで、キャップ部材によってレールバーと取り付け部材とを予め連結した後、取り付け部材及びレールバーが一体となったものをルーフ部に組み付けて固定することが可能となる。
【0006】
請求項2に記載した発明は、前記キャップ部材及び前記一方の端部は、前記第1係合部及び第2係合部より前記一方の端部の先端側の部分(例えば、実施形態におけるキャップ部材差し込み代C、レールバー差し込み代R)が長く形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、レールバーと取り付け部材との連結部において、第1係合部及び第2係合部よりも先端側に長い嵌合部を形成することが可能となる。
【0007】
請求項3に記載した発明は、前記キャップ部材の第1係合部及び第2係合部は、前記レールバーと前記取り付け部材との連結方向において、ほぼ同位置に設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、キャップ部材と、レールバー及び取り付け部材との係合位置をほぼ同一にすることによって、各係合位置の間で不要なモーメントが発生することを防止できる。
【0008】
請求項4に記載した発明は、前記他方の端部に係合する前記第1係合部または第2係合部は、前記レールバーと前記取り付け部材との連結部の下側に設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、第1係合部と第2係合部の被係合部が、連結部において外側となる他方の端部の下側に形成されることとなる。
【0009】
請求項5に記載した方法発明は、車両のルーフ部に取り付けられるルーフレールの取り付け方法であって、前記ルーフレールは、レールバーと、該レールバーの端部に連結されて前記ルーフ部に固定される取り付け部材と、前記レールバーと前記取り付け部材との連結部に介在されるキャップ部材とを有し、前記キャップ部材には、前記レールバーと係合する第1係合部が設けられると共に、前記取り付け部材と係合する第2係合部が設けられ、前記キャップ部材を、連結される前記レールバーまたは前記取り付け部材の端部のうち、一方の端部に外側から嵌合した後に前記一方の端部と共に他方の端部の内側に嵌合することによって、前記レールバーと前記取り付け部材とを予め連結し、前記取り付け部材を前記ルーフ部に固定することによって、前記ルーフレールを前記ルーフ部に取り付けることを特徴とする。
このように構成することで、取り付け部材をルーフ部に仮止めする必要がなくなる。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載した発明によれば、キャップ部材によってレールバーと取り付け部材とを予め連結した後、取り付け部材及びレールバーが一体となったものをルーフ部に組み付けて固定することが可能となるため、取り付け部材を仮止めする必要がなく取り付け作業性を向上することができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、レールバーと取り付け部材との連結部において、第1係合部及び第2係合部よりも先端側に長い嵌合部を形成することが可能となるため、嵌合強度を高め、レールバーと取り付け部材との連結状態を適切に保つことができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、キャップ部材と、レールバー及び取り付け部材との係合位置をほぼ同一にすることによって、各係合位置の間で不要なモーメントが発生することを防止できるため、レバーと取り付け部材との連結状態を適切に保つことができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、第1係合部と第2係合部の被係合部が、連結部において外側となる他方の端部の下側に形成されることとなるため、外側から目に付くことはなく外観品質を高めることができる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、取り付け部材をルーフ部に仮止めする必要がなくなるため、取り付け作業性を向上することができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、自動車の車両1のルーフ部2側部には、前後方向に沿ってルーフレール3,3が取り付けられている。このルーフレール3は、荷台を固定する等してルーフ部2に荷積みスペースを確保するために取り付けられるものである。尚、以下の説明では左側のルーフレール3についてのみ説明し左右勝手反対である以外は左側のルーフレール3と同様の構成である右側のルーフレール3について説明は省略する。
ルーフレール3は、例えば、アルミニウム製のレールバー(他方の端部)4と、レールバー4の前部と後部の端部に連結されてルーフ部2に固定される、例えば、亜鉛合金ダイキャスト製の前部取り付け部材(一方の端部)5と後部取り付け部材6、及びレールバー4の前後方向中央部に連結されてルーフ部2に固定される亜鉛合金ダイキャスト製の中央部取り付け部材7とを備えている。
【0012】
図4、図5に示すように、前部取り付け部材5とレールバー4との連結部にはキャップ部材8が介在され、後部取り付け部材6とレールバー4との連結部にはキャップ部材9が介在している。具体的には、前側のキャップ部材8は連結される前部取り付け部材5の端部に外側から嵌合され、このキャップ部材8は連結されるレールバー4の前端部の内側に嵌合されている。同様に、後側のキャップ部材9は連結される後部取り付け部材6の端部に外側から嵌合され、このキャップ部材9は連結されるレールバー4の後端部の内側に嵌合されている。尚、レールバー4と前部取り付け部材5、レールバー4と後部取り付け部材6の取り付け部分は同様の構成であるので、以下の説明では前部取り付け部材5とレールバー4との連結部についてのみ説明する。
【0013】
図4に示すように、前部取り付け部材5は、ルーフ部2にボルト10、ナット11(この取り付け態様に限られない)により固定される取り付け部材本体12とこの取り付け部材本体12を覆うカバー13とで構成されている。尚、取り付け部材本体12にはリブ14が形成され、このリブ14の外側にカバー13が配置され、カバー13の端部が前記リブ14の端部に段差部15により係止するようにして覆うものである。
取り付け部材本体12にはボルト10、ナット11を介してルーフ部2に固定される取り付け座16が形成されている。取り付け部材本体12にはルーフ部2から離れて後方に延びる棒状の端部17が前部取り付け部材5の端部として連続形成されている。
【0014】
図6、図7に示すように、端部17は先端面の周囲に、キャップ部材8を外側から嵌合しやすいように面取り部18を備えている。図6に示すように、端部17の下面には四角形状の凹部19が形成されていて、この凹部19内がキャップ部材8に設けた第1係合部20の変形許容空間として構成されている。また、図7に示すように、端部17の上面にはキャップ部材8に設けた第2係合部22が係合する被係合部23が四角形状に凹設されている。
【0015】
図8、図9に示すように、キャップ部材8は電触錆を防ぐために樹脂製で車両幅方向の内側にやや傾斜した上壁24を備えた筒状部材であって、前部取り付け部材5側の下縁にはレールバー4の端部に当接されるストッパ部25が形成され、このストッパ部25は前部取り付け部材5の取り付け部材本体12の端部17を突出させる基面26(カバー13が覆っていない部分)に当接すると共にルーフ部2上面に当接されるものである。また、キャップ部材8の前部取り付け部材5側の端部外周面にはレールバー4の嵌合方向に向かう凸部27が各面に設けられ、この凸部27によりある程度の圧力をもってキャップ部材8をレールバー4の内側に嵌合させるようになっている。ここで、凸部27のレールバー4受け入れ側は半球状に形成されレールバー4の嵌合作業がスムーズに行えるようになっている。
【0016】
図8、図10に示すように、キャップ部材8の上壁24の車両前後方向前寄りに車両後部に向かって開くコの字状の上部切欠部28が形成され、この上部切欠部28により囲まれた部分が車両後部側を支点29にし弾性的に変形する第2係合部22として構成されている。したがって、キャップ部材8の車両後方側の先端部は第1係合部20及び第2係合部22の形成位置よりも後方に向かって長く形成された嵌合のためのキャップ部材差し込み代(先端側の部分)Cを備えることとなる。第2係合部22はキャップ部材8の内部に車両後部側に向かうほど厚さが増加する爪30を備え、この爪30が前部取り付け部材5の端部17の上面に形成された被係合部23に弾性的に係合して、キャップ部材8が前部取り付け部材5から車両後方へ抜けるのを防止している。
【0017】
図9、図11に示すように、キャップ部材8の下壁には車両前後方向前寄りに車両前部に向かって開くコの字状の下部切欠部31が形成され、この下部切欠部31により囲まれた部分が車両前側部を支点32にし弾性的に変形する第1係合部20として構成され、この第1切欠部20が第2係合部22に対してキャップ部材8とレールバー4との連結方向においてほぼ同位置に設けられている。第1係合部20はキャップ部材8の外側(下側)に車両前部側に向かうほど厚さが増加する爪33を備え、この爪33がレールバー4の下壁に形成された被係合孔34に弾性的に係合して、レールバー4が前部取り付け部材5に装着されたキャップ部材8から車両後方へ抜けるのを防止している。
【0018】
レールバー4は、キャップ部材8を外側から覆うようにして前部取り付け部材5の端部17に装着されるものであって、上部及び両側部側は取り付け部材本体12を覆うカバー13に面一になり、下部側はルーフ部2に整合する部材である。具体的には、レールバー4の上部及び両側部はカバー13の段差部15をなくして面一になるようにキャップ部材8の外側から嵌合され、レールバー4の下部はキャップ部材8のストッパ部25に当接するものである。そして、図12に示すように、レールバー4の下壁にはキャップ部材8の第1係合部20の爪33が係合する被係合孔34が形成されている。したがって、端部17の車両後方側の先端部は第1係合部20及び第2係合部22の形成位置よりも後方に向かって長く形成された嵌合のためのレールバー差し込み代(端部17の先端側の部分)Rを備えることとなる。
【0019】
レールバー4の前後方向略中央部には、図2に示すように開閉可能な蓋部35が形成され、この内部に中央部取り付け部材7に対する取り付け座36が形成され、予めルーフ部2に固定された中央部取り付け部材7にボルト37、ナット38(この取り付け態様に限られない)で固定されるようになっている。尚、この中央部取り付け部材7はルーフ部2に固定されるものである。
【0020】
次に、ルーフレール3の取り付け方法について説明する。
先ず、前部取り付け部材5の端部17の外側からキャップ部材8を嵌合して装着し、キャップ部材8の第2係合部22の爪30を端部17の被係合部23に係合させる。これと同様に、後部取り付け部材6の端部17にも外側からキャップ部材9を嵌合して装着し、キャップ部材9の第2係合部22の爪30を端部17の被係合部23に係合させる。
そして、キャップ部材8が取り付けられた端部17をレールバー4の前端の内側に嵌合し、キャップ部材8の第1係合部20の爪33をレールバーの被係合孔34に係合させる。これと同様に、キャップ部材9が取り付けられた端部17をレールバー4の後端の内側に嵌合し、キャップ部材9の第1係合部20の爪33をレールバーの被係合孔34に係合させる。
【0021】
そして、前部取り付け部材5をルーフ部2にボルト10、ナット11により固定すると共に、後部取り付け部材6をルーフ部2にボルト10、ナット11により固定し、予めルーフ部2に取り付けられた中央部取り付け部材7をレールバー4の蓋部35を開いてボルト37、ナット38によりレールバー4に固定して、ルーフレール3をルーフ部2に取り付ける。
【0022】
上記実施形態によれば、キャップ部材8,9を介してレールバー4に前部取り付け部材5及び後部取り付け部材6を予め連結した後、これら前部取り付け部材5、レールバー4及び後部取り付け部材6が一体となったものをルーフ部2に組み付けて固定することが可能となるため、前部取り付け部材5及び後部取り付け部材6をルーフ部2に対して仮止めする必要がなく取り付け作業性を向上することができる。
【0023】
また、前部取り付け部材5とレールバー4との連結部において、キャップ部材8の車両後方側の先端部は、第1係合部20及び第2係合部22の形成位置よりも後方に向かって長く形成された嵌合のためのキャップ部材差し込み代Cを備えていると共に、端部17の車両後方側の先端部は、第1係合部20及び第2係合部22の形成位置よりも後方に向かって長く形成された嵌合のためのレールバー差し込み代Rを備えているため、嵌合強度を高め、レールバー4と前部取り付け部材5及び後部取り付け部材6との連結状態を適切に保つことができる。
【0024】
そして、キャップ部材8の下壁には車両前後方向前寄りに車両前部に向かって開くコの字状の下部切欠部31が形成され、この下部切欠部31により囲まれた部分が車両前側部を支点32にし弾性的に変形する第1係合部20として構成され、この第1係合部20が第2係合部22に対してキャップ部材8とレールバー4との連結方向においてほぼ同位置に設けられている。
よって、キャップ部材8と、レールバー4及び前部、後部取り付け部材5,6との係合位置をほぼ同一にすることによって、各係合位置の間で不要なモーメントが発生することを防止できるため、レールバー4と前部、後部取り付け部材5,6との連結状態を適切に保つことができる。
そして、キャップ部材8の第1係合部20の爪33が係合する被係合孔34は、キャップ部材8と前部、後部取り付け部5,6の連結部の下側に位置するレールバー4の下壁に形成されているため、外側から目に付くことはなく外観品質を高めることができる。
【0025】
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、後部取り付け部材6は前部取り付け部材5と同様の形状としたが、異なる形状のものとできることは勿論である。また、前部取り付け部材5や後部取り付け部材6の方に端部17を設けた場合について説明したが、レールバー4側に端部17を設け、前部取り付け部材5や後部取り付け部材6の方にこの端部17の外側に嵌合されたキャップ部材8,9を内側に受け入れる嵌合孔を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】この発明の実施形態の車両の斜視図である。
【図2】この発明の実施形態に係るルーフレールの斜視図である。
【図3】図2の分解側面図である。
【図4】前部取り付け部材の縦断面図である。
【図5】後部取り付け部材の縦断面図である。
【図6】前部取り付け部材の要部を下面側から見た斜視図である。
【図7】前部取り付け部材の要部を上面側から見た斜視図である。
【図8】キャップ部材を上側から見た斜視図である。
【図9】キャップ部材を下側から見た斜視図である。
【図10】キャップ部材装着状態での前部取り付け部材の要部上面斜視図である。
【図11】キャップ部材装着状態での前部取り付け部材の要部下面斜視図である。
【図12】レールバーと前部取り付け部材の連結部を下側から見た斜視図である。
【符号の説明】
【0027】
1 車両
2 ルーフ部
3 ルーフレール
4 レールバー(他方の端部)
5 前部取り付け部材(取り付け部材、一方の端部)
6 後部取り付け部材(取り付け部材)
8 キャップ部材
9 キャップ部材
20 第1係合部
22 第2係合部
C キャップ部材差し込み代(先端側の部分)
R レールバー差し込み代(先端側の部分)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のルーフ部に取り付けられるルーフレールの取り付け構造であって、前記ルーフレールは、レールバーと、該レールバーの端部に連結されて前記ルーフ部に固定される取り付け部材と、前記レールバーと前記取り付け部材との連結部に介在されるキャップ部材とを有し、前記キャップ部材は連結される前記レールバーまたは前記取り付け部材の端部のうちの一方の端部に外側から嵌合されると共に、他方の端部に内側から嵌合され、前記キャップ部材には、前記レールバーと係合する第1係合部が設けられると共に、前記取り付け部材と係合する第2係合部が設けられることを特徴とするルーフレールの取り付け構造。
【請求項2】
前記キャップ部材及び前記一方の端部は、前記第1係合部及び第2係合部より前記一方の端部の先端側の部分が長く形成されていることを特徴とする請求項1記載のルーフレールの取り付け構造。
【請求項3】
前記キャップ部材の第1係合部及び第2係合部は、前記レールバーと前記取り付け部材との連結方向において、ほぼ同位置に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のルーフレールの取り付け構造。
【請求項4】
前記他方の端部に係合する前記第1係合部または第2係合部は、前記レールバーと前記取り付け部材との連結部の下側に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のルーフレールの取り付け構造。
【請求項5】
車両のルーフ部に取り付けられるルーフレールの取り付け方法であって、前記ルーフレールは、レールバーと、該レールバーの端部に連結されて前記ルーフ部に固定される取り付け部材と、前記レールバーと前記取り付け部材との連結部に介在されるキャップ部材とを有し、前記キャップ部材には、前記レールバーと係合する第1係合部が設けられると共に、前記取り付け部材と係合する第2係合部が設けられ、前記キャップ部材を、連結される前記レールバーまたは前記取り付け部材の端部のうち、一方の端部に外側から嵌合した後に前記一方の端部と共に他方の端部の内側に嵌合することによって、前記レールバーと前記取り付け部材とを予め連結し、前記取り付け部材を前記ルーフ部に固定することによって、前記ルーフレールを前記ルーフ部に取り付けることを特徴とするルーフレールの取り付け方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−106241(P2007−106241A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−298785(P2005−298785)
【出願日】平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】